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名無し
19/03/06 22:15(更新日時)

僕は、自分がいつからこの世界に存在していたのか覚えていない。気付けば何気ない日常を繰り返していて、あっという間に12年の歳月が流れていた。

子供は皆、お母さんのお腹の中から産まれてくるのだそうだ。でも、僕の母親はそれを頑なに否定する。しかし自分が僕の母親であることには変わりようないそうだ。僕はこの撞着した意見に、一種の不信感を拭えなかった。

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No.2810514 19/03/06 21:03(スレ作成日時)

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No.1 19/03/06 21:33
名無し0 

「こら幸夫、また好き嫌いして…ちゃんとトウモロコシ食べなさいよ」

コロッケの中から爪楊枝でトウモロコシのみをむしり出す僕に、母親はこう言った。

「そんなこと言ったってさ、どうして野菜コロッケなんて買ってくるのさ。他にも牛肉コロッケとかあるじゃんよ。僕がトウモロコシ嫌いなのを知ってての行い?嫌がらせなの?」

いささか不機嫌そうに顔をしかめた僕とは対称的に、母親はなぜか、僕の怒気に満ちた表情を見るのがさも楽しそうに答えた。

「それはね、幸夫くん、君の健康のことを考えての行いなのだよ。好き嫌いしてたら丈夫に育たないよ? 愛情、愛情なのよ。私の幸夫に対する、愛情から生じる行いなのだ。これも私が母親だからこそ出来る所業だわね。」



No.2 19/03/06 22:13
名無し 

>> 1 僕は、仮に愛情というのものが嫌いな価値観の押し付けだとしたら、愛情なんて真っ平だと思った。

「なんだよ、母親母親って連呼するけどさ、僕はお母さんが腹を痛めた子じゃないんでしょ?じゃあ僕はお母さんの子供じゃないじゃん。ただ寛子って名のおばさんだよ」

「あーあー、あんたって本当子供ね」

「そうだよ、子供だよ」

幸夫はムッとしながらも泰然を装い、寛子の目をまじまじと見つめた。

「あなたにはお父さんがいないの。お父さんがいなくて、どうして子供が生めましょう。昔、ヘブライの地にいたマグダラのマリアって女性は父親が居ずとも子供を生んだわ。いや、子供じゃない。神様ね受胎告知。。神様だからこれは例外よ。」

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