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機動戦士HONOガンダム Ζ編

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自由人
17/09/10 20:38(更新日時)

ナレーション
人類が初めて経験した宇宙での大規模な戦争。連邦とUTX歌公国の戦いであった。そこで活躍したのは人型の機動兵器モビルスーツであった。あれから四年、人々の間に宇宙に住むスペースノイドと地球に住む者たちの確執は広がりつつあった。人々の魂は地球の重力にまだ引かれていた……

物語の舞台は主に『Ζガンダム』ですが前作未解決の『ガンダム0083』後半、他は『SEED Destiny』『ガンダム00』二期が絡む予定。
『AGE』は相変わらずフリット・アスノが連邦を指揮するもティターンズやアロウズの台頭を許し閑職に追いやられながらにこ(刹那)を支援。
ヴェイガンおよび『鉄血のオルフェンズ』鉄華団については未定。

穂乃果たちはグリーンオアシスと名を変えたサイド7で再び学生として、凛と花陽はなぜかネオチャイナコロニー。
希はこころたちを引き取りスピリチュアル占い師としてブレイクしている。
にこはソレスタルビーイング壊滅により孤独に戦うが後に新生ソレスタルビーイングに合流の予定。
絵里は亜里沙を穂乃果の家の穂むらに預けた後に行方不明……。

果たして再びu’s結成はなるか。
※アムロに聞こえる謎の声は『ガンダム00』を見た人はわかりますよね?

No.2497068 17/07/08 15:46(スレ作成日時)

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No.51 17/08/11 18:54
自由人 

第七話 もうひとつの再会 強襲メッサーラ!2

ブライト『こちらテンプテーション!救援を求む!』

穂乃果「ブラちゃん!?」

カミーユ「ブライト大尉だ」

シャア「もと木馬、いやホワイトベースの艦長か。いかんふたりとも先行するな」

二機のMK2を先行させまいとシャアの百式、アポリーやロベルトのリックディアスが向かう。閃く穂乃果。

穂乃果「よし!ここはノゾミディアスに乗る海未ちゃんを前に」

ことり「リックディアスだよ」

海未「なぜ私なんですか!?」

穂乃果「ま、MK2には百式やリックディアスに使われているがんだりうむ合金じゃないし」

ことり「ということで海未ちゃんが前に出てみんなの盾にだね♪」

シャアの百式たちと共に海未のリックディアスもビームやバズーカを放つ。
しかし敵は見たこともない新型機だった。

ほのことうみ「モビルアーマー!?」

トーレス『過去のデータにない新型と思われます!』

テンプテーションを追っていたのは木星から地球圏に戻ってきたパプティマス・シロッコそして彼が設計製作した可変MAメッサーラである。

シロッコ「なんだ!?このプレッシャーは」

シロッコはメッサーラのメガ粒子砲を放ちエマのリックディアスを掠める。

エマ「なんて威力!?」

カミーユ「エマさん危険だ」

メッサーラのパワー、スピードそして変形しミサイルを放ち七機のエゥーゴの機体を襲う!

穂乃果「海未ちゃんを盾に!!」

ことり「盾に!」

海未「いやです!」

クレイバズーカを放つ海未のリックディアスが偶然の一発を放ちメッサーラの肩に当たる!

シロッコ「なに」

海未「アホ乃果のせいなのに」

その頃、地球の秋葉原ではなく静岡県のとある高校では……。

千歌「あほヨハネちゃん?」

善子「ば、バカ千歌に言われたくありません!誰があほヨハネですか」

穂乃果「?誰か呼んだ?」

シャア「戦闘中だぞ!」

慌て穂乃果は戦闘に戻るがメッサーラは再びMAに戻り引き上げていく。

海未「やりましたの」

カミーユ「さすが師範代」

テンプテーションはエゥーゴの機体に保護されブライト、穂乃果たちの家族にそしてファたちは保護された。

No.52 17/08/12 04:18
自由人 

第七話 もうひとつの再会 強襲メッサーラ!3

テンプテーションに乗っていた穂乃果たち家族に亜里沙、そしてファだった。

ファ「カミーユ!?カミーユ!」

カミーユ「ファ!?なんで」

彼女から聞いた事情によると穂乃果たちやカミーユの関係者はティターンズに捕らえられそうになったところを海未やことりの母たちが助けブライトによりシャトルに乗ることができ脱出できたという。

シャア「グリーンオアシスが既にそんなこととは」

ブライト「いえ、助かりましたクワトロ大佐」

シャア「大尉です」

穂乃果「雪穂に亜里沙ちゃん、お父さんお母さん迷惑かけてごめんね」

雪穂「はあ」

亜里沙「いえ穂乃果さんや海未さん達は正しいと思います」

海未「そんな」

ことり「結局ウイングゼロはハワードさんムリだって」

おやどり「しかたありません、いつか必要になる時まで我慢です」

海未母「私たちも微力ながらエゥーゴに協力しますわ」

穂乃果父母「え(また一からやり直し?)」

穂乃果「よし!地球圏の平和はノゾミディアスに乗る海未ちゃんに任したよ!」

海未「希ではありません!」

妄想のんたん「せやせや!」

ほのうみ「?え」

ことり「どうかした?ふたりとも」

ほのうみ「なんでもないよね?」

きょとんとするふたりには妄想のんたんが見えていた。
妄想のんたんとは二頭身にデフォルメされた可愛らしい東條希の分身(?)であった。
その頃、ティターンズとルナ2の共同部隊もまたエゥーゴへ追撃しながら訓練の日々だった。

ジェリド「ライラ」

ライラ「あんたにはいい素質があるね。スペースシップアイドルとしてデビューしたら酒くらいは付き合うよ」

ジェリド「え」

ライラ「ガルバルディβいくよ」

ジェリド「ま、マラサイ出る!」

カクリコン「カクリコンマラサイ出る」

ジェリドたちはライラの指導のもと練度は上げていく。
エゥーゴはブライトをアーガマの艦長にし穂乃果たち家族や亜里沙などを除く一般人は月へ向かうこととなった。

穂乃果「ファさんは?」

ファ「あたしもエゥーゴに協力するわ。む」

海未「なぜかファさんが睨みますね」

ことり「鈍感だね」

No.53 17/08/12 12:02
自由人 

第七話 もうひとつの再会、強襲メッサーラ5

時間は少し遡りアンマンの街からエゥーゴとティターンズの新型の戦いを見つめていた真姫はニュース報道を厳しい瞳を葛藤のなか見つめていた。

アナウンサー『エゥーゴのアーガマとティターンズらしい新型機の戦いが先ほど行われました。またこれらの一件は四年前の連邦のアルビオンのガンダムとデラーズフリートのモビルアーマーの戦い……』

ニュース報道はかつてのウラキのGP01とケリィ・レズナーのヴァルヴァロの戦いを映しながらコメントをしていた。
真姫はまだアナハイム・エレクトロニクスを調べなくてはいけない。が、月の暗い空もしくは壁越しの宇宙を見つめた。
何かがおかしい、月の星図が頭にある知識と妙にちがうものに見えた気がした。

真姫「気のせいよね」

星の瞬き輝く宇宙にはコロニーや星があっても他に人工物は考えにくい。ザック・トレガーのようにムーン・レィスが地球軌道に置いた物体もあるが。オサリバン常務の背中を見つけ後を追う。
しかし月の裏側の星空に浮かぶとある物体の中にいたのはあのリボンズ・アルマークやイノベイターたちであった。

リボンズ「もとu’sの西木野真姫。彼女はここに気づいたか。まさかね」

リボンズの前に控えたのは彼と同じ姿形の者やティエリアに似た者もいた。彼はほくそ笑む。

リボンズ「アムロ……アムロ・レイにも協力してほしいものだな」

先の一年戦争では脳量子波を用いてコンタクトを試みたものの失敗に終わった。しかしリボンズはあくまでファーストコンタクトと言う。
しかし地球にいるアムロとリボンズはこの四年はまったくコンタクトはなかった。だが、エゥーゴとティターンズの動きを利用することは可能なようだ。
しかしガンダムエクシア、セラヴィーガンダムそしてガンダムダブルオーという新生ソレスタルビーイングの存在もあった。アロウズに任せる以外にない。
猿は猿同士戦わせた上で人類は我らイノベイターが導けばよいのだ。
モニターに映る西木野真姫の背中が見えモニターを消した。
彼は呟く。

リボンズ「イオリアの意思を受け継ぐのはボクだ」

その瞳にはイノベイター、脳量子波が使える者が放つ光彩の輝きがあった。

No.54 17/08/12 18:31
自由人 

第八話 サイシーの決断、りんぱなの旅立ち

凛「なんかいやなサブタイトルにゃ↑」

花陽「平和に凛ちゃんとお米とラーメン、中華三昧の日々とお別れ?」

サイシー「スレ主につっこまない!まあその通りだけどな」

凛「にゃんと?乱馬くんは凛たちを見捨てるつもりにゃ」

花陽「うるうる、犬夜叉くんは凛ちゃんとあたしという遊び相手がいたのに」

サイシー「だあ〜!!乱馬でも犬夜叉でもねえし!」

りんぱな「中の人的には同じ意味(にゃ)」

サイシー「とにかくふたりにはこのブッドキャリアーに搭載されているモビルファイター、食料や生活品一式はネオチャイナとオイラの名前名義でくれてやる」

振り向くとサイシーの屋敷の前にはブッドキャリアーをふたつ繋げたような見慣れないキャリアーがあった。
サイシーなりの気遣いであった。

瑞山「若は立派になられたな恵雲」

恵雲「うむ、だがもとu’sのこのふたりがいたからこそ女心を少しは理解したであろう……」

サイシー「勝手なこと……て何をやってやる!凛に花陽」

凛「いやいやネオチャイナから食料はしっかりいただいておかないとにゃ」

花陽「宇宙を漂うことになるかもしれないし」

しっかり食料に関しては異常な食欲を見せるふたりだがサイシーに止められた。

サイシー「食料は充分にブッドキャリアーに入ってるよ!ほら、とっとと行く!」

花陽「サイシーくん。お別れだね」

凛「ネオチャイナのラーメンお別れにゃ」

サイシーは思う。
早めにふたりを追い出しておくべきだった。四年前のガンダムファイトで出会ったセシルちゃんはいまどこに……。

花陽「あ!セシルちゃんからのline。サイシーくんにネオチャイナを追い出され……」

サイシー「こら!よけいなこと言わないの!」

凛「わかったにゃ!サイシーくんはシャッフル同盟の活躍をがんばるにゃ」

凛、花陽はツインブッドキャリアーに乗り自動制御のコンピューターに操縦を任せネオチャイナコロニーを離れた。

花陽「せっかくのネオチャイナ生活でしたがサイシーくんは男です」

凛「もっとネオチャイナのラーメンを食べたかったにゃ」

落ち込むふたりだったがすぐにキッチンで料理しブッドキャリアーは何処かへ向かう。

No.55 17/08/13 06:42
自由人 

番外編 リックディアスと海未、序章1

わたし園田海未はグリーンオアシスオトノキザカハイスクールに通う高2でしたが、勇敢な穂乃果やことり、愛弟子のカミーユくんと共にエゥーゴに参加。
わたしひとりがいれば地球圏の平和は守られますがひとりの女子高生として青春を送りたい時もありまた兄弟子であるドモン・カッシュさんたち新生シャッフル同盟の役割もあります。
しかしエゥーゴに参加したいまわたしの愛機はRMS-099リックディアスです。かつての愛機ガンタンクがエゥーゴにないわたしにとってはかけがえのない機体。
エゥーゴに参加した当初は一般兵の使う機体は黒くドムや希みたいでしたが、クワトロ大尉が百式に乗り換えた現在機体は赤い彗星を彷彿させる赤い機体となりました。
地球圏の平和はこのわたし園田海未が守りたいと思います。
赤い機体のリックディアスで……。

海未「なにをしてるんですか?穂乃果にことり」

ほのこと「!?」

海未「また『ガンタンクと私』みたいないかがわしい著書を書いたりネット発信してませんよね」

穂乃果「だ、だって海未ちゃんズルい!印税がっぽがっぽして」

ことり「海未ちゃん自体のおムネは……」

穂乃果「スッかスッかなのに」

ことり「あ」

海未「誰がスッかスッかですか!?」ゴゴゴ

ほのこと「あ、アーガマが揺れている……」

海未「とにかくそんなモノは書かないでください」

しかし時すでに遅くアーガマから地球圏すべてにネット配信されていた。

海未「ほ・の・か」

穂乃果「ち、地球圏の平和は海未ちゃんとリックディアスにまかせたよ!」

ことり「まかせたよ!」

海未「なにキレイにまとめようとしてるんですか〜!!」

『リックディアスと私』、u’s暫定復活に伴い地球圏に配信され多くの人々の目に止まる。
ソレスタルビーイングのにこ、アナハイムにいる真姫、ブッドキャリアーで暮らす凛と花陽、日本秋葉原にいる希にこころたち、ムラサメ研で強化人間となった絵里。
静岡県浦の星女学院の千歌たちに。

海未「ま、またしても勝手なことをして」ワナワナ

ほのこと「こわい」

しかしアーガマではカミーユは配信された最初の頁を見て感激していた。

カミーユ「師範代、尊敬します」

No.56 17/08/13 08:17
自由人 

第九話 大気圏突入、再強襲メッサーラ!!

ブライト・ノアがアーガマの新たな艦長に就任しヘンケンはラーティッシュ艦長に正式に就いた。
しかし同じ頃、プラントアーモリーワンで新型ガンダム三機が連合らしき勢力に奪われたとニュース報道があった。

穂乃果「青森県で海未ちゃんがリンゴを強奪?」

海未「ほ・の・か」

穂乃果「ボキャブラだよ」

ブレックス「頼んだぞクワトロ大尉」

ブライト「クワトロ大尉、ジャブローにいるミライたちの保護を頼む」

海未「不肖、園田海未もブライト大尉のご家族を保護します」

カミーユ「さすが師範代だ」

ファ「む」

ほのこと「ファさんが嫉妬してるのに。鈍感海未ちゃん」

ファは思う。
たしかに海未さんは魅力的です。だけどスタイルは貧乳、筋肉だらけ。ガンタンクの次はリックディアス。
きっと次に乗る機体はボルトガンダムあたり。

海未「なんでボルトガンダムに乗るんですか!?」

ファ「あ、あはは」

カミーユ「師範代を悪くいうのはやめろ!ファ」

ファ「なによ、いつも海未さん海未さんて」

海未「私が原因?」

ほのこと「やっと気づいたよ」

海未「こほん」

ほのこと「(まともなこと言えるかな)」

海未「カミーユくんもファさんも幼馴染みなんだから仲良くしてください」

ほのこと「微妙にちがうし」

カミーユ「師範代がそう言うなら。ファ」

ファ「ふん」

エマはそっと見ていた。
痴話喧嘩だなと思う。
その頃、穂乃果のご両親は穂むらをちいさいながらアーガマ内で経営。雪穂は姉たちを心配しながらもお手伝い。
亜里沙は行方不明の姉の絵里を思いながらも海未を心配していた。

亜里沙「海未さん」

海未「亜里沙もいいのですか?アーガマに残って。月にいた方がよろしいのでは」

亜里沙「いえ、あたしも皆さんの手伝いをします」

海未は亜里沙の言葉にギュッと抱き締めた。穂乃果たちは隠し撮りしていた。

穂乃果「よし!海未ちゃん亜里沙ちゃんのラブラブを見れば絵里ちゃんもどこかで見るはずだよ」(( ̄_|

ことり「うんうん」p(^-^)q

青い地球が眼下に見えた大気圏突入前夜のことであった。

No.57 17/08/13 12:08
自由人 

第九話 大気圏突入、再強襲メッサーラ!!2

ジャブローに強襲をかけるエゥーゴのMS部隊がシャアの百式、エマ、海未たちのリックディアス、穂乃果にカミーユのMK2、ことりたちのネモやジム2とこれでジャブローを占領できないと思わない者はいないだろう。
しかしアーガマ、ラーディッシュやサラミス改級にエゥーゴ艦隊にある一報が伝わる。

ブライト「なんだと!?ユニウスセブンが地球に向かっているのか」

ヘンケン「我々のジャブロー急襲作戦があるというのに」

ブレックス「やむを得んか」

ファ「カミーユは」

トーレス「座っていろ!!」

ヘンケン「あれがユニウスセブンか」

ブライト「しかたない。モビルスーツ隊に通達、援護だ!!」

エゥーゴ艦隊はティターンズの存在を気にしながらもユニウスセブンの落下を阻止しようと懸命であり正しい判断だった。

ジャマイカン「プラントのバカモノめ!地球にユニウスセブンを落とすだと!エゥーゴ艦隊は落とすな、狙うはモビルスーツ部隊だけでよい!」

ライラ「了解!」

ジェリド「ち、プラントの奴等かよ」

カクリコン「狙うはエゥーゴのモビルスーツだけだぞ」

わかっている、とライラに続きジェリドとカクリコンたちティターンズ部隊も地球に接近していく。

シン「地球が近い。だけど!」

アスラン「焦るなシン!」

ミネルバが地球軌道上に接近し艦内のカガリはエゥーゴやティターンズを目にする。

カガリ「エゥーゴにティターンズ?」

穂乃果「ユニウスセブンが落ちてくる!?」

海未「こんな時にですか」

ことり「気をつけて地球に降りないと」

カミーユ「ティターンズ!」

ユニウスセブン落下を阻止するのはエゥーゴ、ティターンズ、プラントのミネルバだった。

ネオ「オルガたちを引かせろ」

シン「引き上げた」

アスラン「油断するな」

しかしユニウスセブン落下を阻止するのはこの三つの勢力だけではなかった。
ユニウスセブンに向かうGN粒子を放つ二個付きの機体が刃や粒子を向ける!

にこ「ぬわんでこんなものを落とすのよ!」

ほのことうみ「にこちゃん!?」

にこ「ふ、あたしが助けてあげるからありがたく思うのね」

No.58 17/08/14 05:35
自由人 

第九話 大気圏突入、再強襲メッサーラ!!3

ユニウスセブンがミネルバ隊やジュール隊による破砕作業が進むなか再び謎の可変MAメッサーラが現れた!

シロッコ「悪い時に出くわしたものだがエゥーゴのモビルスーツをジャブローに落とすわけにはいかんな」

シロッコのメッサーラはエゥーゴ艦隊を背後から襲い穂乃果たちは驚く。

穂乃果「またあの機体だよ!?」

海未「やらせません」

ことり「がんばれ海未ちゃん」

アポロべ「ミナリンスキーちゃんを守れ!」

ブライト「ええい。南ことりよりジャブロー降下とユニウスセブンを破壊だ」

にこ「く、この私がいるのに!!」

新型のダブルオーガンダムでにこはプトレマイオス2、ガンダムデュナメスのロックオン、セラヴィーガンダムのティエリアから援護を受けながらユニウスセブンを破壊していく。

ロックオン「狙い撃つぜ」

ティエリア「なんて大きさだ」

シン「エゥーゴ!?ソレスタルビーイングかよ」

アスラン「構うな」

無線が混乱するなか穂乃果はアスランの声を聞いた。

穂乃果「づ、ヅラちゃん!?」

海未「アスランくん」

カミーユ「なんだ!?師範代」

ジェリド「カミーユ!」

ライラ「迂闊にガンダムに構うな!」

MK2のカミーユにジェリドは執拗に迫るがユニウスセブンも迫る。

タリア「ターンホイザー起動」

アレックス「えええっ!?」

ミネルバは主砲のターンホイザーを起動させエゥーゴ、ティターンズ、ソレスタルビーイングに通達した。

ブライト「あれを撃つのか」

ジャマイカン「しかし地球落下への被害を食い止めるためだ」

エゥーゴ、ティターンズ、ソレスタルビーイングは破壊作業をやめる。

にこ「ここまでね」

穂乃果「にこちゃんソレスタルに戻ったんだ」

にこ「ふん、がんばりなさい」

ダブルオーガンダムはプトレマイオス2に戻ってゆく。
しかし穂乃果たちはアスランも気になった。

穂乃果「ヅラちゃん」

海未「アスランくんです」

シン「ヅラ?あんた」

シンはアスランのザクウォーリアがユニウスセブンに取り付いてるのを見た。

シン「あんた、無茶を!」

無線がブラックアウトしていく

No.59 17/08/14 15:38
自由人 

第九話 大気圏突入、再強襲メッサーラ!!4

ユニウスセブンの落下、エゥーゴ、ティターンズの地球ジャブロー降下が迫る!

ジェリド「カミーユ!」

穂乃果「ほのかほのか」

ジェリド「邪魔をするな!アホのか!」

ジェリドはマラサイのライフルを放ちながら穂乃果のMK2が紛らわしいことに苛立つ。

ことうみ「穂乃果(ちゃん)たら」

しかしカミーユのMK2はライラのガルバルディβが迫る!

ライラ「コイツ!強い。だがジェリドに倒せない!?」

カミーユ「そんなこと言うあなたも死にます!」

ライラ「生意気な!」

カミーユのMK2はフライングアーマーからジャンプしガルバルディβに蹴りをかます!

ライラ「なに!?」

カミーユ「だから死ぬと言ったんだ!」

MK2はすかさずライフルを放ち装甲の薄いガルバルディβが爆発四散してゆく。

ライラ「バカな!?この私が……」

ジェリド「ライラ!?カミーユ!」

MK2は再びフライングアーマーに乗りながらユニウスセブン落下に加わるがジェリド、カクリコンのマラサイが迫る。
エマのリックディアスはシロッコのメッサーラに苦戦を強いられた。

エマ「片腕が!?」

シロッコ「ふん」

海未「エマさん!」

ことり「エマさんはアーガマに引き上げて!」

エマ「まだ私は」

トーレス「エマ機が破損!」

ブライト『こちらブライトだ!エマ中尉むりをするな!アーガマに引き上げるんだ』

エマ「私は……!」

カミーユ「エマさんはアーガマを守ってください」

カミーユのMK2が器用にエマのリックディアスをアーガマに向けた。火線が行き交うなかなんとかアーガマにたどり着く。

エマ「私は」

ブライト『言い訳は聞かん。ティターンズで教えられたことが実戦で通じると思うな』

叱責を含むブライトの声が彼女に未熟さを伝えた。

シャア「ち、オートマチックか!ユニウスセブンはどこに落ちる!?」

自らの落下軌道計算と共にユニウスセブンの落下も計算するシャア。
ジャブローではなく大平洋側へと落下するようだ。

タリア「ターンホイザ起動」

ミネルバが主砲が開く。

穂乃果「づ、ヅラちゃん」

アスラン「穂乃果」

No.60 17/08/14 21:08
自由人 

第九話 大気圏突入、メッサーラ再強襲!!5

各々の機体が大気圏に突入し熱を帯び無線がブラックアウトするなか執拗にカミーユに迫るジェリド、カクリコン!

ジェリド「カミーユ!」

カミーユ「しつこい」

カクリコン「ジェリド大気圏が近い!」

カクリコンは現実を知っているパイロットである。迫るユニウスセブンが自分たちを押し潰しそうな勢いだ!
穂乃果は懸命にアスランと通信を繋ごうとする。

穂乃果「アスランくん」

アスラン「は、離れるんだ……、ほ、穂乃果!」

シン「あんたって人はなんてバカなんだ」

穂乃果「ほのかじゃないよね」

シンのインパルスはアスランのザクウォーリアに接近し掴まえた。

メイリン『各勢力の方々にはザフトは感謝致します……。離れてください……』

ミネルバから最後の通信が各勢力に届く。プトレマイオス2のにこたちにも届き彼女は穂乃果たちを見守り仲間の救出作戦に赴く。
ミネルバ艦長タリアが言う。

タリア「ターンホイザー発射。カウントダウン省略」

アレックス「カウントダウン省略、は、発射……!」

瞬間、ミネルバからターンホイザーが発射されユニウスセブンの中心部に当たり爆発四散してゆく。

シャア「く、ジャブローにはあまり落ちないが」

作戦に支障をきたすと口を噛むシャア。降下するエゥーゴやティターンズの機体が赤く燃える。
カミーユに挑むジェリドだがマラサイのバリュートがオートマで開く。

ジェリド「ここまでかよ!カクリコンよせ」

カクリコン「まだだ!」

カミーユ「バリュートを開け!爆発する!」

フライングアーマーのMK2は巧みに動くが限界もある。

穂乃果「や、焼きまんじゅうだよ」

ことり「穂乃果ちゃん」

海未「エマさんアーガマを頼みました!」

u’sの三人は大気圏に突入してゆく。カミーユとカクリコンの戦いは続くかに見えた。

カクリコン「バリュートが開くだと!?」

カミーユ「だから言ったんだ!」

MK2のライフルがマラサイを撃つ!瞬間ジェリドはカクリコンを見た。

ジェリド「カクリコンまで!?」

カミーユ「ここまでか。無防備な敵を撃つのは戦争じゃない……!」

海未はカミーユの感情を感じた。

No.61 17/08/15 08:54
自由人 

第十話 見守るりんぱな、ギャラルホルン、パプティマス・シロッコの瞳

凛と花陽は地球に落ちる各勢力の機体をツインブッドキャリアーから見つめていた。
落ちるユニウスセブンの破片、地球を襲う火の玉のようでありこの後地球各地は破片により破壊され遺跡や都市、あるいは破片による津波で蹂躙されてゆく。

凛「ひどいにゃ」

花陽「うん」

だけど自分たちは再び戦いに参加していいのか口に出さないが迷いがあった。
なんのために戦うのか。

凛「かよちん」

花陽「りんちゃん」

ふたりは同時に名を呼ぶ。あることを偶然ふたりして同じことを思い付いたのだ。

りんぱな「被災した人たちにサイシーくんからもらった食料や医薬品を分ける(にゃ)!!え?」

凛「いま同じこと言わなかったにゃ」

花陽「あはは、そうだね」

ふたりはしばらくユニウスセブンの落下、エゥーゴやティターンズの勢力が降下するのを見つめながらギャラルホルンの機体が遠くに見守るなかようやく地球に降下していく。

ガエリオ「いいのか、マクギリス。ユニウスセブンの落下は?」

マクギリス「しかたあるまい。我がギャラルホルンも援護はしたことで連邦や連合に建前はついた」

ガエリオ「地球は混乱するぞ。再び」

マクギリス「だな。だが時の流れは誰にも変えることはできない。我々には火星を勢力下に置かねばならない。そちらがまずは先だ」

ガエリオ「わかっている」

マクギリス「セブンスターが連邦や連合と折り合いをつけるさ」

ギャラルホルン首脳部を語りながら彼らは宇宙船に戻っていく。
だがマクギリスは思う。
宇宙の時の流れを変えるのは私かあるいは木星帰りのシロッコか。
シロッコもまた可変MAメッサーラで見つめていた。

シロッコ「ガンダムが二機か。だがもとu’sの高坂穂乃果にエゥーゴのニュータイプか。侮れんかもな」

しかしシロッコにも野望があった。
地球圏を掌握し自らの作ったスペースシップアイドルが歌声を響かせんことを……。

シロッコ「ギャラルホルンは火星に向かうか。ふ」

シロッコはジャミトフ・ハイマンへの挨拶のために地球圏に帰還したジュピトリスに一路向かう。

No.62 17/08/15 14:00
自由人 

第十一話 ジャブローのu’sの風

カミーユ「こ、これが地球の重力か」

シャア「よし!ジャブローに向かうそ。アポリー、ロベルト。カミーユやu’sはどうした」

シャアの百式を中心にエゥーゴのMSはジャブローに降下してゆくと同時にセイバーフィッシュ、TINゴッド、対空砲などから連邦軍が迎撃してきた。

穂乃果「地球の重力、やっぱり重い」

ことり「ウイングの時よりしんどいね」

海未「穂乃果!ことり、無事ですか!?」

ほのこと「なんとか」

ミノフスキー粒子が散布されているが通信は可能なようだ。

海未「穂乃果」

穂乃果「?」

海未「アーガマで怠惰な生活はしてませんよね」

穂乃果「太ってないよ!地球の重力を感じてるだけだよ!」

シャア「なにをふざけている!カミーユはどうした」

ほのことうみ「さあ」

カミーユはフライングアーマーを巧みに使いながらジャブローに流れるアマゾン川を見ながら位置を確認しシャアやエゥーゴの機体を探す。

カミーユ「連邦軍!」

MK2のライフルを放ちながら旧式のグフ飛行型やジムキャノンを撃つ。

シャア「カミーユどこにいる!?」

カミーユ「大尉!?」

通信がやや不明瞭ながらも彼はシャアの位置がなんとなくわかりながら機体を向けながら撃つ。

穂乃果「むかしは守ったジャブローだけど」

海未「しかたありません」

ことり「ミナリンスキーのカフェはなくなっちゃったよね」

穂乃果「アムロさんが守りシャアたちがむかし攻めたんだよね」

ギクッ、となるシャアだったがさいわい悟られなかったようだ。

シャア「とにかくガルダを保護しろ!」

アポロべ「了解」

アポリー、ロベルトたちは大型輸送機ガルダタイプを奪い保護してゆく。ジャブロー脱出の際に必要なのだ。

カミーユ「大尉!師範代、穂乃果にことり」

カミーユのMK2はフライングアーマーをすでに放棄し機体を見せた。すると穂乃果はあることに声をあげる。

穂乃果「海未ちゃん海未ちゃん」

海未「なんですか」

穂乃果「が、ガンタンクがあるよ!」

エゥーゴに破壊される機体のなかにガンタンク2があった。
彼女は絶句していた。

No.63 17/08/16 04:50
自由人 

第十一話 ジャブローのu’sの風

ふと穂乃果はあることを思いつき外部音声を入れた。

穂乃果『ガンタンクに乗ってるパイロットさん、海未ちゃんにガンタンクを譲ってあげて〜!!』

------。
一瞬、ジャブローの砲火が止まる。
シャアは思う。ええい!恐るべしは高坂穂乃果か!?
しかしそこはまともな連邦軍人、一瞬にして再び砲火を吹く。

穂乃果「きゃあ!?な、なんで」

海未「あたりまえです!敵同士なんですから」

連邦兵「そ、園田海未にガンタンクを渡してはいけない!」

連邦兵「たしかに彼女は素晴らしい存在だ。しかし彼女はガンタンク一機でも戦争を終わらせた!」

連邦兵「気をつけろ!生身で機体を奪いにくるかもしれない」

彼らもまた『ガンタンクと私』の愛読者であったが多分に誤解があったのは言うまでもない。

ことり「えい!」

連邦兵「なに!?ミナリンスキーちゃん」

連邦兵「や、やられるならミナリンスキーちゃんに」

なぜか皆ことりのネモに射たれたり機体が破壊されながら脱出していく。その時にカミーユの額に一足先にジャブローに潜入したレコアの姿が見えた気がした。

カミーユ「レコアさん」

シャア「カミーユ!?」

穂乃果「この感じはレコアのおばさん?」

カミーユと穂乃果のMK2はジャブロー内部に入っていく。
ことりのネモは連邦兵に囲まれる。

ことり「ええ!?あたしなにかした!」

海未「ミナリンスキー効果でしょうか。穂乃果、カミーユくん!?」

慌て海未も追う。
ライラ、カクリコンを失ったジェリドも部下と共に追撃した。

ジェリド「カミーユ!」

アポリー、ロベルトたちはガルダ級を保護しながら連邦兵からある事情を聞いた。

アポリー「核爆弾だと」

連邦兵「そうだ、俺は見たんだ。ここの司令が核爆弾のスイッチを押したのを!」

ロベルト「バカな!一年戦争でさえ使ってないんだぞ」

連邦兵「ウソとわかったら殺してくれて構わない!」

ことり「核はどこ?」

ことりは前の戦争でニューエドワーズ基地のOZの核爆発を防いだ経験があった。
しかし期待は裏切られる。あまりに再深部に核爆弾があったからだ。

ことり「これは無理だよ」

No.64 17/08/17 05:18
自由人 

第十一話 ジャブローのu’sの風 3

ジェリド「カミーユっ!!」

カミーユ「まだ来るのか!?」

ジェリドのマラサイや部下が執拗に迫るなからライフルを放ち部下の機体を撃破するカミーユ。悔しがるジェリド。

ジェリド「なぜだ!なぜ勝てない。ライラはジャブローにいなかった!」

避けるカミーユはジャブロー内部に潜るがあまりに戦力がいないことに戦意がないことを感じた。

カミーユ「戦力がない」

シャア「戦力がなさすぎるな」

穂乃果「クワトロ大尉、なんか知ってる?」

さあな、と惚けるシャアだが穂乃果はアホのわりに勘がいいのか悪いのか。その頃、海未のリックディアスがとぼとぼと地上へ戻ってきた。

ことり「あ、海未ちゃん。穂乃果ちゃんたちは」

海未「はぐれてしまいました」ウルウル

アポリーやロベルトは思う。園田も道に迷うと。
捕虜になった連邦兵たちは海未にガンタンク2を譲ろうかと頷く。

連邦兵「ガンタンク2はあなたに渡します」

海未「いりませんよ!リックディアスがありますから」

『ガンタンクと私』。その影響力は計り知れないモノがある。
しかしジェリドはひとりでもカミーユに迫る。

ジェリド「カミーユっ!」

カミーユ「く」

しかしカミーユの操縦能力や技術によりマラサイは腕を破壊されMK2はすんででかわす!

ジェリド「なに!?」

この時、ジェリドの意識にライラやカクリコンの意思が伝わり彼を救う。

ジェリド「なぜ勝てないんだ!くそ!乗せてくれ!」

脱出する連邦兵のジープに乗りながら悔しさや仲間を失った悲しみがジェリドにあった。

穂乃果「カミーユくん」

シャア「いたのか」

穂乃果「たぶんあっちだよ」

シャア「ブライト艦長の妻や子どももいないみたいだが」

アポリーやロベルトたちからの通信によるがジャブローがもぬけの殻に思われた。

カミーユ「敵はいない……?」

疑問がカミーユを襲う。レコアたちも留置場から疑問に思う。

レコア「いなくなったのかしら」

カイ「ああ、奴等はここを捨てるつもりらしいな」

レコア「脱出しないと」

そう呟いた時に留置場の壁や天井を壊すMSの音がした。

No.65 17/08/17 11:47
自由人 

第十一話 ジャブローのu’sの風 4

なんだ、とカイやレコアは慌て互いに身を庇った。瓦礫の上から現れたのガンダムの顔、そして若い声だった。

カミーユ『レコアさん!?無事ですか』

レコア「か、カミーユ!?」

カイ「ガンダム?いや」

カイは本能的にMK2らしい機体とわかるがかつてのガンダムとは違う機体となぜか理解した。
その時に穂乃果やシャアの声がした。

穂乃果「カミーユくん!」

シャア「カミーユ無事か」

カイは驚く。二機のMK2に金色のガンダムに似た機体だと。
レコアは懐かしいカミーユやシャア、穂乃果に感激した。

レコア「大尉、カミーユ!穂乃果」

穂乃果「レコアのおばちゃん!」

レコア「誰がおばちゃん!お姉さん!」

しかしカイからなんとなくは察してはいたがジャブローを連邦およびティターンズが引っ越し中だったと聞かされ驚く。

カミーユ「バカな」

穂乃果「そんな。あれ……ここは?」

シャア「穂乃果どうした?」

穂乃果は機体を少し進ませるとそこはかつてことりたちと共にバイトしたメイドカフェがあり懐かしいメイドの衣装九着があった。すぐさま穂乃果はコクピットに運ぶ。
唸るシャア。

シャア「むう」

カイ「俺は少尉と出会ったが彼女を苦しめた」

カミーユ「苦しめた?」

レコア「とにかく脱出を、大尉」

シャア「穂乃果!」

穂乃果「わかってるよ。ちょっと思い出に浸ってただけ」

二機のMK2、百式それぞれにふたりは分けて乗る。穂乃果とカイは久しぶりに再会した。

カイ「なんでエゥーゴにいるんだよ。学生してたんじゃないのか」

穂乃果「いろいろ複雑な事情だよ」

ジャブロー坑内を抜けながらそれぞれ連邦の機体を破壊してゆく。
ようやく外が見えた。動く二機のガルダ級輸送機アウドムラが赤く、スードリーがやや緑がかった蒼。

アポリー「大尉たちだ」

ことり「機体がせめてウイングなら核爆弾を止めれたのに」

海未「やむをえません!穂乃果!カミーユくんび」

滑走路を滑るように走るMK2が二機に百式!しかし待ち伏せしていたハイザックからの攻撃!

シャア「ええい!」

穂乃果「こんな時にだよ!」

No.66 17/08/17 12:28
自由人 

第十一話 ジャブローのu’sの風 5

ええい、とシャアは穂乃果とカミーユを先に行かせライフルを放つ。

シャア「行け!穂乃果、カミーユ!」

カミーユ「はい」

しかし穂乃果はシャアに名前を呼ばれた時にキュン♪とした。

穂乃果「ほ、ほのかと……カミーユ、セットみたいだよ!? 」

ことうみ『アホですか!?早く脱出しなさい!』

アポリーやロベルトもあきれながら脱出を手伝う。

アポリー「やれやれ、あれがu’sなのか」

ロベルト「だが侮れん。しかし今は援護だ」

アウドムラからリックディアス三機にことりのネモが援護するなか穂乃果のMK2が先に飛び上がる。

穂乃果「えい!」

ことうみ『穂乃果(ちゃん)!!』

海未のリックディアスにことりのネモがガンダムの腕を引っ張る。

穂乃果「カミーユくん!」

カミーユ「わかっている。レコアさん!」

レコア「大尉!?」

レコアはカミーユのMK2の掌からアウドムラにいる機体の手に乗る。

シドレ『自分は連邦軍のシドレ少佐だ!ジャブローには核がある。脱出しろ!』

連邦兵「なに!?」

シドレ「ちなみにエゥーゴにはミナリンスキーちゃんがいるぞ!」

連邦兵「なんだと!?あの伝説のメイドが」

ことり「うんうん」

しかしシドレは少々とんちんかんだった。

シドレ「さらに『ガンタンクと私』の園田海未がいるぞ。流派東方不敗の!」

連邦兵「なに!?指一本で地球を破壊できるという!」

海未「できませんよ!」

どうも一年戦争後にあることないことが海未について流布されたらしい。

穂乃果「ほ、ほのかは?」

特になにもない。

穂乃果「」

カミーユ「なにをしている!」

穂乃果「カミーユくんを助けないと!」

シャア「ええい!」

カミーユ「大尉!」

二機のMK2にレコア、カイはアウドムラに収容され百式が飛翔した。
瞬間だった。

連邦兵「ふん、この地球から逃げられるもの……!?」

ジャブローの地表が地下核爆発の影響であり爆発が来たのだ。
さらに瞬間、ジャブローに爆発からキノコ雲が上がった。

穂乃果「ジャブローが」

カミーユ「消えるのか」

No.67 17/08/17 15:05
自由人 

第十一話 ジャブローのu’sの風 6

穂乃果たちは呆然とジャブローに浮かび上がるキノコ雲を見つめていた。

穂乃果「ジャブローが」

ことり「消える」

シャア「連邦が腐っているんだ」

海未「許せませんティターンズ」

カミーユ「これが戦争……」

ガルダ級アウドムラとスードリーは共にジャブロー上空を飛ぶなかそこに一機の飛行機がやってきた。

アポリー「なんだ」

ハヤト『こちらカラバのハヤト・コバヤシだ!エゥーゴの諸君迎えに来た!』

ほのことうみ「ハヤトさん!?」

アウドムラ、スードリーにはエゥーゴのシャア、カミーユ、穂乃果たちをはじめティターンズと連邦の捕虜が乗っている。特にスードリー側にはティターンズと連邦が目立つ。
しかしハヤトは構わず北米ヒッコリー基地へ案内するという。彼のXB-70バルキリーは硬質ワイヤーでアウドムラから固定しハヤトはワイヤーを伝い穂乃果たちの前に姿を現した。

ハヤト「穂乃果くんたちにエゥーゴのクワトロ大尉ですね」

シャア「ああ、よろしく。しかしカラバからの救援はあなただけですか」

ハヤト「ヒッコリーで情報を手に入れた時には手遅れでした」

そうか、とシャアは頷く。ティターンズがジャブローを引っ越しさせることを考えなかったのは迂闊だった。
カイはレコアと共に様子を見ながらかつての仲間ハヤトの姿に安心した。

ハヤト「しかし穂乃果くんたちはなんでエゥーゴに」

穂乃果「いろいろな事情だよ」

ハヤト「やれやれ。聞いたところによるとアーガマの艦長はブライトと聞いたが」

海未「ええ、ブライト艦長とは再会しました」

ことり「だけど奥さんと子どもたちはジャブローにいなかったよ」

シャア「連邦政府の手引きだな」

カミーユ「ひどいことはしないでしょうか」

ハヤト「ブライトは籍を連邦においているからあくまでミライさんたちは人質程度だ。地球のどこかにはいるだろう」

アウドムラとスードリーは一路北米ヒッコリー基地を目指す。
ハヤトはカラバのスタッフとして水先案内人である。
ジャブローのキノコ雲は彼らを見送った。

No.68 17/08/18 07:13
自由人 

第十一話 ジャブローのu’sの風 7 ジェリド救われる

時間は少し遡る。
穂乃果たちがレコアたちの救出より少し前、カミーユに機体を破壊されたジェリドは連邦兵と共に地上に出てシャトルに乗ろうとしていた。
しかし一機また一機とシャトルは無情に宇宙へ飛び去っていく。

ジェリド「運がよければ生き延びれるはずだ」

ジェリド、彼もまたシャトルに群がる兵士たちと共にシャトルの搭乗ハッチに手をかけるが他の連邦兵に殴られ叩かれ引っ張られながら必死だった。

ジェリド「戦わなければ生き残れない!戦う者だけが生き残る……!ぐ」

叩かれ蹴られ引っ張られながら彼はようやくシャトルのハッチに手をかけた時だ。シャトルがゆっくり動き始めた。
ダメか、と思った。
しかし彼の手にかけるように澄んだ瞳を持つ美しい女性がジェリドをハッチから中にいれた。シャトルに乗れなかった連邦兵の絶望の声が大地に伝わる。

ジェリド「お前は」

マウアー「運の強い方だこと……」

その女性はジェリドをシャトルのなかに招き空いた座席と共になんとか座り笑みをした。
ジェリドは命が助かったことの感謝よりこの見知らぬ女性が気になった。

マウアー「マウアー、マウアー・ファラオ……」

ジェリド「お、俺はジェリド。ジェリド・メサ」

シャトルから見るジャブローはいまだ戦場の空気があったがいくぶんおさまりがあった。
ライラ、カクリコンの敵は取れず苦渋の思いがした。
カミーユ、海未、u’s、俺は忘れない。
復讐を誓うジェリドの瞳が宇宙に出たシャトルから見る星と共に輝く。
その頃、

ほのことうみ「はぁぁっくっしょい!!」

アポロべ「アウドムラが揺れたか?」

ほのこと「海未ちゃんのくしゃみかな」

海未「なぜですか!」

カミーユ「師範代、さすがです」

アウドムラとスードリーは一路ヒッコリーを目指す。
しかし北米の連邦基地やオーガスタ研究所が動き出していた。
そしてアムロに再び動いてもらうためにハヤトにより避難をしていたフラウ、カツ、レツ、キッカの四人はアムロのもとを訪れていた。

No.69 17/08/18 09:02
自由人 

番外編 リックディアスと私 第一章 ガンダム強奪1

私の名前は海未、そう園田海未。
流派東方不敗二番弟子でありもとu’sのふつうな女の子の海未です。私の名前はティターンズやアロウズに伝わり度々誘いを受けていましたが、ついに穂乃果や愛弟子カミーユくんと共にティターンズの暴挙に怒り爆発。
ある日、ガンダムMK2を私たち四人は奪ってしまいました。
きっかけはティターンズのジェリド中尉がカミーユくんを女の子の名前と勘違いし呟き、あげくにはこの私に貧乳つまりはおムネがちいさいと言ったのがきっかけの暴行事件。
取り調べを受けていたなか突然、MK2の墜落事故により一路脱出。
しかしその後、再び政庁に戻りカミーユくんが3号機を、穂乃果たちは2号機を奪いました。
同時にエゥーゴのリックノゾミディアスが三機コロニーに潜入し彼らはMK2の調査および強奪でした。
赤い彗星を彷彿させるリックノゾミディアス!
私たちはなりゆきからもありましたがエゥーゴのリックノゾミディアスと共に勇みコロニーから脱出しました!とさ。

穂乃果「わくわくどきどきだったね」

ことり「うんうん。正義に燃える穂乃果ちゃんカッコいい!」

海未「ほ・の・か、こ・と・り」

アウドムラであてがわれた自室で寛ぐふたりに海未の声がした。

ほのこと「オイッス!」

海未「リックディアスがリックノゾミディアスになってますよ!!アホですかぁぁ〜!!」

シャアは思う。
うるさい、と。
カミーユは思う。
さすが師範代、と。

海未「ま、また勝手なことを書いて……」

穂乃果「いちおうは事実に即してるよ?」

ことり「うんうん」

海未「ここの記述はなんですか!」

園田海未。
またの名を海未ちゃん、ウミチャン、ンミチャ。
きっと私の名前は流派東方不敗と共に地球圏はおろか火星や木星、果ては外宇宙にまで伝わり愛と平和の名前として伝わっているでしょう。根性という精神と共に。

ほのこと「ほえ」

海未「なんで根性ですか!女の子らしくないですよ!」

穂乃果「海未ちゃんといえば根性だよ!」

海未「根性以外もありますよ」

ことり「あった?」

海未「u’sで誰が作詞をしたのですか!」

補足。

私園田海未は作詞を担当です。

No.70 17/08/18 13:29
自由人 

第十二話 ボランティアするりんぱな、憤る希

凛と花陽は北欧のサンクキングダム、大平洋に浮かぶオーブ両国の協力を得てボランティア活動に従事しかつての大戦時に少し滞在した日本にいまはいた。

凛「日本本土が見えたにゃ」

花陽「ちなみに前方に見えてるのは静岡県というところ」

凛「静岡県といえば」

りんぱな「ちびまる子ち○ん!!」

この世界にまる子はいません。

りんぱな「え〜!?」

千歌「あれ、宇宙船じゃない」

曜「ガンダムファイト用みたい」

梨子「はあ、地球を破壊するガンダムファイトも考えものです」

凛と花陽のツインブッドキャリアーは静岡県の山奥深くに隠れながらエレカを使い街中に下りていく。

花丸「電気自動車ずら〜♪」

善子「エレカよ!エレカ」

ルビィ「ぴゃああ〜!?知らない人たちです!?」

りんぱな「な、何か悪いことしたかな?」

花丸「え……とこの辺では見かけない顔ずら?」

凛は思う。
田舎だから知られてないのかにゃ?
花陽は思う。
頭にお団子をつけた子は美少女、ずらと言う子は癒し系、ツインテールな子はロリ?

善子「我が名は堕天使ヨハネ、天空より舞い降りし美少女!」

凛と花陽はシーンとなった。

花陽「にこちゃん属性?」

凛「うざキャラが地球にいたのにゃ」

善子「誰がうざキャラ属性よ!!」

はなるび「(自覚してたはずなのに)」

ルビィ「!?ぴゃああ〜っ!?も、もしかして……」

凛「かよちんみたいにゃ」

花陽「え?」

ルビィは気づいた。

ルビィ「も、もしかしてもとu’sの小泉花陽さんに、星空凛さんんではありませんか!?」

花丸「ひ、人見知りしてるルビィちゃんがしゃべってるずら!?」

凛「ふ、知られてるにゃ」

花陽「あたしたちも有名なんだ……」

ルビィ「前大戦で地味なジムにしか乗れなかったu’sの量産型コンビですよね!」

りんぱな「誰が量産型コンビ(にゃ)!!」

ふたりはズッコケながら突っ込んだ!!

善子「ほ、本当にu’s?これが?」

りんぱな「失礼だよ(にゃ)!!」

花丸の仲裁のおかげでふたりは静岡県でボランティアすることになる。

No.71 17/08/18 17:11
自由人 

第十二話 ボランティアするりんぱな、憤る希 2

りんぱなが静岡県でボランティアを始めていた頃、希は秋葉原でスピリチュアル占い師としての働きを終えて帰路に着いていた。

希「まったくエゥーゴとティターンズ、ソレスタルビーイングにアロウズが戦争するからみんな不安になるやん」

研究員「ほら、フォウにエリー」

フォウ「わかっている」

希は思う。
美人なひとやけど憂いあるひとやな、と。
しかし次に驚いたのは車輛から降りたのはかつて知った彼女だった。

絵里「はい」

希「!?、え?えりち」

絵里「?」

瞬間、彼女は振り向くがそのまま研究所に入り姿を消していった。
希は研究所のある建物を見た。ムラサメ研究所とある。
戦後、アムロ・レイのニュータイプ能力に目をつけた連邦軍はニュータイプの研究開発そして強化人間育成のために地球各地にニュータイプ研究所を設けた。

希「えりちは亜里沙ちゃんを穂乃果ちゃんに預けて何処かへいってもうたはずや。なのになんで?」

ムラサメ研究所をしばらく見つめていた彼女は自宅に帰りこころたちに迎えられた。

こころ「お帰りなさいませ希お姉さま」

希「ただいま……」

虎太郎「今日も焼き肉です」

希「なんでやねん。はあ」

虎太郎 「ふつうだよ」

希「あ!ほんまや」

夕食を四人で囲むなかこころたちはエゥーゴのホームページを見せた。

こころ「穂乃果さんたち活躍して地球にいるみたいです。にこお姉さまも」

希「穂乃果ちゃんたちににこっち?」

ソレスタルビーイングのにこは万年25位は相変わらずだがこころたちに笑みを与えていた。虎太郎はリックノゾミディアスのくだりを見せた。

希「ほのかちゃんめ!ウチモビルスーツちゃうで!!……はあ」

怒るもののさっき見た絵里の存在が気になる。

こころ「希お姉さまどうしました?」

彼女はこころたち三人にかつての仲間絵里を見たことを話した。

こころ「u’sのお仲間がニュータイプ研究所にですか?」

希「ウチはどないしたらええんや」

こころ「あたしたちも微力ながら協力します」

ここあ「はい」

虎太郎「お〜!」

希は穂乃果たちに再会したら絞めようと決めた。

No.72 17/08/18 17:47
自由人 

第十二話 ボランティアするりんぱな、憤る……らなかった希 3(訂正)

凛と花陽は花丸により静岡県でボランティアをすることになった。

凛「凛ちゃん特製ラーメンにゃ!!」

静岡県民「おお!?」

花陽「花陽特製特大おにぎりです」

静岡県民「おお、ふつうのください」

花陽「ふつうのあります」

花丸「ほんとにu’sずら」

ルビィ「お姉ちゃんや千歌ちゃんたちも来るはずです」

花丸の実家の神社の敷地を間借りして凛と花陽はラーメンとおにぎりなど日用品を提供していた。

千歌「みゅ、u’sはどこ!?」

善子「あれよ!!」ビシッ

梨子「あれが」

曜「u’s……?」

しばし呆然とする三人に続きダイヤたち三年生組も現れる。

果南「ラーメンにおにぎり?」

鞠莉「オーッ!?ラーメンライス!?」

ダイヤ「あれこそは……」

千歌「え〜っ!?こんなちんちくりんがu’sなわけないよ!?」

ようりこはなまるるびよしかなまりだい「!?」

凛「誰がちんちくりんにゃ!」

花陽「みゅ…u’sですよ!」

千歌はじーっとふたりを見つめて言う。

千歌「いやいやどこかの廃コロニーになったスペースノイドだよ」

りんぱな「なってない!」

ダイヤ「千歌さん!」

千歌「は、はい!?生徒会長」

ダイヤ「今回ばかりはあなたの言うことは正しいようです!こんなのがu’sなわけありません!」

曜「ダイヤさんが千歌ちゃんをほめた」

梨子「めずらしい」

りんぱな「ほんもの!」

ダイヤはじーっと見つめてから言う。

ダイヤ「ほ、ほんものどすわ〜!?」

ちかようりこはなまるるびよしかなまり「!?」ズッコケ!!

凛「だから言ってるにゃ」

花陽「し、失礼です」プンプン

千歌「あ、星空凛に小泉花陽……うそ」

ルビィ「ほ、ほんものです……」

善子「本当にファンなのこの三人」

ちかるびだい「」

とにかく凛と花陽は歓迎されていた。

No.73 17/08/19 13:38
自由人 

第十二話 ボランティアするりんぱな、憤らなかった希 4

希は顔が比較的知られているためムラサメ研究所への潜入は困難になるかと思われていたのだが、

希「こころちゃんたちスゴいやん」

研究所員「おはよう、掃除のおばちゃん」

希「おば……!?お、おはようやんか」

穂乃果たちの前に先にムラサメ研究所の所員を絞めたろうかとモップを力強く握るのだった。

こころ「ダメですよ。怪しまれますから」

ここあ「だね」

虎太郎「そうじ〜」

こころたちも希についてきてムラサメ研究所の保育施設で面倒を見られていた。

希「なにもこんな方法せんでも」

こころ「しっ!絵里さんたちらしいのが来ます。普段通りに」

研究所員「なんでもエゥーゴがカラバに合流したらしい」

研究所員「北米オーガスタ研究所のギャプランが出るのか」

研究所員「ギャプランと連邦のアッシマーが向かうらしいな」

フォウ「はあ。毎日訓練とはな」

絵里「なんのためにかしら?」

懐かしい絵里の顔はまるで疲れきっている表情で希はすぐにでも抱きつきワシワシしたい思いだった。

こころ「(ダメですよ)」

希「うう……えりち」

二人はすれ違い絵里は希の方を少し振り返ったようだ。

絵里「あの人」

研究所員「なんでも三人の子持ちの掃除婦さんだ。気にするな」

そう、とわずかに何かひっかかるものを感じたが絵里はフォウと共に次の研究施設へ向かう。

希「誰が掃除婦やねん!」

こころ「まあまあ。絵里さんが次に向かった施設は別棟の機械施設、いえ……機動兵器施設でしょうか」

希「機動兵器てモビルスーツ?」

考えられるのは機動兵器はモビルスーツである。
こころの案内により合間を見つけて別棟に向かう希たち四人。
声をちいさく上げた。

希「あれはモビルアーマーちゃうん」

こころ「機密扱いのようです。強化人間用です」

希「強化人間?ニュータイプちゃうん……」

こころたちは一年戦争時ににこにより生き延びるためにスパイとしてノウハウを教わっていた。

希「にこっち、なに教えとんの」

希の目にはこころたちとフォウや絵里がいた先の黒い四角い巨大な機体を不安げに見つめた。

希「えりち」

No.74 17/08/19 17:55
自由人 

第十二話 ボランティアするりんぱな、憤らなかった希? 5

静岡にいるりんぱなは千歌たちに歓迎されていた。ちやほやされていた。

凛「なんか食べ物を持ってきただけなのに」

花丸「ズラズラ」

花陽「ご飯とラーメン、医薬品くらいでしたが」

花丸「ズラズラ」

千歌「花丸ちゃんがズラズラしか言ってないよ」

曜「だね!」

ダイヤ「あら善子。いえヨハネはあの子はどうしたのかしら」

梨子「いませんね」

凛「あのいたい子にゃ?」

花陽「にこちゃんに劣らないくらい自己陶酔型……でしたね」

りんぱな回想

善子『私の名前は堕天使ヨハネ、堕天しない?オッホッホ〜!!』

りんぱな「つかれる子(にゃ)」

千歌「でもあたしたちの仲間です!」

梨子「(そうだけど考えよう)」

花丸「善子ちゃんはいたい子ズラ」

言っちゃうの!?と皆が固まった。
その頃善子は少しでもオシャレに着替えメイクして再び千歌の家に向かっていた。

善子「ウフフ、u’sのふたりがいるなら私の実力を見せる時!オッホッホ〜!」

母子連れ「見てはいけません」

しかしこの時すでに地球に降りていたソレスタルビーイングのプトレマイオス2からにこは一時的に静岡に来ていた。

にこ「いたい子がこんな田舎にいるなんて。凛と花陽はどこよ」

善子「もしもし」

にこ「いたい子に声をかけられたわ!?わっ!?」

善子「誰がいたい子よ!?あなた……一年生?」

にこ「いちおう18よ!(実年齢は22だけど!設定上)」

善子はにこの正体に気づかないまま彼女を千歌たちのもとに連れてきた。

ダイヤ「あら?そちらの方は」

鞠莉「オ〜!?スモールガール!!」

にこ「誰がチビッ子ガールよ!!」

りんぱな「にこちゃん!?」

こうして再会したにこに凛に花陽の一年生トリオ……、

にこ「三年生よ!真姫ちゃんが一年生!」

プトレマイオス2では、

フェルト「刹那は?」

ミレイナ「刹那さんなら一日トレミーを離れるですって」

フェルトは吐息をついた。またロリなコスプレをさせようと思っていたのに。ざんねん。

にこ「誰がロリよ!」

ルビィ「!?あたしですか〜っ!?」

No.75 17/08/20 05:39
自由人 

第十二話 ボランティアするりんぱな、憤らなかった希? 6

りんぱな「にこちゃん!?」

にこ「ふ、久しぶりねね」

凛と花陽は驚いた。
かつてにこはホワイトベースで捕虜となりその後、脱走しソレスタルビーイングに加入し刹那・F・セイエイとして戦い後にu’sに加入した経緯があった。

凛「迷子になったにゃ」

花陽「きっと大気圏突入でいいカッコしてプトレマイオス2とはぐれたとか」

にこ「ひとをなんだと思っているのよ」

善子「我が名は堕天使ヨハ……」

ちかるびだい「もとu’sが三人……」

果南「好きねあんたたち」

梨子「ほんとです」

にこ「ん?海未がふたりいるみたいだけど」

りこかな「はい?」

曜「え……と海未さんというのはu’sの」

鞠莉「そうデス!幻のガンダムファイター!園田海未、うみみ!」

ダイヤ「やかましい!!黙りなさい」

ルビィ「海未さん。一年戦争当時はガンタンクに乗って」

花丸「最後のア・バオア・クー、現在はゼダンの門でようやくガンダムに乗れたずら」

さらっとひどい花丸。

にこ「海未じゃないの?あ、ムネがちがう。ムカつくけど」

りこかな「はい?」

千歌「え……と梨子ちゃんはあたしたちアクアの作曲担当だよ」

にこ「ま、真姫ちゃんとおなじ」ウルウル

凛「真姫ちゃん」

花陽「ツンデレだけど悲しい宿命を背負ってるけどアクアさんは?」

千歌「この三年生たちも以前はスペースシップアイドルで鳴かず飛ばずの過去かな」

曜「ちかちゃん」

まりかなだい「ぐさっ」

花丸「ひどいずら」

善子「あんたが言うな」

しかし千歌たちは言う。
かつて静岡にもこの地を守ったガンダムがあったという。

にこ「ザンボ○ト3?」

凛「ま、まさかあのガイゾックと戦った神ファミリーの遺産」

花陽「ああ」

曜「いやいやガンダムだって」

三人はアクアに連れられガンダムがあるという古びた漁港に向かう。そこで見たのは古びた機体だった。

千歌「これがあたしたちの町のガンダムだよ」

三人は驚く。そこには青い古く潮に錆びた機体がたしかにあった。

りんぱなにこ「ザンボット3」

千歌「ちがう」

No.76 17/08/20 08:54
自由人 

第十二話 ボランティアするりんぱな、憤らなかった希、ついでににこ 7

三人は驚いた。
本当に静岡の地に神ファミリーのザンボット3があったことを……。

千歌「ち〜が〜う〜!!」

りんぱなにこ「!?」ビクッ!!

花丸「おお!?もとu’sがびびってるずら」

にこは思う。
このふつうの普通すぎるフツウの子はあの穂乃果とおなじ特殊なアホバカ特有の“何か”を持っている。

千歌「はい?」

曜「つまりにこさんは千歌ちゃんが穂乃果さんとおなじ“何か”を持っているという」

にこ「なぜわかった!?ニュータイブが静岡に」

梨子「いやいや声に出してましたから」

にこ「はっ」

しかし三人と九人の前にあったの確かにガンダムの形状をしていた。

ダイヤ「前の一年戦争で名もなきパイロットがこの地を守ったそうです。機体の名前だけが残り水中型ガンダムと……」

凛「ガンダム?」

花陽「まあ連邦がガンダムタイプを多く開発してました事実はありますけど」

にこ「ガンダム?」

にこは青く錆びた機体を見つめる。
ソレスタルビーイングにはGNドライブ搭載型のガンダム以外にも連邦やガンダムファイトのガンダムなど無数に記録されていた。ティエリアがヴェーダとリンクした際やミレイナにも改めて見せられた。

千歌「ガンダムだよ」

梨子「こんな田舎にもガンダムがあったのね」

果南「田舎ちゃ田舎だけど」

梨子「あ、ごめんなさい」

にこは機体によじ登りコクピットを開けるとパイロットの死骸が……

にこ「ぎゃあああ〜!?てないわよ」

りんぱな「ち」

善子「にこさまにはおなじシンパシーを感じますわ!」

ルビィ「あほはあほ同士……」ポツリ

にこよし「こら!」

ルビィ「ひぃぃ!?ごめんなさい!」

ダイヤ「どうしました、矢澤さん」

にこ「ちょっと待って。機体が動くかしら」

試しに機体を動かして見る。動力部は古びていたが、なんとか動くようだ。

鞠莉「起動シマスカ」

ダイヤ「片言」

水中型ガンダムと呼ばれる機体は僅かな振動がありながら機体のツインアイに輝きが数年振りに輝く。

りんぱな「う、動いた!?」

流れるデータを見つめるにこは言う。

No.77 17/08/20 12:48
自由人 

第十二話 ボランティアするりんぱな、憤らなかった希?ついでににこ 7

にこ「こ、これは!?」

その頃、アウドムラの穂乃果たちは遅い夕食を取っていた。

穂乃果「こ、これは、……ピーマンだよ!?」」

シャア「どうかしたか」

ことり「今日の夕食当番は海未ちゃん。そしてメニューは炒飯」

海未「穂乃果」

カミーユ「師範代」

海未「好き嫌いはいけませんよ!と言ったではないですか!!」

穂乃果「きゃん!?」

シャアは戦慄した。
u’sの穂乃果はピーマンが苦手だというのか。

海未「泣いてるひまがあったらたべてください」

穂乃果「オニだね」

再びにこ。

にこ「こ、これは!?」

凛「まさか!?にこちゃんはこの四年間ムネは変わらないまま」

花陽「りんちゃんもだよ」

千歌「それよりその機体は!」

梨子「u’sをスルーするとは」

善子「だじゃれ?」

りんぱなのツッコミより善子のツッコミに皆が静まった……。

善子「善子じゃなくてヨハネ!」

にこ「いいかしら?」

ダイヤ「どうぞ」

鞠莉「please!」

果南「微妙に違うけどあたしたちもu’sと同じくお笑い体……」

花丸「千歌ちゃんや善子ちゃんダイヤさんはそうずら」

千歌「?」

よしダイ「ぬわんでよ!!」

妙に親近感を覚えながらにこは機体の素性を語った。

にこ「たしかにこの機体はガンダムよ」

千歌「やったよ!」

曜「ガンダムだったんだ」

梨子「ええ」

九人は涙した。にこは音もなく機体を降りてりんぱなを締め上げた。

りんぱな「く、苦しい……」

にこ「はあ」

凛「まあまあ貧乳はあたしや海未ちゃんがいるにゃ。いやだけど」

にこ「あのね」

その頃の海未、

海未「は、は、は……」

ほのこと「半笑いの海未ちゃん?」

海未「はあくしょい!!!」

ほのことカミ「うわ!?」

海未「地球風邪でしょうか」

穂乃果は思う。
地球圏最強の人類園田海未も風邪を引く。
もしも、園田海未が地球人類の敵に回ったらインフルエンザだよ。

海未「なに呟いてるんですか!」

穂乃果「風邪に気をつけようね」

No.78 17/08/20 15:10
自由人 

第十二話 ボランティアするりんぱな、憤らなかった希?ついでににこ 9

花陽「たしかに連邦は多くガンダムの機体を開発してましたが……」ゴニョゴニョ……

ここで花陽の言葉を通訳してみよう!

花陽「水中型ガンダムはたしかアクアジムをもとにした機体だったような……」

りんにこ「シーっ!」

ちかようりこはなまるびぃよしだいまりかな「どうかしました?」

にこ「(あたしもさっきデータを見たけどジムタイプだったわ。だけど言っちゃだめ)」

りん「(うんうんにゃ)」

花陽「あはは、だね」

千歌「花陽さん?ぱなよさん?」

花陽「はなよです!」

千歌「花陽さんはあたしの知っているひとに似ています」

曜「(どきっ!)」

善子「曜ね……」

花丸「言っちゃいかんずら」

ルビィ「です」

にこ「とにかくこれは紛れもなくガンダムよ!ろくに実戦では使えないけど」

果南「そうですか」

凛「りんたちは明日には失礼するにゃ」

梨子「行っちゃうんですか」

花陽「世界にはまだまだ困っているひとがいますから!」

にこ「ふ、そういうことね。あたしも失礼するわ(美味しいもの食べるのは今夜と明日の朝食に帰り際!)」

ルビィ「あ、ありがとうございました!u’s!」

ダイヤ「感謝の意思は示しますわ」

鞠莉「素直でありませんわね。サンキュー貧乳トリオ!」

りんぱなにこ「誰が貧乳だ!!」

果南「空気読みなさいマリー」

鞠莉「オー、ソーリーね 」

にこ、凛、花陽は翌朝静岡を離れた。
なにも言わずに。

果南「あれは」

曜「ブッドキャリアー?」

梨子「ありがとうございます」

ダイヤ「ふん」

ルビィ「バイバイ」

花丸「さようならずら」

鞠莉「グッドバイ」

その頃、千歌は眠りについていた。

千歌「o(__*)Zzz」

u’sの三人から言葉はなかった。
にこは思う。
思うように静岡名物を食べれなかった。ダブルオーガンダムが動く。

にこ「刹那・F・セイエイいくわよ」

凛「アキバにいかないにゃ」


にこ「こころたちには会わないわ。じゃあね」

千歌が起きた時は三人は去っていった後だった。

No.79 17/08/21 04:29
自由人 

第十三話 アムロ再び、穂乃果太りましたか?u’sライブだよ!

穂乃果「アムロさん復活みたいだけどサブタイがへん?👆」

ことり「海未ちゃんはスパルタ脳筋だから」

海未「はい?」

アウドムラでそんな会話がされていた頃、北米シャイアン基地のアムロは自家用飛行機を飛ばし自宅に帰っていた。
ふだんは変化のない生活だが飛行機を降りるとそこにいたのは懐かしい顔があった。

アムロ「フラウ・ボゥ?カツ、レツ、キッカか……」

執事に飛行機の整備を任せるとアムロ邸にいたのは一年戦争後はハヤトと一緒になったフラウ、カツたち養子たちだ。
一年戦争後なにかとホワイトベース乗組員はu’sやアムロ以外も話題に取り上げられた。

フラウ「お久しぶりアムロ」

アムロ「他人行儀にしないでくれ。上がってくれ」

フラウは笑みを見せるがカツたちは遠慮がちな態度や表情を見せた。

アムロ「そうか、子どもが……」

フラウの見せるお腹には妊娠数ヵ月が見てわかる。家庭的な表情を見せるかつてのお隣さんだった彼女にはむかしなにかと世話を焼かれた。

フラウ「ふふふ、こんな姿をアムロに見せるなんて」

アムロ「ふふふ、しあわせかい」

ええ、と大人たちの会話のなかカツはアムロが優雅に豪邸に暮らしていることに内心反発はあった。
しかし一年戦争中の古い写真を見つけ大人たちの会話に入ることは遠慮していたが、

カツ「義父さんはジャブローへ向かいました。アムロさんはなにをやってるんですか」

フラウ「カツ」

カツ「義父さんはカラバの一員として戦っています」

アムロ「カラバ?カツ」

アムロはさっとメモを走らせここの執事夫妻が連邦のスパイと告げた。
執事は音もなく姿を消していた。

フラウ「まさか」

アムロ「本当さ……。まあ家族同然だがね」

レツ「アムロ兄ちゃん」

キッカ「」

必ずしもアムロがしあわせでないことがわかりカツたちもしばし口をつぐんだ。

No.80 17/08/21 07:15
自由人 

第十三話 アムロ再び 穂乃果太りましたか?u’sライブだよ!

アウドムラでは。

海未「それでは恒例の体重測定をしたいと思います」

ほのこと「いつ恒例になったの」

海未「まずは私園田海未が体重計に乗ります」

シャアポロベ「(なんなんだ、これは)」

海未「ふ、平均体重ですね。次ことり」

ことりはおそるおそる体重計に身体を載せる。動く針……。

海未「ことりはセーフです」

ほお、と息する彼女だった。しかし次は穂乃果である。
穂乃果、と指名する。

穂乃果「だ、だいじょうぶだよね」

海未「地球の重力に負けないでください」

励ましなのか貶しているのか。たぶん両方。
体重計の針が動く……。
海未は真剣に見つめる。

海未「……ギリギリですね。とりあえず合格……としましょう」

穂乃果「わ〜い」

海未「こほん。体重は安全圏内でしたがこれから私たちu’sはあることをします」

レコア「なにかしら」

海未「ヒッコリーでu’s復活ライブをします!」

ハヤト「やれやれだな」

ほのこと「ええ〜!?」

穂乃果たちが驚いていた頃のアムロ邸。

アムロ「あまり草むらに近づくな。蛇がいるぞ」

カツ「アムロさん、なぜあなたは戦わないんですか」

アムロ「僕は臆病な大人になったのさ」

アムロにはララァを失った痛みがまだあった。

カツ「義母にとってはあなたはヒーローなんですよ」

アムロは何も言えずに俯いた。フラウが気づく。

フラウ「カツよしなさい」

カツ「ふん」

フラウ「すまなかったわねアムロ」

アムロ「いやカツの言いたいことはわかるさ。これからどうする」

日本へ、と彼女は言う。
連邦政府の目から逃れるためだという。アムロは飛行機のチケットを彼女たちのために手配した。

フラウ「おやすみなさいアムロ大尉」

ああ、と彼はかつてのお隣さんを見送り大人は辛いものと感じた。

No.81 17/08/22 06:00
自由人 

第十三話 アムロ再び、穂乃果太りましたか?u’sライブだよ!3

再びアウドムラでは。
穂乃果とことり、海未は曲作りにダンスレッスンなどをしていた。

穂乃果「海未ちゃんしつもん」

はい、と海未。

穂乃果「いつ曲を作ったの?」

海未「月に真姫に会った時に曲をいくつか提供してもらいました」

ことり「なるほど」

穂乃果「まあ海未ちゃんがつくると盆踊りになるからね」

海未「なりません」

しかしヒッコリーに着く間とはいえ時間は少ない。アウドムラからアーガマを経由してのホムペからファンや地球圏への人々へのメッセージなども送り訓練もまたある。

カミーユ「u’sとしての師範代か」

MK2を整備しながら彼は海未を尊敬の瞳で見つめる。

海未「はい!まだまだ終わりませんよ!」

ほのこと「オニだ」

再びアムロたち。
アムロはフラウ親子を空港まで送っていった。

フラウ「あなたが逃げることで時代が不幸になるのはいけないわ」

アムロ「ああ」

答えながらもアムロは時代に自分が何ができるのか迷いや葛藤があった。

カツ「あなたには期待さしませんアムロさん」

アムロ「カツ。いい子を産んでくれフラウ」

カツの言いたいこともわかりながらフラウに言葉を向けた。
ふとアムロはまわりを見るといつもの監視員がいないことに気づく。
いない?どこいった。

アムロ「カツ、ハヤトはジャブローに向かうと言ったんだな」

カツ「ええ、その後はわかりませんが」

アムロ「そうか。なら行くぞ」

この言葉にはフラウやレツ、キッカも驚く。

フラウ「アムロ」

アムロ「カツをかりていくぞ。レツとキッカはフラウを守ってくれ」

ふたりはアムロが言わんとしたことはわかった。
アムロはカツを連れてすぐさま空港の職員出入り口から手近な輸送機のコクピットに入り彼らを銃で牽制した。

アムロ「悪いようにはしない。しばらくこの機体はいただく」

カツ「アムロさん」

彼はかつてのアムロを見る思いがした。フラウたちは日本行きの飛行機から慌ただしいアナウンスに耳をやった。
見ると輸送機が一機窓の外から飛び立つようだった。
アムロ、カツと呟いた。
あれにふたりが。

No.82 17/08/22 07:10
自由人 

番外編 リックディアスと私 第一章 ガンダム強奪 2

私たちはなんだかんだで反地球連邦組織エゥーゴに保護されました。
出会ったのはブレックス准将、ヘンケン大佐、クワガタ…クワトロ大尉、レコア少尉、ティターンズを裏切ることになるエマ中尉。
しかしカミーユくんはこの直後にご両親を戦いのなか失ったのです。
穂乃果とカミーユのMK2はエゥーゴカラーに、私やアポリーさんたちのリックディアスはかつての赤い彗星を彷彿させる赤い色に生まれ変わりました。
私は思いました。
赤い彗星。かつて一年戦争で私たちやアムロさんのライバルとして名を馳せた方の機体の色に乗るとは。
へんたい仮面の海未、と呼ばれるのでしょうか……。

海未「誰がへんたいなんですか」

穂乃果「海未ちゃん!あ……」

ことり「『赤い彗星のへんたいぽい海未……』に訂正」ポチポチ凸

海未「誰がへんたいですか〜!!」

ほのこと「ひいい!?で、でも撃墜スコアとかも書き込みしてるよ」

海未「む」

ことり「宇宙からジャブローまで戦ってるし。ちなみにことりの機体は地味なネモだよ❤」

海未「なんの自己主張ですか」

ちなみにアウドムラの整備員は順番としてことりのネモ、シャアの百式、穂乃果とカミーユのMK2、アポリーやロベルトのリックディアス、海未のリックディアスと優先順位があった。

海未「なぜ私がいちばん下なのです?」

穂乃果「地球圏でいちばんつおいからじゃない」

ことり「『ガンタンクと私』の影響力だよ」

海未「あなた方が四年前にあんなモノを書いたせいで私のイメージが崩壊してます!」

静岡では、

ダイヤ「『ガンタンクと私』ベストセラーですわ!私もいつか海未さんのように!」

ルビィ「それはやめルビィ」

海未「ちなみに印税の割合は?」

穂乃果「ほのかとことりちゃんが合わせて6、海未ちゃんが3、エゥーゴが1だよ」

海未「私に優しいのかどうか微妙ですが」

穂乃果「『赤い彗星のへんたいとして私園田海未は地球圏のために戦います』」と 」ポチ凸

海未「誰がへんたいですか」

穂乃果「あとあと今回は特典に『赤い彗星のうみみ』ソングをファンにダウンロードサービス配信」

海未「はい?」

No.83 17/08/22 12:25
自由人 

第十三話 アムロ再び、穂乃果太りましたか?u’sライブだよ!4

ここ北米のオーガスタ基地にはスペースシップアイドルではなく、ベースアイドルつまり基地アイドルのロザミア・バダムがいた。

ロザミア「エゥーゴがカラバと接触だと?宇宙に飛び立つつもりか」

搭乗機体はオーガスタ基地が開発した強化人間用の可変MAギャプランである。

研究員『ロザミア聞こえるか。連邦の基地からブラン少佐の部隊もエゥーゴ・カラバに追撃を開始したようだ。共同戦線を取るのだ』

ロザミア「人間風情と。まあいい。了解した。エゥーゴはコロニーを地球に落とそうとしている」

ロザミアは強化人間。美しい外見に似合わず強化された肉体はもちろんエゥーゴがコロニー落としをするというトラウマを意図的に与えられたことで更なる能力を発揮するはずだった。

ロザミア「ロザミア・バダム!ギャプラン出るぞ」」

ギャプランの巨大で先鋭的な機体がオーガスタ基地をベースジャバーに乗ったハイザックが随伴していく。
その頃、ブラン少佐の部隊もアウドムラを追撃していた。

ブラン「強化人間のロザミアだと?ふん、あてになるのか」

連邦兵「どうします」

ブラン「利用するだけさ」

ブランの機体はアッシマー。こちらも同じく可変MAであるが円盤状の機体が特徴的である。こちらもハイザックがベースジャバーに乗り随伴していた。
このふたつの部隊が追撃するなか穂乃果たちはというと。

穂乃果「はあ、ヒッコリーまでに歌もダンスを覚えないとね」

ことり「つかれ知らずの海未ちゃん」

海未「はい?なにか」

ほのこと「人間?」

海未「にんげんですよ!!」

ハヤト「変わらないな。あの子たちは。!?なんだ」

見ていたハヤトはカイに通路にある扉の内側に連れ込まれた。

カイ「静かにしろ」

ハヤト「カイ!?」

カイ「いいか。よく聞け。クワトロ大尉はシャアだ」

ハヤト「大尉が!?」

カイ「俺はヒッコリーで下ろさせてもらう。地球でドンパチしてるシャアはいけすかないからな」

言うことだけ言ってカイは部屋を後にした。u’sの三人を見ながらかつてのミハルを少し思い出し記憶にしまった。
ガルダ級はヒッコリーに向かう。

No.84 17/08/23 05:48
自由人 

第十三話 アムロ再び、穂乃果太りましたか?u’s再び 5

ヒッコリー基地ではハヤトの指示によりシャトル発射とu’sライブ準備が整っていた。
海未たちは喜んだ。

海未「ハヤトさんありがとうございます」

ことり「ありがとう」

シャアはむう、と唸る。
アクシズでもA-RIZEは小惑星生活のなか皆に希望を持たせるために活動を欠かさなかった。それをu’sのこの子たちもしているのか。
しかしである。

海未「そういえば穂乃果は?」

ことり「真っ先に喜ぶはずなのに」

カミーユ「ああ、彼女ならMK2のコクピットから何かシャトルで運ぶ荷物を運んでいたぞ」

アポリー「俺も見かけた 」

ロベルト「ああ、大事そうに何かを抱えてシャトル用荷物に入れていた」

海未とことりはデッキに向かうと穂乃果がMK2のコクピットからシャトル用貨物に何かを入れているところだった。

穂乃果「これでお片付け済んだよ」

海未「お片付け?めずらしいですね穂乃果が。部屋の掃除さえしないだらしない穂乃果が」

穂乃果「うううううみちゃん!?ひどい!」

ことり「何をコンテナに入れてたの?」

ことりは穂乃果が入れた貨物コンテナのスイッチを操作するとメイドコスチュームが三人に覆い被さった!

ほのことうみ「ぶはっ!?」

海未「なんですか!」

ことり「これはミナリンスキーの?」

穂乃果「じ、ジャブローで見つけたんだよ!!」

海未はカアッと顔が熱くなった。

穂乃果「お〜い、海未ちゃん」

ことり「これは宇宙に帰ったらコスプレ凱旋ライブだよ!」

穂乃果「おー!」

海未「めめめメイド……!?」

彼女は宇宙でコスプレするu’sのライブを浮かべて赤面した。

穂乃果「ふう、ジャブローから持ち帰った甲斐があったよ」

カイ「ん?」

カイはヒッコリーで降りるつもりなのでまだアウドムラにいた。

カイ「やれやれだぜ」

海未「まったくコスチュームのために命を懸けないでください」

静岡では、

千歌「曜ちゃんがコスプレ好きでもティターンズやアロウズに入らなくてよかった」

曜「あたしにはあたしの正義があるもん!」

彼女にとって正義は千歌そのものなのだ。

No.85 17/08/23 13:13
自由人 

番外編 リックディアスと私 第二章 月へ、旧友との再会、打倒!ウォンさん

私たちアーガマは月へ一路進路を取りました。
桑マン大尉、じゃなかったクワトロ大尉のリックディアスはフランクリン中尉に奪われやむ無く大破。
アナハイム・エレクトロニクスへ新型機やジム2に代わる量産機、新造戦艦ラーディッシュを受領するためです。
月、そこは私や穂乃果、ことり、キラやアスラン君(ヅラじゃないよ)と幼い頃に出会った地でした……。
ほどなく私たちは小錦、関取、小結ではなく西木野真姫ちゃ……と再会しました。彼女は自分の素性を知るために再びアナハイム・エレクトロニクスで働いていました。
オサリバン常務を尾行した時に彼は謎のおばちゃんと会っていました。逃げたよ!逃げたよ!追われてたから!
クワトロ大尉に助けられ私たちは一命を取りとめカミーユくんに合流。
会議場に間に合ったのにエゥーゴの出資者のひとりウォン・リーさんはカミーユくんにイチャモンをつけたんだよ!
しかしそこは私園田海未が一撃のもとに彼を倒し愛弟子カミーユくんを助けました。
出資者だからといって戦っているのは私やカミーユくん、穂乃果にことり、クワトロ大尉やエマ中尉たちです!
いまこそエゥーゴの力を以てして連邦を浄化します!!

穂乃果「終わった」

ことり「ふふふ、海未ちゃんの熱い姿にみんな感激だね」

海未「ほお。誰が熱いのですか」

ほのこと「ち、地球も暑いけどう、海未ちゃんが……」

海未「また勝手に更新しましたね!な、なんですか!?これは」

穂乃果「『補足 流派東方不敗の園田海未は出資者には負けません!』だよ」ポチッ凸

海未「これではまるで私がウォンさんを脅かしたみたいではないですか!?」

事実そのとおりである。

穂乃果「これで地球圏に海未ちゃんに立ち向かう者はいないよ」

ことり「あたしはウイングゼロないとu’sの衣装担当だし」

海未「作詞は私がしてますが」

穂乃果「そうだった。『恋愛経験がない私園田海未ですが、地球圏で恋をしてるのは亡き東方不敗マスターアジアと穂乃果たちu’sです。ほのかラブが作詞命です』よし!」

海未「これでは私がほのキチみたいではないですか」

穂乃果「ほえ?」

海未「地球圏に平和があるのでしょうか」

No.86 17/08/23 20:35
自由人 

第十三話 アムロ再び、穂乃果太りましたか?u’s再び 6

海未「そういえば穂乃果、ことり聞きましたか?」

穂乃果「何も言わなくていいよ。海未ちゃんのおムネがこの四年成長がないのは……」バリボリ バリボリ

ことり「ガンタンクの都市伝説は海未ちゃんには効果なかったんだよ」

海未「な・ん・の・話・で・す・か・?」

ちがうの?ときょとんとしてふたりは純粋で眩しすぎる瞳で見つめなにも言えなくなりそうになる。

海未「あ、あのですね。オーブに寄港していたミネルバのインパルスというガンダムが強いそうです」

穂乃果「オーブ?キラちゃんやヅラちゃんがいるとこだよ!」

ことり「アスランくん」

海未「こほん、そのアスランくんはいまだオーブに帰ってないそうですがカガリさんがセイランのユウナ・ロマと結婚式を挙げたそうなんですが」

ほのこと「ええ〜!?あのカガリさんが!!」

穂乃果「それよりよく堅物の海未ちゃんが他人の結婚式の話題ができるね?地球に降りて風邪かな」

海未「なんで私が他人の結婚式の話をしたら風邪なんですか」

穂乃果「海未ちゃんはアースノイドやスペースノイドより丈夫そうだし」

海未「人間です。話を続けます。なんでも結婚式の最中のカガリさんを」

ほのこと「バリボリバリボリ」

海未「煎餅を食べない」

ほのこと「はい」

海未「結婚式の最中のカガリさんをどうやらフリーダムとアーク・エンジェルが拉致誘拐したそうです」

ほのこと「ええ〜!?」

穂乃果「カガリさんとキラちゃんは姉弟だよね。姉弟そろって駆け落ち?」

海未「こほん、結婚がいやなので拉致誘拐しただけでしょう」

ことり「オーブにもいろいろ事情あるみたいだね」

穂乃果「結婚式……。ほのかの相手は……」

ことうみ「あたしです!!」

穂乃果「ほえ?」

海未「と、とにかくザフトのミネルバ、キラくんたちアーク・エンジェルの動きにも注意がいるようです」

穂乃果「ミネルバはともかくアーク・エンジェルやキラくんは敵に回したくないな」

ことり「うん」

海未「しかしユニウスセブン落下から地球の情勢は変わってきています」

ヒッコリーに向かうなか時代の変化はあった。

No.87 17/08/25 14:14
自由人 

第十三話 アムロ再び、穂乃果太りましたか?u’s再び 7

穂乃果「海未ちゃんがカガリちゃんの結婚の話を言うなんて」

ことり「世も末、いや宇宙世紀は混乱だよね」

海未「私だって女の子ですけど」

ほのことが?とした時だった。警報がアウドムラ内に響いた。

穂乃果「敵襲だ」

ことり「ティターンズ?連邦?」

海未「とにかく行きます!」

カミーユも出てきて穂乃果たちと出撃準備をする。シャアの百式がドダイ改で現場指揮を取る。ハヤトから艦内音声が入る。

ハヤト『敵はオーガスタの可変MAにハイザックだ!気をつけろ』

シャア「聞いたな、カミーユに穂乃果出るぞ。アポリーに海未たちはアウドムラから援護だ」

アウドムラから火線が伸びる!!ハイザックは迎撃する!

シャア「どこだ、プレッシャーは?プレッシャーだと」

穂乃果「どこから!?」

カミーユ「下です!」

ほのシャ「なに!?」

二組のハイザック編隊はアウドムラの周囲を旋回する間に下空からギャプランの機体が迫る!

ロザミア「u’sが空を落とすならば!落とす!」

ギャプランの高出力のビームがMK2、百式を襲う!!

穂乃果「ララァさんより速い!」

シャア「余計なことを言うな!」

カミーユ「速いっ!?」

海未「穂乃果!カミーユくん」

ことり「ネモで出れば援護にならない?」

アポリー「いや、迂闊に出たら人命が損失する。死ぬぞ」

ロベルト「しかし敵はMAだぞ」

三機のリックディアスはクレイバズーカを放ちことりのネモはライフルを放つ!

シャア「弾丸の補給は忘れるな」

ほのカミ「わかってる!」

しかし敵は高速戦闘をしライフルやバズーカは追いつかない!

シャア「戻れ、穂乃果にカミーユ!」

ドダイ改を使い穂乃果とカミーユはMK2のカートリッジをライフルやバズーカを変える!

カミーユ「大尉!」

穂乃果「速い!当てたいのに」

ロザミア「当たるわけないさ」

ギャプランの高速旋回にことりは考える。

ことり「ドダイ改借りるよ!」

ロザミア「ザコが!なに!?」

ことりのネモはハイザックを盾にするようにしビームを撃てないようにした。

No.88 17/08/26 11:57
自由人 

第十三話 アムロ再び、穂乃果太りましたか?u’sライブだよ! 8

ロザミア「貴様っ!」

ロザミアのギャプランは高速旋回し味方機を避けながらビームをことりのネモに放った!片腕をやられるネモ!

ことり「きゃ」

アポロベ「ミナリンスキーちゃんを守れ!」

アウドムラからふたりのリックディアスが援護するなかことりのネモは帰還した。

海未「ことり!?」

穂乃果「焼き鳥かフライドチキンにならなくてよかったよ」

ことり「激おこぷんぷん丸!」

カミーユ「来るぞ!」

穂乃果とことりのMK2はギャプランよりハイザックを撃ち撃破していく。シャアの百式はギャプランからの攻撃を防ぐ。

シャア「コイツ!」

ロザミア「所詮は通常型!!」

シャア「舐めるな!」

百式のライフルとバズーカを放ちながらドダイ改を操る。
その頃、輸送機を操るアムロとカツは前方のレーダーを見つめた。

カツ「アウドムラかもしれません」

アムロ「ハヤトか」

カツ「ジャブローからの進路からなら考えられます」

輸送機はアウドムラらしい機影と考えながら向かう。

穂乃果「ええい!」

カミーユ「速すぎだ。だが機体の性能に溺れやすい」

ロザミア「なにを!」

穂乃果はすかさずドダイ改で旋回しギャプランの後方にくっつく!
カミーユのMK2もまたアウドムラの高空からギャプランを狙うが穂乃果が邪魔だった。

穂乃果「そうか!」

穂乃果は再びアウドムラの格納庫に戻りカミーユは理解した。

カミーユ「ええい!」

ロザミア「なに!?やられただと」

カミーユの散弾バズーカがギャプランの機体を傷つけた。
叫ぶ穂乃果!

穂乃果「譲り合いの精神だよ」

ことうみ「なんかちがう」

シャア「く」

シャアの百式もアウドムラ格納庫に戻り敵の出方を見つめた。
カミーユも帰還した。

ほのことうみ「六機もいると狭い」

アポロベ「園田が機銃座にいけばいいのに」

海未「え?」

ロザミア「まだまだ」

ブラン『強化人間のくせにアウドムラは落とせないのか』

ロザミア「ブラン少佐!?」

ブラン『後は後続に任せろ』

ブランからの通信にロザミア隊は引き上げる。

No.89 17/08/26 18:24
自由人 

第十三話 アムロ再び、穂乃果太りましたか?u’s再び 9

ブラン「強化人間は黙って見てるんだなロザミア」

ロザミア『ブラン少佐!?く』

ブラン「あれがアウドムラ、エゥーゴにカラバに……u’sか!」

ブランは一年戦争を経験しu’sの歌を聞いたことは戦時中や戦後に何度となく耳にした。
しかしいまは敵であると認識した!

ハヤト『来るぞ!』

ほのカミシャア「来たっ!?」

アッシマーの円盤形態が飛翔しアウドムラを襲いブランのハイザック隊が再び襲撃する。

ブラン「ガンダムが二機に金色か」

金色の機体の鮮やかさを見ながらも狙いを定める。

シャア「ち」

カミーユ「大尉!」

穂乃果「また出るよ!」

シャア「カミーユ!穂乃果」

穂乃果は思った。
穂乃果、カミーユと呼ばれなかったよ!

海未「なんの話ですか!?」

海未のリックディアスはクレイバズーカを放つ。ハイザック隊は損傷する!

海未「やりました」

アポリー「カミーユと穂乃果、大尉の援護だ」

海未は思う。
穂乃果、カミーユと続けて呼ぶとふたりの魅力は半減します。

ことり「海未ちゃんがアホになった」

海未「は!?なってません!」

ことりはネモを操りながらも片腕が損傷したために動けない。
二機のMK2、百式、アッシマー、ハイザックがアウドムラのまわりを旋回する。
アムロたちの輸送機もアウドムラを発見した。

アムロ「あれがアウドムラか!」

カツ「はい」

アムロは気づく。

アムロ「別動隊のモビルアーマー!?ハヤト、聞こえるか!モビルアーマーが来る」

ハヤト『アムロか?さっきの奴か』

その声に応えたかのように撤退したはずのロザミアのギャプランが再び現れた!

ロザミア『ブラン少佐!』

ブラン「ロザミアか!邪魔だ」

ロザミアのギャプランは損傷しながらもアウドムラを狙う。

ハヤト『いかん!』

カミーユ「またか!?コイツ!」

瞬間、カミーユのMK2はビームサーベルでギャプランのバインダーに傷つけた!

ロザミア「ち」

ブラン『だから邪魔だと言ったんだ!』

ブランは穂乃果のMK2と向き合う。

穂乃果「希ちゃん?」

No.90 17/08/28 08:19
自由人 

第十三話 アムロ再び、穂乃果太りましたか?u’s再び 10

ロザミアは憤る。

ロザミア『エゥーゴがコロニー落としをするなら防ぐ!』

穂乃果「エゥーゴはそんなことはしないよ!」

穂乃果のMK2はバズーカを放ちギャプランの前で爆発させた!爆煙で正面が見えなくなるロザミア!

ロザミア「なに!?」

穂乃果「ええい!」

ドタイ改に乗りライフルを放ちギャプランの機体は爆発を起こすがロザミアはコクピットシートごと脱出しその姿を穂乃果やカミーユたちは見た。

カミーユ「女……?」

穂乃果「おばちゃん……?」

ロザミア「お姉さんだっ!」

ことり「オーガスタのベースアイドル、ロザミア・バダムだよ」

海未「まだ敵はいます」

ブラン『私を忘れるな!』

シャア「こいつも可変タイプか!?」

円盤状のアッシマーが人型に変わり百式を襲う!カミーユのMK2が向かう。

カミーユ「大尉!」

穂乃果「忘れてたよ。ん……んん」

海未「穂乃果?」

穂乃果の目はモニターの向こうから来る飛行機らしい光点を見つめていた。

アムロ『どけ!シャア、ついでにあほ乃果!』

穂乃果「!?アムロさん!?あほじゃないゃ」

ブラン『なに!輸送機が来るのか』

シャア「アムロ!?アムロ・レイか」

輸送機から真っ先にカツがホモアビスと呼ばれるグライダーで脱出したのが誰の目にも見えた。

カツ「アムロさん!?」

海未「カツくんですか!?」

海未のリックディアスがドタイ改に乗りカツを保護した。

カツ「園田さん!?」

海未「アムロさんは」

カツ「輸送機に」

ブランのアッシマーは輸送機が突っ込んできたことに驚く。

シャア「輸送機でやれるのか」

アムロ「やれるかどうかじゃない!やるしかないんだ!」

ブラン「なんだと!?」

アッシマーの下半身に輸送機が直撃しバランスを崩した!
瞬間、アムロは脱出した。

シャア「ええい!カミーユ」

カミーユ「わかってます!」

動きの止まったアッシマーに二機のビームが撃つ。穂乃果は見てるだけ。

ブラン「バカな!?俺がここで……!」

アッシマーの機体は爆発しブランは消えた。

No.91 17/08/29 04:57
自由人 

第十三話 アムロ再び、穂乃果太りましたか?u’s再び 11

アムロは呟く。

アムロ「たしか俺はいまシャアと言ったな」

シャアもまた思う。少し大人びたものパラシュートで空にいる姿はかつてのアムロ・レイだ。

シャア「アムロ、アムロ・レイ……」

二機のMK2に金色に輝く百式が彼に近づく。

カミーユ『ご無事ですか?』

アムロ「あ、ああ……ガンダム……」

穂乃果『アムロさん……』

アムロ「穂乃果か」

安堵とも複雑とも取れるニュアンスがアムロにはあった。
彼女たちはまた戦いに……。金色のモビルスーツが手を伸ばしコクピットハッチが開く。

シャア「アムロ・レイ」

アムロ「シャア、……シャア・アズナブル……」

カミーユや穂乃果はアムロの呟きがわからない。が、ふたりの感覚はシャアとアムロの間に深い何かがあるのを感じる。

カツ「アムロさん?」

海未「カツくん……」

こうしてアムロ、シャアの再会は果たされカミーユは次世代のニュータイプとして期待されることになる。
穂乃果たちはヒッコリー基地でのライブに余念がない。
時代は再び動くのだった……。

穂乃果「いまでも〜♪優しい言葉より〜♪」

ことうみ「ん?」

穂乃果「優しい言葉より〜♪ずっと〜♪海未ちゃんが♪こわかったよ〜♪」

海未「はい?」

ことり「Gacktだね」

海未「勝手に『新訳Ζ』主題歌を替え歌にしない!」

穂乃果「こわい、ティターンズやアロウズより海未ちゃんがこわい」

リボンズ『アムロ・レイ、彼がやっと動いたか……僕の思惑通りだ』

穂乃果「?」キョトン

海未「穂乃果?」

穂乃果「気のせいだね」

穂乃果にもリボンズの声が聞こえるようだった。

No.92 17/08/29 16:21
自由人 

第十四話 アレルヤとマリナ救出作戦

にこは静岡を離れモニターを通し遥か彼方にある東京を見つめた。
こころたちに会いたい、ついでに希にも。
しかしいまはまだ会うべきではない。

妄想のんたん『よし!あの子らを使ってがんだむごっこや!』

妄想こころ『がんだむいきま〜す!』

妄想ここあ『がんきゃのんいくぜ〜!』

妄想こらたろう『うみさんのまね〜♪がんたんく〜♪』

にこ「!?のぞみぃぃぃっ!あの子たちにに何かしたら許さないわよ!」

そこへプトレマイオス2から通信が入る。フェルトである。

フェルト『刹那、休みはどう』

にこ「はあはあ、まあよかったわ」

強がりである。

フェルト『マリナ皇女はいま私室で休んでいるわ』

にこ「そう」

フェルト『もう少し休んでてもいいのに。アレルヤが回復するまで時間があるわ』

にこ「構わない。あたしはソレスタルビーイングだから」

ダブルオーガンダムのGNドライブの駆動音が心地いいのは気のせいか。
にこは思う。
大気圏突入からアレルヤとマリナ救出作戦までのことを。

穂乃果「にこちゃん!?」

にこ「せいぜい頑張りなさいよ。穂乃果!」

決まった、と思うにこはダブルオーガンダムを操りプトレマイオス2の先を飛ぶ!
少し時間はさらに遡る。
連邦の収監施設にはアザディスタン皇国のマリナ皇女、そして四年前に捕らえられたアレルヤがいた。収監施設は海に面していた。

マリナ「刹那……」

彼女の脳裏に宿るにはいまにもちいさいちいさいにこだった。
アレルヤは、

マリー「起きろ、被験体E-57」

アレルヤ「ま、マリー……」

ピーリス「何度言う。私はソーマ・ピーリスだ」

アレルヤはマリナよりもさらに窮屈で暗い拘束室で疲弊しきっていた。
しかしその瞳にはマリー=ソーマ・ピーリスには優しく親愛ある輝きがあった。
ピーリスはわずかに戸惑う。

ピーリス「答えろ、貴様の仲間はガンダムはどこにいる」

アレルヤ「マリー!キミはマリーだ!」

四年間答えは変わらない。ピーリスは思う。
私はこれからアロウズ初のスペースシップアイドルになり地球連邦のために戦うのだ。
側にいるアンドレイは怪訝な顔を向ける。

No.93 17/08/30 21:50
自由人 

第十四話 アレルヤ、マリナ救出作戦 2

さらに時間は遡る。
フリット・アスノはカティ・マネキンにマリナ拘束の件を尋ねていた。

フリット「なぜじゃ!なぜマリナ・イスマイールがアロウズに拘束されとる!」

カティ「その件は前にも話したはずだ。フリット・アスノ准将、彼女はガンダムパイロットと関わりがある疑いがある」

フリット「しかしその件は四年前に調べは終わったはず!」

カティ「だが新たなガンダムがこうして現れたのだ。接触があったかもしれんのだ」

むう、とフリットは歯噛みをした。
先の戦争ではレビル将軍により自分たちへの後押しがありヴェイガン殲滅までついに火星へ!とまで向かおうとした時にレビル将軍はア・バオア・クー戦の最中に戦死し連邦政府の改革も頓挫しまたコーウェン中将もいまだガンダム2号機強奪事件の責任で拘留中だった。
改革派は自らを含め少数派になってしまいフリットは孫キオ、ディーヴァ艦と共に地球本土防衛で転々とする閑職に追いやられた。

フリット「むう」

カティ「唸ったところでどうしようもありません。お引き取りを」

フリット「時にカティ・マネキン大佐はスペースシップアイドルとしてデビューなさると聞きましたが」

カティ「お耳が早いですな。アスノ准将、メンバーは私、ソーマ・ピーリス、ルイス・ハレヴィだ。どうだ?イケてるだろう」

カティ「て聞いておいて退室するな!」

フリット「すまんすまん、眼鏡を落としてな」

カティの生真面目な性格は退室したかと思わせたフリットのしたたかな性格に目を向ける。

フリット「スペースシップアイドルとしてアロウズからデビューするんじゃな。おめでとうとは言っておく」

カティ「ふん、構わん」

フリット「だが、わしのにこちゃんに勝てるかな」

カティ「万年25位の矢澤にこか。勝ってみせるさ」

しかしその頃、プトレマイオス2は大気圏を突入しアレルヤとマリナがいる収容施設にユニウスセブンの破片に紛れ向かっていた。

にこ「ぶわぁっくしょい!!」

くしゃみをしながらにこはダブルオーを操り作戦前にティエリアから聞いた会話を思い出す。

ティエリア『アレルヤ以外にマリナ・イスマイールがいるらしい』

にこは収容施設が眼下に見え決意が燃える。

No.94 17/09/10 20:38
自由人 

第十四話 アレルヤ、マリナ救出作戦 3

アンドレイ「なぜあの被験体にこだわるのですか」

セルゲイ・スミルノフの息子アンドレイはピーリスに聞いた。

ピーリス「私にもわかるわけない」

そう言った直後だった。海岸にある収容施設に警報がなった。

ピーリス「まさか!?」

まさかと思いながらも収容施設に立ち向かう者がいるとすれば反連邦組織カタロンかもしくはソレスタルビーイング、この場合は以前の経験から後者と超兵でもある彼女は咄嗟に気づく!
基地からの砲撃やMSからの攻撃をものともせずにプトレマイオス2とガンダム三機は海面に激突したかのように波飛沫を上げた!

にこ「作戦通り!行動を開始するわ」

ティエリア『了解した』

ティエリアのセラヴィーガンダム、プトレマイオス2から離れたライルことロックオンのデュナメスが支援する。
ロックオンは笑みした。兄貴は『狙い撃つぜか』使わせてもらうぜ兄貴。

ロックオン「狙い撃つぜっ!!」

デュナメスのGNスナイパーライフルがアロウズのMSを撃っていく!
にこは素早くアレルヤのいる施設を見つけ久しぶりの再会を果たした。

にこ「あんたのガンダムがポイントに来るわ。ひとりで行けるわね」

アレルヤ「せ、刹那……」

脱出しなさい、と言い残し次に向かうはマリナ・イスマイールの収容部屋だ。彼女もにこに驚きを隠せないのだが、

マリナ「せ…刹那、あなた……」

にこ「マリナ」

ギュッと抱き締められにこは頭を撫でられ母に似た胸の感触すべてを堪能し頬が緩みかけた時だ!

にこ「撫でない!とにかく脱出するわよ!」

マリナ「もう少ししたかったんだけど」

ダブルオーのもとに向かいにこはマリナを側の補助席に座らせる。
アレルヤはどうしたのか?彼は新たなガンダムを見つめていた。

アレルヤ「ガンダム」

キュリオスの設計思想を受け継ぎ改良された新型ガンダムアリオス、しかしピーリス=マリーが気になった時に背後から銃声がした!

ピーリス「被験体E-57!」

アレルヤ「マリー!」

ピーリス「私はソーマ・ピーリスだ」

冷たく放つ彼女のもとに戻ろうとした自分をアリオスのコクピットに入り素早く起動した!
刹那のガンダムが目に入り共に動く!

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