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ラブライブ!×スーパー戦隊! 歌姫スーパー戦隊大戦!!

レス169 HIT数 17561 あ+ あ-

自由人
17/04/28 19:58(更新日時)

アニメ『ラブライブ!』と『秘密戦隊ゴレンジャー』から最新の『宇宙戦隊キュウレンジャー』までの戦隊ヒーローや悪が集いしクロスオーバーな物語!
九人の歌姫と九人のキュウレンジャー(おそらく後に追加戦士あると思いますが)が心通いし時に地球に平和が訪れる。
敵は黒十字軍から宇宙幕府ジャークマターまでがu’sと地球を襲う!
集う歌姫たち!集いし宇宙戦隊!!

物語はすでにジャークマターまでの悪の組織に地球は支配され荒廃した秋葉原や音ノ木坂学院高校からはじまりゴレンジャーをはじめとした戦隊ヒーローは行方知れず……。
はたしてどうなる!?

17/03/15 09:50 追記
u’sのライバルであるA-RIZEはゴウライジャーやゴーオンウイングス的ポジションにあたることにします。いわばライバル的追加戦士。それ故に活躍は絵里たちより遅めと思います。
そしてI.N.E.Tメガシップまで飛び宇宙まで行った絢瀬絵里、亜里沙姉妹は地球一周し再びロシアに辿り着きましたがバトルコサック謙作に出会うまでいろいろな戦隊メンバーに会う展開。先生をしていたあの戦隊やあのバカレッドの予定。

No.2435792 17/02/20 11:27(スレ作成日時)

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No.101 17/03/21 14:41
自由人 

再び地球ギンガの森ではギンガマン四人とバルバンが争っていた!
花陽はサヤの隣にならんび構えた!

サヤ 「あなた」

花陽 「あたしは花の力が使えます!」

ぱなサヤ 「花の息吹き!!」

花の息吹きが戦闘員を襲い凛はまたまたおもしろくなかった。

凛 「ならば凛も!」

花陽 「凛ちゃんダメっ!?」

凛 「星空の力にゃ!」

戦闘員の前に岩が落ちてきて侵入を阻んだかに見えて喜んだがまたしても凛の頭上に先ほどより巨大な岩がぶつかった!

凛 「にゃあ〜ん!?」(/≧◇≦\)

ナレーション若本規夫 「やはり星空凛にはまだまだ“星の力”は使いきれないようだった」

リョウマ 「うかつに力を使うんじゃない」

ヒュウガ 「バルバン」

サヤ 「ヒュウガ!」

ゴウキ 「く、勇太たちは俺たちが守る!」

ゼイハブ 「今日はここまでにしといてやる。フフフ……」

バルバンの幹部たちはギンガマンたちを追い詰めたり深追いすることもなく消えていった。
ジャスミンは言う。

ジャスミン 「私はいったんふもとに戻り仲間たちと連絡を取り合うわ」

J 「オレもエネトロンが欲しいから戻る」

凛 「り、りんたちは?」

花陽 「音ノ木坂の様子を見てきてください」

ヒュウガ 「凛くんたちは修業をしてから街に戻るべきだ」

ヒュウガの言葉に凛はムッとするが言い返す術はなかった。
リョウマがたしなめる。

リョウマ 「ラーメンはないが美味しいモノはあるから」

花陽 「お米」

凛 「かよちんばかりずるいにゃ」

凛は星空家と小泉家の両家族に叱られた。花陽はu’sに入る時は逆の立場になった気がし笑みしながら彼女の頭を優しく撫でた。

凛 「にゃ?ネコじゃないよかよちん」

花陽 「ジャスミンさんJさん。穂乃果ちゃんたちに会ったらあたしたちは無事だからと伝えてください」

ええ、とジャスミンは隠していたパトカーにJと共に乗り山を下っていた。
勇太は彼女たちを見送りながら憧れのu’sといられることに少ししあわせだった。

ナレーション若本規夫 「しばらく凛たちの修行がギンガの森で始まるのだった……」

凛 「りんになぜギンガの強い力があるにゃ」

謎が深まる。

No.102 17/03/21 17:49
自由人 

希はまだゴンにいた。というよりここでスピリチュアル見習いという形で居座っていた。

希 「やれやれ、ジャークマターたちからの侵略でみんな占いにすがりたいんやな。人間は弱いものやな」

しみじみとしていると江戸川や杉下が言う。

江戸川 「人間はみな弱いものだ。だが弱さを知るからこそ強さにも優しさもある」

杉下 「そうじゃ。わしらの戦いもエヴォリアンとの戦いで何度もつらく苦しい思いをしたさ。だが勝つことはできた」

なるほどな、と希は年配のふたりの言葉に耳を傾け頷くがその視線の先には落ち込むアスカがいた。彼はヤツデンワニに慰められていた。

ヤツデンワニ 「アスカ気にするなばう。マホロさんは無事と思うばう」

アスカ 「ありがとうヤツデンワニ……」

大太 「シリアスばい」

ドモン 「それにしてもユウリたちはどこに行ったんだ」

江戸川 「キミたちは30世紀の未来から来た際にはぐれたのか」

ドモン 「ああ、時空間を抜けた直前あたりにいきなりドカーン!と爆発があって気づいたらオレはこの近くにいたみたいだ」

ドモンの話によると時空間に何者かが爆発物を仕掛けたらしいが確かめる術はない。
希はダイノガッツはないがスピリチュアルなパワーで皆に希望くらいは与えられると思い親友である絵里を占う。
だが占いの結果は思わぬものだった。

希 「えりちは寒い寒いロシアにおる。長い旅を教師と共に出て八百屋に出会う?ていうかまだロシアにおるん?」

実はロシアからフランスケニアそしてアメリカ、ベイエリア55から宇宙。I.N.E.Tメガシップを経て再びロシアの大地にいるとはわかるわけもなかった。
それにしても教師に八百屋とは?

希 「えりちはポンコツやさかいな」

どうにか音ノ木坂に戻る方法を考えないといけない悩む希だった。
その頃、こちらも長い間忘れられていた絢瀬姉妹は希の占い通り冷たいロシアの大地にいた。しかしマックスライナーは再び故障を起こしふたりはある男に助けられていた。絵里はベッドの上で唸っていた。

絵里 「う〜んう〜ん」

亜里沙 「お姉さんしっかり」

ハッと目覚めた絵里は亜里沙とまわりに気づいた。

絵里 「ここはロシア?」

いつ誰が自分たちを保護したかのか記憶がなかった。

No.103 17/03/22 08:32
自由人 

絵里が目覚めたそこは見慣れたロシア風の家屋というよるまんまロシアの家であった。
ベッドの側にストーブがあり居間らしいところから暖炉のバチパチと音が微かに耳に聞こえた。
亜里沙が事情を話し始めた。

亜里沙 「ライナーボーイさんはあたしたちを助けるために雪の中に墜落したの。そこへね」

? 「そこからは僕が話そう亜里沙くん」

居間からの扉から現れたのはいかにも教師といった雰囲気の男性だった。しかしロシア人ではなく日本人である。

星川学 「僕は星川学」

その名前になぜか記憶があった。ジャークマター襲来前のごく最近のような気がした。

絵里 「星川?星川?あ!思い出した!どこかの小学校から研修に来ると海未から聞いていたわ」

学 「そう。キミたちが音ノ木坂の学生と聞いて僕はビックリした。亜里沙ちゃんとキミとライナーボーイを雪の中から助けたのは僕だ」

絵里 「ライナーボーイは?」

すると側にある小さなラジオから彼の声が聞こえた。

ラジオ📻 「僕は星川学になんとか助けられたがまだ動けそうにない。だがキミたちが無事でよかった。巽博士に僕から連絡したいが」

学 「それはこちらでしておく。ライナーボーイいまは休むんだ」

ライナーボーイがいるところは家屋の隣にある使われていない馬舎だった。そこに少しだがライナーボーイのボディが見えた。

絵里 「あ!だけど私たちはバトルフィーバー隊の謙作さんを探さないと」

学 「いまはやめた方がいい。吹雪だし列車は止まっている」

亜里沙 「ポトフでも食べて休もう」

妹に言われては仕方がない。身体も多少あの戦いのなかうちつけたか痛みがあった。

亜里沙 「それにしてもなんで海未さんから聞いたの?生徒会長は穂乃果さんでしょう」

絵里 「穂乃果が先生からの話を聞いてたと思う?」

亜里沙 「さすが海未さん……」

彼女のなかでの海未像は姉の絵里の前でさえはかりしれないイメージになってるようだ。
この冷たく広大な凍土の地のように。
しかし謙作をどう探すか考える必要もある。

No.104 17/03/22 17:08
自由人 

絵里は馬舎にいるライナーボーイの側にいた。

絵里 「ごめんなさい。あたしと亜里沙のために」

ライナーボーイ 「気にしないでください。それより怪我を軽傷とはいえさせてすまなかった。本来なら安全に着地したかったが」

ライナーボーイは語る。
黒十字軍のミサイルに飛ばされた際に推進装置をはじめ各部が被弾したのだ。そのままロシアの気流に飛ばされ東端地区に墜落したという。
その時にたまたま宇宙研究のために研修中の星川兄弟の長男である学や宇宙開発に携わる工場の人々により雪原から救い出されたという。
またさいわいにもライナーボーイと星川兄弟がかつて戦いに使ったスターファイブがシステムや構造が似てたらしく修理は可能な範囲で行われたらしかった。だがシステムはいまだ不完全でもある。

ライナーボーイ 「僕はここで修理が終わるまでいるからキミたちはバトルコサックを探すんだ」

絵里 「そんなことはできないわ」

絵里の優しさにライナーボーイはAIを積まれた自分の中にも感動や感激というものがあるものを知った。

絵里 「あなたには世話になってばかり」

ライナーボーイ 「なら頼みがある」

絵里 「頼み?」

ライナーボーイ 「巽博士とケッコンがムリなら僕とケッコンしてほしい」

馬舎に絵里に向いて吹雪が吹いていた。絵里は雪だるまや雪像のようにカチンコチンと固まった。
その様子を学と亜里沙が見ていた。

学 「変わっているな。キミのお姉さんは」

亜里沙 「ええ、人間じゃなくてロボにまで結婚を申し込まれるなんて。ハラショー……」

絵里はまだ固まっていた⛄。

No.105 17/03/24 08:59
自由人 

数日後絵里に亜里沙そして学はロシア中央部に向かうことになった。
ジャークマターの侵略征服以来、地球の通信システムは交信不可能となり主に制空権は悪の組織に掌握されていた。
先のパトストライカーやライナーボーイの一件からもわかることだ。
絵里はライナーボーイに別れを告げた。

絵里 「あなたを置いていくのは悪いわ(構わないんだけどね)」

ライナーボーイ 「絵里さん……」

亜里沙 「どきどき、お姉さん。ライナーボーイに別れのキスは?」

絵里 「なんでキスをする前提なのよ!?」

亜里沙 「せっかくライナーボーイさんのおかげでロシアまで戻ってこれたんだよ」

防寒着に身を包む愛妹は純真な眼差しで言う。戻ってこれたと言うべきか否かは疑問だが。
しかたなく絵里はマックスライナー形態のライナーボーイに唇をつけた。

ライナーボーイ 「//////)」

絵里 「照れるのは私なんだけど」

ライナーボーイ 「それはつまり相思相愛ということか!?」

ちがうわよ、と絵里は頭から湯気を吹き出すのでは思うくらい怒る。その様子に学は笑う。

学 「ライナーボーイの修理は地元の人たちがしてくれる。僕たちはロシアの首都を目指した方がいい」

亜里沙 「また戻るんだ」

絵里 「日本に帰りたいのにまた離れる」

三人はとりあえずシベリア鉄道がある駅まで目指す。さいわい歩くことはなく雪上車での移動なのがさいわいした。

絵里 「はあ」

亜里沙 「お姉さん?ライナーボーイさんと一緒にいてもいいのよ」

絵里 「そのため息じゃないし日本にいる穂乃果たちが心配なのよ!」

亜里沙 「雪穂」

学 「スクールアイドルu’sか。時代がちがうんだな」

雪上車は白銀の世界を絶え間なく進む。
しかしここにも悪の組織の手は伸びているのだ。
ロシアはアメリカ同様に宇宙開発に明るい国。だからライナーボーイの修理も宇宙開発に携わる人々であり学はまたファイブマンの長男である。
絵里、亜里沙そして学の旅は続く。

No.106 17/03/24 17:44
自由人 

駅に着いた頃には丸一日が過ぎていた。すでに日は落ちており駅は闇に包まれていた。
そこへ妙に甲高い声が駅のまわりにしており現地の人たちが囲んでいた。

? 「いらっしゃい!いらっしゃい!日本からの生鮮野菜だよ!」

えりあり 「野菜?なぜここで日本の八百屋が」

学 「やれやれ、まだいたのか。あの八百屋は」

雪上車を下りた学と絵里たちは駅に向かうと八百屋は学に気づいたようだ。

? 「よう先生!今日も野菜を買いにきたのか」

学 「いや今日はこの子たちを首都まで送り届けようと駅に来たが相変わらずボランティアしてるのか」

健太 「こうみえても八百屋の息子だしなんといってもI.N.E.Tに行かねえと耕一郎や瞬たちに会わす顔がねえ!安く売って多く売る!そしたら宇宙に行けるぜぇ!」

バカだ。間違いなくバカだとふたりは思うなかI.N.E.Tの単語にひっかかり同時に声に出した。

絵里 「バカレッド!?」

亜里沙 「メガレッド!!」

健太 「誰がバカレッドだ!地球署のバンとかいうヤツと一緒にすんな!」

亜里沙 「バカと言ったのはあたしの姉です。ゴメンなさい」

絵里 「なんか亜里沙にまでバカと言われてるような感じね」

気のせいである。
学はため息をつきながら健太に言う。

学 「いまの状況ではロシアもアメリカも宇宙までは行けないと言っただろう?日本に戻ったらどうだ」

健太 「そうは言うけど。ロシアもゾーンとかいう奴等に狙われてんだろう?先生の兄弟も離れ離れみたいだし俺みたいなヤツでも頼りになるだろう」

まあな、と吐息が混じる。彼にしたらバカな生徒をひとり持った気分になり懐かしさもある。もちろんファイブマンとして活躍した当時は小学生を受け持ったが高校生を受け持つと苦労が絶えないなと実感もあった。
健太は言う。

健太 「だけど駅からは列車は出てないみたいだぜ。一日中いたが上り下りも来なかったな」

学 「そうか。ならもう少し先に向かわないと行けないか」

健太 「そっちのお嬢ちゃんたちは?」

学が事情を話すと健太も同行する意思を示した。

学 「お前がか」

健太 「先生ひとりよりは安心だぜ」

絵里と亜里沙は顔を見合わせた。車は再び雪の中を進んだ。

No.107 17/03/24 19:50
自由人 

それから数日が経ち四人はシベリア鉄道に乗って揺られていた。
健太は野菜をどうしたかというと大半の野菜はボランティアで現地の人達に上げ電車賃は手持ちのお金で何とかした。
よく言えばひとがいい悪く言えば経済観念は足りないようだ。

学 「モスクワまで行けるのか」

健太 「ひいふうみいよう……な、なんとか。たぶん……」

絵里たちの目にはあわれな苦学生がロシア留学に来て悲惨な目に遭ってるようにしか見えない。
しかし言うまでもなく健太はとっくに学生を卒業しており実家を継いだ見事な社会人である。

健太 「だ、だいじょうぶだぜ先生」

絵里 「(だいじょうぶには見えないわね)」

亜里沙 「仕送りがない時のお姉ちゃんの姿がなぜか重なるよ」グスッ

グサッと座席に頭を突っ伏す絵里は痙攣し立ち直り妹に向き直る。

絵里 「あ、亜里沙なんてこと言うのよ。オホホ」

学 「うむ。俺もわかるぞ。弟妹たちを養う気持ちが」

健太 「そうなのか先生!先生にはつらい過去があったんだな」

絵里 「妹に傷つくことを言われた方が傷つくわよ!」

亜里沙 「雪穂に会いたいあたしの気持ちがお姉ちゃんにわかるの!このポンコツお姉ちゃん!」

絵里 「希になんて日本語を教わっているのよ!」

珍しく姉妹喧嘩をしながらシベリア鉄道は雪原を走ってゆく。
その頃、音ノ木坂にいる海未は弓道場にいて稽古に励んでいた。

海未 「ラブアローシュート!!」

絵里と亜里沙はまだ喧嘩をしていた。海未は学園でまだ稽古をしていた。

海未 「ウルトララブアローシュート!」

まだ絢瀬姉妹は喧嘩していた。まだ園田海未は弓道場にいて矢を放っていた。

海未 「ウォーターアローウミチャンシュート!って何日わたしは弓で矢放っていたのですか!!」

ほのことまきにこ 「よくやるわね」

海未 「ウルトララブアローシュート!」

ほのことまきにこ 「!?」

真姫 「あたしは避難して来た人達を看護しないと」

にこ 「少ない食材だけどみんなに美味しい料理を作らないとね」

ことり 「お菓子つくりかな」

穂乃果 「うんとねうんとね……」

海未 「ムリに答えなくていいですよ」

まだ音ノ木坂は平和だった。

No.108 17/03/24 20:45
自由人 

可愛らしい絢瀬姉妹が喧嘩を始めたことによるいささか列車内は空気が悪かった。
健太は考えた。

健太 「なあ先生。なんでヤツラは戦闘員しか襲ってこないんだ?」

学 「それは俺も考えていた。ゾーンも戦闘員しか俺が見た限りは戦闘員しか襲っていない。幹部クラスなら世界中の支部くらい任されてもふしぎはないのだがな」

絵里 「そういえばフランスやケニア、アメリカでも戦闘員しか襲ってこなかったわね亜里沙?」

亜里沙 「……うん」

姉との会話に気まずいものがあるのを感じながらも亜里沙はちいさく頷いた。
学は自分の考えを口に出した。

学 「これは俺の考えだがヤツラは41以上の組織があるらしい。黒十字軍からジャークマターだ」

絵里 「41以上て?」

亜里沙 「ボウケンジャーやゴセイジャーは複数の敵を相手に戦ったて海未さんがまえに言ってたよ」

絵里 「ひとつの戦隊にひとつの敵とは限らなかったのね」

健太 「そんなヤツラがいたんだな」

ほんの少しだが姉妹の険悪な雰囲気は列車内から消えていた。
亜里沙は考えて言う。

亜里沙 「日本になにかあるのかな?」

絵里 「なにかてなにかしら」

わからないと彼女は呟く。しかし彼女たちは知らなかった。
音ノ木坂にいるu’sのうちふたりが一度はギアやバイラムにより洗脳されたことがあるのを。

学 「戦闘員だけなら倒すには越したことはないがゾーンたちが幹部クラスを首都などを支配してるとは限らないかもな」

健太 「なるほど。さすが先生だぜ」

敵が戦闘員だけとは当然限らない。
しかし敵組織が日本に集中してるとしたら彼らはなにかしら目的があるはずだ。それはまだ推測の域でしかない。
絵里は愛妹を抱き締めて一言謝った。
ごめんね、と。

亜里沙 「お姉さん」グスッ

絵里 「日本に必ず帰りましょうね」

しかしシベリア鉄道がいかに長距離にしても何の妨害がなさすぎも妙な不気味さがあった。
嵐の前の静けさなのか……。

No.109 17/03/25 06:26
自由人 

絵里たちがシベリア鉄道で走っている頃、にこは皆に美味しいモノを食べさせようと頑張っていた。
料理をつくっている最中にふとあるものを見つけ手にするとこんな文字がモニターに映る。

『×IO粒子25%』

にこ 「体脂肪率かしらね?まさか太った!?」

よもや海未に聞こえでもしたら穂乃果や花陽が経験した海未が考案したダイエットをしなくてはならないと思いにこはその機械をそそくさと隠した。
しかし遅かった。

海未 「にこ」

にこ 「!?う、海未。どうかした」

海未 「いえにこが太ったのではないかと耳にしましたのでその機械を見せてください」

『×IO粒子0%』

海未が手に取ると表示は違っていたが粒子を体脂肪率と彼女は受け取ったようだ。

海未 「にこは何%でしたか?」

にこ 「にこにこに〜♪」

海未 「に・こ・センパイ」

にこ 「に、25%よ」

すでに嫌な予感しかしない。それは外れてはなく当たっていた。

海未 「どうやらあなたは太ったようですね。ジャークマターたち悪の組織の支配下にあってもダイエットをします!」

でええっ!?とにこは飛び退くように驚いた。
こうしてにこのまったくやらなくていいダイエットが始まったのである。

海未 「さあ!まずはランニングですよ」

にこ 「ち、ちょっと待ってよ」

海未 「問答無用です。走りなさい」

にこ 「鬼ね」

走りなさい、と言われ彼女はグラウンドを走り始めた。穂乃果たちはそれを眺めていた。

ことり 「これなんだろうね」

にこたちが手にしたのは実はバイオマンの支援者ピーポが密かに置いておいたバイオ粒子測定器であることが後に判明する。しかしいまはそれを知ることはなかった。
日本山中に向かうジュンとピーポはにこが高いバイオ粒子を持つことがわかったがいまはかつての仲間を集めるのが先だった。

ピーポ 「バイオドラゴンで彼女のデータ解析をしながら史朗たちを探そう」

ジュン 「ええ」

またことりにも実はバードニックウェーブが戦いですべてが放出されたわけでもないことがわかるのはまた後ほどである。

にこ 「ぬわんで走らないといけないのよ」

海未 「ぐずぐず言わないのですよ」

鬼ね、と呟いた。

No.110 17/03/25 10:14
自由人 

亜里沙 「そういえばあたしたちもネジレジアとかいうのに狙われたんだよね」

絵里 「勝手にあっちが亜里沙を私と勘違いしたんだけど」

健太 「なに!?ネジレジアの奴等が」

学 「ふむ。君たちまで狙うことに意味があるのか」

そう呟いた時だった。シベリア鉄道を走る列車が駅でもないのに急停車したのだった。

健太 「なんだ!?」

絵里 「また敵かしら」

亜里沙 「あたしたちを狙って?」

絵里 「亜里沙はu’sではないでしょう」

そう諭した時である。
列車内に戦闘員たちがわらわらと現れ乗客や運転士を襲い始めた!

学 「ゾーンか!?みんな逃げるんだ!」

健太 「よっしゃ!力の見せどころだぜ」

学 「ファイブレッド!」

健太 「メガレンジャー!インストール!」

ふたりの赤き戦士が銀色の雪原を舞台に戦いを始めた!
絵里と亜里沙は怯えた。
その頃、にこの体重は減った。

にこ 「はあはあぜいぜい」

海未 「よくやりましたねにこ」

にこ 「ほめられてもなんか嬉しくないわよ」

睨みながらにこは体重はとりあえずは減ったがなんか身体が軽いのだ。軽すぎなのだ。

海未母 「矢澤にこさんにダイエットをしたようですね。海未さん」

海未 「はい」

ほのこと 「海未ちゃんのママ」

しかし海未母は娘を叱った。

海未母 「ダイエットをさせる必要のない者をしごいてはいけないと言ったでしょう!」

音ノ木坂学院に雷が落ちた!!

海未 「は、はい?」

海未母 「ダイエットというこれではしごきです!私はそんな娘に育てたおぼえはありません!新命明いえアオレンジャーはそんなことはしません!」

海未 「あ」

にこの体重をあらためてみるとやせたはいいが健康より少し悪くなっていた。

にこ 「」バタン!👼

真姫 「にこちゃあ〜ん!!」

ほのこと 「(演技だよね。ダイコンにこちゃん)」

しかしにこが倒れたことにショックする海未であり後悔が襲う。

海未 「ああ〜!?私はなんてことを」

海未母 「穂乃果ちゃんことりちゃん、娘はしばらく特訓させるわ。迷惑をかけたわね」

母に連れられ海未は弓道場に向かう姿が見えた。

No.111 17/03/25 11:36
自由人 

にこの看病(のふり)をする真姫だった。

にこ 「う〜んう〜ん」

こころ 「お姉さまは大丈夫でしょうか」

真姫 「大丈夫もなにもこんなのは仮病なんだから」ペシッ!

にこ 「にごっ!?」

ほのこと 「(ダイコン演技だよ)」

にこ 「なにすんのよ真姫ちゃん」

真姫 「いいじゃない。海未のおかげで少しは痩せられたんだから。だけど仮病はダメ」

むう、とにこは押し黙った。それに仮病をしたのでは姉として面子がない。少し真姫の看病は気持ちよかったのは否定しない。

穂乃果 「これ?にこちゃんが持ってた体脂肪率測定器?」

にこ 「ていうか捨てたのにぬわんであるのよ」

穂乃果はにこが捨てるのを見て彼女が海未に捕まった時に密かに持っていた」

にこ 「よしなさい!また海未にダイエットさせられるわよ」

ところが穂乃果が持っているとちがう表示が現れた。

『u’sW∀VE ∞????』

ことり 「u’s?」

真姫 「WAVEかしら」

しかし測定器は突如としてちいさな爆発をあげて破裂した。

穂乃果 「きゃ?」

にこ 「こ、これは。絵里にも劣らないポンコツだったのかしら」

真姫 「それはともかく見慣れない機械だったからこわれやすかったんじゃないの?」

ことり 「うん」

しかし彼女たちは知らなかった。先ほどの見慣れない表示と高坂穂乃果が地球を宇宙を救うきっかけになるとは夢にも露にも思うわけはなかった。

ナレーション大平透 『しかしその様子をミドレンジャー明日香健二は見ていた!』

明日香 「なんだ?いまのは」

しかし海未にはすでに悪の手が忍び寄っていた。

海未 「ハアハア」

海未母 「よくやりましたね海未さん。ごくろうさまです」

いつもより厳しい母にわずかに違和感を覚えた気がしたが疲れが上回り考える間もなかった。

海未 「い、いえ」

海未母 「これでu’sのNo.2が我々のもとに手に入るも同然だな」

禍々しい母親の声に顔を上げた彼女は途端に顔が恐怖にひきつり声を上げることさえかなわなかった。

No.112 17/03/25 12:22
自由人 

再びロシアの絵里たちは銀色の雪原のなかを逃げていた。しかし迂闊に逃げていてはシベリア鉄道から離れてしまう。

絵里 「なんなのよ」

亜里沙 「きゃあ」

メガレッド 「くおら〜!か弱き乙女に手を出すんじゃねえ」

ファイブレッド 「ムキになりすぎだぞ後輩」

戦闘員を倒していくふたりの赤き戦士だが戦闘員の数があまりに多すぎる。多勢に無勢であった。
戦闘員の一組およそ1ダース分が絵里たちに襲いかかった時だ!黒い影がふたりを守ったかのように見えた。

? 「ふん、雑魚が」

闇の威力ある剣が戦闘員を凪ぎ払うのが見えた。

ダークナイト 「こんなものか」

ファイブレッド 「ダークナイト!?」

絵里 「味方?」

亜里沙 「な、なんかちがうような」

ダークナイト 「その通りだ!お前たちは私がいただく!」

ダークナイトはすぐさま紅の瞳を輝かせながらふたりを襲う。
ファイブレッドとメガレッドは焦る。
しかしそこへ雪原に邪悪なビームが走りふたりを阻む!

シルバ 「バイオ粒子反応ナシ!u’s粒子反応アリ!バイオバスター!」

ファイブレッド 「なに?シルバだと」

メガレッド 「味方じゃねえ!なにしやがる」

メガレッドは怒りに燃えていた。ふたりの少女を襲う黒い騎士と銀の機械戦士に阻まれなおかつ戦闘員の数が異常に多い。

ファイブレッド 「く!なんなのだコイツら」

メガレッド 「考えるのはあとだ!先生」

しかしふたりは絵里たちのもとに行くに行けないのだ!

ダークナイト 「コイツらはオレのものだ。引けシルバ」

シルバ 「u’s粒子反応アリ!オレによこすがいい」

絵里たちはいままで以上に恐怖に震え上がった。それは雪原の寒さのせいではない。
ふたりの黒と銀の戦士たちの邪な気迫に恐怖しかなかった。

No.113 17/03/25 18:42
自由人 

シルバとダークナイトの戦いは見る者が見れば互いを認め合っている同士のように見えるが実際はそうではなかった。
ふたりは互いにu’sの絵里を狙っていたからだ。

シルバ 「バイオバスター!」

ダークナイト 「甘いっ!」

ダークナイトの剣が反バイオ粒子のビームを弾き雪原に爆発が広がりファイブレッドとメガレッドも巻き込まれる。いや彼らにすれば巻き込もうが関係ないのだ。

ファイブレッド 「うわああ」

メガレッド 「コイツら容赦なしかよ」

絵里と亜里沙は故郷ロシアでの戦いに震えてしまい動けない。

ファイブレッド 「逃げるんだ絵里くん!」

ファイブレッドの声も絵里たちには届かない。
ダークナイト、シルバ共に互いに思うようにいかないことに苛立ちがあった。

ダークナイト 「貴様が邪魔をしなければ」

シルバ 「こちらの台詞だ!!」

その戦いを見守るかのような雪原の丘に立つふたつの影。

?♂ 「ダークナイトにシルバ。奴等まで出てくるとは」

?♀ 「せっかく平和に暮らしていたのに。だけど先生とアイツらの頼みだしね」

?♂ 「しかし不甲斐ないな。ファイブレッドにメガレッド」

ふたりは口許に笑みを浮かべながら颯爽と雪原の戦場に姿を現した!
突如として現れたふたつの影に四人の戦士は動きを止め絵里たちはさらに怯えた。

えりあり 「ヒイイっ!?」

はぐれ暴魔ヤミマル 「はぐれ暴魔ヤミマル推参!!」

はぐれ暴魔キリカ 「同じくキリカ」

ダークナイト 「なんだと!はぐれ暴魔」

シルバ 「バイオ粒子反応ナシ!バイオバスター!」

バイオバスターのビームで再び爆発が起きるなかはぐれ暴魔のヤミマルが攻撃を防ぎキリカが絵里たちを守った。

ヤミマル 「コイツらは俺が相手する。キリカはその子達を守れ」

キリカ 「気をつけてあなた」

ファイブレッド 「キミたちは」

メガレッド 「いいところを取られてたまるかよ!」

メガレッドはヤミマル、ダークナイト、シルバの三者の戦いに加わる。ファイブレッドは絵里たちのもとへ駆けつけた。

キリカ 「高校時代の仲間に頼まれたのこの子達を救ってやれってね」

彼女の声にはいくぶんの懐かしさと優しさが含まれていた。

No.114 17/03/26 06:35
自由人 

メガレッド 「お前は味方か!?」

ヤミマル 「まあ一応はそうなるかな」

メガレッドはキリカが絵里たちを保護したのを見て血気に逸るのを押さえた。

シルバ 「戯れるな!」

ダークナイト 「ふん!」

ヤミマル 「なんの!」

ダークナイト 「はぐれ暴魔ごときが!」

メガレッド 「邪魔するな!銀色破壊野郎!」

シルバ 「u’s粒子!必要!」

キリカ 「く。ヤバいわね」

ファイブレッド 「ならば俺がいく!まだ不完全だが……ファイブテクター!」

かけ声と共にファイブテクターが現れるがそれはジャークマターが侵略の際に傷ついたものである。
力が解放され爆発が広がった!

ファイブレッド 「うわあああ!!」

メガレッド 「先生っ!」

ダークナイト 「退くか」

シルバ 「ち!」

ダークナイト、シルバ、戦闘員たちは爆発に巻き込まれるのを恐れたのか姿を消した。
学は気を失った……。
目が覚めた時は再びシベリア鉄道の中だった。

学 「ん……」

絵里 「気づいたわ」

健太 「まったく先生。無茶しすぎだぜ」

ヤミマル 「不完全なままでは力が暴走するのはわかってたはずだが」

キリカ 「人間はこれだから」

学 「キミたちは?」

ふたりから既に事情を聞いていた健太と絵里たちからはぐれ暴魔とは何かを聞いた。
彼女たちは人間と妖精、暴魔一族との戦いにかつて参入した人間と暴魔の混血一族だった。
しかし戦いのなか征服や支配に見出だすものはなく無意味な戦いに気づき高速戦隊と名乗るクラスメートや先生、博士や妖精たちと和解したのだった。

学 「そうか」

キリカ 「人間として生きてんだけど」

ヤミマル 「ジャークマター侵略の際に奴等にお前たちを支援するようにターボレンジャーに頼まれた」

不敵に笑みする人間態のヤミマルやキリカは人間的なあたたかさを感じた。
ターボレンジャーの名に健太はピンと来るものがあった。

健太 「ターボレンジャー!?俺たちと同じ高校生戦隊じゃねえか」

学 「つまりは先輩だな。いたっ」

亜里沙 「だいじょうぶ?」

なんとかな、と学は苦笑するのだった。
しかし敵がu’sを狙っているらしいと思うのだった。

No.115 17/03/26 07:03
自由人 

ナレーション大平透 『絵里たちがシベリア鉄道で走っている頃、園田海未はなんと黒十字軍によりすでに洗脳されていた!』

黒十字総統 「よくやったぞ。アーチェリー仮面よ」

アーチェリー仮面 「はは。すでにこの者は黒十字軍の尖兵であります」

黒十字総統 「名前を言ってみろ。園田海未」

海未 「は!私は園田海未ではありません。ラブアロー仮面であり黒十字総統あなたの部下です!」

海未は顔に弓矢を型どった仮面をつけて黒い胴着を模した怪人のような姿をしていた。
黒十字総統や仮面怪人、戦闘員たちは不敵に笑う。

黒十字総統 「ワッハッハ!u’sのNo.2が我が黒十字軍に加入したのはさすがだ!」

鉄人仮面 「しかしロシアには絢瀬絵里、ギンガの森には星空凛に小泉花陽、ゴンには東條希らしき者がいるようですが」

黒十字総統 「まあよいではないか。我らにはラブアロー仮面がいる」

ナレーション大平透 「黒十字総統はラブアロー仮面を切り札としているようだ!気をつけろ高坂穂乃果、南ことり、西木野真姫、矢澤にこ!明日香健二!!」

海未 「ウッフッフ」

No.116 17/03/26 08:00
自由人 

ナレーション大平透 『海未が黒十字軍に洗脳されたのをいまだに知らない穂乃果たちであった!』

穂乃果 「ことりちゃんのその宝石みたいなのはなんだろね

ことり 「でもお母さんが残してくれたものだから」

真姫 「う〜ん」

にこ 「(欲しいと言いたいけどまたなにか言われるわね)」

明日香 「(俺が潜入任務をしているのをこの子たちに知らせるべきか)」

恭介 「相変わらずダップはモテてるな」

ダップ 「てへダップ♪」

そこへやって来たのは海未の母親であった。


海未母 「あのうちの娘を見ませんでしたか」

穂乃果 「ほへ?あれさっき弓道場におばさんと行ったんじゃなかったの」

海未母 「私はいったん家に戻って必要なものを取りに行ったんですけど」

にこ 「どういうこと?」

真姫 「まさか、さっきのは偽者!?」

ナレーション大平透 『そのとおりであった!先ほど園田海未を連れていった彼女の母親は弓矢仮面が化けた偽者だったのだ!』

恭介 「偽者のお母さんが紛れてたのか!」

ダップ 「恭介がいても役に立たないダップ!」

恭介 「なんだと」

明日香 「(たしかに)」
穂乃果 「海未ちゃんを探さないと!」

ことり 「でも学校を出たら危ないよ」

にこ 「そうよ!さっきパトカーとスペースシャトルが黒十字軍の奴等に吹き飛ばされてたみたいじゃない!」

真姫 「スペースシャトルはライナーボーイだったみたいだけど」

学校にいる限りはある程度は安全だったがまた敵組織がやって来ない保証はなかった。

穂乃果 「でも海未ちゃんが」

穂乃果は落ち込んでしまった。
ことりは宝石をぎゅっと手のひらで包んだ。

No.117 17/03/26 09:18
自由人 

ナレーション増岡弘 『その頃UTX学園にいるA-RIZE、ガオイエロー、ハリケンジャーの三人はというと。おっと皆さんお久しぶりでございます。サザエさんのマスオいえ有吉散歩のナレーションいやいやガオレンジャーのナレーションでございます』

鷹介 「ちょっと待った!俺たちハリケンジャーもいるんだぜ」

七海 「まあまあムキにならない」

吼太 「真っ先にUTX学園に駆けつけたのは」

岳 「ふ、まあ俺だからな」

ナレーション増岡弘 『ガオイエロー孤高の荒鷲の鷲尾岳はひとりで戦っていたようである!』

鷹介 「ち!俺たちハリケンジャーも負けてられないな」

そこへUTX学園にも戦闘員がわらわら現れ爆発音がした!

七海 「これは!?」

吼太 「オルグか!」

だが四人とA-RIZEが向かうとなんと驚くべき者たちがいた。

チュウズウボウ 「ハリケンジャー出てこい!」

ウェンディーヌ 「ひさしぶりね青二才ども」

鷹介 「バカな!?お前たちは倒したはずだ!」

岳 「むかし俺たちの力を悪用しやがった貴様らか!」

吼太 「理由はどうあれ許すわけにはいかない!」

七海 「いくよ!」

三人 「オーっ!」

ツバサ 「ガオイエローにハリケンジャー三人では非力な気がしてならないが」

英玲奈 「敵がふたりだけとは妙だな」

あんじゅ 「そうよね」

あんじゅは学園の建物から辺りをうかがった。

No.118 17/03/26 15:33
自由人 

岳 「ガオアクセス!サモン!スピリットオブジアース!」

ハリケンジャー 「忍風シノビチェンジ!」

その瞬間だった!
爆発が四人を襲い倒れた!

岳 「がはっ!?」

鷹介 「なんだ」

七海 「く」

吼太 「なにが起きたんだ」

フラビージョ 「キャハキャハ!変身できないハリケンジャーもガオイエローも0点なのだ〜♪」

マンバルバ 「ふん」

岳 「貴様らがやったのか」

サラタクラ 「まあ、そう言いたいのは山々なんだけどね。ちがう〜♪」

鷹介 「なんだと!?」

七海 「だ、誰が」

吼太 「あ、あれは!?」

岳 「ば、バカな!?アイツがいるわけはない」

ヤバイバ 「それはどうかなヤバイバ!」

ツエツエ 「オルグの力を甘く見ないことね!ガオイエロー!」

ナレーション増岡弘 『ガオイエロー鷲尾岳が驚愕したのは当然だった。その者の姿はまさにオルグの鬼にして漆黒の狼の姿をしガオレンジャー五人をかつて苦戦させた存在であった』

狼鬼 「ガオレンジャーにハリケンジャーもこんなものか……」

岳 「月麿!?月麿なのか!お前は、ぐはっ!」

かつて強敵であった狼鬼に必死に仲間の名前を叫ぶが蹴り上げられてしまう。

鷹介 「なんなんだ!?コイツは」

ツエツエ 「我々オルグの伝説のオルグのひとりよ。オホホ」

ウェンディーヌ 「イイオトコ❤」

フラビージョ 「狼鬼はいろいろな面で百点満点!いえいえ百ニ十点満点なのだよ❤❤」

ツエツエ 「俺らが逃げたと思って安心してんじゃねえ!キャハハハ!」

UTX学園に危機が迫る!

ナレーション増岡弘 『なんということでしょう!あの狼鬼がよみがえったのでしょうか。果たして大神月麿が再びオルグと化してしまったのでしょうか!?』

狼鬼 「」

狼鬼は倒れた四人を不敵な眼差しで見つめているのだった。

No.119 17/03/26 17:45
自由人 

ツバサ 「なんなのだ、アレは!」

英玲奈 「オルグだ。かつて人間を恐怖に陥れた狼のオルグ」

あんじゅ 「だけどその正体は鮮烈の銀狼ガオシルバー……のはず」

あんじゅの声には哀しみが含まれていた。
しかしその哀しみさえも飲む込むように狼鬼は岳やハリケンジャーを攻撃する。

狼鬼 「ふん、他愛ない」

鷹介 「まだまだ!」

七海 「えい!」

吼太 「負けるか」

三人から手裏剣が投げられるがそれさえも狼鬼は凪ぎ払う。

ウェンディーヌ 「あらあら勝てないのね」

フラビージョ 「落ちこぼれなのら〜♪」

マンバルバ 「勝ったも同然。カッタモドウゼン!」フェイスオープン!

チャウズボウ 「ふん」

サラタクラ 「勝ったね?勝ったね!?わ〜い」

岳 「く、くそ!お前は月麿なのか!」

狼鬼 「フン」

ぐああ!?と岳の叫びがUTX学園に響いた時だった!ふたつの影が瞬時にオルグとジャカンジャを襲ったのだ!
ふたつの影とは!

ヤバイバ 「お前たちは!?」

ウェンディーヌ 「バカな!?」

カブトライジャー 「光に向かいて光を斬る!」

クワガライジャー 「影に向かいて影を斬る!」

ゴウライジャー 「電光石火!ゴウライジャー!!」

鷹介 「一甲!」

七海 「一蹴!?」

突然現れた救援にハリケンジャー三人が笑みを見せた時だった。

カブトライジャー 「鷹介、……だらしないな!ふん!」

カブトライジャーに蹴られる鷹介。続いて七海と吼太もクワガライジャーに首を締められる。

クワガライジャー 「どうした七海、吼太。久しぶりに出会ったのに笑顔はないのか」

七海 「一蹴……?どうして」

吼太 「どうしちまったんだよ。お前ら!?」

久しぶりに会ったはずの仲間の突然の裏切りに疾風流の三人たちは涙し叫んだ!!

サラタクラ 「ウフフ!びっくりしたでしょう」

ウェンディーヌ 「やられたふりもいいものだわね」

フラビージョ 「キミたちは零点なのだ!!」

四人はUTX学園の前に倒れ伏してしまいA-RIZEや学園にいた者は絶望を知った。

No.120 17/03/27 05:55
自由人 

ナレーション増岡弘 『これはどうしたことでしょう。狼鬼が現れ迅雷(イカヅチ)流のゴウライジャーの裏切り。鷲尾岳は驚愕の表情しかなかった』

岳 「月麿!月麿、しっかりしろ!お前はオルグじゃねえはずだ!」

狼鬼 「ふん」

ゴウライジャー 「我々はジャカンジャこそが正義と悟ったのだ」

鷹介 「一甲!一蹴!」

しかし鷹介の叫びさえ彼らに届かない。
A-RIZEたちも苦悶の表情を浮かべて事態を見守るしかなかった。
絶望というのを感じた時だった。

? 「獣奏剣!!」

狼鬼 「なに!?」

? 「ふん!!」

カブトライジャー 「ぐは!?なに」

? 「お前たちのときめきはそんなものか!」

クワガライジャー 「なに?お前たちは!?」

サラタクラ 「お前たちは!?」

ヤバイバ 「バカな!」

ドラゴンレンジャー 「獣奏剣!ドラゴンシーザー」

タイムファイヤー 「返してもらうぜ竜也、来い!ブイレックス!」

アバレキラー 「トップゲイラー、学園にいる者たちに危害を加えるなよ」

フラビージョ 「なんなのら〜!?」

ドラゴンシーザー、ブイレックス、トップゲイラーと三大恐竜メカが轟音を立て秋葉原のUTX学園に並び立った!
なかでもトップゲイラーの翼の力で彼らは吹き飛ばされた!

マンバルバ 「ぐああ!?」

ウェンディーヌ 「せっかくの化粧が」

狼鬼 「引くか」

カブトライジャー 「引くぞ」

クワガライジャー 「うむ」

オルグ、ジャカンジャ、狼鬼、ゴウライジャーはやられてはたまらないと思ったか姿を消していった。
九死に一生を得たように岳にハリケンジャー、A-RIZEたちは安堵すると同時に死んだはずの戦士たちを呆然と見つめていた。
死んだはずの三人の戦士たちは黙って彼らを見つめていた後、姿を消していく。ドラゴンシーザーたちもまた何処かへ消えていった。

ツバサ 「きえた」

英玲奈 「うむ」

あんじゅ 「ドラゴンレンジャー、タイムファイヤー、アバレキラーよね」

英玲奈 「いちおうコットリィーに記録させてたはずだが」

コットリィーとは南ことりと共同で作ったメカ鳥である。

ツバサ 「その名前やめないか」

No.121 17/03/27 15:09
自由人 

再び穂乃果たち音ノ木坂学院。穂乃果たちは行方不明になった海未を探していた。

穂乃果 「海未ちゃ〜ん!」

にこ 「海未!」

真姫 「海未、いるなら出てきなさい」

ことり 「海未ちゃ〜ん!!」

いくら呼びかけても彼女の姿はなかった。なかでもにことことりは悪の組織に洗脳された経験があるために口数は少なかった。

穂乃果 「いないね」

真姫 「しっかりしてる海未なのに」

にこ 「まさかあたしたちみたいな目に」

ことり 「いや!言わないで」

ナレーション大平透『それを見ていた明日香建二は複雑な心境にとらわれていた!』

明日香 「(俺がついていながらみすみすまた少女を犠牲にしてしまった……)」

ナレーション古川登志夫 『そこへやって来たのは音ノ木坂にやってきたジャスミンとJであった』

J 「う〜ん今日もエネトロンがうまい!お前も一杯どうだ」

ジャスミン 「飲めない飲めない。ここが音ノ木坂学院か」

穂乃果 「また地球署の人?」

真姫 「それにあれはバディロイドじゃないかしら」

にこは身体をくねくねさせた。それを察したのはやはりこころたち弟妹である。

こころ 「姉はナイスバディと言いたいそうです」

ここあ 「いまはちいさくてもきっと木下あゆ美くらいになります!」

虎太郎 「きくちみか」

ナレーション大平透 『その頃のゴンでは』

ウメコ 「ぶぁっくしょい!!」( ゜д゜)、;'.・

バン 「ぐああ!?てオレ怪我人だぞ!なにしやがる」

ウメコ 「ゴメンゴメン」

ナレーション古川登志夫 『再び音ノ木坂である』

J 「安心しろキミたち!このビート・J・スタッグがキミたちをガードする」

ほのことまきにこ 「?」

ジャスミン 「ハ〜イ、私は宇宙警察地球署のジャスミンまたの名をデカイエロー。よろしくね♪」

穂乃果 「でかいメロン?たしかに海未ちゃんやにこちゃん凛ちゃんよりでかいメロンがおムネにつけてる!」

ジャスミン「//////」

J 「今日もエネトロンがうまい!」

ジャスミン 「Jっ!」

ことり 「穂乃果ちゃんふざけないの!」

にこ「ま、まったくよ」

ジャスミンに嫉妬するにこだった。

No.122 17/03/27 17:31
自由人 

ナレーション大平透『時間は少し遡る。希はスピリチュアルな占いで自分たちu’sのライバルでありよき仲間であるA-RIZEおよびUTX学園について占っていた!』

希 「ん?学園に危機がおとずれるとき、三人の新たな戦士となる少女の前に死した三人の戦士が現れる?なにそれ」

江戸川 「新たな戦士となる少女たちに死した三人の戦士たちか」

ドモン 「なんだそりゃ」

笑美 「占いができるんだね。スゴいよ」

杉下 「三人の死した戦士たちか。壬琴くんいやアバレキラーを思い出すな」

ドモン 「そういやウチんところにいたな。シティガーディアンズとかいうところにいたやたら斜に構えて小憎らしいヤツだったがな」

アスカ 「壬琴さん」

ミコト 「パパ?」

アスカ 「いやミコトのことではないんだ。お前の名前をつける際に立派に戦った医者であり戦士だった人の名前を頂いたんだ」

アスカの口調は懐かしむようでありまたつらい戦いを思い出させるものであった。

ヤツデンワニ 「キラーはキライ」

大太 「こらワニ!つまらんダジャレを言うなばい!」

江戸川 「まあまあダジャレくらいいいじゃないか」

杉下 「そうです!えみぽんは笑美と書くから笑えたんです」

笑美 「なんですかそれ!」

バン 「江戸川のおっさん」

大太 「司令と呼ぶばい!」

バン 「江戸川の司令さんよ」

江戸川 「なんだね。デカレッドくん」

バン 「あんたんところの赤いのや電撃隊の白い奴、そしてアカレッドはどうした?」

ウメコ 「バン!」

ウメコはバンの生意気な態度をたしなめたが江戸川は苦い表情をした。

江戸川 「あいにく連絡が取れないんだ。通信系は使用不能。ジャッカーの鯨井くん、ジョーカーや番場くんとは無理なんだ」

バン 「だけどここにバリブルーンやバリドリーン、バリタンク。バイクとかあるんじゃねえのか」

江戸川 「いまはまだ使えん。使えるにしてもスターマシンくらいか」

大太 「なんでそれを早く言わんと!オレがいつもサイドカーに乗ってるからですか」

江戸川 「そんなつもりは」

ウメコ 「結局は人間が動いて連絡を取り合わないといけないのか」

他の戦隊とはいまだ連絡が取れないのだ。

No.123 17/03/28 13:28
自由人 

ナレーション古川登志夫 『ジャスミンとJは音ノ木坂学院に姿を見せていた。そこで事情を聞いていた』

ジャスミン 「そう、u’sのあなたたちの仲間が消えてしまったの」

恭介 「俺がついていながら悔やむぜ」

ダップ 「そういえば地球署のウメコさんがここにいたダップ」

ジャスミン 「ウメコがここに?」

恭介 「ああ、どっかに走っていったがな」

やれやれ、と思うジャスミンだった。
恭介とダップだけでは頼りにならないと思い自分とJがいた方がいいと考えた。もちろんウメコを探しにいきたいが敵はどこから狙っているかわからない。

ジャスミン 「しばらくここでお世話になるわね。そうそう、あなたたちのお友だちの星空凛ちゃんと小泉花陽ちゃんはギンガの森にいるわ」

にこ 「ギンガの森!?どちらかという天空島とかスクラッチ社の獣拳道場ぽいんだけど」

真姫 「まあ凛はどちらかというと星獣かしら」

ことり 「ランドライオンでもいいけど」

穂乃果 「とりあえずは無事なんだ。よかった」

ジャスミンとJは顔を合わし頷く。しばらくはここを守ろうと。

ナレーション大平透 『その頃、黒十字軍の秘密基地ではラブアロー仮面となった園田海未は黒十字総統から仮面怪人、戦闘員ゾルダーまで仕切っていた』

海未 「基地内がきたないですよ!みなさん、機関車仮面さんはモップ拭き!野球仮面さんはレクリエーション室の掃除!鉄人仮面さんはアトランティスや戦闘機の整備や修理をゾルダーのみなさんとやってください」

機関車仮面 「なんなんだ」

野球仮面 「洗脳したはずの少女がなぜ我らを仕切るのだ!?鉄人仮面」

鉄人仮面 「俺に聞くな!アーチェリー仮面!どこだ」

アーチェリー仮面 「ここだここ」

鉄人仮面 「貴様が連れてきたu’sの少女がなぜ我らを仕切るのだ!」

アーチェリー仮面 「知らん!俺は園田海未を連れてきて洗脳しただけだ」

海未 「皆さん!これからはゴレンジャーたち戦隊を倒すためにラブアロー流特訓を明日からおこないます!」

訓練内容を見て仮面怪人やゾルダー戦闘員は驚きの声を上げた。

鉄人仮面 「ちょっと待て!起床三時とはなんだ」

ゾルダー 「ムリムリ」

ラブアロー仮面は絶大な力だった。

No.124 17/04/01 16:16
自由人 

ジャスミンとJは穂乃果たちから事情を聞いてことりとにこが敵組織に洗脳されたことを知った。

ジャスミン 「なるほど。u’sのうちふたりが敵組織に洗脳されたわけね」

J 「うむ」ズイ!

ジャスミン 「あたしの前に出ないの」ツッコミ

にこ 「洗脳といっても戦わされたし」

ことり 「あたしは何かな。歌のテストみたいなのやらされたおぼえがあるような」

ことりは思い出す。
バイラムでの忌まわしい日々。バードニックウェーブを浴びた身体を悪用され悪のジェットマン・ブラックミナリンスキーとして穂乃果たちと戦ったのだから。

ジャスミン 「園田海未という彼女も黒十字軍に洗脳を」

J 「されたな」ズイ

ジャスミン 「だからあたしの前に出ないの」

ほのことまきにこ 「Jさんじゃま」

ナレーション大平透 『ミドレンジャー明日香はジャスミンとJがいるのに気づいて接触するかどうするか迷っていた』

明日香 「(悩む))」

こころ 「お兄さんどうかしましたか」

明日香 「ああこのまま戦えないまま出番がないかと思って」

ナレーション大平透 『その頃、黒十字軍ではラブアロー仮面と化した海未はほぼ組織を乗っ取っていた!!』

海未 「皆さんよくやりましたね」

仮面怪人&ゾルダー 「ハアハアゼイゼイ(何様だ!!コイツ)」

海未 「総統!」ビシッ!

黒十字総統 「なんだラブアロー仮面?」

海未 「クライムからジャークマターまでの組織はu’sを捕獲や洗脳をしようとしております」

黒十字総統 「うむ」

海未 「だが音ノ木坂にはまだ四人残っています。ここは一挙に奴等を捕獲および洗脳のチャンスかと思います」

海未の作戦発案に総統および仮面怪人たちはおおっ!?とどよめいた。

ナレーション大平透 『再び危機が迫る音ノ木学院にu’sの面々であった!?』

恭介 「やれやれ。ジェットマンたちはどこかに行っちまったしな」

ダップ 「クルマジックパワーは無敵ダップ」

そのわりにいまのところはどう見てもコメディリリーフに近かった。

No.125 17/04/01 17:50
自由人 

ナレーション若本規夫『再びギンガの森の凛と花陽はまだ修行をしていた。……主に凛だけ』

凛 「ギンガの力にゃ……!」スカッ!

花陽 「力を使うにあたりはずれがあるみたい」

リョウマ 「むしろ著しく不安定というべき」

ゴウキ 「星の力は偉大すぎる上に彼女はまだ未熟か」

サヤ 「花陽ちゃんは花の力が使えるのに」

ヒュウガ 「それだけ不安定かつ巨大な力なのだ。彼女の力は(このまま修行をずっと続けていればいずれ彼女の力はなくなるな)」フッ

どこか怪しいヒュウガであった。

凛 「星の力にゃ!」

凛 「ゴンッ!?いたいにゃあ〜」!!

花陽 「だいじょうぶ?凛ちゃんと」ヨシヨシ

凛 「ま、また岩が落ちてきたにゃあ!なんでにゃあ」

星といっても大小あるためにそれゆえに不安定なために岩として落ちてくるようだった。

凛 「いたい……」

ヒュウガ 「諦めるか」

凛 「ちょっと考えるにゃ」

とぼとぼと凛はギンガの森に入っていき花陽は追いかけていった。
ヒュウガはまだまだ修行を続けさせようと仲間に伝えた。

サヤ 「ちょっとかわいそう」

ゴウキ 「星の力を受け継いだ星空凛か」

リョウマ 「ギンガマン七人目となるのか。彼女か」

勇太 「ギンガの伝説がまだ続いてるんだ」

勇太はかつて父が描いた絵本のように彼女たちの物語を小説として書こうと思う。

勇太 「ボクがリョウマたちと凛ちゃんたちの物語を新たに書くよ」

リョウマ 「勇太」

ヒュウガ 「(く、そうはさせるか」

怪しいヒュウガであった。
凛と花陽はギンガの森を見つめていた。

No.126 17/04/01 19:11
自由人 

凛は再び落ち込んでいた。花陽は慰めた。おにぎりをあげようとした時だ!ふたりの間に謎の影が走った!

? 「もらった!」

りんぱな 「なに!?」

凛 「お前は何者にゃ!バルバンか」

花陽 「いや人間みたいですけど。あたしのおにぎりが」ウルウル

漢堂ジャン 「うまい!これうまい!ニキニキだぜ!」

凛 「にゃあ!」(`□´)

花陽 「り、凛ちゃんが怒っている!あたしのおにぎりを奪われたから」

ジャン 「激獣拳に似た構え!お前何者?」

凛 「りんにゃ!星空凛にゃ!」

ジャン 「よし!腕前を見てやるぜ。激獣拳の力をな!」

ふたりは互いに獣の構えを取りギンガの森で戦いあった!
激獣拳の獅子とu’sの犬か猫かわからない凛!

ジャン 「なかなかやるな!ワクワクだ」

凛 「にゃあ!」

花陽は思った。
凛ちゃんの将来が猫ひ○しで外国に渡っても一緒だよと。

凛 「ギンガの力!星空の力にゃ!」

ジャン 「なに!?」

しかしやはり力が使い切れてないのか凛の頭を巨大な岩が襲った!

凛 「にゃあっ!」(/≧◇≦\)

ジャン 「なにがしたいんだお前。わかんねえぞ」

凛 「りんだってわからないにゃあ」ウルウル

ナレーション若本規夫『そこへやってきたリョウマたち!』

リョウマ 「キミは」

ジャン 「激獣拳ビーストアーツの漢堂ジャン!ジャンと呼んでくれ。ん?」

ヒュウガ 「(まずいな。こうもぞろぞろと来られたのでは)」

ヒュウガから発する怪しい気配にジャンは一瞬睨んだかと思うと飛びつき襲いかかった!

ジャン 「お前何者!正義の戦士ではない!」

ヒュウガ 「なにを!?ぐわっ!ぐわわわ」

リョウマ 「兄さん!」

サヤ 「ヒュウガ!?」

ゼイハブ 「くくく、ギンガマン。この者の身体は我がいただいた!」

リョウマ 「ゼイハブ!?さっきのは」

ゼイハブ 「あれは幻影だ。我が魂は黒騎士を乗っ取ったのさ」

ヒュウガの肉体から黒いオーラを放ち黒き炎があふれ出ていた。

ジャン 「お前!」

ゼイハブ 「よもや獣の気配で気づく奴がいようとはな。凛という奴から力を奪うなり使い果たせればよかったものを。ククク」

No.127 17/04/02 06:04
自由人 

リョウマ 「そんな!なぜ兄さんの身体にゼイハブ、お前が憑依してるんだ!」

ゼイハブ 「かんたんなことだ!世界が邪悪に満ち溢れた際にコイツの身体を乗っ取ったのさ」

ジャークマター侵略直後の地球(回想)

ヒュウガ 「これはひどい。俺たちがなす術もなく地球侵略を赦すとは」

ナレーション若本規夫『その時!ヒュウガを襲う黒い影があった!!』

ヒュウガ 「!?お、お前はっ!!ほ、炎の……ぐわああ〜!?」

ゼイハブ 「ククク、コイツの身体は使えるな。ギンガの森を再び闇で満たしてやるか。お前たち手筈通りにやるんだぞ」

部下たちに命じたのは黒騎士ヒュウガを乗っ取ったゼイハブの不敵な笑みだった。
ヒュウガの身体を使えば神聖なギンガの森に入れたのだった。

モーク 「しまった。迂闊だった。ヒュウガをひとり先に行かせた私のせいだ」

リョウマ 「兄さんを返せ!」

ゼイハブ 「闇の炎のたてがみ!!」

黒き炎がギンガの森を襲い凛や花陽、ジャン、リョウマたちを襲う!

ジャン 「激獣拳っ!」

ブルブラック 「ふん、獣の戦士たちか!」

ゴウキ 「ブルブラックの力まで使えるのか!奴は!」

ヒュウガを乗っ取ったゼイハブはブルブラックの力まで使えるようだった。

花陽サヤ 「花の息吹き!!」

ブルブラック 「ぐあっ!!」

ヒュウガ 「さ、サヤ……」

苦悶するヒュウガの表情にサヤは一瞬、葛藤した!!

サヤ 「ひ、ヒュウガ!?」

ブルブラック 「甘いわ!ふん!」

サヤ 「きゃあ」

花陽 「いたっ!」

凛 「かよちん!サヤさん!」

凛はふたりの側に駆け寄り激獣拳に似た構えをしながらギンガの力を宿したように見えた。

凛 「にゃんにゃん凛ちゃんが相手にゃ!ゼイハブ船長!!」

ゼイハブ 「ふ、未熟なお前になにができるか」

ブルブラックの顔をしながらゼイハブは口許を歪ました。

ジャン 「獣と星の力?ホシホシ?」

凛 「はあああ」

リョウマ 「むちゃだ」

凛 「星空の力!犬猫の力!ふたつの力が合わさるにゃ!星空犬猫!!」

すると空から巨大な岩が犬猫のオーラを纏いブルブラックに衝撃が来たっ!

No.128 17/04/02 06:35
自由人 

ブルブラック 「こんなモノが通じるか!!」

凛 「ヒュウガさんはあたしに厳しくし見守ってくれたにゃあ!その瞳を信じるにゃあ!」

ブルブラックが砕いた岩から星と岩の内から犬猫の癒しのエネルギーが降り注いだ!!
星と犬猫からの優しく癒しパワーだ。

ブルブラック 「ぐわああ」

ヒュウガ 「ぐわああ。そ、それでいい……!」

ゼイハブ 「な、なにを!貴様っ!!」

ブルブラック、ヒュウガ、ゼイハブの姿が混濁するイメージが重なる。

ジャン 「獣の力が星、いや星空の力が解放している!よし!たぎれ獣の力!ビーストアーツ!」

ゲキレッド! 「(`□´)」

凛 「おお!赤いトラさんにゃあ!」

ゲキレッド 「いくぞ!星空のガール!」

凛 「が、ガールにゃあ?」

花陽 「り、凛ちゃんは女の子に見られると弱いのが直ってないよ」

ゲキレッドと凛がゼイハブに取りついた。

リョウマ 「兄さん!」

サヤ 「ヒュウガ!」

ゲキレッド 「にゃにゃにゃ!」

凛 「おお!にゃにゃにゃ!」

ゴウキ 「引っ掻いている!」

ゲキレッド凛 「ダブル足払い!」

ゼイハブ 「ぐはっ!」

ゲキレッド凛 「激獣拳あんど星空の力!はあああ〜!!」

激獣拳と星空のオーラが共にぶつかりゼイハブの悪しき心をヒュウガから浄化していった。

ヒュウガ 「み、見事だ……」

リョウマ 「兄さん」

サヤ 「ヒュウガ!」

ゴウキ 「どうして彼女に星空の力が使えたのだ」

ナレーション若本規夫『その疑問は傷を癒えたヒュウガが語る』

ヒュウガ 「彼女に足りなかったの星獣やパワーアニマル、炎神などに似た動物に似た力が必要だったようだ。いたたた」

サヤ 「ムリしないで」

モーク 「彼女の力を目覚めさせたのはジャンのようだ」

ジャン 「?」

凛 「でもまだまだ未熟にゃ!」

花陽 「凛ちゃん」

凛 「修行をして強くなってみんなに会うにゃあ〜!」( ̄0 ̄)/

凛の拳の先には星空と獣の姿が映りそれは偶然か否か宇宙の彼方で戦っている星座の戦士たちのイメージがぼんやりとあった。
星空凛、まだ彼女は真の力を知らない。

No.129 17/04/03 05:57
自由人 

ことり 「あ!コットリィーだ。A-RIZEからだよ」

ほのまきにこ 「(そのネーミングはいまいち)」

コットリィーに記録された手紙によるとUTX学園にはガオイエロー、ハリケンジャー三人が現れたが狼鬼、ゴウライジャーが敵に回ったという。

穂乃果 「そんな!?ガオシルバーやゴウライジャーは味方のはずなのに!」

真姫 「あたしたちも海未を守れなかったし」

にこ 「続きがあるわよ」

しかしUTX学園を危機から守ったのはドラゴンレンジャー、タイムファイヤー、アバレキラーという。

ことり 「この三人て」

穂乃果 「死んだ戦士たちだよね」

にこ 「ええ、三人それぞれ不運な運命に翻弄されながら各戦隊にとっては伝説の戦士たち」

真姫 「//////」

ほのことにこ 「真姫ちゃん?」

真姫 「ち、ちがうわよ!三人に惚れてなんかないわよ」

わかりやすい真姫であった。
ジャスミン、J、恭介、ダップにもこれは情報になった。

ジャスミン 「摩訶不思議ね」

恭介 「ああ」

ダップ 「地球はふしぎがいっぱいダップ」

J 「安心しろ!お前たちは俺が守る!」ズイ!

ほのことまきにこ 「Jさん前に出ない!」

平和な音ノ木坂であったが着々と悪の組織は密かに侵略の手が伸びていた。
ワシワシの手も伸びていた。

笑美 「きゃあ〜!」

ヤツデンワニ 「ワニもきゃあ〜!?」

希 「いやいやえみぽんさんにワシワシでスッキリや」

ウメコ 「希さんはアリエナイザー?」

希 「なんでや」

バン 「ふつうにワイセツ罪で捕まえるぞ」

杉下 「まあまあバンくん」

冗談だ、というバンにパトロールにいくかと大太は立ち上がる。

江戸川 「いくかキ!」

大太 「ついでにそこの黄色いのもついてくるばい」

ドモン 「わかったから引っ張るなよ」

ゴンの地下にはバリブルーン、バリドリーン、バリタンク、バリキキューン、スターマシンがあった。
しかしバリブルーン、バリドリーンは新命明が不在なために動かせない。
みな驚いた。

No.130 17/04/03 14:17
自由人 

希 「あれはバリブルーンや」

ドモン 「バリドリーン。この二機がすべてのスーパー戦隊メカの原点かよ。すげぇ」

大太 「そのふたつだけじゃなかばい!バリタンクにスターマシンばい」

ヤツデンワニ 「ばうばう!戦車ばう」

杉下 「私の恐竜やはエヴォリアンを察知するシステムはあるが。巨大メカはなかった」

笑美 「あったらあったでそれはスゴいけど」

希 「バリブルーンはブルドッグやねんね」

江戸川 「しかし新命がいないからいまは動かせないんだ」

ナレーション大平透『アオレンジャー新命明が不在のためにバリドリーン、バリブルーン共に動かせないのだ』

大太 「新命はどこいったばい」

ドモン 「まあ俺たちもタイムフライヤーを落とされたからな」

ウメコ 「あたしはミニパトあるから」

バン 「威張るな」

アスカ 「ラプターくらいなら私も出せますが」

杉下 「アバレンジャーの移動用の恐竜ですな」

希 「スーパー戦隊てスゴいんやな」

パトロールに出ようとする大太とドモンであるが希もついて行こうとした。

大太 「サイドカーに三人は乗れんばい」

ドモン 「三人乗りはいけないぞ!」

むう、と希が膨れっ面をしているとウメコが肩を叩いた。

ウメコ 「あたしのミニパトで行こうか」

希 「菊地亜美ちゃん」ウルウル

ウメコ 「菊地美香よ!タイホするわよ」

大太とドモンはスターマシンに、ウメコと希はミニパトに乗りゴンを出ていった。
残ったのはアスカにバン、江戸川に杉下、えみぽん、ヤツデンワニであった。

江戸川 「ふむ、どうやって他の戦隊と連絡を取るかだな。イーグルの連絡員を派遣はしたが無事だといいが」

バン 「デカベースにもドギーやスワンさん、整備員が多くいたからな」

アスカ 「落ち込んでもいられません。なんとかしましょう」

杉下 「ですな」

笑美 「う〜ん、弱ったね」

ヤツデンワニ 「ばうばう」

パトロールに出た大太にドモン、ウメコに希は街の様子を見つめていた。

大太 「ひどいな。こりゃ」

ドモン 「ロンダーズファミリーの奴等もよみがえったか」

ドモンはかつての戦いを思い出していた。

No.131 17/04/03 20:17
自由人 

タイムレンジャーの戦い、それは30世紀の未来からロンダーズファミリーが2000年の過去に時間移動し逃走したことに始まる。
そこにひとりの現代人である浅見竜也は現代を未来を変えるためにも彼は戦った。
またロンダーズファミリーも犯罪者集団ではあるがボスのドルネロ、ギエン、リラなどそれぞれに悪人とはいえ皮肉な過去があった。
特にユウリについては家族の仇であったドルネロには最後の戦いでは罪を償う形でもいいか生きなさい!と彼に伝えていた。
またドモンも未来でファイターとして活躍してたが挫折していたが現代でやり直すきっかけを戻した。他のメンバーもそれぞれ傷や重い過去があった。

ドモン 「懐かしいな」

リラ 「あら?タイムレンジャーの黄色い体育バカ」

ドモン 「てめえ!リラ、2000年の地球に残ってやがったか」

リラ 「あら?いまはリラリラブランドの女社長よ」

偶然発見したロンダーズファミリーのリラはなんとブランド会社のオーナーになっていた。

ドモン 「ロンダーズファミリーはどうした!てめえ」

リラ 「ジャークマターやザンギャックとかいうのが復活させたと思うわ。それ以上はわからないわ」

リラは人間態のままドモンに素直に情報を提供した。

ドモン 「本当だろうな!ウソなら逮捕するぞ」

ウメコ 「よしなさいっての」

大太 「そうばい。本当に知らんとね?」

知らないわよ、と彼女はブランド物のアクセサリーを輝かせた。
ちょっと嫌な女とウメコは思った。
希はじっと見つめた。

希 「リラさん」

リラ 「な、なによ。いまは悪さしてないんだから」

希 「あんた商才あるんやな」

その言葉に他の三人やマーフィーはコケた。

ドモン 「コラ!だけどこいつが作った会社はロンダーズファミリーとして盗んだカネでやったんだろう」

ギクッとリラはなった。
さいわい当時はタイムレンジャーと自分たちとの戦いのゴタゴタのなか彼女はひとり逃げて現代に残り現在がある。

ウメコ 「これは宇宙警察では判断できないかもね。彼女は未来人だし」

大太 「リラさんは敵ばい?味方ばい?」

リラ 「それがわかれば苦労しないわ」

まるで他人事のようなリラにドモンは肩を落とした。

No.132 17/04/04 06:48
自由人 

そこへ射撃の爆発が襲った。姿を見たドモンたちは驚いた。

ドルネロ 「久しぶりだなタイムレンジャー」

ギエン 「よもや我らがよみがえったのを忘れたか」

リラ 「久しぶりドルネロにギエン」

ドルネロ 「おお、久しぶりだなリラ」

まるで愛人のようにリラに接するドルネロは『ゴッドファーザー』のようである。
ドモンはリラに指を差す。

ドモン 「てめえ!なに寝返ってやがる!」

大太 「そうばい!人間として生きてたじゃなかと!」

リラ 「あたしはね♪カネのあるオトコがいいの!筋肉ファイターとカレーくさいのはとっととウチにお帰り!」

いたい一言を言われふたりの黄色の戦士は痛恨の痛みがあった。
だが正義の心までは消せない!

ドモン 「クロノチェンジャー!」

大太 「トォッ!」

タイムイエロー 「タイムイエロー」

キレンジャー 「キレンジャー!」

ウメコ 「センパイたち怒っちゃったわ」

希 「あかんで」

タイムイエローとキレンジャーはロンダーズファミリーと戦いを始めた!
再びシベリア鉄道に揺られている。
学、健太、絵里に亜里沙。はぐれ暴魔のふたりは別行動であった。

学 「ファイブテクターを不完全なまま使ってしまった」

健太 「直るのかよ」

学 「直してみせるさ」

絵里 「健太さんはメガシップにいる仲間は心配ではないの?」

健太 「あいつらはそうやすやすとやられないさ」

亜里沙 「信じてるんですね」

その頃、宇宙のI.N.E.Tメガシップでは久保田博士と四人のメガレンジャー、裕作は健太の位置をようやくキャッチした。

久保田 「健太の居場所がわかったぞ。シベリア鉄道で移動中」

瞬 「ロシアから宇宙に来ようとしたか」

みく 「アホね」

耕一郎 「すぐに連れ戻すぞ」

裕作 「まてまて!みんなで行ってどうする。俺が迎えにいく」

千里 「そうね。あたしたちはここを守らないと」

裕作はメガウインガーの修理が終わり地球に向かった。
メガレンジャー四人は仲間の帰還を待つ。

No.133 17/04/04 07:44
自由人 

ナレーション大平透『再び音ノ木坂学院では穂乃果があることに気づいていた!』

穂乃果 「あ!海未ちゃんがいたらちょうど五人だったのに」

ことり 「五人は戦隊の定番だからね」

真姫 「四人しかいないじゃない。いまは」

にこ 「こころたちは平和に遊んでいるし」

こころ 「レッドハートッ!」ビシッ

ここあ 「ブルーココアッ!」ビシッ!

虎太郎 「イエロータイガー!」ビシッ!

ここここ虎 「超獣戦隊っ!らいぶまんっ!」キメッ

真姫 「にこちゃんにそっくりすぎてなにも言えないわね」

にこ 「ほめてる?けなしてる?」

穂乃果 「五人いたら戦隊だったのにな」

ことり 「四人といえば……」

ナレーション大平透『四人組の戦隊といえば!』

穂乃果 「スペードほのかっ!」ビシッ!

ことり 「ダイヤことり!」

真姫 「ハートまきっ!」

にこ 「ハー……!?、クローバーにこっ!!

ほのことまきにこ 「我らじゃっかー電撃隊っ!!!!」キメッ!

にこ 「ぬわんで!あたしがクローバーキングなのよ!!」

穂乃果 「真姫ちゃんだよ。ハートクィーンしたの」

ことり 「うんうん」

真姫 「いや、だって流れからいったらそうでしょう?」ツン

にこ 「なんか納得しないんだけど」

明日香 「(ジャッカーを知っているのになぜ俺がわからないんだ)」

ナレーション古川登志夫『恭介、ダップ、ジャスミンにJはu’sを見守りながら敵の狙いを考えていた』

恭介 「戦隊ごっことは平和だな」

ダップ 「まだまだ平和じゃないダップ」

ジャスミン 「そうね。地球から黒十字軍からジャークマターを倒さないと」

J 「うむ」

明日香 「(なぜ彼らも俺に気づかないんだ)」

明日香は今度敵が現れた時は転換しミドレンジャーになろうと決意した!

No.134 17/04/04 08:30
自由人 

こころ 「こころバスター!」

ここあ 「ここあバスター!」

虎太郎 「虎太郎バスター!」

ここここ虎 「バスターズ!レディゴー!!」ビシッ!

穂乃果 「おお!?こころちゃんたちやるね」

にこ 「なんだかんだであたし以外は歳が離れてるから」

真姫 「お姉さんね」

ことり 「エライよ」

仲間にほめられ悪い気がしないにこであるが再び穂乃果による戦隊ゴッコが始まる。
イヤな予感しかしない。

穂乃果 「ビッグわん!」

ことり 「ビッグつぅ〜!」

真姫 「ビッグスリー!」

にこ 「ビッグフォーっ!てだからなんであたしがクローバーキングなのよ!」バンバン!

ビッグボンバーの組み立てのなりきりをしてもにこはクローバーキングの真似ばかりやらされ(自分でして)体育館の床をバンバン叩く。

穂乃果 「だから真姫ちゃんがハートクィーンをやるから」

真姫 「なんであたしなのよ!」

ことり 「でもこのなかだとにこちゃんが最後に加わったし」

にこはむすっとした。
たしかに自分は七人目であった。
明日香は思った。
なぜスパイモチーフのジャッカー電撃隊やゴーバスターズの遊びをこの子たちはしてるのだ!
スパイだぞ!特命部だって表だって活躍してないはずなのに。

明日香 「(なんかくやしいぞ。次こそは転換してやる!)」

にこも思った。

にこ 「(真姫ちゃんとやるならゴーオンウイングスね)」

負けず嫌いなにこであったが後々A-RIZEや雪穂、亜里沙たちが変身するのを知らなかった。

真姫 「(にこちゃんがろくなこと考えてないと思う)」

真姫 「それよりマキニックウェポンの名前を変えたいんだけど」

穂乃果 「にこちゃんはぶちょうだよね?」

にこ 「そうだけど?なに」

穂乃果 「変身しなくても敵のボスくらい倒せそうかな」

にこ 「サンバルカンの嵐山長官か!!どんな女の子よ!!」

ことり 「ありえそう」

どういう意味、とにこは思ったが彼女の身体には未知のバイオ粒子が眠っているのを知らない。

No.135 17/04/04 09:04
自由人 

ナレーション若本規夫『その頃、ギンガの森の凛と花陽はだいぶん星の力を使えるようになった』

凛 「星空の力にゃ!」

ジャン 「リンリンの力だ!」

ある程度なら凛は人間大くらいの星つまりは岩くらいなら召喚できるようになった。
まだ不安定さはあった。

リョウマ 「アースの力は本来は精神鍛練が必要だが」

ゴウキ 「彼女はちがうようだな」

ヒュウガ 「ありのまま気持ちのままが彼女の星の力らしい」

サヤ 「ギンガマンとはちがうのかしら」

花陽 「凛ちゃんは凛ちゃんですよ」

そこへギンガの森に流れる川から悲鳴が聞こえた。

勇太 「たいへんだよ!川に溺れているひとがいるよ」

川に向かうと白い衣装を纏った女性が流されていた。

ジャン 「よし!俺がいく!」

凛 「凛もいっくにゃ!」

ふたりは川に飛び込み女性をなんとか助けた。

? 「はあはあ、助かりました」

リョウマ 「あなたは?」

テトム 「私は……天空島に住むパワーアニマルたちの巫女テトムです」

ヒュウガ 「ガオレンジャーの」

テトム 「ええ、ですが天空島は黒十字軍たちが操る戦艦や戦闘機で壊滅的被害を受けました」

テトムは語る。
天空島にガオレンジャーたちを集結させようと呼び掛けた時だった。
突如として爆発が島のあちこちで起きてパワーアニマルたちが彼女を庇い逃がしたという。

テトム 「私はここの川に落ちて助かったんですね」

凛 「ジャンさんとあたしが助けたにゃ」

ジャン 「ぱわーあにまる?」

ナレーション増岡弘『パワーアニマル、それはガオレンジャーたちの良き仲間である』

ジャン 「すっげぇ!」

リョウマ 「天空島はどうなったんだ」

テトム 「わかりません」

凛 「星と獣の力がちゃんと使えたらいいにゃ」

花陽 「花の力をあたしだってまだ使えきれないと思うよ」

ナレーション若本規夫『ふたりの力は未知数ということがレジェンド戦士たちはわかっていた』

No.136 17/04/04 18:28
自由人 

ロシアの絵里たちはシベリア鉄道に揺られ長い旅をしていた。
まあ世界一周を宇宙まで跨いでいるからかなり長い長い旅である。

えりあり 「」ウトウト

学 「疲れてるんだな、彼女たちは」

健太 「よくやるぜ。オレなんかロシアまで来るまでヘトヘトだったぜ」

絵里 「つ、疲れてないわよ!」(゜ロ゜)💦

学 「無理をしちゃいけない。キミはスクールアイドルu’sなんだ。青春にむちゃはいいがムリはいけない」

絵里 「センセイ」//////

健太 「おお!?青春だ!!」

亜里沙 「ん?お姉ちゃんどうかしたの」

絵里 「な、なんでもないのよ」

ファイブレッド星川学に愛情をおぼえるu’sサブリーダー絢瀬絵里であった。
健太は言う。

健太 「先生のファイブテクターを直せるヤツはいないのか」

学 「うむ、コスモアカデミアのメンバーなら直せるかもな。俺も長男だからといって完璧ではないからな」

絵里 「コスモアカデミア?」

学 「日本で有数のエリートたちが集う学園さ。しかしそのなかには悪に走った者もいると聞いたことが。ロシアとも親交があるはずだが」

えりあり 「ハラショー」

再び日本の希。

希 「リラはん!商才あるから尊敬しかかけたのに悪人やったとは!許さへんで!」

リラ 「黙りなさい!ふん」

ウメコ 「エマージェンシー!デカレンジャー!」

デカピンクに変身したウメコも加勢する。
ドルネロは鼻を鳴らす。

ドルネロ 「なんだ?よみがえってみればあまり地球は変わってねえな」

ギエン 「人間とはそういうものです。そこにいる人間はスクールアイドルu’sのひとりのようです」

リラ 「アイドル?こんなのが」

希 「ウチはスクールアイドルu’sの影の立役者兼みんなのお母はんや!!戦隊でいうところの紫、つまりはバイオレットや!」

リラ 「な、なんですって!?」

わなわなと震えたリラは叫んだ!!

リラ 「バイオレンスですって!!」

希 「誰がバイオレンスや!ウチのイメージカラーはバイオレットもしくはパープルや!なんで猟奇的やねん!そりゃ、穂乃果ちゃんたちにワシワシしたけどな」モジモジ

リラ 「なんの話よ!」

戦いは続く。

No.137 17/04/05 05:39
自由人 

ナレーション大平透『黒十字総統は悩んでいた。ジャークマターにより復活となったが実はすべての怪人や戦闘員、装備などはよみがえったわけではないのだ。しかしラブアロー仮面はそれを知らない』

海未 「(総統は熟考されています。その間にここにいる仮面怪人やゾルダー戦闘員を鍛えるのが私のやること)」

海未は仮面怪人に向き直り再び特訓を開始した。

海未 「総統は熟考しています。ですが私たちに休む時はありません!ラブアロー特訓です!」

テムジン仮面 「待て!なぜお前が仕切るのだ」

アーチェリー仮面 「そうだそうだ」

ラブアロー仮面 「問答無用です!あなた方はゴレンジャーに勝ちたくないのですか」

野球仮面 「いたいところを言うな!」

ラブアロー仮面 「野球仮面!あなたはゴーカイジャーにも負けたではありませんか」

野球仮面は何も言えなかった。
こうして海未、いやラブアロー仮面による特訓が再び黒十字軍でおこなわれた。
再び希。

希 「くぅ〜!ウチが変身できたらええんやけど」

ドルネロは希の姿を見て亡き母を思い出していた。母に似ている、と。

ドルネロ 「似ている。オレのママに……、おいお前、名前はなんという」

希 「ウチ?ウチは東條希」

ドルネロ 「希とやら、オレのママになってくれ……」ウルウル

涙を流し懇願するドルネロに戦いが止まってしまった。

タイムイエロー 「おい」

キレンジャー 「あかんばい」

デカピンク 「どう接したらいいのかしら」

希は思わず気がついた。

希 「いやや!なんでデブネコはんのお母さんにならなあかんねん!」

ドルネロ 「!?だ、誰がデブネコだ!」

ギエン 「ドルネロ、ここは退きましょう」

リラ 「まあ懐かしい仲間同士、杯を交わしましょうか」

ロンダーズファミリーは戦いをそこそこに姿を消してしまった。

希 「いったいあのデブネコちゃんはウチになにを求めてたんや」

ドモン 「むげに断るのはちょっとよくなかったんじゃないか」

ウメコ 「犯罪者だけど同じ生きてる者同士だしね」

大太 「タイムレンジャーが逮捕したらカツカレーくらい食べさせるばい」

No.138 17/04/05 08:22
自由人 

再びロシアの絵理たち。
シベリア鉄道はまだまだ長い。
しかし敵の襲撃がないのも妙だった。そこへ妙にサムライ風の風来坊の怪しい男がふらりふらりと車内を歩いていた。

亜里沙 「サムライ!?ハラショー」

? 「ん、なんだ。オマエは」

絵理 「な、なんでもないから。もう亜里沙たら」

四人の前に現れたのは仮面ライダーファイズの……ではなくシンケンジャーでたびたび丈瑠と戦った不破十蔵であった。
学と健太は不穏な感じはあったが迂闊なことはできない。

十蔵 「お嬢さんたちは旅の者か」

絵理 「ええ(サムライなのかしら)」

亜里沙 「な、長旅なの」シュン

十蔵 「そうか。生きてるとつらいことはあるかもな……ふん」

十蔵は刀を鞘から抜かないままただ話がしたいように思われた時だった。
再び爆発が起き鉄道は急停車をした。

亜里沙 「きゃ」

十蔵 「ふん、大丈夫か」

亜里沙を抱き締める十蔵は不敵だが人間らしさを残した瞳がまだあるようだった。

十蔵 「敵か」

学 「ファイブテクターはまだなのに」

健太 「センセイはムリすんな」

十蔵 「血が見れるか」

十蔵は呟き車内を出て行く。

健太 「アイツ何者だ」

学 「そんなことは構わん!いまは彼女たちや乗客を守るんだ!」

カイザーブルドント 「u’sがこの車両に乗っているはずだ!探すのだ」

なんと現れたパラノイアのカイザーブルドントだった。

十蔵 「ふん、おもしろい」

十蔵は怪人態にいきなり変身しパラノイア帝国に刀を向けた!
驚くブルドント。

カイザーブルドント 「なに!?」

十蔵 「血を見せてみろ!」

ブルドントたちと十蔵の戦いに学、健太、絵理たちは驚きを隠せない!

学 「アイツ人間じゃなかったのか」

健太 「はぐれ暴魔に似てなくもないが」

えりあり 「は、ハラショー!?」

十蔵はカイザーブルドントに刀を向ける。
十蔵の存在に学や健太は戸惑いながら変身した。

ファイブレッド 「ファイブレッド!」

メガレッド 「メガレッド!だぁ〜!!」

十蔵 「貴様ら」

赤いふたりの戦士に彼はは丈瑠の姿を思い出したようだ。

No.139 17/04/05 12:57
自由人 

十蔵 「貴様ら……」

十蔵はファイブレッド、メガレッドに向いたところをカイザーブルドントは攻撃したが彼の刀に弾かれた!

カイザーブルドント 「なんだと!?」

十蔵 「つまらねえ真似をするな。叩っ斬るぞ!」

十蔵の気迫にブルドントはパラノイアを退いていった。絵理たちは唖然としていた。

絵理 「敵?味方?」

亜里沙 「はぐれ暴魔さんたちに似てはいるけど何かちがう」

亜里沙の方が勘はあるようだった。
ふたりのレッド戦士は十蔵と対峙したが十蔵は人間態に戻り呟く。

十蔵 「お前たちではオレは満たせない」

ファイブレッド 「なに」

メガレッド 「どういうことだ!てめえ」

十蔵 「心配すんな。あの女の子ふたりには“いま”は手は出さねえから」

“いまは”という意味深の言葉を残しながら彼は人間態のまま列車に戻り絵理たちの近くの座席に座る。
学たちは列車の運転士たちに事情を話して再び鉄道は進んだ。

健太 「なんなんだアイツ」

学 「ふむ、この世には人間や動植物以外にも生命体はいる。恐竜、妖精、妖怪、魔法使などい、もちろん宇宙人もだが」

えりあり 「(ふつういないよね)」

絢瀬姉妹の反応は普通であった。ロシアから日本に来てからふたりは日が浅い。
戦隊のふたりの話は続く。

健太 「魔法なら直せるんじゃないか」

学 「興味はあるが俺たちは両親が残してくれた科学の力がある」

絵理は学に一目惚れしたようになっていた。
亜里沙はこんなひとが先生ならいいなと思う。
十蔵はなにかを秘めたような瞳でシベリアの雪原を見つめている。
なぜ自分はよみがえったのだ……あのまま眠らせてくれたらと思う。
自分は人間にもアヤカシにもなれないのだ。

絵理 「あのひと、むかしの希に似てるわ」

亜里沙 「希さん?」

絵理 「うん。なんかどことなくかしらね」

絵理はu’sの活動が納得できない時期の前後は希がなんやかんやしてるらしいはなんとなくわかっていた。
だけど彼女は絵理の心が溶けるのを待つかのようにお膳立てをしてくれた。
たぶん間に立つ希だからu’sと自分をつないでくれたのだ。

絵理 「希」

亜里沙 「お姉ちゃんも希さんに会いたいんだ」

No.140 17/04/05 19:55
自由人 

再び希。

希 「リラさん悪人に戻らんでもええのに」

ドモン 「まあチャンスがあったら逮捕だな」

ウメコ 「いいかげんね」

大太 「ん?あれはなんばい?」

大太が見た先には機械の小鳥がいた。

希 「よっしゃ!うちにまかし!スピリチュアルノンタンパワー!」

祈るの?、と三人が思っていると機械の小鳥は自然と彼女のもとに向かってきた。

希 「こ、これは機械仕掛けの小鳥や。え……と、あ!」

ウメコ 「どうしたの」

希はu’s、A-RIZEと彫られている印を見つけてじーんと感動しなんとなく理解した。

希 「これはあたしらu’sとA-RIZEの誰かが連絡用に作ったんや。ことりちゃんに英玲奈さんかな」

ドモン 「連絡用か?」

希 「手紙が入ってるな。なになに『いま音ノ木坂には地球署のジャスミンさん、バディロイドのJさん、カーレンジャーの恭介さんにダップがいます。だけど海未ちゃんがいなくなりました。そちらはどうですか。A-RIZE』」

のぞウメ 「ええええっ!?」

希 「海未ちゃんがいなくなったやて!?」

ウメコ 「ジャスミンがいるの!」

ふたりはあたふたした。
まだまだ若い。

希 「そういえばウメコさんはどこから来たん?」

ウメコ 「え?音ノ木坂からだけど」

希 「なんでそれを先に言わんの!うちは音ノ木に帰るで!」

そこへ爆発が広がる。
名乗りを上げる悪の戦隊!

シャークルレッド 「シャークルレッド!」

アヤメガブルー 「アヤメガブルー!」

テンサイイエロー 「テンサイイエロー!」

三怪人 「邪命戦隊!エヴォレンジャー!!」

四人とマーフィーは口をあんぐり開けた。
正気に戻った希は言う。

希 「なんでウチんところには黄色い戦士やお笑い系ばかり現れるんや!!」

瞬間、コットリィーはUTX学園に向かって飛んでいった。

No.141 17/04/06 14:35
自由人 

邪命戦隊を前に再び三人が変身しようとした時だった。

? 「待ってください、先輩方!ここは俺に」

突如、青い機械のゴリラが現れた!ゴリラは希とマーフィーを庇うようにした。

ゴリサキ・バナナ 「いいよ、リュウジ」

希 「ご、ゴリラ?」

ドモン 「あれは未来でも活躍してるバディロイドじゃないか」

ウメコ 「宇宙でもよ」

大太 「なんばってん?」

四人が驚くなかひとりのいかにも颯爽としながら力強さを感じさせる青年が現れた!

リュウジ 「レッツモーフィン!」

レッツモーフィンの掛け声と共に青くスマートながらゴリラの意匠を持った戦士が現れた。

ブルーバスター 「ブルーバスター、レディゴー!」

青い戦士は邪命戦隊の三人を拳や蹴り、あるいは武器を使い倒していく。

ブルーバスター 「ハッ!イチガンバスター!」

アヤメカブルー 「ぎゃあ!?」

ブルーバスター 「ソウガンブレード!」

テンサイイエロー 「なんだと!!」

ゴリサキ 「リュウジ、熱暴走に気をつけて!」

ブルーバスター 「わかっているさ。ふん」

シャークルレッド 「邪命バズーカ!!」

ひとりでバズーカを放つシャークルレッドにブルーバスターは炎に包まれる。炎のなかブルーバスターは現れ豹変した。

ブルーバスター 「てめえ!穏やかに倒そうとしたらなにぶちかましてんだ!」

レッドバスターよりスピードが劣るが瞬時に移動しパンチをシャークルレッドに繰り出した!
邪命戦隊を名乗った三怪人は瞬時にやられた。
しかしゴリサキは焦った。

ゴリサキ 「み、みんなリュウジから離れて!」

ゴリサキが怯える姿にブルーバスターは大太とドモンに襲いかかった。
次の瞬間にキレンジャーとタイムイエローになり力比べになっていた。

キレンジャー 「なんていうパワーじゃい」

タイムイエロー 「ああ、ちょっとしたファイターだな」

ゴリサキ 「たぶんもうすぐ熱暴走に耐えられないと思うけど。5、4、3、2、1……」

再び突然としてブルーバスターは倒れ変身が解かれゴリサキは慌てリュウジを冷やした。

ゴリサキ 「やれやれ、まだ改善の余地があるよ」

希 「なんなんや」

No.142 17/04/06 15:17
自由人 

ロシアの旅はまだまだ長い。

絵理 「シベリア鉄道は長いのよね」

学 「謙介さんはたぶん首都モスクワを守っているはずだ」

亜里沙 「おばあさまだいじょうぶかな」

絵理 「だいじょうぶ……!?また?」

シベリア鉄道の停車は何度目だろうか。襲われては停まり停まっては襲われる。
不破十蔵はうとうとしてまるで戦うつもりはないらしい。
学と健太は駆けつけた!絵理と亜里沙は見守るしかない。

? 「カッカッカ!u’sのお嬢ちゃんをわたしによこしなさい〜♪」

学 「お前は!」

健太 「なんなんだよ!」
見た目は魔女を彷彿させるその姿にふたりは驚く。魔女は名乗った。

魔女パンドーラ 「あらあら、ジュウレンジャーのやつらの前に活躍してたファイブマンのひとりにバカな八百屋かい?わたしは魔女パンドーラだ」

健太 「誰がバカな八百屋だ!」

学 「お前はジュウレンジャーの敵だったパンドーラ!」

パンドーラ 「知ってるようだね」

学 「エネルギーを使い果たし封印されたんじゃないのか」

パンドーラ 「そのはずだったんだけどなぜかよみがえったのさ!かぁっ!」

魔女パンドーラの呪術に雪原に爆発が走る!
学と健太が変身しようとした時だ。

? 「待て待てぃ!あいや!待たれぃ〜〜〜!」

妙に歌舞伎や時代劇調な調子に絵理たちや鉄道の客たちは驚いて目を向けた。その先には!

池波竜之介 「あいや〜!待たれぃ〜!」

健太 「おい!若造ジャマすんな」

竜之介 「これは失礼。先輩方、ここは拙者におまかせを!一筆奏上!」

一筆奏上の掛け声と共に顔に水の文字が重なりシンケンマルを構え名乗る。

シンケンブルー 「あ!侍戦隊がひとり!シンケンブル〜っ!!参る!」

歌舞伎役者のような口調と共に魔女パンドーラに戦いを挑む。
健太や絵理たちは驚く。

絵理 「ハラショー」

健太 「歌舞伎役者かよ!」

シンケンブルー 「ウォーターアロー!!」

パンドーラ 「甘いよ!氷結の魔法!」

シンケンブルー 「く、私は主に水の力しか使えない!閃いた!」

シンケンブルーはウォーターアローを空に向かって放つ!
パンドーラは空に氷結魔法を使った時だった!

No.143 17/04/06 15:37
自由人 

パンドーラ 「どこに射ってるんだい?わたしはここだよ!」

そうアッカンベーをした時だった。
巨大な雪玉がパンドーラの上に覆い被さりつぶれたような音がした。
ぐえっ!?

シンケンブルー 「お主はたしかに空を飛べる。だがここはロシア、いつでも雪が吹雪いている。雪に水を与えれば巨大な雪玉になる」

なるほど、と学は感心した。空を飛べないのであれば飛べないなりに戦いようもある。
健太は頭の上に?があった。

絵理 「健太さんはバカなの」

亜里沙 「よく卒業できたわね」

パンドーラは雪玉を爆発させよみがえった。

パンドーラ 「あんた!よくもわたしにやってくれたね」

シンケンブルー 「やるもやらないも敵同士なのだからしかたあるまい」

それが戦隊と悪の組織の運命だからやむをえない。
パンドーラは列車にいる絵理たちを見つめながら叫び去っていく。

パンドーラ 「いつかお前たちをいただくからね!バイバイ〜!」

パンドーラは白い空に去っていきシンケンブルーは変身を解いた。

学 「シンケンジャーのひとりが何故このロシアにいる?」

竜之介 「いやいや歌舞伎のロシア公演中にジャークマターの襲撃に遭って歌舞伎仲間はロシア政府に匿われている。しかし私は侍戦隊、なんとか日本に帰ろうかと歩いていた」

えりあり 「歩いてた!?雪のなかを」

竜之介 「侍とは歌舞伎もモヂカラも刀も日々、鍛練でござるからな。アハハ」

しかし列車内に入った竜之介は驚いた。かつて敵としてあいまみえた十蔵がいたからだ。
十蔵は気にも止めない風だ。

竜之介 「なぜお主がここにおる」

十蔵 「うるさい、少しは寝させろ。志葉のところの青二才が」

竜之介 「誰が青二才だ!そこになおれ十蔵」

十蔵 「寝させろ」

十蔵にまったく戦うつもりがないことを察しながらも油断がならなかった。
しかし竜之介はu’sについては何も知らなかった。

竜之介 「すくーるあいどる?」

絵理 「知らないひとがいたのね。ハラショーね」

竜之介 「千明なら知ってるかも知れんが拙者はあいどるなどに疎いので済まない」

見た目は若者たが歌舞伎口調なのでまるで大人と話をしてるみたいと感じながら鉄道は走り出す。

No.144 17/04/06 16:25
自由人 

再び宇宙。
I.N.E.Tメガシップはとある反応をレーダーに感知した。
久保田博士は声を上げた。

久保田博士 「これは!?」

耕一郎 「博士どうした」

千里 「ネジレジア?」

いやちがう、レーダーが感知したのは巨大母艦だった。巨大母艦から通信がメガシップに流された。

? 「お久しぶりです。久保田博士、I.N.E.T.にメガレンジャーの皆さん」

久保田博士 「アイシーかい?デンジ犬アイシーか」

やや古びたデザインであるものの宇宙の深淵から姿を現したのはデンジ星の母艦デンジタイガーであった。

アイシー 「ハイ、ようやくジャークマターの侵略を抜け出し地球に来ました!」

みく 「犬さん?犬さんが司令官なの。かわいい」

アイシー 「かわいいだなんてそんな。照れます。ありがとう、可愛いメガレンジャーさん」

そこへデンジタイガーを襲うミサイル!

アイシー 「きゃああ〜!?」

瞬 「なんだ!?」

耕一郎 「ネジレジアか」

彼らの目に映ったのは黒い巨大ロボットだった。
久保田博士はかつての戦いの資料で見たことがあった。

久保田博士 「あれはバルジオン!?バイオハンターシルバだ」

シルバ 「バイオ粒子反応なしだが倒させてもらう!」

久保田博士 「デンジ星の者にまで攻撃するのか」

耕一郎 「なんとか助けないと!」

デンジタイガーはようやく地球に来たばかりでここまで来てやられるのを黙って見てるわけにはいかない。同志であり仲間だからだ。

久保田博士 「しかし先ほどの戦闘でメガシップは無理だ!」

川崎省吾 「月にあるボイジャーマシンなら使えるはず。裕作さんが修理したはず」

久保田 「やむを得ん!レッドボイジャー以外でやってくれ」

耕一郎たちはメガレンジャーに変身しボイジャーマシンを月から呼び乗り込んだ!

メガピンク 「アイシーちゃんは地球に!」

メガイエロー 「早く!私たちが守るから」

シルバ 「ジャマをするな!ジャマをするなら倒す!」

メガブラック 「ジャマなのはお前だ!」

メガブルー 「そうだぜ」

デンジタイガー、バルジオン、ボイジャーマシンが宇宙で絡み合うように戦う。

No.145 17/04/06 19:53
自由人 

音ノ木坂にはなぜかあれ以来敵の襲撃がぴたりと止んでいた。

にこ 「おかしい」

真姫 「たしかに」

穂乃果 「にこちゃんの背が伸びないことと真姫ちゃんのツンデレが直らないこと?は」

まきにこ 「なんの話よ!」

ことり 「あたしとにこちゃんを洗脳し海未ちゃんがいなくなってから何も起きないのがおかしいね」

穂乃果たちも薄々気づいていた。
音ノ木坂学院や周辺はまるで人っ子ひとりいないようにも思えるくらいに静けさなのだ。

恭介 「おかしいな」

ジャスミン 「だけど敵は何かを仕掛けると思うわ」

ダップ 「何もしないのは何かを仕掛ける時間稼ぎダップ?」

J 「あり得るな」

ミドレンジャー明日香健二は相変わらず気づかれないが皆と同意見だった。
再び希。

希 「(ええオトコやな)」

ウメコ 「希さんてホレっぽいの?」

大太 「アスカくんにはフラれたばい」

ドモン 「おいゴリラ。そいつは大丈夫かよ」

ゴリサキは氷やら水をリュウジにかけて冷やしていた。そして目覚めた。

リュウジ 「もういい!ゴリサキ」

ゴリサキ 「リュウジよかった!!」

希 「ウチゴリラはんちゃうで」

リュウジはゴリサキと希を見比べた。そして気づいた。

リュウジ 「似てないか?」

希ゴリ 「似てない!!」

希 「ウチはu’sの八人目のスクールアイドルや」

リュウジ 「スクールアイドル?キミがウワサの」

リュウジにウワサと言われ天にも昇る気持ちだった。
しかし無惨にも天から落とされるのだった。

リュウジ 「ヨーコちゃんから聞いてたよ。秋葉原にはA-RIZEやu’sというアイドルがいるって」

希はショックを勝手に受けていた。
ヨーコちゃんはきっと彼女なんや恋人なんやと。

ウメコ 「え……と特命部の」

リュウジ 「ああ、ヴァグラスの侵略を防いだ特命部バスターズの岩崎リュウジだ」

大太 「特命部か。イーグルとはまたちがう組織ばい」

ドモン 「時空警察ともな」

希はいろいろな組織があるんやなと放心しながら感心してた。

No.146 17/04/07 09:45
自由人 

音ノ木坂周辺には最近、謎の虚無僧が姿を見せているようだった。
地球侵略を嘆いているのかあるいは人々に救いを与えようとしているのかまったくわからないが虚無僧がいるのはたしかなようだった。
錫杖の音がしゃんしゃんと音ノ木坂に静かに鳴っていた。
再びA-RIZEのUTX学園である。

岳 「いったいあの狼鬼は月麿なのか」

鷹介 「一甲たちが敵になるなんて」

吼太 「たしかにアイツらがジャカンジャに寝返った時はあったけど」

七海 「信じられないわ」

そこへコットリィーが戻り連絡内容が伝わる。

ツバサ 「園田海未が何者かに連れ去られただと」

英玲奈 「なになに『南ことりちゃんと矢澤にこちゃんは洗脳されたけどいまは無事だよ』とある」

あんじゅ 「敵はスクールアイドルを狙っている」

岳 「その可能性はあるな。キミたちがUTX学園から出られないからヤバイバたちはしつこく狙ってきている」

敵組織の狙いがスクールアイドルであることは少しずつだが確実に近づいていた。

鷹介 「どうにかしないと」

七海 「だけど脱出しても逃げ場はないわ」

吼太 「忍風館にかくまうことはできるかもだが一甲たちが襲うかもな」

現状としてはいまはうかつに動かない方が安全であるかもしれない。

ツバサ 「私たちにもあなた方に力になれたらいいが」

英玲奈 「なにぶん学生とスクールアイドルしか経験がない」

あんじゅ 「穂乃果ちゃんは和菓子屋、ことりちゃんはお菓子作りや衣装、真姫ちゃんはお医者さま。にこちゃんは妹弟さんたちの世話で家事は万能」

A-RIZE 「(意外になにもできないんじゃないか)」

三人はふと心が寒々するようなことに気づいた。

No.147 17/04/08 08:03
自由人 

希はリュウジに一目惚れしたようだったがゴリサキもまた希に他人とは思えない感情を抱きはじめていた。

大太ドモンウメコ 「(なにこの雰囲気)」

大太 「と、ともかくばい。町の治安を守るとばい」

だな、とドモンとウメコは頷きリュウジと同意し詫びた。

リュウジ 「先輩方、先ほどはすみませんでした。ボクはウィルスの影響で熱を帯びると熱暴走をしてしまうんです」

ゴリサキ 「ヴァグラスとの戦いの後に一応治療したり改良型ウィルスを使ってるんだけどなかなか」

やっかいやなと思う希。
そういえばウチらにもひとり暴走するのがいたな。海未ちゃんや!
ひとりスポ根みたいにランニングや遠泳10キロや山頂アタックとかどうみても海未ちゃんだけ70年代やねんと思わずにいられない。
しかしウメコが言う。

ウメコ 「あたしたちもパワーアップのスワットモードの際に教官さんに特訓されたわ。ゴリサキさんに似てる❤」

ゴリサキ 「そ、そうかい。なんだか照れるな」

ゴリサキが照れる姿にバディロイドが相棒らしさを感じさせた。
そこへ話しかける者がひとり。

? 「あ〜、ちょっと構いませんか」

希 「うわああ!?見たことある。このひと警視庁特命係の!?」

? 「ちがいます。あれは杉下右京ですよね。私は」

よく見たら杉下右京に似てるがなにかがちがう。彼は名乗る。

柏木左京 「私は柏木左京。ゴーオンジャーのゴーオンブラック軍平くんの相棒だった者です」

ウメコ 「ゴーオンジャー?ゴーオンブラックの」

ええ、と左京は答える。
左京は警察組織がジャークマターの侵略により怯えがちなのを危惧しながらひとり彼なりに捜査しながら戦っているという。

ドモン 「過去の警察もたいしたものだな」

大太 「ほんまじゃい」

左京は皆に言う。
警視庁に来て力を貸しとほしいと。警視庁の上層部を説得し警察組織として戦隊に協力をしたいと申し出たいのだと。

ウメコ 「でも危険よ。地球署は行方不明だし」

左京 「ドギーさんやスワンさんたちにお世話になってます。しかし」

希 「警察も強大な悪には勝てんねんな」

左京 「ええ。ですから皆さんの力を」

話し合いの末に希たちは警視庁にとりあえず向かった。

No.148 17/04/08 10:20
自由人 

警視庁。
いうまでもなく都内を守る都の法と正義を守る桜の大門が輝かしいしょうちょうたる建物はジャークマターの侵略以来、建物はやや色褪せていた。
まるで正義の魂が汚されたかのように。
音ノ木坂学院やUTX学園など地球上の建物はどれも色褪せがあった。
左京の案内で警視庁内に入るが所属する課や部署に関係なく皆やつれ疲れた表情が見えた。
気の毒やな、と希は心から同情した時だった。
いだぁぁっ〜!!ととある一室から声がし皆駆けつけた!
またか、左京はぼやく。

?A 「こら!やり過ぎだぞ。治療ならもう少し丁寧にやれ」

?B 「やったじゃないか。タダでやってもらってなにを言う」

左京 「またですか。緑川先輩も三条さんもケンカはやめてください」

緑川 「おお左京。無事に戻ったか」

幸人 「治療をしただけだ。先輩だからていい気になるな」

大太 「おお!デンジマンの緑川じゃなか」

緑川 「キレンジャーの大太先輩」

ドモン 「お前?アバレンジャーの」

ウメコ 「アバレブルー!」

戦隊同士はやはり繋がりがあるせいか互いのことは知れているようだ。

希 「左京はんはなんでこのふたりとおったん?」

左京 「緑川先輩は警察では伝説の存在でベーダー一族の企みから地球を守るためにデンジマンになった伝説なんです」

幸人 「ふん、認めることは認めるがな」

左京 「ジャークマター侵略の時に緑川先輩は幸人さんを庇って怪我をしたんで警視庁で保護し匿ったんですが。戦隊のひとだったんですか」

ああ、と幸人は頷く。斜に構えるのは相変わらずのようだ。

幸人 「タイムレンジャーにデカレンジャーか」

ウメコ 「クールなところはウチのホージーに似てるわ」

ドモン 「アヤセかな」

誰かに似ていると言われよけい斜に構える幸人だった。
しかし警視庁内の雰囲気は芳しくない。刑事や警察官、職員たちはみな覇気が彼らのようにないなさすぎた。

希 「みんなを占いで元気にしたるか」

幸人 「占いか」

希 「絶望のなかにあっても希望はきっとあるはずや」

ゴンでしたようにひとりひとりを占い始めた。
しかし何故か彼らはよけいに落ち込んでしまった。
希のスピリチュアルが働かないのだろうか。

No.149 17/04/08 12:04
自由人 

再び音ノ木坂学院。
あまりにも敵組織の襲撃がないので穂乃果はだらけていた。

にこ 「海未がいないとこうもだらけるのね」

真姫 「こんなのがよくリーダーがつとまるu’sていったいなにかしら」

ことり 「ふたりともひどいよ!穂乃果ちゃんだってやる時はやるよ!ね!」

穂乃果は居眠りを堂々としていた。
たまらずにこが怒鳴る。

にこ 「お〜き〜な〜さ〜い!ほ〜の〜か〜!!」

でも起きないことににこのこめかみが動いていた。
真姫も声をかける。

真姫 「起きなさい穂乃果、穂乃果」

しかし起きなかった。
ことりはひらめいた。ある言葉を穂乃果の耳元で三人もとい雪穂を加え四人さらに矢澤弟妹を加え七人で囁いた。
フトルヨフトルヨフトルヨフトルヨ……。
うなされる穂乃果。たまらず起きた!

穂乃果 「ふとらないよ!!!」

あまりの声に体育館にいた人たちは耳を塞いだ。
気づいた穂乃果は赤ん坊連れの家族に平身低頭した。
ゴメンなさい。

にこ 「やっと起きたわね」

真姫 「海未がいないとだらけるなんて」

ことり 「とてもことりを洗脳から救った穂乃果ちゃんじゃないよ」

穂乃果 「てへへ」

ほめてないと珍しく叱ることりだった。
恭介、ダップ、ジャスミン、Jそしていまだ気づかれない明日香はは呆れた時だった。
突如、学校周辺に轟音が轟き校舎に体育館が揺れた。

穂乃果 「な、なに?」

恭介 「これは」

ジャスミン 「まさか」

J 「オレではないぞ」

恭介ダップジャスミン 「わかってる!」

慌て体育館を出るとなんと目の前に現れたのはフラッシュキングと戦う臨獣殿の理央とメレの黒い獅子とカメレオンが戦っているではないか。

ジャスミン 「フラッシュマン!?まだ地球に来ていないはずなのに」

宇宙海賊からの連絡によると地球に向かったばかりなのに何故地球にいるのか謎だった。

理央 「ひ弱な」

メレ 「はい理央さま」

ジン 「なんだと!貴様らだって地球人だろうが!」

フラッシュキングからの声は間違いなくフラッシュ星人に育てられたフラッシュマンだった。
しかし黒い獅子と緑のカメレオンの攻撃は止まない。

穂乃果 「フラッシュマンだ」

No.150 17/04/08 15:58
自由人 

リンライオンとリンカメレオンがフラッシュキングを襲う!

ジン 「うわっ!?」

最後の時かとリンライオンとリンカメレオンが対峙した時だった。
リンカメレオンは突然、燐気を解いて黒獅子理央の姿に戻りメレも慌て姿を戻した。

メレ 「理央さま!?」

理央 「お前はu’sの……」

穂乃果たちの前に理央は現れフラッシュキングに乗っていたジンも機体から降りて何事かと思う。

穂乃果 「う、うん。u’sの高坂穂乃果だよ」

ちょっと怖い海未ちゃんと同じくらいは穂乃果でもわかった。
だけど雰囲気としては誰かに似てなくもないのもあった気がした。

理央 「ここにu’sの星空凛はいるか」

メレ 「り、理央さまっ!?」

ジャスミン 「ジャストモーメント!あなたたち燐獣殿の理央とメレじゃない。ゲキレンジャーがいないのになんでフラッシュキングを襲ったの」

理央 「ん?なんだお前は」

地球署のデカレンジャーと聞き不敵に見つめながらも理央は事情を嫌々ながら話した。
自分たちはすでに亡くなったはずだが何者かの手によりよみがえったのだが戦いを求めていたところ自分たちの目の前に現れたフラッシュキングを襲ったという。

ジン 「なんだと!?そんなことで俺を襲ったのか」

理央 「なぜよみがえったかわからないからな」

メレ 「理央さま」

フラッシュキングに乗っていたのはレッドフラッシュのジンだけのようである。

理央 「星空凛はいないのか」

メレ 「理央さまはなぜ星空凛という者にこだわるのか」

ジャスミンはギンガの森にいるのを知ってるが伝えるかどうか悩む。
彼らはゲキレンジャーの敵でもあったからだ。
Jが言いかけ口を塞いだ。

J 「ああアイツならギン……!?なにをする」

ジャスミン 「ギンガの森に戦いを広げるつもりなの」

J 「う、うむ」

恭介 「大丈夫か」

ジン 「ひどい目に遭った」

しかし理央はしばらく黙ってた後に思わぬ行動に出た!
なんと穂乃果を抱き寄せどこかに消えていった。

穂乃果 「え?え!?」

理央 「代わりにこの娘をいただいていく」

メレ 「理央さま!?」

ことり 「穂乃果ちゃん!?」

三人の姿が消えてしまった。

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