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*~年下の男~*

295レス 55181 Hit
  • 名無し(匿名)
  • 16/07/21 17:38(最終更新日時)
  • タグ 恋愛

全て私の妄想です(*^^*)

登場人物は実在しません(*^^*)



16/06/20 22:39 追記
大変ご迷惑をおかけしました。

自己満足の世界ではありますが、また再開したいと思っとります

m(__)m

15/10/07 11:02(スレ作成日時) [RSS]

  • No: 286名無し(匿名)スレ主更新時刻16/07/12 22:26

    亜紀と別れた後、次は母を説得しようと部屋をノックした。

    『母さん、入るよ....

    話があるんだけど.......』


    『なあに?あの娘の話なら聞く耳持たないわよ!』


    『母さん、俺の話も聞い.....』


    『父さんを死なせた家の人間なんかを嫁に迎え入れるなんて無理に決まってるでしょ?
    お前には母さんの気持ち分かるだろ?』

    健人にすがる母。


    『母さん......
    分かるよ!分かるけどさ....

    俺にはやっぱり彼女しかいないんだ!父さんと彼女は関係ないよ!母さんの方こそ分かってよ!』


    亜紀とやり直すと2人で決めたんだ!
    もう迷わない......
    母さんを説得する!

    口調が今までと違っていた。


    その口調に驚いた母は

    『....け..ん..........と』


    息子の名前を呼びながら母は胸を押さえ倒れた。








  • No: 287名無し(匿名)スレ主更新時刻16/07/16 07:42


    『?!.....か...あ....さん

    大丈夫?母さん..,.返事して!』


    そうだ...
    今日は検診日だった...


    付き添わず.....
    植物園へ..,.行ったんだ.....,

    (何て事をしちまったんだよ、俺)


    ポケットからケータイを取り出し救急車を呼んだ。


    そのまま入院となった。




  • No: 288名無し(匿名)スレ主更新時刻16/07/16 08:01

    翌日、主治医に昨日の結果を聞いて分かったこと。


    母の癌は転移していた。


    長くはないと言われた。



    昨日の検診日に付き添えばまだ対処出来たのに。
    調子がいいと勝手に決めていた。

    気がついてやれなかった。


    これ以上手術に耐えられない程弱っている母の体。

    今後は痛み止めの治療のみになる。




    兄弟がいない俺にとって家族と呼べるのは母だけだ。

    母さんが大事に守ってきた花屋も潰す訳にはいかない。


    俺がしっかりしなくては.......


    だが、亜紀とも約束をしてしまっている。


    なんてタイミングが悪いんだろう...



    ロビーの長椅子で1人頭を抱えた。


  • No: 289名無し(匿名)スレ主更新時刻16/07/16 08:20



    花屋は亜紀に委せる事にした。

    亜紀には辛い思い出しかないだろうが、快く引き受けてくれた。



    長くは生きられない母にずっと付き添いたかったからだ。


    (亜紀とやり直したい)

    倒れたきっかけ..,...
    最後になるかもしれない親子の会話がこれか?



    言わなきゃ良かったのか?

    いや、違う。

    言葉を暴力的に使ったからだ。


    そんな息子の記憶のままにしておきたくない。


    母さんが目を開けた時

    最初に目に飛び込むのは

    いつでも、俺で有りたい。



  • No: 290名無し(匿名)スレ主更新時刻16/07/16 09:15


    生花市場へ行く以外は病室で過ごした。

    その為に個室を選んだ。

    市場に行っては買った赤いカーネーション。


    花言葉は『母への愛』


    毎日病室に飾った。



    寝ている事が多くなった母、店は亜紀が守っているとは知らない。



    うつらうつらしている母に、



    『母さん、ちょっと店の様子を見てくるよ。新しいバイトの子も1人じゃ大変だろうし』




    『....あぁ....悪いねぇ、健人

    頼んだよ......気をつけてね』

    『うん.......』



    そう言って亜紀に会っていた。



    小さな嘘


    大きな嘘


    亜紀に会う為の口実




    本当は生きてる間に認めてもらいたい。


    嘘なんてつきたくは無い。



    生きてる間に言わなきゃ.......


    亜紀ちゃんと一緒になりたいと













  • No: 291名無し(匿名)スレ主更新時刻16/07/18 10:30



    母が亡くなる3日前の事。


    うつらうつらしている母に、


    『母さん....

    .........母さん.......』



    『..........け....ん....と...?』


    『ああ.....そうだよ.....俺だよ』


    うっすら目を開けた。


    『母さん、起こしてごめん。


    俺、母さんに言いたい事があるんだ。聞いてくれる?』



    母さんは小さく頷き目を閉じた。


    『母さん......俺、母さんに嘘ついてた.......


    本当は......,.


    あの娘と.......亜紀ちゃんと......』



    (会っていた........
    母さんの大事な店で........)



  • No: 292名無し(匿名)スレ主更新時刻16/07/18 10:40

    俺は今何を言おうとしているんだ!




    嘘ついてごめんなさいと言っていない......



    産んでくれてありがとうと言っていない......



    育ててくれてありがとうと言っていない.......




    感謝してもしきれない,.,.....




    もっと親孝行したかった......


    母さん!




    上手く言 えない言葉は嗚咽に変わった。


  • No: 293名無し(匿名)スレ主更新時刻16/07/19 17:32

    『........健人や......』

    うっすらと目を開ける母。


    『?!...か....あ...さん』


    『あなたが幸せになってくれるのなら......

    母さんはもう.....何も言わないよ.....

    1度ここに連れて来て頂戴.....,

    母さんから健人をお願いしますって言うから.......』


    最後の力を振り絞る様に言った。


    『?!母さん......

    本当に?

    本当にいいの?

    無理しなくていいから』



    痩せ細った母の手を握った。



    『お前が幸せになってくれれば

    それで......,もう......』



    『母さん!母さん!


    うん、うん。

    明日連れて来るから.....』



    嬉しそうな最愛の息子を見て、母は安堵し、静かに目を閉じた。



    そんな母の表情を見て、健人は、白いシーツが被せてある病院の布団に顔を埋め、また泣いた。


    (ありがとう....
    ありがとう.....母さん....)




    母はそのまま昏睡状態に陥り、2日後帰らぬ人となった。









  • No: 294名無し(匿名)スレ主更新時刻16/07/20 16:49

    息を引き取る前日。


    健人は、亜紀と正人を連れ病室に向かった。


    朝の回診で、今夜が峠でしょうと言われたからだ。


    母の胸に覆い被さっている真っ白い布団は、ゆっくりと上下に動いている。




    『母さん、正人と亜紀ちゃんを連れて来たよ』



    目は固く閉じられたまま動かない。


    でも、きっと、聴こえているはずだ.......



    『母さん......
    改めて紹介するよ。


    僕が今、お付き合いしている四角亜紀さんだ』



    健人は亜紀をベッドの側に引き寄せた。




    『四角亜紀です。



    ふつつか者ですが.......



    .......よろ..,...し..........』



    声にならなかった。



    (義母さん......

    父の事、ごめんなさい.....

    そして
    許してくれてありがとう......

    健人さんと一緒にお店を守っていきます


    退院したあの日、たった1度だけだったけど、
    大好きな花の話をしましたね。

    ついこの間の様に思い出します。


    もっと話がしたかったです。

    義母さん.......)



    言葉に出来ない亜紀の気持ちが健人に伝わり、その気持ちに応える様に亜紀の右手をギュッと握った。




  • No: 295名無し(匿名)スレ主更新時刻16/07/21 17:38

    『おばちゃん!正人だよ!

    俺と健人は兄弟の様に育ってるから、2人の事は俺に任せてな!


    こいつらに何かあったら、俺、すぐに飛んで行くから.......


    だから、おばちゃん、安心して』



    最後の最後に亜紀を許すと言えた母の表情はとても穏やかに見える。


    間に合って良かった、と。



    母もまた、参りに来た3人を追い返した事、その日の夜、亜紀の父親が自殺した事をずっと後悔していたのだろう。


    だが、一生懸命女手一つで育てた一人息子を取られたくない一心で、反対と言う口実を作っていた。



    母の一周忌が済んだ後、二人は結婚した。


    母の大切な場所で二人は出会った。


    天国の二人の父達が引き合わせてくれたのかもしれない。



    口実なんて必要ない


    二人は出会う運命だったと...,...





    ※~完~※

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