精神安定剤の裏側
今の世の中。
鬱病、統合失調症、自律神経失調症、その他様々な精神的な病を抱えて闘う人がたくさん居る。
闘いながら仕事をする人、学校に通う生徒、外に出れず引きこもってしまう人、入院を余儀無くされた人、悲しい事に自ら命を絶ってしまう人など、色々。
あの時までは、あの名医に出逢うまでは、私もその中の一人でした。
私が体験した精神安定剤の本当の恐ろしさを、思い出しながら綴っていきます。
私はもう二度と、鬱にはならない。
新しいレスの受付は終了しました
私は26歳。
取り敢えず平凡に生きてます。
今現在、迂闊に手を出したマイスリーの離脱症状に悩まされています。飲むんじゃなかった(-_-#)
元々、中学校の頃からパニック障害(嘔吐恐怖症)を抱えており、自律神経も乱れ易いです。
自慢出来る生まれでもなく、仕事も自慢出来るようなものではありません。もちろん自分で誇りを持って仕事していますが(^∀^)
お金もない、恋人もいない、当然独身なので子供も居ません。居るのはペットのウサギ一羽、もう実の子のようなもの(^-^)
平凡で貧乏だけど、あの頃に比べれば今は天国のようなものです。マイスリーの離脱症状はツラいけどorz
『鬱病』から解放されて、今年で二年。
思い出すのも腹立たしく嫌な記憶だけど、今も精神疾患と闘う方、そのご家族の方やご友人の方のほんの僅かな力になれば、と…私の体験談と克服した道を綴らせて頂きます。
私の家庭は昔から複雑で、母からの虐待もあった。
実の兄には毎日『死ね』と憎々しげに暴言を吐かれる。今で言う家庭内暴力もたくさん受けてきた、血を吐いた事もあった。
悔しくて反抗すると、もっと殴られる、蹴られる。
母に髪を鷲掴みにされ、テーブルの角に思い切り額を何度も打ち付けられた事もあった。
あの環境の中でよくグレなかったものだと、今でも思う。
もちろん、母に対しては私も悪い部分はたくさんあった。私が真面目に頑張り始めると、優しくなった。
だけど、兄からの暴言暴力は変わらなかった。
今から二年前の5月。
私の大好きな芸能人?が、東京から近場にイベントに来る事になった。
都会から離れ過ぎている私が、その人のイベントに行けるチャンスなんか、絶対に来ないと思っていた。ライブなどに全く興味はないけど、その人のイベントだけは別だった。
でも一応、CDを買ってイベント参加に必要な応募券を貰ってみた。応募して当選したら、当日に会場に入るのに必要なハガキが届くシステムだ。
『くじ運に見放された私が当選する筈ないよなあ』
そんな気持ちでポストに投函。
すると5月下旬頃に、見慣れないハガキが届いた。
信じられない事に、当選したのだ。
しかも、ものすごい早い番号。
天にも昇る想いだった。
私がいつもその人の話や出演作品、歌などを話していた所為か、両親も自分の事のように喜んでくれた。
6月某日。
父の車で朝早くから3時間かけて、イベントが行われる市に向かった。
その時も自律神経が乱れていて、吐き気と戦いながらだったと思う。
会場に入れるのは私だけ、周りはみんな知らない人ばかり。パニック持ちだから、色々緊張した。
でも、周りはみんな私と同じく、その芸能人?の方のファンなんだと思うと、妙に落ち着いた。
早い番号だったので、あろうことか一番前の席になった。心拍数が上がる。
時間になって、案内係の人から禁止事項やイベントの流れの説明がされた。
その後にご本人が登場。
イベント自体が初めてな私にはキツかった、周りの人達が上げる黄色い歓声が。鼓膜が破れるかと思った。
会場の暑さもあり、吐き気と戦いながらトークを聞いていると、今でも信じられない事が起きた。
どうやらその方(芸能人?さん)は、私の事を知っていてくれたらしい。覚えてくれたと言うか。
定期的にファンレターを出して、最後にオマケにあるものをチョロッと付け足すだけの手紙。どうやら、そのあるものが趣味の一つだったらしく、とても気に入ってくれていたようだ。
どうして此処でイベントをしようと思ったのか問われた時に、
『今この会場に来てくださっているかは判らないんですが、実は此処には、いつもそれを書き添えて手紙を送ってくれる方がいて…その人に逢いに来たんです』
私はこの言葉を一生忘れないと思う。
顔から火が出そうで、卒倒しそうになった。
思えば、これが最後だった。
何も難しい事を考えないで、楽しんでいられたのは。
このイベントの帰り道だ。
母が自分の身体の異変に気付いたのは。
『胸にしこりがある』
コンビニに立ち寄って車に乗ろうとした時に言われた。
母もトイレで初めて気付いたらしい。
次の日に早速病院へ。
様々な検査をした後日、やはり乳ガンだった。
既に結構な大きさになっており、脇下リンパへ転移が認められた。
総合病院への紹介状を渡され、乳腺外科に掛かる事に。
そこから、母の闘病生活が始まった。
幸い吐き気も嘔吐も無かったが、味覚障害と倦怠感、脱毛が酷かった。
脱毛にショックを受けていたから、これはマズいと思い、ある日の晩にハサミで長かった髪を切り私も晴れて丸坊主。母にガンガン叱られた。
でも本当は泣いてたの、ちゃんと知ってる。
『父さんも頭薄いし、親子3人丸坊主じゃん』
そんな事を言って親子で爆笑した。
出掛ければ笑いが絶えない親子3人。
家に帰ったら我が家のガン細胞である兄が居るから、そうもいかないのだけど。
そんな日を繰り返していた秋頃。
父は出張、母は抗ガン剤の影響でぐったり。
家事は大体が私がやっていた。
兄はニートだ。
食事、トイレ、風呂以外は部屋から出てもこない。
私が家事をやるのは、親に良い子ぶってる、と偏屈な考えを持つような男だ。当然面白くなかったんだろう。
出来立ての味噌汁の碗を持ち、私が背中を向けた瞬間にぶっかけてきた。
当然出来立てだから熱湯だ。
背中や腰に熱さと言うよりは痛みが走り、心臓の辺りにも激痛が走った。まるで握り潰されそうな、そんな痛み。呼吸も上手く出来なかった。
床に倒れてのた打ち回る私に、流石にヤバいと思ったのか兄はさっさと部屋に逃げた。母がダルい身体を動かし、なんとか救急車を呼び…私は病院に搬送された。
検査の結果、心臓や肺に異常は見られなかった。
火傷も範囲はそう広くないため、痕にはなりそうだけど問題はないとのこと。
『心臓神経症ですね、最近ストレスばかり溜めていませんか?』
医者の診断はそうだった。
確かにそうだったんだろう。
母の闘病、家事や仕事のストレス…兄からの暴言罵倒。
だけど、この時だ。
此処から、私はおかしくなった。
正確には、私がおかしくなったんじゃない。
私は西洋医学に、精神科医におかしくされたんだ。
入院はなく、手当てされてその日は帰宅した。
だけど、あまりのショックに私の自律神経はいつものように乱れていた。
吐き気がひどい。
食べ物の匂いを嗅いだだけで、吐き気がこみ上げてくる。
何も食べれなくなった。
火傷をした背中が痛い。
夜も眠れなくなった。
まだ、心臓の辺りも痛む。
そんな日が三日くらい続いた。
これはダメだと思い、予約も必要ない心療内科を受診した。
この選択が、全てを狂わせる事になるなんて思わなかった。
その心療内科の先生は女医さんだった。
とても優しそうな、美人の女医さん。
私は、元々自律神経が乱れ易いだけ。
だから、鬱病で心療内科を受診した訳じゃなかった。
その時に一番キツかったのは不眠だ。
家庭の事情を話し、不眠気味な事を伝えるとデパスを処方された。
あと、名前は覚えていないけれど喉の違和感を解消してくれるらしい抗不安薬。
『まずは、それで様子を見ましょう』
そうして、私は精神安定剤を服用し始めたのだ。
デパスはよく効いた。
これまでの不眠が嘘のように眠れた。
頭がふわふわして、身体が自分のものじゃないみたいに。
驚くほどにあっさりと、不眠は解決してしまったのだ。
吐き気も随分楽になった。
それからは定期的に心療内科に通い、状態を話したり薬を貰ったりしていた。
デパスでよく眠れば、日常生活に支障を来す事はない。時々吐き気はしたけど、すぐに気にならないものになった。
だけど、いつも仕事の都合がつく訳じゃない。
薬を切らしてしまう事もあった。
そうなると不安で不安で眠れず、吐き気も酷い。
あまりの吐き気に、バスにも乗れなくなったくらいだ。
それを女医さんに伝えると、今度はセロクエルを追加された。
『どちらも寝る前に飲んでね』
セロクエルはデパスより、ちょっと大きかった。
その頃には、もうデパスでは完全に吐き気を止める事が出来なくなっていたのだ。
セロクエルは、私にはよく効果が判らなかった。
デパスの方がよく効く。
夜眠るなら、やっぱりデパスが一番だ。もちろん、言われた通りにセロクエルも飲んではいたのだけど。
デパスとセロクエルを毎日寝る前に服用しながら、日常の生活。
始まりはいつだっただろうか。
私の思考が、おかしくなり始めたのは。
お風呂から出て、セロクエルを飲んでまったりしていた時だ。
『…私、なんでここに居るんだろう』
突然そんな事を呟いていた。
今まで思った事もない。
自分の身体が自分のものじゃないみたいな、奇妙な感覚。
目はしっかり開いてるのに、まるで後ろで自分の行動を傍観しているような感覚。
なんだか怖くなって、慌ててデパスを飲んでその日は休んだ。
女医さんに、その事を話した。
すると彼女は険しい表情をして、
『それは大変、デパスは効いてる?』
『あ、はい。たぶん』
『ううん、効いてないよ。それは不安障害と言ってね……』
よく判らないが、なんちゃらかんちゃら説明された。
その時からもう頭がぼーっとしていた私には、あまりよく理解出来なかったのだけど。
そして、デパスとセロクエルを朝夕に飲むようにと量が増えた。
『これを飲めば治る、楽になる…』
この時には、もうそんな考えしか持ってなくて。
ただ治りたくて、言われるままに薬を飲み続けていた。何の疑いもないまま。
だけど、症状の改善には至らなかった。
朝起きても憂鬱、食欲も無い。
仕事に行きたくない。
何もしたくない。
家から出たくない。
全てに興味が無い。
仕事も辞め、ただ無為に過ごし、食事も摂れずにデパスとセロクエルだけを飲んで眠る。
そんな毎日を過ごしていた。
何もかもがつまらなくて、近くにあったカミソリでリスカを繰り返してもいた。
私は自律神経が乱れ易いだけ。
心療内科に行ったのは、不眠と吐き気をなんとかしたいから。
ただ、それだけだった。
後から祖父に聞いて判ったこと。
『○○病院に通ってた?やめなさい、あそこはヤブだぞ。ただ薬を出すだけだ、大丈夫だったのか?』
…そう。
ただの不調だった私は、医者の手で鬱病にされたのだ。
薬を飲み続ければ、いつかきっと治る。
それを信じていたのに。
思えば、アドバイスらしいアドバイスもくれなかった気がする。
某有名板では、
『薬で症状を悪化させ、患者を入院させて薬漬けにする極悪医師』
とまで言われている。
私も、まんまとそれに引っ掛かっていたのだ。
もしかしたらあの奇妙な感覚は、私の身体が危険を察知して教えてくれていたのかもしれない。
だが、当時の私にそこまで考えるだけの余裕は無かった。
セロクエルとデパスに頭をやられる中、鬱はどんどん悪化していく。
『私、なんでここに居るの?』
『なんで生きてるの?』
『私、誰だっけ?』
『消えてしまいたい』
『死ねば楽になるよ』
朝起きて、夜眠りにつくまで延々そんな事を考える日々。
どれだけ続いたのかさえ、定かではなかった。
その間、食事は一口も摂っていない。水分だけは補給していたけれど。
人は空腹になると色々と弱る。
吐き気で何も食べれないのが、余計に精神に負担を掛けたのかもしれない。
そして、今思い出しても情けない出来事が起きた。
忘れもしない、10月13日。
自殺を図った。
家族が寝静まった頃に浴槽に水を張り、氷を入れた。
私が住んでる地域はとても寒い。
そこに浸かり眠れば一発だ。
私はシートに残ってるだけのデパス全てを飲み、水に浸かり身を委ねた。
だが、酒が入っている訳でもない。
あまりの冷たさと寒さで、どれだけ待っても眠りはやってこなかった。
何時間浸かっていただろう。
母が起床する一時間くらい前に、諦めて水から出るハメになった。
肩から下が、冷たい水に長時間浸かっていた所為で感覚がなくて、震えが収まらない。
自分の情けなさに腹が立って、思い切り手首をカミソリで切った。部屋に湯を張った洗面器を持ち込み、切った手を浸して眠ったが、結局死ねなかった。
そして、その翌日。
私はまだ諦めていなかった。
またしても家族が寝静まった頃。
家を抜け出した。
黒いキャミソール型のロングドレスに、ジャケットを羽織って。
橋の下まで行き、冷たいコンクリートの上にジャケットを脱いで横になった。
聞こえてくるのは心地いい河の、水の、せせらぎ。
この音を聞きながら死ねるのなら本望だと思った。
だが、デパスは前日に全て使ってしまった。冷たいコンクリートが、容赦なく体温だけを奪っていく。
このまま目を閉じれば、いつか眠れる、死ねる。
そう思っても、いつまでも眠気なんかやってこない。
私はアルコールを飲めないのもある。
酒でも入っていれば、眠れていたのかもしれない。
入水自殺を図る度胸すら無く、弱い自分に自己嫌悪しながらその場を後にした。
家に戻る道すがら、深夜の道路を走るトラックの前に飛び出そうとも思った。
だけど、その度に心臓がバクバクと高鳴る。
なんて迷惑な事をしようとしてたんだろう。
本当にごめんなさい。
生きるのも嫌で、かと言って死ぬ勇気も無い。
そんな自分が大嫌いになった。
夜が明ける前に家に帰り、コンクリートで汚れたロングドレスをぼんやりと眺める。
そして思い出した。
それは、高校の卒業式にと、父が無理をして私に買ってくれた大切な品だったのだと。
近くにあったから、たまたまそれを着ただけ。
もしあのまま自殺が成功し、遺体を両親が目の当たりにしていたら、一体両親は、父はどんな想いをしただろうか。
私の遺体の枕元で泣き崩れる母と、後悔に嘆く父の姿を想像したら、不意に目が覚めた気がした。
『……なに、してたんだろう…』
母は必死に生きようと、ガンと闘ってるのに。
父は治療費を稼ぐ為に毎日頑張って働いてるのに。
なのに、自分は一体何をしているのだろう。
『このままじゃ、ダメだ』
そう思った。
あまりにも自分が情けなくなった。
ただ逃げようとしていた、自分自身が。
しかし、どうすれば良いのか判らない。
このままじゃダメとは思っても、すぐに気分が落ち込む。
デパスをもらいに行きたくても、病院は遠い。今の精神状態では、とてもではないが行けないと判断した。
そして……セロクエルは、なんだかこわい。
だから、飲まなかった。
『前は薬なんか要らなかった、無くても普通に生活してた』
そう自分に言い聞かせて、薬は捨てた。
思えばセロクエルを飲み始めてからだ、おかしくなり始めたのは。
規則正しい生活を取り戻せば、きっと憂鬱も抜けてくれるはず。そう思った。
だが、鬱がそう簡単に消えてくれる筈もない。脳内を薬でグチャグチャにされたのだから、当然だ。
すぐに死にたくなる。
何もかも嫌になる。
常に付きまとう吐き気に気が狂いそう。
吐き気が強すぎて横にもなれない。
当然、食事も出来ない。
最後に食事をしたのがいつだったかも、覚えていない。
母が心配して色々作ってくれたが、前は匂いでダメだった料理が、その存在を認めただけで猛烈に胃液を吐いた。
この頃の私の栄養は、どれだけ酷かっただろう。
水分も足りていなかったと思う。
もう一度頑張って病院に行かないか、と母が誘ってはくれたが、外に出たくなかった。出られる筈もなかった。
デパスはほしい、だけど病院までなんて行けない、でもデパスはほしい。
その頃の私は、既にデパスが無いと眠る事さえ出来なくなっていた。
24時間、消える事のない強い吐き気と戦い続ける日々。何度も死にたくなる。
『なんでこんな想いをしてまで生きなきゃならないんだろう』
『死ねば楽になるのに』
そんな事を考えながら、必死に吐き気と戦い続けた。
思えば、これが離脱症状だったんだと思う。眠る事も出来なくなり、それまでデパスで抑えていた吐き気も一気に波のように押し寄せてきていた。
私はすっかり、デパスに依存していたのだ。それが無くなって、頭が混乱している。
眠る事も出来ず、食事も出来ず、発狂しそうだった。発狂していたのかもしれない。
延々吐き気と憂鬱な気分と戦い続ける毎日。やせ細り過ぎて起き上がる力さえ無い、自分の身体。
寝転がったまま暴れて、酷かった。
タンスに足をぶつけて、ぼっこり腫れたりもした。角にひっかけて切れた事もある。
セロクエルを捨てなきゃ良かったとも思った。少しは助けになっていたかもしれない。
でも、捨ててしまったものは仕方無い。
毎日毎日、気が狂いそうだった。
所々で寝てはいたのかもしれないけど、それでも地獄だった。
何も食べれなくて、ロクに眠れない。吐き気しかない。死にたくなる。
解決策が、どうしても見付からない。
本当に、死んでしまった方が楽になるのではないかと思う。
既に息をするのも苦しくて、どうしようもなかった。
※医師の診断なく、自己判断で薬をやめるのは大変危険な行為です。
断薬したい時は、主治医とよく話し合い相談しながら徐々に量を減らしていきましょう。自己判断は非常に危険です。
満足な睡眠がとれていない事もあり、突然の断薬で頭がおかしかったのもある。もちろん私自身の弱さも。
私は、また自殺を考えるようになっていた。
震える手で色々なサイトを巡り、楽な死に方など調べていた。
ネットには、私と同じく死んでしまいたい人が多数居た。
それはもう、私自身が驚くくらいに。
その全てが離脱症状で苦しんでいる人ではない、他の理由も様々だ。
仕事、社会、学校、家庭……世の中にはツラい事ばかり。
『やっぱり、生きてたって苦しいだけじゃないか』
そんな事を考えながら、様々な自殺方法を調べた。
特別な薬でも打たない限りは楽に死ねるような方法は見つからなかったけど。
そして、そんなある時だった。
本当にただの偶然。
鬱病治療の最先端をいく医師が居る事をネットで知ったのは。
薬を使わない鬱病治療を謳う医者だった。
他の精神科医に、『そんなことできる筈がない』と揶揄された事も多いらしい。
でも、その医師は諦めなかったそうだ。
私が住んでいる場所は田舎。
『どうせ、そんな凄い先生なんて東京に行かなきゃ逢えないんでしょ』
そんな事を思いながらチマチマ読んでいった。
そして、我が目を疑った。
近所に居る。
その、名医が。
歩いて10分掛かるか掛からないか、そんな身近に。
そこで小さなクリニックを開いているらしかった。
思わず、そのクリニックの事を調べてみた。
表向きは普通の内科。
だけど、自律神経外来と言う珍しい科もやっておられる。
評判を見てみて驚いた。
わざわざ東京から診察を受けにくる鬱病患者も居るらしい事だ。
そして更に驚く事もあった。
それは、たった一度の診療で鬱病が治ってしまうと言う事。
もちろん思った事はひとつ。
『胡散臭い…』
一度の診察で、治る筈がないと思った。
だけど、一応予約してみる。
『無駄だと思うけど、行ってみよう。此処なら歩いて行けるし』
そんな凄い先生なら、簡単に予約が取れるとも思わない。
だけど、あろうことか電話したその日の午後に予約が取れると言う。
てっきり受け付けのお姉さんが出るかと思ったのに、電話には何故か先生本人が出た。
早速、午後に予約を入れてクリニックに向かう事に。
もうずっと食事をしていない所為でフラフラだ。
母に支えられながら、何とか辿り着いた。
思っていたよりもずっとずっと小さなクリニック。
中に入るとラジオが入っていた。
今までに先生の診察を受け、快復した人達の喜びの声を纏めたものらしかった。
先生は診察中。
他の患者さんと話をしているようだった。
受付を先に済ませようと思ったが、受付には誰も居ない。
看護士さんが出て来る気配も無い。
中は静かで、ガランとしていた。
聞こえてくるのはラジオの音だけ。
私と母以外、誰も居ない。
予約制だから当たり前なのかもしれないが、クリニックに勤務している人の姿も見えない。
診察が長引いていたらしく、診察室のドアが開き、中から患者さんが出てきた。
それはもう、にこやかな表情で。
その後から先生が出てきた、慌てて受付に向かう。
お金の計算をして、私に問診票を渡して、代金を患者さんから貰って、お釣りを返す。途中で掛かってきた電話にも、応対する。
全部、一人でやっているらしい。
問診票に記入をして渡すと、先生は笑顔で何度も頭を下げてきて、名刺を渡された。
なんとも腰の低い先生。
まったく医者には見えなかった。
ちゃんとしたお医者さんらしい格好はしているのに。
どうぞ、と奥に案内されて診察室に入る。
母は先生が書いた本を読んでいた。
やっぱり、診察室にも誰も居ない。
このクリニックは先生一人で頑張っているんだと思うと同時に、すごいなと思った。
話した内容はもうあまり覚えていない。
最初に改めて挨拶されて、その次に指に変な機械を付けた。
『楽に呼吸しててくださいね~』
パソコンと向き合いながら、何かを調べている。
やがて結果が出たらしい。
ちょっと失礼します、と言ってから私の脹ら脛を触った。
『冷たいね、自律神経が乱れてるんだね』
『自律神経?』
『うん、真緒さんの場合は副交感神経が過敏になりすぎてて、その働きが活発過ぎるから食べ物を吐き出そうとしちゃうんだよ』
『鬱病じゃないんですか?』
『鬱病でもあるんだと思う。だけど根本にあるのは鬱じゃなく、自律神経の乱れによる体調不良で、それが気持ちを憂鬱にして鬱病になっちゃってるんだよ、大丈夫』
そう言って、先生は笑った。
『私、元々は不眠で心療内科に行ったんです』
『うん』
『薬飲んだら、よく眠れて』
『うん、何飲んでたの?』
『デパスと、あと途中からセロクエルを。でもセロクエルを飲むと変な事ばっかり考えるようになって』
『うん、セロクエルは色々な精神疾患や不眠に使われるけど、真緒さんには特に合わなかったんだろうね。統合失調症の薬でもあるから』
『そうなんですか?』
『セロクエルを処方されたから統合失調症って訳でもないんだけどね』
そこで思い出した。
先生が謳い文句にしている、『薬を使わない鬱病治療』や『鬱病は薬では治らない』と言う言葉。
それについて、訊いてみた。
『鬱病は、薬じゃ治らないんですか?』
『うん』
『そうなんですか…』
『確かに精神安定剤や抗うつ剤、抗不安剤なんかを使うと、服用した時は楽かもしれない。だけど薬が切れればまた服用、楽にはなるけど、切れたらまた薬…その繰り返しだよね?』
『はい』
『残念だけど、それは治療じゃないんだよ。ただ怖いものから目を背けてるだけになっちゃう』
『…そうかもしれません』
『薬にもいずれ限界がくる、身体や頭が薬に慣れてしまったらほとんどの医者は別の薬を増やす。慣れたらまた別の薬、それにも慣れたら別の薬を追加』
『はい』
『だけど、全て使い切っちゃったら次はどうなるだろう』
『…その人が飲める薬が無くなります』
『そう、たくさん飲めば少しは効くのかもしれないけど、薬代もバカにならないね』
『そうなった場合は、どうなるんですか?』
『効かない薬を飲み続けるか、やめるかしかない。だけどそこからが地獄なんだよ』
そして先生は教えてくれた。
これまで不安などを薬で強引に抑えていたにも拘わらず、それを突然やめた時に何が起きるか。
既に脳は正常な働きが出来ず、困惑している。様々な神経が鈍り、誤った信号ばかりを身体に流す事もある。
睡眠欲の減退、食欲不振、吐き気、嘔吐、原因不明の身体の痛み、喉の渇き、身体的な病、幻覚、幻聴…数え切れないほどの様々なものだった。
『真緒さんの今の状態も、薬をやめた離脱症状だと思うよ』
『…治りますか?』
『もちろん。薬でやられてた頭が混乱して、自律神経が乱れてるだけだから、大丈夫。ちゃんと治るよ』
『どうすれば良いですか?』
『うん、頑張り過ぎない事かな。焦っちゃうと余計身体にも悪いと思うから』
脳が薬にやられる前の、正常な感覚を取り戻すには時間が掛かるらしい。
それは薬の離脱症状によるもの。
この期間は人によって様々であるらしかった。
そして、親にも言えなかった自殺未遂の事を思い切って話してみた。
自分が情けなかった。
だけど先生は、
『大丈夫、恥ずかしい事なんかじゃないよ』
そう言って、満面の笑みで笑い飛ばしてくれた。
絆創膏を貼ったままで、治らずグチャグチャに膿んだリスカの傷痕を手で撫でてくれた。
水分もロクに摂ってないのに、涙が止まらなくなった。
やっと、目の前が明るくなったような気がした。
読ませて頂いています。
「もう鬱だー」と言いつつ元気だった友人が投薬治療をはじめ、「薬で劇的に楽になった。認めたくなかったけど、やっぱり私鬱病だったみたい」と言いながら、(以前はそんなことなかったのに)約束しても待ち合わせなどに全く来なくなり、仕事もかなりギリギリのようで心配しています。
- << 31 通行人様。 ありがとうございます。 拙い文章で申し訳ありませんm(_ _)m お友達…心配ですね。 薬を使うと驚くほど楽になって、嬉しいんですよ。その時は。 でも段々と薬物依存傾向になっていくと言いますか…私の場合は、まだ症状も依存も軽い方だったのだと思います。知り合いに、もっと酷い状態で苦しんだ人も居ます。 もちろん、安定剤を飲む事は悪い事ではないと思います。全ての精神科医が悪い訳でもありません。 大切なのは医者と患者が協力し合い、正しいやり方で一時的に薬で症状を楽にし、そこから徐々に断薬に向かっていくのであれば良いのではないかなと思います。私も全ての精神科医に不信感を持っている訳ではないので(^^;) 今は通行人様のご友人に何も無い事を願うばかりです、心配ですね…。
『あ、でも少し嘘があるんだ』
『はい?』
『僕は薬を使わないとか言ってるけど、実は少し嘘』
『え』
『漢方薬をね、使う時があるんだよ』
『漢方薬って、あの苦くてとんでもないヤツですか?』
『あれ、真緒さん苦いの嫌い?』
そんな事を言いながら笑えるようにもなってきた。
先生は西洋医学ではなく、あくまでも東洋医学を推している。
身体を暖めて、人間が本来持っている免疫力や自然治癒力で身体の異常を治す漢方薬を処方する事はあるらしい。
『真緒さんは吐き気が酷いんだったね、…飲めるかな…え~と』
『………』
突然本棚から、分厚い辞書を持ってきた。
漢方薬の辞書らしい。
効能や効果を色々と調べている。
なんだか辿々しい、大丈夫なんだろうか。
そんな失礼な事まで考えていた。
『じゃあ、これかな。ニョシンサン、処方箋は出しておくけど、必ず飲まなきゃならないって事はないからね』
『はい』
>> 29
読ませて頂いています。
「もう鬱だー」と言いつつ元気だった友人が投薬治療をはじめ、「薬で劇的に楽になった。認めたくなかったけど、やっぱり私…
通行人様。
ありがとうございます。
拙い文章で申し訳ありませんm(_ _)m
お友達…心配ですね。
薬を使うと驚くほど楽になって、嬉しいんですよ。その時は。
でも段々と薬物依存傾向になっていくと言いますか…私の場合は、まだ症状も依存も軽い方だったのだと思います。知り合いに、もっと酷い状態で苦しんだ人も居ます。
もちろん、安定剤を飲む事は悪い事ではないと思います。全ての精神科医が悪い訳でもありません。
大切なのは医者と患者が協力し合い、正しいやり方で一時的に薬で症状を楽にし、そこから徐々に断薬に向かっていくのであれば良いのではないかなと思います。私も全ての精神科医に不信感を持っている訳ではないので(^^;)
今は通行人様のご友人に何も無い事を願うばかりです、心配ですね…。
最後まで腰の低い先生だった。
どうやら、その漢方薬はとんでもなく高いものらしい。
診察代だけでも集めるのに必死だったから、当然漢方薬の分のお金はない。
折角戴いた処方箋だけど、出しには行けなかった。
『大丈夫なの?』
と、母が心配そうに訊いてはきたけど、お金はない。
仕方のない事だ。
しかし、どうした事だろう。
クリニックを出てから、随分久し振りに感じるような空腹感。
ぐーぐーとお腹が鳴りっぱなしだ、吐き気もない。
『…お腹すいた』
帰り道に呟くと、母は驚いたような顔をしていた。
随分久し振りになってしまいましたが、またのんびりとでも更新していきたいと思います。
思い出して苦しい時はありますが…それでも、是非最後まで綴らせてください。
今も鬱病に苦しむ人達が、ほんの少しでも早く解放されますように…。
主様、こんにちは。
私はパニック障害と嘔吐恐怖症と境界性人格障害と不眠をもっていて
現在、薬はセロクエルを服用しています。
最近では、1人で外にでてもすぐ体調を壊してしまいます。
体調悪くなる→気持ち悪くなる→吐くのが怖い→セロクエル服用
の繰り返しです。
体調を壊すと異常な程に、手が冷たくなりとてつもなく怖くなります。
カラオケなどの狭い空間も行けないし、苦しくなるし、電車やバスは怖くて乗ることもできません。
私もリスカを繰り返してしまっています。
毎日、身体がダルいです。
- << 38 名無し34様。 レスありがとうございます。 名無し様も苦しまれているのですね… セロクエルは本当に、私には特に合わなかったのだと思います。 実際にどういった症状に効くのか判りませんが、私は不眠に使われたようです。でも、今思い出してもやはりセロクエルは特に恐怖します。 だからと言って突然の断薬は危険過ぎますし、考えものですね… 判ります、私も電車やバス、あとは密閉されたような場所はかなり抵抗があります。常に吐ける場所やトイレ、ゴミ箱を探してしまうんですよね…(^-^;) 病院の待合室とかも実は苦手です、緊張し過ぎて吐くんじゃないかとか不安になってしまったり… リスカの傷は大丈夫ですか? よく眠れていますか? 心配です。
>> 34 私もうつ病経験者です。薬に頼らず、毎日運動をして体を疲れさせて、食欲が出てきて、夜眠れるようになりました。まずは、がむしゃらに歩いたり、走ったりしてみてはいかがですか?皆さんが健康になることを願っています。
- << 39 旅人35様、レスありがとうございます。 旅人様も鬱病の経験者なのですね。 でもご自分で乗り越えられたのですね、すごいです(*^ワ^*) 一度でも薬を飲むと、それだけで少しずつ頭の中がおかしくなり始めてしまうので、積極的に体を動かすのは少し難しくなってしまいそうですよね。私もそうでした。 引きこもってばかり、なにもしない無駄な時間をぼんやりする事で流してばかり… あの時間を、少しでも不眠を解消する時間に使っていたらと後悔もします。 でも私の場合、走ったりして息が上がると吐き気がこみ上げてくるので逆効果になっていたかもしれません(^_^;)
>> 35
頭ではわかっていても重度のうつ病患者だと、外に出るだけで気分悪くなるし、そもそも意欲減退してるので外にでることも難しいです。
うつ病は完治療法はないといわれてきましたが変わってきてるのですね。
安易に薬を出さない治療が重要ですよね。
このスレを立ててくれてありがとうございます。
沢山の人の心を軽くすると思います。
ただ無理をせずご自分のペースで続けて下さいね。
- << 40 リカ様、レスありがとうございます。 確かに、重度になってしまうと色々意欲が減退してしまいますね…私は重度ではなかったようですが、それでも意欲はありませんでした。 鬱を治す為の薬が実は治療を遅らせる障害だった、なんて…皮肉もいいところです。 もちろん精神科医全てが悪意を以て薬を処方している訳ではないのでしょう。中にはお金儲けの為だけに薬ばかり出す病院もありますが…実際に私がかかった心療内科はそうでした。 抗ガン剤のような、脱毛や嘔吐などの目に見えた不快な症状があまり無いからこそ、患者側も疑わないのかもしれません。私も『これを飲めば治る』と思っていましたし(-"-;) 私はあんなひどい状態だったのに、すぐに鬱が治りました。 そんな治療が、これから広がっていくと良いです…!薬に頼らない治療法があるのだと、色々な人に知っていただきたいです…! お優しい言葉を、ありがとうございます。 少しでも鬱で苦しむ方の気持ちを楽に出来たら嬉しいです、頑張ります。
真緒さん、初めまして。
私も心療内科を受診していました。
薬も貰ってはいたのですが、効果があるのかわからなくなり勝手に服用を止めてしまいました。
それから急に体調が悪くなり、歩くのもやっとでした。
それも離脱症状だったのかな…。わかりませんが、本当にしんどかったです。
受診していた病院に説明しても、今までと同じ薬と吐き気止めの漢方薬を貰っただけ。
漢方薬以外は飲みたくなかったので漢方薬しか飲みませんでしたが、数日経っても効果なし。
結局他の病院に行ったのですが、精神的なものと言われただけでした。
今は何も服用していませんが、多少のめまいはあるものの、大分楽になりました。
こちらのスレは偶然見つけました。
最近、薬って怖いと思っていたので興味本意で読ませていただきましたが、気分が楽になりました。
このスレと出会えてよかったです。
最後まで読ませていただきたいと思いました。
スレをたてて下さりありがとうございます(^-^*)
- << 41 そら様、レスありがとうございます。 そら様も苦しまれたのですね… めまいは大丈夫ですか? 私もあれ以来、漢方薬以外の薬は口にしてないです(^_^;) この夏もマイスリーで自律神経が乱れたのと夏バテで、スレに書きましたお医者様にお世話になりました。処方された漢方薬で大体三日で吐き気も収まり、食事も食べ過ぎなくらい食べれるように戻りました(笑) 症状に合った漢方薬が必要なのかもしれませんね… でも市販の漢方薬でも恐ろしい目に遭ったんですよ、サイコカリュウコツボレイトウと言うのを薬局で買って、服用してからお風呂に入ったら、呼吸困難に加え全身が鉛のように重くなって(^_^;) お風呂前には危険だと思いました。 でも、やっぱり一番は薬の必要無い健康な身体!ですね。 レスありがとうございます、頑張って最後まで綴りたいと思います。
>> 34
主様、こんにちは。
私はパニック障害と嘔吐恐怖症と境界性人格障害と不眠をもっていて
現在、薬はセロクエルを服用しています。
最近では、…
名無し34様。
レスありがとうございます。
名無し様も苦しまれているのですね…
セロクエルは本当に、私には特に合わなかったのだと思います。
実際にどういった症状に効くのか判りませんが、私は不眠に使われたようです。でも、今思い出してもやはりセロクエルは特に恐怖します。
だからと言って突然の断薬は危険過ぎますし、考えものですね…
判ります、私も電車やバス、あとは密閉されたような場所はかなり抵抗があります。常に吐ける場所やトイレ、ゴミ箱を探してしまうんですよね…(^-^;)
病院の待合室とかも実は苦手です、緊張し過ぎて吐くんじゃないかとか不安になってしまったり…
リスカの傷は大丈夫ですか?
よく眠れていますか?
心配です。
- << 43 返レス、ありがとうございます。 不眠があるので、セロクエルは睡眠薬代わりに飲んでいて(25mgを2錠) 日中体調悪い時、またはなりそうな時は25mgを1錠飲んでいます。 今はここまで飲む量が減りました。 パニック障害&嘔吐恐怖症歴は11年です(現在24歳) 完治したと思ったらまた再発して...を繰り返している状態です。 2年前から初めて薬を飲むようになり、初めはセロクエル100mgを4錠飲まないと寝れませんでした。 密閉された場所...かなり怖いですよね。 恐怖で仕方ないと同時に、健康な体でない自分が嫌になります。 リスカは、傷が残ってしまってます。 体調壊して気持ち悪くなると吐いてしまうのではないかという恐怖からリスカをしてしまい、一瞬でも痛みに逃げようとしてしまいます。 今日、1人で外に出てみました。 家をでる1時間前に薬を飲み、大丈夫だと自分に言い聞かせたのですが 外に出てから、15分程で苦しくなってしまいました。 過呼吸が起こる前兆のような感じです。 胸の間が苦しい感じです。 水筒にたくさん氷をいれて麦茶もいれて、ちょっとずつ飲んだのですが効果はありませんでした。 1人で外にもでれない事が悲しくて悔しいです。 体調を気にしないで、映画に行ったり外食したり美容室に行ったり買い物をしてみたいです。
>> 35
私もうつ病経験者です。薬に頼らず、毎日運動をして体を疲れさせて、食欲が出てきて、夜眠れるようになりました。まずは、がむしゃらに歩いたり、走っ…
旅人35様、レスありがとうございます。
旅人様も鬱病の経験者なのですね。
でもご自分で乗り越えられたのですね、すごいです(*^ワ^*)
一度でも薬を飲むと、それだけで少しずつ頭の中がおかしくなり始めてしまうので、積極的に体を動かすのは少し難しくなってしまいそうですよね。私もそうでした。
引きこもってばかり、なにもしない無駄な時間をぼんやりする事で流してばかり…
あの時間を、少しでも不眠を解消する時間に使っていたらと後悔もします。
でも私の場合、走ったりして息が上がると吐き気がこみ上げてくるので逆効果になっていたかもしれません(^_^;)
>> 36
頭ではわかっていても重度のうつ病患者だと、外に出るだけで気分悪くなるし、そもそも意欲減退してるので外にでることも難しいです。
うつ病は…
リカ様、レスありがとうございます。
確かに、重度になってしまうと色々意欲が減退してしまいますね…私は重度ではなかったようですが、それでも意欲はありませんでした。
鬱を治す為の薬が実は治療を遅らせる障害だった、なんて…皮肉もいいところです。
もちろん精神科医全てが悪意を以て薬を処方している訳ではないのでしょう。中にはお金儲けの為だけに薬ばかり出す病院もありますが…実際に私がかかった心療内科はそうでした。
抗ガン剤のような、脱毛や嘔吐などの目に見えた不快な症状があまり無いからこそ、患者側も疑わないのかもしれません。私も『これを飲めば治る』と思っていましたし(-"-;)
私はあんなひどい状態だったのに、すぐに鬱が治りました。
そんな治療が、これから広がっていくと良いです…!薬に頼らない治療法があるのだと、色々な人に知っていただきたいです…!
お優しい言葉を、ありがとうございます。
少しでも鬱で苦しむ方の気持ちを楽に出来たら嬉しいです、頑張ります。
>> 37
真緒さん、初めまして。
私も心療内科を受診していました。
薬も貰ってはいたのですが、効果があるのかわからなくなり勝手に服用を止めてしまいま…
そら様、レスありがとうございます。
そら様も苦しまれたのですね…
めまいは大丈夫ですか?
私もあれ以来、漢方薬以外の薬は口にしてないです(^_^;)
この夏もマイスリーで自律神経が乱れたのと夏バテで、スレに書きましたお医者様にお世話になりました。処方された漢方薬で大体三日で吐き気も収まり、食事も食べ過ぎなくらい食べれるように戻りました(笑)
症状に合った漢方薬が必要なのかもしれませんね…
でも市販の漢方薬でも恐ろしい目に遭ったんですよ、サイコカリュウコツボレイトウと言うのを薬局で買って、服用してからお風呂に入ったら、呼吸困難に加え全身が鉛のように重くなって(^_^;)
お風呂前には危険だと思いました。
でも、やっぱり一番は薬の必要無い健康な身体!ですね。
レスありがとうございます、頑張って最後まで綴りたいと思います。
流石に、その日すぐに食事、とはいかなかった。
だけど随分久し振りに、母の作ってくれたおにぎりを半分ほど食べた。水分はこれまでからは考えられないくらいたくさん摂れた。
食べ物の匂いを嗅いでも、胃にものを入れても、不思議と吐き気は感じなくなっていた。
気分も良い。
これまでのような気の落ち込みも無い。
自分の変化が、信じられなかった。
先生からもらった紙をジッと見つめる。
頑張りすぎない!
幸せはまず自分から!
プリントアウトされた文字を見て、涙が出てきた。
先生の笑顔を思い出して、つられて笑った。
笑う事自体が、いつぶりだっただろう。
『頑張りすぎない』
常に、そう考えるようになった。
確かに色々頑張りすぎて、自分をいじめていたのかもしれない。
色々なものを我慢して我慢して、我慢し過ぎて。
そうして、私は心身ともに疲れ切ってしまったんだろう。
>> 38
名無し34様。
レスありがとうございます。
名無し様も苦しまれているのですね…
セロクエルは本当に、私には特に合わなかったのだと思います。…
返レス、ありがとうございます。
不眠があるので、セロクエルは睡眠薬代わりに飲んでいて(25mgを2錠)
日中体調悪い時、またはなりそうな時は25mgを1錠飲んでいます。
今はここまで飲む量が減りました。
パニック障害&嘔吐恐怖症歴は11年です(現在24歳)
完治したと思ったらまた再発して...を繰り返している状態です。
2年前から初めて薬を飲むようになり、初めはセロクエル100mgを4錠飲まないと寝れませんでした。
密閉された場所...かなり怖いですよね。
恐怖で仕方ないと同時に、健康な体でない自分が嫌になります。
リスカは、傷が残ってしまってます。
体調壊して気持ち悪くなると吐いてしまうのではないかという恐怖からリスカをしてしまい、一瞬でも痛みに逃げようとしてしまいます。
今日、1人で外に出てみました。
家をでる1時間前に薬を飲み、大丈夫だと自分に言い聞かせたのですが
外に出てから、15分程で苦しくなってしまいました。
過呼吸が起こる前兆のような感じです。
胸の間が苦しい感じです。
水筒にたくさん氷をいれて麦茶もいれて、ちょっとずつ飲んだのですが効果はありませんでした。
1人で外にもでれない事が悲しくて悔しいです。
体調を気にしないで、映画に行ったり外食したり美容室に行ったり買い物をしてみたいです。
新しいレスの受付は終了しました
小説・エッセイ掲示板のスレ一覧
ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。
- レス新
- 人気
- スレ新
- レス少
- 閲覧専用のスレを見る
-
-
依田桃の印象7レス 182HIT 依田桃の旦那 (50代 ♂)
-
ゲゲゲの謎 二次創作12レス 133HIT 小説好きさん
-
私の煌めきに魅せられて33レス 349HIT 瑠璃姫
-
✴️子供革命記!✴️13レス 94HIT 読者さん
-
猫さんタヌキさんさくら祭り2レス 85HIT なかお (60代 ♂)
-
神社仏閣珍道中・改
(出流原弁天堂さんの続き) 石段をのぼると見えてくる赤い御堂と、…(旅人さん0)
242レス 8150HIT 旅人さん -
西内威張ってセクハラ 北進
高恥順次恥知らずで飲酒運転もはや犯罪者(自由なパンダさん1)
88レス 2940HIT 小説好きさん -
北進
高恥順次恥知らずに飲酒運転 酉肉威張ってセクハラ(作家志望さん0)
16レス 336HIT 作家志望さん -
一雫。
やっと話し合いが少し出来た(蜻蛉玉゜)
79レス 2406HIT 蜻蛉玉゜ -
仮名 轟新吾へ(これは小説です)
何、勝手な事を言ってるの?‼️ 【あなたとは、付き合いません❗❗】 …(匿名さん72)
191レス 2830HIT 恋愛博士さん (50代 ♀)
-
-
-
閲覧専用
🌊鯨の唄🌊②4レス 130HIT 小説好きさん
-
閲覧専用
人間合格👤🙆,,,?11レス 128HIT 永遠の3歳
-
閲覧専用
酉肉威張ってマスク禁止令1レス 136HIT 小説家さん
-
閲覧専用
今を生きる意味78レス 512HIT 旅人さん
-
閲覧専用
黄金勇者ゴルドラン外伝 永遠に冒険を求めて25レス 958HIT 匿名さん
-
閲覧専用
🌊鯨の唄🌊②
母鯨とともに… 北から南に旅をつづけながら… …(小説好きさん0)
4レス 130HIT 小説好きさん -
閲覧専用
人間合格👤🙆,,,?
皆キョトンとしていたが、自我を取り戻すと、わあっと歓声が上がった。 …(永遠の3歳)
11レス 128HIT 永遠の3歳 -
閲覧専用
酉肉威張ってマスク禁止令
了解致しました!(小説好きさん1)
1レス 136HIT 小説家さん -
閲覧専用
おっさんエッセイ劇場です✨🙋🎶❤。
ロシア敗戦濃厚劇場です✨🙋。 ロシアは軍服、防弾チョッキは支給す…(檄❗王道劇場です)
57レス 1398HIT 檄❗王道劇場です -
閲覧専用
今を生きる意味
迫田さんと中村さんは川中運送へ向かった。 野原祐也に会うことができた…(旅人さん0)
78レス 512HIT 旅人さん
-
閲覧専用
サブ掲示板
注目の話題
-
大人になれなかった弟たちに…
これは誰も悪くない案件だとは思いますが…。 中学のときに「大人になれなかった弟たちに」という実…
21レス 734HIT おしゃべり好きさん 1レス -
男性として生まれれば、
ある程度高齢になっても子供をつくる事が出来ますが、女性には無理です。 男女平等、共稼ぎが普通に…
27レス 645HIT 匿名さん -
普通の人は日中横になりませんか?
女です 私は物心ついた時から家でゴロゴロするのが好きで、また私の母も専業主婦ですがほとんどゴロゴロ…
13レス 530HIT 相談したいさん -
40代茶飲み友達は可能?
40代独身女です。1年以上、私を好きだと言ってくれる人と友達として定期的に会っています。 今年あた…
7レス 264HIT 恋愛好きさん (30代 女性 ) -
出会いがない場合
彼女いない歴、5年です。 5年もしたら、いいと思える人いたでしょと言われますが社会人になると出…
9レス 257HIT 恋愛好きさん (30代 男性 ) -
どっちが本当にいい人なの?嫌いにならずそばにいてくれて
恋愛も結婚も関係なくどっちがずっと一緒にいてくれる人なのかわからないんです。 優しくしてくれて…
8レス 202HIT 匿名さん (30代 女性 ) - もっと見る