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続・ブルームーンストーン

No.148 19/10/08 21:16
自由人
あ+あ-

「ご飯食べに連れて行って下さいよ!」

土曜日の休憩室、
一緒に休憩を取っていた加瀬君が少し甘えた声を出してねだってきた。

「え?!なぜ?!」

「なぜって…ミューさんまた連れて行ってくれるって言ったじゃないですか。」

あ、そうだった。

「ごめんごめんそうだったね。
いつにしようかな?」

「今日でもいいっすよ!」

「早っ?!まあ私も今日は朝番だからいいけど…」

トントンと話が進み、じゃあ今日、焼肉でも食べに行きましょうかとあらかた話が決まりかけた時、

「俺も行きま~す!」

と、いきなり牧田君が休憩室に乱入し私達は死ぬほど驚いた。

「わわっ牧田くん?!び、びっくりした!」

「な、な、な、ユーヤ!ユーヤ!ユーヤ!」

「なんだよ~そんなに何回も呼ばなくても聞こえてるって!」

牧田君は驚き過ぎて目を白黒させながら必要以上にユーヤ連呼を続けている加瀬君の肩を抱くようにして耳元に顔を近づけると、

「俺も焼肉好きなんだよね。」
とニヤリと笑った。

こいつも来るのか…
休憩室の中での話を一体どこで聞いていたのか…

やれやれと思いつつも、加瀬君と2人きりというのも何だか気まずかった私は内心少しほっとした。

でも高校生男子2人と3人でとか…

う~ん。

「お疲れ様~ちょっと寄ってみたんだけど。」

思案しかけた私の耳にノックの音が聞こえたかと思うと、ユッキーがニコニコしながら休憩室に入ってきた。

ナイスタイミ~ング!ユッキー!!

「ね、今日ここに何時までいるつもりなの?」

目をキラキラさせてやや詰め寄り気味に問いかける私の言葉に、

「えっ?!え、えと、ここには顔だけ出してすぐに✕✕店に行こうと思ってたんだけど…」

と、これまたユッキーもやや引き気味にオドオドと答える。

「じゃあさ、✕✕店に行った帰りにまたここに来てよ。
焼肉食べに行こうよ!」

私の言葉に、

「焼肉?!行きたい!行きたい!」

とユッキーが嬉しそうに頷き、とりあえずの焼肉メンバーが決まった。

「じゃあ美優ちゃんが仕事上がる頃に来るよ。」

ユッキーが嬉しそうに手を振って出ていくのを見送り仕事に入る。

数時間後。

「そろそろ上がります。」

遅番の大川君に声をかけ、帰り支度をしていた所に、

「お疲れ様~!」

とユッキーが戻ってきた。

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