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No.49 18/08/24 22:33
名無し3
あ+あ-

≫48

「うん。研究員だった。
と言っても、話したように僅か2年ほどの事だから君の記憶にはあまり残ってないかもしれないが…」

僕は足原君の言葉に淡々と答えた。

「それでもね、その僅か2年の間に父が知った研究所の実態は、父の心血を注いだ研究がどんなに非道な事に利用されたかを知った父の心を壊してしまうには十分だったらし…」

僕はそこで言葉を切った。

「クローンって

なんだろ…」

と、話し出した足原君の顔つきがいつになく物凄い真剣味と凄みを帯びている。

足原君?

車が交差点に近づく。

ここを右折して20分も走れば僕達の住む街だ。

しかし、
足原君は右に曲がるべき道をそのまま直進した。

え?!

驚く僕に、

「悪いなぁ、阿藤。
もう少しだけ俺のワガママに付き合ってくれや。」

と足原君が言う。

「あの?…」

言いかけた僕に、

「どこに行くのかって?

決まってんだろ。

クソ研究所だよ!」

と足原君が当然のように言い放つ。



え?え?え?

で、でも研究所は閉鎖されたはずなんじゃ?!

いま、表向きはそうなってるっていうだけで、実態を知っているわけじゃないけど…

え?
でもそれならそれで尚更そんな所に乗り込んで行くのって危険なんじゃ?

僕の思いとは裏腹に車はぐんぐんとスピードを上げていく。

えっ?

足原君?

ちょっと足原君?

ちょっ、

「足原~~~??!!」

僕の叫び声がまるでスタートの合図のごとく、

「よっしゃあっ!!

行っけぇぇぇ!!!」


足原の怒鳴り声と共に
車が更に加速した。

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