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婚活ゲーム

No.12 18/04/29 03:07
賀州夏 ( ♂ MpbYnb )
あ+あ-

ショッピングモールでコーヒーを買い喫煙所を探し歩く、土曜日だけに家族連れで混み合っている。
喫煙所へ入り、外の家族連れを見ながらタバコに火をつけるとミキとの約束を思い出す。
子供が出来たらタバコはやめる。
もし、あのまま結婚出来て子供に恵まれていればあの子くらいなのかな?
子供が出来るとはどんな感じなんだろう?
ミキよりも子供を愛するのだろうか?
それともやはりミキが一番好きなんだろうか?
答えが永遠にわからなくなった問いかけをしながらタバコを吸い終えた。
喫煙所から出た俺は家族連れを置き去りにしながら逃げる様に幸せな空間から足早に去っていった。
マンションへ帰るとすぐにユウコさんへ電話をかけるが繋がらなかった。
そんな時、ガチャっと玄関のドアが開く音がする、俺は言葉を失った。
俺の視線の先にはミキがいた。
「ケンちゃん、どう?似合ってる?」
ミキに見えたのはコトミだった、俺がミキの誕生日にプレゼントしたワンピースを着て、ミキと同じ髪型をしていた。
「似合ってるというか、ミキみたい」
俺は正直に答えた。
「最近変なんだよ、お姉ちゃんが夢に出てきて変な事言うんだよ」
コトミの表情から嘘や冗談ではない事がよく分かった。
俺はギョッとした、そんな事あるのか?
「先週なんて毎晩出てきてワンピース着て髪切って週末にケンちゃんの家に行けって」
そう言ってコトミは俺の目を見る。
「玄関で抱きついてキスしろって言われた」
これは嘘だ、コトミは嘘をつくとわかりやすい。
抱きつこうとしてくるコトミを突き放す。
「今日はどうした?」
コトミは舌を出して笑うかと思ったが俺の言葉に目つきが鋭くなった。
「マジで言ってるの?覚えてないわけ?」
俺は全速力で色んな記念日、誕生日を思い返すが今日ではない。
「約束してた?」
コトミはフっと鼻で笑う、ミキと良く似て心底呆れた時の表情だ。
「答えを聞きにきたの……」
そうコトミが言った瞬間スマホが鳴る、ユウコさんだ。
俺はコトミに待ってとジェスチャーしながら電話を取ってユウコさんと明日の段取りをしまた掛け直すと言って電話を切るとコトミはフーっと深呼吸して話す
「ケンちゃんが私との事を真剣に考えるって言った日だよ、私の気持ちが5年変わらなかったら考えるって」
コトミはそう言うと靴を脱いで俺を跳ね除けて部屋へ上がってきた

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