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海未の名は?ンミチャ!海未です!

No.103 18/02/10 15:56
作家
あ+あ-

「……何を言ってるんだ?穂乃果?」
厳しさと微妙な娘に対し優しさと複雑が混じる声。
私は焦りました。押し切られてはダメです、と声を張ります。
「だから!念のために町の人達を避難させないと----」
「黙りなさい」
もとは和菓子職人であり職人の秘めた厳しさある声に、さすがの私も声が出ません。
穂乃果の父親は町長らしくも目を閉じ、そっと椅子に腰を預けました。椅子を軋ませ目の前の皿に載せられた煎餅を食べなさいと指が動く。ですが食べる意思はありません。その様子に穂乃果の父は窓の外を見て吐息します。明るい日差しに、葉が揺れます。
「……彗星が二つに割れこの町に落ちる?五百人が亡くなる?」
煎餅をばりっと口にし、厳しさを秘めた瞳が、私を見つめます。私は母と同じいえそれ以上に汗が感じます。穂乃果はお父さんの前ではいつも以上にいい子だから彼は会い、穂乃果は緊張しながら親しみを込めてたと伝わる。
「信じられない話わかります。だけど、根拠が……」
「戯れ言にも程かあるぞ」
煎餅が口許からこぼれ怒っていました。職人でありかつては神主であり眉間の皺は深くし「妄言は高坂家の血筋か」と呟きその言葉に穂乃果の胸が痛みます。職人の魂が残った瞳で私を見つめ、穂乃果と低く呼びました。
「本気で言っているなら、お前は病気だ」
「……なっ」
違いますの言葉が出ません。学校を出た時の自信が、音もなく崩れます。ミラクルウミちゃんですのに。見当違いなのか、不安が胸の内を覆い……いえ、違います。妄想ではないし、私は病気では……私は----。

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