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食事の予定日になっても返信なし
付き合い始めると余裕がなくなる。

海未の名は?ンミチャ!海未です!

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作家
19/07/03 15:03(更新日時)

あらすじ

東京は音乃木坂に住む高坂穂乃果と園田海未は実は前世からの付き合いらしい。
やがてふたりは夢の中で前世での悲しい出来事を知るが----。
出会ってしまったふたりが前世から動き出すアニメ『ラブライブ!』前史。

本物語はいうまでまなく『君の名は。』の『ラブライブ!』によるパロディである。

18/01/22 09:26 追記
キャストコメンタリーは通常アニメ作品DVDで本来は放送後や製作後におこなわれますが、今作品はあくまでパロディなので息抜きで入れております。ご了承ください(笑)。

海未「単純にレスが埋まらないからではないですか?」

主「💔」グサッ!

穂乃果「主さぁ〜ん!」

☆ちなみに『マクロス』や『ガンダム』など他作品の名前がいくつか出てきますがメタフィクションか伏線かいずれかです。

No.2585380 18/01/07 18:32(スレ作成日時)

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No.1 18/01/07 20:01
作家0 

知らない目覚ましの音。
パンパン!パンパン!パンパン!パパンパパン!
……チャ、……チャ
可愛らしい女の子の声が聞こえる。
海未です。私は海未。
「そうだ!スクールアイドルしよう」
しませんと断る。彼女の声はなぜか遠ざかりながら名前を名乗る。
「なまえはほのか!」
どこか子犬みたいな少女の姿と声が残る。
そこで目が覚める。
なまえは……ほのか?
私の胸はなぜかドキドキとしてます。
パパン!パパン!パンパン!パンパン!
なぜか三三七拍子が耳に聞こえます。私は起きました。
「?」
気づくといつもの私よりも大きな胸の谷間がありました。
じーん。
なぜか深く感動する私がいました。
揉みましょうか。揉んでいいですよね?
「なあ、まだツッコミ来ないん?」
「ツッコミてそんな芸人ではありませんし」
ふと気づくと関西弁で見た目は『ガンダム』のドムみたいなふくよかな女性がいました。
「ウチ!ドムちゃうし」
「いやドムです」
「ウチの名は」
待ってくださいと私は彼女の名前を考える。
「つばさ」
「ジクザクサンバ♪それ『キャプテン翼』や!」
「ひかり」
「ちゃうわ!綺麗な名前やけど!」
「う〜ん、『勇者特急マイトガイン』?」
「銀の翼にあたしを乗せて!ともせ!平和の青信号!勇者特急マイトガイン!定刻通りにただいま参上やん!て違う!」
この女性が三三七拍子で私の前で踊っていたのでしょうか?
「なぜ三三七拍子?」
「いまさらツッコミ!ウチの名前はあんたの姉の希やん!ノ・ゾ・ミ!穂乃果ちゃんアホになったん?」
「ほのか?」
「とにかくあほになるんは催事の時だけやん」
希という女性が襖を閉めようとした時に呼び止めました。
「待ってください!ヒカリアン!」
「希や」
「待ってください!シンカリオン!」
「誰が!シンカリオンや」
呆れて襖を閉められた私は鏡を見るとそこには本当に子犬みたいな少女の可愛らしい姿がありました。
この子が穂乃果でしょうか。
じーん。
また感動してしまったわたし園田海未ですがあることに気づきました。
別人になってます?
なぜ?どうして?
疑問は尽きません。
そしてわたしは叫びました。
すると希がやってきました。
「うるさいねん!アホのかちゃん!」
ひどい言われようです。

No.2 18/01/08 11:38
作家 

「お姉ちゃんおそい」
妹の花陽の声がした。
「明日はあたしが作るよ」
「またパンの日々。パンが二枚でパンツや!」
「希ちゃん!」
あたしの名前は穂乃果。パン好きなどこにでもいる女子高生!ふと見るとおばあちゃんの雪穂が見ていた。
「今日はふつうやな」
「え?なに」
「昨日は穂乃果ちゃんがついに自分でワシワシしょってん!」
え!?ワシワシ!?
ちなみにワシワシとは正しくワシワシMAX。希ちゃんのハレンチにお胸をつかむチカン行為。
「誰がチカンや!」
「チカンでしょう!」
言い合うなかご飯や味噌汁、目玉焼きに箸をつけるなかピンポンパン♪とスピーカーが鳴る。
『皆さまおはようございます。またはハラショー!』
なぜロシア語かというとこの町にいるロシア人のクォーター姉妹絢瀬しすたーずがいるから。
絵里ちゃんはポンコツ、妹の亜里沙ちゃんが可愛い。
『ぶぇっくしょい!誰!?ウワサしたの』
今日の放送は絵里ちゃんだった。ロシア人クォーターのわりにそこそこ町や日本の文化はわかっているよう。
『来月二十日には町長選挙がありわたし絢瀬絵里も立候補します!負けないわよ!高坂ファミリー!』
ぶつりと放送が途切れた。雪穂おばあちゃんはなにかと絢瀬絵里が嫌らしい。代わりにテレビを点ける。
『九千年ぶりに訪れるハイコウ彗星が一ヶ月後に訪れます。肉眼でも観察できるようです』
テレビは『ハイコウ彗星』で待ちきりでNHKの放送を聞きながらわたしたち四人は食事をした。
「なあ穂乃果ちゃん花陽ちゃんワシワシ」
「させない」
とあたしと花陽ちゃんの声が重なる。希ちゃんは悪い子じゃないけど年中よっきゅうふまん。
雪穂おばあちゃんはそんなハレンチな希ちゃんをにらむ。
こわいね。
それにしても昨日何かあったかな?とりあえず明日はあたしが食事当番だよ!
パンの日だよ!
パン!

No.3 18/01/08 16:13
作家 

いってきま〜す!
あたしと花陽ちゃんはここ乃木坂町の学校へ向かい(ちなみに乃木坂46とは無関係)希ちゃんは町唯一の交番で婦警さんをしながらいつか町に新幹線を通したいと願ってるんだよ。警官だけど新幹線が好き。だけど山の中を新幹線が通りすぎたらただの通過地域だよ。
「ぐはっ!?」
「希っ!?」
「ワシワシMAXや」
「きゃああ」
今日も今日とて希は絵里にワシワシMAXする変態警官であった。
学校に向かう途中にあたしに呼びかけたのは南ことりちゃんと亜里沙ちゃん。
「おはよう」
「おはようございます」
ことりちゃんも亜里沙ちゃんも可愛い女の子。
「姉が毎朝重ね重ねすみません」
亜里沙ちゃんは絵里ちゃんとちがってしっかり者のおでこが輝く女の子。むしろ町長に向いてるはずだよ?絵里ちゃんとちがって。
「はぁっくしょい!」
「きゃあ!?えりちと間接くしゃみキスや」
「ちがう」
なんだかんだで希と絵里ちゃんは仲良し。
穂乃果たちが学校に向かうなか絵里と対する候補者が演説していた。穂乃果父である。
『であるから乃木坂地区において……こら穂乃果』
「!?」
『背筋を伸ばせ』
「は、はい」
実は穂乃果たちのお父さんは和菓子屋を営業しながら現在の町長さん。ちょっときびしい。だけど雪穂おばあちゃんとは仲がわるいの。
はあ。
学校での授業。
田舎の乃木坂地区でも学校はあるんだよ。
「誰そ彼、これが黄昏時の語源ね。黄昏時はわかるでしょう?」
ツバサ先生が今日もおでこを輝かせながら授業する。
「夕方、昼でも夜でもない時間……人の輪郭がぼやけて彼が誰かわからなくなる時間」
ツバサ先生はしっかりしている。
「古くは『かれたそ時』とか『かはたれ時』というんだって」
穂乃果はノートをめくるとある文字があった。
“あなたは誰ですか?”ぎょっとした。妙にしっかりした筆跡でことりちゃんたち友人にはないしっかりした文字。
「はい!次は高坂さん」
「は、はい!」
「あら?高坂さん。今日は自分の名前おぼえてるのね」
ツバサ先生をはじめクラスメートたちがどっと笑った。
昨日?
昨日なにかあったの?
きょとんとする穂乃果はノートの筆跡が目に残った。

No.4 18/01/08 18:24
作家 

ええ〜っ!?
ふたりから昨日のことを聞いた穂乃果は驚いた。
「はじめはぽーっとしてたんだけど」
「正座で授業を受けたり給食やお弁当を丁寧に選り分けたり」
「まるでなんというか」
「昭和の出来たお嬢さん!」
お嬢さん!?
そそそそんなことないよ!?
「ほ、穂乃果はふつうの子だよ?あれ……?なんか夢を見てたかな」
「わかりました」
亜里沙ちゃんが手を挙げ彼女はオカルト雑誌『ムー』を見せた。
「穂乃果さん!前世ですよ!前世!」
「亜里沙ちゃんそれはないよ」
「は!もしかしてノートの落書きはことりちゃん!?」
「落書き?穂乃果ちゃんに告白するんなら恋文!ラブレターだよ」
どうやらことりちゃんや亜里沙ちゃんではないらしい。ことりちゃんは穂乃果好き❤。
「ちがうか」
「きっと!いつかは告白するよ!」
してるしてる。
「でも穂乃果さんほんとに変でしたよ。希さん以上に」
再び町役場兼派出所。
「ワシワシMAX!」
「タイホ!」
「しくしく。そんな」
そんなことは置いといて穂乃果は呟く。
「ストレスかな」
「穂乃果ちゃんのストレスはあたしが解消するよ!」
町長選で絵里ちゃんと雪穂おばあちゃんの仲が悪いのはしかたないが実は穂乃果と花陽ちゃんにあの儀式があるのだ!
だけどお父さんは現町長、雪穂おばあちゃんは神社の神主。ああなげく!
「あ〜!東京に行きたいよ!!狭いし濃いよ!希ちゃんに絵里ちゃんが」
たしかにとふたりはうなずく。
「うちのお姉ちゃんはなにかと穂乃果さんに対抗意識まるだし!『町長になれない絵里ちゃんの妹』呼ばわり。ロシア人クォーターでめずらしいし」
「亜里沙ちゃん卒業したら東京に行こう!東京にいってビッグな女になろうビッグだよ」
「こ、ことりも」
こうして三人は狭苦しい乃木坂町からいつか出ていくことを誓うのだった。
だって本屋はない歯医者もない電車は二時間に一本バスは一日に二本あげくには天気予報は対象外グーグルマップはえっちなモザイクみたい。喜ぶのは希ちゃんだけ。
コンビニは九時には閉まるそのわりに希ちゃんだけに需要がえっちな本の自販機。
昭和だよ!
穂乃果の嘆きはまだ続く……。

No.5 18/01/09 05:40
作家 

カフェいかない?
亜里沙ちゃんに誘われあたしたちはいく!と言う。しかし----。
「自販機じゃない」
ことりは嘆くなか亜里沙は言う。
「ロシアの田舎でもこんなものです。豪雪地帯に自販機がぽつんです」
はあとことりは吐息した。その頃穂乃果は家路に着きながら乃木坂湖を見つめていた。
雪穂おばあちゃんが昔語っていた物語。
むかしむかし地球にはぷろとかるちゃーと呼ばれるふるい人類がいてそこにはいまのあたしたちと変わらない人間がいた。そして歌を謳い恋をし相手を愛して宇宙や銀河の果てまで翔んでいった。
その名残りかわからないけど乃木坂湖はむかしまくろすという巨大戦艦がそのまたむかしに落ちてできた湖とか……。
だけどまくろすは見えない。だって湖のふかい深い奥深い底でいまは深い眠りについてる。何千年や何万年の歴史を繰り返し繰り返し繰り返しているのがあたしたち。
「あ〜ん!あたしもそっちがいいよ」
花陽はだだをこねる。
「花陽にはまだ早い」
花陽は言う。糸の声を聞いてみたいと。
そう。糸のようにあたしたちの歴史はつむがれているはずなんだって。
雪穂おばあちゃんは語る。
「組紐にはな、ぷろとかるちゃー様の時代からずっとずっと歌と共に文化が受け継がれてきたんじゃ……」
いまあたしたちの時代ではまくろすいやマクロスがかつて遠いむかしに存在してたことを知る者たちはほとんどいない。
「文化のなかには歌があってわしたちは歌巫女の血をひく数少ない一族じゃ……」
歌巫女、イミュレーターとも言われる伝説に残る存在。だけど乃木坂地区や北米、南米、ロシア、アフリカやオーストラリアなどにしか数少ないところにしかいまは歌巫女はいないという。
「『マクロスの火』じゃよ」
ずっとずっとむかしにマクロス艦は伝説の歌巫女リン・ミンメイの歌声に導かれ地球や銀河を守り一度は別の宇宙へ飛翔したけどなぜか戻ってきた時に乃木坂湖にそのまま不時着。それを『マクロスの火』と呼ぶかあるいはかつて宇宙での戦いゆ呼ぶか穂乃果にも花陽にもわからない。
「まったくそれにしてもあの馬鹿は政治家になりおって」
馬鹿というのは穂乃果と花陽のお父さんのこと。父は家を出た身、だけど和菓子屋は政治家になっても続けており町の数少ない名物。
歌巫女の血をひく穂乃果と花陽……。
ミンメイにはまだなれないよ。

No.6 18/01/10 12:09
作家 

夜の神社から流れる笛の音を聞いたらきっとテレビ局のひとがきてなかまゆきえさんあべひろしさんの『トリック』とかのロケ地になっちゃうよ。
ちなみに穂乃果は貧乳じゃないけど妹の花陽ちゃんの胸の方がなぜかちょっと大きい。
希ちゃん?あれは論外だよ!
私たち姉妹は巫女の舞を高坂神社で踊っている。希ちゃんはちなみにしょじょじゃなくなったんで雪穂おばあちゃんがダメなんだって。
「なんで自分の派出所に留置されんねん」
「黙りなさい!ハレンチ怪獣ワシワシ」
町長を目指している絵里ちゃんがしかたなく希ちゃんをりゅうちしてる毎日。あほだね。
舞を終えた私たちを見に来たのはことりちゃんと亜里沙ちゃんに町の人達。
「亜里沙ちゃんこんばんは」
「ことりちゃんこんばんは」
「またお姉さんが希ちゃんタイホしたんだって?」
「恥ずかしい」
そんな会話をしながらふたりは巫女姿のあたしたちを見つめる。
「きれい穂乃果ちゃん」
「ハラショー、日本分化ですね」
巫女姿を見られるのは悪くないけどこの後がちょっといや。花陽ちゃんは目を輝かす。
…………。
もぐもぐもぐもぐ。
もぐもぐもぐもぐ。ばくばくばくばく。
花陽。
雪穂おばあちゃんの声が静かに花陽ちゃんを叱る。
あたしたちは口をすぼめて噛んだお米を升の中に吐き出す。だえきと混じっちゃう。
ことりちゃんはよだれを垂らして見つめる。見ないで。
亜里沙ちゃんはじーんと毎年感激している。ハラショーじゃないよ?
口噛み酒というんだって。
お米を噛んでだえきと混ざりそのまま発酵しておさけじゃなくてアルコールになるからお酒だね。なんでも歌巫女さんが太古の時代からしてたんだって。
ミンメイさんもミレーヌさんもミュンさんシェリルにランカちゃんたちしたのかな?
だけど二十一世紀になってこれ。巫女姿は秋葉原ならコスプレだよ。
あたしと花陽はお米を掴んではまた口で噛んで升に吐き出す。
ああ……。
するとクラスでイケてるトリオが見てるよ。ことりちゃんたちでも恥ずかしいのに。
思わず思う。
湖のそこにいるまくろす艦よ!よみがえれ!
そもそま湖のそこにまだあるかなぞだけど。
歌巫女の数少ない血を持ってるからだけど毎年だよ毎年。
そつぎょうしたら都会にいくよ!
そして可愛いアイドルになるよ!

No.7 18/01/11 06:06
作家 

雪穂おばあちゃんたち町のお年寄りが社務所に集まりあたしや花陽ちゃんが成長してたことにお年寄りはみな喜んでいた。
町の数少ない巫女だからかな。希ちゃんがしょじょじゃなかったことはいまだに話題らしい。
「希ちゃんあれはいかんかったね」
「しかたあるまい。垢抜けおったからな」
「穂乃果ちゃんや花陽ちゃんだけが頼りじゃよ」
お年寄りたちはあたしたちを撫でたり成長したことに笑みする。
社務所を出た頃には神社のまわりは静かになっていてことりちゃんたちも帰ったらしい。
「ねえ花陽ちゃん」
「もぐもぐ。ん?」
「またお米を取ってきたの」
「だって美味しいんだもん」
神社の口噛み酒のもとになるお米は家のお米より美味しいらしい。花陽ちゃんのお胸が大きくなったのは口噛み酒のお米のせいかな。
ちなみにいま社務所にいる雪穂おばあちゃんたちお年寄りの平均年齢を計算したら九十歳はいってる。あたしたちがいた時でとりあえず七十歳くらいかな。
「あたしたちふたりだけでだよ」
「つまり花陽たちは若い!」
「ちがうよ。もう」
神社の階段を下りて乃木坂湖や町の明かりが見える。だけど田舎だよ。
「そうだ」
「なに?」
「『巫女の口噛み酒、女子高生』を売ったら売れるよ!」
花陽ちゃんの言うことで想像してみたらダメダメ!とあたまのなかで振り払う。
「え〜!売れるよ」
「思春期前のお子ちゃまにしてはヘンタイだよ」
「希ちゃんの血かな」
再び希と絵里。
「留置所でえりちとふたりきり❤」
「誤解を招かないでよ!少しでも手柄をあげたいだけよ!」
絵里ちゃんの手柄はいつも希ちゃんを監視すること。ヒマだね。
はあと吐息つく。
あたしは叫ぶ。
「今度生まれ変わる時は都会の女子高生になりた〜い〜!!」
「お姉ちゃんたら」
「女子高生になってアイドルになってカフェやメイドさんになりたいよ〜!!」
なんて叫びながらそんなことが田舎でかなうわけないよ。
ふと見るとお空にハイコウ彗星の輝きが見えた……。

No.8 18/01/11 14:31
作家 

聞きなれない目覚まし時計の音と誰かの声……。
さん……うみさん……。
うみ?うみてだあれ?
あたしが気づくと知らないおばさんがこわい瞳で見つめていてぼんやり見つめかえす。
「海未さん!」
「ほえ?」
「海未さん今朝はあなたが道場の掃除当番と食事当番なのになに寝坊してるんですか。とりあえず胴着に着替えて道場に来なさい!」
おばさんが去っていくとそこは知らないお部屋。妙に和風かつ堅苦しい雰囲気。ほらほら時代劇とか明治や大正時代いまでも空手や柔道とかしてる武道家のお家みたいな。
ふとお胸を触り気づく。
おムネがない……いやあるにはあるんだけど。
「ひんにゅう……」
うるうると穂乃果は涙を流したよ……。昨日まであったお胸がないよ。
とりあえず布団から立って部屋にある鏡の前に立った。
見慣れないお顔。だれ?
うみ?うみとかいう女の子?
とにかく彼女は胴着を探して着替えて道場とかいうところに向かうとそこにはさっきのおばさんいやたぶんうみ……海未ちゃんとかいう子のお母さんだよ。似てるもん。道場には老若男女の人達がいた。
「海未さんようやく来ましたね」
「……は、はい」
ガチガチにかたまりながらおばさんじゃなくて海未ちゃんとかいうお母さんの隣にならぶ。
「雑巾がけは私や皆さんがしましたから海未。あなたは弓道の精神鍛練を皆さんに指導しなさい」
「しどう?」
すると道場の壁に張られた紙には修行の手順が書かれていた。
まずは準備体操。
これは問題なくできたようだけど町内ランニングをして驚いたよ!
と、とと、東京だよ!?山手線が走ってたりオシャレな女子高生やイケメンな男の子たちがいるよ!!メイドさんもちらっと見かけたよ。
興奮が醒めないなか再び道場に戻って弓道の稽古なんだけど、これはできないよ。
「……ん!」
弓から矢が全然飛ばず海未ちゃんのお母さんやお弟子さんたちは唖然としてたよ。
「どうしたのです?」
「い、いえ調子が悪いような」
「とにかく朝食の準備ができています。ご飯をしてきなさい」
は〜いと返事をしながら胴着から慣れない制服に着替えて音乃学園の生徒と知る。
名前は園田海未だって。
ひんにゅううみちゃん。
朝ごはんをすませて学園に向かったけどちょっと迷ったけど都会的なハイカラな学校にビックリ。
す、スゴい……!!

No.9 18/01/12 07:15
作家 

ねーねーこれどこ買い?
レッスン帰りに麻布の
あいつらOKBの前座
今日は部活サボりしない?
今夜の合コンで声優の
海未となった穂乃果は音乃学園にようやく着いたものの彼女の教室らしい会話に目を飛び出さんばかりに驚いていた。
な、なにどこの国の会話!?ほのかが知ってるのはファミコンスーファミマクドにミスドにぶっくおふ、ナタ・デ・ココとかなのに。昭和だよ!
それにようやく見つけた学園はハイテクか美術館みたいな感じだし絵里ちゃんがいたらいちおう生徒会長くらいになれそうなくらいカッコいいしあたまいい人たちの集まりの学園だよ!!
この貧乳の園田海未とかいう子はあたしより昭和くさいくせにこんな学園に通ってるの!許せないよ!
「う〜み〜!!」

声はするけど姿は見えない。まさか!?これは「白雪姫と七人の小人」!?「ミクロマン」「リカちゃん人形」!?
「ここにゃここにゃ!」
にゃという妙な声のする方を見れば高校生には見えないくらいの幼女ふたりがいた。
迷子かな。しかたなくアメをあげようとしたけどアメはなかった。
「いらないわよ!なに遅刻してんのよ」
「にゃ!そうにゃ探したにゃ」
「とにかくお昼にいくわよ」
ふたりに連れられ都会真っ只中の屋上で穂乃果はふたりの名前を知った。
ちいさいのが矢澤にこ、どう見ても亜里沙ちゃんよりちいさくロリ。東京には本物のロリがいたことに驚いたよ。
もうひとり語尾ににゃをつけているのは星空凛。どことなく花陽ちゃんに似た感じだけど男の子ぽくカッコいい。
希ちゃんにこのふたりを紹介したらワシワシMAXするかな?しないよね。海未ちゃんと同じく貧乳……。
しくしく。
「まったく真面目な海未が遅刻なんて」
「珍しいにゃ」
「ごめんなさい」
ちなみに音乃学園では海未ちゃんにこちゃん凛ちゃんの三人をヒンニューズと呼ばれているらしい。ひどいね。
にこが聞く。
「海未あなたお昼は」
「え、忘れたよ」
「よ?」
「忘れました!」
しかたなくふたりはお弁当や購買部で買ってきたパンを海未になった穂乃果に分けた。
東京のパンの味に穂乃果は涙した。
「お、おいしいよ!!」
「いつも食べないパンを食べてる海未ちゃん」
「病気かしら」
もぐもぐと食べる犬のような姿の海未を見つめるヒンニューズだった。

No.10 18/01/12 15:21
作家 

カフェいかない?
放課後ロリなにこちゃんに誘われたのは可愛いらしい犬を連れた綺麗なオトナがいるカフェ。オトナだけじゃなくて学生やOLなどイケイケな人たちがいっぱいいる正真正銘のカフェ!自販機じゃないよ!!
「わんわん!可愛いね」
「いつまで犬と遊んでるのよ。注文するわよ」
穂乃果はメニュー見て驚くケーキやパンケーキなどテレビやネット越しに見てた憧れのスイーツがいっぱいに目を輝かす。
「おお〜!?」
「うるさい」
「今日の海未ちゃんは子どもっぽいにゃ」
穂乃果は財布を見て確認しパンケーキを頼みばくばくと食べた。
「よく食べるわね」
「あたしね」
「あたし?」
「わ.私……こういうのに憧れてたんだよ」
「いつもしてるにゃ」
パンケーキの味を堪能しているとスマホが鳴りメールを見ると驚く。
「え?今日バイト?」
「バイトなら早くいかないと」
「にゃ」
「え、あたしが」
「シフトに入れたんでしょ」
慌て立ち上がるが考えたらバイト先がよくわからないし道もわかるわけない。
「あの」
「なによ」
「私のバイト先どこだっけ?あはは……」
仕方なくふたりに連れられ向かったバイト先はなんとメイドカフェだった。学園ではヒンニューズの海未なる少女はここではブドーアーチェリーガールズとして人気だった。
しかし……。
「こら園田!注文間違えてる」
「海未ちゃん!今日はケーキは売りきれよ」
「園田!ステージで歌詞を間違えて」
「海未!衣装を間違えているわ」
ひいい!夢なら醒めて!と叫ぶ穂乃果は店内をてんてこまいするなかひとり西木野真姫という美人、たぶん絵里ちゃんより美人は海未になった穂乃果に優しいのだった。
「落ち込まないの」
「小錦さん」
「西木野」
「にしきのさん……」
しかしお店には嫌がらせをするお客もいた。
「ちょっとあんた」
「は、はい?」
「これ。ケーキの中にクラッカーが入ってたんだけど」
「お菓子の?」
「ちがうよ!爆発する方のパーティー用のクラッカー。俺が気づいたからいいようなものの」
「ふつうは入らないはずですが」
「あ!俺が言いがかりつけてるのか」
結局は真姫ちゃんいや真姫さんのお陰で事なきは得たが彼女のスカートがなぜか切られていた。
「ああ!あいつら」
「あ、私にやらせて!不器用だけど」

No.11 18/01/13 06:56
作家 

ヴェェ……!
休憩室からこのメイドカフェの売れっ子真姫の棒読みボイスが響き渡る。
「はい!できた!」
破られたスカートはややいびつながらも可愛らしい組紐をアレンジした形に直された。
しかし真姫は笑みした。
「ありがとう!なんか可愛い!」
なんでもこの真姫ちゃんはツンデレクィーンとして秋葉原に名を馳せているが笑みを見せることは少なくまた海未のライバルという。
なにから何まで海未ちゃんの負け!
「き、今日は助けてもらってありがとう!」
「こちらこそ」
「いつもの園田さんはクールだけど今日は可愛い。ちゃんとへんだけどね」
ずっきゅーん!と海未ちゃんの身体の心臓がドキドキした。今日の東京のなかでハイパー穂むまんMAXだよ!
その様子に嫉妬している者がいた。にこ。
「あたしの真姫ちゃんに〜!!」
「海未ちゃんはたしかにクールだけどあんな一面あったかにゃ」
「がさつな海未らしくない」
どうやらにこは真姫に惚れているらしいが穂乃果は気づかない。
帰りの電車の窓に映る海未の姿に思う。
ひんにゅうでメイドてへん。
ふと気づく。東京はいっぱいいっぱい人がいてコンビニ、ファミレス、人達、公園その他諸々。乃木坂町にいる人達とはちがうみたい。だけど人の数だけ明かりの数だけ人がいる。電車の窓に映る景色のなかにも人が多くいる。
----このうみみちゃんもまたこの街に住むひとり。ひんにゅうだけど。ひんにゅうひんにゅう。しくしく。
「よくできた夢だよね」
帰宅した穂乃果は布団に身を投げ出した。
ねえねえことりちゃんこんな夢を見たんだよ。すごくない?明日はことりちゃんと亜里沙ちゃんに話すよ!しょうせつにしようかな?東京でるーむしぇあかな?
そんなことを考えながら海未のスマホを手に取り覗く。
『9/3 にこたちとすき家に行く』『9/6 日比谷でゴジラのコスプレ』『8/31 ゴジラ歩き巡り横浜』『8/25 バイト代で胸パッド!です』
堅物なわりに意外にヲタクな子と知りクスクスする。友達はにこちゃんと凛ちゃん、あの真姫ちゃんくらいらしいけど都会の子とわかり羨ましい。
「ひんにゅうなのに」
真姫の写真がけっこうある。
真姫ちゃんが羨ましいのかな?憧れなのかな。
するとある文字が映る。
【あなたは誰ですか?】
ぎょっとしたまま動きが止まった。

No.12 18/01/13 14:33
作家 

ふと思う。
ノートにも妙に達筆かつ丁寧な字でおなじように【あなたは誰ですか?】と書かれてたのを思い出す。
ほのか穂乃果だよ。
とりあえず呟きながら【穂乃果】と海未の掌に記した。ちなみにスマホやノートにも……。ありとあらゆるところに【穂乃果】と書いた。ついでに『ひんにゃう』とも……。
ちなみに海未という少女は家では弓道、秋葉原ではメイドなどをやっていていつ眠っているかわからないが睡眠時間が短すぎと思うんだよ。
などと思いながらも穂乃果の意識は深い眠りにつく……。
それをのぞき見して海未母は少し思う。
今日の海未さんは犬みたいな感じでした。メイドカフェでなにかあったのかしら。
そんなことも知らずに深い眠りにつく海未の身体の穂乃果だった。

No.13 18/01/13 16:26
作家 

な、なんですか!?これは……!?
ちなみににこちゃん風に言うと?
「ぬわぁぁんですかぁぁぁ〜っ!!てにこの真似をさせないでください」
つい突っ込みをしてしまいましたが私は海未です。
しかも胸パッドはどういうわけか胸から外され部屋中に散乱、お母様にいたっては「ふつうの女の子になったわね」と涙し感激してる。スマホを開き私は愕然としました。私が書かないような少女的(少しアホっぽい)文章がありました。
【……バイト帰りに駅までの道を真姫ちゃんとふたりきり❤、あたしの女子力!がーるずぱわーだよ!】
「海未、今日もカフェいかない」
にこが睨んでます。
「す、すみません。バイトがありまして」
「行き先わかるにゃ?」
「わかりますよ!にこ!あなたですか!」
つい私は声をにこに荒げます。にこならやりかねませんが。だがにこはむっとしてます。にこはいたずらをするなら汚い手を使っても自分でやりますから。うん彼女はちがいます。
私は立ち上がり渋々言います。
「……いえ、すみません。では」
屋上を出ていく私の背中に凛が今日はいつものようにパッド重ねしてるにゃ!と伝わりました。
よけいなお世話ですよ!と言いたいなかなぜが背筋が寒いです。なにか変なことが私の身に起きてますよね。
それはバイト先のメイドカフェでも明らかになることを私は知りません。まだ……。

No.14 18/01/13 19:41
作家 

「……な、なんでしょうか」
パッド重ね着けしてメイドカフェでメイドのコスプレをして扉を開けると真姫を慕う三人の先輩方が立ってました。社員ひとりにバイトふたりちなみににこが背後霊のようについて(憑いて)います。こわいです。すると先輩方はドスを利かした声で言います。
「園田さん抜け駆けして」「貧乳なのに」「西木野さんはクィーンなのに」
「ええ!?私が!真姫さんと!?」
あれは現実!?リアルですか
「なにしたのよ」
「いえ私はまだ……その覚えてませんが」
「ふざけないでよ貧乳!」
「そうよ貧乳!」
「にこちゃんも貧乳にゃ」
にこに凛が茶々を入れた時に真姫の棒読みな挨拶がホールに響く。
「西木野ハイリマス」
モデルみたいなスタイルとお嬢様らしい服装で真姫がやって来た。海未をはじめ先輩たちについでににこたちも挨拶した。
「おつかれ」
「真姫ちゃんツンデレ!」
「誰がツンデレよ!」
ツンデレな真姫の態度に私たちは皆固まるなかトラブルを忘れかけたが真姫は海未に笑みした。
「今日もよろしくね。海未、いえンミチャ」
ンミチャとはじめて呼ばれ親しげなスマイルをし彼女は扉の向こうに消えた。
ンミチャ?
海未ですけど。私は少女漫画のヒロインみたいな気持ちで日本全国のゴミというゴミを清潔に処分してにこの家に預けたい気持ちで舞い上がりました。
「ぬわんでよ」
「冗談です」
「園田さん……!」
憎しみある先輩方とにこの声に我に返ります。
----にこはともかく先輩方の追及を考える。
どういうことです?からかいにしては度が過ぎてます?まさか。私の知らない内に私はなにをしたのですか?
「ほのか」は何なんのですか?

No.15 18/01/14 05:11
作家 

ちゅんちゅんと小鳥さん(ことりちゃんじゃなくてほんものの鳥さん)と希ちゃんのワシワシMAXするよとえっちなささやきと共に穂乃果は目覚める。
だけど気持ちよくほのかが目覚めようとしたらそれを粉砕しないばかりに腕に見慣れない達筆な筆跡があったよ。
【ほのか???あなたはなんです?あなたは誰ですか???】
マジックでデカデカと手のひらは肘までに書きながらも丁寧だったよ。
「お姉ちゃんなにそれ?」
見ると花陽ちゃんがふすまを開けて立ってた。こっちが聞きたいよ、と言いかけ背後から忍び寄る希ちゃんの手のひらにあんパンを乗せる。
「あんパンにワシワシMAXや!」
あほな希ちゃんをほっとくと花陽はまあどうでもいいけど今朝のごはんはごはんと言う。
「それにしても」
「ん?」
「今日は自分のおっぱいを触らないんだ。希ちゃんみたいにへんたい化してないならいいけど。ご・は・ん・!早く来なさい!」
ふすまを閉めた花陽ちゃんの言葉にほのかは顔を真っ赤にした。
「おっぱい!?ええ」
ほのかは希ちゃんみたいにへんたいじゃないから自分で揉まないよ!
「どういう意味や!あんパン食べてもうた」
「言葉通りの意味だよ!!」
あ、あたしがへんたい化してるの!?
や、やだよ!?
その様子を小鳥にコスプレしていたことりちゃんが庭から見ていた。
よし!

No.16 18/01/14 05:48
作家 

自宅の前で小鳥のコスプレから制服に着替えていることりちゃんをほかくしてあたしたちが学校に向かうなかことりちゃんは昨日のことを言う。
昨日のこと?なにかしたっけ?
「おはよー♪」
教室に入った途端にクラスメイトたちの視線がほのかに集まり息をごくんと呑む。な、なに!?
高坂、昨日カッコよかったな。ちょっと見直したな。でも堅物だったよな。
「な、なんか視線があるよ」
「だからいま言うよ。昨日のアレはことりでもおどろいたよ」
「昨日のアレ?」
生理じゃないよねと突っ込むと希ちゃんが来るよとからかわれた。
----ほら、昨日の美術の時間、静物スケッチで。まだ思い出さない?穂乃果ちゃん大丈夫?あたしと穂乃果ちゃんはいちゃいちゃしながらおなじグループで、花瓶とリンゴの百合というラブラブなモチーフで描いてたのよ。なのに穂乃果ちゃんは書道してたの。それはいいけど。そばでイケメンズがまた陰口してたの。
----だからほら、穂乃果ちゃんのパパの、町長選の話で、町政や助成金云々とかで。それで生活してる子もいるしとかつまんない話。
だけどそれを聞いたほのかちゃんが「あれって私の話だよね?」と聞いてきてオーラがごごごと校舎ごと揺らしたの。凄すぎてみんなビビったのに、さらにほのかちゃんイケメンズに向かって机を蹴ったの!ついでにことりもつま先でいじめて!それは置いといて、ほのかちゃんはニヤリ!とどSな笑みをしたんだよ!
カッコいいよ!
どSなほのかちゃんはとてもよくて身体中からしびれたよ!
「な、なに!?それぇぇ〜っ!?」

No.17 18/01/14 12:58
作家 

「な、なに!?それぇぇ〜っ!!」
放課後慌て帰宅した穂乃果は居間で穂むまんを食べる花陽と雪穂おばあちゃんから穂むまんをくすねようとしたら雪穂おばあちゃんが叱った。
「こら!穂乃果」
「返してよ」
しかたなく返すとなぜか九つも雪穂おばあちゃんは穂むまんをくれた。ちなみに花陽ちゃんは三つ。
「さっき花陽は食べたじゃろう」
「そか!」
九つの穂むまんを抱えながら自分の部屋に戻った穂乃果は古典のノートを開くとそこには。
【あなた、誰ですか?】
丁寧な表現の文字に背筋がぞわぞわした。希ちゃんにワシワシMAXをされたように。
町役場では。
「この変態警官!」
「いや〜ん!」
そんな絵里ちゃんたちの声はほっといてさらにページを開く。
【高坂穂乃果。あだ名は穂むまんもしくは穂むまん娘】
さらにたくさんのハテナと穂乃果の友人関係が記されていた。
【2年3組/南ことり♀・友人以上恋人未満気取り・百合かレズマニア・田舎にも変態はいた/絢瀬亜里沙♀・おでこが可愛くポンコツ絢瀬絵里の出来すぎた妹・アキバ系に受けるタイプ】
【雪穂おばあちゃんと妹と花陽、あと長女のハレンチ婦警希と四人暮らし/超ど田舎です!地図にも載ってない秘境/父は和菓子屋兼町長/巫女してる?歌巫女(『マクロス』シリーズはフィクションです!)/母はなくなってるらしいです/父親とは別居/友だちは少ないけど学校ではアホの子として人気者(らしい)/胸があります。田舎娘なのに!】
そしてひときわ大きく【この人生はなんですか??】の文字。
がくがくぶるぶる震えながら穂むまんが足元に落ちていくなか東京音乃地区の風景がわずかに見えた。メイドカフェにアルバイト、ロリなにこちゃんに凛ちゃん、ツンデレな真姫ちゃん。真姫ちゃんの美しい顔。
穂乃果はふと思いある結論に達した。
まずその前に一言。
アホじゃないよ!
よし!あたしはフツウ!
「これって……もしかして……」

No.18 18/01/14 13:33
作家 

「これは、もしかして……」
理性ある私園田海未は部屋に籠り、信じられない思いでスマホを凝視してました。
その様子を覗き見してる海未母。
怪奇番組でも見たのかしら?
そんなことは露知らず、海未の指先は半分誰かのモノになったみたいに震えが止まらない。指が震えながら私は日記アプリのエントリーを辿る。自分の書いた日記の間に挟み込むようにして、おぼえのない見出しがいくつもあります。
【初❤原宿カフェざんまさい!/お台場に歴代ガンダム集合!にこちゃんはF91、凛ちゃんはがいあガンダム!/展望台巡りしてフリーマーケット❤でお洒落なキャミを購入!/お父様の仕事場訪問!霞が関!厚労省前で仲村トオル似はっけん!】
私の頭の片隅である結論が達します。
だけどその前にある文字が見える。
【だけどこの身体の海未ちゃん、いやンミチャが貧乳……ひんにゅう……】
誰が貧乳ですか!!
その声に海未母と園田家と道場が揺れた。

う「私は夢のなかでこのど田舎穂乃果と----」

ほ「あたしは夢のなかで貧乳すぎる海未ちゃんと-----」

ほのうみ『入れ替わってる!?』

No.19 18/01/14 18:41
作家 

山の端から朝日が昇り絵里と希の卑猥な声が虫の声と共に伝わる。
ワシワシMAX〜!いや〜!!
ビルの谷間から貧乳に悩む凛とにこの重い吐息が伝わる。朝の人波、昼のざわめき、カタワレ時の匂い、夜の街の貧乳少女の吐息……。
はあ……。
私園田海未たちはだんだんと理解する。
そしてあたし高坂穂乃果とひんにゅううみちゃんは理解する。
園田海未----海未ちゃんは東京住む同じ歳の高校生(ひんにゅうがいた)、
超スーパーど田舎暮らしの高坂穂乃果との入れ替わりは不定期で週に二、三度、ふいにおとずれます。きっかけトリガーは眠ること。原因は私園田海未でさえ不明。
入れ替わっていた時の記憶は、目覚めるとすぐに忘れちゃうんだよ。まるで甘くおいしい夢を見てたみたいに。
それでも、私たちは確実に入れ替わっています。なにより周囲の反応が示している。
そして、これは入れ替わりの記憶なんだと意識してからは少しずつだけキープできるようになった。例えばいまでは目覚めている時間でも、海未ちゃんという究極的にひんにゅうな女子高生が東京にいると穂乃果は知っているよ。
どこかの超ど田舎町に穂乃果は暮らしていると、私海未は確信しています。理由や理屈はわかりませんが、実感は妙にあるんです!
そして穂乃果たちは、スマホや日記でコミュニケーションを始めたよ!互いにその日の記録をメモしたり。
メールや電話も試してみたしたが、なぜかどちらも通じません。穂乃果の田舎はケータイやスマホがないのでしょうか?ヒドイ!とにかく日記やスマホであたしたちはコミュニケーションし合い互いの生活を守るのでした!私たちはルールを決めました!

No.20 18/01/14 19:18
作家 

〈ンミチャへ! 禁止事項だよ その1〉
胸パッドいらないよ!
スリーサイズを測らないでよ!希ちゃんにワシワシMAXされちゃう!
座る時は正座や座禅、めいそうしない!
亜里沙ちゃんになつかない!ことりちゃんはいまのままでいいの!
男子にけんか売らない!
ことりちゃん以外の女子にさわらないの!
ひんにゅう!

〈穂乃果へ 禁止事項第5版〉
無駄遣いは禁止です。私のお金です。
学校やバイトに遅刻しないでください!減給です!バイト代が減ります
子ども言葉は駄目
私の身体でお風呂やシャワーばかり……ムネに触りましたよね?破廉恥です!
凛やにこにべたべたしないでください
真姫とは馴れ馴れしくしないこと!
彼女はライバル!越えるべき壁ですから!

----それなのに穂乃果の残した日記を読みながら私海未はあきれ返ります。
あたし穂乃果は海未ちゃんの残した日記を見ながら希ちゃんと花陽ちゃんの胸をしかたなくワシワシMAXするよ。こうでもしないとストレスだよ
いや〜!!

あの堅物ひんにゅうは
あのふるふるゆわゆわ変態パン好きは……!

No.21 18/01/14 19:37
作家 

ほ【体育の授業で活躍した!?ほのかそんなキャラじゃないのに!しかも男子の前で跳んだり跳ねたりしたの!?ことりちゃんの方がいいのに!男子の視線、座禅て堅物でしょう!ひんにゅう】

う【穂乃果!なに高いケーキとか食べてるんですか!太ります!私のお金ですよ】

ほ【食べたのはンミチャのからだ!ほのかだってメイドしてるよ!バイト入れすぎで東京で遊びにいけない!上野どうぶつ公園のパンダに西郷さん!】

う【無駄遣いするからです!組紐を私はマスターしました!ドヤッ】

ほ【帰り道、真姫ちゃんとふたりきりとデート❤おごろうとしたのに真姫ちゃんたら「高校卒業したらご馳走してね❤」だよ!「約束するよ」と明るく答えたよ!いやいやツンデレとの仲は順調だよ!ほのかのおかげ❤】

う【あなたという人はなにしてるんですか!私の人間関係を変えない!アホのか】

ほ【海未ちゃん!ラブレターてなに?ほのかはことりちゃんひとすじ!なんでイケメンな男の子に告白されて!?いいけど……「考えとく」てナマイキ!】

う【ふん!穂乃果は自分の可愛さがわからないのですね。私に人生預けませんか?】

ほ【うぬぼれないでよ!ゴジラ好きのひんにゅう!彼女いないくせに】

【あなただっていないですよね!】

【私は
あたしは
いないんじゃなくてつくらないの!】

ほ【P.S ほのかにはことりちゃんがいたよ❤❤】

う【ムカッ!💢】

ほ【かった!】

う【負けてません】

No.22 18/01/14 20:35
作家 

穂乃果の目覚ましの音です。
ついでに希がどこからかワシワシMAXを仕掛けてくるはず-----用心です。よし!ことりとの百合カフェを作る続きです。それにそれから----。
私海未は身体を起こし身体を見下ろします。
最近穂乃果はやたら厳重かつ警戒。以前はブラをつけなかったのに今朝はブラジャーをしっかり着けてます。いつ起きるかわからない入れ替わりに警戒してます。アホのかのくせに。まあ仕方ありません。
「なにが仕方ないん?ワシワシMAX〜っ!!」
天井から覗き見していた希のワシワシMAXに対抗するために私は素早く布団の下に隠したアーチェリーブレードで倒します!
「アーチェリーブレード!!」
かのメタルヒーロー『宇宙刑事ギャバン』なみに私は希を倒しました!身体を痙攣させる希がいました。
やられた……!
すると襖が開いて花陽が出てきました。
「あれ?希ちゃんがやられてる」
「花陽、希は今日は出勤できません。希の代わりに絵里に交番勤務を頼んでください」
うんと頷く花陽は後ろを振り向く。
「お姉ちゃん、またムネをいじってたな?大きいよ」
花陽が希をずるずると引きずりながら彼女たちは消えていきました。
たしかに穂乃果の胸は大きくなってます。
成長期?同い年なはずなのに!?
その頃希が出勤しないことで絵里は婦警になっていた。
「私絢瀬絵里が町の治安を守ります!」
穂乃果たちの父と絵里の妹亜里沙は同じことを思った。
治安が悪化する。
なんだかんだで希の方が警官として優秀だったりする。
「え?」

No.23 18/01/15 21:06
作家 

「お祖母ちゃぁん、なんでうちのご神体はこんなに遠くにあるのぉ?」
米俵を担ぎながら花陽は声を上げる。私たちの前を歩くお婆さんは背中で答える。
「マクロスのせいかもな。わからんことよ」
マクロス?あれはフィクションでは??
「マクロス?」
「マクロス、あれは太古の地球にむかしあったことらしいよ」
いやいや『マクロス』シリーズはアニメですよ。
高坂家の希をのぞく女性三人、私と雪穂お婆様、花陽は小一時間歩いている。なんでも今日は山の上のご神体へ捧げ物を持っていくんだそうです。う〜ん、都会の真ん中より穂乃果は健全な生活ですね。うらやし……。
太陽が楓の群れを照らし赤いです。空気は乾いていますが気持ちいい風が身体にあたり空気が気持ちいい。十月、すでに乃木坂は秋です。
雪穂お婆様はおいくつでしょう?
私は目の前のちいさな可愛らしい背中を眺め考えますがわかりません。しかし希は別にして穂乃果や花陽がまっすぐ育ったのはこのお婆様の影響ですね。ご立派です。
「あのお祖母ちゃん」
私は前にいきお婆様の前で膝をついて背中に彼女をおぶった。花陽もおぶり復活した希をおぶり見事につぶれました。
「希ぃぃ!!」
「堪忍や穂乃果ちゃん!」
逃げる希をほっとき再び雪穂お婆様をおんぶする。彼女が作るお弁当は私のお母様にも劣らないです。
雪穂お婆様は軽いです。花陽も軽いですがお米太りしないか心配です。
「お祖母ちゃん軽いです」
「です?」
笑って誤魔化しながらなぜ希だけはドムみたいになったのでしょう?すると一陣の風が私たちの前に現れました!
「ジェットストリームアタック!」
「またですか!」
「穂乃果覚悟!」
なんと絵里が味方についています!絵里だけでなく亜里沙まで!
「穂乃果さんかくご!やりたくないけど」
やらなくていいです!私は雪穂お婆様と花陽を守りながらアーチェリーブレードを構えます!ジェットストリームアタックが来ました!
「ジェットストリームアタックや!!!」
「ふん!」
「なんの!あたしがいるわ!?バカな」
私は絵里を撃破し亜里沙には峰打ちをしました!
「つ、強い……」
最後に残った希は土下座し平謝りしふたりをおんぶして逃げました!
「なんでウチは山に登れんのや」
「処女でなくなったからじゃ」
雪穂お婆様の声が語っていました。

No.24 18/01/16 16:14
作家 

希たちを撃退した私たちは高い山のカルデラに辿り着きました。
ここはコロニー落としがあったのでしょうか?
「お祖母ちゃんが言うにはむかし隕石が落ちたらしいよ」
「ええ!?」
つまりアムロとシャアの最後の戦いが乃木坂町の上空で……と驚いていると雪穂お婆様は先を歩く。
マクロスじゃよマクロスと呟き先をを進む。途中カルデラ湖から出た水が川のように内側と外側をわけておりまるで向こう側とこちら側が別世界のよう。私は雪穂お婆様の手を引いて川を渡る。
「ここから先は隠り世じゃ」
「カクリヨ?」
「つまりは死者のいる世界じゃ」
地獄少女ですか……。少し私海未は穂乃果の身体で放心しました。
「あの世でもおこめは大切にしましょう!」
花陽は放心してる私を無視しお米の話ではしゃぐ。
「此岸(しがん)に戻るには」
ふいにお婆様は神妙な調子で語る。
「あんたたちの一等大切なもんを引き換えにせにゃいかんよ」
「ええっ!?」
「お祖母ちゃん!お米を落としそうになるし渡り終えてから言わないでよ」
私と花陽は抗議するなか彼女はクスクス笑みした。
「口噛み酒のことじゃよ。怖がることではないさ」
リュックに背負った小瓶を出す私と花陽。瓶子(へいし)、神田明神にも行事や催しの際に何度か目にしました。
「あのご神体の下に」
巨木を見るお婆様が言う。
「小さな社がある。そこにお供えしてきなさい。その酒はあんたらの半分」
----穂乃果の半分。
私は手の中の瓶を見つめ、彼女が歌巫女の血を引く一族と理解します。穂乃果の処女の身体や唇から作られた口噛み酒。それを私が奉納する。時に協力し時にいがみあいコミュニケーションはスマホやノート越しの相手。彼女が本来なすべきことを私がしてしまう恥ずかしさと変な誇らしさ、私は大樹に歩みをしました。

No.25 18/01/17 14:54
作家 

ひぐらしの声と希のワシワシMAXする卑猥な声が山に響きます。
ひぐらしはともかく希には殺虫剤を撒きました。
うわ〜ん!?と希は山を下りていきました。感動が台無しです。
だけど秋の山の景色は映画より映画らしいです。
不意にスズメの群れが飛び立ちその数は一羽、二羽……九羽でしょうか。花陽は供えた米俵からの米粒をスズメにあげてはしゃいでいます。ただの食いしん坊ではないです。
「もうカタワレ時だね」
花陽はスズメに手を振りながら夕陽が山を照らし絵画に残したい気分です。
「……わぁぁ。凄い」
山の下にある自然や町の景色さらに遠くにある山々に私は息を漏らします。町はすでに影に飲み込まれますが湖には空を映している。人家から夕げの煙があがり町の上空を九羽のスズメがどこかを目指し飛翔する。
「そろそろ彗星見えるかな」
「彗星?」
花陽の言葉に彗星を空を探す。
そういえば穂乃果になるたびになぜかハイコウ彗星なる話題をテレビやことりたちとしていた。
「彗星……」
声に出しているとなにか肝心なことが忘れている思いがあります。西の空に彗星の輝きがありました。ひときわ明るい金星のそばに尾を引く彗星……。
『ウルトラセブン』。
モロボシ・ダンはかつてこの星の女性に恋をし別れ地球を愛したM78星雲人、ウルトラセブン。いまも彼は地球を愛してますか……。
ふと私は、
彗星
「穂乃果」
雪穂おばあ様は私を見つめる。彼女の瞳の底に私の姿があった。
「-----あんたいま夢をみてないかい?」

No.26 18/01/18 12:55
作家 



不意に
海未は目を覚ました。
はねあげたシーツが身体に触れる。しかし心臓がどの程度か、止まったかのような無の瞬間か永遠か……。無駄に鍛え上げられた彼女の肉体は心音が身体に伝わらないことにある何かを意識した。まさか----と思った時に少しずつ身体に力が入り呼吸が小さな胸を動かし指が動く。窓の外の鳥のさえずり、クルマやバスの走る音、都会の嗅ぎなれた匂い。
「涙……」
泣いていた?穂乃果が?
入れ替わった時かあるいはわからない何かがあったのか頬に涙のかけらがあった。
起き上がり指で涙を拭い水滴が指で乾く。さっきまで山にいた感動さえも醒めたように現実が目の前にありさらなる現実があることを知らない。まだ……。
CHARA!ヘッチャラ!

穂乃果の時はなぜかアニソンが着メロになり慌てスマホを手に本気で驚いた!
【もうすぐ駅前に着くわ。今日はあなたの真姫よ❤】
真姫からのlineが入り中身を確認した。
「また穂乃果が!?」
メモには穂乃果からありとあらゆる内容があり目に映る。
「でぇぇぇとぉぉぉ!?」
この叫びにも似た悲鳴に彼女の母や道場にいた弟子たちは彼女の部屋の側まで駆けつけた!
海未さんがデート!?
師範代が百合!?同性愛!?
そんなことに気づかず鈍感すぎる海未はメモを見つけた。
【明日は真姫ちゃんとデートだよ❤秋葉原駅前で待ち合わせ❤、え〜と時間は十時か十時半かな。ツンデレな真姫ちゃんとデートにいきたい穂乃果だけど海未ちゃんにゆずるよ!まあ穂乃果になったら許してちょんまげ!】
「なにが許してちょんまげですか!!」
慌て着替えようとするとタンスやクローゼットにもデート用の下着や洋服までしっかりタグをつけていた。しかたなく穂乃果のコーディネートで海未は向かう。
純白のワンピースに黒いハイソックスに下着はもちろん清潔な純白、完全に初デートに浮かれる婦女子です。
腐女子ではないですよ!
などと叫びながら母や弟子たちが見守るなか彼女は駅前に駆けていく!
真姫みたいなツンデレクィーンを相手にデートなんてはなはだしくも恥ずかしいですが。
穂乃果のアホのか!

No.27 18/01/18 20:33
作家 

そうか、今日は海未ちゃんデートか……。
ふと目覚めた穂乃果は寝癖のついた髪をいじり制服に着替え顔を洗おうてした時に瞳から水滴が落ちた。
ポロリ……。
涙?あたし泣いてる?なんで?と思った時に希ちゃんのえっちな声がした。
「ぐふふ。ついに穂乃果ちゃんは処女やないなったんやな」
!?
「え〜っ!?穂乃果ちゃんが」
「そんなお姉ちゃんに限って!!」
「まさか穂乃果に限ってそんな」
「穂乃果さん信頼してたのに」
「これで次の町長は私絢瀬絵里よ!アッハッハ!!」
希ちゃんをはじめことりちゃん、亜里沙ちゃん、花陽ちゃんに雪穂おばあちゃんそして絵里ちゃんまでが囲むようにあらわれた!
花陽ちゃんや雪穂おばあちゃんはともかくことりちゃんたちはどこから沸いてきたの!?
「きゃ!?」
「あたし南ことりが穂乃果ちゃんがしょじょかどうかたしかめます」
確かめなくていいよ!?スカートの内に入らないで!頭や鼻をつけない!ぱんつ下ろさない!
……クンカクンカ。
「……穂乃果ちゃん」
「においかがない」
ぱんつを戻しスカートから出てきたことりちゃんの一言をみな一様に待った。あたしも。
「しょじょだよ!」
ことりちゃんの声が家屋を突き抜け乃木坂の町内にソプラノボイスでかけめぐった!!
がっかりしたのは希と絵里だけ。
「なんでや!」
「そうよ!」
「なんでふたりは穂乃果が処女のままでいさせたくないの!」
叫ぶ穂乃果に希と絵里は言い返す。
「ウチの仲間がえりちだけやからや」
「そうよ!ついでに言うと穂乃果が処女でなければ間違いなく穂乃果のお父さんは落選するわよ!認められないわ」
認める認めない以前に絵里ちゃんが町長になる可能性はないから。
とにかくぶじにしょじょを守った穂乃果は今日も髪をサイドテールにして登校だよ!
いってきます!
ついでに真姫ちゃんとのデートをがんばるんだよ!
海未ちゃん!
しょじょでよかった。

No.28 18/01/19 19:44
作家 

「う〜み〜!!」
「ひいややぁぁ!?」
背後からの棒読みツンデレボイスに海未は情けない声を出した。
「ウーミンにした方がよかった?それともウミトラマンレオ?」
「誰がウーミンやウミトラマンレオですか」
「待った?」
「待ってません!いやいま来たところというか何て言うか」
からかう真姫の表情に海未は戸惑いを隠せない。待ってない待ったどちらが正解ですか!
みのもんたでも呼ぶ?
ファイナルアンサー?
「呼びませんよ!!」
「びくっ!?」
「あ、いえ真姫について言ったわけではありませんから」
慌て取り繕いながらも目の前にはツンデレクィーンが微笑み立ってる。
「!」
可愛い!ミュールにフレアミニ、オフショルダー、大人びた服装です!モデルとして通用します!お嬢様らしいアクセサリーが真姫の魅力を際立てる。まさにお嬢様!
なぜ私は貧乳に生まれたのでしょうか。
ひんにゅう BY ほのか
「うるさいです!穂乃果!!」
「ど、どうかした?」
「いえ。いまきたとこです」
「よかった」
「いきましょうか」
腕組みする真姫とは別に背後にある気配を感じます……。
その正体はふたつのちいさなちいさな影。
「どぅわれがちいさいのよ!!」
「にこちゃんと凛にゃんにゃ」
「やばっ」
海未が振り向いたらしいがすぐさま海未の姿が消えたがコンビニからなぜか爪楊枝を買ってきた。
「海未?」
「少々待ってください」
すると海未は人混み溢れる秋葉原駅の影に隠れるにこと凛めがけて爪楊枝を二本投げた!爪楊枝はふたりが隠れてる建物の壁に深く刺さり青ざめた。
「ひっ!?」
「にゃあ……」
「風車の弥七か!!」
にこはツッコミを入れながらも凛を引きずりすたこらといったん逃げるのだった。
海未は言う。
「じゃま者は逃げたようですね」
真姫は思う。
にこちゃんと凛よね?

No.29 18/01/20 05:12
作家 

「会話が、ぜんぜん続きません……」
海未はトイレで鏡に自分の姿が映り可愛らしい姿なのに、頭をがんがんぶつけたい気分で、がっくりしていた。
デートスタートして三時間、海未の気持ちは真姫から少し『逃走中』になっていた。別に真姫が追跡してるわけではないですがただでさえ初デート……同性が相手なのにスキルがなさすぎです。いいえ違います!違います。私がちょっと硬派なだけです。なんの準備もないのに穂乃果がデートさせるから悪いのです。何より真姫はお嬢様すぎます……およよ。
しかもです。すれ違う秋葉原の人達全員がほぼ真姫を見てます。綺麗ですからね。その後に私を見て「なんだ貧乳か。一応可愛いけど」と露骨に目でヲタクや腐女子がケンカを売ってきます。私が気合いを入れたら彼らのスマホが煙をあげましたが。サイヤ人ですか。だけど言い訳させてほしいですね。真姫はお嬢様育ち、私は道場育ち。共通点はメイドカフェで顔を合わしてるだけ。空気を読んで真姫は優しく接してくれます。だけどつらいですよ。こんな優しい真姫をライバル視してたなんておよよ……。
おのれ穂乃果、これは穂乃果の方が女子力高いんですかね。
スマホを開いて日記を見つめた。
【ヤッホー!ンミチャ、たのしくデートしてる?どうせデートしたことない海未ちゃんのために穂乃果が助けてあげるよ】
「なんかさらりとムカつきますが」
しかたなく先にあるリンク先をたどる。
【リンク1:腐女子な私が可愛いあの娘に恋をした】
【リンク2:人生でウケるお笑いギャグ全集。ギャグを口にしたことがない堅物でも安心】
【リンク3:ツンデレにはウケる愛の言葉!矢澤にこ大特集】
……いえにこはいりませんが。却下です。
ちなみにまだリンク先はあった。
【リンク4:『Gガンダム』に学ぶウザいウィスパーになる方法!】
誰がウザいですか。
【リンク5:『シティハンター』に学ぶ冴羽遼と槇村香のラブコメハンマー愛❤】
ちょっとドキッとしましたが……却下ですかね。
穂乃果がただのアホでないことが再びわかりました。かなりのアホすぎる子だったと……。
はあ……。

No.30 18/01/20 06:31
作家 

美術館、ようやく私は気持ちを無心にできます。
ん?
『考えるロリコン像 ニコ・ニーゴ作』
にこに似た像が考える姿勢ですね。ロリコンというのは古代から考えられる素材だったんですね。
次は……?
『ラーメン中国四千年、コシ、麺、スープ、出汁、ネギや具などみな大事にゃ! リン・ホシ・ソラン作』
絵画ですが妙に立体的です。まるでラーメンを本当に調理してる?
まあいいでしょう。
海未が去っていくとにこと凛は息をし動き出した。
「どんだけ見るのよ」
「真姫ちゃんはスルーしたのに」
ただ関わりないだけだったりする……。
本来は写真展なので海未は真姫の背中をゆっくり追いかけ写真を眺めた。
富良野、『キャプテン翼』です。津軽、『新仮面ライダーSpirits』の青森スーパー1です。三陸、陸前、会津、信州いろいろ語りたいですが美術館は静かにです。田舎の風景はたいして変わりませんが郷愁ですかね。強襲はケンプファーやガーベラ・テトラです。
田舎の町はどれも似てますが東京ほどに個性はないですかね……。
飛彈、には『仮面の忍者 赤影』ですがなぜか足が止まります。
ん?んん〜ぅ。
何かあたまにひっかかります。なぜか見覚えあるようなないような?既視感?行ったことないはずですが。
「う〜み?」
気づくと真姫が声優Pileみたいな美人ですが棒読みボイスで側にいました。
海未てさと親しげに言う。
「今日はなんだか別人みたい」
モデルみたいな綺麗にまわりまるでバレエをしてるみたいです。そのまま真姫はくるくる回っていきました。

No.31 18/01/20 15:48
作家 

失敗です。
パーフェクトスキルウーマンと思い込みしてた私は穂乃果の立てたデートをただたどるだけ。タドルクエストですか。完璧でもなければデートスキルがないことを露にししました。私だって本当は真姫と過ごし切磋琢磨するはずなのに。奇跡みたいな日を願ったのになぜ?
歩道橋からは『009:RE』で爆破された六本木ヒルズが見えます。あれは映画の話です。無数の窓が真姫を輝かせ003フランソワーズのよう。
003はあたしよ BY 絵里
……ポンコツは無視しましょう。
真姫はおしゃれです。私が星飛雄馬や伊達直人でも襲わないです。しかし何もしないと女が廃ります。ちいさな胸が痛いどす。息が苦しく手を伸ばし言葉を。
「ままま真姫」
振り向く真姫。
「……お腹空きません?」
「今日は解散かな」
「はい……」
これでは百合アニメでフラれたヒロインです。ロザリオ買っていれば。
「海未、ちがったらゴメンね」
「はい」
「海未は私と出会った当初はライバル視しこのツンデレに負けないわよ!だけどちょっと好きだったかなでしょう?いま」
「ヴェェ!?」
「それあたしの真似!」
海未のヴェェに六本木ヒルズの窓がすべて砕けた。
「だけどいまは好きな子がいる?」
「ヴェェ!!」
「だからあたしの真似」
ヴェェに東京タワーとスカイツリーが左右に揺れたらしい。
「いません」
「ほんと?」
「いませんよ!」
「ほんとにほんと?」
他に好きな子?なぜ私が。にこや凛は論外ですし。一瞬だけ穂乃果の犬みたいなサイドテールがふと感じた。
「ま、いいわ」
「え?」
「今日はありがとう。またバイトではライバル同士ね。だけど百合もありかな」
三歩進んで二歩下がりまた一歩下がり関係は元通り?だけど百合?
私は真姫を見送りながら体力作りな毎日の何倍も何倍も疲れました。
「真姫ちゃ〜ん!!待って」
「待つにゃ!!」
「ラブアローシュート!!」
にこと凛が横切ったので爪楊枝でふたりに気を失わせました。ぐっ……と呻きふたりは倒れました。
「?」
真姫に手を振りにこと凛を自宅に送り届けさらに疲れました。

No.32 18/01/20 18:49
作家 

再び家路についた私海未は夏の端っこ隅っこに取り残された気分で夕陽に叫びます。
フラれました!
「叫びませんよ!」
叫んでる叫んでる……。もう一度穂乃果になりたかった。穂乃果と話したい。私たちは入れ替わりながら、特別につながっていた。体験を交換し互いにむすびついていた。穂乃果にならば、真姫とのデートはパーフェクト!と思います。あの子のアホなところにみな救われていたのです。だから海未ちゃんひんにゅうだからとか海未ちゃんは七十年代なんだからと軽口を叩きふれあいたい。
スマホを開くと、穂乃果からのメモがある。
【デートが終わる頃には、彗星が見えるね。きゃ〜♪もうロマンチック♪止めて♪胸が〜♪胸が〜♪ひんにゅう海未ちゃん♪あたしでも海未ちゃんになってもデートはガンバルガーだよ!ガンバルオーかな?】
なんでC-C-Bに元気爆発や炎神戦隊ですか。
彗星?
そんなものは見えません。星がいくつかとジェット機が遠い空を飛んでいます。赤い彗星もいません。
「相変わらず穂乃果はアホですか?」
小さく口にし彗星が目で見えるならニュースや報道がしてるはず。穂乃果がニュースや報道を見るならばですが。
なぜか不安のようなものがうずく。
何かが頭から問いかけます。
スマホを操作し穂乃果の番号を出し発信します。しかし入れ替わりのたびに互いに番号を問い直し発信してもつながらないふしぎな番号。声がした。
『お客さまのおかけになった電話番号は現在使われていないか、電源が入ってないか、電波のない範囲にいるため……電話に誰も出んわ』
スマホを危うく握り潰さんとしかけダジャレを聞かされ呆れた。
やはり穂乃果と連絡は取れない。う〜ん。便秘ではありません。今日の結果はいつか伝えましょう。彗星のことも聞いてみましょう。歩道橋を渡り終え頭の上には半月が浮いていた。

だけどこの日から私と穂乃果の入れ替わりは二度と起きませんでした。
なぜ……。

No.33 18/01/21 05:14
作家 

その日、乃木坂の町は祭りだった。祭りの囃しが町に流れ浴衣姿の親子連れ家族連れ男女の恋人などが見えるなかことりと亜里沙も浴衣姿で待ち合わせをしていた。
「穂乃果さん遅いですね」
「きっと可愛くおしゃれしてるんだよね。それをホムペに上げて全国の穂乃果ちゃんファンを増やして乃木坂町を有名に。ウフフフ」
微笑みがやらしいですと言うに言えない亜里沙だったがそこへ声がした。
「ことりちゃん亜里沙ちゃんお待たせ♪」
「ほ……!?」
ふたりは驚いた。
穂乃果の頭には毛がひとつなくまるで坊さんか尼さんみたい。
「ほ、穂乃果ちゃんあたま……!?」
「あ、尼さんになるの?ハラショー」
穂乃果はてへへと笑いながらあたまを取るとなんとハゲ頭のカツラだったことにまた驚いた。
「これね、東京で買ったお土産なんだよ。これはことりちゃんに亜里沙。花陽ちゃんに希ちゃんに絵里ちゃん、あと雪穂おばあちゃん」
何しに東京行ったの?
一同がそう思うなかことりはあらためて気づく。
「さ、サイドテールが……穂乃果ちゃんのトレードマークがない」
「てへ」
「イメチェン?ハラショー」
祭りのある神社の高台に上りながらことりと亜里沙は穂乃果の背中を見つめる。
「なにがあったのかな」
「失恋かな」
神社に着いた穂乃果は町を照らすかのようなハイコウ彗星を見つめる。
すると彗星から……!
瞬間、穂乃果の意識は……!!

No.34 18/01/21 05:55
作家 

キャストコメンタリーだよ1!

u’s「どうも〜♪スクールアイドルu’sでぇ〜す〜♪」

穂乃果「『ラブライブ!』による『君の名は。』ここまで読んだ読者はいかがかな?ほのかかわいいよね?かわいい。はいかわいい」

ことり「うん♪かわいい、ことりもかわいい」

海未「なんの話をしてるんですか!?」

ほのこと「ヲタクな海未ちゃん……」

海未「役でしかたなくやってるだけです」

花陽「あたしは穂乃果さんの妹はいいですが希ちゃんの妹は……はあ」

希「どういう意味や」

にこ「処女じゃないからよ」

真姫「それは絵里も同じだから」

絵里「どういう意味?」

凛「よりによってにこちゃんとじっぱひとからげな扱いにゃんて。かよちんと一緒に『海未の名は?』に出たかったにゃ」

花陽「離ればなれでも気持ちは一緒だよ」

絵里「それにしてもまだレスが33程度なのにキャストコメンタリーとはどういうことかしら?」

ことり「もともとの『君の名は。』の物語展開とキャラの描き方がみじか……」

ことり「スレ主の描写があほだからです」

主「💔」グサッ!

花陽「主を傷つけてどうするんですか」

ことり「いつかはあたしたちの中の人が新海誠監督作品に出るかもしれないし」

にこ「よっしゃああ〜!!🔥🔥」

真姫「にこちゃんが熱いわ」

希「ウチを処女にして」

ほのことうみまきりんぱなにこえり「」

希「なんで誰もフォローせえへんの?」

絵里「の、希は可愛いから……」

雪穂「あたしは一葉おばあちゃんの役に比べたら」

亜里沙「あたしはサヤちんさんの役」

ツバサ「冒頭一回きりに比べたらマシだろう」

u’s「ツバサさん!?」

穂乃果「だって『君の名は。』はもとがメインキャラ少ないから」

海未「だからといって私をヲタク設定にしないでください」ゴゴゴ

主「タイトルについては」

海未「だじゃれですよね?だじゃれですか。だじゃれでよく物語作れますね」

主「いちおう『君の名は。』には沿ってるんだし」

海未「穂乃果なみにあほですか」

ほの主「どういう意味?」

ことり「まだまだキャストコメンタリー続くよ!!たぶん❤」

No.35 18/01/21 10:21
作家 

キャストコメンタリー2だよ!

主「まずレス1にある穂乃果ちゃんと入れ替わった海未ちゃんの場面ですが」

希「ウチが三三七拍子やね」

海未「あの私からでは?」

穂乃果「これ苦労したんだよね。貧乳……おムネのちいさい海未ちゃんの役作りに苦労して」

うみりんにこ「」

希「ウチが三三七拍子で起こしてるんやけど」

主「本来ならふつうにオリジナル同様に三葉ちゃんになった瀧くんの流れですがアドリブで入れました」

希「アドリブかい!」

穂乃果「希ちゃんにツッコミするには勇気がいったよ」

海未「同感ですね」

希「どういう意味や」

凛「新幹線ネタは『シンカリオン』にタイムリーにゃ」

亜里沙「」ドキドキ

絵里「亜里沙?」

真姫「亜里沙ちゃんは『シンカリオン』に主演してるのよ。ね?」

亜里沙「はい……」

穂乃果「新幹線か」

ことり「亜里沙ちゃんおめでとう」

亜里沙「土曜朝七時『シンカリオン』見てください!」

にこ「番宣か!!」

花陽「まあまあ落ち着いて」

希「新幹線ネタを放り込まれるウチていったい」

海未「話が横道です!むしろ話題は貧乳に!」

りんにこ「やる?」

海未「穂乃果の身体になった私が冒頭貧乳で一瞬とはいえ悩むんですよ」

希「一瞬とはいえお笑いポジションやん」

にこ「『ラブライブ!』本編と変わらない」

希「どういう意味や」

穂乃果「とにかく入れ替わった海未ちゃんの演技はほんとたいへん。はあ……」

海未「アフレコしてる私の身にもなってください」

希「三三七拍子で踊ったりツッコミされるウチの身にもなってや」

ほのことまきりんぱなにこのぞ「笑い取ってるし」

希「芸人ちゃうし」

穂乃果「とにかく話題は貧乳に悩む海未ちゃんに 」

海未「そうそう。てちがいますよ!!」

海未「穂乃果になった私のたいへんさですよ」

希「ウチ……」

ツバサ「出番があるだけよいではないか」

穂乃果「ツバサさん!」

海未「でもおムネですよ?」

ツバサ「」

ことり「おムネは皆の悩みだね♪」

海未「変なまとめかたしないでください」

主「」

No.36 18/01/21 11:44
作家 

キャストコメンタリー3だよ!

ことり「続いてはレス3の場面だね」

花陽「やっと台詞だよ。しかも穂乃果ちゃんの妹役」

雪穂「あたしは一葉おばあちゃん」

希「だからなんでウチがギャグ要員」

ほのことうみまきりんぱなにこえり「違和感なし」

希「なんで」

穂乃果「ちなみにここの場面の穂乃果はほのかだよ」

主「わかってます」

海未「どうでもいいですがハイコウ彗星が九千年ぶりて原人しか見てませんよ。たぶん」

主「」

ことり「せめて九百年ぶりにすべきだったかな」

絵里「原人?」

にこ「希みたいにえっちなことしか考えられないのが原人よ」

希「ワシワシMAX!」ワシワシ ワシワシ!!

にこ「👼」チーン

真姫「口は災いのもと」

雪穂「おばあちゃんなんだけど」

穂乃果「可愛いおばあちゃんだよ?」

亜里沙「むしろあたしとしてはお姉ちゃんの扱いが」

絵里「ん?」

真姫「ただのアホ……こほん。イカれたロシア人クォーター化してる絵里」

穂乃果「アホじゃないよほのか」

ことり「うんうん」

絵里「誰がイカれたロシア人クォーターよ」

亜里沙「お姉ちゃん。気持ちを寛容にして」

主「基本的に亜里沙さんと絵里さんはデフォルメしてないはずですが」

絵里「してるじゃない!」

亜里沙「まあまあ」

希「パンが二枚でパンツなんて!関西のギャグやし」

にこ「だから違和感がないから」

希「なんでや」

真姫「希て他人のことはわかってるのに自分は見えてないのかしら」

凛「かよちん可愛いにゃ」

花陽「ありがとう」

ことり「やはり穂乃果ちゃんは穂乃果ちゃんが演じるのがいいね」

穂乃果「ありがとう♪」

海未「どういう意味ですか」

希「ワシワシMAXする変人やん。ウチ」

ほのことうみまきりんぱなにこえり「他になにがある?」

主「ですよね」

希「👼」チーン

にこ「こんどは希が気を失ったわ」

真姫「気の毒」

No.37 18/01/21 17:13
作家 

キャストコメンタリー4だよ!

主「続いては穂乃果ちゃんになった海未さんの姿を見ていたことりちゃんと亜里沙さんが話題を出すところ」

ことり「正座とかふつうの女の子はしないよね」

亜里沙「中身は海未さん設定ですからあたし的にはアリです!」

海未「ありがとうございます!」

穂乃果「かたぶつだよ」

海未「誰が堅物ですか」

希「ウチはえりちにちょっかい出しとるだけやし」

絵里「逮捕しちゃうぞ!決まった!」

にこ「『逮捕しちゃうぞ』より『こち亀』なふたり」

凛「にゃははは!」

花陽「笑っちゃダメだよ」

真姫「『こち亀』?」

主「真姫さんは知らないようなので穂乃果ちゃんたちから教わってください」

穂乃果「は〜い♪」

ことり「でもu’sが九人いるからうまい具合に分かれたね」

海未「私が瀧くん役ですが」

穂乃果「東京で撮影したからラクでしょう?」

海未「ラクとかそういうことではなく」

凛「かよちんと一緒にいたかったにゃ」

花陽「心はいつも一緒だよ❤❤」

海未「はあ」

ことり「つまり海未ちゃんはあたしたちと離れて撮影するのが」

海未「はい」

ことり「面倒くさくておならをプーッ♪と出したかったと」

一同爆笑

穂乃果「撮影中は便秘だった?」

海未「ちがいますよ!なんでおならや便秘ですか!この流れでわからないなんてアホにもほどがあります!!」

真姫「まあまあ」

海未「穂乃果たちとわかれて撮影するのがつらかったと言いたかったのです!」

ほのこと「海未ちゃん」

海未「わかってくれましたか」

穂乃果「はい!次のシーンに行こうか」

ことり「えとね……」

海未「スルーしないでください!!」

No.38 18/01/22 12:40
作家 

キャストコメンタリー5だよ!

ことり「亜里沙ちゃんにカフェにいくとだまされたあたし」

亜里沙「脚本がそうなってますので。ちなみにロシアは豪雪地帯に自販機がポツンとあります」

ほのことうみまきりんぱなにこのぞ「ええ!?」

この時八人は思った豪雪地帯で自販機に向かったはずの絵里が遭難するイメージが……

ほのことうみまきりんぱなにこのぞ「アハハっ!!」

絵里「?」

主「皆さんは絵里さんがロシアの豪雪地帯で自販機を求め遭難したと想像したそうです」

絵里「ちょっと!?なんで私がお祖母さまの故郷で遭難するわけ」

ほのことうみまきりんぱなにこのぞ「だって」

絵里「亜里沙も適当なこと言わない」

亜里沙「はい」

海未「ここで組紐のお話ですね」

穂乃果「歌巫女やまくろすがどうつながるのやら」

花陽「アイドルつながり?」

真姫「それはあるのかな」

にこ「う〜ん」

凛「巫女さん。『ラブライブ!』では希ちゃん定番のコスプレにゃ」

希「よし!」

凛「二期ではついでに美しい絵里ちゃん巫女と……なんで巫女コスプレしたのにこちゃん?」

絵里「ありがとう」

にこ「こら」

ことり「きっと伏線だよ」

ほのうみ「伏線?」

主「」

にこ「なんかしゃべれ主」

希「しゃあないな。にこっちをワシワシMAXさせたるさかい」

にこ主「いらない」

にこ「どういう意味よ!!」

主「」

海未「ノーコメントですか」

主「はい」

凛「答えたにゃ」

ことり「これは伏線の色が濃い」

穂乃果「ちなみに海未ちゃんのおムネは平たい」

海未「どういう意味ですか」

真姫は思う。
ロシアの豪雪地帯にそもそも自販機あったかしら?

真姫「う〜ん」

凛「真姫ちゃんは奥寺先輩だから役得だにゃ」

絵里「本来なら私だったんじゃないかしら」

ほのことうみまきりんぱなにこのぞ「」

絵里「なんで黙るの」

亜里沙「うちの姉がすみません」

雪穂「亜里沙が謝ることじゃないし」

絵里「どういうこと」

雪穂「」

穂乃果「しっかりした妹がいるとありがたいね」

海未「しっかりしてください穂乃果」

No.39 18/01/22 16:15
作家 

キャストコメンタリー6だよ!

ことり「レス6で巫女姿を披露する穂乃果ちゃんに花陽ちゃん」

亜里沙「花陽さんつまみ食い」

花陽「だってもったいないし」

雪穂「あたし睨んでるだけ。『君の名は。』で一葉さんこの場面いないのに」

主「ツッコミ担当」

希「芸人か」

主「希さんほどでは」

絵里「あたしは希をタイホしてハレンチ怪獣呼ばわり」

亜里沙「恥ずかしい」

真姫「またマクロスネタね」

にこ「乃木坂湖に何かあるの?」

主「」

海未「しゃべってください」

主「穂乃果ちゃんどうぞ」

穂乃果「まくろすてなに?」

海未「アホですか」

穂乃果「あほじゃないよ」

海未「いいえアホです」

主「ふう……」

希「他人に飛び火させない!」

絵里「マクロスΔ以外のキャラばかりね」

主「Δはまだ知りませんので」

ほのうみ「ぎゃあぎゃあ」

ことり「ふたりのケンカ止めなくていい?」

主「たまにはほっておくのもいいのでは」

穂乃果「アホじゃないもん!」

海未「いいえアホです」

主「まさに先人たるプロトカルチャーのように穂乃果ちゃんと海未さんは争いながら愛を育む」

ことり「そのココロは?」

こころ「呼びましたか?」

ほのことうみまきりんぱなにこのぞえり「こころちゃん!?」

主「ケンカするほどに仲がいい」

ほのうみ「」ポッ

ことり「みとめません」

にこ「なんでいるの?」

こころ「呼ばれた気がしまして」

主は出番がないこころちゃんに悪い気がしてこそこそ逃げ出した……

絵里「あれ?主は」

希「逃げた」

こころ「お姉さま!『海未の名は。』後半がんばってください!」

にこ「う、うん」

真姫「脇役だからがんばって言われるのがつらいにこちゃん」

にこ「言わないで!」

花陽「もぐもぐ」

凛「なに食べてるにゃ」

花陽「お米」

No.40 18/01/22 18:36
作家 

キャストコメンタリー7だよ

ツバサ「主に代わり私が司会をしてやろう」

穂乃果「まさに天から降りた綺羅ツバサだよ!ふりーだむだよ!」

ツバサ「誰がキラ・ヤマトだ。よくネタにされて困る」

花陽「それはともかくロケした乃木坂町は『TRICK』みたいな町でした」

ツバサ「レス7だぞ。小泉花陽」

凛「ここは穂乃果ちゃんと花陽ちゃんが町を嫌がる場面にゃ」

絵里「嫌がってるのは穂乃果よ」

真姫「まあ不便よね」

穂乃果「でもでも食べ物は美味しかったよね!」

ことぱなありツバ「うん!」

海未「コメンタリー収録後に体重を図りましょうか」

ほのぱな「」

ツバサ「なぜふたりは黙るのだ?」

ことり「ごにょごにょ……(二期ダイエット回)」

ツバサ「うむ」

穂乃果「とにかくここは穂乃果が都会に憧れる場面だよ!」

花陽「ちなみにあたしはそんな穂乃果ちゃんに呆れる場面」

にこ「両極端」

真姫「『君の名は。』でもだいたい同じだから」

穂乃果「まあ海未ちゃんと入れ替わるのはいやだけど」

海未「どういう意味ですか!!」

ツバサ「このふたりは仲がいいのか悪いのか」

凛「ううん仲いいよ」

花陽「凛ちゃんにデジャブが……」

穂乃果「堅物の海未ちゃんになるなんて」

海未「なんです」

穂乃果「おムネが育たないよ。しくしく……」

うみりんにこ「どういう意味!!!」

ツバサ「うむ」

絵里「どうかした」

ツバサ「我々A-RIZEがu’sに勝てなかったのはお笑い要素が少なかったからかと実感だな」

u’s「スクールアイドル!!」

穂乃果「まったくお笑い要素なんてにこちゃんに希ちゃんに海未ちゃんに絵里ちゃんでじゅうぶんだよ」

うみにこのぞえり「え」

凛「せーふにゃ」

絵里「希やにこはともかく私はちがうわよ」

穂乃果「そう?」

絵里「そうよ」

海未「ほ・の・か」

穂乃果「ほのかもスタジオから逃げたいきぶん」

No.41 18/01/22 19:14
作家 

キャストコメンタリー8です!

海未「私の身体になった穂乃果です」

穂乃果「海未ちゃんの身体になったほのかだよ」

海未「重ねて言わないでください」

真姫「貧乳呼ばわりが格段に凄いわ」

穂乃果「脚本にしたがうのがアイドルだよ」

海未「少しは反発してください。これでは私が毎日悩んでるみたいです」

りんぱな「みたいじゃなくて悩むんだよ」

海未「あなた方はどちらの味方ですか」

穂乃果「ほんとに早起きして海未ちゃんのお母さんに叱られてお弟子さんたち指導しながら見慣れた東京の街を走ったよ」

海未「走ったのは私です。穂乃果は声をあてただけ。演技とはいえこんなだらしない生活を見せるなんて」

海未母「たしかに穂乃果さんはだらしないところがあります」

海未「お母様」

ほのこと「海未ちゃんのお母さん!」

穂乃果「海未ちゃんのお母さんごめんね。ほのかだらしなくダメな子で」

海未母「いえ……海未さんがふつうの娘になったみたいで嬉しかったです」

海未「ふつうですが」

凛「自覚がないにゃ」

花陽「いまは21世紀でこんなスポ根はごくごく一部の作品のキャラだけ」

真姫「生まれてくる時代合ってた?」

海未「どういう意味ですか」

穂乃果「そんなこんなで海未ちゃんになった穂乃果は学校に向かうのでした」

ことり「よく行けたよ」

海未「だから演技したのは私、穂乃果は声だけです」

希「海未ちゃんは『ラブライブ!』本編に劣らないツッコミ」

絵里「海未は芸人なの」

海未「スクールアイドルです」

海未母「育て方間違えたのかしら」

ほのことまきりんぱなにこのぞえり「……いえいえ」

海未「遠慮がちに本音が見えます」

No.42 18/01/22 20:02
作家 

キャストコメンタリー9です!

海未「一言いいですか?」

ほのことまきりんぱなにこのぞえり「……どうぞ?」

海未「誰が昭和ですか!平成生まれですよ!21世紀生まれですよ!」

穂乃果「しょうわ」

海未「穂乃果」

穂乃果「ショウワノートと言ったの!」

にこ「ここでようやくあたしたちの登場ね」

凛「しかし海未ちゃんより背が低いのが強調されてるにゃ」

にこ「小人とかミクロマンとかリカちゃん人形とか」

凛「そこまでちいさくないにゃ」

海未「芝居には苦労しました。はあ」

りんぱな「ため息つきたいのはこっちよ!!」

海未「いいえ私です。ただでさえちいさい凛とにこが見えてるのに穂乃果みたいにお笑いみたいな芝居をさせられて」

希「海未ちゃんは『わろてんか』に出ないん?」

海未「出ませんよ!」

絵里「『わろてんか』?」

亜里沙「大阪にある関西のお笑い拠点の吉本興業を創業した夫婦の笑いと人情の物語です」

雪穂「亜里沙が日本文化に染まってる」

絵里「ハラショーね」

凛「とにかく海未ちゃんのむだにムネはないのに」

にこ「身体を引きずるなんてまさにガリバー旅行記だわ」

穂乃果「じかくてるねふたりとも」

りんぱな「あ」

海未「しかし都会の学校に驚くこの演技も大変でした」

穂乃果「海未ちゃんが驚くのは炭酸どっきり仕掛けた時だけだよ」

ことり「炭酸を口から吹く海未ちゃん」

海未「む」

希「まあまあ」

海未「穂乃果をよく穂乃果のご両親と雪穂は育てましたね」

穂乃果「どういう意味」

雪穂「育成ゲームのヒロインとしたら我が姉は疲れるかも……」

亜里沙「あたしも共感するかな」

絵里「え」

No.43 18/01/23 06:28
作家 

キャストコメンタリー9と10です

穂乃果「パンを食べる海未ちゃん」

ほのこと「違和感」

海未「どういう意味ですか」

ツバサ「ちなみに音乃学園のロケ地はUTX学園だぞ」

主「という設定です」

にこ「憧れのUTX学園」

凛「ハイテクかつおいしいものがいっぱいあったにゃ」

主「続いてはカフェにいく三人」

海未「穂乃果の気持ちで犬と戯れるなんて」

凛「穂乃果ちゃんを見てるだけあって完璧だったにゃ」

にこ「違和感なし」

海未「どういう意味ですか」

穂乃果「う、海未ちゃん?」

海未「なんです」

穂乃果「ほのかをすとーかーしてない?」

海未「しませんよ!なんで幼馴染みをストーカーするんです」

ことり「もしもし」

海未「ことり」

ことり「じょうだんだよ」

ツバサ「幼馴染みというのは大変だな」

りんぱな「ううんなんともないよ」

真姫「このふたりは特別だから」

海未「はあ」

主「どうしました」

海未「しっかり者の私が穂乃果になるとアホの子になるんですね。つくづく……はあ」

穂乃果「あくいあるね」

ことり「あくいだね」

海未「違います!穂乃果の演技が大変なんです」

希「まあ穂乃果ちゃんやし」

絵里「誰かが世話を見ないと」

穂乃果「犬?」

ことり「人間だよ」

真姫「とにかく奥寺先輩役のあたしの登場ね」

りんぱな「いいな」

絵里「いいわ」

亜里沙「うちの姉がすみません」

ほのことうみまきりんぱなにこのぞ「いえいえ」

絵里「なんでよ」

真姫「まあキャスティンゲ段階では主は迷ったと思うけど」

主「」

穂乃果「また黙った」

No.44 18/01/23 14:58
作家 

キャストコメンタリー11です

真姫「奥寺先輩の役はむずかしいわね。大人びてなおかつ海未になった穂乃果と親しくなるなんて」

りんにこえり「嫌み?」

真姫「ちがうわよ!」

海未「むしろ穂乃果のせいですみません」

穂乃果「悪いのは海未ちゃん」

ことり「うん」

海未「どういう意味」

穂乃果「なんだかんだ東京の生活に慌てながらもみつめる海未ちゃんのなかのあたし」

花陽「シリアスでした」

海未「演技したのは私ですが」

穂乃果「まあ海未ちゃんがいないと『海未の名は?』はできないし」

主「必要不可欠です」

海未「さらっと馬鹿にしてません?」

ことり「そういうこと言うとクライマックスに何かあるよ。たぶん」

海未「はい?」

穂乃果「ここから先は素の海未ちゃんだから『ラブライブ!』とかわりないね」

海未「どういう意味ですか」

りんにこ「たしかに」

ツバサ「どうでもいいが英玲奈やあんじゅは出てくるんだろうな。私だけでは悪いぞ」

主「考えてます」

凛「海未ちゃんが穂乃果ちゃんを探しに行く時は真姫ちゃんは確定としてあたしたちはどっちにゃ?」

りんにこ「あたし!!」

じゃんけんを続ける凛とにこだった……

絵里「平和ね」

希「ウチお笑いポジションのままかな」

ゆきあり「」

希「なんか言うてや」

真姫「コメントしづらい後輩に聞かない」

No.45 18/01/23 20:18
作家 

キャストコメンタリー13です!

海未「いきなり私がにこ化されました」

にこ「私は怪獣かなにかか」

主「アドリブで入れました」

うみにこ「入れないで!」

穂乃果「ほのかの残したメモを見て驚く海未ちゃん」

海未「しかもにこに睨まれる始末」

希「まあいつものにこっちやし」

凛「ちょっと海未ちゃんからかっておもしろかったにゃ」

海未「後輩ふたりにからかわれ睨まれるなんて」

にこ「あたしは先輩よ!」

真姫「落ち着いて」

ことり「入れ替わりの演技するのがたいへんだね。穂乃果ちゃん」

穂乃果「堅物の海未ちゃんだから。強いんだ〜♪大きいんだ〜♪」

海未「『ゴールドライタン』を替え歌にしない」

絵里「『ゴールドライタン』?」

花陽「いつもはライター状の小さなロボットさんが変形してトンネルを抜けて巨大なロボットになり戦うむかしのアニメです」

凛「にゃ!凛もいつかは大きく……ん?壁が目の前にあるにゃ」

希「ウチの胸や!逆セクハラやん!」

真姫「やれやれ」

No.46 18/01/24 08:19
作家 

キャストコメンタリー14です!

海未「先輩方に睨まれるなかにこに背中に憑かれる私。にこは子泣きじじいだったのですね」

にこ「ち・が・う」

真姫「棒読み演技させられたし」

主「Pileさんを参考にしました」

真姫「イミワカンナイ」

希「落ち着いて」

凛「餅ついて?」

花陽「正月は終わったよ」

真姫「ふざけないで」

穂乃果「とりあえずお互いの入れ替わりが真実味を帯びてくるね」

ことり「あたしはほのかちゃんになりたいよ」

うみまきえりのぞにこ「え」

ことり「なにかへん」

穂乃果「ふつうだよ」

うみまきにこのぞえり「(入れ替わっても中身はたいして変わらない)」

ことり「ん?」

主「穂乃果ちゃんとことりちゃんは中身が入れ替わってもたいして変わらないらしいと海未さんたちは」

海未「思ってません」

真姫「とにかく一応ここから私と海未の仲は近づくのね」

にこ「認めないわよ」

絵里「認めるも認めないも物語の流れ」

希「東京メンバーは人数は少ないからラクや思うたけど」

海未「穂乃果の真似いえ演技は苦手です」

穂乃果「かたぶつの演技は苦手だよ」

海未「どういう意味ですか」

ことり「この場面の先輩たちはヒフミトリオでもよかったのに」

主「すっかり忘れましたが彼女たちもいずれ出します」

ヒデコ「ほんと」

フミコ「やった」

ミカ「出番あるんだ」

ツバサ「1シーンだけかもな」

ヒフミ「え」

No.47 18/01/26 10:42
作家 

キャストコメンタリー15だよ!

穂乃果「ようやくふつうのかわいく美しく可憐なほのかだよ」

海未「どういう意味ですか」

希「あんパンにワシワシMAXするあたし」

まきりんぱなにこ「へいわ」

希「どういう意味や」

花陽「穂乃果ちゃんと海未ちゃんが入れ替わってることは知らないけど変だと思うあたし」

凛「名演技にゃ」

絵里「迷演技よ!希」

希「字がちがう!」

絵里「え?」

穂乃果「とりあえず海未ちゃんがほのかの身体にはれんちなこと書かなくてよかった」

海未「書きませんよ」

ことり「ちなみにこの場面に小鳥に化けたことりがいるよ♪」

穂乃果「え」

真姫「とりあえず入れ替わりが確信に近づく」

穂乃果「にこちゃんの身長はさらに縮まる」

にこ「なるか!」

凛「まあまあいつか大きくなるにゃ」

にこ「あんたに言われたくない!」

穂乃果「ほんとに入れ替わったらたいへん」

海未「はい」

No.48 18/01/26 19:43
作家 

キャストコメンタリー16だよ!

ことり「穂乃果ちゃんに捕獲される・こ・と・り❤」

穂乃果「ただつかまえただけだよ」

海未「学校に着いた穂乃果はことりから事情を聞くんですね」

穂乃果「海未ちゃんと入れ替わったほのかはスケバンと化した海未ちゃんに乗っ取られ学校を破壊……」

海未「してませんよ!」

穂乃果「まあやったのは穂乃果だけど。海未ちゃんの演技の参考にしたのは二期ダイエット回のウソ笑顔とにこちゃんにバックダンサーと言われ睨みつける海未ちゃんだよ」

海未「どこを参考にしてるんですか!!」

穂乃果「こわいよ」

ことり「よしよし」

主「ちなみに穂乃果さんが思うにu’sのなかで女王様と奴隷の関係カップルは?」

穂乃果「ん……とね。海未ちゃんとにこちゃんのどえすうみちゃんとツンデレにこちゃんかな」

うみにこ「え?」

穂乃果「あとは美しい絵里ちゃんが女王様、希ちゃんはどえむないんらんさん」

のぞえり「え」

回想

海未『女王様とお呼びなさ〜い!!』

にこ『ぎゃああ〜!?』

絵里『オッホッホ!女王様と呼ぶのですよ』

希『あ〜ん♪もっといじめてぇなぁ〜♪』

うみにこのぞえり「なに考えてるんですか!!」

穂乃果「ほえ?」

ことり「ことりもいじめて❤」

りんぱな「じょおうさまやどれいよりラブラブがいちばんだよ❤」

真姫「へいわね」

うみにこのぞえり「どこがですか」

穂乃果「海未ちゃん」

海未「はい?」

穂乃果「ひんにゅうのじょおうさまになるの?」

海未「なりませんよ!!」

ことり「貧乳の女王様……需要あるの?」

海未「むか」

絵里「女王様か」

亜里沙「お姉さんバレエで女王様はいいけどえすえむは……」

希「クレーム来るで」

絵里「あ」

真姫「絵里に変なことを教えない」

ほのこと「はい」

No.49 18/01/26 20:18
作家 

キャストコメンタリー17だよ!

穂乃果「ほのかのぷらいばしーを侵害する海未ちゃん」

海未「お互いさまです!」

穂乃果「だね」

花陽「ここで『ラブライブ!』に欠かせない穂むまんの登場。美味♪」

雪穂「ここで穂むまんが登場すると誰が予測したでしょう」

希「えりちにいじめられるウチ❤」

絵里「ハートマークはいらないし」

真姫「海未の字で綴られたノートを見て穂むまんを落とす穂乃果」

にこ「どうでもいいけど海未は丁寧に書きすぎ」

凛「よく事細かに書けたにゃ」

海未「当然です」

穂乃果「うみちゃん。すとーかーしてない?」

海未「してませんよ!!」

穂乃果「海未が綴ったノートでしだいに夢が現実と知る穂乃果」

ことり「そう。園田海未はそのむかし初代ゴジラと戦った伝説の一族だと……」キリッ

海未「戦ってません」

ほのこと「いやいや戦ったはずだよ」

穂乃果「はあ。とにかくひんにゅうな海未ちゃんと入れ替わったほのか」

海未「ため息の意味がいまいちわかりません」

穂乃果「ほのかは危機感を覚え戦慄していく!」

ことり「ナレーション風な穂乃果ちゃんカッコいい」

穂乃果「そんな……」

りんぱな「照れてる」

穂乃果「あたりまえだよ!( ̄^ ̄)」

海未「なに威張ってるんですか!!」

穂乃果「こわいね」

No.50 18/01/27 08:12
作家 

キャストコメンタリー18です!

海未「次は私の番ですね」

ほのこと「トイレならどうぞどうぞ」

海未「ちがいます。穂乃果と入れ替わったのがようやくわかり戦慄する私です」

ほのこと「ノートの字や絵がかわいいね♪♪」

海未「ガンダムを見に行ったりキャミソールを買いに行ったり」

にこ「誰がF91」

希「こころちゃんたちが分身」

にこ「ちがうから」

凛「凛はガイアがんだむにゃ」

花陽「しーどの時はバクゥだったし。ちなみにあたしは小泉純一郎氏が総理大臣のときはあだなは総理」

絵里「小泉総理……うふ」

亜里沙「ちなみにお姉ちゃんはエリツィン」

ほのことうみまきりんぱなにこのぞ「エロちゃん?ひわいだよ」

えりあり「エリツィンよ」

海未「わなわなと震える私」

穂乃果「いつもと変わりないよ」

海未「だからどういう意味ですか」

海未母「家屋や道場を揺らさんばかりの我が娘。どこでどう育て方を間違えたのかしら」

海未「お母様」

穂乃果「うちゅうせんから小さい赤ちゃんが出てきてしっぽがあったとか」

海未「孫悟空ですか」

ことり「実は北斗神拳の使い手とか」

海未「無関係です」

花陽「中国の廬山の大瀑布で修行とか」

海未「してません」

凛「……にゃ。実はウルトラマンが憑依してたり人間に姿を変えてたり」

海未「人間のはずですが」

真姫「え……DNAを遺伝子改良されたスーパーコーディネーターとか」

海未「ふつうに父と母から生まれたはずですが」

海未母「」

にこ「……ドクターゲロに改造された?」

海未「されてません」

希「……ブラックゴーストに改造されて対005に対抗するために作られたとか?」

海未「希は張々湖ですか」

希「誰がや!炒飯は海未ちゃんの方が美味しいし」

絵里「……」

亜里沙「お姉さんなにかボケを」

絵里「え…とえ…と……きかんしゃトーマス?」

海未「なんで私が機関車になるんですか!!」

ほのことまきりんぱなにこのぞ「絵里ちゃんえらい」

絵里「うれしい」

海未「よろこぶところがちがいます」

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