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ジャイアントロボ 地球が静止する日 外伝 〜鉄人と少年探偵〜

No.4 16/11/02 07:56
作家
あ+あ-

事件を解決した正太郎と鉄人は都内にある敷島邸にいた。
BF団は日本では表立った活動は大怪球フォーグラーの出現から目立った暗躍はしてないようだ。目立った暗躍というのも変な表現だが。
しかし、鉄人や正太郎に休息は許されないようにBF団以外の強盗やギャングなどが小規模ながら動いていた。
正太郎と鉄人は日夜、捜査し事件を未然に防いではいたが散発的な活動は悪人たちはしていた。

「鉄人はアンチシズマドライブの影響下でも動けるようだ」

「それはまだフォーグラーが直接、日本に来ていないからではないでしょうか」

鉄人を整備してるのはかつて金田博士の下でロボット工学を学びいまでは日本有数のロボット科学者の第一人者の敷島博士。眼鏡から知性あふれる瞳が鉄人と正太郎少年を信頼しているようだ。

「フォーグラーか」

「シズマドライブは立派なものなのにアンチシズマドライブはなぜあんなに人々を恐怖に陥れるのか」

「科学の宿命だよ。ダイナマイトは本来は工事に携わる現場の人たちが安全に仕事するために開発された。だが……戦争に使われた。それはダイナマイトに限らない」

鉄人の鋼鉄の肌を撫でながら敷島博士は科学者として語っているようだった。わずかに冷徹な印象が正太郎に見えたが口に出すことはしなかった。
話題を変えた。

「鉄人はまだ動けますか」

「あ、ああ。アンチシズマドライブがまだ日本には来ていないから安心だ」

「鉄人はシズマドライブに動力が変えられましたから。ジャイアントロボや大作くんに比べたら非力です」

愛すべき相棒を下から見つめながら正太郎は少年らしくないことを口にした。鉄人28号もまた旧来の化石燃料からシズマドライブに動力に変えられた。
国際警察機構日本支部および大塚署長、敷島博士の判断でなされたのだ。
慰めるわけでなく敷島は言う。

「非力ではないさ。BF団は日本では活動してない。彼らでさえ警戒してるのだ。頭がわるい小悪党くらいさ。悪さをするのは」

「小悪党たちがおとなしくしてくれたら鉄人を傷つけることもないのに」

そこには少年探偵では少年らしい面立ちがあった。整備は敷島博士が明日までにしてくれるので正太郎は自分の屋敷に車を走らせた。

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