別居中の浮気

更新日 17/09/14 08:14

夫婦は貞操義務というものがあり、結婚中に他の異性と関係を持つと、貞操管理義務とされます。

貞操管理義務を侵せば、慰謝料を請求することができますが、別居の期間がすでに数年以上が経過していると、婚姻関係がすでに破たんしているとして、慰謝料を請求されないこともあります。

別居をしてからの浮気

別居をして数年が経過した後、すでに実質的な婚姻関係が破たんしているとみなせれていると、浮気のような不貞行為に及んだとしても慰謝料を請求することが難しいといえます。

すでに婚姻関係が破たんしていると、浮気のような不貞行為に及んだとしても、不貞行為に及んだことが直接婚姻関係を破たんさせてものにはなりません。なぜならすでに婚姻関係が破たんしているのですから、貞操管理義務に違反したとしても、それによって被害をこうむるものはいません。

円満な家族関係を崩す原因となるのであれば、不貞行為は大問題ですが、すでに婚姻関係は破たんしており、不貞行為をしたからといって、壊れる婚姻関係はすでにありません。そのため精神的に傷つくようなものは出てきません。

また、相手の素性を探っても未婚であると勘違いとしていたと言われてしまうと、浮気相手からの慰謝料を請求は難しくなります。

別居をする前に浮気をして、別居となりますと、浮気をしたことにより別居をしたと考えることができるので、浮気をした配偶者と浮気相手に慰謝料を請求することができます。

別居をする前の浮気はただの不貞行為となります、慰謝料請求の対象となります。

別居をしていると、浮気相手が独身であると勘違いするというケースもあります。配偶者のことを浮気相手が独身の人間と勘違いして付き合っている場合、浮気相手から金銭等の慰謝料を請求することができません。

離婚前に不貞行為をおこないますと、それは貞操義務違反となります。ただ、数年以上別居をしていますと、婚姻関係がすでに破たんしていると認められ、慰謝料を請求されない可能性があります。

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