別居中の不倫

更新日 17/09/14 08:14

別居をしているからといって、婚姻関係がある以上、配偶者以外の異性と恋愛をすることは、それが自然にうまれた恋愛感情からであっても、浮気や不倫という不貞行為となり、何らかのペナルティーをかけられる可能性があります。

長期間の別居と不倫

問題となってくるのは、長期間の別居です。長期間の別居、とは5年以上とかそのような年月ですが、そのくらいの年月、常に別居をしていると、すでに婚姻関係が破たんしているとみなされる可能性があります。

婚姻関係がすでに破たんしているとみなすのは、家庭裁判所の裁判官であり、間違いなくみなされるといわけではなく、みなされる可能性が非常に高いというわけです。

貞操義務は、婚姻関係が破たんしておらず、貞操義務違反をおこなえば家庭だったり、婚姻関係だったりが破たんする可能性があるのならば守らなければいけません。

しかし、既に婚姻関係が破たんしているのであれば、慰謝料が請求されない可能性があります。

例えば、夫が長期の単身赴任をしている際に、妻がその留守をいいことに不貞行為をおこなったとします。

この場合、夫の単身赴任は悪意の遺棄にはあたりません。理由があり別居を余儀なくされているのですから、愛想が尽きたから別居をしているのとは異なります。

そのため、妻は貞操管理義務違反となり、不倫をしたことが　婚姻関係を破たんさせる原因ともなりえますので、夫は妻とその不倫相手に対して慰謝料を請求することができます。

配偶者が不倫をしてから、別居をするという行動をとりますと、それは立派な貞操義務違反となります。不倫をしてからかの別居というのは、修復の見込みがなく、相手は勝手に離婚届を提出する可能性がありますので、離婚届不受理申請を役所へ提出しておくと、一方的に離婚をさせることはできません。

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