夫婦の別居期間、みんなはどれぐらい??

別居の期間

厚生労働省の人口動態調査の結果では、夫婦が別居をし始めてから、凡そ1年以内に離婚をする確率がかなり高いという傾向が発表されています。

• 別居1年未満で離婚…82.5％
• 別居5年以内で離婚…12.8％
• 別居10年以内で離婚…0.27％
• 別居10年以上で離婚…0.18％

上記の数字を説明すると、全国の夫婦の8割が別居をして、1年以内に離婚を選択する夫婦がいる一方で、離婚をせずに別居生活が5年以上経過している夫婦は、すでに相手に興味がなく、離婚をするという行動や手続きが面倒になり、籍を入れたままにしている傾向にある、ということです。

慰謝料を請求できないケース

10年以上別居をしていると、もはや婚姻関係は破たんしていると定義される為、この期間に別居の相手が不倫や浮気といった不貞行為に及んだとしても、不貞行為が婚姻関係を破たんさせた直接的な原因にはならないと判断されるようです。

そのため、慰謝料を請求することができないことは少なくありません。

長年の別居生活を経て、きっちり離婚したい場合

この場合、片方が離婚の意思がなくとも、10年近く別居をしているという条件の基で離婚裁判を起こすと、司法判断にて離婚が認められるケースがあるようです。

別居後は「できること」と「できないこと」をよく把握しておくことがポイントです。

別居が解消の期間

長期間別居をしますと復縁をするのが非常に難しくなります。

復縁をする意思があれば、1年以内に復縁を成功させるというケースが多く報告されています。1年を越えますと復縁をするのが難しくなります。

別居をした当初、まったく悪気がないと相手に電話やメールで頻繁に、連絡をすると相手は自己中心的で非常に迷惑は存在だと感じてしまいます。

別居というのは、互いに頭を冷やす期間であり、最初の数カ月間はなるべく連絡をとらないようにして、相手の警戒心を解くことに力を入れなければいけません。

そして、半年から1年をかけて相手からの信頼度を回復するのが常套作です。

• 別居後の旦那の行動にもう悶々 別居→離婚に至までの期間。その間連絡は取り合っていますか？

客観的になる

別れたくない場合、相手の意見をきちんと受け入れる必要があります。

たとえ、それが癖とか生まれつきに持っているものであっても、相手が不快に思っているのであれば、直す努力をするべきです。

それが癖であり、生まれもったものであっても、それを言い訳にして直さず、さらに相手のせいにするようでは復縁は難しいといえます。