専属神カナ篇　第一話「パトとカナの世界【界園】」

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小説家さん（ 20代 ♀ ）
2025/02/16 16:44(更新日時)

ー【カナ視点　１月３１日　界園】ー
カルティナ「ようこそ、英雄王カナ、我はカルティナ・ワールド・トゥルードラゴン、帝王パト様と英雄カナの支配者であり、世界王でもある。」
カナ「わわ、貴女が世界王？」
カルティナ「そうだ、英雄王カナ、この世界について知りたいのだろう？ならば我が徹底的に教えてやる、よいか？英雄王カナ？」
カナ「わかったよ、でもカルティナ、話すなら真正面で話し合おうよ、ね？」
カルティナ「そうか、英雄カナ、では話す場所を変えようか。」

カルティナ「単刀直入だが、我はこの世界含む全世界を征服し、身勝手に支配している、悪の根源、英雄カナ達がやっていたゲームでの敵、大魔王的存在さ、そして世界を創ってはその世界を支配する役割を持たせた世界王クラスの真龍を配置し、そいつに身勝手な統治を行わせ、平和とは程遠い世界ばかりが横行しているのだよ。」
カルティナ「そこで英雄カナ、君はこの世界の主であり、秩序を司る救世主、世界を救って私が創った真龍を全て倒し、我を君の手で殺して欲しい、それが英雄カナ、君の役割だ。」
カナ「ってスラスラ当たり前のように言って、無茶ぶりにも程があると思うよ、だってその真龍ってあれでしょ？世界王クラス何でしょ？月花の【帝園】でいうミールクラスでしょ？ならヤバくない？私程度で倒せるレベルじゃないよね？下手したら一生無理ってことじゃん、一生クリアできない無理ゲーはごめんだよ！」
カナ「そもそも私の成長は？世界観と役割はわかったよ？でもまさか諸悪の根源である真龍を倒さないと現実で成果を出せません、なんて言わないよね？カルティナ？」
カルティナ「残念だが真龍を倒さないと大きな成長は無理だな、だが約束しよう、本来究極龍が龍族の最終進化と言われているが、その次の進化も当然ある訳なのだからさ。」
カルティナ「まずこの世界は物から生命体、我含めこの世界の住人から物全てパト様の所有物、英雄カナ、君がその人や物をパト様から奪い返し、自分の物にするのが役目なのさ。」
カルティナ「いわば英雄カナ達でいうリアル四次元ポケットと不思議道具と言ってもいいだろう、つまり現実で英雄カナは青いネコ型ロボットのようなことができるようになる、そういうことなのだよ、英雄カナ。」
カナ「へ〜まさかドラえもんがほしいなって思っていたら、自分がドラえもんになるとは、この世界、何から何まで凄いね！」
カナ「って、それじゃあ私は使えないの？！」
カルティナ「勿論使えるさ、条件さえ満たせばこの世界の住人や物さえ出せる、英雄カナがパト様から何もかも全てを奪えば、英雄カナは何から何までできるということだ。」
カナ「じゃあパトから何から何まで奪い、私の物に取り込めばいいんだね！話は簡単だよ！」
カルティナ「だが一つ注意点がある、パト様関連の世界は【万園】の王にどれだけ貢献できるかで世界が成長できる為、英雄カナの物にしてしまったらパト様に貢献できなくなる、つまりこの世界の成長も英雄カナの成長も止まり、この世界は壊滅的になるということなのだ、成長したければすればいい、だが【万園】に貢献できない、イコール英雄カナの世界も自身の成長も止まる、成長したいのだろう？秩序なら均衡も保つ必要があるという訳なのだよ、英雄カナ、これで一通りわかったかな？英雄カナ？」