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無性に

レス2 HIT数 298 あ+ あ-

小説好きさん
24/02/19 23:31(更新日時)

無性に自然が恋しい。

景色が美しい。
花が綺麗すぎて泣きそう。

陽の光を浴びる田畑のどこまでも果てしなく拡がる風景が、なんだか生命が至るところに満ち溢れてるような気がして、空間そのものが生命に感じてくる。

歳を重ねるごとに子供になっていく感覚がある。自分がふと肉体ではなくて精神体であるような感覚がして。

小学生のころ、早くおじいちゃんになりたいと思ってた。今でも思ってる。
歳をとることはいいな。堅固に掴んでいた様々なしがらみを手放せるようになるから。色んな煩いがなくなっていき、シンプルに生きられるようになるから。

もはや生きる死ぬだなんてあまり興味ない。完全な循環と調和を為す驚嘆的な自然の中で、拾い宇宙の事象のひとつとして死ぬ、これほど興奮できることがあるだろうか。

空があまりにも美しいから今日も生きていける。風があんなにも心地いいから今日も生きていける。自然の音があんなにも楽しいから今日も生きていける。心の奥底にとたぐいなく美しいものを観るから今日も生きていける。全てが希望なんだよ。死んでも朽ちない希望があるんだよ。

人生は素晴らしい。私は次第に世捨て人のような考えに近づいてるような気がする。
近い内に、人里離れた森の中に小屋でも建てて暮らそうと思ってる。その準備も着々と進めている。楽しみで仕方ない。

なぜだろう、ふと衝動的にこの掲示板に書き込んでしまった。返事は返せないかもしれない。それでも、読んでくれてありがとう。