記憶か記録か…ドラマ日記 6

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2023/08/12 18:14(更新日時)

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連ドラの感想、まとめ等

シーズン毎に記録して行くスレです。


基本、連ドラ対象ですが、その他のドラマを取り上げる事もあるかもしれません。

No.3658899 (スレ作成日時)

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No.251

>> 240 【2023冬ドラマ】 「Get Ready!」9話まで終了。 「手術をするかどうかは俺が決める!」それはいいんだけど、あんた基準… 【2023冬ドラマ】

「Get Ready!」全10話終了。

今でも結果的に青葉ちゃんを助けられなかった事に苦しみ続けているエースは、10才の少女・結衣(小田愛結=ホリプロタレントスカウトキャラバングランプリ=妻夫木、藤原のバーターで出演、演技は殆ど棒なんだけど、この子は将来とんでもない美人になりそう。パーツの配置が完璧)の手術を引き受けるものの、いざ少女を前にすると青葉を思い出してしまい、手の震えが止まらなくなってしまう(殆ど武蔵状態w)。
どうするのかと思ったら、街でばったり出会った青葉の母親から、誤解して責めた事の謝罪と励まし、青葉の妹が誕生し前に進めているとの言葉を受けて立ち直るというね。ばったりは都合良過ぎだな。これもジョーカーが裏で頼んでいた事にすれば良かったのに。

高城の設定(切れ者、結衣と同じ病気の妹が居て、もしあの時エースが居れば助けられたのにという思い)は良かったし、高城とジョーカーの切れ者同士の交渉と取引きで、ジョーカーは逮捕されるけど、仮面ドクターズは守り、1年後には復活させるという部分の展開は面白かった。

薄々は感じていたけど、6話以降堤幸彦の演出回が無く、オチャラケも残したのは出番を減らしたPOCだけという事は、恐らくなんだけどPが途中で軌道修正をして、堤さんとメインの脚本家の飯野陽子が降りた可能性は有るのかなと。

脚本=渡辺啓 演出=武藤淳

No.252

>> 241 【2023冬ドラマ】 「ブラッシュアップライフ」9話まで終了。 冒頭、いきなり始まったカラオケ部屋での、あーちん、なっち、みーぽ… 【2023冬ドラマ】

「ブラッシュアップライフ」全10話終了。
【帰る場所】
背に腹は代えられず本当に中村機長に毒を盛る(下痢が止まらない様にする)のかと思ったら、横からまさかの河村(三浦透子)救世主!前世の区役所時代に、中村からは窓口で散々文句を言われた(そう言えば麻美が中村とは地元が同じと言ってた)らしく、その仕返しの意味も有ったとかで、とにかく河村GJのおかげで二人は手を汚さずに937便に乗務し航路を変更、遠くに落ちて行くスペースデブリを見詰める二人に感無量だった。

考えてみれば自分の人生5周目に、人生4周目だった麻美に思い切って声を賭ける迄の間、真里は只々親友を助けたい一心で、一人でその事だけに人生を賭けていた訳で、それでも助けられなかった真里の寂寥感を思うと心が痛くなるし、やっとこれで楽になれたんだねと労ってあげたくなった。

二人はあっさりパイロットを辞めて大好きな地元に戻り、月2位の頻度で4人で会っている。麻美の誕生日のモンターニャでのワチャワチャ、からの福ちゃんのカラオケ店での朝までプチ同窓会。この一連の楽しい流れ、これこれ、これが観たかった!

58年後、4人は誰一人欠ける事無くメディカルホームで仲良くワチャワチャ、天寿を全うし揃って鳩に生まれ変わり、大好きな北熊谷の街を4羽で見下すのだった。

もう最高の終わり方で大満足!

脚本=バカリズム 演出=水野格

No.253

>> 242 【2023冬ドラマ】 「罠の戦争」8話まで終了。 いやもうミスリードも上手だわ。 前回の文哉の「違う、俺は…」は、“自分が母親… 【2023冬ドラマ】

「罠の戦争」9話まで終了。

次回の番組表に[終]マークが無いので、全11話の様だ。
なので今回、泰生の事件の隠蔽は秘書のやった事、で逃げ切ろうとした鶴巻を総理が肩叩き、これで矛を収める様にと総理に言われて了承したにも関わらず、鷲津はうっかりを装って鶴巻の幹事長辞任をリーク、押し寄せたマスコミの前で鶴巻はヨロっと倒れてしまい、夜、そのニュースを見る鷲津の悪顔は、妻の可南子も不安を覚える程で、ここからは復讐の域を超えて、政治家として権力の虜になり、自分がのし上がる為なら何でもやってしまう人間に変貌してしまうのではないかという危惧が描かれ、と同時に出る杭は打たれるで、虻川を秘書にして逆襲を狙う鶴巻、今は鷲津人気を利用しているが使い捨てる気満々の総理、そしてこっちもやはり只の親友ポジでは終わらなそうな鷹野と、政界は一寸先は闇を予想させる怪しい動き、その上鷲津の闇を知っているとばかりの怪文書、これだけ下地が揃えば次回、鷲津が窮地に陥るのは必至で、そこからの鷲津をどう描くのか、残り2話が楽しみだ。

今回、議員会館事務員の小鹿(水川かたまり)が急に怪しい動きをしていたけど、あれはミスリード?それとも本物の敵?
あと蛯沢は鷲津の引出しの中の何を見て険しい顔をしたのかな。例の陳情書類?
蛯沢に何かをさせる気なのかね、後藤法子氏は。

脚本=後藤法子 演出=宝来忠昭

  • << 261 【2023冬ドラマ】 「罠の戦争」10話まで終了。 鷲津は総理の要求に応えるべく、せっかく鶴巻の弱味を見付け“黒い5億円”の証拠(写真と証言データ)を揃えたのに、総理が手を伸ばしたらボイレコだけさっと奪って交換条件(厚労副大臣にしてと)を出した時には、流石にやり過ぎ潰されると思ったわ。何かこの件に限らずだけど、鷲津って秘書としてずっと政界の裏表を見て来た筈なのに、意外に脇が甘くて危なっかしい所が多々有って、その辺りは親の代からずっと政治の“中の人”だった鷹野が漂わせる余裕とは対照的だなって。後ろ盾が無く後が無いならより慎重になるべきなのに、割りと突っ込んで行くタイプなのでハラハラしてしまう。 百戦錬磨の総理と鶴巻にしてやられた鷲津。鶴巻の“国民の不満が溜まり過ぎたら総理の首をすげ替えれば、それで意見が通ったと満足する。そうやって秩序を守って来た”“力を使って誰かを救うのは気持ちがいい。その為にはもっと力が欲しくなる。それを重ねるといつしか悪と呼ばれる様になる”“君もすっかり囚われているのでは?権力という魔物に”等々の発言に、ぐうの音も出ない鷲津。格が違い過ぎた。 怪文書は蛯沢の仕業(兄の陳情の件よりも政治家鷲津の変貌が許せない)と分かったけど、それ迄の言動で周囲だけでなく妻と息子からの信頼も失ってしまった鷲津。これじゃあ本末転倒だわな。 脚本=後藤法子 演出=三宅喜重

No.254

>> 243 【2023冬ドラマ】 「星降る夜に」8話まで終了。(全9話) 鈴への付きまといと暴言を止めず、一緒に居た北斗に一喝されると目が泳… 【2023冬ドラマ】

「星降る夜に」全9話終了。(最終回は6分拡大)

10年の時を経て、やっと東京の自宅の遺品整理をして区切りを付けようと決心した佐々木。その気持ちを受けて、北斗は特別にポラリス全員で作業をし、短時間で終わらせる事にする。佐々木は完全に吹っ切れている訳ではなく、“物に区切りを付ければ、気持ちも後から付いて来るだろう”という風に見て取れたし、北斗もそこを慮って短時間作業に拘ったのかなとも思えた。

「一つ残らず全部捨てて欲しい」が佐々木の希望だったが、一星は「これだけは」と、彩子(安達祐実)が生前、結婚記念日(出産予定日の翌日)のお祝いにと用意していた、家族お揃いの三足のスニーカーとカードを渡すと、佐々木はそれを抱き締めて声を上げて大泣きする。
誰もが大泣きすれば、伴みたいに憑き物が取れた様になるとは限らないが、確かに一つの区切りにはなるし、佐々木は一歩を踏み出す為に、誰も知らない土地(青森)の病院で働く事にする。
尊敬する鈴の様な医者になる為に、鈴の側から離れなければいけない、という彼なりの理由で。

単話として観れば良く出来ていたし、スニーカーのくだりは泣けたけど、前回迄の伴の扱い方で物凄くテンションが下がってしまったので、連ドラとしては残念だったなという印象の方が強く残ってしまった。

脚本=大石静 演出=深川栄洋

No.255

>> 244 【2023冬ドラマ】 「大奥」8話まで終了。(全10話) 《八代将軍吉宗・水野祐之進編》③ 前半は赤面疱瘡との戦いの続きで、赤… 【2023冬ドラマ】

「大奥」全10話終了。(前回8話は誤記)

《八代将軍吉宗・水野祐之進編》(←8話はこのサブタイトルでも良かったけど、9〜10話もこれだと少し違和感が)

村瀬が没日録を墓場迄持って行ったのでは無く、殺されて墓場に持って行かされた(一緒に埋められた)、何故ならそこには絶対に知られてはいけない、久通が吉宗の為にして来た事の秘密が書かれていたから。しかし墓荒らしが村瀬の墓から持ち出した没日録は奉行の大岡忠相の手に渡り、大御所様となっていた吉宗の元に届けられ、真実(自分が将軍になれたのは、政敵である尾張の吉通と二人の姉を久通が密かに殺していたから。その事実に気付いていたらしい村瀬も、御庭番に命じて殺害)を知った吉宗が、久通最後の出仕の日に本人に確認し、上様がこの国を治め導いて行く姿を見ていたかったからと話し、お手討ち覚悟の久通に、「辛かったであろう、ずっと一人で背負って」と労る吉宗と、「信様、ありがとうございました」と、幼名で応えた久通との、この二人にしか分からない関係性にグッと来た。

家重は言葉の問題で老中からは軽んじられ、本人もやる気を無くしていたが、頭が切れて上様の本質もきちんと理解していて、吉宗も家重の事を託した意次が支えて行けば、大丈夫なのかなと思わせてくれた所で終わったのが良かったなと。

シーズン2が待ち遠しい!

脚本=森下佳子 演出=大原拓

No.256

>> 245 【2023冬ドラマ】 「リバーサルオーケストラ」9話まで終了。 ドラマ内のオケの演奏シーンとしては「威風堂々」「Mela!」「カ… 【2023冬ドラマ】

「リバーサルオーケストラ」全10話終了。

前回、オケを政争の道具にしている本宮と市長が腹立たしいと書いたが、今回、勝手な事をしたと朝陽を責める父に、「散々勝手な事をして来たのはどっちだよ!」と朝陽が怒鳴り返してくれたので、少しスッキリした(笑)

今回、三島は玉響の為に本宮に物申したり、高階会長に「玉響の演奏は聴いた事が有るのですか?」と質問して事の本質を突いたり、すっかりフェアな人間に生まれ変わっていたけど、以前の彼から考えると都合が良過ぎるのでは?
まあ、本宮をギャフンと言わせたり、会長をオーディエンスとして本気にさせたりは、あの中では三島にしか出来なかっただろうなとは思うけど。
あと、初音は朝陽を連れて来るのに何で走って行くの?帰りもだけど、あの二人にはタクシーに乗るという発想は無いのか(笑)

「チャイ5」の演奏シーンに関しては、最初の「威風堂々」の時の様に感動したし、特に途中から朝陽が指揮棒を手の後方に持ち替えて、オケ全体の感情を引き出す様に両手振りにしたシーンではグッと来て、涙が出そうになった。
麦ちゃんを筆頭に役者の皆さんが、楽器を弾ける(吹ける)人が観ても、ボーイングや指の位置が合っていると分かるレベルになる迄練習した、その努力は確実に伝わって来たという事は言っておきたい。

脚本=清水友佳子 演出=猪股隆一

No.257

>> 246 【2023冬ドラマ】 「忍者に結婚は難しい」10話まで終了。(全11話) 第7話で蛍の父が、自分が伊賀の斉藤の任務を阻止した仕返… 【2023冬ドラマ】

「忍者に結婚は難しい」全11話終了。

棒手裏剣が命中した後、3日間寝ていただけでピンピンしている悟郎。どうやって治した?あれを使ったのか?は伏せたまま話は進み、甲賀調査班?から赤巻議員が殺された日の、小夜が映っている別の角度の監視カメラ映像が届き、総帥の城水の居場所も示され、その別荘に乗り込む蛍と悟郎。
城水はとにかく息子に生延の術を使って助けろの一点張り。ここで蛍は、もう悟郎を助ける為に術を使ってしまったから出来ないと初めて明かす。小夜は蛍を殺すつもりだったから、棒手裏剣に毒を塗り付けていたのね。匂いで分かった蛍は直ぐに術を使って悟郎を助けた。風富にとっては自業自得って事。

蛍は悟郎に「愛してる」と告げて姿を消し、いつか二人を取り巻く環境が変わったらまた会えるからという手紙と離婚届を悟郎に送って来る。
2年後に宇良くんの母親(シルビア・グラブ)が伊賀の総帥となり、階級制度の廃止等の改革が始まり、蛍が以前に二人が初めて出会った湖畔のキャンプ地で、悟郎との出会い直しから始める所で終わった。

まあ希望の有る終わり方で良かったけど、ちょっと最終回はナレ処理とか説明台詞処理が多かったな。最初の方の「悟郎に結婚は難しい」をもっと圧縮して、5話以降の「忍者に結婚は難しい」展開を、もっと早くから丁寧に描いて欲しかったな。

脚本=松田裕子 演出=土方政人

No.258

>> 247 【2023冬ドラマ】 「100万回 言えばよかった」9話まで終了。 謎だった部分が全て回収された今回。 英介(良々)は千代の下… 【2023冬ドラマ】

「100万回 言えばよかった」全10話終了。

前回、事件絡みの事は全て回収されたので、最終回は“伝えたい思いはきちんと口に出して伝えよう”“人はいつ死ぬの分からない。だから後悔の無い様に生きよう”という、作者が伝えたかったのであろう事を一話分を使って表現したという感じで、“蘇り”が何故原田は一瞬で直木は約一日だったのか、その辺のメカニズムは曖昧なままだったが、まあそもそもの設定自体が曖昧でファンタジー要素に包まれたドラマだったから、その辺の“何故?”は私はスルーでも問題無いかなと。

でもその他の気になっていた、悠依が里親の元へ来た理由とか、弟の拓海が直木の葬儀に来なかった理由とかは、きちんと回収してくれたし、直木の心残りだった両親や弟の自分に対する後悔や感謝の気持ちも、悠依の協力も有って聞く事が出来たし、直木は改めて魚住や姉の叶恵に感謝を伝え、最後に悠依の希望で二人の里子時代の思い出の海に行き、出会えて幸せだった事、愛してる事を伝え合い、最後に「愛してる」を繰り返し伝えて直木は消え、悠依は覚悟の上の別れなので泣き崩れたりはせずに立ち上がり、スタスタと歩いて行く姿をドローンの映像で見せて終わるという、このファンタジーの結末としてはカチッと締まる満足の行くものだった。

特に松ケンと井上真央の上手さが光ったドラマだった。

脚本=安達奈緒子 演出=金子文紀

No.259

>> 249 【2023冬ドラマ】 「大病院占拠」9話まで終了。 P2作戦については大方の予想通りだったけど、知事があの豪華客船に乗船していた… 【2023冬ドラマ】

「大病院占拠」全10話終了。

ハイドロウイルスはハッタリで只の生理食塩水だった(笑)
人間関係としては青赤黒琴音は同じ里親の尾張の元で育った兄妹の様な関係で、尾張は琴音の死の真相を聞き出す為に、ホテルオシマの元支配人の薩摩を人質にあのガソスタに籠城していた訳だが、武蔵が危険と判断して発砲したら、たまたまタバコの火に引火して尾張だけ亡くなり、それを撮影して流したのが因幡で、その映像を“武蔵は正義”との世論作りに利用したのが、尾張と薩摩の関係から“P2作戦”が露見する事を恐れた備前の指示を受けた和泉で、和泉こそ3年前、知事の護衛であの客船に乗り、一番最初に感染して死亡しネットで叩かれた夫の汚名を晴らすべく、知事にウイルスの研究とワクチン開発の拠点作りを強く要請した張本人だった。
鬼側だと思っていたらP2推進側だったのね。一応全部の関係が出揃って回収した最終回だった。

青は裕子の首にカッターの刃を突き付けてあの日の里親の状況を再現し、“さあ撃てよ!”をやりたかった訳ね。もう武蔵の手の震えがお笑いレベルで、さすがトンチキドラマだと笑ってしまったが、私はずっと楽しんで観てた。

えみりの描いた家族の絵の“パパはわたしのヒーロー”に、武蔵の笑顔の「ウソだろ」で綺麗に落としたのに、最後の“駿河も鬼”の回収の蛇足感よ。

脚本=福田哲平 演出=大谷太郎

No.260

>> 250 【2023冬ドラマ】 「6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の憂鬱」9話まで終了。 ひかりは理代子の娘ではないかという私の見立ては違… 【2023冬ドラマ】

「6秒間の軌跡〜花火師・望月星太郎の憂鬱」全10話終了。

ひかりの元カレが全治2ヶ月の入院中で、ひかりに会いたいと言ってるとの友達からのメール。「どう思います?」と聞いたら星太郎の答えは「行ったら?」で、ひかりは最低の彼氏だったと知っていてよくそんな事が言えると責め、星太郎のじゃあ何て言えば?に「行かなくていいって言って欲しかったから」「言われなきゃ分かんねえよ!」ニヤリ。

そして星太郎は幽霊父に、女の人にバーっと言われると昔から何も言えなくなってしまっていたのに、さっき言い返せたと嬉しそう。ニヤリの理由はそれだったのね。
幽霊父と出会い直し、ひかりという押し掛け弟子と暮らし、再会した母親にこれ迄の30何年をぶった切られて、確実に内面の変化が見て取れる星太郎。

注文は無いけど「花火、上げるぞ!」
打ち上げ後「見えた!」と星太郎は上機嫌。

星太郎は酔いながらも「お客さんには分からない、ほんのちょっとの色の差とかを極める、極め続けたい、死ぬ迄」どうやらそれが花火師としての矜持らしい。
それを聞いた幽霊父は、酔い潰れた息子の寝顔を見詰め、ひかりに「ありがとうな」と声を掛けて消えた。あの瞬間、きっと息子に対する心残りも消えたのだろう。

もう橋爪×高橋の掛け合いが聞けないのは寂しい。
本田翼も私が観て来た中では一番だった。

脚本=橋部敦子 演出=藤田明二

No.261

>> 253 【2023冬ドラマ】 「罠の戦争」9話まで終了。 次回の番組表に[終]マークが無いので、全11話の様だ。 なので今回、泰生の事… 【2023冬ドラマ】

「罠の戦争」10話まで終了。

鷲津は総理の要求に応えるべく、せっかく鶴巻の弱味を見付け“黒い5億円”の証拠(写真と証言データ)を揃えたのに、総理が手を伸ばしたらボイレコだけさっと奪って交換条件(厚労副大臣にしてと)を出した時には、流石にやり過ぎ潰されると思ったわ。何かこの件に限らずだけど、鷲津って秘書としてずっと政界の裏表を見て来た筈なのに、意外に脇が甘くて危なっかしい所が多々有って、その辺りは親の代からずっと政治の“中の人”だった鷹野が漂わせる余裕とは対照的だなって。後ろ盾が無く後が無いならより慎重になるべきなのに、割りと突っ込んで行くタイプなのでハラハラしてしまう。

百戦錬磨の総理と鶴巻にしてやられた鷲津。鶴巻の“国民の不満が溜まり過ぎたら総理の首をすげ替えれば、それで意見が通ったと満足する。そうやって秩序を守って来た”“力を使って誰かを救うのは気持ちがいい。その為にはもっと力が欲しくなる。それを重ねるといつしか悪と呼ばれる様になる”“君もすっかり囚われているのでは?権力という魔物に”等々の発言に、ぐうの音も出ない鷲津。格が違い過ぎた。

怪文書は蛯沢の仕業(兄の陳情の件よりも政治家鷲津の変貌が許せない)と分かったけど、それ迄の言動で周囲だけでなく妻と息子からの信頼も失ってしまった鷲津。これじゃあ本末転倒だわな。

脚本=後藤法子 演出=三宅喜重

  • << 270 【2023冬ドラマ】 「罠の戦争」全11話終了。 権力に取り憑かれてしまった鷲津を正気に戻したのは、妻からの三行半と息子の自分を責めてしまう言葉。 元はと言えば隠蔽は許さない、息子をあんな目に遇わせた犯人を突き止めて罪を償わせる、というのが鷲津の目的だった為、鴨井の息子が犯人で隠蔽の指示を出したのは鶴巻と分かり、息子の意識も戻った時点で目的は達した訳で、そこから急激な上昇志向に取り憑かれてしまった一番の原因は、議員として法制化したい事が有って立候補した訳じゃないからなのかなと思う。だから“議員としての力”を得る事だけが目的になってしまった。 その点、元妻の雛田可南子には、望まない妊娠をしてしまった女性の選択肢を増やす為に、経口中絶薬の使用を法律で認可させたいという信念が有るので、鷲津よりは政治家に向いているのではないかなと思う。 でも鷲津の後釜に元妻が同じ与党の公認候補として立って当選するって設定は、ちょっと甘過ぎなのでは?(弱者や第一次産業重視の政策を掲げ、大地の党と共闘したらしいけど)“鷲”から“雛”に戻るのは洒落てたね。 可南子が言った「誰かが変えてくれるのを待ってるだけじゃ変わらない」というのは、作者から日本国民へのメッセージなんだろうね。 全編通してダレなかったし、ずっと面白かったし、配役もそれぞれハマっていて素晴らしかった。 脚本=後藤法子 演出=三宅喜重

No.262

【2023春ドラマ①】※40分以上の放送枠のドラマ(月曜から曜日順)タイトル/主演
○全話視聴予定 △初回を観て判断 ✕観ない

「風間公親-教場0-」木村拓哉 ○
「合理的にあり得ない〜探偵・上水流涼子の解明〜」天海祐希 ○
★「かしましめし」前田敦子 △

「unknown」高畑充希、田中圭 △
「育休刑事」鈴木大地 △
「王様に捧ぐ薬指」橋本環奈 △

「それってパクリじゃないですか?」芳根京子 ○
「わたしのお嫁くん」波瑠 △

「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」桐谷健太 ○
「あなたがしてくれなくても」奈緒 △
「勝利の法廷式」志田未来 ○

「弁護士ソドム」福士蒼汰 ○
「ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と」山田裕貴 ○
「波よ聞いてくれ」小芝風花 ○
★「シガテラ」醍醐虎汰朗 ✕

「Dr.チョコレート」坂口健太郎 ○
「グランマの憂鬱」萬田久子 ○

「ラストマン-全盲の捜査官-」福山雅治 ○
「日曜の夜ぐらいは…」清野菜名 ○
「だが情熱はある」髙橋海人、森本慎太郎 △

★印は24時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より) 

  • << 264 【2023春ドラマ】※40分以上の放送枠のドラマ 原作/脚本家※ちょっと一言。 「風間公親-教場0-」長岡弘樹の小説/君塚良一※これは間違いない、と思う。 「合理的にあり得ない〜探偵・上水流涼子の解明〜」柚月裕子の小説/根本ノンジ※これも間違いない、と思う。 ★「かしましめし」おかざき真里の漫画/玉田真也、今西祐子※プロットは面白そうなんだけど。 「unknown」オリジナル/徳尾浩司※徳尾さん、どっちに転ぶか? 「育休刑事」似鳥鶏の小説/森ハヤシ 他※プロットは面白そうなんだけど、森ハヤシさんに不安が。 「王様に捧ぐ薬指」わたなべ志穂の漫画/倉光泰子、関久代※お仕事ドラマの部分が有るみたいなので、それが上手くハマれば面白くなるのかも。 「それってパクリじゃないですか?」奥乃桜子の小説/丑尾健太郎※今度は知財部の話。これはお仕事ドラマ中心に描くのかな? 「わたしのお嫁くん」柴なつみの漫画/橋本夏※うーん、プロットが微妙なんだよなあ。 「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」オリジナル/福田靖※前作もドラマ自体は面白かったので、今作も期待している。 「あなたがしてくれなくても」ハルノ晴の漫画/市川貴幸 他※微妙。メインの市川さん(実績不足)の腕次第。 「勝利の法廷式」オリジナル/小谷暢亮、本田隆朗 他※脚本次第。志田未来×風間俊介は魅力。 ★印は24時以の深夜ドラマ
  • << 268 【2023春ドラマ①】※40分以上の放送枠のドラマ タイトル/主演 ○全話視聴予定 △初回を観て判断 ✕観ない ★「シガテラ」醍醐虎汰朗 ✕   ↓ ★「シガテラ」醍醐虎汰朗 △ に訂正 タイトル/原作/脚本家※ちょっと一言。 ★「シガテラ」古谷実の漫画/政池洋佑※原作漫画のあらすじを読んだ感じだと見続けられるか分からないけど、“吉田学生”の醍醐くんと関水渚がどう演じるのかには興味が有るので。 ★印は24時以の深夜ドラマ
  • << 277 【2023春ドラマ①】※40分以上の放送枠のドラマ タイトル/主演 ○全話視聴予定 △初回を観て判断 ✕観ない 〚初回放送日、5月6日に確定した為追加〛 「正義の天秤 season2」亀梨和也 ○ タイトル/原作/脚本家※ちょっと一言。 「正義の天秤 season2」大門剛明の小説/田辺満、井上季子 ※前作にはそこまではハマらなかったのだが、今作はルーム1の群像劇の色合いが濃くなる様なので、そこに期待している。 (全5話)

No.263

【2023春ドラマ②】※40分未満の放送枠のドラマ(月曜深夜から曜日順)タイトル/主演
○全話視聴予定 △初回を観て判断 ✕観ない 

★「春は短し恋せよ男子。」美 少年(4人) ✕

(新枠)「ホスト相続しちゃいました」桜井ユキ △
★「私がヒモを飼うなんて」井桁弘恵 △

★「隣の男はよく食べる」倉科カナ、菊池風磨 △
★「ソロ活女子のススメ」江口のりこ ○
★「俺の美女化が止まらない!?」楽駆 ✕

「墜落JKと廃人教師」橋本涼 ✕
★「ゲキカラドウ2」桐山照史 ✕
★「日本統一 関東編」本宮泰風 △

(新枠)★「夫婦が壊れるとき」稲森いずみ ○
★「クールドジ男子」中本悠太 ✕

「帰ってきたぞよ!コタローは一人暮らし」横山裕 ○
「月読くんの禁断お夜食」萩原利久 △
★「ガチ恋粘着獣」香音、石井杏奈 ✕

★印は24時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より) 

  • << 266 【2023春ドラマ】※40分未満の放送枠のドラマ 原作/脚本家※ちょっと一言。 (新枠)「ホスト相続しちゃいました」オリジナル/中村允俊※潰れかけのホストクラブを桜井ユキが立て直す。観てみないと何とも言えない。 ★「私がヒモを飼うなんて」本山久美子、美園の漫画/岡田真理 他※多分初回だけ観て終わりそうだけど。 ★「隣の男はよく食べる」美波はるこの漫画/川﨑いづみ 他※ありきたりの話を脚本とキャストでどう面白く見せてくれるのか? ★「ソロ活女子のススメ3」朝井麻由美のエッセイ/及川博則※只々楽しみたい。 ★「日本統一 関東編」オリジナル/村田啓一郎※Vシネの人気シリーズの新作を遂に地上波で。もう怖い物見たさで。 (新枠)★「夫婦が壊れるとき」イギリスのドラマを韓国がリメイク、それを今回またリメイク/鹿目けい子 他※脚本次第かなあ。 「帰ってきたぞよ!コタローは一人暮らし」津村マミの漫画/衛藤凛※前回から2年後の続編。待ってました!楽しみ。 「月読くんの禁断お夜食」アサダニッキの漫画/松田裕子※「隣の男…」とは逆パターンで、料理上手男子が女性(トリンドル玲奈)に食べさせる話。これも脚本次第。 ★印は24時以降に放送開始の深夜ドラマ (関東の番組表より) 
  • << 269 【2023春ドラマ②】※40分未満の放送枠のドラマ タイトル/主演 ○全話視聴予定 △初回を観て判断 ✕観ない  〚追加作品〛 ★「クライムファミリー」本郷奏多 △ (関東ローカル・30分×全4話) タイトル/原作/脚本家※ちょっと一言。 ★「クライムファミリー」オリジナル/伊藤優、北浦勝大※フジテレビヤングシナリオ大賞の佳作受賞者の二人が書いたドラマ。 ★印は24時以降に放送開始の深夜ドラマ (関東の番組表より) 

No.264

>> 262 【2023春ドラマ①】※40分以上の放送枠のドラマ(月曜から曜日順)タイトル/主演 ○全話視聴予定 △初回を観て判断 ✕観ない 「風… 【2023春ドラマ】※40分以上の放送枠のドラマ 原作/脚本家※ちょっと一言。

「風間公親-教場0-」長岡弘樹の小説/君塚良一※これは間違いない、と思う。

「合理的にあり得ない〜探偵・上水流涼子の解明〜」柚月裕子の小説/根本ノンジ※これも間違いない、と思う。

★「かしましめし」おかざき真里の漫画/玉田真也、今西祐子※プロットは面白そうなんだけど。

「unknown」オリジナル/徳尾浩司※徳尾さん、どっちに転ぶか?

「育休刑事」似鳥鶏の小説/森ハヤシ 他※プロットは面白そうなんだけど、森ハヤシさんに不安が。

「王様に捧ぐ薬指」わたなべ志穂の漫画/倉光泰子、関久代※お仕事ドラマの部分が有るみたいなので、それが上手くハマれば面白くなるのかも。

「それってパクリじゃないですか?」奥乃桜子の小説/丑尾健太郎※今度は知財部の話。これはお仕事ドラマ中心に描くのかな?

「わたしのお嫁くん」柴なつみの漫画/橋本夏※うーん、プロットが微妙なんだよなあ。

「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」オリジナル/福田靖※前作もドラマ自体は面白かったので、今作も期待している。

「あなたがしてくれなくても」ハルノ晴の漫画/市川貴幸 他※微妙。メインの市川さん(実績不足)の腕次第。

「勝利の法廷式」オリジナル/小谷暢亮、本田隆朗 他※脚本次第。志田未来×風間俊介は魅力。

★印は24時以の深夜ドラマ

  • << 298 【2023春ドラマ】 「育休刑事」 初回視聴済み。 予想通りというか、粗の目立つストーリー+前田敦子の役のキャラ作りで滑り倒している演出という事で、次も観たいとは思えなかったので視聴離脱する。(赤ちゃんの蓮くんはとっても可愛いので観ていたいけど、何人もの役者さんが抱きながら台詞を喋るので、この時代ハラハラしてしまって…) ※ソニンが役者として見事に化けていて誰だか分からなかった 似鳥鶏の小説原作 脚本=森ハヤシ 演出=一色隆司 (NHK・ドラマ10枠)

No.265

>> 264 【2023春ドラマ】※40分以上の放送枠のドラマ 原作/脚本家※ちょっと一言。

「弁護士ソドム」オリジナル/泉澤陽子、三浦駿斗※詐欺加害者の民事専門弁護士の話というのが、着眼点として面白そう。

「ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と」オリジナル/金子ありさ※話は面白そうなんだけど、この脚本家に不安が。

「波よ聞いてくれ」沙村広明の漫画/古家和尚※きっと古家さんが面白くしてくれると期待。

「Dr.チョコレート」秋元康企画原作/渡辺雄介※某仮面ドクターズと似てるんだけど、こっちの方が振り切ってくれそう。秋元康が脚本に迄しゃしゃり出ないのも良き。

「グランマの憂鬱」高口里純の漫画/森脇京子 他※話は面白そうなので、後は脚本家の腕次第。

「ラストマン-全盲の捜査官-」オリジナル/黒岩勉※黒岩さんにハズレ無し、の筈。

(新枠)「日曜の夜ぐらいは…」オリジナル/岡田惠和※岡田さんなので一応期待している。役者として期待しているめるる(生見愛瑠)には、清野菜名×岸井ゆきのを食う位の存在感を発揮して欲しい。

「だが情熱はある」オリジナル/今井太郎※脚本が未知数。テーマにも魅力を感じないので、初回だけ観て終わりそう。

(関東の番組表より) 

No.266

>> 263 【2023春ドラマ②】※40分未満の放送枠のドラマ(月曜深夜から曜日順)タイトル/主演 ○全話視聴予定 △初回を観て判断 ✕観ない  … 【2023春ドラマ】※40分未満の放送枠のドラマ 原作/脚本家※ちょっと一言。

(新枠)「ホスト相続しちゃいました」オリジナル/中村允俊※潰れかけのホストクラブを桜井ユキが立て直す。観てみないと何とも言えない。

★「私がヒモを飼うなんて」本山久美子、美園の漫画/岡田真理 他※多分初回だけ観て終わりそうだけど。

★「隣の男はよく食べる」美波はるこの漫画/川﨑いづみ 他※ありきたりの話を脚本とキャストでどう面白く見せてくれるのか?

★「ソロ活女子のススメ3」朝井麻由美のエッセイ/及川博則※只々楽しみたい。

★「日本統一 関東編」オリジナル/村田啓一郎※Vシネの人気シリーズの新作を遂に地上波で。もう怖い物見たさで。

(新枠)★「夫婦が壊れるとき」イギリスのドラマを韓国がリメイク、それを今回またリメイク/鹿目けい子 他※脚本次第かなあ。

「帰ってきたぞよ!コタローは一人暮らし」津村マミの漫画/衛藤凛※前回から2年後の続編。待ってました!楽しみ。

「月読くんの禁断お夜食」アサダニッキの漫画/松田裕子※「隣の男…」とは逆パターンで、料理上手男子が女性(トリンドル玲奈)に食べさせる話。これも脚本次第。

★印は24時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より) 

  • << 290 【2023春ドラマ】 「日本統一 関東編」初回視聴済み。 怖さとか重さは無くて軽妙な感じの作りになっているから、初めてでも観やすかった。但し彼らの状況や人間関係が全く分からないまま観てるから、結構ちんぷんかんぷんな所が有って、おまけに録音技術のせいなのか何なのか分からないけど、音量を上げても台詞が聞き取れない事が所々で有り、字幕なし放送だから結局分からないままという事で、これは観続けてもストレスになりそうだから初回だけで視聴を断念する。 (日テレ・枠名不明※初回はHuluの完全版から7分カットして地上波放送しているらしい)
  • << 299 【2023春ドラマ】 「ホスト相続しちゃいました」 初回視聴済み。 まあドラマとしては平均点の作りはしていたと思うけど、テーマやキャストに殆ど食指が動かなかったので(いいなと思ったのは三浦翔平の安定感位かな)、初回のみで視聴離脱する。 いい意味での化学反応が起きれば面白くなる可能性も残していると思うので、興味の有る方はどうぞという感じかな。 オリジナル作品 脚本=中村允俊 演出=日暮謙 (カンテレ、CX系・新枠→火ドラ☆イレブン)

No.267

>> 211 【2023冬ドラマ】〚簡単投稿〛 「今夜すきやきだよ」7話まで終了。 賃貸マンションに暮らしている以上、あいこ(蓮佛美沙子)が結… 【2023冬ドラマ】

「今夜すきやきだよ」全12話終了。

二人で話し合い別居婚を選択し、あいこ(蓮佛美沙子)と同じマンションに部屋を借りたゆき(鈴木仁)。あいこはともこ(トリンドル玲奈)と暮らす部屋と、ゆきの部屋を行ったり来たりで、ある意味いいとこ取りの理想の生活。
但しいつかは来る子供を持つかどうか問題、そして持つ場合は生活をどうするのか。

ゆきとのパートナーとしての関係が安定した時に、二人は子供を持ちたいと結論を出し、妊娠してから出産迄はドラマ的にはあっという間で、生まれてから夜泣きが落ち着く頃迄の大変さを具体的に描き、その間、ともこは仕事の合間を見て食事や子守のサポートをし、やっと落ち着いた時に二人はそれぞれに考えていた事を伝え合う。

あいこがゆきの部屋で子供と3人で暮らすのは自然の成り行きで予想出来たけど、ともこがあいこの部屋を借り直す事にしたのはちょっと意外だった。一人で住むには広過ぎるから。
でもあいこのお陰で貯金も出来て、絵本作家大賞も取れて仕事も順調となれば、今の自分に導いてくれたこの環境を手放す事は考えられなかったのかもしれない。
あいことの交流は続くし、娘のみゆの成長に関わる事は、きっと絵本作家としての糧になるだろう。

肩肘張らずに“常識に囚われないこと”を描いている所が良かったな。

脚本=山西竜矢 演出=太田良

No.268

>> 262 【2023春ドラマ①】※40分以上の放送枠のドラマ(月曜から曜日順)タイトル/主演 ○全話視聴予定 △初回を観て判断 ✕観ない 「風… 【2023春ドラマ①】※40分以上の放送枠のドラマ タイトル/主演
○全話視聴予定 △初回を観て判断 ✕観ない

★「シガテラ」醍醐虎汰朗 ✕
  ↓
★「シガテラ」醍醐虎汰朗 △
に訂正

タイトル/原作/脚本家※ちょっと一言。
★「シガテラ」古谷実の漫画/政池洋佑※原作漫画のあらすじを読んだ感じだと見続けられるか分からないけど、“吉田学生”の醍醐くんと関水渚がどう演じるのかには興味が有るので。

★印は24時以の深夜ドラマ

  • << 278 【2023春ドラマ】 「シガテラ」初回視聴済み。 やはり漫画のあらすじを読んだ時に感じた懸念が正しかった様で、自分の感性には合わないドラマだった。 初回のみで視聴離脱するので、これ以上の感想は書かない。 (TX・ドラマ24枠)

No.269

>> 263 【2023春ドラマ②】※40分未満の放送枠のドラマ(月曜深夜から曜日順)タイトル/主演 ○全話視聴予定 △初回を観て判断 ✕観ない  … 【2023春ドラマ②】※40分未満の放送枠のドラマ タイトル/主演
○全話視聴予定 △初回を観て判断 ✕観ない 

〚追加作品〛
★「クライムファミリー」本郷奏多 △
(関東ローカル・30分×全4話)


タイトル/原作/脚本家※ちょっと一言。

★「クライムファミリー」オリジナル/伊藤優、北浦勝大※フジテレビヤングシナリオ大賞の佳作受賞者の二人が書いたドラマ。


★印は24時以降に放送開始の深夜ドラマ
(関東の番組表より) 

No.270

>> 261 【2023冬ドラマ】 「罠の戦争」10話まで終了。 鷲津は総理の要求に応えるべく、せっかく鶴巻の弱味を見付け“黒い5億円”の証拠… 【2023冬ドラマ】

「罠の戦争」全11話終了。

権力に取り憑かれてしまった鷲津を正気に戻したのは、妻からの三行半と息子の自分を責めてしまう言葉。
元はと言えば隠蔽は許さない、息子をあんな目に遇わせた犯人を突き止めて罪を償わせる、というのが鷲津の目的だった為、鴨井の息子が犯人で隠蔽の指示を出したのは鶴巻と分かり、息子の意識も戻った時点で目的は達した訳で、そこから急激な上昇志向に取り憑かれてしまった一番の原因は、議員として法制化したい事が有って立候補した訳じゃないからなのかなと思う。だから“議員としての力”を得る事だけが目的になってしまった。

その点、元妻の雛田可南子には、望まない妊娠をしてしまった女性の選択肢を増やす為に、経口中絶薬の使用を法律で認可させたいという信念が有るので、鷲津よりは政治家に向いているのではないかなと思う。
でも鷲津の後釜に元妻が同じ与党の公認候補として立って当選するって設定は、ちょっと甘過ぎなのでは?(弱者や第一次産業重視の政策を掲げ、大地の党と共闘したらしいけど)“鷲”から“雛”に戻るのは洒落てたね。
可南子が言った「誰かが変えてくれるのを待ってるだけじゃ変わらない」というのは、作者から日本国民へのメッセージなんだろうね。

全編通してダレなかったし、ずっと面白かったし、配役もそれぞれハマっていて素晴らしかった。

脚本=後藤法子 演出=三宅喜重

No.271

「2023冬ドラマのまとめ①」

1位「大奥」(NHK)
原作の世間の評価が高い事を踏まえても、脚色の巧みさと悉くハマっていた配役の上手さで、十分に楽しませてくれた。NHKの底力を見せて貰った感じ。

2位「罠の戦争」(関テレ)
これも脚本と役者の総合力の勝利。全11話で全くダレる事が無く、ずっと集中して観る事が出来た。

3位「100万回言えばよかった」(TBS)
若干引き延ばしに感じてしまった部分も有ったが、全体としてはファンタジーを纏った人間ドラマとして良く出来ていたと思う。

【他にハマったドラマ】
「ブラッシュアップライフ」(日テレ)
「大病院占拠」(日テレ)

【今期の演技MIP】
「大奥」の堀田真由と福士蒼汰。
二人があんなに役にハマるとは思っていなかったので、家光の死で出番が終わった時は結構な喪失感が有った。

※今期は「リバーサルオーケストラ」「すきすきワンワン!」も含めて、バラエティーに富んだ企画のドラマが揃った日テレが、頑張ったなという印象。

No.272

「2023冬ドラマのまとめ②」
~3位迄に入らなかったドラマの一言感想~

「女神(テミス)の教室」(フジテレビ)
全話を観ると伝えたかった事は分かるのだが、法科大学院という舞台と人物の設定、全体の構成が悉くズレていたのが残念だった。

「星降る夜に」(テレビ朝日)
2話目からは面白かったのにねえ。私は伴の設定がダメだったので…。

「リバーサルオーケストラ」(日テレ)
企画も役者も良かったのに、本宮と市長がなあ。勿体無かった。

「警視庁アウトサイダー」(テレビ朝日)
えっ!?て言うながしつこくて萎えた。

「忍者に結婚は難しい」(フジテレビ)
後半は面白かったので、完全に前半モタモタさせた構成の失敗。

「リエゾン」(テレビ朝日)
志保が落ち着いた後半は良くなった印象。大人の発達障害の描き方は難しいのかな。

「大病院占拠」(日テレ)
久々にハマったトンチキドラマ。SNSを上手く利用して、ドラマの視聴に繋げていたのが印象的。

「Get Ready!」(TBS)
主人公の設定がブレブレなのと、当初の堤演出がスベっていたのが勿体無かった。

「ブラッシュアップライフ」(日テレ)
中盤で若干ダレたのが勿体無かったけど、地元愛、友達愛で笑って泣けて、とにかく脚本が素晴らしかった。

「探偵ロマンス」(NHK)
題材自体に興味が湧かなかったので、あまり印象には残らなかった。

No.273

>> 272 「冬ドラマのまとめ②」の続き

「インフォーマ」(関テレ)←全話Tverで視聴
波は有ったけど面白く視聴。あの内容だとMXでの放送は無理だな。

「今夜すきやきだよ」(テレ東)
飯テロは少しだけで、ドラマとして良く出来ていた。“その後”も観てみたいな。

「すきすきワンワン!」(日テレ)
いいドラマだった。最後、天は炬太郎の自立の為に身を引いたんじゃないかなあ。

「ヒヤマケンタロウの妊娠」(テレ東)
前半は凄く面白かったんだけど、後半は何か違うなって。

「花嫁未満完結編」(テレ東)
予想通り面白くは無かったが、話数が短いので完走した。

「ハマる男に蹴りたい女」(テレビ朝日)
途中から段々面白くなった。関水渚は確実に役者として成長してる。

「6秒間の軌跡」(テレビ朝日)
脚本が良くて役者が上手いと、二人の掛け合いだけでも十分楽しめるなと。

「東京の雪男」(Eテレ)
変化球的ドラマだったけど面白くて楽しめた。Eテレだから放送を知らなかった人もいたかもね。

※冬ドラマは以上の18本+上位3本の計21本を全話視聴した。
そこそこ視聴離脱もしたけど、GP帯ドラマの途中離脱は2本だけだったので、まあまあのシーズンだったのかな。

春からは新枠が3つも増えるので、離脱の判断を早目にする事になるかも。

No.274

【2023春ドラマ】

「私がヒモを飼うなんて」(TBSスパークル・製作委員会)脚本=岡田真理 他 出演=井桁弘恵、一ノ瀬颯、西垣匠、志田こはく、三原羽衣、猪塚健太、トリンドル玲奈 他

原作/本山久美子、作画/美園の漫画原作。《ドラマストリーム・30分枠》(全話数不明)

映像のトーンとか画角の雰囲気とかが、「階段下のゴッホ」に似ているなと思ったら、演出家が同じ人だった。

この枠は若い女性向けに作られたので、掴み所の無い美形の猫系男子(一ノ瀬颯)と、好きな女性には一途で優しそうな犬系男子(西垣匠)を用意して、どっちがいいか楽しめる様にはなっている。

そして仕事に恋に悩めるヒロインには、若い女性の好感度が高い井桁弘恵、ヒロインを採用する社長兼デザイナーで謎めいた女性には、深夜ドラマの女王になりつつあるトリンドル玲奈と、ポイントは押さえた配役になっているので、後は脚本家でもある本山久美子が書いた原作の内容次第かな(勿論ドラマを書いた脚本家の腕にもよるけど)。

取り敢えず次も観てみようかなという気にはさせてくれたけど、話の方向次第では次で離脱も有りかも。

脚本=岡田真理 演出=小牧桜

No.275

【朝ドラ】

「舞いあがれ!」第125話。

いやあ飛んだねえ、何がって時間が(笑)
今日を含めて残り2話なのに、冒頭はまだ2020年、貴司は何とか帰国して、7月には士気が上がるABIKILUの描写と、丁寧なのはいいけどどう考えても時間が足りないじゃんと思っていたら、貴司のナレでいきなり2026年の未来に飛んだ!

舞が考えた「かささぎ」はもう認可が降りて、来年1月には五島で正式な運航が始まるって、トントン拍子にも程があるわ(笑)

それも有るけど気になったのは、昨日の2020年に「五島に帰りたか」って、あれ程ホームシックに掛かっていたばんばを、6年以上も東大阪に留め置いた(←言い方!)のか〜いって事。どういうケアをしたのか知りたかったな。

コロナ禍という不測の事態が有ったからか、章への完全引き継ぎに6年も要しためぐみだが、「かささぎ」の運航と合わせる様に五島へのUターンを決め会社で挨拶。
久し振りに観たIWAKURAの面々。私は見逃さなかった、山田の左薬指の指輪を。後でクレジットを見返したら、山田の役名が藤沢紗江に変わっており、右隣には藤沢哲の役名が(笑)その下が裏夫妻の役名なので、これは藤沢が山田に捕まったという事でいいのよね(笑)

明日は舞がパイロットで「かささぎ」の初フライト。柏木他大勢も「ノーサイド」で見守るよ。久留美パパが抱いてるのは孫娘なのかな。←えっ、そこ?

No.276

【朝ドラ】

「らんまん」(第一週)5話まで終了。

高知ネイティブ広末涼子、まさかの第一週であの世に旅立ってしまうとは…。
そしてとっても演技が達者で可愛いチビ万太郎役の森優理斗くんも、予告だと今週限りっぽくて残念だなあ。
昨日今日と、チビ万太郎の母を想う健気さと、子供達を残して逝かなければならない、病弱な母親の無念さにボロボロに泣かされて、ドラマとしてどうのこうのよりも、森くん、広末さん、そして威厳の中にも優しさが垣間見える祖母役の松坂慶子さん、御三方のお芝居にすっかりやられてしまった第一週だった。

掴みはOKだったけど、ずっと視聴し続けるかはまだ分からないかな。
春ドラマが次々にスタートするので、観たとしても朝ドラの感想は今回のみという事で。

No.277

>> 262 【2023春ドラマ①】※40分以上の放送枠のドラマ(月曜から曜日順)タイトル/主演 ○全話視聴予定 △初回を観て判断 ✕観ない 「風… 【2023春ドラマ①】※40分以上の放送枠のドラマ タイトル/主演
○全話視聴予定 △初回を観て判断 ✕観ない

〚初回放送日、5月6日に確定した為追加〛
「正義の天秤 season2」亀梨和也 ○


タイトル/原作/脚本家※ちょっと一言。

「正義の天秤 season2」大門剛明の小説/田辺満、井上季子
※前作にはそこまではハマらなかったのだが、今作はルーム1の群像劇の色合いが濃くなる様なので、そこに期待している。
(全5話)

  • << 336 【2023春ドラマ】 「正義の天秤 season2」初回視聴済み。 大門剛明の小説原作 脚本=田辺満 演出=片岡敬司 前作の初回は亀梨がやたらスーパーボールを事務所で投げていたけど、今回は全く必要性の感じられないパルクールもどきかあ…。 全編見終わって“ああ、こんな感じのドラマだったなあ”って思い出したけど、久美子(大島優子)が襲われた事件の真相に迫るという芯が無くなったら、何か“腑抜けドラマ”にしか見えなくなってしまって…。 なので初回のみで視聴離脱する。 (NHK・土曜ドラマ枠)

No.278

>> 268 【2023春ドラマ①】※40分以上の放送枠のドラマ タイトル/主演 ○全話視聴予定 △初回を観て判断 ✕観ない ★「シガテラ」醍醐虎… 【2023春ドラマ】

「シガテラ」初回視聴済み。

やはり漫画のあらすじを読んだ時に感じた懸念が正しかった様で、自分の感性には合わないドラマだった。
初回のみで視聴離脱するので、これ以上の感想は書かない。

(TX・ドラマ24枠)

No.279

【2023春ドラマ】

「夫婦が壊れるとき」(NTV)脚本=鹿目けい子 他 出演=稲森いずみ、吉沢悠、優希美青、内田朝陽、安藤聖、内田滋、結城モエ、犬飼貴丈、松本留美、半海一晃、矢島健一、七瀬なつみ、長谷川初範 他

英BBCドラマのリメイク。《新枠/金曜ドラマDEEP・29分枠》(全話数不明)

クリニックの副院長で内科医の真壁陽子(稲森)。売れない監督で映像制作会社社長でもある夫の昂太(吉沢)とは仲が良く、愛し合っていると思っていたのだが、出掛けに「まだ寒いから」と夫が巻いてくれた青いマフラーに、自分の物では無い長い髪の毛が一本付着している事に気付いた途端に一気に夫の浮気を疑い出し、自分や夫の周辺人物の何気ない言葉や持ち物、行動が気になり、この人では?と疑心暗鬼に陥ってしまう陽子の姿が描かれた初回。

夫は毎日遅かったのは母の見舞いに来ていたと話し妻も信じるのだが、その後義母の入院先の医師で恩師の大庭(長谷川)に挨拶をした陽子に、大庭は「久し振りに昂太くんが来て、お母さんも嬉しそう」と話し、昂太の嘘は即バレ!という展開だった。

ちょっと気になったのは、この夫婦は陽子が子連れで再婚したのかなと思う位、ラブラブな雰囲気(息子の側でキスとか)が出ていて、その分、陽子の嫉妬や夫への執着が激し目な事。日本人の夫婦に落とし込むと少し違和感が有るかな。

脚本=鹿目けい子 演出=大塚恭司

  • << 291 【2023春ドラマ】 「夫婦が壊れるとき」2話まで終了。 初回を観た時も、主人公が夫の浮気を疑い出したら、意識がその事に行き過ぎているのが結構気になっていたのだけど、今回は益々意識がそっちへ“全集中”していて、彼女の年齢とか医師という仕事をしている事を考えると、観ていて“それは無いわ”と思ってしまい、ドラマに集中出来なくなってしまった。 なので今回で視聴離脱する。 脚本=鹿目けい子 演出=大塚恭司

No.280

【2023春ドラマ】

「グランマの憂鬱」(東海テレビ・FCC)脚本=森脇京子 他 出演=萬田久子、足立梨花、加藤柚凪、鷲尾真知子、竹内都子、駒塚由衣、(金子昇)、(神尾佑)、モト冬樹 他※()内は初回未出演

高口里純の漫画原作。《土ドラ・55分枠》(全8話予定)

百目鬼村の総領の百目鬼ミキ(萬田)が、村人の問題や対立等を一刀両断に裁いて行く話で、この枠で放送をしていた「最高のオバハン中島ハルコ」を想起させるが、あれよりは話が単純明快で、舞台が山に囲まれた長閑な村で、横浜から移住して来たミキの息子の嫁(由真=足立)と孫(亜子=加藤)が同居を始めたばかりという設定で、ミキにくっついて散歩をする亜子が、自然の姿や会話を通して様々な事を教えて貰い、心が豊かになって行く様子も描かれているので、初回を観た限りでは観やすいし、私はこっちの作風の方が好きだな。

萬田さんは亜子からグランマと呼ばれ始めるので、それにはピッタリなのだが、総領の迫力とか威厳となるとどうかな、ちょっと物足りないかな(声が細いのよね)。
“安心の柚凪ちゃん”は何の問題も無しで可愛いし、風景と相まって癒やされるわあ。

仕事の区切りを付けたら後から戻って来る事になっているミキの息子のトオルは、結局最後迄出て来ず、相関図にも載っていないのでこのまま出ないパターンなのかな?

脚本=森脇京子 演出=岡野宏信

  • << 293 【2023春ドラマ】 「グランマの憂鬱」2話まで終了。 うーん、早くも脚本家が交代し構成が間延びしていて退屈だったな。 テンポが悪く話に集中出来ないから、そうなると萬田さんの演技の欠点(特に拙い台詞回し)が目立ってしまい、ハラハラして余計に話が入って来なくなるという悪循環。 亜子(柚凪ちゃん)が里山に抱かれて自然が大好きになり、草花や生き物の知識を増やして、子供らしさを残したまま心豊かに成長して行くという過程には惹かれるし、ずっと観ていたいのだが、もし今回の様な仕上がりが続く様なら視聴離脱してしまうかも。 脚本=阿久津朋子 演出=岡野宏信

No.281

【2023春ドラマ】

「だが、情熱はある」(NTV)脚本=今井太郎 出演=髙橋海人、森本慎太郎、戸塚純貴、(富田望生)、三宅弘城、池津祥子、ヒコロヒー、(藤井隆)、(坂井真紀)、白石加代子、光石研、薬師丸ひろ子 他※()内は初回未出演

オリジナル作品。《日曜ドラマ・55分枠》(全話数不明)

オードリー若林と南キャン山里の半生を、フィクションを織り交ぜながら描くらしい。
初回はTVプロデューサーの島(薬師丸)の紹介で二人が顔を合わせる所からそれぞれの過去に遡り、共に目立ちもせず心に屈折したものを抱えていた高校時代のエピソードが主に描かれた。

お笑いにはあまり興味が無いし、この二人の過去についても特に知りたいとも思わないので、脚本と演出が余程頑張ってくれないと見続けるのは厳しいかなと思いながら視聴したのだが、案の定というか途中迄はかなり退屈だった。
ただラストに、若林はクラスで一番面白い奴を決める投票のエピソード、山里は好きだった女子が彼氏とデート中の喫茶店の隣席で、親友相手にモテない自虐ネタを披露し、聞いていた彼女に「面白いのね」と言って貰えたエピソード、この二つを重ねた末に、それぞれが進路を芸人に定める所迄の展開は面白くて、取り敢えず次回への視聴意欲には繋がった。
髙橋、森本の努力は感じるけど、ジャニじゃ無い方が良かった様な気はする。

脚本=今井太郎 演出=狩山俊輔

No.282

【2023春ドラマ】

「風間公親-教場0-」(CX)脚本=君塚良一 出演=木村拓哉、赤楚衛二、(新垣結衣)、北村匠海、(白石麻衣)、(染谷将太)、堀田真由、濵田崇裕、結木滉星、小林薫、小日向文世 他※()内は初回未出演、北村匠海は今回は過去作映像のみ

長岡弘樹の小説原作。《月9・54分枠》(全話数不明)※初回は30分拡大

「教場」「教場Ⅱ」と同じ脚本家と演出家が作っているので、あの独特の雰囲気はそのまま残っていて、その意味では安心して観ていられたのだが、ただ何と言ったらいいのかな、作風とテーマ(題材)の親和性から言うと警察学校の方が高く、特に「教場」は“無理がない作り物”として秀逸だったと思っているのだが、新人刑事のOJTを担当する風間公親を描く今作は、当然ながら実際の事件も同時に描く訳で、そこに無理や過剰な不自然が有ると、どうしてもそちらに意識が引っ張られてしまい、風間公親を存在させる意義も薄れてしまう様な気がするのだ。

とはいえ、新人刑事を篩に掛けている最中にあの事件が起き、風間は右眼を失い、そこから今度は警察学校で新人警察官を篩に掛ける役回りに転じた訳で、そこ迄の流れは勿論知りたいし、通常枠になる次回からは事件も一つになるだろうから、中身も落ち着く事になると信じて観て行きたいと思う。

※事務員役の堀田真由の使い方が上手いね。

脚本=君塚良一 演出=中江功

  • << 294 【2023春ドラマ】 「風間公親-教場0-」2話まで終了。 【ブロンズの墓穴】 通常枠で事件が一つだけになったので、犯人側の動機に繋がる事情なども描かれて、分かりやすく観やすかった。 ただねぇ、犯行部分の“作り過ぎ”は変わらずで、どうしてもそこが引っ掛かってしまう。 犯人の佐柄(宮澤エマ)は、遺体を隠す車のトランクに事前にブルーシートを敷いて証拠を残さない様にし、アリバイ工作もして捕まらない努力をしているのに、深夜に校庭で火の玉も飛ぶし音もする溶接作業をする事には何の疑問も危機感も持たないのか、どういう精神構造をしているのかと思ってしまうのだ。 風間は、犯人と被害者が揉み合った場合の足跡の特徴と、被害者の額に有った謎の打撲痕から、犯行場所は別と容易に割り出しており、溶接技術を駆使した秘策は、犯人に辿り着く理由の一つにはなるけどそれはマストではなく、ただ普通の犯行にはしたくなかっただけにしか見えなかった。 あといつもツルンでいて、仕事をしている様には見えない二人の若手刑事よりは、教場の新人の方が優秀に見えてしまうのはいいのだろうか。 赤楚くんの教場は今回で終わって、次回からは目玉キャストのガッキーが登場する。 風間は十分キャラは立っているのだから、普通の犯罪のどこに目を付けるのかを叩き込む、そういうのでいいんだけどな。 脚本=君塚良一 演出=中江功

No.283

【2023春ドラマ】

「かしましめし」(TX.ホリプロ.製作委員会)脚本=玉田真也、今西祐子 出演=前田敦子、成海璃子、塩野瑛久、(倉悠貴)、(若林拓也)、(工藤綾乃)、渡部篤郎 他※()内は初回未出演

おかざき真里の漫画原作。《ドラマプレミア23・49分枠》(全話数不明)

(私が)完走出来ないドラマの原作を連発して居座っていた“主”の秋元康がやっと居なくなり、漫画原作のドラマになったと思ったら、その主演が秋元康が発掘して育てた前田敦子というね(笑)
でもあっちゃんは、ちょっと病んでてまだ完全には立ち直れていない千春という主人公を、凄く繊細に演じていて存在感も有り、中々良かったと思う。

テレ東というと“ひとり飯”“ふたり飯”ドラマが得意だけど、これは美大の同期3人が、同じく同期だったトミオ(千春の元彼で英治の元彼でも有ったという今時の設定)を自死で亡くし、その葬儀で再会、そこから千春の自宅での“友達3人飯”が始まり、そのあまりの居心地の良さに、他の二人も千春の家に引っ越して来てしまうという流れで、分類としては「今夜すきやきだよ」に若干似ているかなという感じ、今のところは。

千春は心が折れて退職してしまったけど、ナカムラ(成海)、英治(塩野)の二人も職場には問題有りみたいで、シビアな話も出て来そう。

※包まない餃子、楽しそう!

脚本=玉田真也 演出=松本佳奈

No.284

【2023春ドラマ】

「それってパクリじゃないですか?」(NTV)脚本=丑尾健太郎、畑良太 出演=芳根京子、重岡大毅、渡辺大知、福地桃子、朝倉あき、高橋努、相島一之、赤井英和、野間口徹、ともさかりえ、田辺誠一、常盤貴子 他

奥乃桜子の小説原作。《水曜ドラマ・60分枠》(全話数不明)

特許の事は「下町ロケット」で扱っていたし、他のドラマでも観た事が有るから先願主義の事は知っていたけど、冒認出願という言葉は初めて聞いて、その為に本人は否定しているのに「アイディアを話してしまったと証言する様に」と強要する弁理士って有りなのかと、そこはちょっと疑問に思ったけど、一般人が知らない知財管理の事を分かりやすくドラマに組み込んでいて、楽しめる内容だった。
ただ一点だけ、営業社員の松尾(高橋)がそこそこの年齢なのに、“知財”というワードさえ知らない設定というのは不自然過ぎたなと。

オドオドしてはっきりしない主人公の亜季(芳根=表現が上手い)、怪しげな態度でやっぱり亜季から情報を取ったのかと思わせた大学同期の青木と、散々煽っておいてからのまさかの社長(笑)って流れが面白過ぎた。
自社CMに出てるとか承認欲求が強そうな二代目社長で、赤井英和が演じているから変な説得力が出ちゃってて(笑)

知財部が発足して稼働する次回からが本当の始まりかな。

脚本=丑尾健太郎 演出=中嶋悟

  • << 300 【2023春ドラマ】 「それってパクリじゃないですか?」2話まで終了。 今回のテーマは【商標の類否】で、そっくりなパッケージデザインにパロった商品名は許されるのか、という話だった。 月夜野ドリンク起死回生の主力商品“緑のお茶屋さん”を真似された、地方の小企業が作ったお菓子の“緑のおチアイさん”、これは許されるのか。社長は激怒して訴訟を指示するが…。 話としては“白い恋人訴訟”の実例も組み込んで、素人にも分かりやすく丁寧に作られていて、有名企業の月夜野が、地元の救世主と慕われている小企業相手に訴訟を起こす事のイメージダウン等も考慮して、パロディ商品は生産中止、その代わりに落合製菓には“緑のお茶屋さん”の菓子をOEM製造して貰うという落とし所も納得の行く内容だった。 ただねえ、あくまでも感情は排除して法律に依拠する北脇(重岡)と、その都度の事象を受けた感情に左右されてしまいがちな藤崎(芳根)の対比や攻防が冗長気味で、面白味に欠けるから、そこで集中力が途切れてしまうのよね。 初回は“社長自爆”が面白くて目立たなかったこのドラマの問題点が、一気に表に出て来てしまった感じと言ったらいいのかな。 確かに勉強にはなるけど、ドラマとして楽しめるのかと言ったら…主役二人のキャラが今のままではちよっとキツいかな。 脚本=丑尾健太郎 演出=中嶋悟

No.285

【2023春ドラマ】

「わたしのお嫁くん」(CX)脚本=橋本夏 出演=波瑠、高杉真宙、前田拳太郎、仁村紗和、ヒコロヒー、伊藤正之、佐伯大地、竹財輝之助、古川雄大、宇梶剛士、富田靖子、(中村蒼) 他※()内は初回は未出演

柴なつみの漫画原作。《水10・54分枠》(全話数不明)初回は15分拡大

バリキャリで仕事ではピシッとしているけど、帰宅すると汚部屋でズボラな生活をする速見(波瑠)、たまたま実態を知ってしまった会社の後輩で、“家事力最強男子”の山本(高杉)が、両親が訪ねて来る速見からのSOSで一晩で整理整頓、料理も得意な山本はそこから食事も作りに来る様になり、速見の「世間が求めるいいお嫁さんって、山本君みたいな人の事を言うんだなって」の一言に、「いいですよ嫁に来ても、貰って下さい!」「えっ?」
で、1週間後には同居する事にっていう、根っこの所は殆ど「わたナギ」で既視感が。
まあ絵面だけで言えば高杉くんの“満面のニコッ”の方が強いに決まってるけど、ドラマの相手役の設定としては、プロフェッショナルな安心感とミステリアスな部分も残していたナギサさんの方が強いし上手いかなと。

バリキャリで性格も申し分無しだと、家事も完璧でいい嫁になると思い込み、それを口にする男が多数の職場って、いつの時代よ(苦笑)
取り敢えず次回も観てみるけど。

脚本=橋本夏 演出=紙谷楓

  • << 301 【2023春ドラマ】 「わたしのお嫁くん」2話まで終了。 蓮見(波瑠)は部下の山本(真宙)を“嫁”にする事はパワハラになるのではと潜在的には思っていたらしく、変な夢を見てしまい無かった事にしようとするが、山本に「お試しルームシェアをしましょう」と言われて押し切られてしまう。(否定したら真宙に泣き真似されて落ちてしまうw) お試し同居は蓮見にとってはメリットだらけ(食事や居住環境の飛躍的な向上)なのだが、山本には全くメリットが無い事に気付いた蓮見が聞くと、実家を出ようと思っているので、二人で暮らせば経済的に助かると誤魔化す山本。 山本は蓮見が好きで、正攻法では多分無理だから、同居している内に何とか男として見て貰いたい、恋愛対象に入れて貰いたいという切なる想い(まあ下心だけど想いは真剣)を秘めての行動なのだが、蓮見はそんな事は夢にも思っていないから、メリットでしか考えられない、そこが隔靴掻痒だけど面白い。 紆余曲折の末に同居を決めた二人は広めの新居にお引越し。早々に片付けられない速見のせいで、速見の部屋に閉じ込められてしまった二人。 「あっ、山本くんには指一本触れないから」w。蓮見をベッドに組み伏せ「そっちが大丈夫でも、俺は朝まで“嫁”で居られるか分かりません」何、この逆転劇www とにかく真宙が可愛くて癒やされる! 脚本=橋本夏 演出=紙谷楓

No.286

【2023春ドラマ】

「隣の男はよく食べる」(TX.FCC.製作委員会)脚本=川﨑いづみ、的場友見 出演=倉科カナ、菊池風磨、山田真歩、(高橋光臣)、(市川由衣) 他※()内は初回未出演

美波はるこの漫画原作。《ドラマParavi・30分枠》(全話数不明)

大河内麻紀(倉科)が帰宅すると鍵が無い。明日から台湾出張なのでパスポートが必要で部屋に入りたい。鍵屋に電話するもバッテリー切れでOFFに。そこに隣の男(本宮蒼太=菊池)が帰宅。思わず叫んだ「バルコニー貸して下さい!」
応じた男は「そもそも窓開いてるんですか?」「閉めるの忘れがちなんで…」
で、開いていたから無事入れて、後日お礼として台湾みやげと手作り料理を渡して、美味しかったと空容器を返してくれて、嬉しくなってまた料理を作り…と交流が始まり、ある日、一緒に飲みませんか?とお酒を持って来た蒼太を部屋に入れてしまう麻紀。(←男を家に入れたのは10年振りなのだとか)会話から彼は10歳下だと分かる。

つまみを作る麻紀をいきなりバックハグする蒼太。向き合い見詰められると耐えられずに腰砕けになってしまう麻紀。

窓は閉めるの忘れがちな緩さで、美味しい手作り料理をせっせと作って持って来てくれる綺麗なお姉さん、これは行けると男なら思うよね。

※よく食べるシーンが全く無いのにはワロタ

脚本=川﨑いづみ 演出=井樫彩

  • << 421 【2023春ドラマ】 「隣の男はよく食べる」全12話終了。 初回は食べるシーンが無かったのだが、その後は料理を作るシーンに二人で食べるシーンと、それなりに出て来てタイトル詐欺ではなかったけど、それよりもびっくりしたのはキスシーンにベッドシーンと、いわゆるイチャコラシーンの多い事で、そこでやっとこれは飯テロドラマではなくて年の差男女の恋愛ドラマなのだと気付いた次第。 10才差で男が25才だと、年上の女としてはああいう心配や悩みは常に持つだろうし、そこまでは気が回らない若い男にとっては“何なんだよめんどくさいな”という苛立ちの様な感情も過ぎってしまうのだろう。 年齢的に釣り合いそうな男と女をそれぞれの近くに登場させて、相手の気持ちを混乱させて、別れようからのやっぱりお互いが好きに収まるというのは、こういう物語の常套手段で“まあそうだよね”としか思えなかったけど、総体としては可もなく不可もなしといった所かな。 倉科カナと菊池風磨の組み合わせが意外だったけど、風磨くんが頑張って倉科カナに釣り合う様な雰囲気を作っていたので、その分はプラス評価。 脚本=川﨑いづみ 演出=井樫彩

No.287

【2023春ドラマ】

「ケイジトケンジ、時々ハンジ」(EX)脚本=福田靖 出演=桐谷健太、比嘉愛未、磯村勇斗、中村アン、岡崎紗絵、長井短、古田新太、峯村リエ、奥貫薫、吉瀬美智子、北村有起哉 他

オリジナル作品の続編。《木曜ドラマ・54分枠》(全話数不明)初回は6分拡大

“アイツ”がやらかしてくれたせいで、不当に捻じ曲げられてしまった前作から3年、桐谷健太の初主演にミソを付けてしまった罪滅ぼしなのか、今度は彼を単独主演に据え、“アイツ”の後任には真逆のタイプで演技派の北村有起哉、時々ハンジには吉瀬美智子と、“若くない人”を起用して安全確保を図った感じだ。

でも北村さんが演じる二階堂検事のキャラが中々立っていて、美しいみなみ(比嘉)に直ぐに一目惚れしながら、それを必死に隠す純情さを見せたかと思えば、犯人(大橋和也)が隠し通していた真相に真っ先に気付き、過去の経験から来る“引き出しの多さ”も感じさせてくれて、只単純に仲井戸(桐谷)と対立する役回りににはしていない所に期待が持てそう。北村さんは上手いから、あんなヨレヨレの見た目でも、時々キリッとするとセクシーに見えるのよね。(←ずっと独身と言っていたけど、ハンジの諸星の事を独り言で美沙子呼びしていたから、もしかして元夫婦?)

桐谷の適度な“アイツ”イジりが、前作を観ていた人へのサービスで👍

脚本=福田靖 演出=本田圭太

  • << 302 【2023春ドラマ】 「ケイジトケンジ、時々ハンジ」2話まで終了。 証拠が揃い過ぎている犯罪は不自然、“替え玉を疑え!”な事件。 替え玉・田中役の橋本じゅんは上手いし佇まいが地味だから、事務所の稼ぎ頭を守る為に駆り出された売れない役者・田中を、ごく自然に見える様に演じていて、序盤の展開に説得力を与えていたと思う。 スターが彼女絡みで相手の人気俳優を暴行、事務所の社長に泣き付いて、社長が田中を呼び出して替え玉を五千万で依頼、田中は社長に恩が有るので引き受け、そこから工作を始める訳だけど、犯行は近くの防犯カメラに残っていて、その時間とのタイムラグはどうなっていたのか、あと田中が「あのタクシーを追いかけて」と運転手に指示した“あのタクシー”は現場近く迄行ったのだが、そっちも被害者の替え玉を使ったのだとして、その人は短時間でどこから調達した? 新キャラの中村アンの矢部検事は、功名心が強くガツガツしている割にはポンコツで、若干主人公の仲井戸とキャラ被りしちゃってるな。北村有起哉だけだと地味だから、華やかさを出す為のキャスティングなのかもだけど、このキャラだと逆に必要ないかもね。女性陣はみなみ(比嘉愛未)と吉瀬美智子の諸星判事だけで十分だと思うけど。 脚本=福田靖 演出=本田圭太

No.288

【2023春ドラマ】

「あなたがしてくれなくても」(CX)脚本=市川貴之 他 出演=奈緒、岩田剛典、田中みな実、さとうほなみ、武田玲奈、宇野祥平、(MEGUMI)、(大塚寧々)、永山瑛太 他※()内は初回は未出演

ハルノ晴の漫画原作。《木曜劇場・54分枠》(全話数不明)初回は15分拡大

うーん、奈緒演じる吉野みちと陽一(瑛太)夫婦は結婚して5年、レスになって2年という設定なんだけど、2年が経ち、みちの色々な事が混ざり合った不満がマックスに達した状態からドラマが始まっているので、みちの思考がずっと“その事”を中心にグルグル回っているだけに見えて、これをずっと見せられるのは辛いかなとも思える。

5年前の二人の“そのシーン”での瑛太のエロさとか、みちがコピーをしている時のパラパラ漫画演出とか、おっ!と思えるシーンや、遠回しに孫を望む義母に、みちが心の中で言う「おたくの息子さんの役立たずのムスコさんに言ってくださいよ」みたいな笑えるシーンも有るには有るんだけど、
全体的にはずっと暗いし、何より陽一も、もう一組のレス夫婦の妻・楓(田中)も、今のところ只の自己チュー人間にしか描かれていないので、そこもイマイチこのドラマに乗れない要因なのかなあと。

まあ暫くは様子見してみるけど。

脚本=市川貴之、黒田狭 脚本協力=おかざきさとこ 演出=西谷弘

  • << 303 【2023春ドラマ】 「あなたがしてくれなくても」2話まで終了。 今回は前回の出来事も含めて、新名誠の立場から見た事象と心象を、誠役の岩田剛典のモノローグで伝える所から始まり、みちの意識もほぼほぼ“自分達のレス”に有った初回よりは、誠の事が色々な意味で気になり出して意識が分散し始めたので、だいぶ観やすくはなって来た。 今回は新名夫妻の生活にスポットが当てられたのだが、一番思ったのは出版社(の編集部)って本当にあんなにブラックなのかって事。副編集長って立場は、確かにある意味一番忙しいのかもとは想像出来るが、それにしても酷過ぎないか?(能力の無い部下の吹き溜まりの様な編集部…なの?) 諸悪の根源は異常な多忙に有るにしても、気を使い過ぎる誠に(多分責められている様に感じて)苛々するにしても、あんな風に攻撃的な言葉を口にする楓って、やはり性格的に問題有りだと思うし、もしかして部屋が常に綺麗というメリットと、“仕事と家庭を両立している私”という肩書の為に楓は離婚しないのかとさえ思ってしまう。 “妻だけED”疑惑の陽一は、三上とキスをしてしまった罪滅ぼしからか、スーパーで花を買って帰宅し、喜ぶみちをベッドに押し倒すけど…、疑惑が晴れるのかどうかは次回にて。 それよりも傷付いている誠がみちにTELした事の方が気になる。 脚本=市川貴之、黒田狭 脚本協力=おかざきさとこ 演出=西谷弘

No.289

【2023春ドラマ】

「勝利の法廷式」(ytv)脚本=小谷暢亮 他 出演=志田未来、風間俊介、髙橋優斗、北乃きい、カトウシンスケ、市川知宏、入来茉里、遊井亮子、升毅 他

オリジナル作品。《木曜ドラマ・55分枠》(全話数不明)

プロットが面白そうで演じるのが志田未来と風間俊介だから、かなり期待していたのだが、ずっと重くて暗くて、ぶっ飛んでるのは“脚本家が書いた台本通りに法廷で弁護士が喋る”という部分だけで、後は裁判の案件も関係者の人物像も想定の範囲内、まあ、だからこそ脚本家の台本通りに裁判が進行するとも言えるのだが。

最後の方で示された映像から想像するに、以前に脚本家・黒沢仁(風間)の大切な人?が殺されて、その捕まっていない犯人と、弁護士・神楽蘭(志田)の親友で無実を主張しながらも夫殺しの犯人とされ、服役中の花(北乃)の件に繋がりが有って(犯人が同一犯とか、花自身が本当は犯人とか)、それを探る為に黒沢が蘭を担ぎ出し利用している様な感じがして、もしそうなら仕掛けは仰々しいけど、黒沢の動機は有りがちなパターンになりそうで、これで話が広がるのかちょっと心配。
これも暫くは様子見してみるけど。

※北乃きいの肥大化が止まらず、最初マジでこれって本当に北乃きい?って半信半疑だった。

脚本=小谷暢亮 演出=宝来忠昭

  • << 304 【2023春ドラマ】 「勝利の法廷式」2話まで終了。 【正体】 蒼の大学同級生(って事は法学部?)で、フードデリバリーの配達員の速水(泉澤祐希)は、配達先の妻、池上結衣(生駒里奈)のストーカーなのか、それとも夫からDVを受けているのに気付き守ってあげたいだけだったのか、で始まった話は、結衣はリモートで友人にDVサインを送った事も有るのにDVを否定、速水は昔アイドルをしていた結衣の追っかけだった事が暴露され、ストーカー説が優勢になるのだが。 結衣の弁護士が流川事務所に替わり、近隣住民からDV証言等が出ない様に手を回した疑惑に関しては、只の一軒も反発する家が出ない様にするにはどういう手を使ったのか、そこは知りたかった。 まあそれでも蘭の押しに屈した一軒の防犯カメラの映像から、実は結衣はDVの辛さから逃れる為に、一人だけ玄関に入れているフードデリバリー配達員から覚醒剤を購入していた事が発覚という流れで、次々に“正体”が変化し明かされて行く展開は面白かった。 ラストにぶち込まれた“殺された花の夫・蓮の正体は連続殺人犯だった”は、えっ?それ本当?って思ってしまった(これで確定は早過ぎるから)。真犯人は別に居て、蓮を犯人に仕立て上げて安全圏に逃げようとしたのではないかなと。 そうなると花は候補から外されるかな。 脚本=本田隆朗 演出=宝来忠昭

No.290

>> 266 【2023春ドラマ】※40分未満の放送枠のドラマ 原作/脚本家※ちょっと一言。 (新枠)「ホスト相続しちゃいました」オリジナル/中村允… 【2023春ドラマ】

「日本統一 関東編」初回視聴済み。

怖さとか重さは無くて軽妙な感じの作りになっているから、初めてでも観やすかった。但し彼らの状況や人間関係が全く分からないまま観てるから、結構ちんぷんかんぷんな所が有って、おまけに録音技術のせいなのか何なのか分からないけど、音量を上げても台詞が聞き取れない事が所々で有り、字幕なし放送だから結局分からないままという事で、これは観続けてもストレスになりそうだから初回だけで視聴を断念する。

(日テレ・枠名不明※初回はHuluの完全版から7分カットして地上波放送しているらしい)

No.291

>> 279 【2023春ドラマ】 「夫婦が壊れるとき」(NTV)脚本=鹿目けい子 他 出演=稲森いずみ、吉沢悠、優希美青、内田朝陽、安藤聖、内田滋… 【2023春ドラマ】

「夫婦が壊れるとき」2話まで終了。

初回を観た時も、主人公が夫の浮気を疑い出したら、意識がその事に行き過ぎているのが結構気になっていたのだけど、今回は益々意識がそっちへ“全集中”していて、彼女の年齢とか医師という仕事をしている事を考えると、観ていて“それは無いわ”と思ってしまい、ドラマに集中出来なくなってしまった。
なので今回で視聴離脱する。

脚本=鹿目けい子 演出=大塚恭司

No.292

【2023春ドラマ】

「帰って来たぞよ!コタローは一人暮らし」(EX・JS)脚本=衛藤凛 出演=横山裕、川原瑛都、山本舞香、百田夏菜子、松島聡、白洲迅、紺野まひる、大倉孝二、光石研、滝藤賢一、イッセー尾形、生瀬勝久 他※紺野、滝藤は初回は過去映像のみの出演

津村マミの漫画原作。《オシドラサタデー・30分枠》(全話数不明)初回は30分拡大

待ってたぞよ!コタロー殿。
前作の放送からは2年、1年生になったコタローには送り迎えの必要が無くなり、見送りながらもちょっぴり寂しい狩野やアパートの清水の住人達。
この夏には10才になる川原くんはだいぶ身長が伸びた様だが、大人の出演者達は幼稚園の先生達と間宮祥太朗以外は全員引き続きの出演で、姿形も変わりなく懐かしさで一杯になった。

初回はコタローのお世話をする事で人間的に成長した狩野(横山)が、副編集長に昇格した福野(大倉)から遂に週一連載を任される事になり、5才で一人暮らしをし言動も大人びていたコタローは、アパートの大人達に守られた暮らしをしている内に、安心感からなのか普通の子供っぽさも見せる様になり、大人達も一安心するという展開だった。
ほっこり展開の最後には、コタローが“母上誘惑男”と敵視する、103に引っ越して来た新キャラの宇田(白洲)が登場。そこにはどんな事情が隠されているのか先が楽しみ。

脚本=衛藤凛 演出=飛田一樹

  • << 323 【2023春ドラマ】 「帰って来たぞよ!コタローは一人暮らし」3話まで終了。 “母上誘惑男”の宇田(白洲迅)は、父親(滝藤賢一)のDVを警察に通報した人物でもあった訳で、だからコタローにとっては“父上の仇”だったのね。 でもコタローは1ヶ月位は様子見をすると。何故なら母親が宇田の前では笑顔を見せていたから、その分だと。 話が進むと実は父親のDVの最中にベランダに出て、通り掛かった宇田にサインを送って助けを求めたのはコタローだったと分かる。宇田はDVの事を知っていたから、コタローのアパートの前の道を歩く様にしていたのだと。 コタローは自分が助けを求めた事で父親が警察に連れて行かれた事を理解しており、思い出すと泣いてしまう程、心の傷として残っている。コタローは何も悪くないのに。そんなコタローにただ一言「頑張ったんだな」と声を掛けて泣かせてあげる狩野に、「君も成長したんだな」と声を掛けたくなったわ。 宇田はコタローの時間は止まったままなのだろうと思い、気持ちをぶつけられる相手になれればと思って引っ越して来たが、おこがましかった、時間が止まっていたのは自分の方だったと。 宇田とコタロー母との本当の関係はまだ伏せられているけど、それがどうであれ彼も見守り隊に加わり、人として成長出来れば良いね。 脚本=衛藤凛 演出=樹下直美(2話も同じスタッフ)

No.293

>> 280 【2023春ドラマ】 「グランマの憂鬱」(東海テレビ・FCC)脚本=森脇京子 他 出演=萬田久子、足立梨花、加藤柚凪、鷲尾真知子、竹… 【2023春ドラマ】

「グランマの憂鬱」2話まで終了。

うーん、早くも脚本家が交代し構成が間延びしていて退屈だったな。
テンポが悪く話に集中出来ないから、そうなると萬田さんの演技の欠点(特に拙い台詞回し)が目立ってしまい、ハラハラして余計に話が入って来なくなるという悪循環。

亜子(柚凪ちゃん)が里山に抱かれて自然が大好きになり、草花や生き物の知識を増やして、子供らしさを残したまま心豊かに成長して行くという過程には惹かれるし、ずっと観ていたいのだが、もし今回の様な仕上がりが続く様なら視聴離脱してしまうかも。

脚本=阿久津朋子 演出=岡野宏信

  • << 310 【2023春ドラマ】 「グランマの憂鬱」3話まで終了。 脚本家がまた交代して、前回よりは話にまとまりは有ったけど、また亜子ちゃんが一人で出掛けて迷子になって、行き先に心当たりが有るのに、誰にも言わずにそれぞれが一人で捜しに行くゲスト二人って、無理が有るんだわ。 あとやっぱり喝を入れる役なのに、萬田さんの声の細さは致命的で、この役には合っていない。 亜子ちゃんには名残り惜しいけど今回で視聴離脱する。 脚本=遠山恵梨香 演出=小林和絋

No.294

>> 282 【2023春ドラマ】 「風間公親-教場0-」(CX)脚本=君塚良一 出演=木村拓哉、赤楚衛二、(新垣結衣)、北村匠海、(白石麻衣)、(… 【2023春ドラマ】

「風間公親-教場0-」2話まで終了。

【ブロンズの墓穴】
通常枠で事件が一つだけになったので、犯人側の動機に繋がる事情なども描かれて、分かりやすく観やすかった。
ただねぇ、犯行部分の“作り過ぎ”は変わらずで、どうしてもそこが引っ掛かってしまう。

犯人の佐柄(宮澤エマ)は、遺体を隠す車のトランクに事前にブルーシートを敷いて証拠を残さない様にし、アリバイ工作もして捕まらない努力をしているのに、深夜に校庭で火の玉も飛ぶし音もする溶接作業をする事には何の疑問も危機感も持たないのか、どういう精神構造をしているのかと思ってしまうのだ。

風間は、犯人と被害者が揉み合った場合の足跡の特徴と、被害者の額に有った謎の打撲痕から、犯行場所は別と容易に割り出しており、溶接技術を駆使した秘策は、犯人に辿り着く理由の一つにはなるけどそれはマストではなく、ただ普通の犯行にはしたくなかっただけにしか見えなかった。
あといつもツルンでいて、仕事をしている様には見えない二人の若手刑事よりは、教場の新人の方が優秀に見えてしまうのはいいのだろうか。

赤楚くんの教場は今回で終わって、次回からは目玉キャストのガッキーが登場する。

風間は十分キャラは立っているのだから、普通の犯罪のどこに目を付けるのかを叩き込む、そういうのでいいんだけどな。

脚本=君塚良一 演出=中江功

  • << 312 【2023春ドラマ】 「風間公親-教場0-」3話まで終了。 【毒のある骸】 犯罪の構成要素から不自然過ぎる部分を無くしただけで、これだけ面白くなるのかと思った第3話。 3話迄観ると、自己評価が高く、少し上手く行くと調子に乗りそうな瓜原(赤楚衛二)には徹底的に厳しく接し、仕事上で、シングルマザーである事を自分の弱味にしたくないと、人に頼らず弱音を吐かず無理をしがちな隼田(新垣結衣)には、「(祖母の)葬儀には出た方がいい」(それ迄に仕留めればいいだけの話、その能力は有ると暗に言っている様に思えた)と声を掛ける等、風間が相手によって態度を変えている事が分かる。 逆に言えば2話迄だけでは分からない部分だったので、それだけに返す返すも1、2話の荒唐無稽な犯罪部分が仇となり、ドラマの評価が下がって視聴者を逃してしまった事は勿体無かった。(視聴率は初回から12.1、10.7、9.8と下降。流石のガッキーでも取り戻せなかった) 隼田の元夫は娘を虐待していたらしく、所轄では希望して少年課で働いていたと言う。次回はその虐待が絡んでいるらしい殺人事件で、ゲストは女優としての期待値が高い生見愛瑠。 隼田にとっては私情が絡んでしまい易い事件、風間はどう指導するのかも含めて楽しみ。 脚本=君塚良一 演出=中江功

No.295

【2023春ドラマ】

「合理的にあり得ない〜探偵・上水流涼子の解明」(カンテレ)脚本=根本ノンジ 出演=天海祐希、松下洸平、(白石聖)、野間口徹、中川大輔、丸山智己、仲村トオル 他※()内は初回未出演

柚月裕子の小説原作。《月10・54分枠》(全話数不明)※初回は15分拡大

初回に関しては、探偵として何かを解き明かした訳では無く、騙されて土地を取られた依頼人の為に、相手の不動産ブローカー(高嶋政伸)を騙し返して、その過程で信頼を得たブローカーの妻(戸田菜穂)の為に、“離婚弁護士もどき”として尽力と、ちょっと看板(タイトル)に偽り有りの内容ではあったが、天海祐希を迎えたスターシステムのドラマとしては、我々が思い浮かべる彼女の魅力を最大限に活用していたし、まあ気楽に観られて最後はスカッとさせてくれたので、及第点はあげられるかなと。

涼子(天海)に関してはハメられた?犯罪の解明という縦軸が有り、相棒の貴山(松下)に関しては、どんな過去が有り何故涼子の所に来たのかなど、初回は全く触れられていなかったので、そういうあれこれが分かって来ると、もっとドラマに厚みが出てくるのかなとは思う。

まっ、21時台の空気が結構重いので、22時台は軽めでスカッとだと助かるという事情も有るしね。

脚本=根本ノンジ 演出=光野道夫

  • << 313 【2023春ドラマ】 「合理的にあり得ない〜探偵・上水流涼子の解明」2話まで終了。 うーん、これはダメかもしれない。 初回も随分緩い脚本・演出だなとは思ったけど、高嶋政伸と天海祐希の持つ存在感と破壊力で、何とか及第点迄は持って行った感じだったが、今回は脚本・演出が更に緩くなった上に、ゲストも失礼ながら一気に格落ちした為、笑えないし、一体何を見せられているのだろうとさえ思ってしまった。 今の感じだと、天海祐希が超優秀な弁護士だった必要性は無いし、松下洸平のIQ140設定も生かせていない。看板(タイトル)から想像したものとは全く別物のドラマになってしまっている。(原作を読んでいる人は、こういう感じだと納得しているのかもだが) もう少し様子見してみるけど、このままなら視聴離脱するかも。 脚本=根本ノンジ 演出=光野道夫

No.296

【2023春ドラマ】

「unknown」(EX)脚本=徳尾浩司 出演=高畑充希、田中圭、町田啓太、小手伸也、ファーストサマーウイカ、井上祐貴、新納慎也、石川禅、酒向芳、木野花、麻生久美子、吉田鋼太郎 他

オリジナル作品。《火曜9時・54分枠》(全話数不明)※初回は6分拡大

“奥さまは魔女”ならぬ、“恋人は吸血鬼だったのです!”な展開。でも今時の吸血鬼は人の生き血を吸うのではなくて、製品として作られた血や関連商品を通販で手に入れる事が出来るので、全然危なくないのに世間は昔ながらのイメージしか持ってないから困ると、主人公の闇原こころ(高畑)が両親に嘆いていて、「へえーそうなんだあ」の設定でまずは一安心。ニンニクが苦手なのは分かるけど、突然の怪力設定とか、燃え盛る火の中でも全然平気設定はどういう事なんだろう。
週刊誌記者のこころと交番の警察官の虎松(田中)が、お互いに仕事中に最悪の出会い(張り込み中のこころ達に虎松が職務質問をして、こころはスクープを逃した)をして、そこから二人が愛を育てて行く過程を、四季をバックに丁寧に描いていた部分には、好感が持てた。

そこから先は初回という事も有って、登場人物の顔見せに終始して、話としてはほぼ進まなかったけど面白かった。
主演として貫禄の出て来た高畑さんが、吸血鬼をどう演じるのか楽しみに観て行きたい。

脚本=徳尾浩司 演出=瑠東東一郎

  • << 314 【2023春ドラマ】 「unknown」2話まで終了。 冒頭とラストに、こころと虎松の結婚式の日に何か惨劇が有ったの?と思わせる、そこだけ色調も変えたシリアス映像が流れ、それにサンドイッチされた本編は、虎松が冗談だと思っていたこころの告白「私、吸血鬼なの」を本当なんだと実感し、二人で話した末にそれでも結婚の意志を固め、こころの両親に(母親(麻生久美子)はその前からサポートしてくれていたから主に父親(吉田鋼太郎)狙いで)結婚のお許しを貰う所迄が、ほぼコメディータッチで描かれて、並行して描かれる筈の、5年振りの猟奇的連続殺人事件については殆ど進展が無かった。 公式HPで真犯人は誰だみたいな考察煽りをしているので、まずは主人公の二人が婚約する迄を笑わせながら見せて、その後、二人が凄惨な事件に巻き込まれて行くという展開なのかな。(調べる方と疑われる方という形で) あの“お笑い”は何だったのかという程の“味変”をするのか、コメディーとシリアスを両立させて行くのか、制作陣の腕の見せ所だな。 ※虎松の秘密をいつまで引っ張るのかと思ったら、予告では次回で分かるみたいなので一安心。 ※虎松の回想でキャッチボールのバックに洋上風力発電機が映っていたけど、男の子が虎松なら年代が合っていない様な…? 脚本=徳尾浩司 演出=瑠東東一郎

No.297

【2023春ドラマ】

「王様に捧ぐ薬指」(TBS.スパークル)脚本=倉光泰子、関久代 出演=橋本環奈、山田涼介、坂東龍汰、長尾謙杜、森永悠希、小林きな子、小林涼子、塚地武雅、利重剛、りょう、松嶋菜々子 他

わたなべ志穂の漫画原作。《火曜ドラマ・57分枠》(全話数不明)※初回は15分拡大

倉光さん脚本のドラマはシリアスタッチの物しか観た事が無かったので、ラブコメはどうなんだろうと思ってはいたのだが、主人公の綾華(ハシカン)は誤解されやすく、面倒なので悪女を装ってはいるが、実は家族思いの優しい子で仕事振りも本当は優秀、彼女とお互いに計算ずくの契約結婚をする勤務先(結婚式場)の社長の東郷(山田くん)は、冷徹を装っているけど裏ではついつい優しさが滲み出てしまうという“隠れツンデレ”で、初回に関して言えばオーバーなドタバタみたいなのは無くて、割りとオーソドックスなストーリー展開にラブコメ要素が乗っかっているみたいな感じだったので、倉光さんの人物描写力も十分に生かされていたし、前宣伝等から想像していたよりも、普通にドラマとしてよく出来ていたし面白かった。

ハシカンと山田くんは単体としては背が低いんだけど、その二人がカップルになると丁度身長が釣り合うし、顔は二人共文句無しの美形だから、確かに結婚式場の広告塔としては最強だよね。

脚本=倉光泰子 演出=坪井敏夫

  • << 315 【2023春ドラマ】 「王様に捧ぐ薬指」2話まで終了。 東郷は高校の同級生だった小夜(小林涼子)がずっと好きで、初回を観た感じだと小夜も好きだったみたいだけど、小夜は同じく同級生で東郷の秘書の秋田(森永悠希)と婚約しているのか。何で東郷は小夜を選ばなかったのか気になるな。 会社の広告塔として毎日一本、ラブラブな二人の動画をUPしてるのが今時のドラマって感じだけど、綾華が自撮りをOFFにするのを忘れてデータを秋田に渡した事から、契約結婚の事が秋田にバレてしまう。こういう話はまず誰かに秘密がバレてしまうというのが最初のポイントになるから、人選も含めて妥当な感じだな。 式後も実家に居座っていた為に、長男の陸(長尾謙杜)から結婚を疑われていたが、東郷が同居しようと決めて、こちらはセーフ。愛犬のネギまでくっついて来て、動物嫌いらしい東郷がいつデレるのかも楽しみに。 今回、東郷の母親の静(松嶋菜々子)が急に訪ねて来て、綾華の紅茶の淹れ方を見て何かを感じたらしく、あちこちでマナー修行を始めさせた。やっと結婚した東郷を、このまま落ち着かせたいからなのかなとも思うが、冷たさは残しつつも嫌〜なタイプの姑ではない、微妙な線を保つ演技を松嶋さんがしているので、こちらも嫌な気分にならずに済む。 今のところ、普通のドラマとして順調だ。 脚本=倉光泰子 演出=坪井敏夫

No.298

>> 264 【2023春ドラマ】※40分以上の放送枠のドラマ 原作/脚本家※ちょっと一言。 「風間公親-教場0-」長岡弘樹の小説/君塚良一※これは… 【2023春ドラマ】

「育休刑事」
初回視聴済み。

予想通りというか、粗の目立つストーリー+前田敦子の役のキャラ作りで滑り倒している演出という事で、次も観たいとは思えなかったので視聴離脱する。(赤ちゃんの蓮くんはとっても可愛いので観ていたいけど、何人もの役者さんが抱きながら台詞を喋るので、この時代ハラハラしてしまって…)
※ソニンが役者として見事に化けていて誰だか分からなかった

似鳥鶏の小説原作 脚本=森ハヤシ 演出=一色隆司

(NHK・ドラマ10枠)

No.299

>> 266 【2023春ドラマ】※40分未満の放送枠のドラマ 原作/脚本家※ちょっと一言。 (新枠)「ホスト相続しちゃいました」オリジナル/中村允… 【2023春ドラマ】

「ホスト相続しちゃいました」
初回視聴済み。

まあドラマとしては平均点の作りはしていたと思うけど、テーマやキャストに殆ど食指が動かなかったので(いいなと思ったのは三浦翔平の安定感位かな)、初回のみで視聴離脱する。
いい意味での化学反応が起きれば面白くなる可能性も残していると思うので、興味の有る方はどうぞという感じかな。

オリジナル作品 脚本=中村允俊 演出=日暮謙

(カンテレ、CX系・新枠→火ドラ☆イレブン)

No.300

>> 284 【2023春ドラマ】 「それってパクリじゃないですか?」(NTV)脚本=丑尾健太郎、畑良太 出演=芳根京子、重岡大毅、渡辺大知、福地桃… 【2023春ドラマ】

「それってパクリじゃないですか?」2話まで終了。

今回のテーマは【商標の類否】で、そっくりなパッケージデザインにパロった商品名は許されるのか、という話だった。
月夜野ドリンク起死回生の主力商品“緑のお茶屋さん”を真似された、地方の小企業が作ったお菓子の“緑のおチアイさん”、これは許されるのか。社長は激怒して訴訟を指示するが…。

話としては“白い恋人訴訟”の実例も組み込んで、素人にも分かりやすく丁寧に作られていて、有名企業の月夜野が、地元の救世主と慕われている小企業相手に訴訟を起こす事のイメージダウン等も考慮して、パロディ商品は生産中止、その代わりに落合製菓には“緑のお茶屋さん”の菓子をOEM製造して貰うという落とし所も納得の行く内容だった。

ただねえ、あくまでも感情は排除して法律に依拠する北脇(重岡)と、その都度の事象を受けた感情に左右されてしまいがちな藤崎(芳根)の対比や攻防が冗長気味で、面白味に欠けるから、そこで集中力が途切れてしまうのよね。

初回は“社長自爆”が面白くて目立たなかったこのドラマの問題点が、一気に表に出て来てしまった感じと言ったらいいのかな。
確かに勉強にはなるけど、ドラマとして楽しめるのかと言ったら…主役二人のキャラが今のままではちよっとキツいかな。

脚本=丑尾健太郎 演出=中嶋悟

  • << 316 【2023春ドラマ】 「それってパクリじゃないですか?」3話まで終了。 今回のテーマは【侵害の予防調査】。特許を申請するに当たり、それがどこかの特許を侵害していないか事前に調査をする事。簡易検索システムが有り、ヒットしたらより詳しく調査する。簡易検索に入力する言葉の選択には、多分コツが有る筈なんだけど、知財無知な藤崎に“悪魔の証明”と言われる程難しいこの仕事を割り振っておきながら、北脇も熊井もコツは教えないというね。 まあ最後のオチで、北脇は自分がその仕事を仕上げて報告書も作成していて、藤崎が私のやっていた事ってと問い質すと「練習ですよ」「先に練習だと言っていたらここまで本気でやれましたか?」 仕事人の北脇の言う事はいちいちご尤もで理解し易いキャラなんだけど、ドラマとして観ると暗いし表情に乏しいからか、イマイチ好感度が上がらないみたいだし、自分に自信が無いのに能力以上にあちこち手を出してしまう藤崎には、もっと地に足をつけて仕事をすればいいのにと苛々させられる事も有って、知財の仕事部分は凄く分かり易いし良く出来ているのに、ドラマトータルで観るとどうも面白味に欠けるという印象は今回も変わらなかった。 次回は北脇のスパイ疑惑かあ。ミスリードのそれが終わったら、藤崎と北脇の待望の歩み寄りが始まるといいんだけどね。 脚本=丑尾健太郎 演出=内田秀実
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