口には出せないこと

あなたの心に記憶があるからね?

夢なら何時までも優しいからね?

ずっと思って生きてますよ。僕も経験者です、阪神大震災からね。

あなただけが特別では、無いならね?

訳アリの人の方が多いと思いますよ?

大切な人の分まで生きてあげないと大切な人の事が、消えてしまいますよ。

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一年なら亡くなった事実を日常生活にも受け止めて来たんじゃないかな。
かと言って、忘れた訳でもしっかりと過去になった訳でもない。
第二段階の不在の存在感を日常に受け止められたってだけで、まだやわやわな時期。
この時期にもう忘れなよとかもう大丈夫そうだからとか、過去と切り離そうとする言葉を言うと、
やわやわの心がビリビリに破けちゃうからご注意。

口にしないのはその人の不在が日常になり始めて、少しずつ今を受け入れて来てるんだよ。
無理やり忘れさせよるような事や、自分の存在をアピールして過去の人の席に座ろうとしたら絶対にダメな時期。

「私」主体で相手の心を読まないで、相手の心は相手主体で考えてあげてね。

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言葉をくれたお二方、ありがとうございました

口に出せない思いをこの四年間抱えていました。
自分なりにいろんな方法で吐き出していましたが、主人に覗き見されていたことがわかり
今はその場所も失いました。

今ままで、心の中で消化するしかないとしていましたが
時々は、思うままに言葉にできたらどんなに楽になるだろうと、、
なのでここを一人だけで使わせてもらいます

匿名さん２さんのおっしゃることとてもわかります
死別した方のこと、自分なりに勉強しました。
ですから、私からは何も言ってません
向こうからの言葉に静かに応えているだけです

ありがとうございました

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今までで一番存在を近くに感じることができている
けど、心は一向に晴れない
それはきっといつかあの人に、
また大事な人ができるんじゃないかって不安が大きくなってきたからだと思う
私にはなんの権利もない。あの人を縛りつける理由もない。
私があと１０歳若かったら、自信持ってあと５年待っててもらえないかって言えるのに。
そうすればあの人が寂しくならないよういつでもそばに行ける。
今度はあの人が見送られる側になれるよう私は頑張ってあの人より１日でも長く生きて
たったひとりで旅立つことのないようにしてあげたい

今の私では何も言えない。元から私たちには約束があるわけじゃない。
何かを伝えあったわけでもないけど、お互いが失いたくない存在だってことだけ感じてきた

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奥さんがあの人に遺した言葉を聞いたことがある
言われたあの人、伝えた奥さんどちらも心を想像すると悲しくて、
しばらくはひとりになると泣いてしまってた

だから尚更、こんな私が相手ではダメだって思うこともあって
同じように一緒に歳を重ねられる人、そしてお父さんにしてくれる可能性のある人。
奥さんはきっと望んでいるはず
でもここであの人を独りにしてしまうことができなかった
私を唯一心の拠り所にしてくれてることもわかってたから。

あの人から何かを返してもらいたいとは思わない
私が好きだから心だけはそばにいたい

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ここんとこ顔文字をよく使う
最初のころ、向こうから話してくることは絶対なくて、返事はだいたい短文であっさり。
普段の職場でも無口で、話すのは決まったごくわずかな人で。
そんなんだったから、ほとんど会話なんてしたことなかった
だからその返事の内容も’らしいな　笑’ってなんかおかしくて。

だから今のこの状態が余計に不自然、というか無理してるんじゃないかって思えてしまう
本人が明るくしてるのに、私が変に心配ばかりしてるのもかえって疲れさせてしまう気がして
聞くのも躊躇してしまう

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あまりにも会話しなさすぎて、まさか既婚者だとは思ってなかった　笑
子供がいなかったせいかもしれないけど、なんだか生活感というものを感じない人だった

職場を辞めたあと、あの人を見つけてライン聞いてしまった
友達としてたまに話すことできたら良いな、って考えしかなかった。

しばらくして奥さんがいること聞くことになるけど、その瞬間だけちょっとショック受けたな
けどなんだろう、別に嫉妬とかいう感情はそんなにわかなったかも。その後も。
自分自身も家族がいるから、本当恋愛的な想像がつかなかった
むしろ、’なんだ対等で良かったじゃん’くらいに思った
ただ、あの人に子供がいたらきっと私の気持ちは覚めることできたのかもしれない
子供がいる人って、男性女性限らず保護者という目線になってしまう

それから４年。
恋愛的な要素は全く表には出さなかったけど、裏ではいろいろとあった

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これも見られてるのかも
最初はほんの軽いきもちだったのか知らないけど、夫婦という立場でこれだけ近くにいるのに
まだ知りたがる気持ちが理解できない。
私は誰にも迷惑かけない形で吐き出して、唯一の自分の気持ちを落ち着かせる方法だった
夫婦だからといってなんでも許されるわけないのに
それを知った時は本当、心底気持ち悪いとしか思えなかった
いろんな人を小馬鹿にしてきて、しまいには私の身内さえも笑われた
この人とはもうこの先はない。
子供たちへ最低限の責任をはたしたら、ひとりになる。どんなに悲惨な老後になろうが
二人きりの生活よりはマシだ。

私にとって一番大切なのは子供たち。私の気持ち以上に守らなければいけないもの
その子供たち悲しませることはしたくない　だからこの生活ももう少し続ける

あの人の人生は奥さんのものでもある。
子供たちのため、奥さんのため、あの人を裏切り者にさせないため。
だからあの人ともきちんと線引きはする。これからも。
もしも万が一、この先もあの人との未来があるとしたら
なおさら堂々と胸はってあの人ところへ行けるように。

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私が何も知らなかったあの人に惹かれていたわけ
最初、印象は良くなった、
なんか無愛想で感じ悪いし、いつも一人でいるし、近づかない方がいいと思ってた
でもある時そんな印象を変えてしまう出来事があって、
私の中であの人の存在がだんだん大きくなっていった
当時は後ろ姿とか横顔ばかり記憶にある　笑
するとあの人の真っ直ぐな背中がやけに安心感を感じるようになってしまった。
いつも冷静で落ち着いた雰囲気で淡々と仕事する姿が、今まで出会ったことのないタイプだった
すると、あの人を気にしているのは私だけじゃないことわかってきて
後から本人に聞いたけど、昔からやけに年上の人から言い寄られてた　笑　って。
あ、妙に納得してしまった　笑
ああいう雰囲気の人が好きな女性は結構多いと思う

だから、この先のことはわからない
先のこと考えても仕方ない。
初めてあの人の笑った顔見たとき、私はとても嬉しかった
だから、今すぐは無理でもまたいつかあの人には笑ってほしいって。隣にいるのが私じゃなくなっても。
あの人がいつか奥さんのところへ戻るとき、私じゃなくてもいい。
一人で寂しくいかないよう見送ってくれる人がいてほしいなって思う。

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変わりなくてよかった

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とは言いつつ、ここんとこ私が落ちている。
それはやっぱり命日はあの人がとても遠い人になってしまうからだと思う。
いくら言葉では普通でも、きっと心が張り裂けそうな瞬間を一人で耐えているはず
それを想像すると、何もできない、してはいけないこの自分がもどかしくて胸のあたりが重い
あの人の心を取り戻すことができるのは、奥さんしかいない。
永遠に敵わない。どう頑張ってもあの人の一番にはなれない。
当たり前でわかりきっていることがとても辛くなる。
いっそのこともう終わりにしてしまえばきっと楽になれるんだって。
そう思う反面、４年前、軽い気持ちで始めたやりとり。
たまにするどうでもいい話だけで十分だった。
お互い家族がいて、それが一番大切で守らなければいけないもの。
あの人の迷惑になることは絶対しない。そう自信もあった。


でも、あの人はひとりになってしまった。
私は、あの人とは全く関係ないところで旦那とはもう終わりにしたいと決心した。
’起こることすべてに意味がある’最近どこかで聞いた言葉。
今の私たちにも意味があるのかな、それとも人生の中のただの出来事のひとつなのかな。
２度縁が切れてまた戻った私たち。お互いが失くしたくない存在だってわかった。
何年後かにきっと答えがでてるんだよね、、

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死別した人を支えること、共に生きること。
悩みは皆同じみたいだった。たくさん読んで、理解できたつもりだったのかも。
でも実際は、こういうことか、、と。
何度か同じ境遇の人と話がしてみたいって思ったことがあってネットで彷徨っていた。
でも私たちは世間一般的には非難される立場
でも不倫どころか恋愛的なことは一切起きていない。
私も真面目な方だと思うけど、あの人はさらに上をいく　笑　
何も話してなかった頃、寡黙で浮ついた様子が一切なくて、この人芯がありそうな人っぽいなって。
実際話してみると、やっぱり想像通りの人だった。

でもそんなこと理解されるわけもなく、、
だから余計に話す場所がなくて一人でずっと考えてきた。

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見つけた手記。心が落ちついた。
自分が焦ってたこと気づけた。とにかく今は時間が必要。あの人には。
私がいま向き合うのは子供たち。

そのさきに何があるか今はわからない。
でもあの人がくれた言葉が私の支えになる。
’時間はかかるけど、必ず’と。

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不安に感じていたことが起きてしまった
職場で猛烈にアプローチされてしまっている、って。
あの人が好感を持たれやすいことはわかっていたから
いつかそんな時が来るんじゃないかって、ずっと不安に思っていた

今回は、ちゃんと断わるって言ってたけど
でもいつか精神的にも落ち着いてきて、それが好みのタイプの人だったりしたら
きっと受け入れる時が来るのかもしれない
わたしはあの人が幸せならそれが一番だと言い聞かせている
でも本心は違う。自分勝手なわたしは
わたしがそばにいたい、誰のことも見ないで欲しいって言いたい

私は気持ちを言葉にしたことはない。わたしに家族がいる以上は決して言わない
本当は言ってしまいたいよ。でも言えるわけない。
あの人から聞かれた
’自分のこと、どうなんですか’と。迷った。あの人なりに確かな何かが欲しいのか。
わたしのしてることって、結局自分勝手で、あの人からしてみたら、なんかよくわかんない
中途半端な態度でもやもやさせてるだけなんじゃないかって。
今伝えるべきなのか。
でもやっぱり濁してしまった。
正解だったのかはわからないけど、今はまだわたしもあの人も向き合うものがあるはずだから
これでいいんだと思う。

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わたしと似たような人と出会えた
あちらは以前から恋愛関係にあったようなので、微妙にまた変わってくるけど、、
それでも、死別前からの付き合いの人ってかなり稀だと思う

当時わたしは相手との付き合い方に悩んでたくさん探した
でも、見つけるのは死別後に出会って奥さんの存在に苦悩する、というパターンしかなくて。

その人と話できることがとてもわたしには救いになっている
同じ境遇でしかわからないことたくさんあるから

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そして久しぶりに話した
そしてまた落ち込んでいる

つい、ずっとこのままいられるんじゃないかって思っていた
が、相手の実家のこと。
場所は飛行機の距離。長男ではないけどもしかしたら実家にも戻らないといけない。
という可能性もいつか出てくるのかもしれない

歳を取ればそういう問題も出てくるよね。。
もちろんわたしの実家もなかなか厳しい状態だから
不安ばかり大きくなる

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９ヶ月ぶりに会った
奥さんが亡くなった直後の憔悴しきったあのころに比べたら別人なくらい
当時はもう何も食べずただ死を待っていた

それが今は笑いながら’見てください、こんなになってますよ　笑’
と鍛えた腕を見せてくれる
一緒の職場にいたとき、そんなによくは見ないようにしてたけど
ガリガリってほどじゃないけど、肉付きはそんなによくなく
活動的な雰囲気はなかった　笑

よかった、もう余計な心配はいらないのかもな、、
死別した人は何年も人によっては何十年も引きずると読んだ
あの人の心の強さは、本当にすごい
もちろん、何も感じてないわけじゃないことはわかる
本当こんな人今まで会ったことなかった。
なんで、今だったんだろう、、私たちは

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話すようになった女性に、９ヶ月ぶりに会ったことすごく驚かれた　笑
不倫関係にある人から見れば私たちって相当奇妙な関係に思えるかもしれない
内心は恋愛感情があるくせに、友達として付き合うって。
以前、婚外恋愛？の人と話したことがある。そのとき聞かれたのが、
相手と結ばれたいと思わないのですか？
当然、そういう感情はある。けど、それだけはできないししたくないし相手にも同じであって欲しい。
いろんな形があって、いろんな背景があって。その人の人生、責任は自分にある。
わたしはただ大切な人の人生を壊すことはしたくないだけ。自分の大切な人を裏切りたくないだけ。
自分の感情や欲で、相手を追い込んでしまうようなことはぜったいにしたくない。
だから、いざやっと自分の想いを伝えられることができると思ったら
おばあちゃんになってるかもしれないな　笑

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奥さんが元気だった頃は、たまのどうでもいい話をするだけで、このままおばあちゃんになって茶飲み友だちになれるかなー　笑なんて能天気に考えていた。
そして奥さんが亡くなって、少しずつ奥さんの話を聞くようになってやっぱり自分があの人のこと
どれだけ好きになっていたのか思い知る。
会ったことのない奥さんを想像して、あの人との生活を想像してどんどん落ちこんでいく。
そんな苦しさがつらくて、離れるなら今かも、と何度も思った。

でもそれでも、わたしの気持ちがなくならなかった理由。
あの人はわたしと初めて会った時から、気になる存在だったんだって分かったから
ほとんど会話もしないのに、でもお互いが気になって仕方なかったこと
わたしも好きになってしまっていたけど、あの人にもわたしが職場の人以上の気持ちがあったこと
奥さんとは、奥さんに押される形で始まったけど、わたしの存在はそうではなかったんだと知ったから

これまで辛い時間を過ごす中、常にわたしのことを気にかけ
わたしの言葉を聞き続けてくれていたから
奥さんが亡くなってしまった後もわたしの存在があの人の生きる力になれていること
感じることができたから、離れられなかった。あの人をひとりにしてしまうことできなかった。

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あの人と連絡先の交換できた時はうれしかった

わたしが職場を辞める少し前あたりから、
あれ？これは友だちくらいならなってくれるかな？？なんて思ってしまうことがあって
やめた数日後にあの人を見つけて、ライン聞いてもいいかって声かけてしまった
あっさり、いいっすよって言ってくれて
それからわたしが連絡先を消すまで２ヶ月くらいかな、やり取りしたのは
名前や年齢聞いて。冷めた性格っぽいと思っていたら結構、顔文字とか使って返してきたり
へー結構明るいんだなぁ　　とか
でも一番聞きづらかったこと（彼女がいるか）はなかなか勇気が出なかった
ある時ご飯はどうしてるかって聞いたら、’嫁’って言葉
よ、嫁ーーー！結婚してたんかい！って心の中で突っ込んだ　　笑
ライン聞いたことめちゃくちゃ恥ずかしくなってしまった

それから、あまりラインしてはダメだな、てなって。仕事の休憩時間にばかり送ってたのもあってか
だんだん返事に時間が空くようになってついに未読になった。
あ、これはもう終わりだ、と。自分のバカさに恥ずかしくもなり連絡先を消した。
そして何もなかったように日々を過ごしていった。
たまにあの人の車をすれ違うことあった。あの人がわたしに気付いて、手をあげてくれたけど
わたしは気づかないフリをした。

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時間が経ってくると少しずつ見えてくることがあって。
わたしはすっかり自分と同じ熱量を求めてしまてったんだって。ラインをしてもらえたことに舞い上がって。相手は奥さんのいる既婚者だったのに。
普段のあの人を思い出せば、物静かな雰囲気のあの人に惹かれたのにラインがグイグイだったら
逆に引いてしまっただろうに。
後悔ばかりが押し寄せてくる。わたしはそのやり場のない気持ちを匿名のSNSでたまに書いた。
誰にもわからない。わたしだけの場所。
でもその時のわたしは知らなかった。電話番号で検索できる仕様になっていたこと。

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ある時から現れた人物。プロフも投稿もいっさいない名前だけの。
以前、SNSはやらない。と言ってた。まさかな。知らない人が出るのなんてあるあるだし。
最初は全く気にしなかった。
でも次第に、もしかして、、や、あの人だったらいいなと思うようになった。
あの人にしかわからない内容もあったから。見れば、自分のことだなって思えるものあったから。

連絡先を消して一年後、何気なしに触っていたスマホ。
ラインに突然あのひとのアカウントが出る。そしてそれからメッセンジャーの連絡先に削除したはずの
あの人の電話番号が出ている。
驚いた。やっぱりあの人なのかもしれない。
迷ったけど、後悔していたわたしは一年ぶりにラインをした。
○○さんですか？と聞くとそうですよって。それから私たちはまた復活した。
そして不思議なことにその時のメッセンジャーの仕様が変わったようで２、３日後にはいっさいの連絡先は表示されなくなっていた。
わたしはこのタイミングであの人と再会したことがとても不思議で、普段そういったものは全く信用しないけどこの時ばかりは何か力が働いたのかなって思ってしまう出来事だった。

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既婚者だとわかったり、なんとなくラインは苦手なのかもと思い
それからの私たちは数ヶ月に一度くらいのやりとりになった。
あの人からはいっさいこない。わたしからだけ。でもそれでもよかったって思えた。
もう２度と話すことはないと諦めていた。偶然会っても無視してしまうくらい結末は最悪だった
それがこうしてまた話すことできた。ちょっとした温度差も気にはしない。そう思えるようになった。
あの人が繋げてくれた縁をもうわたしからは切ったりしない。そう決心した。
それから、ある時送ったラインが既読にならない。
しばらくして奥さんの身体に不調があって緊急手術をしていたことでラインの通知を切っていたこと
謝ってくれた。同時に手術の詳しい内容も話してくる。最初はなぜそこまで？と感じたけど
あとから気付いたのが、以前、あの人の言葉をわたしは悲しい嘘だと揶揄する投稿をしたことあった。
それを見ていたあの人なりの嘘じゃないからという現れだったのかもしれないって。
その時最後に、○月に手術を控えているからまた返事遅くなるかもしれないって。
ちゃんとわたしが不安にならないよう傷つかないようにしてくれたことが嬉しかった。

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けどそこから少しずつ奥さんの状況が悪くなっていき、ラインはさらに減った。
返事も数回に一度返ってくればよかった。でも必ず既読だけはしてくれる。
その代わりわたしはSNSで伝え続けた。わたしの気持ちも、あの人への伝えたい言葉も。
あの人は全部見てくれていた。もう話すことはできなくなってしまったけどきっと大丈夫。
そしてわたしの誕生日。伝えたことないけど、投稿で知っている。
きっと来てくれる。なせかそんな確信があった。その週末やっぱり来てくれた。
まだ大丈夫、あの人には届いてる。涙が出るほど嬉しかった。
がそれ以降のラインは既読にならなくなった、、なんとなくもうこれまでかもしれないな、って
そしてその年の年末に一気に既読に変わった。なんか嫌な予感がした。何かあったような気がする。
でもすぐには何もできなくて、数ヶ月して話しかけてみた。返事はこないかもしれない。
そして何日かしたある日、仕事のお昼時間だった。ラインのメッセージがある。あの人だった。
開けてすぐ’余命宣告’’鬱’という言葉が目に飛び込んで怖くなって閉じてしまった。
でも読まなければ、ともう一度落ち着いて読む
奥さんが残り２、３ヶ月だと言われたこと、自身も鬱を発症して仕事ができなくなり休職したこと
わたしはその場で泣かないようにするのに必死だった。あの時のことは今でも忘れない。

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何もしてあげられなくて情けない、、って。
まだまだ自分のことだけで精一杯だろうに
やっぱりあの人は、男は強くあるべきって考えの人なんだ
ゆっくりで、少しずつで大丈夫だから、って返事した

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時間が経ったから冷静に慣れたけど、、
あの言い分はない。自分が辛いのはわかるけど、、
一番悪いのは不倫した男性。そしてそれを受け入れたあなた。
そもそも不倫してる時点で、そこには誠実さのかけらもないのに。
甘い言葉に釣られて真実が見えなくなってしまったのかな

ほとんどの人が最愛の人を亡くして、何年も何十年も苦しんでるのに
死別した人みんなが不誠実みたいな言い方、、
やっぱり不倫に愛なんて存在しない。あるのは自己の欲だけ。

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ラインすると返事は早く返してくれる
今回、半日以上既読がつかなくて、何かあったのかなって不安になった
すると’夜勤明けで寝てました’と。時間があいたこと気にしてくれる気遣いがうれしい
今まで、何度もこういうさりげない優しさを感じることが何度もあった

’寝てた’という言葉にこんなにも安心するなんて、、
鬱もそのままになってしまったし、
奥さんが亡くなってから、もしかしたら眠ることできてないんじゃないかって思ってたから
よかった、、

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奥さんが宣告を受けたと聞いたラインを最後にそれからは何にもしなかった
ただわたしはSNSで想う気持ち、励ます気持ちを表し続けた。
表に出すわけにはいかないこの感情を吐き出せる唯一の方法だった。
それを奥さんが亡くなる１ヶ月前くらいまで、あの人は見続けてくれていた
これは奥さんが亡くなった後で感じたことだけど、少しづつ奥さんの命が削られていく中
あの人の心も同じだった思う、そんな中でわたしの存在を求めてくれたのは
奥さんを最後まで支えるために強くあろうと、必死に奮い立たせていた中で
あの人の支えになれていたんじゃないかって。

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そんなふうにわたしはいつの間にか思いあがってしまっていた。
桜が散って少しづつ緑色の葉が目立ち始めたころ、あの人はどうしているか。どうなってしまったのか。
連絡するのにとても悩んだ。なんて言葉を出していいのかわからない気がして、躊躇していた。
ひとことだけ送った。
すぐ返ってきた。奥さんが１週間前に亡くなったこと。
耐えられなくて今すぐにでも奥さんのところへ行きたい。でもたくさんの人に支えてもらった。
その人たちに恩返しをしなくてはならないから、頑張って生きようとは思っている。
でも、それもいつまでもつかわからない。そんなことが書いてあった。
わたしはそれを読んですぐ、会いに行っていいかと聞くと、’誰かと話す気はない、ほっといて欲しい’と。
静かな怒りだった。ショックだった。それまでとても穏やかな顔しか知らなかったから。
すぐ謝り、しばらくは何もしないこと、でもいつかまた連絡させて欲しい、とだけ伝えた。

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でもそういったものの、あの人が消えてしまうことが怖くて
無視してかまわない、やっぱりラインをさせて欲しいことを伝えた。既読がつけば生きてる。
きっとわたしの言葉ならあの人の心に届くはず。そう思いあがっていた
たまにわたしは自分の考えや死別をした人の手記を伝えたりしてしまった。
それがどれだけあの人を苦しめることだったか。全くわかってなかった。
大切な人を亡くした人の心情がどういうものか全然わかっていなかった。
完全に自分の不安を解消することしか考えてなかった
１週間はずっと既読をつけていてくれていたけど、ある朝に送ったラインが既読にならない
夜も翌日も。まさか、と思い試してみた。ブロックをされていた。
その瞬間に頭がまっしろになった。心臓がギュッとなる感覚。
せめて子供たちの前では平静を装わなければ、それだけに集中した。
もちろんブロックされたことはとてもショックだった。でもそれ以上にこの瞬間にもあの人が
消えてしまってると思うと怖くて悲しくて、堪えきれずに部屋で泣き続けたこともあった
それからしばらくは子供たちと会話をすることで、なんとか平常心を保っていた
仕事にもいかなければならない。そうしているうちに次第にあの人のことを諦めなきゃいけないんだ
という気持ちにもなり始めていた。
ブロックをされて２週間くらいした時、ひとり買い物に出かけているとラインに新着通知があった

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子どもかな、と信号待ちついでに開けるとあの人からだった。
すぐ車を停める。
ライン、ブロックしてしまっていたすみません。もうこれが最後になると思うので連絡しました。とあった。
以前、自死を考えているあの人に、あなたには死んで欲しくない。でももし限界が来て奥さんのところへ
行きたくなったら、わたしを呼んで欲しい。わたしに見送らせて欲しい。と伝えていた。
それを覚えていてくれたからだった。
住所を教えてもらい、すぐ向かう。あの人に会うのは２年ぶりくらいかもしれない。
目の前にいたのは、憔悴しきって、げっそりと痩せ細ったあの人だった。
何が言えるのか、何を言いたいのか自分でもわからなかったけど、ただ、
’わたしはずっと待ってますから’が咄嗟にでた言葉だった。
１週間後にラインをいれる。返事がある。とにかく今は心に抱えてるものを吐き出して欲しかった
怒りも悲しみもなんでもいいからとにかくぶつけて欲しかった。
普段、あの人は感情を見せない人だったからきっと一人でずっと抱えようとすると思ったから。
しばらくしてある日、ラインが入る。
以前の職場の先輩に助けてもらい、なんとか生活を取り戻せそうだと。そして新しい職場も見つけて
今働き始めたこと。とても前向きな言葉ばかりだった。
何より言葉に感情が乗っかっているのがよくわかった。もしかしたら自死の心配は大丈夫かもしれない

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あの人は仕事の合間にタバコを吸っていた
初めて身近な男性で色気を感じてしまった人だった
奥さんが悪くなってからは辞めたらしい
けどまた吸い始めたと。辛い気持ちを紛らわしたいのか。それでもいい。
ちょっと喜んでしまった自分がいる。あの人のタバコ吸う姿が好きだったから。
けど体には良くないね　苦笑
奥さんが亡くなって、死にたいとは思わなくなったけどいつ死んでもいい。と思うようになった。
と言った。
長生きする気はないんだろうな。

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返信早くて　笑
月みたか聞いたらそんなに興味なかったみたい
でも写真送ったら、まだ見れるか聞いてきた
よかった、関心ごとが増えるのはいいことだね

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