明日の景色は明るい☀️
また短編の小説を書こうと思います。
よろしくお願いします。
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わたしの名前は春風ミナト。生物学的には男性で、性自認は女性です。
物心ついたときから、わたしは近くの女の子と遊び、友達も女の子。好きな遊びはお飯事。
そう、この物語はわたしの人生そのものであり、多少フィクションが含まれてます。
1989年平成元年にわたしはこの世に生を受けました。物語はここドミノ町から始まります。
「オギャー!フギャー!」
元気な赤ちゃんですね。性別は男の子です😄
母「ありがとうございます☺️」
父「ありがとうございます☺️」
わたしは当時未熟児だった。体重が普通の子より足りない。
母も父も嬉しくて、愛おしそうにわたしを見つめる😄
母「名前はどうするの?」
父「決めてあるんだ!」
母「なになに?早く教えてよ!」
父「ミナト!春風ミナトだ!」
父「港から観る景色は明るい!元気な男の子として、育ってほしい!」
母「まあ、素敵!ミナトちゃん。よろしくね❤️」
ミナトの心の声(ナレーター)「僕はミナト!厳格な父や母に育てられ、現在3歳。これから、友達と遊ぶんだ。」
ナナ「ミーナトくん、遊びましょう😄」
インターホンの音と一緒に、外から声が聞こえる。
ミナト「ナナちゃんだ〜☺️ママーナナちゃん来たよ😄」
友達のナナちゃんです。
ミナトは母に伝えて、玄関まで走って行った。
玄関の鍵を開けて、外に出る。ガチャ!
ミナト「ナナちゃん、ナナちゃんママ、こんにちは😃」
ナナ「ミナトくん、こんにちは😄」
ナナママ「ミナトくんこんにちは!ミナトくん、えらいわねー😃」
ミナト「ナナちゃん、お飯事しよ😄」
ナナとミナトは、リビングへかけて行ったε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘」
ミナトママ「ナナちゃんママ、こんにちは😃さ、上がってくださいな😄」
ナナママとミナトママが台所に向かって歩いていく。
ミナト「ナナちゃん。お姫様ゴッコしよう」
ナナ「いいよ!なら、ミナトくんは、王子…
ミナト「僕もお姫様がいい!!」
ナナ「えー😅 男の子は普通お姫さまなんてやらないと思うけど?(^◇^;)」
ミナト「僕もお姫様〜(^◇^;)💦」
ナナ「もう、仕方ないわね。そういうと思って、衣装を作ってきたんだから」
ミナト「え…えー(^◇^;)」
ミナトは驚いた…。
ナナママ「ミナトちゃん。いつもお姫様やシンデレラの役ばかりやりたがるでしょ?かわいいから、作ってみたのよ☺️」
ミナトママ「ごめんね〜😅」
ミナトママ「ほら、ミナト!お礼は?」
ミナト「ナナちゃん、ありがとう😆」
ナナ「ミナトちゃん、妹役ね」
ミナトは小さい頃から、お飯事とお人形遊びに夢中だった。ミナトは普通の子とは、何かが違うのだった。
4歳ミナトが幼稚園に入園して、間もない頃事件は起きた…。
女の子A「ミナトくんへんー😕」
女の子B「どうして、男の子なのに、お人形持ってあそんでるの〜😁」
女の子C「先生、ミナトくんがお人形持ってまた遊んでるー😰」
先生「ミナトくん、こっちの仮面サイダーのフィギュアで遊ぼうか?」
その日の夕方、春風家に電話が鳴った。
ミナトママ「もしもし。」
先生「もしもし、ミナトさんのお母さんですか?」
ミナト「あ、サクラ先生。いつも息子がお世話になってます😄」
先生「実はお宅のお子さんが、今日お人形を持って遊んでまして。」
ミナトママ「あら〜…ごめんなさい。はい、キツく叱っておきますから。はい、はいすいません〜…では…」
母は対応を済ませ、ミナトの部屋へ向かう。
母「ミナト!あなた、またお人形さん持って、遊んでたの?ダメじゃない!男の子がそんなお人形さんで遊んでちゃ!」
母は、怒った。
その夜、母は父に幼稚園での出来事を伝えた。ミナトが普通の男の子と違うこと。そして、このままではミナトの人生がダメになってしまうことを…
父「考えすぎじゃないか?ミナトはまだ4歳だぞ!」
母「そうやってしつけしなければ、ミナトの人生取り返しのつかないことになってしまいます💢」
父「俺に考えがある!」
次の日の日曜日でのこと。
父「ミナト〜、久しぶりに遊ぼうか?」
ミナト「わーい!何して遊ぶの?お飯事?お姫様ゴッコ?」
父「ミナトー、お姫様ゴッコってのはな、男の子が遊ぶと恥ずかしい遊びなんだぞー😄」
ミナト「えー…そんなことないよ(^◇^;)」
父「ミナトは、男の子なんだから、男の子らしい遊びをしようか?😊」
ミナトはこのとき、何かおかしいと感じ始めていた…。
ミナト「ぼく…ぼく…」
ミナトは、お人形を手にとり、こう言った。
ミナト「ぼく、やっぱお人形が良い。お姫様が良い。」
父は笑った🤣 思いっきり笑って、お腹を抑えてこう言った。
父「ミナト!お前は将来、立派な男の子になるんだ!ミナト、仮面サイダーを見習おう!どんなときも強く。どんなときもたくましく。だ!わかったか?」
父「ミナト!女の子の友達やナナちゃんとばかり遊ばないで、もっと男の子と遊びなさい!」
そう言って、父は仮面サイダーのフィギュアを手渡した。
次の日の朝また事件は、起こった。トイレでのことだ!
男の子A「ミナト〜。お前何してるんだよ?早くしろよ!何をモジモジしてるんだよー🤣」
ミナト「僕、おしっこしたくないもん💦」
男の子B「お前、まさか立ちションできないのかー?」
ミナト「できるもん…」
男の子A「ならしてみろよ!」
ミナトは恥ずかしそうにズボンを下ろす。そして、恥ずかしそうに、おしっこをした。
男の子B「うわ!小せー。うわ、きたな!お前、立ちションもちゃんとできねーのかよ?」
男の子C「きたね、お前ズボンについてるぞ!」
ミナト「ぼく…ぼく…」
男の子B「なんだメソメソグジグジ!情けねー」
男の子A「お前、女みてーなやつだな!」
男の子達が嘲笑う。たまたま通りかかったサクラ先生が助けに入る。
先生「コラ!何をやってるの?」
男の子達「わー!さくら先生だー😁にーげろー🤣」
先生「ミナトくん、またからかわれたの?」
ミナトは、ショックを受けていた。
それが三ヶ月くらい続いたある日。ミナトの家に家庭訪問が始まる。
母「こんにちは。サクラ先生。」
先生「ミナトくんママ、こんにちは。実は困ったことになりまして…」
ミナトママは、今までの出来事を全て聞いた。
先生「ミナトくん、お人形にお飯事、女の子の服装もしたいと言っていたみたいです。」
母は、恥ずかしそうに、そして申し訳なさそうに謝った。
母「あの子、前からそうなんです。もうどうして良いか?」
先生「とりあえず、そういうことがありましたので、報告を。」
先生「あと、報告がもう一つ。最近、ミナトくん、虐めにあってるみたいです。」
母「えー😨」
その家庭訪問以降、ぼくの地獄の日々が始まった。
母はぼくを厳しくしつけをする。父は、ぼくが女の子の道に行かないように、誘導しようとする…。
ぼくは、だんだん辛くなり、ほぼ毎日涙を流した。
それから、年長さんになり、幼稚園である練習会がはじまる。
遠藤先生「では、お姫様と王子様の劇に決まりですね。では、役を決めます。好きな役に手を上げてください。」
お姫様をやりたい人ー😄
ミナトは手を上げたかった。でも、上げることが出来なかった。
先生「では、お姫様はクミちゃんに決定😊」
先生「王子様は?」
男の子A「ミナトが良いんじゃないですか?😲」
男の子BとC「賛成〜🤣」
男の子B「こいつ、ナヨナヨしてるし、王子様に、して鍛え直してやらないと。」
先生「そういう言い方は良くないですよ!」
とこんな流れで、話は進められた。
役を決める前の日の午後、ミナトママから先生に1本の電話が…。
母「ミナトを強くしてください。どうか、ミナトを厳しくしつけしてください。」
先生「お気持ちはわかりますが、今のミナトくんには少々酷ではないですか?」
母「ミナトは男の子です!男の子として生を受け、男の子として、育ててきました。ミナトをちゃんと育ててやりたいんです。」
先生「お気持ちはわかりました…」
ぼくは、最大限王子様になろうと頑張った。必死に演じた。
だが、周りの子に笑われて、こう言われた…。
「王子様らしくねーなー🤣これじゃ、オカマの王子様じゃん🤣」
「ナヨナヨキモーい🤣」
ぼくは、最後まで練習を頑張った。
母の「いってらっしゃい」の言葉が毎日の地獄の始まりになってることに、ぼくは嫌気がさしていた。
ぼくは、誰も居ないところで泣いた。
ミナト「泣いちゃダメだ!泣いちゃ…ダメだ…」
ミナトは、苦しくなり、だんだん呼吸がおかしくなり始めた。
そして、事件は起きた。
小さいながら、みんなが言うように、自分はおかしいんじゃないか?と考えるようになっていき、この歳にして、自殺の2文字が頭に浮かぶ。
ミナトの行き先は、屋上だった…。
そういえば、いつも母がサスペンスを観ていて、犯人が飛び降り自殺を図ろうとする場面を見たことがあること、それをすれば、終わりにできることなどが、この歳にして、頭に浮かんでいた…
と、そのときだった。アフロのおじいさんが、わたしの手を取った。
「君、大丈夫かね?」
ミナト「ごめんなさい…ごめんなさい…」
「ゆっくりと息をして…きみ…きみー」
気付いたら、ベッドの上に居た。
目が覚めた。まだ頭がボーッとする。
あたまのフカフカなおじいさんが、部屋の近くの椅子に腰掛けて寝ている。
ぼくは、助かったのかな?
窓の外から、暖かい日差しが入ってくる。
ぼくは今保健室にいるらしい。
窓の外の空は雲が一つもなく、快晴だ!
太陽が眩しく輝いている。
主人公は太陽だ!
頭が痛いながら、ぼくは急に我にかえり、ベッドから出ようとした。
「どこへ行くんじゃ?」
アフロのフカフカおじいさんが、話しかけてきた。
ミナト「あの、その…」
おじいさん「君の呼吸が荒くての?何か危ないと思って声をかけたら、倒れたから、ここへ運んだのじゃ!」
ミナトはお礼を言って、部屋を出ようとするも、おじいさんに止められる。
おじいさん「何があったのか…話さなくても良い。とりあえず、この暖かいココアを飲みなさい。」
おじいさんにココアを手渡され、ぼくはそれを一口ずつ口に含んでいった。
ミナトは苦しみに支配されていた。その苦しみから逃れるため、心を軽くするために、ゆっくり話し始めた。
ミナト「あの…助けて頂いて、ありがとうございました。」
おじいさん「そんなことは別に気にせんでも良い。」
ミナト「ぼく…ぼく…」
おじいさん「君が何に苦しんでるのかはわからん。でも、窓の外を見てみなさい。景色がきれいじゃろ?わしはな、この保健室から観る景色が好きなんじゃ。」
ぼくは、窓の外を観る。思わず涙が溢れ出す…。
ミナト「ぼく、おかしいんです。」
おじいさんは黙って聞いていた。
ミナト「だって、お姫様ゴッコが好きだしお飯事も好き、お人形が好き…でも、みんな僕のことをおかしいって言うんだ…。ぼくはおかしいのかな?劇でお姫様をやりたいって思うことが間違いなのかな?」
おじいさんは、ミナトの目を観て、こう言った。
おじいさん「人それぞれ、好きなものや嫌いなものは違う。君がそれをやりたいのなら、それは正解じゃよ。
良いか?人は皆違う生き物。人それぞれ幸せの形は違うのじゃから、多種多様を認めなければ、この日本はダメになっていくじゃろう。わしの小さい頃は、そう言った自由もなかった。
だが、未来は明るくなければいかん。」
おじいさん「君がやりたいようにやるのが1番じゃ😊」
ミナトは泣いた。
遠藤先生「すいません。遅くなりました。」
遠藤先生は、ミナトを抱きしめこう言った。
先生「ミナトくん。ごめんなさい。あなたがお姫様をやりたいなら、その方がきっとみんなのためにも、劇を観にくる親御さんのためにもきっと良いに決まってる!」
ミナト「でも…ぼくは…」
ミナトはこれまでの思いを打ち明けた。
おじいさんはこう答えた。
おじいさん「なるほどのー。君は女の子向きなのかもしれん。」
遠藤先生「そういえば、テレビや新聞で聞いたことがあります。実際の性に違和感を持って生まれる子のことを。」
おじいさん「ミナトくん。男の子らしくは嫌かの?」
ミナト「はい!嫌です。」
おじいさんはうなずいて、こう話した。
ならば、明日から君は女の子として、この園に通いなさい。
遠藤先生「園長!そんな、今まで1度も例がありませんよ!それに親御さんが何で言うか…?」
園長「たしかにそう言った例はない。
だが、そのようなことがないからこそ、これからは、いろいろな人の悩みに応えなくてはならないのぉー😊」
園長はミナトにこう話した。
園長「良かったのー」
ぼくは、教室に戻った。この後なんて言われるか、とても不安だった。
男の子A「帰ってきたぞー、キモイ王子様ー」
みんなが笑う。
ぼくは下を向く。
1人の女の子がこう言った。
クミ「王子様は残念だったけど、お姫様なら似合うかもね😄」
ミナト「え?」
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