超能力戦争
私は超能力者...だ
物心ついた時からこの能力を持っていた
ただ手に力を入れるだけ
それだけで能力が発動する
俺の能力は世界を自分の望む物に変えてしまう能力だ...危険過ぎる能力だ
だが俺はこの能力を使ったことは一度もない 使ったところで世界が不便になるだけだ、だから俺は今日も学校にいく
超能力者という事を隠して
「あ!君でしょ!超能力者!」
人気のない路地で背が大きい奴に絡まれた、正直迷惑だが今はこういう事を言っている場合ではない
「ねぇねぇ!君なんでしょ!」
そいつは話し続ける
「す、すいません...急いでいるので.....」
話を切り上げ学校に行こうとしたが
「行かせないよ」
俺の体が吹っ飛んだ
後ろ向きに
「君は....僕と同じ人種だ」
これは...相当やばい
「お、おいちょっと話合おうぜ」
「さぁ!使えよ!超能力をさぁ!」
話が通じない
また俺の体は中に浮く
今度は近くにあるコンクリートにたたきつけられた
「.....ぐ..」
本当にやばい
なんとか逃げる手段を...
「早く見せろよ!超能力!」
あいつはイラついている
俺は...世界を変えたくはない
でも...このままでは死ぬな...
俺は近くにあるコンクリートの破片を掴み「頼むぞ...」そう、念じた
コンクリートの破片が黒い塊になっていく、“それ”は俺の念じた通りに動く
パアァァァン
銃声が鳴り響く
「....効くと思ってるのか?超能力者なんだぞ?」
俺は信じられない物をみた
見てしまった
そいつの腹の前で弾丸が止まっている
信じられない
なぜ
どうして
答えはない
「僕の能力はね、物質を自由に操る能力なんだよね、銃なんかじゃ簡単に止められる...もちろん弾丸をこうやって..」
そいつは指で弾丸を弾いた
それはものすごいスピードで俺の脚を貫通した
脚に手を当て力を込めた
血が止まり戻っていく
痛みが退いていく
あいつも超能力者なのか...
俺は考えていた
なぜ俺が超能力者だと知っているのか
なぜ俺を襲うのか
分からないが...
ただ一つ、唯一!分かっている、絶対に間違えていないことがあった
俺は口に力を込め、精一杯、全力で
声を放った「反撃開始だ」
そう
こっからは俺のターンなのだ
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殺さなくてもいい
私はすでに勝っているも同然だ
「さぁ!反撃してみろよ!」
あいつはコンクリートを細く鋭く
そして堅くしたものをこっちに飛ばしてきた
それが足、腰、腕に突き刺さった
私はコンクリートに手を当て
力を込めた
そいつの体がどんどん沈んでいく
液状となったコンクリート
そいつの体の周りだけを液状にした
そして俺はゆっくりとそいつに近づいた、「痛かったぞクソヤロー」
そいつの体に触れ手に力を込めた
「超能力を無くせ」
そして液状のコンクリートからそいつを引っぱり出した
「....殺さないのか」
「するわけ無いだろ、殺人したくないし」
「....そうか...」
「そうだ」
「....超能力は..」
「もちろん消したぞ」
「.....そうか....」
そいつは申し訳なさそうに
「...すまない」といった
パン!
そいつの頭が割れる
血が吹き出す
そして聞こえてくる
人の声
パン!
俺の頭から...血が噴き出した
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
....
目覚めは最高に悪かった
「ぐ....」
起きたときには顔が無かった
バラバラになってたのだ
目と口はくっついていたが
そして目に手を被せ力を入れる
治ったが...痛みは残っていた
しばらく激痛にもだえそして復活した
そしてそいつの存在を思い出した
俺の隣にいるそいつ
正直復活させたくは無かったが...
なにか知っているかもしれない
そんな希望を持ち復活させた
復活させた直後に暴れ出し10分ぐらいで収まった
俺は聞いた「なぜ俺を襲った?」そいつは答える「....命令だった」
「誰からの命令だった」
「俺の上司だ...まぁ今俺を殺したのも上司なんだが...」
「...その上司の名前は」
「津田彰だ」
「で、お前の名前は?」
「伊藤朗人だ」
「ほう」
という会話をし、俺は朗人の上司を追うことにした
「いっ...」
手に激痛が走った
敵の攻撃かと思った
だが違った
能力の使いすぎだ
「...なるほど、その能力はチートだが...欲しくはないな...デメリットが大きすぎる」
ここでまた記憶が途切れる
目覚めた時はベッドにいた
奥から皿洗いの音が聞こえる
「お、起きたか」
朗人が出てきた
「.....ここは」
「俺の部屋だ、汚いだろ?w」
「....超能力戻してやるよ...」
「えっあぁありがと」
手に力を込める
「おお!戻った!」
ずいぶんと嬉しそうだった
「で、お前は?」
俺は聞く
「え?」
「だから上司に裏切られてお前はどうすんだって話」
「うーん...お前についてくよ」
「復讐のためか?」
「そうだ、なんか悪いか?」
「いや...」
「ならついてくぜ、上司の場所も教えてやる」
朗人が続ける
「でも今日は怠いからまた明日な」
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