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良く知りもしない彼

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あみ( ♀ qCwSnb )
14/05/14 23:30(更新日時)

※この小説はノンフィクションです

オンラインゲームで知り合った会ったこともない人に現在進行系で恋をしている私のバカな話です(笑)

読者の皆様、暇つぶしにでも読んでやって下さい(^-^)

No.2093772 14/05/12 20:44(スレ作成日時)

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No.1 14/05/12 21:35
あみ ( ♀ qCwSnb )

出会ったのは2013年10月

出会ったというよりも、知り合いになったという感じカナ?

当時私は大学3回生で時間を持て余しており、暇あればオンラインゲームを楽しんでいた

たまたま知り合ったショウ君と気が合い、連絡先を流れるように交換したけれどまさか、それが恋愛感情に発展するとは思わなかった

一緒にゲームしながらメールしたり電話をしたりとても楽しい時間を過ごしていたし、私の生活もどんどん彼と共有する時間を優先していった

ある日、ショウ君とは別の人で、私が兄と慕っていたヨシ君からの突然の告白があった

その人もオンラインゲームの友達で、ショウ君と知り合うまでは私とヨシ君、そしてヒメちゃんという女の子と3人でずっと遊んでいた

コンビニで朝バイトをしている私の体を気遣い、ヨシ君はずっと私に早く寝るように、と言葉をかけてくれていた

しかし、後に知り合ったショウ君は夕方から仕事で帰宅時間はいつも夜遅くだったので、もともと八方美人な私はショウ君が、私と遊ぶ事を楽しみにしていると知り、何故かその気持ちをむげにする事もできず毎日夜中2時頃まで遊び、5時に起きてはアルバイト、という生活を送っていた

ショウ君と知り合ってから変わっていく私を見るのが辛い、そうヨシ君に打ち明けられて、ヨシ君の事はとても尊敬していたし(今もしている)、人としてとても好きだったけれど、よく話合った末に友達関係を解消し、それ以降はお互いにまるで他人の様に距離を置き続けている

この事をまずヒメちゃんに話してみると、ヨシ君はヒメちゃんとも関わりを絶ったらしい事がわかった

私が原因なのは間違いないので申し訳ない旨を伝えると彼女は「寂しいけれど気にしてないよw」と、言ってくれた

話すか迷ったけれど同じ事をショウ君にも話した

彼は、「うわ、絶対俺のせいだよな、ごめんな」と言った後、「俺かヨシさんのどっちかを選ぶしかなかったんだろうな」と言った

この頃にはもう、私の恋心は芽生えていたのかもしれない

正直なところ、ショウ君の存在は大好きだったヨシ君を失った事のショックをかなり和らげていた

No.2 14/05/14 00:32
あみ ( ♀ qCwSnb )

特別な関係ではなかったけれど、私達は毎日メールをし、長電話もした

よく分からない関係は2ヶ月程続き、ある日不意に、そろそろ付き合おうかという話になった

戸惑いはあったけれど、多分恋愛対象としてショウ君を見ていたんだろう、私は承知した

私とヒメちゃんとショウ君は3人で遊ぶようになり顔写メを交換していたからお互い一応雰囲気だけはわかっていた

私達はずっと一緒に遊んでいたから、ヒメちゃんには付き合っている事はバレバレだった

時々彼女に冷やかされながらも楽しい時間を共有していた

ある日、ショウ君と電話をしていたら彼を不機嫌にさせてしまったようで、ビックリした私は情けないけれど泣いてしまった

彼もまさか私が泣くとは思わなかったからビックリし、一生懸命ごめんなと謝ってくれた

その日ショウ君は後悔し過ぎて眠れなかったらしい(笑)

そうやって時間は流れ、クリスマスが来ていた

気持ちだけで恋愛をしていた私達は、来年はクリスマスから年明けまで一緒に居ようねという現実が見えていない口約束を何度交わしたかわからない

実は私は最初に付き合ったのが高校を卒業する直前で、それは友達に推され推されて隣の学校の男の子と無理やり付き合ったけれど疲れて10日で別れてしまった

恋愛する事に興味はなかったけれど、卒業してからはなんとなく、今では顔も名前も覚えてないような人達と付き合いもしていないのに遊んだりした

次に付き合ったのは大学1回生の冬で、相手は私のバイト先の近所で県外の専門学校へ行くためにバイトを頑張っていた同い年のフリーターの人だった

彼と付き合うまでは、高校時代の親友とも呼べるクラスメートに2年片思いををしていた

その人に背丈や顔が似ているような気がして、好きだった訳ではないけれど彼の告白を受けた

良い人だったけれど、元々連絡不精の私と遠距離恋愛なんて向いていなかったと思い、強引だったけれど別れた

1ヶ月と少しの期間付き合って、その半分くらいは連絡を取り合っていなかったと思う

マトモに恋愛なんてしたことのない私は、ショウ君と出会い、今となっては本物なのかわからないけれど高校時代の親友を忘れるくらい恋をして、最初のクリスマスがやってきた

No.3 14/05/14 23:30
あみ ( ♀ qCwSnb )

クリスマスが、お互いの気持ちが最も熱くなっていた時期だったと思う

私は会ったこともないけれどなぜかショウ君が大好きだった

少し前に手袋をなくしてしまった事を話した事があり、それを覚えてくれていた

ショウ君は東京、私は奈良にいて、遠距離で会えないからと、手紙付きで白生地にハートの柄の入ったとても可愛い手袋を贈ってくれた

少し子供っぽいかもと言いながら、私に似合うものを一生懸命探してくれたらしかった

届くまでは彼の性癖なのか、ニーハイソックスを贈ると宣言していたので笑ってしまったけれど、とても愛されている気がした

さっそく付けて、写メを撮りそれを送った後に電話で何度も何度もお礼を言った

本当に嬉しかったから。

私の方もクリスマスプレゼントを贈りたかったけれど、彼の住所はわからなかった

個人情報だからしつこく聞けなかったけれど、ショウ君の言うことを信じるならば私にお金を使わせたくなかったらしい

その代わりショウ君の誕生日がある6月頃に、

「東京に会いに来て、それがプレゼント」と、また新しい口約束を交わした

今のところ、あれほど幸せなクリスマスを超えるものがあるとは思えない

私が電話をしている相手が、顔もよくわからないその人が、例え幻のようなものでも私は少しも気にならなかった

添えられていた手紙には、

「辛い時に抱きしめてあげる事は出来ないけれど、せめて寒さを和らげてあげたい」と、温かい言葉があった

本当に、いつ思い出しても私の心が揺れてしまう最高のクリスマスだった

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