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想事記Ⅲ

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鳥野ササミ( 0tYn1 )
14/03/28 11:57(更新日時)

ミクモンの観察、収集日記。

13/09/10 03:58 追記
新・共産革命宣言~或いは右翼と左翼を超越したネオ・コスモポリタニズムについて~

No.1834857 12/08/13 16:02(スレ作成日時)

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No.189 14/03/28 11:57
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈天才は天才を知る〉ヘーゲル
■〈日病を考える〉
日本人の信仰は労働でありそれは『働く』(はたをらくにする)という言葉に端的に現れる。彼らの救済の目的はひとえに他者にあり自己にはないと言える。
■〈もっと練習しろ!〉
これは石川遼選手への心無い言葉である。発言者は自称・石川遼ファンのオッサンしい。問題はなぜオッサンがこのような残念な発言をするに至ったかである。(本当のファンならば選手の好不調を考えて滅多なことは言えまい)察するにこのオッサンの真意は『もっと働け!』ということではないか。『もっと働いてはた(ファン)を楽にしろ!』ということなのだ。もっと言えば『オレはこんなに働いて(応援して)いるのになんでお前はそれに応えないんだ!』ということだろう。こういうのを『恩着せがましい』という。
■〈ユヅル~!アイシテル~!〉
そう、日本人は恩着せがましいのだ。相手の気持ちは考えない。ファンが羽生選手をアイシテルかどうかはあの場面では関係がないし本当に愛してるなら演技の直前で声をかけるようなことはしまい。それにしても少なくとも石川遼選手の方が件のオッサンより〈納税〉していることは確かだろう。
■〈ジャパネットたかたと林修〉
たかた社長の〈売らんかな主義〉は何かに似ていると思った。そう、林修だ。ジャパネットたかた=東進ハイスクール。しかし、たかた社長の方が実用的な商品を扱っているぶん道聴塗説の文字芸、東大コバンザメの林修よりかはマシかもしれない。それでも塾講師で甘んじておればまだ可愛かったが最近はテレビでつまらぬ説教をし始めたから下手な芸能人よりタチが悪い。
■ そろそろ〈芸能人の資産に課税する〉ぐらいの社会主義的政策が必要かもしれない。彼ら芸能人がテレビで馬鹿笑いをし高給を得る一方で汗水垂らして真面目に働いている庶民が塗炭の苦しみに喘ぐなど許されるはずもなかろう。そもそも芸能人の給料は企業の広告料から支払われており広告料は製品価格に予め上乗せされているのだ。テレビCMを見ようが見まいが我々は彼ら芸能人に給料を支払っているのだ。

No.188 14/02/11 10:58
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈やる気のあるものは去れ〉タモリ

■ 日本の鍍金が剥がれ続けている。佐村河内によるゴーストライター事件然り。と言っても業界ではゴーストライターは当たり前だから実はマスコミはみんなグルだった。サブプライムややらせのドッキリ番組と同じだ。
■ インポネシア大統領第3便器のビデ夫人にしても彼女が本当の〈セレブ〉でないことなど視聴者はみんな見抜いていた。叶姉妹と同じである意味では作られた世界を楽しんでいた。セレブセレブ詐欺。セレブの偽装表示を見抜く間違い探しゲームみたいなものだろう。
■ さて私が縦書きによる日本語表記の構造的問題と横書きの優位性を論じるとネット上では英語をカタカナではなくnativeに記す人々が爆発的に増えた。これは私が日本語の本質的蘊奥を体得していたからであり世界は〈私以後〉と〈私以前〉で明白に分かれてしまったのだ。

No.187 13/11/16 16:47
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈不正なことが不正な方法で除かれるよりは不正が行われている方がまだ良い〉Goethe

■〈以下、着々と現実化〉
・日テレ『ゲームパンサー』放映開始
・フジテレビ『ハニートラップ』
・フジテレビ『世界行ってみたらホントはこんなとこだった』で無重力と無重量の違いを〈わざわざ〉説明。(バラエティーなら「無重力状態」といった適当な表現でも問題無いはずだがだいぶん神経質になって指導しているスタッフがいるようだ)
■〈父祖の権威や財産は頂きますが言いつけは守らないニッポン〉
例えば父親から〈貧乏は恥ではない!〉と言われてたんだけど大人になってから贅沢したせいで胆石になっちゃうとか。まぁ今の世の中で贅沢するな、とは言わないけどもね。しかし自分が胆石抱えながら〈貧乏は恥ではないぞよ!〉とか酒臭い説教をするのは老害だろう。だいたいプルサーマルは〈核燃料のリサイクル〉だろうに。どの面下げて〈リサイクルは不要だ!〉などと言えるのかね。まぁどうせ研究のほとんどは外人の提供したものなんだろう。東電にもキチンと核燃料や放射線について知識を内面化している人間がどれほどいるものか…怪しいものである。そして無知がバレないためにわざとサボタージュで事態を悪化させているのだろう。我々の能力が低い訳ではなく未曽有の事故ですよと。それでも我々東京電力はやりますよ。我々しか出来ませんからね。はいはい。という訳だ。(これを〈火事場泥棒の居直り〉と名付けよう。)

No.186 13/11/07 12:42
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈雨降って地固まる〉

■〈千葉県のみでPM2.5上昇の理由〉
どうせ近所のオッサンが焚き火でもしたんだろう。もしくは歩きタバコの煙が観測されたか。いずれにせよ中国から飛んでくるPM2.5なんぞより身近なタバコの方がよほど〈要注意〉だろう。アベくん、早く規制してくんないかな~?

No.185 13/11/04 06:05
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈人生は悪しき冗談なり〉Shakespeare

■〈終身雇用的社会に胚胎する談合ヤラセ体質について〉
マーくんの24勝はまだ分かる。東北を元気づけるためにパ・リーグで談合があったのだろう。しかし普通に考えて楽天が巨人に勝てるはずはないので(物理学的に有り得ない)楽天日本一はナベツネの鶴の一言で決まったのだろう。大相撲の若貴ブームみたいなものだ。そういえば大相撲が不祥事で人気が低迷すると遠藤なる〈天才〉が彗星のごとく現れるのであった。以上のように考えると日本のプロ野球や大相撲といったスポーツの世界は多分に公共事業の割合が強いようだ。

No.184 13/10/31 12:21
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈溜め息ばっかり!〉クルム伊達公子

■〈看過されているヤラセ番組を検証〉
『ほこ×たて』以外にもヤラセは蔓延しているがなぜか見過ごされている。一つずつ検証してみよう。
■『人間観察バラエティー・モニタリング』TBS
まず大前提としてこの手の心理学を悪用した引っかけ番組に出演する一般人はエキストラ派遣会社などに登録している〈準タレント〉のような人々であり純然たる一般人ではない。もしも純然たる一般人ならば最悪訴訟問題に発展する可能性もあるし何よりも自分の痴態を〈顔出しOK〉で放映してよいなどという契約を軽々しくするはずがないのである。通販番組などに登場する一般人もたいがいそうであるから気をつけたい。ドキュメンタリーっぽいバラエティーもあるがああいうのもタレント事務所に所属している人々だろう。

■『さんまのからくりTV』TBS
その昔、ご長寿クイズという人気企画があった。ご老人のトンチンカンな解答を楽しむというものだったが実はあれは『編集の暴力』(by出川哲朗)だったのだ。つまり番組側が故意におもしろ解答になるように(つまり老人がボケたように)見せていたのだ。これと同じことはセイン・カミュの英会話講座でもあった。

No.183 13/10/26 17:56
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈人間は考える葦である〉パスカル

■〈偽装ではなく誤表示の国ニッポン〉
苦しい答弁である。仮に誤表示であったとしても首脳陣が故意に〈誤った表示〉をしたのならそれは偽装であろう。故意でないならなぜ〈手ごねハンバーグ〉が既製品に置き換わったのか。手作りのハンバーグと既製品では生産工程も違うから原材料も発注も違うはずだ。それが分からなかったというならこの会社は組織として機能していないことになろう。都合の悪いことは〈知らぬ存ぜぬ〉で押し通し事件が風化するのをひたすら待つ作戦は東京電力や自民党と同じである。
■〈ヤラセではなく演出ですニッポン〉
フジテレビの『ほこ×たて』という番組で放送倫理上問題のある演出(=ヤラセ)が発覚した。この問題の本質はテレビという媒体が構造的に胚胎するヤラセの共謀者(=出演者)との契約が上手くいかなかったということであり演出してはならないということではない。そもそもクイズ番組などは出題する番組側のさじ加減ひとつであるしいわばテレビそのものがTVshowという演出の賜物なのだ。
■〈最終処分場は太陽〉
宇宙エレベーターはいずれにしても人類に必要だからニッポンが作れば良い。そうすれば宇宙開発バブルが起こるし核のゴミ問題も解決できる。私はどちらかというと原発に賛成する立場なのだが池田くんのように顔面がメルトダウンしている人が原発賛成派だとどうにも〈原発の〉イメージ的に宜しくない。言論人は言論だけ発表すれば良いのであってわざわざアウェーのテレビとかに出て撤退戦を繰り広げない方が良いだろう。それにしても原発賛成派は〈科学による人類の進歩〉を信じているはずなのに宇宙エレベーターなどに触れないのが不思議ではある。

No.182 13/09/28 12:35
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈サンマが出ればアンマが引っ込む〉日本の俚諺

■〈可哀想な企画・物乞い〉
モヤさま以来街ぶら番組が増えている。街ぶらは低予算で視聴率が取れるユーザー巻き込み番組と言えよう。ロケみつのブログ旅は明らかに電波少年のパクリだろう。スタッフは電波少年世代だから似たようなことがやりたいだけである。しかし気持ち悪いのが度々スタッフが出てくるということである。企画にかこつけて女芸人といちゃつきながら海外旅行をしたいというスタッフのさもしい魂胆が透けて見える。しょせん関西の番組などその程度のものだろう。もはやガチでも何でもなくスタッフのさじ加減ひとつという緊張感に欠ける予定調和的展開は安い企画物AVを彷彿とさせる。
■ 予算がないのか企画を考える頭がないのか分からないがタレントに物乞いをさせる企画はなんとかならないのか。有名タレントが金を持ってないはずはないのだからいくらヤラセだからってお店側だって困るだろう。視聴者もタレントの物乞いする場面なんて見たくあるまい。ロケみつだって普通に物乞いしてたらブログのコメントがそのまま所持金になるというルールも緊張感をなくすだろう。こういう他者の善意に〈たかる〉企画はいい加減やめるべきだ。あまりにも厚かましい。そりゃあクルム伊達公子だってキレるだろう。

No.181 13/09/15 16:32
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈道徳的であることをやめねばならぬ時、我々は力を失ってしまう〉Goethe

■〈若者言葉の語彙の貧困さを考える〉
最近とみに英語が必修化されたりして英語を学ぼうという空気が漲っているようだ。では英語は学ぶべきか否かと言えばビジネス上の理由などを除き無理して学ぶ必要もなかろうと思う。というのはこれから日本語と英語をちゃんぽんにした〈新しい言語〉ができる可能性が高いしまたそれは構造的に避けられない流れだろうからだ。実際メラネシアではメラネシアの文法と英語の語彙という新しい言語が100年ほどで出来てしまった。だからこれからの日本でも恐らく文法は日本語で語彙は外来語をどんどん取り入れた新しい日本語になってゆくと思う。またそれが世界に普及してゆくと思われる。なぜなら日本語の文法は単純でカンタンだからである。インスタントラーメンかコンビニのごとく日本語が普及してゆくのだろう。
■ 江戸時代の遊郭の隠語で〈紅葉あわせ〉というのがあった。いわゆる女性が男性のそれを胸で挟んで導くというあの行為である。なぜ隠語にするかと言えば公の場所で口にしても世間に感づかれないためであろう。しかし紅葉あわせとはなかなか洒落たネーミングセンスである。パイスラッシュなどとは雲泥の差である。しかしそもそも〈パイスラッシュ〉というのは隠語として用を為していないことに気づく。もはや隠していない隠語とは隠しているつもりで隠していない知的露出狂みたいなものか。
■〈wwwwwwwwwを精神分析〉
Web上でよく見かける記号だがこれは笑い(warai)の頭文字を取ったものでズバリ笑いを意味する。w一個なら〈プッ〉という吹き出し笑い。二、三個なら〈クククッ〉という含み笑いの意味でありそれ以上は悶絶や笑い死に寸前といった意味がある。wの数で笑いの程度を表現できるデジタル的な日本語の強みであると言える。

No.180 13/09/15 04:14
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈十分に発達した科学技術は魔法と見分けがつかない〉アーサーCクラーク

■〈新・共産革命のために科学的事実の普及を!〉
よく言われますが、人間は直立二足歩行を始めたので重い頭を脊椎で支えられるようになったので頭脳が発達したのでは「ありません」。
■ 人間の頭脳が発達したのは直立二足歩行を始めたので両手が自由になりそれで道具を作り大型の哺乳動物を狩ることができそのため豊富な栄養を摂取することができたからです。脳の容量が大きくなるには当然ながら相応のたんぱく質が必要であり単純に直立二足歩行を始めただけでは脳は大きくなりません。その証拠に人類は有史以前の数多の大型哺乳動物を絶滅に追いやっています。
■ ここで私が言いたいのは単純な動物愛護とかそういう話ではありませんし地球環境を〈守ろう〉とかいう人間中心主義の話でもありません。むしろ逆で人間存在の地球に対する矮小さであります。
■ 例えば人間が地球に空けた穴は最大で12キロメートルほどですがこれは地球の半径6400キロメートルから見てたった0.2%に過ぎません。かようにちっぽけな存在が地球環境や生態系を守ろうなどというのはそもそも思い上がりというものであります。
■ しかしここで論理を飛躍させて〈リサイクルは不要である〉という結論に至るのはナンセンスであります。資源を有効に活用するために知恵を絞ることを否定するのは太古の人間がより効率的な狩猟道具を作るために知恵を絞るのを否定するのと同じであります。〈知恵を絞る〉のも地球から産まれた人間の本能であると言えましょう。

No.179 13/09/12 21:40
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈人は罪を犯すも悔い改むれば神の恵を受くべし。罪を犯すは神に近づくの道なり〉ラスプーチン

■〈パックンはなぜボビーに殴られたのか〉
日本人が黒人を〈けしかけて〉白人をやっつけるという構図は見ていてあまり気持ちの良いものではなかった。もちろん私はボビーの鉄拳制裁を肯定しないしパックンの大して面白くない割に尺を食うjokeも肯定しない。ただMCの名倉潤の〈ボビー!殴ってええぞ!〉という発言は際立っていた。
■ 確かに相撲は日本の国技だがだからといってそれが世界に誇れるとはたぶん大多数の日本人は思っていない。要するに相撲にそれほど思い入れはない。にも関わらずパックンが殴られたのは彼のjokeがリスペクトを欠いていたからだろう。例えばItalyやBrazilでサッカーの悪口を言ったらどうなるか。袋叩きにあうのではないか。パックンが日本国籍を取得していたら彼は〈日本人として〉リスペクトを欠いたことになるしアメリカ人の立場からということなら〈よそ者〉の外国人が頼んでもいないのにアメリカでの相撲の人気度を論評したということになろう。
■ まぁしかし世界番付のあの衝撃映像を見れば分かるように日本はああいう野蛮なことを未だにやる国なのだ。空気を読めない人間は有無を言わさず潰されるし人と違った意見は許されないのだ。なるほど確かに相撲や柔道の指導の現場はああいう風だろうな、という非常に示唆に富む映像であった。

No.178 13/09/11 02:50
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈勝って兜の緒を締めよ〉日本の俚諺

■〈アベくんへ政策プレゼント〉
まずは竜巻対策のために山を作りなさい。しかしただ単に山を作ってもしょうがないのでピラミッド型のアルコロジー(巨大都市型建造物)を作りなさい。技術的には出来るんだからね。しかし埼玉や千葉あたりにそれを作ると東京の優位性が低減するという魂胆だろう。アベくん。しかしもう東京だけが都会なんていう時代じゃないぜ。少子化だって東京の狭くて高い土地から生まれる構造的問題なんだからさ。もう〈東の京都〉っつうコンプレックス丸出しの情けないネーミング止めようよ。オリンピックは東京でやるっつってもそれ以外何があんのかね。そもそもオリンピックでここまで盛り上がれる国民ってどんだけ〈飢えてた〉んだという話だろう。徳川社会主義時代から進歩してないんだよ。まったく。土砂崩れだってゴルフ場建設の為に山を削ってるから起こるんだからさ。呑気にゴルフなんてやってるなんて不謹慎極まりないからさ。夏休みだから何しようがOKじゃないぜ。ゴルフの為に死人が出てるんだぜ。もうちっと下々の生活現場見て勉強しようか。アベくん。
■〈新・共産主義とは何か〉
簡単に言えば科学的事実に基づく地球原理主義である。我々は地球市民であるという立場から世界中のあらゆる国家に対して厳しくチェックをしていく。私が口を酸っぱくして反日的なことを書いているのもこの理屈に依る。つまり〈反国家〉は〈日本だけ〉に限った訳ではないという訳だ。だから必然的に世界中の国のnationalistから非難されるのも当然の成り行きと言える。しかし地球原理主義は唯一の科学的に正しい信仰(?)であるから反駁される恐れはないだろう。まさか地球よりも人間が先に生まれたなどという人はいまい。しかしこれが民族間の話になるとどちらが先かとか優秀かとかつまらぬ話になる。要するにネオ・コスモポリタニズムは近代的な〈人間中心主義〉からの脱却でもあるのだ。

No.177 13/09/02 08:38
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈猫に小判、豚に真珠、馬の耳に念仏〉日本の俚諺

■〈山師の国・ニッポン〉
ジョジョの新作ゲームの課金システムに対するオールドゲーマーの悲憤慷慨と勘違いがヒドい。より悪辣な携帯ゲームの課金システムを看過しつつ家庭用据え置き機の課金システムのみ批判するのはゲーム産業の構造的問題が見えていない証左であり彼らオールドユーザーがゲーム業界の未来に対して何ら定見を持ち合わせていない無責任なユーザーであることを露呈している。要するに彼らはゲーム文化を育てるためにカネを払うつもりはない。ただの貧乏人なのだ。貧乏人が憂さ晴らしのために今や高級な娯楽になったゲームを楽しもうなどというのは筋違いも甚だしいだろう。
■〈ゲーム業界はもともとヤクザな世界であった〉
ゲーム制作などというものはそもそも正業ではない。得体の知れぬ(しかしチャレンジ精神に溢れる)山師たちが勝手に集い勝手に作っていたものである。只でさえ怪しげなゲームの世界のさらに格闘ゲームなどという閉鎖的でマニアックなジャンルを一般に広く開拓したのがカプコンであるが時代は下り格闘ゲームはまた斜陽化する。オールドゲーマーのコアな要求に従いシステムが複雑化し閉鎖的で〈蛸壷化〉していくに従い新規ユーザーやライトユーザー離れを惹起し市場全体の縮小を招いたからだ。すべてはゲーム産業というヤクザな業界が構造的に胚胎する運命であり〈自縄自縛〉であったと言える。
■ しかしかつてのユーザーは良い意味でおおらかであった。インベーダーゲームでもストリートファイターシリーズでも100円玉を積み上げてアホほど突っ込んだはずだ。昔のアーケードゲームは客の回転率を上げるためやたらに難しく設定してあった。そのあこぎな発想は今の課金システムと大差ない。それでも〈ゲームをやりたい〉という情熱で皆100円玉を突っ込んだ。そしてその情熱が現在のゲーム文化を育て上げたと言える。非常に小人物的で費用対効果でしか語られないAmazonのレビュー者は自ら文化の担い手ではなくカネしか頭にない魂を失った山師であると白状しているのだろう。

No.176 13/08/27 05:55
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈職業に貴賤なし〉日本の俚諺

■〈根回しニッポン〉
日本では売春は違法である。少なくとも建前として違法である。橋下くんは合法と言っていたがドイツのように労災は下りないからやはり日本の売春は社会的な建て前として非合法だろう。非合法なのは理由があり当局にとって許認可権を行使しいつでも〈取り潰し〉ができるというところだろう。非合法でなければ困るのだ。要するに当局がそれを違法だと〈みなし〉てくれば取り締まりの対象になる。取り締まりを受ければそれは違法なのだ。
■ これはちょうど花巻東の千葉くんの〈カット打法〉が審判団によって突如としてバント失敗=スリーアウトとみなされた事象と同じ話である。そしてやはりというべきか。この問題についてもネット上では〈カット打法は卑怯だ!〉とかいう感情論に終始していたのであった。そもそも論として野球のルールブックが既にルールとして機能していないという問題もあろう。例えば審判の〈裁量〉がルールとして認められているのもよく分からない話だ。審判さえもルールに従うというのが本当の〈法の支配〉だろう。ルールブックはいわば審判の独断を防ぐ〈憲法〉でもあるはずだ。審判団が自分達の面子の為に裏でコソコソ通達を出してる方がよほど〈フェアプレイ精神〉にもとる行為だろう。
■ WBCでは投手の球数制限とかいう正統性(=根拠)の薄弱なルールがあった。国際試合での投手の球数制限は受け入れるけど高校野球のカット打法はダメ!という無節操ぶりを露呈しつつ〈ルールブック通りだ!〉というのもどうかと思うが、まぁどうせ試合時間を短縮したいというのが大方の意見だったと思うのだがだったらもう野球などやらなきゃ良いのだ。涼しいドーム内でルールブックとにらめっこしてリアル野球盤でもやっておけばよい。そうすればカット行為もなくなるし高校生も有意義な課外活動になるだろう。

No.175 13/08/20 05:53
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈自信の無い人間ほど群れる〉落合信彦

■ 連日の猛暑でダムの貯水率が心配だがこの問題を解決する妙案がある。すなわち福一の事故処理で増え続ける汚染水をダムに流す一挙両得作戦だ。もちろんこのダムから作られた飲料水は〈汚染水安全派〉の人々の日常用水として使用して貰うのが妥当だろう。原発を動かしたい人々にとっても画期的な事故処理の方法としてアピールできるはずだ。まぁトリチウムだけは除去しきれないのでだんだん体内に蓄積するかもしれないが原発大好きっ子にとっては問題ではあるまい。ちょうどアルコールやタバコを信仰する人々と同じであろう。要は彼らはアルコールやタバコや原発の力を〈信じて〉いる人々であり自らを〈捧げて〉いる人々なのだ。だから〈殉教〉することは彼らにとって救いですらあるのだ。困難が増え続けるほど彼らの信仰心は高まる。試練の壁が高いほど彼らの信仰心は深まるだろう。奇しくも東電の社長が〈revenge〉という用語を使ったのは象徴的である。科学的に理詰めで説得しようというのではなく相手を〈改宗〉させようということなのだ。

No.174 13/08/19 05:37
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈働くものは儲けずに、儲けるものは働かない〉カール・マルクス

■〈付加価値税ニッポン〉
税金っていうのは景気を見ながらどうこうという問題じゃないんだよな。つまり富の分配を社会主義的にやるか自由主義的にやるかという思想哲学の話なんだよ。もう直接税の比率を下げて間接税の割合を上げるというのはトレンドな訳で。それに消費税っていうのは来日した外国人観光客や生活保護世帯も払う訳だからね。ニッポンがこれからTPPに参加したり観光立国でやろうといった場合つまり自由主義的にやろうという場合だけど、そういう時に消費税に反対したってしょうがない訳で。アクセルとブレーキを同時に踏み込んでるようなものだな。だからね、アベくんとか為政者がすべきは民間に聞くとかそういうことじゃなくってニッポンはこれからこうういう風に稼いでいくぞっていうビッグpictureを描いて見せるということなんだよな。まぁしかしNazisの手口に学ぶっていうぐらいだからひたすら国民におもねる民主原理主義でいくのか知らんけど。ついでに言うと吉田松陰ってコテコテの〈中国かぶれ〉だからね。だから易姓革命みたいな過激な倒幕論も唱える訳で。吉田松陰を参拝するって安重根を英雄視扱いする韓国人並みの知性だと思うんだけど。恥ずかしくないのかな。アベくん。

No.173 13/08/16 02:04
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈君の値打を楽しもうと思ったら君は世の中に価値を与えなければならない〉Goethe

■〈匿名ニッポン〉
毎年毎年この時期になるとやれ戦争だの平和だの慰霊だの改憲だの護憲だのと囂しい。しかし私から言わせればこの手の問題は常に国民的議論があって然るべきであり815に参拝することで〈事足れり〉というのは普段から総理大臣以下ニッポン人が全く考えていないことの裏返しであり儀式化していることの証左であろう。本当に〈尊崇〉しているなら未だ南方の島々に眠る遺骨を拾いに行きなさい。
■ 私が常日頃から疑問なのは各国の〈戦争したい人々〉はなぜ矢面に立って自らの主義主張を通さないのだろうかということなのだ。日本中国韓国の各国それぞれの〈戦争したい人々〉がそれこそ竹島に集結して〈リアルサバイバルゲーム〉でも開催して地球上から消え失せてもらえれば戦争は原理的に起こらないはずなのだ。もちろん私は人道主義者だから落命を矯正することはしない。だから竹島で〈リアル天下一武道会〉をネットウヨクの皆さんに勝手に開催してもらい勝手にgas抜きをしてもらう。これが一番まともな解決方法だと思うのだがやっぱりニッポンのネットウヨクは〈パソコンの前の名探偵〉なのかもしれない。
■ ニッポンのWebの特徴は匿名にある。auctionなどでも自己紹介は記入しないのが〈イケてる〉らしい。無印良品みたいなものか。しかし驚くのは彼らの異常な〈嫉妬深さ〉である。日本人には素朴なる人間平等主義があると前に書いたがWebにおける〈匿名性〉はちょうど社会的階級間相違を中和する〈禊ぎ〉の役割を果たしている。つまり匿名という仮面により社会的地位や階級を無くし便宜的に人間平等主義を達成しているようだ。

No.172 13/08/13 19:21
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈自分自身を支配できぬ者に限って他人の意志を支配したがるものだ〉Goethe

■〈武士道精神を発揮して脱原発を!〉
と云う人が現れないのはなぜか。実は葉隠の著者の山本常朝は〈寝て暮らすべし〉なんて言ってる。まぁ武士道なんてえらそうな御託並べたけどやっぱり人間というのは毎日毎日のんべんだらりと暮らす方が良い。〈ヒキコモリのススメ〉みたいなもんだな。だけどこの考えは若者の教育にはよろしくないから〈秘すべし〉と。葉隠が完全なる〈建て前〉の世界なら〈寝て暮らすべし〉は本音だよね。まぁ要するにこれが典型的日本人の考えだろうね。
■ 考えてもみなよ。高温注意情報が出るような地獄の暑さの中で〈野球〉を高校生にやらせる人達の気持ちを。せめて試合時間をズラすとか出来ると思うんだけどね。たぶん彼らの胸中は〈このクソ暑いなかゴクローサン〉といった程度だろうね。たかが課外活動に熱中症による死のリスクなんて割に合わんだろう。それがリスクに見合うようにまで市場化されているのが野球立国ニッポンの罪だよな。
■ 閑話休題。なぜ武士道精神を発揮して脱原発を!という意見が〈右巻きの人達〉から提唱されないのか不思議ではある。武士道精神は耐乏生活を旨とするはずなのに!質実剛健を美徳とするはずなのに!自らが履行しない道徳を他者に求めるのは道理に合わないだろう。せめて〈原発のゴミは我々が引き受けますから気兼ねなく原発を動かして下さい!〉というなら分かるが。ただ国際社会で落伍せずに〈寝て暮らしたい〉から原発を動かせ!というのでは世論を動かすことは出来まい。そして現実的に〈出来ていない〉けれども彼らはその原因が自らにあるとは思っていないようである。むしろ〈原発反対〉を訴える人達がマスコミに洗脳された可哀想な人達という行き方である。ここまでくるともはやオウムと同じカルトの領域だろう。

No.171 13/08/12 03:07
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈砂中の金は見出される〉格言

■〈日本病の解剖〉
日本人の幼児性は〈怒り〉の感情を格好いいと思っているところにも窺える。日本の漫画やアニメでも主人公の怒りは肯定的に描かれているしタレントなどもいきなり〈怒る〉ということを一つのtalentとして売りにしている人さえいる。しかし実は外国では〈怒り〉は罪と観念されている。仏教でもキリスト教でも怒りは罪なのだ。だから〈怒ってはならない〉ということが内面的な道徳律として社会的に在る。だから〈怒る〉人は神様や仏様を知らない可哀想な人という認識でありだからこそ宗教が大事だということにもなろう。所謂日本のWeb民が云うDQNだ。しかしそういう自分達も実はDQNに〈怒り〉を感じているのだからもう日本病につける薬はないのやもしれぬ(苦笑)以前TV番組でVietnam人はイタズラ好きで絶対に怒らない民族だとやっていた。それは彼らが仏教徒で怒ることを信仰に反することだと自戒しているに過ぎない。特定の教義を内面に刻むという考え方が理解できない日本人からするとそれはある種の頑迷固陋な人間に映るのやもしれぬ。要するに〈つまらぬ〉人間だと解釈しているのだ。しかし日本人は〈おもしろ半分〉で学校でのいじめ自殺を事実上黙認している。それは〈ヤンキー文化〉に対抗する価値観を持ち得ないにも関わらず保守としてしゃしゃり出てくる日本の保守勢力の無責任さもあるのだろう。
■ さて日本人は〈キレる〉ことを格好いいと思っているらしい。それはドラゴンボールを見ても明らかだ。日本人は特定の教義がないため常に〈建前〉と〈本音〉という二つの価値観を内面に構築し場合によって使い分けるという在る意味で〈二刀流信仰〉とでも呼ぶべき行き方になっている。従って〈キレる〉というのはこの〈本音〉が〈建前〉を破って出てくるということであり今まで鬱々と我慢していた〈思いの丈〉を〈ぶっちゃける〉ということが〈キレる〉実相ということになる。要するに日本教には構造的に〈キレる〉というsystemが包含されている。

No.170 13/08/09 20:20
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈時間はすべてを食いつぶす〉Shakespeare

■〈ネットウヨクは新撰組の夢を見るか?〉
新撰組の前身は幕府の募集した浪士組であるがこれは二つの目的があると考えられる。一つは過激な攘夷派浪士を集めることで市井の幕府に対する不満を〈逸らす〉gas抜き。今一つは思想調査とそれに伴う〈捨て駒〉的政治的利用。いずれにせよ京都には既に見廻り組という立派な警察機構があったし新撰組の隊員の殆どが武士ではないことを考えると体制に上手く利用された感は否めまい。新撰組それ自体は軍事力も政治力も塵に等しい。しかし〈塵も積もれば山となる〉という訳で現代ではWebでネットウヨク同士の合従連衡が進んでいるようだ。では彼らが新撰組のように歴史に名前を残すかと言えばそれは無理だろう。何故なら彼らは〈匿名〉だからだ。
■ 彼らネットウヨクのブログは兎に角〈マスコミ、在日、民主党が悪い〉という〈決定論的世界観〉で満ちている。強迫神経症とも思えるガラス細工のように精緻なその論理の進め方は〈寄らば斬る〉ならぬ〈反論は斬る〉といった印象を一般人に与えるだろう。実際彼らのやっていることは非常に都合が良い。例えば〈マスコミが偏向報道をして善良な市民を洗脳している!〉と言いつつ一方では洗脳されている(らしい)市民に対しては〈情報弱者〉と〈斬り捨て〉嘲りの感情を隠さない。彼らはただ単に自らの腕を試せる〈敵〉が欲しいだけなのだ。
■ それはちょうど〈隊の維持〉そのものが目的と化した新撰組と同じである。幕末に〈自分探し〉を始め新撰組に入隊した〈自称・武士〉達が自己のアイデンティティ確認のために〈私物化〉された組織が新撰組だった。そして彼らが多くの開明派浪士を斬り捨てたことで明治維新は何年も遅れることになったと後の歴史家は認めている。

No.169 13/08/06 05:12
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈かけがえのない人間などいない〉ロバート・ケネディ

■〈モンスーン気候・ニッポン〉
なかなか明けない梅雨のように日本人の心性は湿っている訳だが日本人には素朴なる人間平等主義がありこれが妬み嫉みの原因となる。詰まるところ価値判断が〈お隣さん〉なのだ。これは日本社会全体に終身雇用的な〈空気〉が満たされていることを現す。それを〈世間〉と云う。日本社会では実際の被害の程度は兎も角〈世間の皆様にご迷惑を掛けて申し訳ない〉というのが謝罪の常套句である。明白な因果関係が認められない以上においてこれは一種の呪文の役割を果たしている。日本人はみんな日本教の信者でありそこからキリスト教派やイスラム教派やドラゴンボール教派といった派閥に枝分かれする構図である。日本教とそれぞれの派閥の空間に〈世間〉が満たされている訳だ。
■〈恋愛の終身雇用〉
所謂日本的idle文化とは恋愛に終身雇用を適用したものである。例えば日本の典型的高校生活をシミュレートした美少女game〈ときめきmemorial〉においては主人公の努力に応じ能力が上がり必ず能力に対応した少女が告白してくるという予定律的価値観が呈される。勿論ドラクエや無双seriesも同じ理屈であり〈頑張れば必ず報われる〉人間中心主義的世界観である。因みに主人公の幼なじみ〈藤崎詩織〉は容姿端麗、頭脳明晰、sports万能というスーパーマンならぬスーパーウーマンであるが米国ならとっくに〈飛び級〉で恋愛の対象にはなり得ないような設定である。即ちこれは日本の教育制度に終身雇用が適用されていることを示している。AKB等実在のidleも構造は同じである。彼女達は学校に所属している訳でもないのにグループを抜ける際は〈卒業〉と呼ばれることが証拠である。

No.168 13/08/04 02:41
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈日本人は水と安全はタダだと思っている〉イザヤ・ベンダサン

■〈武士道精神を発揮して禁煙を!〉
煙草の葉を栽培すると農地はどんどん疲弊します。また煙草の葉を乾燥させる過程でも温室効果gasを多量に排出します。そしてcigaretteには多量の添加物が含まれていますからこれを燃やすと有害な化学物質が煙として環境に撒き散らされます。これらにはもちろんあのPM2.5も含まれています。(この問題が最も大きいはずですが…)日本や環境の未来を考えるあなたがまず最初にすべきなのがcigaretteを止めることです。
■〈Nazisの手口に学ぶ!ニッポン〉
もちろん私はアソーくんの主張を〈曲解〉するつもりは全くない。私が問題にしたいのはむしろアソーくんの誤った歴史認識である。つまりNazisが圧倒的支持を得たのはただ単にHitlerのcharismaによるものだけではない。Keynes政策による未曾有の経済成長と完全雇用を実現したという構造的要因が背景にある。もしもアベノミクスが〈当たらなかった〉時のアベ政権を考えてみれば良い。まさしくアベくんの支持率はアベノミクスの成功によるのだ。アソーくんがNazisの手口に学んだらどうかという発言をしたのは恐らくこの歴史認識が理解されていない故と思われまさしくそれこそが非常に危険と思われる。

No.167 13/08/03 05:02
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈私は世界中を回ってきたがこれほど勤勉で名誉を重んずる民族は見たことがない〉フランシスコ・ザビエル

■〈日本教について〉
日本教は未だ本格的解明が進んでおらず幾らか誤謬が散見されるので改めてまとめておく。
■〈特定の教義がないことが教義〉
これは日本人に〈原理主義者〉が原理的に存在しないことを意味する。だから脱原発を訴える政治家が〈とりあえず〉方便として〈原発再稼働〉を訴えても何ら不思議はない。それは〈科学的判断〉として国民の間でもconsensusが形成されているからさしたる反発は起きないはずだ。
■ 以上の議論からすなわち〈空気を読む〉ことが生まれる。また〈本年と建前の使い分け〉=〈目的のためには手段を選ばない〉ということにも繋がる。もちろん日本の政治家に特有の〈二枚舌〉とそれを許容する民族性はここに濫觴する。言ってみればクリスマスお正月バレンタインデーと何でもあり、ちゃんぼん・もんじゃ焼きのさながらごった煮の様相である。
■ さてこのように書くとなるほど確かに日本人は支離滅裂、ムチャクチャのような感じがするがさにあらず。日本人は〈科学〉を信仰している。そう、日本教の根本教義は〈科学〉だったのだ!これで日本人の勤勉性や機械好きも説明できよう。
■ なぬっ?!日本人はマイナスイオンや血液型のようなエセ科学を信仰しているじゃないかだって?いやいや、それは早合点である。例え科学的根拠が薄弱なものでも〈万が一〉ということがあるだろう。だから日本人は常に〈実験中〉なのである。原発事故後の対応はまさしく〈一億総人体実験中〉であろう(笑)
■〈科学的民族・ニッポン人、世界を制す〉
ニッポン人は〈科学〉を信仰する。ニッポン人は空気を読み、波風を立てない。ニッポン人は〈和〉を重んずる。ニッポン人は〈宗教対立〉と無縁である。従ってニッポン人はあらゆる世界の宗教を〈併呑〉できる。ニッポン人は常により良いニッポン人になるための〈修行中〉である。だからニッポン人はサムライのような〈気高さ〉を感じさせるため外国人から尊敬される。ニッポン人の高いサービス〈おもてなし〉は修行の賜物である。ニッポン人になれるかどうかは国籍や出生地ではない。ましてや肌の色も関係ない。ニッポン語を習得しニッポンの文化を体得することは必要条件だが十分条件ではない。ひとえにより良いニッポン人になるための修行と実験を重ねるという〈過程〉に顕現するのだ…!

No.166 13/08/02 16:41
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈理性的であるものこそ現実的であり、現実的であるものこそ理性的である〉G・ヘーゲル

■〈啓発セミナー・ニッポン〉
日テレのバックにはどこかの宗教でも絡んでいるんじゃないかと思うことがよくある。24時間テレビもそうだしやたら障害者をフィーチャーするのもなんだかなぁという気がしないでもない。世界一受けたい授業というのもいかにも啓発セミナーっぽい。志村動物園に至っては完全なる〈動物愛護教〉だ(その割にスイスのようにペットに市民権を与えて税金を取ろうという話にならないのがまさしくカルトである)。そこには例え障害者でもより良い存在になるために努力しなければなりません。というか努力することそのものが尊いのですというような〈汗かき精神論〉が披瀝されている。
■ TBSはその筋肉版でつまり〈汗かき筋肉論〉である。世界陸上然り、K1然り、プライド然り、ボクシング亀田三兄弟ごり押し然り、サスケ然り、体育会TV然り…スポーツで人は変われるしというよりスポーツこそ至上の〈仏行〉なのだという感じである。彼らの教えに従えば人間が救済されるためにはスポーツをやらねばならないのだ。
■ フジテレビは〈面白くなければTVじゃない〉という訳で〈娯楽教〉であり〈享楽教〉と言ってよかろう。朝日は〈野球教〉というか戦前からずっと〈権威教〉か。まぁ体制に流されるだけのnonpoliticalであることは変わらない。(朝日は左翼とか意味不明なことを言っている一部の人がいるが戦前一番大政翼賛していたのは朝日)
■ 話は多少脱線するが私が啓発セミナーっぽいと常々感じているのがDREAMS COME TRUEというバンドである。ヴォーカルの歌もあまり魅力的ではないし(技術はともかく鈴が鳴るような美声ではないだろう)ルックスが良い訳でもない。そもそも〈夢は必ず叶う〉というバンド名からして宗教っぽいではないか。〈幸福実現党〉じゃあるまいし。
■ 要するにこの国は宗教なのだ。祭政一致なのだ。占いなのだ。通販番組も健康食品も同じだ。村八分だ。人柱だ。人身御供が必要なのだ。それがなければ前に進まないのだ。禊ぎが必要なのだ。穢れを清めるのだ。恐山のイタコだ。スピリチュアル大学生(笑)だ。パワースポットだ。日本はパワースポットなのだ。富士山は霊験あらたかなのだ。だから任意でも登山料を払うのだ。ねずみ講なのだ。

No.165 13/08/01 04:01
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈より少ないことはより豊かなこと〉日本の俚諺

■〈産めよ増やせよ・ニッポン〉
明治維新っつうと右側の弁明だと〈世界史に類のない流血の少ない革命だった!〉とかカンタンに美化されちゃうんだよね。まぁ確かに流血は少なかったんだけど同時にカネも少なかった。つまり各藩は借金まみれでもう財政は火の車だった訳ね。だからあのプライドの高い武士や大名が版籍奉還なんていう言ってみれば自分達のアイデンティティの寄りどころであった土地を投げ出しちゃうっていう自己矛盾の革命ができちゃった訳だよね。まぁ借金を全て明治政府が肩代わりしてくれるならっつうなら武士の面目も武士道精神もありゃしないよな。この話に乗らない藩なんて只のバカだと思われても仕方ない。
■ んで明治政府も借金まみれでカネなんてなかった訳だよね。じゃあ誰が国造りのカネを出したかっつうと三井とか三菱とか住友とか鴻池とかの財閥だよな。ぶっちゃけこの人たちがいなきゃ明治維新もムリだったんじゃね。まぁそういう訳でニッポンは官僚主導っつうより財閥主導の国なんだよな。もちろん現在でもそれは変わってない訳でヘゲモニーが経団連に変わっただけだよな。
■ だいぶん話が長くなったけど少子化対策っつうのもよく解らんよな。人口が減ればそれだけ労働者の賃金が上がると思うんだよな。まぁ単純なリクツの話だけどな。だいたい子供が増えればそれだけ社会的コストがどんどん増えるだろうと。けっきょく少子化で一番困るのは〈商人〉なんだよな。経済のパイを縮小させたくない訳だな。経団連は。

No.164 13/07/29 19:12
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈わがものと 思えば軽し 傘の雪〉日本の俚諺

■ さて今日はムズカシイ政治や経済のお話は抜きにしてちょっと趣向を変えよう。今日お話するのは眼のお話。それにしてもニホンの大学生は〈眼鏡率〉が高くて恥ずかしいね~。何だろうね。アレは。勉強のし過ぎで眼が悪くなったというアピールかね。
■ 特別な眼の病気を除いてここでは近くのものは見えるけども遠くのものは見えないという所謂〈近眼〉に焦点を絞って話を進めるけどね。この原因は大きく2つの仮説があるね。1つは水晶体を調節する筋肉が衰えたという〈運動不足〉説ね。んで、もう1つが最近提唱され始めた筋肉が肥大化しちゃったという〈肥大化〉説ね。まぁ眼筋の腱鞘炎みたいなものかな。
■ で、まず理論として眼の良し悪しっていうのが水晶体を調節する筋肉に関係する物理的なお話というのは最低限の仮説として採用して良いでしょう。つまり運動不足が近眼だと。で腱鞘炎でもそうだけど下手に自己流でサポーターで固定なんかしちゃうと変な風に固定されちゃうんだよな。激痛が走る状態ではないけど完治でもない。関節に変な癖がついちゃうという。
■ 近眼になった時の眼鏡っていうのもまさしくサポーターなんだよな。だから遠くを見る時のサポートとしては勿論有効なんだけどずっと使い続けていると水晶体が変な風に固定されちゃうよと。だからね。結論としては近眼の初期は治る可能性があるけど重症化しちゃうとレーシック手術でもしないと治らないだろうなと。その辺は腱鞘炎と似た事情だよね。
■ 近眼っていうのは結局のところ運動不足、筋力不足だからね。だからまぁアメリカだと眼鏡をかけるのがデブ=運動不足というのと同じ次元で忌避されるんだろうね。まぁ日本の場合は医療のレベルが低いしちょっと眼が悪いとすぐに眼鏡を作りましょうなんて話になる。まぁ歯科と同じでたぶん利権があるんでしょうね。成長の余地のある子供のうちから眼鏡なんてかけたらそれこそ健常者が松葉杖を使うようなもので筋肉が〈萎えちゃう〉からね。本当に罪深いよな。

No.163 13/07/25 03:49
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈常識では分からないことが分かるのが科学の効用である〉印東太郎

■〈女王陛下マンセー・ニッポン〉
アイルランド人を殺しまくったイギリスをこれほど持ち上げられる日本という国も凄いものである。かつてイギリスに植民地にされた国々は日本をどのように見ているのだろうか?
■ 〈従軍慰安国家・ニッポン〉
大平洋戦争後あるフランス人は占領期間中に日本で一度もresistanceがなかったことに驚いているがresistanceどころか国会ではマッカーサーに対して〈感謝決議〉までされているぐらいだからこれは全く日本人のDNAから為されたものである。そして保守の皮をかむったアベくんの〈筆おろし成長戦略〉によって日本はこれから世界中を〈慰安〉することになるのだろう。
■〈 童貞国家・ニッポン〉
包茎手術たる憲法改正はアベくんが是が非でもしたいものだろう。しかしいきなり保守の皮をむいたら中韓からの愛撫に堪えられずすぐさま逝ってしまうのではなかろうか?それだけが心配なのだ。

No.162 13/07/23 05:21
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈真面目だからって許してばかりはいられないぜ〉糸井重里

■〈禁忌と侵犯・芸術の本義性について〉
王様の首をguillotineにかけたフランス・パリが芸術の都であるのは偶然ではなく即ちかつて芸術は王様の持ち物であった。市民革命は王様の持ち物たる芸術を市民に公開することであり美術館はそのような過程で産まれた。とするとアメリカはやはり国家全体が芸術品であり美術館であり博物館であるとも言えよう。そしてまた日本で芸術に対する無理解や意識の低さも裏書きされるのである。もちろん私は天皇をguillotineにかけよなどと言いたいのではなくニッポン人が未だ芸術を〈特別視〉していることの裏返しとして〈蔑視〉しているという精神的意識の低さ及び以上の〈歴史的無知〉を啓いているのである。
■ いみじくもTwitterで〈政治にセンスは必要だがアートは必要ない〉という呟き(笑)がなされたことは象徴的である。ここで言う〈センス〉とは即ち利益分配であり利害調整であり即ち(自民党の)党利党略を指しているのであろう。(政治の本義が政策立案と実行であることは異論を挟む余地はないだろう)そして〈アートは必要ない〉というのはまさしく禁忌の侵犯たる前例なき〈構造改革〉や〈成長戦略〉をやる必要はないという無意識上の吐露であり政権運営の〈安全運転〉だけ考えておけばよいとこの呟き(笑)は言いたいのであろうと推察することが可能である。

No.161 13/07/21 22:22
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈人間は歴史に学ばない生き物である〉トインビー

■〈ストーカー国家・ニッポン〉
なぜ日本人にはストーカーが多いのか。一つには上には諂い下には威張る〈勝てば官軍、負ければ賊軍思考〉がある。常に誰が官軍になるのか。強者なのかと周囲をキョロキョロと見回している。そして負け組や賊軍には苛斂誅求を加える。そうすることが官軍の望みであるしまた自らの地位も保障することになるからだ。つまり日本人は強者にも弱者にもストーカーをすることで自らのidentityを保つ真空人なのだ。そして〈寄らば大樹〉という訳で官軍にストーカーして大政翼賛したのがかつての戦争の一因である。
■ 官軍にストーカーしていると自分も何だか偉そうな気分になってくるのだろうか。一般的な中流日本人は下からの批判を許さない。というより自分より下の人間は〈尊厳を吸収〉する相手であるから口答えはそも許されないのだ。ある種の精神的奴隷である。
■ 最近増えているのが中年男のストーカーらしい。いわゆる中年クライシスに見まわれた(つまり官軍から切り離されたということを意味する)中年男が〈尊厳を回復〉するために自分より下の人間にストーカーするのはある意味では当然とも言えよう。そして日本では伝統的に無条件に目下の者は目上の者を敬わなければならないという〈尊厳年功序列〉制度が敷かれているため中年男がストーカーのターゲットにするのもやはり目下の者である。
■〈中年crisis国家・ニッポン〉
ここまで思考実験を重ねてふと気づいたのがひょっとしたら今や日本という国そのものが〈中年crisis〉による〈やぶれかぶれ〉状態にあるのではないかという事である。中年男によるストーカー行為はなまじ社会的地位と知恵があるだけに〈えげつなさ〉が漂う。輝かしい血筋や立派な業績を持っているだけに〈え?どうしちゃったの?〉という違和感を国際社会に振りまかずにはおれない。それがアベくんの〈crisis政治〉でありそもそもcrisisを作って注目を集めるのが目的とも言えよう。

No.160 13/07/21 05:39
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈Might is Right(強いものが正しい)〉アメリカの俚諺

■〈米国は文化を産み出していない?〉
映写機はアメリカ人が作った訳だから上記のテーゼを認めてしまうと〈映画は文化でない〉というとんでもない話になってしまう。米国は〈映像文化〉の国とも言えよう。その証拠に国の行く末を左右する大統領選では〈テレビ映像〉が非常に重要視される。そして映像文化であるハリウッド映画やドラマはアメリカの重要な輸出品である。
■ アメリカの街並みはなぜ〈絵〉になるのか?それは簡単でアメリカは自分たちの美的意識に十全に従って街づくりをすることができたからだ。端的に言えば街並みそのものが〈映画のセット〉なのだ。もちろんそこにはアメリカ原住民を追い散らしてという歴史的背景がある。そして土地のほとんどがまだ手付かずのまま未開であったという環境的要因もある。そしてそのような環境的要因がハリウッド映画のワンシーンを美しいものにしていると言えよう。それは自然と科学の象徴的対立構造を示唆し即ちハリウッド映画そのものが一種の科学実験的〈SF〉映画であるとも言えよう。(もちろん科学には自然科学に限らず社会科学も含まれる)
■ 街並みそのものが〈芸術〉であるというのは日本とは好対照だ。と言っても日本では普段の〈生活〉そのものを芸術化しているから街並みなど気にかける人はいないけれども。いくら街並みが綺麗でも土足で家の中に入る美的感覚は日本人には理解しがたい。しかしにも関わらずそれでもアメリカと日本が仲良くできるのは〈雑種文化〉という共通点があるからであるー。
■ 雑種文化とは何か?それは何でも貪欲に取り入れることができるある種のたくましさでもある。thoroughbredではないから血筋はよくない。というより血筋などというものを意にかけさえしないのが〈雑種〉という生態というべきか…。

No.159 13/07/19 15:07
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈親しき仲にも礼儀あり〉日本の俚諺

■〈日本の魔女狩り〉
かつて紙芝居屋さんというのがいてどこからともなくフラリとやってきて子供たちに紙芝居を見せてそれで水飴か何かを売りつけるという商売をやっていたらしい。たぶんこういう人達は今の感覚で言えば間違いなく〈不審者〉であり水飴なんぞを売っていたら保健所から人がすっ飛んでくるんじゃなかろうか。しかしこういう人達がいたからある意味では子供たちの紐帯が培われていた面もある訳で昨今の過剰な〈不審者狩り〉に対する違和感もたぶんこういう部分にあるのだろうとしばし思案するのである。
■〈葬式躁病の国ニッポン〉
いわゆる悲しみの底が抜けて躁状態になることを葬式躁病というが敗戦で打ちひしがれていたニッポンの戦後経済成長というのもまさしく葬式躁病的でありそして第2の敗戦(金融行政大敗北)いわゆるバブルの崩壊後の茶髪ヤマンバギャルの跋扈と第3の敗戦(エネルギー行政大敗北)いわゆる311後の現在のクール自民党アベ・ジャパン政治でありきゃりーぱみゅぱみゅであり様々なタガが外れた事件事故の乱痴気騒ぎであり全てに共通しているのは〈やぶれかぶれ〉ということである。

No.158 13/07/16 07:47
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈愛と夢と魔法は必ず最後に勝つ〉ウォルト・ディズニー

■ ピクサーやユニバーサルスタジオにしてもアメリカが輸出しているのは人間賛歌であり最後まで崇高な愛と夢を捨てなかった人間だけが不思議な魔法(科学)で救われる(価値がある)というような〈アメリカ教〉であろう。ファンタジーがダメならディズニーランド好調の理由がつかないよ。駿くん。
■ それにしても〈愛・夢・魔法〉は日本人のクレド(信条)である〈友情・努力・勝利〉と好対照だ。日本では相応の結果には相応の努力があってしかるべしというか〈努力は必ず報わる〉し何らかの形で報われねばならないというような現世利益主義的な匂いも漂う。田舎者は欲も深い。欲が深いから野心的でありギラついている。(欧米に追いつき追い越せ!というのもよくよく考えると欲深い)
■ 愛・夢・魔法は信仰心が試されている。信仰深き人が救われるという〈魂〉の慟哭の物語が作品により普遍的価値を帯びさせディズニーを単なる子供向けアニメに堕さしめることを防いでいると言えよう。
■ ファンタジーというのは人間のプリミティブ(原始的)な脳に訴えかけるセンスオブワンダーであります。簡単に言うと〈こんなの見たことない!〉であります。(日本人は〈ラピュタ〉がファンタジーだが西洋人にとっては〈もののけ姫〉がファンタジーになる)ですから年をとるとそういう原始的な感覚はどうしても鈍ってくる。人間脳が優位になって動物脳を抑える訳ですな。まぁ年は取りたくないものです。
■ 日本の科学は明治に輸入され即座に工学と結びつく。殖産工業のためだ。だから日本の科学はまず第一に〈国家の役に立つこと〉で第二に〈人の役に立つこと〉第三に〈金儲けのタネ〉というところです。純粋な知的探究心や好奇心に基づいた〈科学〉じゃないんですな。(だから日本人は数学や物理学が不得意)
■ だから科学者も〈国家に奉仕する〉ことがステータスだと思ってる節がある。中には〈このままじゃ国が滅ぶ!〉なんて脅しをかける科学者としては有り得ない三等先生もいます。こういう人達が戦争を煽って戦後はのうのうと進駐軍に協力したんでしょうねぇ…。あぁ目に浮かびます。

No.157 13/07/15 14:49
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈いつも他人の歩いた道ばかりを歩かないほうが面白い。たまには踏みならされた道を避けて森のなかに入り込むがいい。いままで見たこともないものを発見できるに違いない〉アレキサンダー・グラハム・ベル

■〈日本版セカンドライフを創設せよ〉
富士山とか日本百景と言っても世の中のまともな人は忙しくて到底見て回ることは難しいだろう。そこでヴァーチャル空間で楽しめるようにする。もちろん管理運営は国家公務員が行う。国策セカンドライフだ。
■ これが優れている点は現実とリンクしたヴァーチャル空間ということだ。例えばある地方で〈B級グルメ〉が新しく出来たりする。そうしたらその情報をアイテムとしてセカンドライフ上にアップロードするのだ。するとそのアイテムを欲しがる人が出てくる。ヴァーチャル上で欲しくなれば現実にも欲しくなる。かくして需要は喚起され地域は活性化される…!
■ どうだ~い?アベく~ん?妙案だろ~う?クールジャパン法とか訳わからんもん作ってないでさっさと〈エンタメ・インフラ〉を強靭化するだよ~?分かるかな~?わかんね~かな~?

No.156 13/07/14 22:59
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈瑠璃も玻璃も磨けば光る〉日本の俚諺

■〈教科書を分厚くする会を創設せよ〉
これには2つの効用がある。1つは国民の知的インフラが〈強靭化〉されること。今1つはデジタルデバイドに対する子供たちの〈知性保障〉として。
■ 今やインターネットであらゆる情報が手に入る時代であるから教師の人格だの権威だのに頼った教育は無意味である。そもそも教科書は国民の税金で作られるから教科書に対する費用はそのまま国民の最低知識レベルを決定する。国土強靭化もいいが知性強靭化も頼むよ。アベくん。自民党で作りなさい。分かったね。

No.155 13/07/14 05:20
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈よい鉄は釘にしない。よい人は兵士にしない〉中国の俚諺

■ アベくん。君はどうやら道徳を教科にしたいらしいけどまさか〈教育勅語〉を復活すればいじめがなくなるなんていう〈復古政策〉をやろうなんて訳じゃあないよね。それじゃあ明治政府と同じで逆戻りだよ。それとも藩閥政治がやりたいのかな。アベくんは。
■ いいかな。アベくん。文化(culture)の語源は〈耕す〉だよ。そう、人の心を耕すのが文化なんだ。もう分かるよね。道徳教育は地域それぞれの伝統や産業によって支えられているんだ。つまり物質的基盤によって精神的基盤が決定されるという唯物論だね。
■ だからね。科学技術が進歩すると物質的基盤も変わるから自ずと人間の倫理観も変わるよね。例えばクローン技術とか臓器移植とか再生医療とかね。逆に言うとこういう問題を抜きにした〈道徳教育〉なんて有り得ないんだよね。
■ 従ってね。道徳なんて科目を創設するぐらいなら〈科学〉を創設しなさい。〈科学道徳〉とか〈倫理科学〉とかまぁ名称は何でも宜しいから。とにかく子供たちに空疎な〈道徳フィクション〉ではなく科学的な〈現実〉を教えなさい。分かったね。そうすれば自ずと道徳は身に付くから。分かったね。このアイデアはパクッていいからね。
■ ところでアベくん。〈日本を、取り戻す〉っていう自民党の標語は私の〈ジャパン・ルネッサンス〉のパクりかね。まぁアイデアの拝借はいいんだけどせめて一言声かけようか。子供じゃないんだからさ。

No.154 13/07/13 02:04
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈旅の恥はかき捨て〉日本の俚諺

■ まぁやっぱり日本人は基本的に田舎者なんだよね。田舎者っていうのはどういう奴かというとまず〈遊び方〉を知らない。だから下手にカネを持ったりすると何していいか分かんない。だからとりあえず高級車とか腕時計でも買っておこうかと。まぁこうなる。カネの使い方が〈ダサい〉んだよね。
■ 経済的には豊かになったけど肝心の人間の方がね。ソフィストケイトされてない。ソフィストケイトっていうのは〈都会的に洗練された〉っていうことなんだけど。まぁ要するに〈垢抜けた〉状態だね。カッコ良く〈哲学化〉されたなんてのもいいかな。そう、哲学がないんだよ。日本人は。でも哲学がないことが日本人の哲学なんだよね。実は。子供みたいにいっつもフワフワしてる。だから14才の国って言われちゃうんだけど。
■ それでもムネリンみたいに〈腹芸〉をやってれば笑って受け入れて貰えるけどね。でもあれってなんか田舎の〈おもしろじいさん〉が東京のテレビに出てきて本人は本気なんだけど実は嘲笑されてるみたいな痛々しさがちょっとあるよね。でも日本人ファンからしたら〈オラが村の~〉っていう気持ちが強いんだろうな。
■ それから田舎者って〈貧乏性〉なんだよね。セコセコ働いてチマチマ稼いでシコシコ貯める。みたいな。日本人って時間に正確だって言われるけど実はただ単に貧乏性なだけかもしれないよな。時間もケチるっていう。齷齪(アクセク)働けば働くほど他人の仕事奪ってるとかそういう発想はまずないよね。
■ 日本は真空国家だって書いたけど実は真空って古典力学の世界ではそれこそ何もない〈無〉の世界なんだけど量子力学の世界では電子とか中間子とかがバンバン生まれる豊かな世界なんだよね。だからオレみたいな天才も生まれてくる訳で。まぁこれからは古典力学の世界を生きる人々はどんどん淘汰されちゃうんだろうけど。

No.153 13/07/12 06:47
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈ローマではローマ人のようにせよ〉英語の諺

■〈ガスってる、という日本語について〉
もともと登山者やスキーヤーのスラングだったらしい〈ガスってる〉という日本語はどうにも美しくない。構造的には無論問題ないだろうが実存的に不快である。私は幼少の砌から〈ガスってる〉などという日本語を一度も聞いたことがなかったのだがどうやら調べたところかなり全国的に使われているとのこと。いやはや何とも。
■キャスターなら普通に〈靄(もや)がかかっています〉で問題ないと思うがなぜわざわざ〈ガスってる〉などという低俗な言い回しをするのか。ましてや司くんは気象予報士なのだからより科学的な用語を使うべきだしそれがテレビという公(おおやけ)の場におけるマナーでもあろう。注意しないディレクターも全くどうかしてる。(ちなみに全くは〈十全〉の意であり否定文を続けなければならないという決まりはない。念のため。)

No.152 13/07/11 04:34
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈三つ子の魂百まで〉日本の俚諺

■〈白人というfiction〉
一般に白人と言った場合それは肌の白い人々というよりヨーロッパ人全体という漠然たる人々を指している。(日本人にも雪のように肌が白い人がいるが白人とは呼ばない)
■ さてこの〈白人〉という言葉は〈黒人〉との差別化を目的とした政治的名称である。即ちそれは明確に言語化されないまでも白人を神に黒人を悪魔に見立てる為の〈白人側〉のレトリックと言えよう。実際ヨーロッパ人の肌はピンクがかった薄茶色といったものが精々であり本当に(つまり色彩として)肌が白いのはロシア人や北欧の人々である。ちなみにロシア人と北欧の人々は歴史的に仲が悪い。(韓国人と日本人の関係に似ている)
■ かように怪しげな言語である〈白人〉を注釈なしに用いている学者先生がいたら気を付ける必要がる。なぜならその人々の目的は〈煽動〉である蓋然性が高いからだ。煽動家らにとって〈白人〉はまさしく〈わら人形論法〉にうってつけなのだ。
■〈科学と宗教の本質について〉
一般に科学と宗教は対立概念だと考えられているがこれは間違いである。科学も宗教も〈世界の理解の仕方〉の一つなのだ。中世ヨーロッパの人々にとってはキリスト教こそが世界を理解する方法であり江戸時代は徳川幕府こそが価値観の判断基準だったのだ。(徳川幕府はキリスト教を認めず弾圧している。封建制度の本質は〈異なる価値観を認めない〉という点にある。異なる価値観を認めず排撃することが統治の正統性を担保すると言える。そういう意味ではキリスト教も徳川幕府も全く同じ穴の狢。つまりただ単に世界の理解の仕方が違うというだけのお話でありキリスト教や徳川幕府の〈科学的世界観〉が近代科学に比べ蓋然性が結果的に低かったということである)
■ 中世の人々は中世の科学的世界観を元に行動していたに過ぎずそれを捕まえて道徳的に〈白人は本質的に残酷だ!〉などと宣うのは例えるなら未来人がタイムマシンで過去に戻り未来の最先端兵器で過去の人々を〈弱いものいじめ〉するようなものであり凡そまともな科学者のすることではない。それは実際の暴力でなくとも言論においても(むしろ言論だからこそ道徳的に悪臭を放つのだが)同じである。

No.151 13/07/09 20:07
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈いつやるの?今でしょ!〉林修

■ あすなろラボとかいう社会派(笑)実験番組でヤンキー相手に(と言ってもタレント事務所や劇団に所属しているような連中だから〈ヤラセ〉に近い)講義をするという企画がそこそこ視聴率が取れたらしい。まぁ講義の内容的にはつまらんもので視聴率が取れたのは林修のギャンブルで借金を抱えたとかいう過去のお陰だろう。いわば下世話なカネの話である。自称・ヤンキーの皆さんもだからこそ講義を聴いた訳でもしも林修がギャンブルなんて一切興味がない〈人格者〉であったら誰も興味がないし視聴率も取れないという冷徹な資本主義の論理を見逃してはなるまい。林修先生もその辺の事情はわかっているし自分の立ち位置と価値もよく分かった上で行動していらっしゃるようだ。だからこそ彼は塾講師などという社会的地位の低い職業に甘んじあえてそれを利用しているのだろう。それは芸能人やタレントのそれと本質的に変わらずだからこそ彼らはタレント的行動わ厭わない。それにしても講義のつまらなさは想像を絶するものであった。しょせん塾講師などこの程度のものだろう。武田鉄矢の漢字の授業みたいなものか。
■〈これから地球は寒冷化するから二酸化炭素をどんどん排出せよ、という珍説について〉
世の中には面白いことを言ってお金を貰う人々がいる。comedianが代表だが最近は学者も同じ商売を始めたらしい。さて科学が何より退けるべきは〈決定論的世界〉である。〈地球は寒冷化する〉とか〈労働者が革命を起こして共産主義が勝利する〉とか〈最終戦争が起こってアッラーが勝利する〉とかまぁそういうものである。〈地球は寒冷化する〉という蓋然性の低い仮説を出発点に採用している時点で既に〈非科学的態度〉丸出しだがまぁ100歩譲ってこの仮説を採用してみよう。それでも地球が寒冷化するのは100年先なのか1000年先なのか全く不明である。地球寒冷化するまでの〈過程〉にも異常気象などの様々な問題があるがその点は全く捨像されているようだ。要するに彼らの目的はカネと売名でありマルクス主義などの原理主義者と共通するのは理想の為には目前の人間を蹴落とすことを恥じない〈魂〉を失った人々ということなのだろう。

No.150 13/07/07 03:55
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈案ずるより産むが易し〉日本の俚諺

■〈4人に1人が認知症?ニッポン〉
信頼出来るアメリカの医学的統計で64歳以上の人が重度の認知症を発症する可能性は4%で軽度の場合は10%であった。日本の厚労省や医師の行った〈調査〉は何らかの政治的biasがかかったものと考えられる。問題はやはり日本のマスメディアが何の疑義も挟まずただ大本営発表しているということだろう。最近テレビを見ているとTwitterで視聴者の意味もない目障りな呟きが流れてくるが何故かこのニュースの時はそれがない。そこまでして老後の不安を煽るのは〈シニア消費〉を刺激するためとしか考えられないがどうだろう。どうせ皆ボケるならボケる前に使っちまえという訳だ。しかし残念ながら人間はそう簡単にボケない。そもそも日本は老人の数が多い。つまり分母が大きいので老人が事故を起こしたりすると非常に目立つ訳だがそれは〈滅多に起きないから〉ニュースになるというテーゼを忘れてはなるまい。そしてこのニュースに全く沈黙しているどころか何故か真に受けているWeb民の知的レベルも忘れてはなるまい。

No.149 13/07/06 09:45
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈顔で笑って心で泣く〉日本の俚諺

■〈私は藤美姫選手の出産を支持します〉
そもそも安藤美姫選手が出産しようがしまいが〈個人の自由〉である。その何物にも代え難い個人の自由を支持するかどうかなど一個人に出来るはずもない。出来るとしたら神である。(週刊文春は神ですか?)例え〈できちゃった〉としても外国では婚外子を認知するのは当たり前である。この問題で騒ぐのは日本がまだまだ遅れている証拠である…云々。
■〈私は安藤美姫選手の出産を支持しません〉
まず第一に父親を公表しないという時点で〈社会人〉としてどうかと思います。もちろん無計画な妊娠・出産も有り得ないでしょう。(あなたは猿ですか?)いまや婚外子は珍しいことではありませんがだからと言ってテレビに出るような社会的影響力の大きい立場にある人が〈結婚してから子供を産む〉という日本の伝統的良識から外れるような行為をした場合の社会に与える自身の影響力を考えない無節操さには辟易します。このような無節操な人がテレビに出て有名人になると子供たちに教育上悪影響がないか心配です。私は安藤美姫選手の出産を絶対に支持しません…云々。

■ まぁこんなものか。面白いことにWeb民がこういう時だけ〈個人の自由〉とか西洋の概念を持ち出すところである。
■〈総括すると…〉
安藤美姫選手がここまで活躍できる基盤を作ったのはまさしく日本の社会的基盤ではないのだろうか?そうである以上安藤美姫選手の行動は恩を仇で返す〈恥知らず〉とも見えるがどうだろう。もちろん〈個人の自由〉などと言われたら反論不可能である。なぜなら〈個人の自由〉とは何にでも言える万能概念だからだ…!逆に言えばそれは何にでも効く〈万能薬〉のようなもので因果関係が曖昧な怪しい概念だということである。

No.148 13/07/04 19:17
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈悪貨は良貨を駆逐す〉グレシャムの法則

■〈やらせの国ニッポン〉
いわゆる統一球問題を巡りある疑問が脳裏に浮かんできた。それはコミッショナーのガバナンス外で統一球の〈すり替え〉が過去においても行われていたのではないかということである。例えば思い起こされるのが清原和博氏が東京ドームで放った看板直撃の特大ホームランである。果たして木製バットで〈物理的〉にあのような飛距離がそもそも出るものだろうか…?もしも〈何らかの政治的配慮〉が働き清原和博氏の打席だけ反発係数の高いボールがしかも清原氏本人に知らされずに用意されていたら…。もちろん巨人軍を代表する〈強打者〉は清原和博氏に限らない。もしも私の予想が正しければ日本球界は巨人ファンに限らず全野球ファンから見放されてしまうだろう。我々は壮大なる〈やらせ〉の片棒を担がされていたのかと。球界の疑惑が〈統一〉される日はいつのことだろうか…。
■ 以下は私の念能力の成果の一部である。私の思想をパクった関係者は菓子折りでも持ってくるように。
・日テレ〈ガキ使〉でファミコン特集。
・テレ朝〈お願いランキング〉でファミコン特集。
・ACのコピーで〈日本の思い遣りは世界遺産〉→丸パクり。
・au〈モッタイナイオバケ〉…etc.
他にもあったと思うが多すぎるのでここまで。

No.147 13/06/29 06:05
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈他人の褌で相撲をとる〉日本の俚諺

■ 朝生を見ていたら荻上チキという評論家が出演していた。変わった名前だと思ったらペンネームだった。それにしても如何にも〈狙った〉ペンネームである。「オレってセンスあるだろ?」的なスカしたネーミングセンスである。たぶん〈チキ〉という中性的な語感にすることで女ウケを狙ったのだろうと思われる。全く薄っぺらい人間である。
■ チキという名前は本人は相当に〈イケてる〉と思っているはずだが実はかなりダサい。中二的ですらある。この手の人間は脳内で自己完結しているのでいずれボロが出るだろう。彼の自家撞着ぶりを窺わせるエピソードとして本人は実名を秘匿したい割に実名暴露サイトを紹介するなど分裂病的な言動に批判が集中しているようだ。これからは彼のことを尊敬を込めて〈荻上チキン〉と呼ばせて貰おう。荻上チキン氏が変態して実名で評論活動をするようになればニッポンもまた一つよくなるだろう。

No.146 13/06/27 23:59
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈学問に王道はない〉カール・マルクス

■〈日本人絶滅計画〉
かつて米国が対日戦争を想定したorange計画というのを発案していたことは有名である。しかしこのような発想は未だWASPに根付いておりそれどころか現在進行形ではないかというのがこの試論である。ニッポン人としてはなかなか心苦しい思考実験だがスーパーニッポン人の責務でもある。

■ まず第一にこの計画は日本人に気付かれてはならない。あたかも日本人自らの善意と意志によって計画が進行されなければならない。そのために情報、経済、文化、軍事などあらゆる領域において政治的影響力を行使できる立場にいなければならない。そのためには物心両面での二面作戦が必要不可欠である。
■ まず朝鮮半島や中国からの軍事的不安を常に煽り在日米軍を恒常的に必要とするように仕向け軍事アレルギーの日本人を体質改善させる。また親米的な政権を援助し米国文化が善であると植えつける。
■ 日本人の優秀な勤勉性を挫く為に外国人との婚姻を奨励させ遺伝子レベルで薄めてゆく。またタバコやアルコールや砂糖飲料などを輸入させ構造的に日本人と日本社会を溶解させてゆく。西洋文化を礼賛させ外国に移住させる。第三世界の政情不安を仕立て上げ日本人の義侠心を刺激し危険地帯に日本人を放り込む。
■ 国内に残ったものは放射線で徐々に破壊してゆく。そのために原子力発電を夢のエネルギーと信じ込ませ原発礼賛の知識階級を養成する。原発事故はあたかも日本人のミスであり責任だと思わせる。そのために東京電力を悪者に仕立て上げスケープゴートにする。また日本の一流企業である東京電力をスケープゴートにすることは日本人の自尊心を挫くため一石二鳥の作戦である…云々。

No.145 13/06/26 03:15
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈類は友を呼ぶ〉

■〈ヘンタイニッポン〉
生物学用語に過ぎない〈変態〉という言葉が何故か今では性的な意味を帯びて独り歩きし世界に流布している。そもそも変態という漢字をよく見て頂きたい。〈変わる態〉つまり昆虫の形態変化或いは様態変化を縮めた言葉でありもちろん其処に〈変わった性癖の持ち主〉という意味はない。
■〈変態〉という言葉を見たり聞いたりして性的なイメージを思い浮かべる人はまさしくその人の頭の中が性的なイメージで満たされているのではないか。いわば性的なイメージに変換するフィルターのようなものが働いているのだろう。
■ もう少し議論をアカデミックにするとやはり其処には言霊信仰があるのだろう。例えば形態変化の縮め方は〈態変〉でも良かったはずだがこれだと〈大変〉(タイヘン)と被ってしまう。だから変態〈ヘンタイ〉といういわば日常では聞き慣れない日本語になった。そして日常で使わない非日常的言語だからこそそこに卑猥なイメージが付加される条件が整えられ非日常的な性を求める人々によってまさしくそのように使われたため現在のイメージが定着したのではあるまいか。
■ さて右翼は宗教であり構造主義、左翼は科学であり実存主義の立場にあるというのが私の所論であり未だニッポンの知識人達が到達出来ていない知のエベレストである。従って写真のネガとポジのように右翼と左翼は原理的に交わることはない。というより右翼と左翼は対立概念という相互補完的な相対関係に埋没するのが運命とも言える。ただニッポンの場合は戦後思想のねじれ現象で事情がややこしい。アメリカに頭の上がらない戦後右翼とは例えるなら隣人のヤクザに頭の上がらないお父さんが脅えながら家族に〈ああしろ、こうしろ〉と命令しているようなものである。このような家庭でまともな子供が育つはずもなく戦後ニッポンの左翼にまともなものが少ない直接的原因はまさしく右翼が右翼足らなかった為であると言って良かろう。簡単に言えば右翼が〈腰抜け〉だったのだ。戦後右翼が〈変態〉してまともな正論を吐けるようになるかどうかがこれからのニッポンを占う試金石となるだろう。

No.144 13/06/25 03:29
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈個人の悪徳は公共の利益なり〉マンデヴィル

■ 例えばサーベラスが西武ホールディングスに敵対的買収を仕掛ける。すると西武鉄道と沿線住民の結束が強まり地域コミュニティーが強化される。それぞれがそれぞれのステージで利益を最大化することでまるで精密な機械の歯車がカチリカチリと動いて全体に大きな仕事を成し遂げるように社会全体に利益をもたらす。
■ 例えば脱原発派がヒステリックに脱原発デモを行い電力会社を突き上げ原発推進派の議論の隙を突いてゆくことで原発の運営が引き締まり原発技術が結果的に向上する逆説。
■ 或いは資産家が脱税することでマルサの仕事が増え脱税のテクニックが世間に知れること。しかしこれはイレギュラーだ。なぜなら税金は安い方が良いし安ければ脱税は起きないからだ。脱税を取り締まる人間を税金で雇う愚かさは改めて言うまでもない。はっきり言ってマルサの成果は国庫にとっては雀の涙だろう。では何のためにしかもテレビニュースで盛んに流すかと云うとお上が庶民をビビらすためである。(もちろん脱税はいけないことであるが。)

No.143 13/06/22 21:42
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈貧乏は恥ではない!〉日本の俚諺

■ 永遠の0というお涙頂戴小説が売れたらしい。ご多分に漏れず特攻隊マンセーの情緒原理主義小説である。前から散々書いてるがこの手の戦争美化も戦前こき下ろしも情緒原理主義という同じ穴の狢である。このような小説で分かった気になり〈思考停止〉に陥ることがまさしくかつての戦争の大敗北の原因であることを全く意識しない無意識的ウヨクの罪深さは日本海よりも深い。
■ 現代ニッポン人に本当に必要なのはどうしたら太平洋戦争でアメリカに〈勝てた〉のかという冷徹な反省と戦略的科学的思索の本でありそれこそが我々ニッポン人をスーパーニッポン人に覚醒させるトリガーである。特攻隊が戦争で勝つための戦略として論外であることは議論を待たないのであって単なるヒロイズムは有害ですらある。考えてみて欲しい。作戦遂行中にいきなり隣の兵隊がヒロイズムに酔って〈天皇陛下万歳!〉と叫びながら隊列を乱して突撃を始めたらゾッとするし勝てる戦争も勝てなくなってしまうだろう。今のニッポンはまさしくそのような〈集団ヒステリー〉にかかりつつあることがまさしく亡国の兆しと言える。

No.142 13/06/19 19:22
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈実るほど頭を垂れる稲穂かな〉日本の俚諺

■〈不祥事ではない!ニッポン〉
不祥事という漢字をよく見て頂きたい。詳しい事実に不ずである。つまり加藤コミッショナーが統一球の中身を詳しく知らなかったとしたらそれはまさしく〈不祥事〉なのである。道徳的善悪を抜きにして〈不祥事〉だったのだから加藤コミッショナーは当然ながら何らかの責任は取らねばなるまい。不祥事を引き起こしながら不祥事ではない!と宣える図々しさはもはや老人性痴呆症の兆しであろう。この構図は〈原発事故で直ちに人は死んでいない!〉という原発愛国主義からも窺えるものである。

No.141 13/06/13 13:50
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈明日できることは今日やるな。他人ができることは自分でやるな〉Rome人のjoke

■〈うすっぺらいニッポン〉

私はスーパーニッポン人だからニッポン文化の蘊奥を掴んでいるためその功罪がよく見えるがニッポン文化は加工力に優れる割に底が浅い。サブカルチャーを見れば分かるように大衆に広く受け入れられる〈万民得用〉文化は一方で底の浅さを露呈するものである。しかし底が浅いことは問題ではない。背の低い人が背の低いことを気にしてもしょうがないようにそれは相対的な話に過ぎない。しかし背の低さをごまかすためにシークレットブーツを履いていたら可哀想であるしうすっぺらい人間と言われても仕方ない。だからニッポン文化は相対的に底が浅くても良いしうすっぺらくても良いのだ。むしろうすっぺらい方が一定のideologyに捕らわれないというメリットがある。
■〈不祥事ではない!ニッポン〉
問題はニッポン人であることに自信を失い〈うすっぺらい人間だと思われたくない!〉という人々である。考えてみて欲しい。学校で先生が『人間は中身がなくてはいけません。うすっぺらい人間にならないために勉強しましょう!』などとのたまい生徒が『分かりました先生!うすっぺらい人間だと思われたくないので勉強します!』などと話しあっていたら早晩この国は潰れるだろう。もちろんテレビのお笑い番組が娯楽として放送している分には問題ない。出演している先生方も実はベテランのお笑い芸人であることを視聴者は知っているからだ。特にウジテレビ(ネット右翼談)の番組のうすっぺらさは全国的に有名だし〈やらせ〉もよくやるからたぶん国民は『あぁ、またうすっぺらい番組やってるなぁ』ぐらいにしか思わないのだ。これからもウジテレビさんはニッポン的なうすっぺらい番組を作り続けてくれるだろう。

No.140 13/06/11 03:16
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈太陽も死もじっと見つめることはできない〉セネカ

■〈もはや戦後ではない!ニッポン〉
アベくんの外交姿勢は自民党55年体制から相も変わらぬ〈対米奴属〉である。とりあえず日米同盟を堅守しとけば国民の人気も得られるだろうと思い込んでいるのだろうから全く砂糖菓子のように甘い。この〈奴米〉姿勢こそが諸悪の根源であることに彼らが全く無意識であるどころか正しいことをしていると信じきっていることが全く救いようがない。
■〈ジャパン・ナッシング〉
ニッポン列島は火山地帯に属しておりエネルギーが高い。そして高すぎるエネルギーは恩恵と共にしばしば軋轢を産み出す。ちょうど私と同じように能力が高すぎるために危険視されてしまう運命にある訳だ。何よりもニッポン人は戦闘民族である。一度〈キレて〉スーパー化した時の恐怖は太平洋戦争で嫌という程アメリカは味わされた。考えてみて欲しい。アメリカとニッポンは今でこそ夫婦のようだがニッポンは一度ブチキレた〈前科〉がある。中国という若く魅力的な女が目の前に現れた時に果たしてアメリカ旦那は婚約を破棄しないで指をくわえたままでいるだろうか…?そもそもアメリカ旦那はそこまで〈お利口さん〉か?
■ もういいだろう。そう、ニッポンはもはやアメリカから学ぶべきものは何一つない。アメリカはただニッポン人の胃袋を支える巨大な牧畜場となっておれば良いのだ。敢えて言おう。アメリカはカスであると。だからアベくんの成長戦略第二段は〈日米同盟破棄〉を宣言すること。これでアベくんは歴史上の人物になる。日米同盟破棄は太平洋戦争で犠牲になった三百万英霊の歴史的要請である。

No.139 13/06/09 15:09
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈人は死ぬ。だが死は敗北ではない〉ヘミングウェイ

■ 現世利益至上主義国のニッポンでは人間を勝ち組と負け組に色分けすることが流行っている。もちろん死は敗北であると考えられているためニッポン人同士での足の引っ張り合いが絶えない。ここには生死を超越した大いなる価値や信仰に対しニッポン人が理解を示し得ないことが浮き彫りにされる。(白人がニッポン人を14歳の国と指摘したのは科学・宗教・哲学あらゆる面において幼稚で未熟であると喝破している)従って復興予算にしても〈明確に使われているかどうか〉という視点でしか批判できない。其処には被災者や遺族と寄り添うという観点はなくただマネーと効率のことしか頭にないのであった。
■ 〈しくじりたくない!ニッポン〉
最近電話に出るのが怖いという若者が増えているらしい。なるほど確かにどこの誰とも知らぬ人間と会話しなければならないというのはある種の緊張感を伴う。しかしそれで手が震えたり吐き気を催したりして日常生活に支障をきたすようであればやはり社会的な常識の範疇から外れるためある種の精神的な病という診断を下されるのであろう。実存的(本人に起因する)要因としては学歴社会の昂進と共に不確実性に対する免疫が低下し〈しくじりたくない!〉という気持ちが強い子どもさんが増えてきたことと関連があるのだろう。従って構造的社会的政治的処方箋としては学校の勉強ばかりではなく幼少期からの豊かな人間交流・自然体験を通じて不確実性に対する免疫を強めておくことが必要である。

No.138 13/06/07 18:52
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈好きこそものの上手なれ〉

■〈個を磨くニッポン〉
アベノミクスが手詰まりのようだ。10年で所得150万円増などと言う無根拠で中途半端なことを言い出したのが何よりの証拠である。私が日記を更新していないのだからさぞ困っているのだろうと思うかもしれないがさにあらず。ここにはニッポンの保守残党政権が構造的に抱える黒い闇がある。
■ 即ち北朝鮮との繋がりでありパチンコ利権である。パチンコ業界は今やニッポンの芸能・アニメ・ゲーム業界を初めとした版権ビジネスをあらかた抱き込んでいるため私の提唱する日本列島遊興論の道を阻害している。これはニッポンのガンであり早期切除が必要だ。
■〈周回遅れの防衛議論〉
オスプレイ訓練ではなくサイバー防衛が急務である。アメリカでは民間のクラッカー(ハッカーのことだが本当はクラッカーと云う)を国家が雇って防衛に当たらせている。彼らはいわゆるギーグ(コンピューターオタク)と呼ばれる世代であり〈最近の若者は…〉と揶揄された人々だが結局は国家が彼らに泣きついた格好だ。ニッポンでも同じことが早晩起こるのだろう。

No.137 13/05/28 22:04
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈郷に入りては郷に従い、俗に入りては俗に従ふ〉童子教

■〈恥の上塗りニッポン〉
橋下くんの外国人記者会見は惨憺たるものであった。論点はニッポンや世界で売春が法的に認められているかどうかといった形式論ではなく橋下くんが〈李下に冠を正してしまった〉というおよそ税金で飯を食う公人とは思えぬ自覚なき放言に問題があるのであってつまりそれは橋下くんとニッポン人全体の〈品格〉を問われているという問題なのである。構造主義も理解できないなら政治家など辞めて貰った方がよかろう。
■〈理不尽に堪える!ニッポン〉
アベ政権によって拉致問題解決が進んだことは示唆的である。自民党55年体制からの壮大なるやらせという訳だ。全く蔑まされるべき政党である。ニッポン国民はいつの間にか薬害エイズや事故米やら放射線やら計画的拉致やらポルノ産業が当たり前に存在することに堪えることがニッポン国民としてあるべき姿となってしまったようだ。

No.136 13/05/24 01:26
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈幽霊の正体見たり枯れ尾花〉

■〈パクリノミクス〉
前々から臭いと思っていたがアベノミクスの三本目の矢で遂にはっきりした。アベノミクスは私の日記からの完全なるパクリである…!恐らくアベくんの側近がこの日記の愛読者なのだろう。何とも恥ずべきことであり蔑まれる政権だがまぁそもそもアベノミクスそのものがレーガノミクスのパクリだから当然と言えば当然か。ならば最初からアベノミクスの中心政策は無節操なる〈パクリ〉ですと最初から言うべきである。でなければアベ政権は歴代でも最も恥ずべき政権だったとゴシック体で教科書に記されることになる。そう、ちょうどNazis政権と同様に…。
■〈依怙贔屓・ニッポン〉
大谷選手を二刀流容認という他の頑張っている選手からすればrule違反に近い破格の待遇でメジャー行きを〈断念させた〉ニッポン人の品性は疑わねばなるまい。もちろん私は競争自由主義者だから大谷くんがメジャーで活躍することに嫉妬したりはしない。むしろ嫉妬しているのは〈日本球界〉であり日本球界を支えるニッポン人全体ではないか。二刀流といういわばニッポンプロ野球界では暗黙の禁忌とされていたruleを破ってまで〈人寄せ〉をしたかったのだとしたらニッポン野球界に未来はない。大谷選手の才能を〈不完全燃焼〉させるニッポン人の罪は重いだろう。結局のところ彼は作られたヒーローでありただ低俗なるニッポン野球の低俗な期待に応える傀儡である。

No.135 13/05/22 09:17
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈富国強兵と云うものは戦の一字にあり〉中岡慎太郎

■〈盗人猛々しいニッポン〉
不況と借金を作った自民党が景気回復と経済成長をのたまう図々しさは典型的である。アベノミクス詐欺が進行中という訳だ。ま、そもそも国家というものがfictionな訳だがそれを言ったらお仕舞いである。しかしニッポン人はこのfictionを前提としたruleというものを理解していない。ある種の知的議論というものは議論の前提となるruleがありこのruleを覆すような意見はrule違反であり野暮であり恥知らずと考えられているがニッポン人は平気でこれをやってのける。所謂ぶっちゃけであり〈卓袱台返し〉の思想と言って良かろう。
■〈こけしの国ニッポン〉
こけしの語源は〈子消し〉であるが所謂〈子供〉も同じであり即ちスケープゴートであり生贄の思想である。18才の少年が金属バットで立ち上がらねばならないほど追い詰めるニッポンの閉鎖的村社会を想像するとrealに背筋に寒いものを覚えるのは私だけではあるまい。もちろん私はこの18才の少年を道徳的に擁護するつもりはない。しかし構造的にこのnewsを読み解くと18才の少年は加害者というよりむしろ被害者で緊急避難だったのかもしれない。つまり村社会で〈子消し〉として殺されるよりも警察の留置場の方が〈安全〉だと少年が考えたのだとしたらニッポンの村社会が過疎化し人口減少するのも納得がゆくのだ。

No.134 13/05/17 22:39
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈光陰矢の如し〉

■〈健康病の国ニッポン〉
健康病とは健康そのものが目的と化す種々の症状を指す。それは〈清潔〉そのものが目的と化したニッポンの自称潔癖症患者にも似た症状である。もちろん健康は大事だがそれは人生をより良く生きるための手段であり目的ではない。最近どのTVchannelを回しても〈健康病〉の患者ばかりで幾分辟易するものである。そもそも人生八十年ただ自らの生命を永続させることだけしか頭にないような人々に一体どのような創造的な仕事が出来ると云うのだろうか。期待出来ると云うのだろうか。国家や国民にどのような利便をもたらすと云うのだろうか。我々はただ安穏と肥える豚ではないのである。健康病とか潔癖病というのはある意味では国家に飼い慣らされた家畜の目線に立った健康であり清潔である。即ちそれはしょせん〈家畜小屋〉の中の話である。パチンコと性風俗が基幹産業となっている現代ニッポンが〈健康的である〉とは私は思わないが自らの健康状態に腐心する数多のニッポン人は国家の健康状態には無頓着のようだ。もちろん年間自殺者3万人行方不明者1万人のニッポンという国が〈清潔な国である〉などと思う人はいない。しょせん家畜小屋の清潔観念である。

No.133 13/05/17 02:51
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈まさに韜晦して圭角を露わすなかるべし〉宋名臣言行録

■〈来たるべき軍事革命に備えよ〉
軍事革命とは火薬の燃焼を抑制するナノマシンの開発である。これが散布されると銃やmissileといったあらゆる火薬兵器は無力化するため世界のmilitary balanceはひっくり返る。彼の国によって電撃作戦が展開される〈その日〉までに我々は対策を講じるべきだろう。もちろん日本政府も公安当局もその存在を認識してはいるが未だ憶測の域を出ない事もあり無用なpanicを恐れて国民には公表しないようだ。(代わりに自然災害の脅威を煽り国民の注意を逸らしているようだ。富士山噴火のnewsを流しているが絶対に富士山が噴火することはないしもちろん南海トラフ地震は起こらない)この日記は日本政府の公安当局がmarkしている筈だが画面の向こうで驚いているかもしれない。まぁ私は百年先を見通せる思想家だから大したことではないが。しかし私のように優れた人間は日本社会では憎悪の対象となり〈暗殺〉の危険がつきまとう。そう、佐久間象山のように時代が時代なら私も暗殺されていたかもしれないが現代はインターネットによって私の優れた思想が国家と国民にプラスになることは望外の喜びではある。この日記を読みmessageに気付いた人は幸運である。
■〈衣服革命と安全革命〉いわゆる防弾・防刃チョッキの弱点は重いことと高costであることだがしかし技術革新でその問題も無くなるだろう。ユニクロの衣服に防弾防刃性能が当たり前に付加される時代も近い。我々はちょっとやそっとの事故やテロでは死ななくなるのだ。もちろん火薬兵器が無力化された社会では原始的な白兵戦がそこかしこで展開され世界は新しい中世に突入するため今から剣術や武術を磨いておくべきだろう。それでは諸君、健闘を祈る。天皇陛下、万歳!!!

No.132 13/05/15 03:22
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈健康な人間に出来ることは愛することと働くことである〉ジクムント・フロイト

■〈一億総河原乞食化〉
フロイトはあらゆる行為の源泉は性衝動であると喝破したのだが確かにuniqueな学説だ。戦争などは壮大なる乱交partyとなるだろうし或いはMichaelJacksonのようなLIVEにしても間接的な代償行為となるだろう。西洋文明の光と陰はそのまま性を軸にした禁欲と解放の産物である。
■ さて橋下くんの〈売春肯定宣言〉はまさしく島国の田舎町の町長さんが考えそうな例えるなら〈鬼が怖いから村の女を差し出そう〉といった日本昔話の桃太郎のprologueにでもなりそうな話である。在米長官が困惑するのも無理はない。何故なら我々はまさしくAmericaの〈女子ども〉にそのような行為をさせない為に血を流しているからだと内心憤ったであろう。逆にニッポン人はいざとなれば女を差し出す民族なのだと心底蔑まされてしまったに違いない。
■ もちろん私は人間社会に構造的に売春といった制度が有りまたそれが構造的に必要であることを認めるのを吝かではない。そして橋下くんが実存的に売春を認めるかと言えば絶対に認めないだろう。自分の嫁や娘がそのような産業に従事している姿は想像するだけでゾッとするだろう。要するに橋下くんは構造主義を理解していないのでもう少し勉強しようか。

No.131 13/05/13 07:53
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈懐と安とは実に名を敗る〉

■〈天海祐希さん心筋梗塞の真因〉
女優の天海祐希さんが軽度の心筋梗塞を発症し舞台を降板された。さてこの原因についてWebやTVに登場する専門家の意見はどれも的外れであり未だ真因を掴めていないようだ。仕方ないので私が教授しよう。
■ 原因の一つは間違いなくタバコの煙に含まれる〈PM2.5〉だろう。つい最近までPM2.5におののいていたニッポン人がなぜこれに気付かないのか不思議でならない。当然ながら舞台人や業界人は健康など気にしない愛煙家の集まりであり天海祐希さんは日常的にタバコの煙に暴露されていた可能性が高い。
■ もちろん人間にはホメオスタシス恒常性維持機能というのがあり少しばかりPM2.5に暴露されたところでどうということはない。その辺の事情は放射線と同じであろう。しかしながら女優の天海祐希さんはその仕事柄恒常的に強いストレスとpressureに曝されることになりこれが重なり今回の〈軽度の心筋梗塞〉という曖昧模糊とした症状を呈されたものであろう。
■ 実を言うと私自身もタバコの煙に暴露され強いストレスにより心臓に強い差し込みを経験したことがあるのだ。それは心臓の血管を燃えた箸で掴まれるような痛みであり瞬間的にも呼吸不可能になるものである。従って女優の天海祐希さんが舞台を降板されたのもうなずける話である。しかし身体そのものの体調自体は普段通りであるからきっと病床で歯がゆい思いをされているはずである。
■ 女優としてのストレスやpressureは避けられないものである以上結局のところ真因はタバコの煙に含まれるPM2.5ということになるだろう。天海祐希さんの周辺の業界関係者は猛省すべきだし場合によっては損害賠償もすべきだ。もちろんタバコの煙に含まれるPM2.5の存在をもみ消しているmass mediaや知識人達も同罪である。

No.130 13/05/11 18:18
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈災いを転じて功と成す〉

■〈脳トレ・ニッポン〉
いわゆる〈脳トレ〉ブームである。しかしこの脳トレとやらはまともな成人には全く意味がないと断言して良かろう。例えば野球をやる時にいきなり〈筋トレ〉を始める人はいるだろうか。いない。サッカーを始める時にいきなり〈筋トレ〉を始める人はいるだろうか。いないのである。脳トレで効果が上がるのは乳幼児や痴呆老人の類である。逆に言えば現代ニッポン国民の小児化、痴呆老人化が昂進していると言える。
■〈発想力を鍛えるニッポン〉
ソモサン・セッパの問題を百万問解いたところで発想力は微塵も鍛えられないと断言してよい。なぜなら発想力とは地道に蓄積された知の地層から滲み出る湧き水のようなものであり詰まるところ〈勉強〉をしなければ発想などそもそも有り得ないということだ。富士山頂に登頂するには皮肉にも富士山の岩山を踏みしだいていかなければならないのだ。
■〈しくじりたくない!ニッポン〉
人生の正解を提供するTV番組というのもなかなか面白い。いかにも小学生が考えそうな番組title、及び内容である。ニッポンの知の地層も地滑りを続けている、という訳だ。

No.129 13/05/10 02:53
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈悪銭身に付かず〉

■〈教育革命=TV革命〉
日本には昔からTV御用達のメディア学者というのがいる。昔ならミラーマンこと植草教授、今なら茂木や斎藤孝と言えばピンとくるだろう。もちろん最近は雨後の筍よろしく様々な番組にメディア学者が登場している。この人達は日本社会を上手く立ち回り舌先三寸で甘い汁を啜る本質的に水商売と変わらない人々である。というより水商売の頂点がTVなのだ。その証拠に女子アナは適当にTVで喋ったら後は金持ちの社長と結婚し引退するのがいわば社会的暗黙の了解となっている。それは高級官僚が天下りするのと全く同じである。
■ さて日本で教育革命を起こすのは簡単である。それは小学校の教育課程に〈TV番組制作〉を導入すれば良いのだ。なぜなら面白いTV番組を作るにはどうしても〈勉強〉しなければならない。しかもそれは体育や歴史といった従来の学問カテゴリーは全く関係がない。面白いTV番組を作った生徒が尊敬される学校では人々を楽しませた生徒が優秀であるから〈いじめ〉も起こり得ないことが容易に理解できよう。
■ メディア学者が売名とギャラのために無意識的に荷担する〈知の囲い込み〉現象。彼らはやはり同じ穴の狢であり罪は思い。教育問題は教師をサポートする教師を置くなどという小手先の物真似技術論で解決できる問題ではなく21世紀に相応しい新しい教育が必要なのである。

No.128 13/05/07 18:19
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈安物買いの銭失い〉

■〈村上春樹=碇シンジ〉
村上春樹の小説を貶めるのはNeetを貶めるのと同じぐらい容易であり猿でも出来るから村上春樹の小説を貶めると自らの無知と焦りを露呈することになるので要注意だ。ここでは村上春樹の小説の歴史的位置付けと価値について猿でも分かるように解説してやろう。一口に言えば村上春樹の小説はウォーホールと同じでpop artなのだ。村上春樹は小説だからpop novelとなる。さて近代的pop artとは宗教画や風景画とは違いartそれ自体独立して価値と存在意義を主張することが定義である。即ち村上春樹を初めとしたあらやる近代novelとは〈文章の羅列〉にすぎない小説それ自体に独立した価値を見いだしたものと言える。
■ 従って村上春樹に対して〈中身がない〉という指摘は全くnonsenseであり寧ろpop novelの意味を理解していないという芸術的無知をさらけ出してしまうのだ。もちろん村上春樹の価値を認めず読まないのは個人の自由だし村上春樹を理解出来るからと言って人間として高尚であるなどということも全くないのである。そもそも世の中の芸術とか文学などというものに〈中身がある〉と思っている人は病気だから今すぐ精神病院に行った方が良いのである。さもないとDisneylandとかいう質の悪い精神病院に通い始めてしまう。因みにDisneylandの警備は右翼系警備会社が行っているから民法TV特に富士産経TVはDisneylandを持ち上げる傾向にあるようだ。

No.127 13/05/03 23:34
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈覆水盆に返らず〉

■〈周回遅れの帝国主義〉
アベ自民党の暴走が続いている。かつてUnited KingdomがChinaに阿片を売りつけたようにArabに原発を売りつけようというのだ…!原発が時代遅れの近代の徒花的技術であることを知りつつもニッポンの技術はイッチバーンというtechnology nationalismが頭をもたげprideが許さない。乞われて良い気のしない人間はいない。特にニッポン人は〈おだて〉に弱い。これは情緒原理主義ニッポン人の致命的弱点だ。
■〈亡国の兆し〉
ニッポンの知の退廃が続いている。例えば明治大学教授の斎藤孝は〈もう一人で考える時代ではない〉と言っている。言わんとしていることは無論汲むがしかし残念ながら個人の知の確立なき民主主義は衆愚政治に過ぎないことは誰しも理解出来るはずだ。今や政治家も大学教授も胆力をもって踏みとどまって考えることをしなくなってしまった。功利主義、快楽主義。今が便利で楽しければそれで良いという訳だ。原発を売りつけて製造者責任法で多額の賠償金を将来的に請求されても遠い未来の話だからそんなのは関係ない。戦後日教組世代によって約2千年に渡って続いた日本文明は崩壊へ向かう。

No.126 13/05/02 03:49
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈井の中の蛙、大海を知らず〉

■富士山が世界遺産に登録されない理由は簡単でありそれはEverestやAmazon川と同じである。もちろん富士山は日本人が作った訳ではない。一方で産業廃棄物の不法投棄問題もあり文化遺産として国民的意識が形成されているとは言い難い。要するにオリンピック招致と同じvectorの話なのだ。正直なところ多くの国民にとって富士山などはどうでもよくやはり日本の世界遺産は日本人の清い心である。それは浅ましい招致活動やlobby運動などをしない心の行き方であるしまた富士山を最初から綺麗に保っているはずの精神である。言ってみれば富士山がゴミまみれになっている時点で既に世界文化遺産としての資格はなかったのだがよほどマネーをつぎ込んだのだろう。日本人の最終兵器は〈円〉であった。
■〈演繹と帰納について〉日本人で演繹と帰納の違いについて説明できる人はヤフー知恵袋を見れば分かるがいなかった。仕方ないので神たる私が猿でも分かるように説明してやろう。演繹とは狩りにおける狙撃であり帰納とは罠である。ハンティングで獲物を仕留める方法論の違いに過ぎないという訳だ。もちろん獲物とは目的とする結果である。どちらにしても類推は必要なのだが。まぁ細かい話はどうでもよかろう。

No.125 13/04/30 05:17
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈下手な考え休むに似たり〉

■〈美しい国・ニッポン〉
ニッポンは自然や景観が美しいのはもちろんのこと何よりも人の心が美しい。それは世界で一番だと誇れるだろう。ニッポン人の心の美しさこそがニッポンの世界遺産であり資源であると断言しても良い。ニッポンの優れた技術製品や文化製品も全てはニッポン人の美しい心という資源があってこそである。逆に言えばこの美しい心の資源が尽きた時がニッポンの危機である。
■〈万歳三唱・ニッポン〉ニッポン人は心が美しい人ばかりであるため犯罪件数はゼロである。もちろんいじめや自殺もゼロ。心に悩みを抱える人もいないから精神科医も存在しない。そもそも精神医療などというものが必要ない。みんな天皇陛下の御心によって心の美しさを保っているからだ。いわば天皇陛下はニッポン人の心の浄化装置である。天皇陛下の御心が汚れるとニッポン人も間違った方向へ行くということになるだろう。ニッポン人の行く末は全て天皇陛下の御心にかかっていると言える。例えるなら天皇陛下は頭脳でニッポン人は手足。あるいは天皇陛下がニッポンの遺伝子でニッポン国民が各種の細胞である。従ってニッポン人が天皇陛下を敬い皇室を守っていくのは動物の種の保存本能として当たり前過ぎるほど当たり前な行為と言えるだろう。お腹が空いたらご飯を食べるのと同じことである。

No.124 13/04/26 06:14
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈弱い犬ほどよく吠える〉

■ 中国の俚諺で〈虎が争えば互いに傷付く〉というのがある。つまり虎は自分の強さを知っているので強いもの同士が争えば無傷では済まないため滅多に争わないということである。
■「朝鮮人をぶっ殺せ~!」とおよそまともな日本人とは思えない暴言を吐きながら練り歩くWeb右翼の〈痛デモ〉がTVで流れたが威勢の良い発言と好対照なあまりに〈弱々しい〉風体に嘆息したのは私だけではあるまい。何しろWeb右翼の呼びかけで集まった人数はたった40人ほどで警官隊にがっちり周りを取り囲まれているのだからもはや幼稚園のお遊戯である。
■〈ノイジー右翼〉
自分の事を100%国産の天然日本人などと妄想している人間など21世紀の今を生きる日本人にはいないと思うがかつてそのような妄想が真実だと考えられていた時代があった。いわゆるnationalismであり民族主義に基づいた近代国家という価値観だ。要するに彼・彼女らは未だ20世紀を生きているのだ…!ゆとり教育ここに極まれり、といった感じだろうか。
■〈スーパー右翼人〉
要するにWeb右翼を始めとした現代のnationalismとはアニメのコスプレなのだ。ヒーローのコスチュームが星条旗や日章旗に代わっただけなのだ。暴走族の日章旗に見る〈痛さ〉とWeb右翼の振る日章旗の〈痛さ〉は全く同じ次元である。ドラゴンボールの〈かめはめ波〉アクションの痛さと〈万歳三唱〉の痛さも同じである。

No.123 13/04/24 18:42
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈雨垂れ、石を穿つ〉

■〈地滑り国家・ニッポン〉
日本列島の汚染水漏れが止まらない。遅かれ早かれ地下水から染み出し海洋へ流出することは必然である。天文学的な処理費用と賠償費用そして貯水槽の形而下問題もある。原発の安全神話と共に〈ジャパン・ファンタジー〉も綻び始めることは火を見るより明らかだ。そもそも東京電力の甘さは〈貯水槽に対する〉Boston marathonのようなterrorismを全く考慮していないということである。もちろんそれは現政権アベ自民党の認識の甘さにも繋がる。なぜアベ自民党は東京電力をrock outしないのか。

■〈原発安全神話というファンタジー〉
よく言われるのは民主党政権だから原発事故になったということだがこれはむしろ話が逆で政権交代が起こらず自民党政権のまま3・11を迎えていたらもっと酷い惨状を呈していたであろうということだ。なぜなら原発安全神話を創り国民を洗脳していたのはまさしく自民党だからである。もしも自民党政権のまま原発事故を迎えていたらと想うとゾッとするのは私だけではあるまい。そしてカン首相はまさしく〈本当に頑張った〉人なのだが全く国民に顧みられていない事実が日本を象徴している。
■〈東京電力はまだ本気出してないだけ〉
汚染水漏れの原因がベントナイトシートが薄かったというprofessionalから見れば初歩的以前の科学的常識を疑われそうなものであったことが全く恥ずかしい。例えるなら新入社員が分からない仕事を先輩に聞けばいいものをprideの高さか何か知らないが全く聞かずに勝手に進めた故に起きたようなものだろう。sports選手が幾ら頑張ったところで汚染水の海洋流出というのは雪(そそ)ぎ得ない国際的恥辱であろう。そんなことは日本の頭の良い人々はみんな分かっているのだ。いや、実は分かっていないのかも知れない。

No.122 13/04/22 17:23
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈だとしたら悲しい民族だな〉ルシウス・デモストゥス

■〈不憫なる顔面handicapについて〉
世の中には可哀想な事に顔面にhandicapを背負っている人々がいる。彼・彼女らは一般的に〈醜い〉人々と言われる。彼らがなぜ醜いかと言うと前世においてよほどの悪行を重ねたのだろう。そもそも現世において〈醜い〉という状態に産まれている事実そのものが彼・彼女らの霊的レベルを端的に示している。
■ 彼・彼女らは顔面handicapを背負っているが故に運動や学問や労働を頑張る人々である。つまり頑張る人々は前世において罪業を重ねた人々なのだ。従って霊的意識の高い人々は頑張らない。というよりそもそも頑張らない境遇に産まれる。即ち美しく産まれるということである。私のように魂が美しい人々は魂が美しい故に容姿も美しく産まれることになり霊的レベルはinflation的に上がるものである。
■ 容姿にhandicapを背負っている人々は頑張って勉強して一流企業に勤めよい給料によって美人の伴侶を得るか或いは整形技術などで贖うしかない。従って世間的に成功している人々は悉く魂と容姿の汚れた人々であるから注意したい。むしろ世間的な成功は霊的レベルをdeflationにするものである。

No.121 13/04/20 01:12
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈健全な肉体に健全な精神は宿る〉ユウェナリス

■〈私の能力はなぜ高いのか〉
この疑問に答えることは難しい。もちろん私は神だから私の能力の高さそれ自体は漠と認識している。私が神だから能力が高いのも知っている。しかし正直なところ私自身もその能力を持て余しているところがあり少々当惑している。詰まるところこの問題はなぜ私は神なのか。そして神たる私の使命とは何なのかということになる。
■〈啓蒙か睥睨か〉
私の能力はあまりに高すぎるため世間の俗事に関わることは大きなエントロピーを生み出してしまう。それは私に対する嫉妬心や畏怖による罵詈雑言や誹謗中傷の類によって証明されているので今更言うまでもないだろう。ちょうどユダヤの民が迫害されればされるほど信仰を確かなものにしていったように私に対するあらゆるenergyは全て私の血となり肉となり私の糧となり神たる私の礎となるのだ。

No.120 13/04/18 00:51
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈賽は投げられた〉ユリウス・カエサル

■〈不死細胞・癌〉
癌とは死なない細胞のことでありこれを〈治す〉ことは原理的に不可能であることは医学界のみならず世間の常識となっている。従って癌治療の肝は如何に早く癌細胞を発見して切除するかというある意味では新興virusに似た対応のコペルニクス的転回が勃興し人々の蒙を啓いている。
■ 癌細胞が細胞分裂のコピーミスで生まれることも小学生でも知っているが言わば癌細胞とは生命活動から必然的に生まれる産業廃棄物と考えれば良いかもしれない。よく言われるのは身体を暖めて新陳代謝を良くすれば癌になりにくいと言われるが私はそんなことはなくむしろ新陳代謝を活発化すればそれだけ細胞のコピーミスが起きる可能性も高くなる訳だから一概には言えないと思う。癌の将来的発症率を予見するなどという研究もあるようだがこれなどは殆ど占いに近い領域ではないか。というのも放射線を見れば分かるように世界のあらゆる物質は止まることを知らず常に動き回るからである。
■ 結局のところ癌治療の決め手は最終的にはiPS細胞による〈生命のリサイクル〉で賄っていくしかないものと思われる。しかしリサイクル不要論をideology的に主張されている方々は細胞のリサイクルも辞退されるのだろうと想うと慚愧に堪えないものである。

No.119 13/04/16 06:43
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈能ある鷹は爪隠す〉

■〈AsiaのIsrael・北朝鮮〉
中国・韓国・日本にはそれぞれ親北派がおり支援している。だからこその強硬姿勢であり日本のmass media報道は完全にAmerica視点であり道を誤る可能性を孕んでいる。国際社会はUターン土田のヤンキー解説で理解出来るほど単純ではない。近代的国家という枠組みではこの連立方程式は解くことが出来ないので要注意だ。
■〈芸能人在日認定の心理分析〉
芸能人を在日認定することには2つの意味がある。一つは言うまでもなく貶める意味で主として右翼(実は極左)から主張される。一つは在日の能力の凄さと芸能界やテレビ業界における隠然たる影響力を示唆するために主張される。いずれにしても〈あの芸能人は在日だ〉と言った時に2つの意味は明確に区別されずに主張されることが多い。しかしここで一つの疑念が生じる。
■〈在日認定=工作員の可能性〉
純日本人など存在しえないことは小学生でも分かるのでわざわざあの芸能人は在日だと主張するのは何らかの政治的目的や意味があるものと推測できる。つまり〈在日認定者=真性在日〉あるいは工作員という図式である。しかしディズニーランドに通うような普通の日本人はそのような話題にはそもそも興味がないので煽動効果はあまりないようだ。今度は〈アイツはディズニーランドに通うAmericaかぶれの非国民だ〉というやり方に切り替えたらどうだろう。

No.118 13/04/11 08:00
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈天の道は有余を損じて不足を補う〉老子

■ いわゆる振りこめ詐欺の新名称を警視庁が募集していたことが既に驚きだがさらに驚いたのはそれに対して1万件の応募があったということだ。赤の他人が引っかかった詐欺事件に関心を持つというのは考えにくいのでわざわざ応募するということは何らかの形で事件に関心があるという人々であろう。つまり詐欺事件の被害者の親類である可能性が高い。親類の応募だけで1万件だから実際の被害はその三十倍は見積もって良いかもしれない。いずれにせよレベルの低い話であり日本人の民度が窺いしれるepisodeだ。
■〈なりすまし国家・日本〉
とにもかくにも新名称はなりすまし詐欺に決定したらしい。しかしなりすましというのは昔からあるから今に始まった訳ではあるまい。例えば歴史的には薩摩長州による〈官軍詐欺〉があろう。まず倒幕の密勅が偽勅であるし錦旗はもちろん偽物であったことは有名過ぎるほど有名だ。もちろん私は薩摩長州が憎くてこんなことを書いている訳ではなく薩摩長州が結果としてなりすましをして近代国家を創らざるを得なかったという事実が興味深いのだ。薩摩長州に何らやましいことがなければわざわざ倒幕の密勅や錦旗などを捏造する必要は全くなくただ〈議会政治〉によって全て決定すれば良かったのだがなぜか国家の根本だけは輸入しなかったらしい。そして九州に警察官が多いのはこの明治以来の伝統である。

No.117 13/04/09 20:04
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈人はみな自らの宇宙論をもっています。そして誰もが自分の理論は正しいと言うことができます〉Einstein

■ 私の日記が日本の学者やマスコミをはじめとした知識人たちの霊源となっていることは新聞やテレビを通じて誰しも感じているだろう。というのも私が言及した話題は大体〈追随者〉たちによって反証あるいは具現化されるからだ。もしかしたら私は発言したことが現実化するという具現化系の能力者かもしれない。(苦笑)あるいはユダヤ教やキリスト教やイスラム教や仏教といった創唱宗教は私のような人間から始まるのかもしれない。いずれにせよ私の日記がほぼ無料で読めて人々を啓蒙している事実はとても興味深い。例えるなら私が野茂で啓蒙された一億国民はイチローという位置付けになろう。
■〈人と違ったことを言いたい知識人〉
日本の学者の特徴はまず〈頭が悪いと思われたくない〉という低い学術的自尊心からくるコンプレックスを解消するための〈人と違った学説を主張する〉というものだろう。自然科学系もそうだが人文科学系はこの傾向が顕著である。そもそも〈精神医学〉などという学問が成立するかどうかさえ疑わしいからキリスト教のような寄りどころを持たない日本の精神医学者たちはただクスリを出す仲介人でしかあるまい。
■ さて巷では〈顔相学〉などが流行っている。ただの統計学であって生物学的根拠など皆無と言ってよいから学問でも何でもないが一服の清涼剤にはなろう。私の〈顔相学〉を開陳すると〈おでこ〉をわざわざ見せている人は〈本当は自信がないけど自信のなさを悟られまいとして自信のあるように虚勢を貼る人〉と言えよう。要するに〈空元気〉タイプだ。このタイプの人は某マラソン選手のように一見元気いっぱいに見えてその実鬱的な傾向がある。知識人の場合も頭が悪いけど頭が悪いと思われたくないからおでこを出して自信のある風を演出している場合があるので注意が必要だ。

No.116 13/04/07 04:49
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈我が巨人軍は永久に不滅です!〉長嶋茂雄・巨人軍終身名誉監督

■ 世界番付で日本人が好きな国ランキングというのを見たときにどれだけ図々しいというか厚顔無恥な番組なのかと思ったがまぁそれは置いてスウェーデンが最下位というのはおもしろかった。要するに保守的なキリスト教圏に日本人は見向きされていない。
■ そして日本が好きで来日する外国人はほとんど宗教心が薄いか或いはプロテスタントか。要するに寛容派・合理派なのであって極論すれば科学を信奉するという意味で〈日本教〉の信者と括ってみるのもおもしろかろう。
■ さてそこで日本教の中身とはなんぞやということになるがまぁそれは今まで散々論じてきたので今更お浚いするつもりはないが本論を進めるための予備知識として書いておくと具体的教義がないことが教義であること。そして教義らしい教義はなく教義は柳のようにしなやかに変わることなどが挙げられる。
■ 厳格なキリスト教やイスラム教のような契約型の宗教から考えれば基本的に無宗教であるはずの日本人が〈我が巨人軍は永久に不滅です〉とあたかも〈巨人軍教〉とでも呼ぶべき新興宗教を信奉することもできてしまうのもまた日本教の特定の教義がないというしなやかさが産み出すものでありそれは必然的に無節操と図々しさを副産物として産み出すものである。
■ レミオロメンやglobeのような中身の薄い歌詞がまともな伝統的日本人の琴線に触れるものでないことは誰しも承知しているがそれが外国人に普遍的日本語の語感の良さとして魅力を発するのは何とも皮肉な歴史の逆説と言えよう。

No.115 13/04/04 01:32
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈可愛さ余って憎さ百倍〉

■ ミクル内において私が神のように敬われていることは誰しも先刻承知の事と思う。しかし一方で悪鬼羅刹のごとく嫌う人々もいる。これはどういうことかというとどちらにせよ私の能力を証明していることになるだろう。つまり私の力が強過ぎるためプラスにもマイナスにも影響を与えてしまうという訳だ。私のように能力が高すぎる人間は村社会の島国では許容範囲を超えている。今までの日本の歴史では私のような人間は悉く潰されてきたのだろう。その動機の多くは嫉妬心からくるものである。残念ながら世の中には努力だけでは超えられない科学的な壁があるということを〈努力至上主義〉の日本人は学習せねばなるまい。
■ さてリサイクル技術が長足の進歩を遂げている。今まで非効率だったことが技術革新によって効率的となり利潤を産み出すというのはむしろ人類の歴史そのものであり例外的な話ではない。都市鉱山という言葉を聞いたことがある人々も多いだろう。しかしこんなことはエネルギー経済学からすれば当然過ぎる話ではある。例えるなら今まで30%のエネルギー効率だったものが90%ほどになったようなものでそこにはリサイクルかどうかという違いはない。というより人類の歴史はリサイクルと効率を高めるために知恵を絞るというそのものではないかとも思える。売名として人々の耳目を惹きつける〈リサイクル不要論〉を主たる学説として唱えていた不幸な学者先生たちがどのような弁明をするのか。興味深いところではある。

No.114 13/03/22 16:42
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈二兎を追うもの一兎も得ず〉

■ WBCという世界最高峰の舞台においてdouble stealの失敗という見苦しい姿を日本が晒したことは象徴的であった。あのような場面は日本の高校野球levelでも有り得ないからだ。野球立国・日本に何があったのか。
■ 監督coachら上層部のsignは〈行けたら行け〉という現場至上主義による現場丸投げ采配であった。責任が山本監督に在るのは端からそうであって最終的な責任を取るのが〈監督〉という仕事である。誰の責任でもないというのは暗に自分に責任はないと仄かしているに過ぎない。
■ 私の見立てでは井端というveteranと内川の若さのチグハグがあの場面で出てしまったと言える。もしも二塁走者が井端ではなく例えば坂本だったら恐らくdouble stealは成功していた可能性が高い。井端はveteranであるから経験的にあのtimingでは失敗すると早合点して止めたのであろう。しかし結果的にはそれが裏目に出てしまったと言える。井端はMVPに選出されたがやはり戦犯は井端ではないのか。しかしこのような見方はおよそ日本国内では許されるものではない。井端は頑張ったからだ。一生懸命頑張った。結果はともかく頑張ったこと自体には評価をしなければならない。それが日本的終身雇用のpolicyである。欧米ではこうはいくまい。
■ 最大の戦犯かもしれない井端を誉め讃える構図はちょうど今度は安全な原発を作ろうという科学者を脱原発の旗手に持ち上げるのと似ている。要はOthelloの裏表であり根っこは同じ穴の狢という訳だ。

No.113 13/03/14 21:46
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈女人何の咎がある。男子何の徳がある〉道元

■〈オネェ化する日本人〉
言うまでもなく男性性の本質は消費であり男性性の究極の体現は死である。従って男性は男性性を永続的に体現せしめることは原理的に不可能であるから例えば格闘技とか野球とか色々な代償行為で慰めている訳である。経済的に成功するとか名誉とか自尊心というのも結局は代償行為に過ぎない。オネェに男性よりも強い男性性が垣間見えるのはむしろ順序が逆で強過ぎる男性性の解消としてオネェ化していると言って良いだろう。要するに時代が時代なら戦争か何かでとっくに死んでいる人々である。
■〈無意味なジェンダー議論〉
世の中でジェンダー議論ほど無意味なものは無かろう。まさか私の染色体はXXですとか証明するものを持ち歩く訳にもいくまい。前にも書いたが人間は雌雄同体で作られその後のホルモン分化で性別が決定する。男性に社会機能的に不必要な乳首があるのはそのためだし女性の陰核が男性のペニスの名残であることは前に書いた。言って見れば人間存在そのものが環境の要請に従って自らを改変している動物であってもともと原理的にそれこそ神が定めた性差などというものがあると考えるのは結論ありきの非科学的議論なのである。

■〈威張るなよ!と怒鳴りながら威張る日本人〉
非常に興味深い映像であった。彼らは〈威張らない〉という原理原則を自ら履行するつもりはなく他者には求める訳である。日本人は他者から言われなければ自らの行動を改めることが出来ない割にいざ指摘されると〈スネる〉のである。ちょうどこの日記に嫉妬を感じている人々と同じであろう。

No.112 13/03/02 08:03
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈人は有名になるな、豚は肥るな〉中国の俚諺

■ 中国から大気汚染物質PM2.5がやってくるという訳でまたぞろWeb右翼が鬼の首でも取ったかのように騒いでいる。しかし皮肉なことにこの騒ぎは彼らの無責任さと科学的思考の欠如を反証することになるだろう。
■ なぜなら我々の最も身近なPM2.5発生源はタバコの煙であるからだ。しかもそれは中国からの量とは比較にならない程酷い量である。タバコの煙に暴露されて気管支や心臓の辺りに痛みを感じた経験のある人はいないだろうか。まさしくそれはPM2.5がPM1.0となり血中に染み込み悪さをしている証左である。
■ 今回の中国からの大気汚染物質PM2.5騒動で徒に不安を煽ったWeb右翼は今すぐ実名で謝罪と然るべき説明責任を果たすべきだろう。日本国民に誤った情報を広めた罪も重いがタバコの煙のPM2.5について全く注意喚起しなかった過失の罪もある。もしもWeb右翼から何らかの説明責任が果たされなければ彼らは単なる煽動家でありWeb上における一切の言論の信用を失うことになるだろう。

No.111 13/02/28 02:07
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや〉

■〈日本はまだ本気出してないだけ〉
東京電力の〈威力〉により激減していた外国人観光客が増加している。長野のスノーパウダーは外国人には珍しいようだ。あるいは温泉に浸かるスノーモンキーなども観光遺産になっている。ここで勘の良い方は気付いただろう。そう、日本はただ日本列島の自然を切り売りしているだけであり何ら付加価値をつけた商品を創造して販売していないということに。
■ 日本人が鴻鵠であることに変わりないがしかしそれは燕雀からすると〈ご苦労さん〉としか言いようがない。特に日本人の神道に基づく〈清潔信仰〉には驚かされる。それにしても〈自称・潔癖症〉という人々は自分の口腔内に何億という黴菌がいることをどう認識しているのだろうか。それは歯磨きで除去できるレベルではないから恋人にだけ過剰な口腔ケアを求め自らは歯磨きで済ますというならそれはただの自己満足に違いない。要するに彼らは清潔という一種の信仰を表明しているのである。

No.110 13/02/26 17:56
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈聖人は成敗利潤を問わず〉

■〈宗教国家・ニッポン〉
箸墓古墳への本格的な発掘調査が未だ許されないのはエジプトのピラミッドのそれとは対照的である。日本人の学者にピラミッドの権威が居るのは皮肉である。そしてピラミッドは今やエジプトを象徴する文化観光遺産となっている。
■ ピラミッドは奴隷によって建築されたのではなくむしろ公共事業であり庶民のためのものであったことが明らかになっているがこれはもう小学生でも知っている常識であろう。 しかし以上のような行き方で考えるとどうしても思い浮かぶのが天皇家の墓が数多の俘囚によって建築されたのではないかという疑問である。だからこそ宮内庁はその恥ずべき歴史を隠すのに躍起なのだと疑われても仕方がない。〈墓暴き〉だと言うならそもそも考古学など成立しないがむしろ宮内庁が庶民に公開せず〈独占〉している方がよほど故人の尊厳と日本列島の歴史を踏みにじっているのではないか。

No.109 13/02/24 17:13
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈蟹は甲羅に似せて穴を掘る〉

■ 朝まで生テレビで体罰と教育問題を取り上げていたがやはりというべきか歴史と関連した言説はほぼゼロであった。体罰という言葉を使うべきでないという意見は単なる言葉遊びに過ぎないし僅かに玉木氏が体力測定の歴史を寧ろ否定的に例証したのみであった。体罰という用語を禁止したところで今度は威力とか別の言葉が出てくるだけであり指導と暴力の違いも陰影の深さの違いに過ぎず本質的にあらゆる教育が何らかの政治的意志的肉体的〈強制〉であることに変わりないのである。
■ 従っていわゆる教育問題とはこの国の大人達が日本をどういう国にしたいのか。そのために日本の子弟達にどのような教育を施すべきかという〈思想哲学〉の問題であり〈国家戦略〉の問題なのである。今回の朝生で例えば〈帝王学〉とか〈家訓〉とかそういう話題が皆無であったことは象徴的である。結局のところ思想的に未熟な子供に子供を教育するのは不可能である。だからこそ日本には〈お雇い外国人〉の伝統がある。総理大臣も外国から招聘した方がよほど安上がりだろう。

No.108 13/02/21 06:38
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈10代で右翼に傾倒しない者は情熱が足りない。40代で右翼に傾倒している者は知能が足りない〉ウィンストン・チャーチル

■ 所謂ネットウヨクの〈ガセビア〉(たぶんガセ+トリビアの造語だろう)を暴露するブログというのがあってなかなか興味深い。要するに〈火のない所に水煙〉作戦であり〈ウソも百回言えば本当になる〉戦術であろう。ま、確かにあらゆる手練手管を駆使して政敵を排除するのがこれからの情報狩猟採取時代であるがしかし自称・日本の民族主義者が〈衆口は金を溶かす〉とばかり中国の戦術をモノマネするのは彼ら国粋主義者の矜持としてどうなのかと思うがま、そもそも脳死しているからそんなものは関係ないのだろう。或いは日本の伝統芸能〈狂言〉をやっているのかもしれない。
■〈アマチュアリズムの国・日本〉
素人のネット右翼が狂言をやったり政治的発言をしたり色々と日本人はアマチュアリズムを礼讃する傾向があるようだ。ニュースのコメントでお笑い芸人(しかもキレ芸のような不条理芸を得意とする者)が末席を汚すどころか一番前で発言している姿はいかにも滑稽で可笑しみがある。しかし一番問題なのは誰もそれを指摘しないことだが内面化されているから仕方ない。
■〈見栄の国・日本〉
やはり日本の伝統芸能・歌舞伎では〈見栄を切る〉ということをする。要するに大袈裟に睨む動作だが日本で人をジロジロ見ることはマナー違反なので〈見る〉ことそのものがカタルシスであり芸術となるという理解しがたい精神の行き方である。見栄を張るということは建て前で生きるということでありだからこそ彼らには自分の意見はなくそして本音をぶちまけるキレ芸人に国民を啓蒙すべきニュース番組のコメント席を明け渡すという事態になっているということに彼らが無関心どころかそもそも論じることそのものがタブーだというのが日本が未だ三等国家であるという明確な論拠でありそして即ちカンニング竹山はその生き証人という訳である。

No.107 13/02/19 21:02
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈事を謀るは人に在り、事を成すは天に在り〉中国の俚諺

■〈能面ロボット日本人〉
日本人が海外で最も嫌がられるのが店に無言で入ってきて無言で去っていくというおよそまともな教育を受けた社会人とは言えない態度をむしろ最適化していることである。子供でさえ挨拶ぐらいはできるのだから日本人は子供以下だと認識されていると言って良い。G20でも子供が悪さをしないかどうか監督されていたであろう。このような行き方はまさしく日本の伝統芸能である能楽と関係があり〈能面〉は日本語で無表情と同義である。
■〈日本が復活する日〉
マッカーサーから〈中学生〉と称された日本は果たして成熟した大人の国になれるだろうか。何しろ日本では未だ万引きや振り込め詐欺が社会問題となっている。まず日本がすべきは〈我々は一等国家ではなかった〉という正しい歴史認識であり〈三等国家になりたくない!〉というヒステリックな現実逃避からは何も生まれない。
■〈真っ暗です(日本の未来は)〉
東京電力の幹部社員が仮に虚偽でも〈真っ暗です〉と連呼した事実に象徴的文脈を私は読み解く。つまり〈真っ暗です〉というのは東京電力の幹部社員が事態解決に努力するつもりは全くなく東京電力の未来はまさしく〈真っ暗です〉と告発している。(真摯に事態解決に向けて努力する人がただ一言のもと〈真っ暗です〉と片付けることは論理的に有り得ない。)日本の最高学府を卒業した人々の〈真っ暗です〉発言はもちろん日本の未来さえも象徴的に暗示する。

No.106 13/02/18 12:44
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈世間、分別も四十に及ばざれば定まらぬものだ〉鈴木正三

■〈砂糖漬けの国・日本〉
ある調査によれば日本の児童の年間砂糖摂取量は50g。欧米諸国は15g。日本はまさしく砂糖菓子で出来た甘い甘い国である。菓子-製糖業界の利権もあるだろう。それに拍車をかけているのが飲料業界である。何しろ日本の清涼飲料水の消費量は世界でもトップクラスである。やはり人口を考慮すればむしろ日本の方が酷いのではないか。最近は野菜も甘く品種改良されている。甘い=良いという価値認識がここにはある。メロンやマンゴーより糖度の高い野菜を作ってどうするのだろうか。〈甘い野菜〉は過剰に保護された日本農業の奇形児なのだ。
■〈日本の基幹産業・ポルノ〉
日本の性風俗産業は外国のそれと違いレベルが高い。サービス内容や衛生面は勿論だが特に秘密保持において意識が高く来日する外国人の7割ほどは日本のポルノが目当てではないかと私は睨んでいる。禁欲的キリスト教国とは違い日本ほど性に対し大らかな国はまずないだろう。何しろ芸能人がテレビで公然と性風俗店に通ったりしたとか或いはそれを仄めかす発言をしても全く弾劾される様子はないどころかむしろ諧謔になっている。外国の検索ランキングでは日本のポルノ女優の名前がトップに出てくることもある。まさしく大和撫子とポルノは日本の輸出品なのだ。

No.105 13/02/16 23:43
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈家庭の幸福は諸悪のもと〉太宰治

■〈原発推進というideology〉
東京電力と関東軍、満州権益と原発利権。そして憂国感情とポピュリズム。あまりに似すぎていてゾッとするのは私だけではあるまい。大正時代に日本が空前の庶民的豊さを実現したことは前に書いた。戦前の日本も今の地方も決して貧乏ではなかったのだがそこからなぜ〈貧乏は恥ではない!〉という認知症的言説が生まれてくるのか。それは実は今ある豊かさを失うリスクに対するヒステリックな感情なのだ。経済心理学では人間は利得機会を失うより今ある財産を失うことに2.5倍反応するという科学的根拠がある。
■〈核燃料サイクルという似非科学〉
しかし〈トクホ〉のcolaに群がる国民である。あの厚労相の定めるトクホも怪しいものだがそもそも健康になりたいならcolaを飲む必要はない。それは習慣の問題であるからトクホかどうかは直接関係ない。〈健康になりたい!〉と思いながら〈トクホcola〉を飲むというのは明らかに自家撞着であり分裂している。しかし彼らはそこにやましさを感じることはない。…脳死しているからだ。
■〈非核三原則・日本〉
日本は非核三原則によって核兵器を持つことができない。そのため原子力の平和利用ということで核燃料サイクルというトンデモ科学に深入りする羽目になった。リサイクルは無駄であるはずなのになぜ核燃料のリサイクルだけは容認されるのか。それは〈日本は核兵器を作るつもりはご覧の通り全くありません。アメリカ様〉という所信表明に他ならない。

No.104 13/02/15 01:32
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈養生するは、死を善くせんがためなり〉曲直瀬道三

■〈Asia人に嫌われるAsia人・日本人〉
日本人が他のAsia人を蔑視していることは前に書いたがしかしこれは無意識な作用である。つまり日本人は無意識に多民族の尊厳を傷つけるある種の才能を持っている。李下に冠を正さずというが結婚式など自国で挙げるのがまともな民族だと思うがアナウンサーに言わせると〈防ぎようがない〉ということになるらしい。

■〈自作自演の国・日本〉金日成が日本人であったという仮説はそれなりに信憑性がある。この仮説を採択すると北朝鮮は日本の傀儡国家となる。日本は食糧援助もしている。まただからこそ北朝鮮が戦前を彷彿とさせても何ら疑問はない。むしろ滑稽なまでの反米思想に合点がゆくのだ。欧米の研究者からすると北朝鮮=日本の傀儡国家という見方はある程度の確度でもって迎えられまたそれに基づいて対日本戦略を構築しているのではないかとも考えられる。
■〈命の選別〉議論の阿呆らしさ
出生前診断がいわゆる〈命の選別〉に繋がるのではないかなどという阿呆らしい議論に日本は本気で取り組んでいるようだ。それで行くと男性が自慰行為でティッシュに放出した何億という命も毎日毎日どこかで死んでいるはずだが。(まさか運動する精子を命ではないなどとは言うまい)そもそも〈命の選別〉などというやたら扇情的な言葉をmass mediaが使用するのも言霊信仰が垣間見えよう。〈命の選別〉がいけないなら理屈としてcondomやpillもいけないはずだがそういう話にならないところがまさしく情緒的である。
■ 結局〈命の選別〉議論とは何だったのか
要するにこれは障害児を産みたくないとか或いは障害者に対する腫れ物を触るような日本の空気の反作用現象なのである。日本では出生前診断はある意味では〈踏み絵〉のように認識されているのだ。

No.103 13/02/13 01:56
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈殴られもせずに大人になった人間などいるものか!〉ブライト・ノア

■〈サブプライム・ジャパン〉
リスクをとることで生まれるバブルをリスクテイクバブルというのだがアベノミクスによる株高はまさしく日本がリスクであることを象徴している。この構造はリーマンショックと同じである。アベ自民党は導火線に火をつけてしまったのだ。
■〈Neet批判とは何だったのか〉
England政府の労働政策上の概念に過ぎないNeetなる用語をそのま直輸入して右往左往する日本はまさしく中身がない真空国家であるが面白いのは既にEngland政府はNeetという用語を使用していないという事実であり日本では〈ニート〉という概念に奇形化して猖獗を極めていた事態は誠にあべこべであった。
■ さて実存的観点からニート批判を解剖するとまず労働救済説がありこれは前述した。ここではニートの音感を腑分けしよう。〈ナ行〉は舌を口腔上部に付着させそれを剥がしながら発音するという生理学的問題から〈ねばねば〉とか〈ぬめぬめ〉した感じを与える。トは止めるとか留めるというように停滞の印象を与える。従ってニートと聴いた時に人は〈排水溝が詰まったような〉印象を受けるはずだ。ニートという言葉はカタワとかメクラのようにそれ自体独立して侮蔑の意味を帯びていると言える。
■ では構造的にはどうだろうか。結局のところこれは既存の制度や価値観にしがみつく人々の〈抜け駆けするな〉という〈やっかみ〉であり〈嫉妬〉の類であろう。そもそもニート問題が〈問題〉であるのは体制側の人々にとってだけでありそれを〈歪んだ富の移譲〉などとレッテルを貼るのはまさしく米国的市場原理の為せる業であり日本の歴史を無視したものであることは言うまでもない。しかし悲しいのは隣人に対して慈悲心も嫉妬心も抱かないはずの彼らがなぜか国内のニートだけには嫉妬心を露わにするというやはりジャパンナイズされた都合の良い概念を内面化しているということだろうか。

No.102 13/02/11 05:33
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈我打太刀に心を置けば我打太刀に心をとられ候〉沢庵

■〈軍事力の合成の誤謬〉
オーバーキル状態にある核兵器が抑止力として機能しないのは誰しも直感的に理解できる。むしろ互いに核missileを撃ち合って殲滅する状態が所与の場合〈やられる前にやってしまえ〉とばかりに局地的な紛争を惹起する場合もあり得よう。湾岸戦争における核保有国Israelに対するIraqによるmissile攻撃はまさしく核兵器が抑止力として機能しなかった実例である。
■〈energyの合成の誤謬〉
今の東京電力や原発賛成派の知識人に戦前の軍部首脳部をダブらせる人も多いだろう。共通点は〈戦術的勝利を求めるあまり戦略的に大敗する〉という感じだろうか。まさしく原子力発電は日本の科学技術力を結集した〈戦艦大和〉である。しかし原発や戦艦大和に投じた費用が現在の価値とは全く関係がないサンクコストであることは経済学のイロハのイである。
■〈原発とロボトミー〉
私は原理主義者ではないから原発賛成派も反対派の意見もよく見えるのだが原発賛成派は〈戦術的賛成〉の様相である。曰わく原発は〈国家百年の計〉だと云うのだがちょっと待って欲しい。たった〈百年〉である。たった百年のために日本列島30万年の歴史を切り売りして良いのだろうか。かつて精神病治療のために患者の前頭葉を切除するロボトミー手術があったが原発賛成派の科学者というのはまさしくそれに賛成するのと同じ失敗を犯しているのではないか。それは純粋経済学的に費用対効果を追求した結果がもたらした合成の誤謬と言える。
■ 原発は使用済み核燃料の問題以前に原子炉を冷やし続ける必要があるため地球温暖化には最悪な発電方法であることが分かる。つまり〈持続可能性〉という観点からも手をつけてはならない〈energyの麻薬〉なのだ。〈麻薬の吸引は人類にとって必要か否か〉という道徳的実存的問いはさておき政治的構造的に麻薬の取締りをする警官や捜査官が正義であることは疑いがない。
■〈知識人が拗ねる国・日本〉
日本は戦後マルクス教育と安保闘争の挫折により知識人を中心に拗ねる人が急増した。正義はそも実現不可能であるから茶化し冷笑の対象になるのだ。それを裏付けるようにfictionの世界では極度に戯画化・商品化された正義が溢れている。(水戸黄門、ウルトラマン、アンパンマン…etc.)

No.101 13/02/09 14:51
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈万の事は頼むべからず。愚かなる人は深く物を頼む故に怨み怒る事あり〉吉田兼好

■〈密告社会・日本〉
教育崩壊の原因は教師の負担を軽減する週5日授業(いわゆるゆとり教育)ではなく生徒の素行を採点するという恐るべき〈内申書制度〉に有る。それは上辺だけの忠誠心やその場限りの信仰心を学歴や社会的地位に反映させるという意味において極めて危険な〈免罪符〉に似た効能を発揮した。いじめ自殺の原因は〈学校群制度〉にありそれは教育における終身雇用制の導入と言って良いだろう。従って終身雇用制を採用する企業においても構造的にいじめ自殺が発生するのは当然過ぎる理屈であった。
■〈やらせの国・日本〉
世の中には不思議な商売があり銀行は最たるものである。預かったお金を他人に貸してその利息で儲けるという金融businessである。本来なら融資先が焦げ付かないかどうか厳しい審査が必要だが住宅ローンならその心配はない。銀行からすれば住宅ローンを払い続けるサラリーマンは毎年毎年せっせと利息を納めてくれる〈働き蟻〉なのだ。この働き蟻が終身雇用を採用する企業に勤めておれば原理的に焦げ付く心配はない。また万が一企業が倒産したりして返済不能に陥れば土地と家屋を差し押さえれば良い。竹島や北方領土でさえ〈差し押さえ〉できない政府が自国民に苛斂誅求を加えるのもあべこべではある。
■〈スーパーサヨク人〉
私は国内のサヨクと区別して海外で活躍するサヨクを尊敬の念を込めてスーパーサヨク人(びと)と呼んでいる。某世界的音楽家とか某旅人サッカー選手と言えば分かり良いだろう。或いは国内で迫害弾圧され海外に逃れて現地民と融和し活躍する多くの名も無き日本人もスーパーサヨク人である。戦後平和教育は右翼によってその〈罪〉の面ばかりがクローズアップされている。しかし戦後平和教育を受けた自衛隊員でなければ中国軍の挑発に乗ってしまっていたであろうことは想像に難くない。そういう意味で戦後平和教育はようやく実を結び始めたと言えるし今後も世界平和の花を咲かせるだろう。

No.100 13/02/07 17:10
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈始めは処女の如く、後には脱兎の如し〉孫子

■〈救国の一手〉
命名権を企業に売却する。例えば道路命名権を任天堂に売却。〈任天堂street〉には任天堂が商品やcharacterを利用して広告や看板を自由に出して良い。その代わり任天堂は道路のmaintenance費用を負担する。
■ 任天堂streetは世界中の信者の〈聖地〉となり世界中から信者を集める。人が集まれば商機が生まれる。任天堂landや任天堂hotelを建設。最終的には任天堂カテドラルと任天堂王国が創建される。
■ 任天堂王国の成功modelは他のgame宗派を刺激しセガ王国を筆頭に乱立する。さながらカソリックとプロテスタントの対立を惹起し信者同士で争いが発生。平和的解決のためgameで対決。公平を期すためpro野球のようなleague戦で戦い最終的な勝者が教皇となり翌年のgame開発を主導する。(開発資金は信者からの寄付)
■ gameは信者が信仰心を証明するためと貧民救済の公共事業の様相を帯びてくる。貧民でも素晴らしいgameの腕前があれば(或いはやり込みなどで信仰心が教会に認められれば)然るべき社会的地位と収入を約束される。
■ 日本中のgame機はカテドラルに設置された巨大serverと光fiberによるInternet回線で繋がれ24時間365日信心深い信者達を受け入れることが可能となっている。それはまた必然的に投機の対象ともなりここにpro gamerが誕生する。

No.99 13/02/07 05:05
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈兵は拙速を聞く〉孫子

■〈富士山と回転寿司〉
日本人のprideは富士山のように高い。ほんの些細な侮辱も敏感に嗅ぎ分けることが出来る。それは日本の教育が〈一億総武士化〉を目指すものと関連がある。また一方で彼らは自主的に問題解決することは出来ず政治課題は常に盥回しにされている。嫌いな寿司ネタを見送るように問題はなるべく〈先送り〉するのが常態化している。もしも自分が然るべき地位にある場合に問題が露見すればとにかく平身低頭〈謝罪&辞職〉で〈誠意〉を示すことになっている。要するに日本の指導者達は運が悪かったと思っているだけであり責任感はさらさら無い。問題はそもそも〈無かった〉ことになっているし辞職や丸刈りによって禊ぎも済んでいるからだ。これは日本の社会的地位が政治権力に照応しない〈お飾り〉であることを物語る。(日本の元首がお飾りであることは言うまでもない)お飾りの政治勢力はさながら真空パックのようなものである。中韓の〈反作用〉としてしか存在意義を見いだせない自称保守は分かりやすい例である。
■New York近代美術館にパックマンが登録されたりシュガーラッシュに日本のgame characterが普通に登場することを考えると最早電子gameは完全に文化的市民権を得たと言える。足利義満が能楽や狂言といった賤民文化のsponsorになったことは前に書いたがこれは当時の知識人の不評を買った。ちょうど今のご老人方が電子gameに眉をひそめるようなものである。何しろ電子gameと言えば小学生がやるものと決めてかかっているのだから彼らの脳はカチコチである。いや最早脳死しているのやもしれぬ。ま、脳死している人々は置いといて現実的な話をしよう。
■〈阿部自民党が無視する文化政策〉
欧米には電子game博物館があることは前に書いたがやはりあべこべに電子game立国の日本にはそれが無い。これはある意味で恐ろしい事態だ。米国では優れた人材は映画業界に吸収されるが日本ではgameを始めとしたサブカル業界に吸収されている。もしもこれを文化的資源として利用しないとしたらそれまで注ぎ込まれたenergyは全て水泡に帰すことになりこれ以上ない〈モッタイナイ〉話だが日本人はいつの間にかモッタイナイ精神を失ってしまった。何しろ自分達で産み出した文化より外国の文化の方が良いと思っているのだから仕方ない。

No.98 13/02/06 07:17
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈戦争はそれを必要とするものにとっては正義である〉リビウス

■〈貧乏を美化する心理〉を精神分析
おしんが映画化するらしいが三丁目の夕日などと同じでやはり懐古趣味の流れだろう。貧乏を懐かしむ人はしかし〈一生そのまま貧乏でいて下さい〉と言われたら断固拒否するだろう。貧乏や耐乏暮らしを美化する心理とはその後必ず達成される〈成長〉を前提とした戦後レジューム的価値観に基づくと言える。リビウスに倣えば〈貧乏はそれを必要とするものにとっては正義である〉のだ。
■ ある意味でそれはテレビゲームのRPGに似た予定調和の世界である。一度クリアーしたRPGもしばらく経つとまた遊びたくなる。それと同じで戦後レジュームで安定的な〈成長体験〉をした人々はその甘い体験が忘れられずしばしばまたそれを体験したいという欲求が頭をもたげてくる。また1からゲームを今度は少しばかり〈縛り〉を加えて楽しみたいという欲求が疼いてくるのだ。しかしそれは現実を無視した極めて都合の良いかわつるみである。中学生が〈金の卵〉と呼ばれ地方から〈集団就職〉してきた時代の価値観に引きこもっては現実を見誤るだろう。

No.97 13/02/05 18:06
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈元気があれば何でもできる!〉Antonio猪木

■ 心理学用語で医者と患者の信頼の架け橋をラポールというのだがこのラポールの有無こそが体罰における暴力か否かの分岐点になるだろう。例えば巨人軍の阿部が澤村をひっぱたいたのは記憶に新しい。あれが一連の体罰問題で取り沙汰されないのはもちろんラポールが有ったと誰もが認識しているからだ。逆に言えばラポールがなければどのような指導も〈暴力〉になり得るということだ。
■ Antonio猪木が一般人にビンタをするのは暴力として認識されていない。それはラポールが構築されているのは勿論だが一般人がAntonio猪木に〈闘魂注入〉を請うているからであり一種のserviceの提供になっているからだろう。つまりAntonio猪木は闘魂注入というservice(笑)を提供しているのだ。
■ それに比べて全柔連はserviceが悪い(苦笑)全柔連がすべきは理事や監督が辞任することでもましてや〈坊主〉になることでもない。理屈に基づいた科学的指導法を開発し選手やmass mediaに開示することでありより良いserviceを提供することである。やはり教育はservice業であり指導者は聖職者である必要は微塵もない。Antonio猪木のように〈実業家〉である必要がある訳だ。

No.96 13/02/05 05:17
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈百戦百勝は善の善なるものに非ず〉孫子

■ 幕末のジャンヌ・ダルク(失笑)新島八重を大河で取り上げるのは福島応援らしいがしかしそれなら柴五郎を取り上げた方が良かろう。ま、中国人がわらわら湧いてきて射殺されるシーンなどはNHKは撮りたくないのだろうが。それにしても未だ戊辰戦争とか白虎隊を美化する風潮は首を傾げざるを得ない。
■ そもそも幕府の大将である徳川慶喜は降参しているのだから会津藩には戦う大義名分は無い。少なくとも〈忠臣〉とは程遠い存在である。(会津藩との戦争が長引けば我らが大将・徳川慶喜の処遇が悪くなるやもしれぬとは考えなかったのだろうか)なぜ会津藩が戦ったかと言えば要するに薩長のやり方が〈士道に反する〉ということだろう。しかし当の会津藩自体が士道に殉じていないのだからあべこべである。それで〈殉難〉とか〈悲劇〉とか言っても単なる自業自得のようにも見えるがどうだろう。現代の若者や女性達に今ひとつ訴求するものがないのはその辺に事情がありそうだ。
■ 勿論私は白虎隊とか彰義隊とか特攻隊のような殉死精神を全て頭ごなしに否定するものではない。しかしそういうものを殊更に美化しているのもやはり〈思考停止〉でありそれは自虐の裏返しのある種の〈自慰行為〉なのだと言わねばならないだろう。日本人は本当にこの手のかわつるみ(自慰の隠語)が好きである。
■ 例えば旨味成分は日本人が発見した第五の味覚であるがだからといって〈出汁から旨味を取れば和食である〉とプロの料理人がのたまうのは〈勇み足〉なのか〈夜郎自大〉なのか。(料理人の端くれなら中国のファッチューチョンを知らぬ訳でもあるまい)そもそも旨味成分は各国の料理にも含まれているがただ単に意識されていないに過ぎない。〈旨味こそが和食だ〉などというのは和食の底の浅さを露呈することになるのではないか。やはり日本教と同じで和食は〈決まった様式が無いのが様式〉なのだという風に残念ながら認めざるを得まい。

No.95 13/02/03 05:47
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈歴史は知性の作った最も危険な産物である〉ポール・ヴァレリー

■〈血統主義と社会主義〉トゥモローワールドにおける〈無子化〉はfascismの恐怖を演出する方便に過ぎず無子化で一番困るのは世界中の王室や皇室といった血統主義 Royalism で統治する国々でありつまりこれらの国々にとって無子化は実質的な〈革命〉である。
■ 無子化によって血統主義が無意味化するとEngland王室は統治の正統性を失うがかと言って既得権を全て棄てて投票で元首を選出する大統領制に移行できる筈もなく結果的に一党独裁 fascism にならざるを得ずまたそれに対しパルチザンが抵抗を続けるという泥仕合の様相を呈している。
■〈fictionとnonfiction〉皇室や王室といったfictionは戦場や暴力といったnonfictionによって鮮やかに照射されるためトゥモローワールドでは徹底的に戦場と暴力のrealityにこだわっているのだろう。無子化によって新たな生命が誕生しない世界における〈勝者〉とは即ちそのまま新世界を束ねる神になることを意味し即ちそれは正統性を巡る創世神話である。
■ しかしこのような見方はあまりに中二的であり誉めすぎの感がある。しかし随所に散りばめられたキリスト教的暗喩こそが中二的であるから仕方ない。実際問題として突然世界中で一斉に子供が産まれなくなる〈無子化〉という科学実験的舞台設定そのものが禁欲的なキリスト教のそれを彷彿とさせ日本人として辟易してしまう。〈中絶とかcondomとか性を軽んじてると今に神罰が下るよ?〉というような説教が画面の裏側から聞こえてきそうなのである。

No.94 13/02/02 23:30
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈権ある者は禄少なく、禄ある者は権少なく〉徳川家康

■〈李下に冠を正さず〉という中国の故事成語は有名である。李(すもも)の木の下で冠を直していると『すもも泥棒!』と声が飛んできて逮捕されてしまう。〈君子たるもの紛らわしいことはするべきではない〉という教訓なのだがこれはむしろ中国宮廷内の壮絶な権力闘争を伺わせるepisodeではないか。
■ そしてやはり逆説現象として今や日本でこのような権謀術数を駆使した政治闘争が猖獗を極めている。例えば日本の新聞記者による大臣の〈失言狩り〉などがそれである。彼らはジャーナリストである前にサラリーマンであるため大臣を辞任に追い込むのはサムライが大将首を取るのと同じ感覚で栄達と昇進とbonusに関わるものなのだ。
■〈生活保護批判と貴穀賤金思想〉
儒教の穀物を貴びmoneyを賤しむ思想はそのまま日本の武士の徳目に応用されたが歴史的健忘症によってそれを意識する日本人は少ない。直江兼続が金銭を排泄物のように考えていたepisodeは前に書いた(前田利家は間違いだった。ま、どちらでも大差はないが)し〈商は詐なり〉という言葉は武士の価値観を端的に物語るものである。
■ 参政権と同様に生存権は近代民主国家の要石となっているためこれらを批判するには前近代的な価値観を持ち出す必要がある。生活保護を批判する人々は〈自分は絶対に没落することはない〉という市場では不可能なテーゼを露呈しているという点に措いて極めて〈社会主義的〉である。生活保護批判者=社会主義者という図式が成り立つ。(ここで言う社会主義者は無論国家社会主義者である)
■ では何故生活保護が批判されるかと言うとやはり言霊信仰、つまり語感に問題がある。〈保護〉と書くといかにもぬくぬくと庇護されている感じを与える。そもそも生存権は国民が有している正当な権利であるから〈保護〉というのは語義矛盾である。ベーシック・インカム〈基礎所得保障〉といった名称ならこの手の批判は全く起きないだろう。
■ 例えばThailandの坊さんは乞食(こつじき)つまり托鉢によって生活しているし国民側も徳を積むために〈喜捨〉は惜しまない。未だ武士道精神を遵守する国家社会主義者達が質実剛健と清貧を旨とするのは個人の自由だがそれで他人を批判するのは全く時代錯誤というものだ。

No.93 13/01/30 09:49
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈鉄は熱いうちに打て〉

■〈酔いどれの国・日本〉
関東平野は火山灰が多く水耕には適さないため痩せた土地でも栽培しやすい煙草が奨励された。関東武士の烈しい気性はこのような構造的・地質学的背景から生まれたとも考えられる。(畿内に大和朝廷が勃興したのは太平洋暖流が最も輻輳する文明の滞留地の故だろう。)勿論火山灰が多いのは日本列島全体にも言えることで〈酒造〉は大陸・半島渡来の知識技術を拝借して興すに重要な産業であった。また酒造は蒸留醸造というその生産方法から体制側からは格好の課税対象になり得るのであった。キリンやアサヒは日本の代表makerである。
■ 一方で飲酒の危険性が認知されているとは言い難い。alcoholの恒常的摂取は脳を〈溶かし〉理性の抑えの効かない人間を構造的に作り出す。スポーツ脳と共にalcohol脳は危険性が喚起されて然るべきだが日本国民からキリンやアサヒを弾劾する声は上がらない。それどころかキリンやアサヒは愛国的なsponsorであると認識されあのイチローでさえもgolden timeでbeerを如何にも美味そうに飲み干す姿をcommercialで披瀝している。ちなみに接待や打ち合わせで飲酒をするのは日本・中国・韓国・台湾の四カ国のみである。
■〈溶解し始めた日本〉
情報の狩猟・採集時代は不確実性の時代でもある。狩猟・採集時代は原始共産制であり他力本願ではなく自力厚生の時代でもある。街(マチ)の語源は市(イチ)であるが観光地における背筋の寒くなる事件は風評被害に繋がる可能性もあり関所や私兵といった中世的存在が再認識される。また原始共産制は貨幣(抽象)経済より交換(実物)経済でもある。実物経済が〈主〉であり抽象経済は〈従〉となる。それはあらゆる価値の源泉たる〈信用〉に対する人々の否応なき技術的進歩に対する順応が結果的に信用の〈量子揺らぎ〉的現象を惹起する結果でありそれは文明の退化を意味するものでは必ずしもない。勿論進歩は一直線ではなく行きつ戻りつしつつブラウン運動的様相を呈しながら収斂していくのであり溶解は必ずしも衰退を意味するものではない。しかし事態を深刻にしているのは〈三等国家に落伍したくない!〉という未だある意味で日本列島三十万年の歴史においてはむしろ例外であった戦後体制に洗脳されている人々の〈足掻き〉であろう。どのような名医でも〈嫌だ!嫌だ!〉と暴れる患者を手術することは不可能である。

No.92 13/01/29 02:15
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈実行は百万言にも勝る効力を持っている〉スマイルズ

■経済の語源は〈経世済民〉であるがアベ自民党もまたやはり歴史の彼方に忘却してしまったようだ。〈経済成長!〉と絶叫しながら経済を理解できないアベノミクスはまさしく歴史的痴呆症と言えよう。歴史・文化・産業・雇用・教育・地域・社会保障…これらは全て〈経済〉という枠内で繋がる輪っかである。経済だけを抽出した〈三本の矢〉のなんと脆弱なことよ。
■ 結局のところアベノミクスとは参院選を睨んだ徳政令…さながら〈飴玉政策〉であろう。経済!国民!と絶叫しながら全く経済にも国民にも向いていないあべこべでありました。
■〈貧乏は恥ではない!〉を精神分析
まずこの人は貧乏を恥だと認識している。だからこそ〈貧乏は恥ではない!〉とわざわざ〈所信表明〉しなければならない。つまり〈貧乏は恥だけどいつか俺が没落して生活保護を受けるような生活をする羽目になっても恥ではないとかつて言っていたから問題ないよな!〉という風にいわば将来に備えた〈恥の担保〉をしていると思われる。
■ 日本人にはこのような〈恥の担保〉を目的とした発言が多くまたそれは彼らの自家撞着・分裂症的な自我をも形成している。アベ君の歴史認識もまさしく〈恥の担保〉であった。
■ 中国や韓国からすると日本は前科のあるDV男であり憲法九条はさながら足枷に付けられた〈GPS〉である。アベ自民党はこのGPSを外そうというのだからまさしく〈不審国家〉であろう。
■ もちろん私は日本を殊更貶めるつもりでこのような文章を書いている訳ではない。あくまで中国や韓国から眺めるとそのように日本が映るという〈仮説〉である。もしもこのような仮説が仮説として理解できないのであればその人はもはや政治的な討論に参加したり発言することは控えるべきだろう。

No.91 13/01/26 17:41
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈善く闘う者は人を致して、人に致されず〉孫子/虚実篇

■ 歴史においては先駆的業績が省みられることは少ない。織田信長の先進性は地名の変更という天皇大権への挑戦でありこれ以降信長の臣下達が地名を変更することを当たり前にするが現在それを意識する人は少ない。(ちなみに松阪は蒲生氏郷の名付けである。信長が挑戦しなければ〈松阪牛〉は生まれなかった訳だ)地名については厳然と〈信長以前〉と〈信長以後〉に分けられる。
■ これは日本野球が〈野茂以前〉と〈野茂以後〉に分けられるのと同じである。野茂がメジャーに挑戦しなければ現在のメジャーリーガー・イチローの存在は有り得なかっただろう。しかし世間的には野茂よりイチローが評価されているはずだ。
■ これはちょうどMicrosoftとapple、或いは任天堂とセガの関係にも較べられよう。後者はより開拓者精神と跋渉精神に満ち溢れている。採算を省みないその経営理念に武士道的なシンパシーを感ずる人も多いだろう。人が動かされるのはいつの時代も冷徹な神の公理や打算ではなく熱情なのだ。
■ 歴史を振り返った時にたぶんイチローのように業績を塗り替える選手はこれから雨後の筍のように出てくるはずだ。しかしそれは年表の一場面に過ぎずゴシック体で記されることはないだろう。これから長い年月を経るに従いますます野茂の業績が評価されていくはずである。

No.90 13/01/24 11:32
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈小事より大事は発するなり。油断するべからず〉伊達正宗

■ 日本では思想家や哲学者といった人々は少ない。芸術家ともなればその足跡は霞のごとしである。言うまでもなく働かずにブラブラしていると〈不審者〉になってしまうからである。
■ 日本人のグルーピズムは有名だがしかし日本ほど〈個人主義〉が強い国もないと一方では指摘されている。このような分裂症的な形態を統一的にまとめる理論はやはり日本教しかないだろう。
■ 戦後国家神道が否定されると日本中の寺社仏閣は既存の宗派を抜け出して法人登録するがその数およそ八万。信者数にして六千万である。日本人の半分はcult信者であり半分は無宗教の外面を装った日本教である。
■ 日本のcultや信仰状況はどういうものか。それはナイナイアンサーとかほんまでっかTVに登場する〈自称・相談員〉を見ればよく分かるだろう。彼らの一つの特徴は〈歴史から切り離された個人〉ということである。現代日本人が自立した個人になる必要があるのは確かだがそれは〈歴史に立脚した個人〉しか有り得ない。
■ 反対に歴史から切り離された個人がいくら心理学やカウンセリングの知識を動員して頑張ってもそれは所詮〈自己啓発〉とかcultでしかない。
■ 欧米が教会によって地域のコミュニティーを保っていることは有名だがでは教会はどのように運営されているか。それは〈教会税〉という税金である。では日本人が〈寺社税〉を払っているかというと払っていない訳だ。既存の寺社勢力は宗教法人化して金儲けして運営されているからだ。
■ さてIT革命により何が起こるか。一つは〈狩猟・採集〉時代への回帰である。もちろんそれは情報や知恵の〈狩猟・採集〉である。それは不確実性の強い社会でもある。人類が金本位制から脱して〈価値の抽象化〉にリミッターが無くなったことも不確実性を高め〈狩猟・採集〉的要素を高めると言える。

No.89 13/01/23 14:38
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈目的のためには手段を選べ〉青木雄二

■ 日本では潔く脆く儚いことが〈善〉であり〈美〉として観念されている。日本人の〈自殺癖〉はそのためであるし〈素晴らしい〉(素+晴れ)という褒め言葉はその美的感覚を象徴する。日本人にとって自殺は一種の〈禊ぎ〉の感覚に近いのだ。
■ 反対にしぶとく生き延びるとかあらゆる手段を講じてまでも戦果を挙げるのは〈美しくない〉ので〈大猛悪の人〉とか〈醜のますらを〉などと歴史的には呼ばれたりしている。これからの国際business manは強かな醜のますらをでなければ生きて行けない。
■ 日本人がわざわざアルジェリアくんだりまで行くのはenergy戦略として必要なのかどうかは知らないがしかしそれはかつて米国が幕末日本にやったことと同じである。(米国は捕鯨船のために日本の石炭が欲しかった)
■ 日本人も〈異人〉を切ったりしてきた歴史があるのだから彼らの気持ちが解らないものではないだろう。もちろん私はIslam原理主義に与するものではないしChrist原理主義にも与するつもりはない。
■ 日本人の多くは〈日本教〉の信者である。日本教の教義は〈教義らしい教義がないこと〉である。教義がないことが教義でもある。しかし特定の教義を一時的に盲信することも出来るしかと言って深入りはせずにサッと教義を切り替えることもできる。この〈身軽さ〉が日本民族の信条と言える。

No.88 13/01/22 09:31
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈述べて作らず。信じて古を好む〉論語

■ 非常なる歴史の逆説現象として中国や韓国では形骸化する儒教原理が今や日本で猖獗を極めている。枚挙してみよう。以下は試論である。
〈科挙と一億総官僚化〉
■ 儒教倫理を修めた聖人によって政治は行われるべしという理想に基づく科挙試験は有職故実に通暁する〈頭でっかち〉な人材を輩出する一方で実業(日本人の造語)の役には全く立たない人材を輩出している。そもそもpaper testで良い点数を取れば将来が保障されるなどというほど世の中は〈甘くない〉のだがいつから日本人はこのような時代錯誤なsystemに〈おんぶにだっこ〉するようになったのか。1つには中国や韓国に対する拭いがたいcomplexと憧憬があるのだろう。国内の〈受験戦争〉に敗れたネット右翼の中国や韓国に対する〈八つ当たり〉に近い悲憤慷慨はその何よりの証左である。彼らは中韓に対する悪口を〈述べて〉ばかりで何ら付加価値のある商品を〈作らず〉パソコンの前で肥えているのみなのだ。
〈根強い男尊女卑と女性蔑視思想〉
■ 女性専用車両が日本独自のものである事は前に指摘したがその最大の問題はまさしく日本女性の側から全く反対運動が為されないどころか上手く利用している節があるということである。彼女達はまるで女性専用車両という〈遊廓〉に閉じ込められた〈遊女〉のようにも見える。しかし一方で此処では〈女々しい〉日本男性を籠絡し上手く利用する日本女性の〈強かさ〉が垣間見える。それは歴史的には神功皇后による〈三韓征伐〉時代や或いは北条政子による〈執権独裁〉時代に象徴される。日本で女性蔑視思想が無くならないのはまさしく女性がそれを政治的に利用してきたからなのだ。そしてこの基本構造は今も変わっていない。

No.87 13/01/20 13:55
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈犬が西向きゃ尾は東〉

■ 当たり前である。しかし日本はあべこべの国であるため当たり前のことが当たり前ではないことがよくある。例えばインフルエンザが猖獗(しょうけつ)を極めているという事でまたしても〈うがい手洗い〉の励起をmass mediaがしている。インフルエンザは細菌や微生物ではないのでうがい手洗いは無意味である。むしろうがい手洗いのやり過ぎで常在菌が死滅し抵抗力が減衰する蓋然性(がいぜんせい)が高い。mass mediaの罪は重い。ここにはmass mediaと製薬会社、厚労省のアイアン・トライアングルによる〈囲い込み〉がある。(マスクや栄養ドリンクなども同じ構造だろう)
■ さてhunter×hunterなる漫画が流行っている。基本は〈友情・努力・勝利〉と〈rivalが仲間になる〉という王道パターンの漫画であるが独自のものとして〈念能力〉なるものが登場する。これは脳内の神経細胞を収めている〈フレーム構造〉に酷似している(読む人が読めばすぐに気付くはずだ)。しかし作者の富樫氏は念能力という発想を全く新しい自分のoriginalだと思っているかもしれない(だとしたら恥ずかしい話だ。勿論この漫画を本気で面白がる大人も)
■ 日本史には実は〈念能力者〉が登場する、といったら驚くだろうか。しかしこれはれっきとした事実である。それは〈空也〉という坊さんである。教科書のカラー口絵で口から阿弥陀様を出している仏像を見た人もいるだろう。空也は念仏を重視した教えを庶民に広めたのだがあんまり熱心に念仏を唱えていたので念仏が阿弥陀様に変化して口から出てくるようであったという伝説が作られたワケである。
■ つまり空也は〈具現化系〉と〈放出系〉の念能力者であったワケだ(苦笑)最近仏像にハマる〈仏像ガール〉なるものがいるらしいがいやはやどこまで理解しているのやら。所詮はhunter×hunterと同じ一過性の流行りで終わる〈使い捨て信仰〉なのだろう。

No.86 13/01/19 01:23
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈長袖は良く舞い多銭は良く商う〉韓非子

■ 日本の知的levelは〈聖おにいさん〉がhitするところに象徴される。念のため書いておくとブッダは権門の生まれである。つまりいいとこの坊ちゃんである。今で言えば松岡修造である。その坊ちゃんが財産も家督も棄てて出家したのだから当時の人は驚いた。聖人伝説が作られるのもうなべるかなである。
■ あらゆる聖人伝説が中二病の産物であることは前に指摘したがなるほど確かに松岡修造の熱さは中二病的である。時代が時代なら宗教の教祖にでもなっていたであろう(今でも十分宗教的であるが)
■ しかし世界は広い。松岡修造を上回る中二病患者がいる。ユダヤ人である。面白い話があって自衛隊が米軍と合同演習をする機会があった。そこでユダヤ人の自家撞着に自衛隊員は辟易させられる訳だが他のアメリカ兵に云わせると〈なんだ今更気づいたのか〉ということになるらしい。つまりユダヤ人の傲岸不遜ぶりは歴史的なものであり筋金入りという訳である。日本のカルトなどまだまだ可愛いものである。
■ ユダヤ人とのそれとは違い一般に日本人は人種差別をしない民族だと云われている。しかしそれは日本人が未だ人種差別の〈歴史〉を経験していないだけでありウブであるに過ぎない。つまり怖いのはこれからなのだ。特に最近は女性の間から〈気分としての米国的一神教〉なるものが噴出していると言える。(同性愛に男根的拒否反応を示すのはその実例だろう)

No.85 13/01/16 03:04
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈衆口は金を溶かす〉中国の俚諺

■ いわゆる〈ゆとり教育失敗論〉が猖獗を極めている。たった10年程の教育改革で『失敗だった!』と結論を出せる人々はよほど〈学力〉が高いようだ。
■〈そもそも教育とは何か〉
教育とは一口で言えばmoneyを稼ぐ力を身に付けさせることである。東大法学部-大蔵省lineが生きていたころは〈有学歴者〉は有効な資格であった。今はそれが時代に合わなくなり無効になったというそれだけの話である。
■ してみればそもそも〈学歴〉とは国家がキャッチアップする一時期にのみ有効なpassであることが分かる。もちろん国家が没落する過程において高学歴という〈有資格者〉の人々による〈たかり〉が猖獗を極めることはギリシャの例を引くまでもない。
■ 日本人はAmericaのおかげで様々な権利を獲得したため基本的なことが未だ理解されていないことが混乱の根底にある。それはそもそも教育の権利は〈親〉にあるのであって国家にはないということである。国家や教育機関は親から教育を受けさせる権利を附託されていわば〈代理〉に教育を行っているに過ぎない。(だから教職は聖職ではないし聖職者である必要もない。未だ教師=聖職者という認識があるのは親方日の丸に近い権威主義を感じる)
■ 江戸時代に寺子屋が士族ではない庶民の教育機関であったことは誰でも知っている。士族は公的機関である藩校で学んだが庶民は民間機関の寺子屋であった。民間であったため幕府や藩の統制はなく(もちろん資金援助もないが)自由な教育が行われていた。
■ 特筆すべきは寺子屋が全く庶民の側の要請で作られたものであり幕府や藩の要請ではないというところにある。明治維新後速やかに近代的国家体制が整えられた知的infrastructureはここにあったと言える。今一つ付言するなら寺子屋経営者の三分の一は〈女性〉であったと言うことだ。(都市部では更に女性の比率が高い)やれ〈自分探し〉だの〈森ガール〉だの〈スギちゃん〉だのとうつつを抜かしている現代女性には耳が痛い話だったかもしれぬが。

No.84 13/01/15 02:24
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈好死は悪活に如かず〉中国の俚諺

■ 読売新聞を読んでいると気付くのが紙面から滲み出てくるナベツネの隠然たる政治力であろう。中高年の歯糞臭い説教を間近で聞かされているような感じである。結局のところ読売新聞はナベツネと読売groupの政治宣伝新聞なのだろう。そもそも読売新聞そのものが〈大衆迎合〉新聞であるが大衆迎合が嫌いなナベツネ君も慎み深い〈君子〉を目指してはどうだろうか。
■ さてさて、そもそも日本における大衆迎合ではない〈高尚な〉知性とは何であるかというとこれは間違いなく中国産である。しかし面白いことに〈自称・高い教養を修めた知識人〉達でその蘊奥を掴めている人は少ない。何故なら多くの知識はジャパンナイズされているからである。
■ 例えば天智天皇はなぜ〈天智〉というのか。この問いに答えられる人は少ないだろう。〈天智〉というのはインのチュウ王が身に付けていた〈天智玉〉という宝石のことである。チュウ王と言えば暴君の代名詞である。これで〈天武天皇〉が誰かも分かるし正統性も示されるだろう。
■ 日本の知識や文献は中国に〈あやかって〉いたり拝借したものが多いので注意が必要だ。特に権威がありそうなものほど元ネタは中国産であったりする。もちろん中国産だから悪いのではなくそのような権威を利用する〈権威主義者〉が悪いのである。
■ 日本の新聞はほぼ権威主義によって作られている。〈あの人が言っているから間違いない〉と。裏を返せば〈我々新聞記者には責任はありません〉と白状しているようなものだ。そういう意味では〈ほんまでっかTV〉並の知性ではある。

No.83 13/01/14 08:25
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈人の落ち目を見て攻め取るは本意ならぬこと也〉武田信玄

■ 今私が執筆しているのが『ワイルドな日本史』である。もちろんスギちゃんboomにあやかっている。

■ 例えば後醍醐天皇。半裸で美女を侍らせながら倒幕の計画を練っちゃうぜぇ。ワイルドだろぉ~?
■ 平将門。『新しい天皇(新皇)に俺はなる!』と絶叫して関東で挙兵しちゃうぜぇ。ワイルドだろぉ~?
■ 藤原純友。海賊を取り締まる役人だったけど自分が海賊の頭領になっちゃうぜぇ。ワイルドだろぉ~?
■ まぁこのような感じで日本史にはワイルドな人が多いのだが今の日本人は歴史を知らないのでスギちゃんぐらいのワイルドさで笑って貰える。
■ 精神的に白痴の人々にとってはスギちゃんや〈ワンピース〉のような中二病的な世界観のワイルドさがちょうど良い〈湯加減〉なのだろう。
■ 例えば大阪桜宮のbasketball部主将自殺事件にしても顧問や親の愛に〈押し潰された〉結果かもしれないのだ。愛が無いのではなくむしろ愛が重圧になった結果かもしれない。〈顧問や親に愛情がなかった〉という証拠はどこにも無い。(蓋然性の低い指摘は退けられるべきである)
■ 北条政子ではないが〈鎌倉殿の御恩は海よりも深く山よりも高い〉などと言われてはもはや期待に応えられない武士は自殺するしかあるまい。(桜宮高校basketball部の主将はまさしく武士道精神を発露した)日本全体を覆う〈愛くるしい〉空気を作り出している匿名日本人の罪は非常に重いのだ。
■ 石川遼や横峯さくらの応援団にしても愛情が深すぎるが故に世界中に恥をさらけ出していることに気づいて欲しい。外国人プレイヤーがmiss shotをした際に拍手をするなどゴルフが紳士のスポーツである以前に人間として有り得ないだろう。要するにこれは日本人の民度の問題なのである。

No.82 13/01/14 05:15
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈天の与へを取らざれば、かへってその科を受く〉陶晴賢

■ 人類の歴史とはそのまま中二病の闘病記録になぞらえることが出来るだろう。キリストやブッダの聖人伝説はその最たるものであるしゲルマン至上主義のNaziとか社会主義国に特有の指導者の神格化もまさしく中二病の発露である。
■ 日本史なら新田義貞の竜神伝説とか俵藤太の大百足退治とか挙げればキリが無い。天皇家に伝わる〈三種の神器〉などというのも少年ジャンプの編集もビックリの中二病ぶりであろう。

■ もちろん私は天皇家をことさら貶めるつもりはない。〈そこには中二病が発露している〉という純然たる科学的意見を述べているに過ぎない。(しかし日本は言霊の国であるため未だ天皇家への科学的追及は許されないようだ。まさか電脳右翼でも三種の神器を信じてはいまい)
■ さてavatarというHollywood movieがについて〈Americaの贖罪意識がどうのこうの…〉という論評をよく見掛けるがこれは全く矮小で屈折した妄想による中二病的な指摘であると言わざるを得ない。(Americaでは黒人奴隷を返還する運動がありあのペリーも貢献している)
■ navi達はジェイクの〈あれ(砲撃)は人間からのmessageだ。こちらからもmessageを送ろう〉というアジテーションによって武装蜂起を決意する。もうお分かりだろう。avatarは中二病同士の闘病記録映画なのだ。

No.81 13/01/13 00:00
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈どんな場合も口論なんぞする気になるな。賢い者でも無知な者と争うと無知に陥ってしまう〉芸手

■ 日本には様々な食材をmixしたもんじゃという吐瀉物のような伝統的食物があり日本人の精神を象徴している。例えば西洋音楽を聴いていると〈西洋かぶれ〉と指弾されるが彼・彼女らは結婚式という人生の一大行事においては西洋式に行うという滅茶苦茶な事態がまかり通っている。
■ このような滅茶苦茶で分裂症的な支離滅裂な事態を惹起(じゃっき)する思想を〈もんじゃの思想〉と名付けよう。
■ 例えば日本では女性に〈子〉を名付ける風潮がありしばしば掲示板でもその是非を巡り討論が催されるが〈子〉の起源について明確に語れる日本人は一部の知識階級を除きほとんどいない。
■ そもそも〈子〉というのは孔子や孟子を見れば分かるように〈優れた先生〉というほどの意味である。これで小野妹子(男性)の名付け理由も分かろう。これが次第に女の子の名付け理由にslideしていった訳である。いわば〈○子〉というのは日本史上初の名付けboomであったと言える。
■ 以上のように日本の文化は中国由来のものが多いのだが日本人でそれを覚えている人はほとんどいないという恐るべき痴呆症的事態が進行している。これはとりもなおさず日本人の優れた文明を敏感に嗅ぎ分けそれに取り付き摂取するというvirus性を象徴している。

No.80 13/01/12 05:37
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈竹のことは竹に習へ、松のことは松に習へ〉松尾芭蕉

■ 日本社会は一塵の侵入も許さぬ〈精密機械〉のようなものであり従ってそこでは部品の分子levelでの恒常的磨耗は避けられず学生の自殺などは社会全体の利益を考えて〈仕方ない〉ことと認識されている。そのためこのようなnewsは昔から有るにも関わらず誰も糾弾の声を上げることはない。
■tunnel崩落事故で多数の犠牲者が出ても得られる利益とdemoで失われる損失を冷静に天秤にかけて国民は立ち上がらない。或いは相次ぐ学生の自殺にもジャンヌダルクの如く立ち上がる人はいない。日本社会はあまりに複雑精妙に構築され過ぎており個人の全体への何らかの政治的干渉は即ち社会全体への機能不全を惹起(じゃっき)する可能性があると認識されている。
■ 匿名日本人のほとんどは『私は社会の公平性を保つために社会の一構成員として貢献している』と信じて疑わない。つまり彼らは市場原理主義者なのだ。しかし残念ながら市場には〈正義〉を判定する機能はない。或いは彼らは自らを自由なる精神を持つ民主主義者であると自負している可能性がある。しかし残念ながら民主主義の理論的限界と失敗は戦前に明らかになっている。民主原理主義とは潜在的無政府主義者とも云えよう。
■ 匿名日本人=潜在的無政府主義者という図式に従えばなるほど確かに現代日本の様々な混迷に補助線が引かれよう。果たして日本人はいつまで匿名性の揺りかごから自立し〈ポンコツ先生〉を弾劾し〈指導死〉を無くすのであろうか。それは偏に匿名日本人の〈愛国心〉にかかっているのだろう。

No.79 13/01/10 05:14
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈人は些細な侮辱には復讐しようとするが、大いなる侮辱には復讐しようとはしない〉薪亜縁

■ 日米戦争に措いてあれほど憎悪し死闘を演じたAmericaと戦後なぜこれほどまでに仲良く出来るのか。これが多くの外国人の疑問である。しかしこれは外国人がそのまま日本に魅了される神秘性をも包含(ほうがん)する点に措いて根底で共通している事象なのだと云わねばなるまい。
■ そこで養老孟司氏も薦める日本の国民的漫画『玉龍』を例に日本の近代史を紐解いてみよう。日清戦争はヤムチャ当たりとの対決だろうか。そこそこ強いが孫悟空のポテンシャルの相手ではなかった。日露戦争はさしずめピッコロ大魔王との対決だろう。これは非常にヤバかった。首の皮一枚の勝利である。(しかもピッコロはマジュニアという新たな脅威を産み落としている。さしずめSoviet連邦だろう。ちなみにSovietは議会という意味)
■ 日米戦争はベジータとの対決であろう。(地球に来襲したベジータはペリー来航の暗喩)これは厳密には勝利していない。孫悟空は半死でありその仲間は多くが討ち死にしようやっとベジータを半死に追いやり撤退を余儀なくさせた。即ち〈ヒキワケ〉である。しかしこの戦いはフリーザという謂わば実質的に『玉龍』に於ける最大最強のbossとの前哨戦に過ぎないことを読者は後に知る。(作者の鳥山氏はナメック星編で完結しようと考えていたと語っている)そしてフリーザとの対決に措いて主人公孫悟空は〈キレて〉髪の色を黒から金色に変貌させる。なぜか瞳の色も蒼色に変わったようだ。これは福沢諭吉の〈脱亜入欧〉の精神を暗喩したものであり此処に措いて日本人の精神は最高潮に達したと云える。
■ 日本に特徴的な少年冒険漫画には〈主人公が数多の強力なrivalと戦い後に必ず仲間になる〉という不文律が在りこれが人気の秘密でもある。(フリーザが仲間にならないのは最終bossだからであろう)賢い方はもうお気づきだろう。なぜ日本とAmericaが仲良く出来るかが。
■ この日記が電脳右翼どもの嫉妬と憎悪の対象となっているのは百も承知だがしかしそれは百年先を見通した佐久間象山のように私の先見性を反証することになるという点に措いて光栄とも云える事象である。今後とも頑張って私の日記を拝読すると良いだろう。

No.78 13/01/08 22:37
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈肉を切らせて骨を断つ〉

■ 日本にはこの伝統もあることも見逃せない。例えば漢字は中国産であるが日本人から拒否反応は出ておらず未だ使われている(最近はmass communication中心に若干違うようだが。戦前に措いてカタカナ表記のみで日本語を統一しようという運動があったがこれはnationalismに基づくものだろう)。漢字という外来文化を賢しらに排斥せず敢えて受け入れることで寧ろ自家薬籠中のものにしてしまうという柔よく剛を制す的な伝統がある。日本の国民的animationである機動戦士頑駄武の主役安室零の名言を借りれば〈日本人が一番上手く漢字を使えるんだ!〉とでも言いたげである。ちょうどmobilesuitsを〈発明〉したのはジオン興国でもmobilesuitsを改良量産し上手く運用した地球連邦軍が勝利したようなものだろう。
■ 例えば日本人が未だ日本の伝統であると信じて疑わない〈お茶〉も中国由来である。お茶は僧侶の道元が仏教の修行のために宋に渡った際に宋の仏教徒が眠気覚ましに飲んでいたお茶の種を分けて貰い日本に持ち帰り栽培したものである。ちょうどEnglandで紅茶が伝統に成っているようなものだろう。
■ 果たしてこれは指摘して良いものかどうか。恐らくこれは右翼でさえも憚って指摘しておらぬが日本は日米戦争で〈勝利〉した可能性が高い。まず第一に言語が抹殺されていない。しかも戦後Americaから軍事力を〈引き出し〉日本は未曽有の経済大国にのし上がったからである。戦争の勝利とは政治的意図を相手に強要することでありそれは最終的には民族をcleansingすることを目的として行われる。日本は敢えて西洋を受け入れ其れに〈寄生〉することで〈宿主〉を破壊せしむるvirus的民族なのだ。

No.77 13/01/08 04:35
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈織田がつき羽柴がこねし天下餅 座りしままに食うは徳川〉

■ 今の日本の状況は〈子離れ出来ない親〉をみんなで一生懸命支えている状況に喩えられよう。親とは官僚や土建屋を始めとする公的部門である。何しろ世界の土建屋の7割が日本列島に犇めいているのだから全く呆れて物が言えまい。大店法など様々な規制に守られてきた人々がいきなり国際競争に晒されて戦えるはずもなく今後この人々のぽんこつ化が避けられない。
■ 東大法学部-大蔵省lineが崩壊する以前から実は学歴は有名無実化していた。一流企業は一流大学卒という看板が欲しかっただけであり一流大学の知識や技術は既に期待されていなかったのだ。ついでに言えば大学の人脈lineを維持するためという理由もある。いずれにしても大蔵省が金融行政で敗北することで実は日本の官僚達は優秀ではないことが白日の下に晒されてしまった。(偏差値も日本国内のみで通用する価値観)

■ 日本人の個人資産は2000兆円有ったがbubbleの崩壊(大蔵官僚のmiss)と財政投融資(国民の郵貯資産を土建公共事業にバラまく所得移転=徳政令)の失敗により1000兆円まで減ってしまった。
■〈腐っても鯛〉という諺があるが腐った鯛はやはり腐った鯛であり食中毒の危険性があるのだ。読売新聞が阿部自民党を暗に支持するような記事を掲載するのは不偏不党の中立性を失しているがそれ以上に1000万部という世界最大の発行部数を誇る新聞社であるだけに日本人の象徴的知識levelを窺わせる。
■ かつて新聞社主催の作文コンクールで新聞の紙面の7割が広告で占められているという事実を指摘した小学生の作文は新聞社が見事に黙殺したがこのような新聞が1000万部も刷られ匿名の名も無き国民を洗脳しているのだとしたらゾッとする話だがしかし読売新聞は一般に保守的な印象を与えるだけに広く読まれるのだろう。

No.76 13/01/06 03:49
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈義を見てせざるは勇無き也〉論語

■ 先の衆院選の投票率は凡そ6割であったが残りの4割の人々が有象無象の溢者(あふれもの)であろう。この人達が振り込め詐欺の加害者と被害者と考えられる(振り込め詐欺は日本のみの現象)。加害者側は所謂〈悪党〉(文献に見られる正式な歴史用語)であろう。自律的に生きている人間が振り込め詐欺に引っ掛かることは論理的に有り得ないので被害者もこの範疇に含まれる。
■ 荘園を支える論理は撫民と公平(くびょう)である。撫民とは荘園領主が農民を慈しむことであり其れによって領民がきちんと納税することが公平に当たる。これが〈道理〉であり一種の慣習法である。道理が通らない場合は領民は荘園から逃散する権利を認められていた(但し納税せずに逃散するのは悪党に当たり取締りの対象となる)。
■ 荘園の税制と言えば五公五民或いは六公四民であるが是を四公六民に減税したのが関東の北条早雲である。そのため北条早雲は領民に喜ばれ支持された。一介の素浪人に過ぎない北条早雲が関東で覇を唱えることが出来たのは当時の領民の空気を読んだ為であろう。公地公民の社会主義が建前の律令制が既に制度疲労により瓦解し律令政府が任じる足利将軍家にも当事者能力はなく有名無実化していた当時の空気を巧みに読んだのだ。

No.75 13/01/04 17:47
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈多勢は勢ひを頼み、少数は一つの心に働く〉徳川家康

■ 日本には〈匿名性〉の伝統が有る事も見逃せない。歴史的には〈甲乙人〉とか〈凡下〉とか呼ばれる人々である。この人々は蝦夷やその奴隷の俘囚とも違う。むしろ律令政府に徴兵されて蝦夷征伐に荷担した人々であろう。当時は物部氏のように軍事を担当とする氏族が居たが彼らに率いられた名も無き有象無象の人々であろう。
■ 戦後時代に一向宗に吸収され一向一揆を繰り返したのもこのような有象無象の人々であろう。現在で云うと創価学会やオウム真理教に似ている。また戦前普通選挙が施行されてから〈大政翼賛体制〉を支えた人々もこのような人々である。民主主義に措いては国民に主権が有るはずだが彼らは未だかつての敗戦理由を統括し責任を取ったとは言えない。そしてこの無責任な人々の子孫が現代の有象無象の人々であろう。
■ 例えば幕末に措いて京都の町民が朝廷の為に立ち上がったとか江戸の町民が幕府の為に立ち上がったといった話はついぞ聞かない。彼らは朝廷でも幕府でもどっちでも〈ええじゃないか!〉と踊り狂っていたのである。ちょうどスギちゃんやAKBにうつつを抜かすのと同じであろう。
■ なぜ日本で〈一発屋芸人〉が毎年毎年生まれるか賢明な読者はお気付きだろう。彼らは口先では〈一生ファンでいます!〉などとのたまうも実際に〈スギちゃんを一生支える会〉を発足して連判状や誓約書にsignしたりはしないのだ。スギちゃんが没落しても〈心の中で応援しています〉とのたまうだろう。或いは口先だけで〈今でもファンですよ!〉などとのたまうかもしれない。それはちょうど念仏を唱えるだけで救われるという非常に都合の良い日本仏教にも似ている。念仏を唱えているうちにtensionが上がって〈踊り念仏〉を始めてしまった坊さんもいるがまさしく〈ええじゃないか!-AKB〉ラインの伝統を此処に見いだせよう。
■ 日本の武士道的なばさら文化とは例えばtelevision放送を見れば分かるだろう。例えばとんねるずの男気ジャンケン。我々はあの番組の〈公開イジメ〉をつぶさに観察している。或いはさまぁ~ずの大江アナに対する〈公開sexual harassment〉も観察している。(大江氏は朝廷に仕えた有名な学者の大江匡房の末裔であろう。大江という名字からも出自が窺える)それが大竹や三村といった賤民に卑しめられるのだから世も末である。

No.74 13/01/02 19:47
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈我の公と争うところは弓矢にありて米塩に非ず〉上杉謙信

■ 応仁の乱によって京都が焼け野原になると公家や文化人は続々と京都を脱出する。これ以降公家や貴族は文化のsponsorとなる事が出来ず朝廷の雅な王朝文化は廃れてゆく。とって替わったのは豪奢さとstoicの両面を持つ武士たちによるバサラ的文化であった。
■ 具体的に其れは清原和博(の豪奢さ)と桑田真澄(のstoic)のKK対決に象徴される(清原氏は清和源氏の末裔)。KK対決に源平合戦のような無情感を見る人も多いだろう。そもそも源氏とか平氏というのは何であるかというと律令政府に措いて増えすぎた皇族や貴族を整理するために臣籍降下された人々である。つまり元貴族の武士である。
■ 従って一概に武士と言っても朝廷から〈天下り〉した人々と公家や寺院の荘園管理から自然発生してきた土着の武士とがいることが分かる。源平合戦と聞くと如何にも源氏VS平氏の戦いという感じだが実際は朝廷代表の平清盛と関東土着武士代表の源頼朝の戦いである。実際関東には平氏の武士も土着していたが彼らは名を変えていたに過ぎない。もう一歩議論を進めると其処には海運VS農業の対立と貨幣経済VS土地経済の対立構造が有るが本論とは無関係であるため割愛する。
■ 朝廷による中央集権政治の否定から始まった武家政治は必然的に自立と排他を旨とする地方自治色の濃いものとなる。云わば地方自治原理主義とでも呼ぶべきか。荘園管理というまさしく〈現場〉から生まれた武士達が政治や文化の足を引っ張っていることは間違い。日本人民の現場至上主義は筋金入りである。

No.73 12/12/25 01:35
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈朕は国家也〉累十四世

■ 朕の富は国家人民の富也。朕の富を増やすこと即ち国家人民を富ます道也。朕が治めしは神より賜りし絶対的なる権利也。所謂王権神授説絶対王政の時代の御話也。絶対王政に功罪有り。罪は謂うに及ばず功を観る哉。まにゅふぁくちゅあにて高貴商品産出せり。まにゅ是手腕の意也。ふぁくちゅあ是製造の意也。即ち工場制手工業也。Meissen陶磁器等是也。
■ 翻して日本如何哉。皇室貴族共花鳥風月花鳥諷詠にて庭にminiature山水造りて慎ましき娯楽哉。日本に山岳深林信仰有りて開発全く進まず。西洋にて乱伐進むの反対に江戸時代にて既に深林保護法有りて学問的植林育成法発見せり。日本未だ宗教占いの支配する国也。宗教占いには軍配者巫女等付き物にて社会役割分担して侍る也。
■ 日本人民未だ消費税に反対するはあべこべ也。消費税来日外国人観光客諸々全て支払うにて比較良好なる税制也。犯罪的累進課税率は人民金持ち努力する人嫌悪の証左也。日本人民嫉妬深き故金持ち嫌悪する也。相続税は二重課税にて犯罪也。汗水垂らし税金払いたる残り其れ人民財産にて相続に課税するは二重課税にて自由民主資本主義の精神に反する也。安倍自民党特別相続税にて人民財布に手を突っ込みたる哉。其れスリ泥棒也。

No.72 12/12/22 18:45
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈世の人細故を挙げて大体を遺る〉会沢正志斎

■ 最近頓に若者虐め顕著也。日本将来危ぶみ思い詰めたる中高年の皆々様方若者に勉強せよとの論也。然れども電動火打ち石既に有るに摩擦熱にて火起こしするは徒労也。効率良き摩擦発火法勉強するは無感覚也。若者根拠無き自信持つは亡国の兆しの論也。然れども明治新政府造りし幕末志士共自信有りや無しやと問うに有る筈無き也。畢竟時代不適応者共自らの将来危ぶみ自信無き人々若者虐めする哉。自らに自信無きは兎も角愛国心隠れ蓑に自信無きを糊塗するはぽんこつ中高年の嫌疑有り。ぽんこつはぽんこつらしく国家将来担う若者の邪魔せぬ様分を弁える也。
■ 日本に二種類の人有り。律令政府にまつろう者共とまつろわぬ者共也。まつろう者共は祭る者共にて祀り纏る人々の論也。神道最高司官たる天皇の仕事は撃ち取りたるまつろわぬ者共の鎮魂也。コシャマインシャクシャイン平将門藤原純友安倍頼時足利義満等々。安倍氏は元安日氏に連なる也。安日は長脛彦の兄にて神武東征に助太刀する裏切り者也。果たして安倍内閣其れ裏切り者内閣と名付ける哉。その内出雲の国譲りの神話繰り返すのでは無き哉。そも自民党なる政党此の世に非ず。社会党公明党と連立したる自民党なる政党既に保守政党に非ず。残飯権力に群がる御器被り政党也。御器被り財界大企業の倉に住み着き人民財産蚕食したる哉。

No.71 12/12/21 15:19
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈悪貨は良貨を駆逐す〉愚烈沙牟の法則

■ 人民今日も縮力しとる哉。猫の額ほど小さき土地に兎小屋の如き小さき家建てて其の家屋内にて細々しき縮力仕事しとる哉。うむうむ。宜しい。頑張りたまへ。縮力こそ人民の民族的徳性にて頗る奮励縮力すべし。
■ さてさて是は金本位制の時代の御話也。政府金含有量低き悪貨と金含有量高き良貨を同時に市場に流通させる也。而して人民良貨懐に仕舞込み日々の売買悪貨を用いる也。而して市場より良貨霧消して悪貨はびこる也。個人の自由選択私利追求に依りて悪貨はびこるにて〈悪習は良習を駆逐す〉の教訓に転用されるは全く問題無き也。人民私利追求にて家屋を粗製濫造し〈悪家は良家を駆逐す〉と同義也。自称経済学玄人の皆々様方教科書丸暗記にて未だ蘊奥掴めぬ哉。頑張りて地胆駄踏むべし。苦笑。

No.70 12/12/19 06:12
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈下情に通じざれば裁きは曲がる〉大岡忠相

■ 米国人材顧問相談企業調査にて日本人民労働者勤労意欲低下傾向の報告在り。先進諸国日本特徴にて凋落の懸念在り。そも日本人民勤労意欲旺盛なるは新卒一括採用終身雇用制度にて同期労働者間に出世競争意欲嫉妬心煽動の為哉。而して終身雇用既に崩壊し人民競争嫉妬心減免にて勤労意欲低下する哉。然れども既に戦後体制時勢に通用せざる故反動揺り戻しは危険也。戦後自民党五五年体制其れ人民しゃぶりたる飴玉にて揺り籠哉。関税障壁八百割飴玉しゃぶりたる農家色々補助金にても形変えたる生活保護哉。
■ 憲法改正論議喧しき哉。大方憲法史家曰く日本日米戦争敗戦にて革命起きる哉。即ち天皇人民に下賜したる権利米国武力にて天皇より奪取し日本人民に与えるの論也。科学的事実なれど教科書に記されずにて世人未だ憲法権利何たるか知らぬ哉。謂わんや日本主権独立国家等信じるに興国言い訳史観子弟に刷り込むは人民二重に騙されたる哉。自民党にて憲法改正やるやる詐欺進行中也。

No.69 12/12/18 02:44
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈地獄への道は善意で舗装されている〉Germanyの諺

■ 夷を以て夷を制す。日本の伝統的歴史也。衆院選自民党ごっつぁん勝利を果たすにて陰にてほくそ笑む人居る哉。国民安牌切るに随分安き手にて振り込まれる哉。安倍晋三拉致問題解決訴えるに果たして本気哉。口先だけにて軍事予算財政圧迫するは人民貧しくなる也。万一北朝鮮一戦交えるは軍需景気の可能性在り。一時泡沫経済現出するに至りて満州経営にて庶民的豊さ謳歌したる大正の歴史繰り返す哉。然れども庶民的豊さ謳歌したる人々豊さ手放したくなき故に普通選挙にて軍人政治家選出する也。軍部の台頭許し憲政崩壊する哉。微々たる納税人民無責任にて色々政治に容喙(ようかい=口出しする事)するは衆愚政治の危険在り。電脳啄木鳥にて安倍自民党支持したる〈新徒〉の如き人々歴史繰り返す哉。
■ 原発問題解決は簡単也。竹島に原発建設する也。原発推進愛国者移住すべし。竹島に放射性廃棄物最終処分場建設する也。愛国者興国御為死に物狂いで原発運用するにて万事解決也。喩へ放射線で細胞遺伝子襤褸襤褸に切断され皮膚内臓血管ぐずぐずに爛れ落ち〈損美〉の如き風体に成りても愛国者は元より覚悟の上也。頑張る也愛国人民。興国の荒廃人民の具体的政治行動に懸かっている也。人民公園に〈落書〉落としたる場合に非ず。頑張る也電脳愛国人民。

No.68 12/12/15 06:09
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈革新が終焉する時資本主義の使命と生命は終わる〉駿平太

■ 人民今日も人民公園にて作文頑張って居る哉。うむうむ。宜しい。其の調子で頑張りたまへ。然れども名無しの権兵衛多く侍る哉。名無しの権兵衛は落第也。此の呟き日記地獄に垂らしたる蜘蛛の糸に似たりて餓鬼亡者の類群がり押し合いへし合い阿鼻叫喚の惨状呈したるは想定内哉。然れども名無しにて娑婆に復活すること能わず也。そも名前亡くしたる故に亡者哉。気紛れに地獄に残飯知識放り投げたるに餓鬼共忽ち貪り尽くす也。其の光景背筋に寒きもの覚えしが人民の御器被りの如き浅ましき習性証明するにて面白き哉。時たま新宿代々木公園にて鉢巻法被幟など持ちたる集団見掛ける也。物々しき其の集団拡声器にて政治演説ぶち上げ意気揚々の風体也。然れども近隣住民通行人無関係にて迷惑千万哉。彼ら国家騒擾罪にて悉く捕縛すべし。紳士的に中国漁船員送還したる日本政府見習うべし。
■ さて従来経済学にて恐慌倒産資本主義の制度的欠陥也との論也。されど駿平太其れ創造的破壊に過ぎぬと喝破する也。中々豪気也。然れども此の様な建築破壊精神旺盛なるは鞍黒策損民族の習性哉との嫌疑一抹に浮上する哉。いやさ日本人民とてもののふ精神在りて随分豪気也。幕末にて薩摩長州徳川株式会社破綻させ天皇名誉会長にて新しき株式会社創る哉。徳川幕府二百六十年永きに渡り神州治めたるにいとも易々破綻処理するは容易ならざる判断也。其れ国家的埋没費用の罠にて東京電力原子力村埋没費用陥穽に堕ちたる哉。其れ頭の判断に在らず野生の判断也。野蛮なる中世利口なる近代戦うに前者押し勝つは此当然也。然れども日本列島今や米国中国間の緩衝国家にて自主独立政治原理的に有り得ず。明治にて中華文明手切れするに米利圏と結ぶ也。其れ米利圏との絆にて人民家畜扱いにて繋ぎたる綱哉。人民亞米公の尻穴舐める也。亞米公に尻穴掘られる也。

No.67 12/12/12 23:49
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈米飯と女房は白い方が良い〉日本の諺

独人倹平留来日するに日本女性美しきに驚嘆する哉。特に白無垢包まれたる日本女性西洋貴女に匹敵也と謂わしめたるは痛快也。されど此の事実日本人民知らぬ故に残念也。人民言葉大事にせぬ故日本女性徒に西洋拝跪の人多く侍る哉。残念也。仏蘭西人民女性街に溢れたる糞尿踏まざるの仕儀故高踵靴必要也。日本女性高踵靴頑張って履くは西洋拝跪哉。愛国民族主義者ならば草履下駄履くべし。頑張るべし。愛国民族主義ならぬ普通人民とて西洋文化隠然と影響されり。其れ耶蘇教文化の類哉。日本に縮力志向在りと謂しも其れ日本に特殊なる論雲行き怪しき哉。中世遊蘭西亜大陸北西辺境にて縮力雌伏したるが西洋人にて其の文化潜在的影響力正しく縮力志向の為せる業也。西洋縮力の縮小模倣が日本縮力哉。そも日本女性肌細かき人多く侍る也。米飯栄養豊富にて肌細かくする哉。或いは魚海珍味食すにて肌細かくする哉。寄る年波感じさせぬ眉目秀麗人其れ美魔女と呼称されり。されど是備磨女の方が良き哉。才色兼備にて研鑽惜しまぬ淑女にて其の輝き金剛石に手を加えしの仕儀に似たり哉。金剛石原石にて美しきに非ず。巧みなる切削加工の仕儀にて初めて美しき輝き放つ也。掲示板にて出力されし文章痕跡分析するに無謬なる美しさ求めしは其れ若人の嫌疑有り。映画女優とて陰影角度に拠りて美醜煌めくは其れ人間の深みにて常識也。角度に拠りて悪魔と天使自在に入れ替わるは是所謂小悪魔的偶像にて惰夫をも立たしむ哉。完全無謬なる美しさ拘りしは其れ金剛原石有り難がるに似たりて深き人間陰影の煌めき知らぬ酸いも甘きも知らぬ稚拙なる意見にて青き若人の嫌疑有り。青き若人賢しらに女優美醜語るは可笑しき哉。嗚呼可笑しき哉。電波放送洗脳脱して今少し頑張りて人間社会実地に見聞する也。

No.66 12/12/09 22:52
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈役人は放っておくと自己増殖する〉派金損之法則

■ 日本官吏優秀也と専ら評判也。されど外国にて官吏優秀能わずと専ら評判にて亦あべこべ哉。其れ実業にて身を立てること不可能なる人々にて官吏其れ仕方なきに就く仕事也。日本人民苦行に似たる試験潜り抜けるに其の人々優秀也と盲信するにて精神主義哉。敢闘能うに戦果能うの戦前より進歩せず。実益産み出さぬ四書五経通じたるも無意味也。其れ屠龍之技哉。龍屠る技確かに妙技なれど龍実在せぬに無意味也。閉鎖最適技術ならぬ閉鎖最適官吏哉。
■ 実益産み出さぬ企業まだしも官吏其れ税金にて飯食いたるに人民の乞食哉。人民より乞食偉き法世に無き也。乞食人民より偉きはあべこべ也。占領軍官吏制度温存するは日本中枢に制御爆弾仕掛けたる哉。人民再び勃ち上がること無き様予め米国と繋がりたる嫌疑有り。されど人民未だ官吏に拝跪したるに其れ思うが儘哉。外国にて官吏賃金最低なるが日本にて高給に据え置くは其れ制度温存維持管理費哉。
■ 地球規模的派生現象其れ文明再構築にて地球規模的分業体制之趣哉。米国世界政府にて世界治安警察検察司法及び通貨発行強制通用商慣習世界に敷くは是科学的帰結哉。賢粋端末其れ携帯電話の延長に非ずして個人演機の延長也。而して其の実態ゆびきたす万在社会の基盤哉。万在社会社会的基盤是新しき革命にて整備遅れたるは世界に伍する事確実也。自民党国土強靱計画にて万在社会気付きたる人居らず。旧き反動国家主義哉。安倍晋三此の人徳川慶喜に似たり。良家産まれにて頭切れしもさながら温室育ちの薔薇にて踏ん張り効かぬ也。無責任に政権放り出したるに今一度政権狙うは無節操也。徳川慶喜鳥羽伏見に敗戦するに兵士置き去りに軍資金愛人供に敵前逃亡する也。然も明治維新後仇敵に寄りて爵位に任ぜられし事恥知らず無節操哉。幕府に命預け落命したる人々鬼哭する哉。

No.65 12/12/07 19:12
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈太陽が照れば塵も輝く〉芸手

■ 日本人民未だ知らぬ禁忌有り。其れ大日本帝国憲法序文にて天皇権力皇室典範其れ帝国憲法凌ぐ也の記述也。されど是人民に布告されず。そも人民に無関係の事也の御聖断哉。天皇皇室絶対権力能う事人民に知らされぬは是王政哉。議会にて皇室権力縛る立憲君主制に能わずにて悲しき哉人民。
■ 天皇家財宝存する限り日本経済破綻せぬの怪しき風聞有り。然らば天皇とは何ぞや。其れ太陽也。太陽生物に無限なる熱量提供する也。されど太陽直視するは失明之危険有り。謂わんや触れる是能わず。近付くにて蒸発也。日之本にて高貴なる人亡くなるは死亡と謂わず『御隠れになる』と謂う也。太陽暗雲に隠れるは其れ即ち死之暗喩也。天皇皇室其れ太陽にて触れること能わず朝廷かつて禁裏と呼ばれしこと同義也。されど国宝認めしは国家人民のみにて外国人に通用するか怪しき哉。天皇家太陽と謂えど其れ人民にとりてにて必ずしも天皇家財宝金塊並みの担保にならず。残念哉人民。
■ 日本人民未だ禽獣に脅かされしの報道有りて吃驚也。されど人民調子に乗りて日本狼絶滅したるに天敵居らぬ熊蔓延るは当然哉。日本狼絶滅したるに既に自然共存有り得ず。人民責任とりて適切なる管理すべしが当然なるが未だ禽獣野放しにて生活脅かされしは可哀想通過にて阿呆哉。人民未だ頑張り足らぬにて頑張る也人民。

No.64 12/12/06 19:19
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈精神を大切にすると言うのならそれと繋がっている身体も大切にしなければなりません〉阿院主太院

■ 日本民族起源七種に弁別されるの論有り。其の一種北方雄方筑系血統有り。北方民族特徴其れ寒気より鼻腔守らんが為自然鼻高きに傾く哉。日本民族意外に鼻筋通りたる人多く侍りしは北方雄方筑系之血脈遺産哉。其れに附けても婦蘭西人民女性鼻高き事劣等集積感情重苦しく遂に鼻削りたる手術受けしとの風聞有りて面白き哉。時代既に大小兼備之価値観終わり哉。
■ 泥院唱えたる進化論其れ濁世弱肉強食也と怪しき風聞にて伝えられる哉。閉鎖最適諸島にて強きは環境適応したるものにて膂力強きものに非ず。環境適応したるもの生き延びたる結果強き也。日本人民環境適応能力抜群にて明治維新達成する哉。成り振り構わず生き延びたる其の姿正しく日本人民原風景にて御器被り彷彿する也。
■ 一方にて日本人民心清き人多く侍る也。其れ繊細なる硝子細工の如き心の働きにて生きたる情緒原理主義の一群也。硝子の心にて傷付き易き人々也。亦精巧緻密なる心の人々にて少しの精神汚濁も許すまじの人々也。此の人々雪月風花の砂上楼閣文化作りし人々にて政治的に発言力持つに色々問題有り。戦前にて皇族軍人色々作戦に容喙するに敗戦重ねしは典型的也。現今とて中日本高速道路株式会社にて『笠子隧道天井経年劣化にて崩落の恐れ有り。至急点検整備せん哉』と発言せし人空気読めぬ心汚れたる人と弾劾されし可能性有り。心清き匿名日本人民社会隅々にて空気作り間接的に犯罪幇助したるの嫌疑浮上する哉。心清き日本人民壊れ易き繊細なる硝子細工の人々にて世の中甘く見たる可能性有り。其れ砂糖菓子の如き甘さにて性善説にて世の中舐めたる哉。

No.63 12/12/05 19:57
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈政治は数、数は力、力は金だ〉田中角栄

■ 西洋にて心付け之習慣有り。紳士淑女之皆様方意識高邁なれど仕事に忙殺されし事有りて心付けにて謝意に変える哉。其れ優れたる感情労働に対する社会的投資にて優者之気風吹かす哉。されど日本人民意識高邁なれど心付けしたる人少なし哉。諸々西洋的慣習輸入すれど心付け輸入せず。中国官僚制輸入すれど宦官制度輸入せずに似たり。其れ愛でる事能わずにて受け入れる事不可能也の判断也。されど地球規模的価値収斂下落現象之恩恵存分に享受し侍る人々末端小売労働者に日本的過剰感情労働求めしは是無理難題自己撞着にて無節操無自覚無責任猖獗極めん哉。
■ 笠子隧道崩落事故にて九名落命したる也。中日本高速道路株式会社其れ旧道路公団より分離したる半官半民鵺之如き怪しき天下り黒幕企業にて怠業常習哉。其れ厚労省天下りしたる怪しき石鹸会社彷彿する哉。人民話題にせずは吃驚也が静観にて無関心哉。されど隠忍自重したるに犠牲者徒に増えん哉。
■ 昇降運輸装置にて末端労働女性塞殺される事件有り。地球規模的価値収斂下落現象にて企業体力無きにて定期検査之予算省く哉。其れ構造的問題にて構造的問題解決方法必要也。亜米利加にて末端労働者賃金非常に低き哉。されど生活能うは其れ心付け之習慣也。日本人民徒に時勢に逆らう事精神主義也。企業体力少なきに形而上領域投資低減するは是理の必然にて構造的問題也。賢しらに過剰感情労働求めしは是奢侈贅沢之趣有り。歴史之序章にて華々しき成功収めし民族成功体験忘れじに同じ誤ち繰り返すに早々に没落する哉。是現状見詰める頑張り放棄したるに現実逃避之趣有り。
■ 亜米利加にて力玉宝籤四百八十億円当選する人有り。此の人会見にて学問奨励孤児扶養基金に寄付するとの宣言にて中々吃驚也。六億円当選したるに懐にしまいたる浅ましき日本人民と好対照にて面白き哉。所で電脳窓指示機構帝国之大富豪芸津氏軽井沢に八十億円別荘建築する之風聞有り。浅ましき匿名日本人民攘夷之風吹かさぬ哉と心配也が彼ら既に抜牙され西洋と金銭に拝跪したるに無問題哉。

No.62 12/12/04 00:18
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈汝が終わり得ないことが汝を偉大にする〉芸手

■ 怪しき風聞有り。明治多糖産生腑活発酵乳其れ流行性感冒防ぐ之論也。免疫細胞七割腸にて製造されるにて腸内環境整える之根拠也。既に万屋店舗から明治多糖産生腑活発酵乳消え去りて電脳競売にかけられし事有りとの風聞也。全く意味無しと謂えずもわざわざ万屋店舗に行列作るに能わず。日之本伝統発酵食品納豆有る也。納豆菌胃酸に負けず腸内に届く也。納豆臭きにて敬遠するは錠剤にて摂取するが良き哉。或いは朝鮮漬物とて乳酸菌摂取能う也。そも感冒之原因寄生分子粒子にて微生物に非ず。未だ感冒之特効薬無きは此の故也。風邪薬其れ感冒治癒する薬に非ず。感冒症状抑える薬也。寄生分子粒子生体内に侵入するに生体細胞複製能力に乗じて自らを複製する也。さながら見苦流に蠢く蛆虫に似たりて自ら意思を持たず宿主の細胞分裂に乗じて自己複製を続ける也。其れ生命か否か怪しきにて一種之分子機械の趣有り。優れた外来文化兎も角も取り入れたる浅ましき日本人民に似たり。寄生分子粒子防ぐに手洗いうがい慣行励起する之怪しき論有り。寄生分子粒子微生物に非ずして殺菌能わず。そも手洗い之慣行手掴みにて飲食したる後進之国地域に向けたる衛生慣行ならぬかと筆者睨みたる也。

No.61 12/12/01 04:46
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈青年よ大志を抱け〉
苦楽博士

■ 苦楽博士明治政府に乞われ札幌農学校にて教鞭執る也。されど此之格言剰りに高名にて手垢尽きたるに日本人民叱咤激励したる効果逓減したる哉。されど高名之影に面白き小咄隠れる也。黒田清隆苦楽博士に『道徳教育如何にせん』と問う也。苦楽博士其れ一言にて『紳士たれ』と曰う也。日本人民道徳意識高邁なれど紳士淑女少なきは未だ信条内面化されざる故哉。日本人民建国恩人之言葉大事にせぬ故無節操也。
■ 人民無節操なる道徳意識政府主催博戯宝籤に群がるに象徴されり。博戯道徳的犯罪成る事古今東西之例に洩れず。博戯犯罪也と日本政府法規にて明記する也。政府認可したるとて犯罪之片棒担ぐは是犯罪幇助之嫌疑浮上する哉。宝籤配当金其れ同胞人民之負けたる金銭也。成程人民米飯のみにて生くるに非ずして愉悦慰み之為にて博戯宝籤之類社会的必要悪之趣有り。されど博戯そも其れ自体道徳的犯罪なる事変わらず。自ら之信条に従いて紳士淑女たらんとする人僅少にて残念也。
■ 推察するに政府主催博戯宝籤其れ芥川龍之介之『蜘蛛之糸』に似たり也。地獄に垂らされたる一筋之光明にて人民苛斂誅求にても未だ希望喪失能わず也。されど其れ地獄之糸にて群がるは『我地獄之亡者也』と白状するに似たり。仏様神田太之一筋之善行報いて蜘蛛之糸垂らす哉。されど日本政府仏様に非ずして寧ろ閻魔様に似たり。閻魔様地獄之秩序制御するに一筋之糸垂らす也。罪欲に塗れたる餓鬼亡者之類贖罪之地獄巡りの中途にて希望喪失せぬは其れ一筋之光明也。されど其れ所詮亡者之人心集め繰りたる糸にて脆弱哉。脆弱にて引き揚げ能う人民僅少也。僅少にて益々人民群がりて挙げ句同胞人民踏みつけ落としたるにて罪を重ねる也。累々たる罪科重ねし餓鬼亡者之地獄巡り行列現れる哉。
■ 日本人民愉悦慰みにて野球戯れん。されど人生に『一発逆転左様ならば満塁打』無き哉。人民未だ詰まらぬ野球好むは心之奥底にて一発逆転左様ならば満塁打期待したる哉。其れ蹴鞠蹴球の類一発逆転之法無き也。日本人民労働意欲旺盛也と見聞するも其れ博戯之延長之嫌疑浮上する哉。人民博戯に手を出したるは労働詰まらぬ也と白状するに似たり。されど人民博戯に戯れたる場合に非ず。頑張る也人民。皇国之興廃正に人民之労働如何に懸かる也。頑張る也人民。肉体労働者土を勃こす也。感情労働者人心を耕す也。頭脳労働者技術文化を興す也。頑張る也人民。

No.60 12/11/29 19:24
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈第三次世界大戦がどのように戦われるか私には分かりません。しかし第四次大戦なら分かります。石と棒を使って戦われるでしょう〉Einstein

■ 渡部昇一氏曰わく『技術を制する民族世界を制する』也。一理有りと謂えども矢張り是技術愛国主義に傾きたる哉。技術何時しか追い付かれ模倣されん。技術のみにて立国する事能わず。其れ必要条件にて十分条件に非ず。技術愛国主義の反対が所謂閉鎖最適諸島化亡国論也。されど此の論可成り近視眼的歴史観にて怪しき風聞也。そも日之本島国にて文明之溜池の趣有りて閉鎖最適諸島の条件満たしたる哉。其れ有史以来之縮力志向にて日之本技術世界席巻したる事想起すべし。閉鎖最適諸島の趣無かりせば戦後復興能わず也。
■ 左右何れも謂わぬ事有り。其れ日之本言語の安全保障也。既に米利虔言語世界基準にて囲い込みの段階也。言語無かりせば伝統文化之継承能わずして取りも直さず民族非ず。反対に日之本言語世界人民に使用能うは是最大之安全保障也。何故日之本の賢き人言語大事にせぬか首を傾げる也。腑分けするに是或る種之精神論の趣有り。肉体を酷使したる体育会系精神主義に似たり。外面は形而下之技術を語れども其の内実は情緒連綿之感動至上主義の気風有り。技術感動至上的愛国主義の反対其れ即ち感傷的技術亡国論也。
■ 日之本人民未だ古代王制か中世階級社会を生きるの気風有り。国民総背番号制に反対するにて未だ匿名性之揺り籠に甘えたる之論其れ也。国民総背番号制に反対する之論家畜に管理番号付けるは可哀想也の論に似たり。管理番号無きは予防接種受ける事能わず何れ疫病に罹りて孤独死迎えるのみ也。北欧福祉国家にて新しき文明頑なに拒みたる人民之為の特別区画有りとの話也。何時何処にても似た様な頑民有り。幕末にて刀に拘りたる人々是也。其れ金銭理屈ならず最早美学之境地にて説得能わず。拒みたる事其の物美学也の人々なりて西洋岩流反逆思想に似たり。反逆したる事其の物彼らを支える也。其れ嘗て之社会主義運動に於ける造反有理思想也。其れに付けても現代情報技術文明存分に享受しながら匿名性に執着したるは盗人猛々しいと謂うべきか。いやはや何たる頑民。いっそ豊臣秀吉行いたる〈刀狩り〉でもせぬ事には未だ太平之世は来ぬやも知れぬ。

No.59 12/11/29 12:42
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈官僚政治はあらゆる偉大な業績を抹殺してしまいます〉Einstein

■ 日之本人民読書感想文の仕儀修めたるに論理的思考力脆弱なる人多く侍る哉。其れ情緒原理主義之成せる業也。人民商売にて如何に情緒に訴えたるか心砕く也。感動至上主義其れ拝金主義に仕える端女哉。拝金主義誠に日之本人民之王也。日之本の王天皇に非ず拝金主義也。未だ振込詐欺に引掛けられし人多く侍りしは驚き也が振込詐欺成立するは日之本のみ也。権威拝跪と金銭拝跪の両輪の働きにて現出する也。学徒学部選択に於いて『理系文系の得失如何に』と宣うにて学問的興味埒外哉。金銭拝跪猖獗極めん哉。学徒論文提出にて自ら題目設定する能力無き人大学に侍るは驚き也。小学徒読書感想文の題目教師に教えを乞うに似たり。去れど日之本最高学府入学式にて学徒より親御様之人数多く侍る事態にて仕方なき哉。正解詰め込みしくじり失敗許さぬが日之本学歴社会の蘊奥也。高級姦吏しくじり失敗絶対にしたく無き人之集まりにて前例なき事絶対にせざる也。女々しき宦官に牛耳られたるに似て歴代中国王朝之歴史繰返す哉。
■ 見苦流の読書感想文もそろそろ飽き足り。是宦官の作文の劣化複製哉。作文するに電脳駆使して複製貼付する人多く侍る也。小学徒読書感想文にて複製貼付するは罷免されど大学徒論文提出にて複製貼付するは学問的犯罪にて学府追放の憂き目有り。人民今少し頑張りて書見して読書感想文記す也。去れど其れ氏名無記入なるは落第也。拝金的信条にて零点取り足るは個人の自由なれど氏名無記入は零点能わず。其れ存在無きにて資格授与したる主体無き也。氏名無記入の感想文社会之人たる条件能わずして権利無き哉。

No.58 12/11/27 19:50
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈人間は宗教的である間だけ文学と芸術において生産的である〉Goethe

■ 日之本人民読書感想文之仕儀修めたるに作文上手な人多く侍る哉。其れ最も作文上手なるは奸計弄し人民支配したりて日本丸之舵輪握りたる姦吏也。被災地之復興遅れたるは泡沫経済現出し国債長期金利上昇し財政破綻之憂き目防がんが為哉。宝籤六億円是似非証券に似たりて巧き商売哉。其れ印刷代にて人民より金銭巻き上げたる総和減算博戯にて胴元之国家必勝之博戯也。恐ろしき絡繰り也。収益建設予算に編入されしと謂い侍りしも其れ寄付に似たり。人民相互に寄付するに国家より徴税されるに隠匿したるはふざけたる話也。畢竟此の国姦吏在りて人民無き也。一億総公務員之国にて奴隷人力にて動かしたる古代之船に似たり。
■ 手塚治虫曰わく。『女流漫画家の其れは官能的である』也。手塚治虫人格者にて全て文言せぬが賢き人閃く也。其れ女流漫画家の仕事無闇矢鱈に官能的なるが男性諸子之御眼鏡に適う作品少なし。其れ女流小咄家とて同じ也。無闇矢鱈に性的表現暴虐表現使い侍るも世人之琴線触れる事少なし。虐辱趣味公言せし官能女優にも似たりて若干之憐憫を伴いつつ売名の嫌疑浮上する哉。内田春菊之凄絶なる生い立ち記したる『姦通父』所見するにて其の冷徹なる筆致世之売文家之其れと好対照也。
■ 日之本文字象形にて漫画に似たり。斯くして絵浪漫画読みたると同じに文字にて精神的勃起する人在り。電脳右翼此の類也。女流小咄家過激なる文字使いたがるは官能女優科を作るに似たり哉。
■ 世之御婦人方曰わく。『男性諸子絵浪漫画成人動画にて妄想構築せり』。一理有りと謂えども其れ全く正反対に『御腐人方男色小咄にて妄想構築せり』と謂える也。即ち男色小咄にて行われたる其れ男女間行為なれど同性間にて男女間之其れ模す必要無き也と謂ふ冷徹なる事実也。文献に拠れば男色行為其れ尺八相互手淫等指す也。挿入なかりせば行為成立せし之判断是男根主義的にて不思議也。男根主義に傾倒せし子女もしか処女之嫌疑浮上せりが去れど是謂わぬが花哉。

No.57 12/11/27 02:19
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈如何なる問題もそれを作り出した同じ意識によって解決することはできません〉Einstein

■ 日之本に読書感想文なる珍妙なる教育課程在り。感想文と題しも下卑たる感想記すは喩い冗談とて是却下の恐れ在り。当たり障り無きか採点者の御機嫌に適う感想なかりせば読書感想文之課題達成に能わず。其れ空気読み従順なる国民生産する為之在る種の精神修行の趣在り。其れ為にする読書にて徒に国民之読書離れ及び其の反動たる読書信仰煽る哉。されど本屋に積み上げられし書籍其の七割売文の所業也。原稿隙間埋め糊に口する人々の所業にて其の中身ほぼ無き也。謂わんや敬語等学習能わず。
■ 『事実ハ小説ヨリ奇ナリ』とは巧き標語也。されど是亦尤もらしきが故膾炙したるに怪しき風聞哉。腑分けする也。成程技術一日伸長にて時勢時々刻々変化するにて現代社会之謎解き難儀也。されど奇妙奇天烈なる事件惹起されるに必ず科学技術にて解明されん。そも小咄事実と比較之引き合いに押出されしは売文家に拠りて脚色されんが為也。畢竟事実も小咄もそも詰まらぬが面白き事求めし人間精神之躍動にて奇妙奇天烈成るべし。
■ 詰まらぬが故思い詰めたる人多し。日之本人民労働其れ救済宗教にて労働なかりせば思い詰めたる人多し。齢六十四を重ねるも家族屠る之所業真に此の故也。信仰奪われたる人可哀想也が信仰深きは狂信者の嫌疑在り。其れ自爆したる原理主義者に似たり。
■ 東京大学之柳川教授既に国家戦略会議にて〈四十歳定年制〉主張せり。奇しくも筆者と相似の主張也て面白き哉。近代既に時代之役割終了せり。近代其れ熱量之原始的蓄積之時代にて是消費蕩尽せねば価値収斂下降局面打開せず。戦後日之本経済簿価解決株式持合にて価値収斂上昇局面にて多量の含み益算出せり。其れ隠し金山に似てて企業福祉厚くするに及ぶ也。斯くして企業強く也会社員弱くなる也。日之本人民政治的に死に体なるは此の故也。されど是地球規模的価値収斂下降局面にて将棋倒しの趣在り。是物理的に止める方法無き故一国家之金融政策にて防ぐに能わず。安倍晋三之主張時代錯誤哉。

No.56 12/11/26 02:11
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈興味のなくなるところ記憶もまたなくなる〉Goethe

■ 日之本英雄像是忍ぶ者也。情緒纏綿たる文句鱈鱈之心情吐露是社会風紀違反也と弾劾されしはこの故也。されど電波放送にて河原乞食珍問屋の類御笑い芸にて情緒纏綿文句鱈鱈なる心情吐露すれど非難之対象に成らず。寧ろ其れ社会風刺の趣に傾き御笑いに成る也。世人労働者頑なに緊張の糸張るが故本音ぶちまけたるにて御笑いに誘う也。緊張程度高き故緊張弛緩させたる御笑い過剰供給されり。果たして稚拙なる御笑い芸持て囃される也。されど是裏返して眺めるに日之本人民稚拙なる御笑いにて噴飯したるは精神清きが証左也。米利虔の御笑い之如く機知に富し黒き冗談好かぬは精神汚濁疑うが故也。此の日記にて黒き冗談披露したるに筆者精神汚濁之嫌疑かけられしは正しく此の裏返しの作用にて其れ唯心論の力学也。
■ 忍者英雄にしたる嚆矢は山田風太郎之忍法帖群像也。戦後管理社会にて隠忍自重したる人々に一服之清涼剤提供したる哉。甲賀忍法帖群像其れ最先端指数電気紙芝居にて再演されし事記憶に新しき哉。忍法帖群像画期的なるは既に複数戦能力戦展開し現今之少年活劇漫画之雛型提供せし事哉。是副次文化之分岐点也。
■ 指数技術的分岐点九十年代に在り。国産電子遊戯『悠久幻想第七編』之電波放送宣伝にて眼が醒めんが如き美女出演し話題誘う也。其れ電子演算にて形成されし擬似三次元美女とて絡繰り明かされし世人驚嘆せん。悠久幻想第七編米利虔にて百万枚売上金字塔打ち立てたる。細々しい国産電子演技遊戯米利虔に不評なれど百万枚売上たるは指数電気紙芝居之影響大也哉。電気紙芝居にて透明版画と指数描画之融合されし嚆矢は『青之十六号』也。初代遊駅之動画並之出来映えなれど画期的なる試み也。
■ 山田風太郎現今の少年漫画に影響与えし事同様に副次文化の潮流連綿と後世に繋がる也。媒体融合宣伝之先駆け『機動警察労務隊』其れ『大捜査線之演舞』之制作陣に影響与えん。其れ管理社会に塞殺されし人間の慟哭活写する人間賛歌にて日之本人民の慰みにならん哉。其れ忍ぶ者之慰み也。徒なる懐古趣味其れ只の感傷主義にて実態を知らず。知らぬ実態を懐古するは痴呆健忘症の疑い在り哉。

No.55 12/11/25 04:03
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈人間の意識が彼らの存在を規定するのではなく彼らの社会的存在が彼らの意識を規定する〉Marx

■ 安倍晋三『国防軍に改称しる!』と宣う也。国防軍なる呼称に拘りしは形式論の極み也。自衛軍とて同じこと也。其れ所謂為にする議論にて言葉遊戯の感在り。其れ戦国時代占易を使役せし軍配者に似たり。『此の合戦全軍奮戦する也。さすれば勝利能う也』と軍配者宣う也。果たして勝利にて『奮戦能う也』と謂い侍り敗戦にて『奮戦足らぬ也』と宣う也。其れ呪術に似たり。面白き哉。
■ 日之本歴史探究方法是西洋実証主義の輸入品にて形骸也。其れ史料絶対主義也。史料無きは存在無き也と宣う仮説也。史料無きは存在無き也に非ず。在りか無きか判らぬが妥当也。云わんや第二次第三次史料現存するに及びて是無視するは歴史に対する犯罪也。
■ 日之本中世に於いて第一級知識人是僧侶也。最先端文明国中国より文物輸入し翻訳紹介し日之本に文明之光明齎す也。果たして僧侶技術知識掌握し商利独占に走る哉。其れ本願寺一大勢力也。其れ西洋職業組合に似たり。実地に働くは雑賀衆の如き溢れ者也。僧侶頭脳労働者にて権益之移譲にて肥腹する也。宗教者堕落するにて世の中麻の如く乱れん。織田信長楽市楽座を創設し溢れ者集め戦闘専従者に仕立て武備を整え未だ半農兵使役せし大名駆逐するは当然の帰結哉。
■ 蒙古襲来にて闘いたるも矢張り武士に非ず。溢れ者之若者也。日之本支えしは隠忍自重したる数多の忍ぶ者也。其の殆ど文盲にて史料残せずは当然也。所謂くノ一創始したるは武田信玄也。其の実態障害者文盲者被差別者集め御札師にて全国に放ち情報収集させる間者也。是公共事業にも似たり。
■ 戦後日之本支えしも矢張り年間三万にて落命せし忍ぶ者也。其れ使い捨ての人々也。度重なる動乱皆が新しき世を求めんが為の鬼哭也。此の叫び聞こえぬは為政者たる資格無き也。

No.54 12/11/24 00:39
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈人は皆自分の靴のサイズで物事を計る〉Germanyの諺

■ 面白き風聞在り。『御器被り畏怖したるは日之本人民及び米利虔人民のみ也』との風聞也。事実らしき風聞なれども怪しき風聞也。そも日之本と米利虔之御器被り異種也。日之本人民と米利虔人民のみ也と論撃対象狭めたるは面白き哉流布したる。此の論旨畢竟『御器被り畏怖したるは近代都市文明享受したる人民のみ也』と解読する也。其れ即ち養老孟司論ずる脳化社会也。
■ 日之本人民世界の残飯に集る御器被りに似たり。日米戦後米利虔之配給にて息災し亦米利虔墨守したる自由貿易体制にて復興せり。去れど図に乗りて自動車電化製品米利虔に売り侍りしに米利虔の産業脅かすに至る也。仕方無きに食糧関税障壁撤廃に至り世界食糧大量安価に流入する也。斯くて外食産業隆盛し自由労働者経済現出せり。自由労働者之担い手学生専業主婦ら不安定なる労働者也にて使い捨て之潤滑油に似たり。日之本年間食糧廃棄額二二兆円にて米利虔と良き勝負哉。されど人口少なきにて日之本の勝利哉。
■ 近代都市文明的恩恵一心に享受したるも其の得失無視したるはあべこべ也。其れ即ち都市生活的匿名自由性の利得に伴う得失也。仮に児童間苛虐発生したるも『我無関係也』と謂い侍りしは自由度高きが故也。責任感薄き人々の集まりにて秩序低きに傾くは当然の理也。諸々に都市文明享受し侍るも其の得失文句侍るは只の御登様也。
■ 文句は行政に突けるべし。されど日之本公務員絶対数僅少にて質低き也。然らば給与削減し新たに公務員雇う也。然らば行政向上し失業者減少する也。『公務員給与上昇スベシ!』の論見掛けの統計数字にて即断し事実らしき風聞に眩惑されしと白状するに似たり。嘲うべし。
■ 日之本列島放射性廃棄物と残飯にて塞殺 lock out されし世界的最終廃棄処分場に見做されし兆候在り。米利虔軍人に放尿蹂躙されしは象徴也。日之本人民御器被り並之浅ましさと其の生命力にて世界的被苛虐人民に成り果てる哉。畢竟日之本政府米利虔之武威に苛虐されるが故人民に苛斂誅求加えん。政府に苛虐されし人民より弱き人民に苛虐加える哉。そも苛之字義小さき草之意也。虐の字義虎之爪之意也。米利虔之爪にて脅されし日之本人民小さき草を刈る哉。愛でる事能う可の仕儀に似て苛虐加えられしか否か本能的に判断する也。其れ巧みに残飯の在処嗅ぎ分けたる御器被りに似たり。

No.53 12/11/22 09:45
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈科学とは日常の思考の精練に他ならない〉Einstein

■ 世に事実らしき風聞在り。事実らしきを装うが為真なる事実駆逐し過ちたる風聞流布する事在り。事実らしきの実態其れ尤もらしき哉。尤もらしき実態其れ事実からの論理の飛躍具合也。難儀なる体勢から之返す刀にて面白き殺陣に似たり。其の実態面白き意外性に在る哉。面白きが故人口に膾炙する也。
■ 枚挙する也。西郷隆盛なる人物剛毅木訥なる心象人々に与えん。去れども西郷隆盛一枚も写真肖像遺さず。巷間流布したる肖像全て想像之産物也。或いは西郷隆盛征韓論主張せず。手紙にて確認出来る也と是右側の主張也。或いは彼の者手練れの間者にて江戸城下にて藩邸焼き討ちするに及び大政奉還したる幕府を挑発するに及ぶ嫌疑在り。亦赤報隊組織し官軍政権取りし暁には年貢半減也と行く先で宣伝させ民意を味方に附け挙げ句偽官軍として処刑せしめる残忍なる謀議計画性顧慮するに附け果たして彼の者教科書に載せる程之人格者なる哉の嫌疑生まれし事仕方無きに非ずや。
■ 亦維新回天の立役者坂本竜馬に非ず。中岡慎太郎也。中岡慎太郎の政治力関係者全て認めし事也。政治力とは有形無形なる力にて人心動員するの力也。中岡慎太郎の政治力竜馬を凌駕する也。教科書に特筆大書すべし。傍亦坂本竜馬に吉田東洋暗殺の嫌疑の説在り。彼の者遊郭にて遊興したるに梅毒に罹りし事中江兆民証言したる事実は是日本史の禁忌也。其れ偶像崇拝されたる為が也。
■ 日之本人民未だ日本史理解劣るは此の偶像崇拝化の力也。徳川家康之天下取り支えたるは代々豪商たる鳥居家也。日之本山岳国家にて陸運難儀也。馬車発達せざるは此の故也。而して水運発達し鳥居家財を成すなり。鳥居元忠土着の間者用いて斥候に当たる也。是情報力の相違也。
■ 偶像崇拝化の力其れ即ち権威崇拝也。権威崇拝西洋に及ぶに西洋慣習拝跪に成る也。日之本人民然らば麺類食するに及び箸を使うべし。其れ日之本人民の根源的慣習也にて匙にて丸めるの如何に関わらず也。箸にて西洋麺類食するに自信なきは是西洋拝跪の証左也。
■ 権威拝跪は政治家にも及ぶ也。彼ら先生と尊称されるが証左也。去れども彼ら代議士にて特別能力必要無き也。唯現行一致の機械也。投票率勘案するに既に日和見之民意出たり。無関心の外面装うも其れ即ち静観也。日之本人民敗戦に拠り盲目的愛国主義之愚を学習する也。『愛国主義は悪漢の最後の隠れ家』なる格言肝に銘ずる先進国人也。

No.52 12/11/21 00:38
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈賢い者と愚か者は同様に害が無い。半分賢い者と半分愚かな者が最も危険であある〉Goethe

■ 日之本に縮力指向在り。事物に間隙見出し隙間を許さず間断無く詰める気風也。其れ弁当に象徴的也。間隙勿体無き也故間隙詰める也。弁当は日之本文化の一能也。去れども人格特徴弁当なる気風少しく不思議也。腑分けすべし。
■ 日之本伝統的に食物を粗末にせずの気風有り。一粒の米粒に一柱宿りしと謂い侍りし人多し。或いは森羅万象之生命讃歌するが故也。其れ汎神論多神教の世界也。或いは生産者に感謝と畏敬の念を抱くが故也。徒に米粒こねくり回し人格特徴付与したるは此の精神に外れる也。寺子屋にて〈我勉学詰まらぬ也〉と白状するに似たり。親の意向にて徒に華美なる化粧施し高貴品身に纏いし可哀想な子弟に似たり。畢竟是貴族根性の発露也。去れども優者の責務免債されたる平民が貴族の真似事なれば徒に気位の高き人世に溢れん。或いはそも日之本人民貴族並に芸術意識高きが故か或いは気位高き人多く侍りしか。
■ 何れ食したる弁当に手間暇蕩尽し華美なる装飾施したるは貴族の道楽に似たり。奢侈贅沢の気風也。食し滅するが故に華美装飾施したるは成程風雅也。其れ桜に似たり。桜は花弁矮小なるが故に西洋にて人気芳しく非ず。而して桜の醍醐味は量に有り。景観一面に桜の華咲き乱れしは日之本人民の精神の拠り所にて人民精神象徴したる也。正しく量を質に転化させる作用也。
■ 亦桜の華小さきが故愛でられる事在り。桜の華大なれば美しき景観生まれず。一糸乱れぬ景観の美しさは小さき事緻密なる事其の要諦也。小さきが故愛でられるは精密機器電子部品に顕著也。其れ世界を席巻せし気風と技術也。小さき事愛でられしは緩人格特徴に象徴的也。緩人格特徴は少しく気位抜けたる所に生命在り。或いはばさら傾きの趣在り。甚だ愉快也。亦秋葉原四十八嬢其の座席巡り選挙運動する也。篩に掛けて恒久偶像産み出さんとする営為也。中身はさほど問題にならず運動其のものが主眼也。量を質に転化させるが作用也。其れ根性論に似たり。
■ 或いは行列の気風有り。行列に間隙作りしは空気読めぬ人と弾劾されし事多し。後背から籠にて押出されし事有り。日之本人民規律正しき人々也と謂えども規律に盲従し人心喪失せし人多し。其れ機械に似たり。選挙にて投票すれば事足れりの人に似たり。甚だ滑稽也。

No.51 12/11/19 03:35
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈優れた者は他の者より損である。人々は自分を彼らと比較出来ないので彼らを監視する〉Goethe

■ 日之本に未だ唯心論の気風在り。森羅万象全く精神の映ずる論也。即ち形の不浄なるは精神の不浄の故也と云い侍りし人甚だ多し。喩えるならば薬物に手を出したるは其れ即ち精神の脆弱なると云い侍りし人多し。倫理道徳的に一理有りと謂えども構造的腑分けの役に立たず。
■ 仏陀曰わく自業自得因果応報也。〈前世の業現世に映ずる也。現世の得前世の業の故也〉と云い侍りし旧い宗教者に籠絡されし人々を解放するに在り。真に科学的也。去れども日之本人民仏陀の真意理解せず或いは過ちて使いたる事多し。畢竟自らを良く見せんが為自業自得と宣う也。其れ差別思想に似たり。甚だ鼻持ちならぬ人多し。其れ学問思想輸入品で在るが故の不幸也。
■ 千利休曰わく〈無能なるが一能也〉。高倉健曰わく〈我不器用也〉。Antonio猪木曰わく〈馬鹿に成り申し候〉。李子龍曰わく〈考えるに非ず、感ずる也〉。カカロット曰わく〈森羅万象我に精神分け与え賜え〉…云々。真に唯心論の世界にて愉快也。
■ 世の中に虚業在り。人々の眼前にて歌唱運動玉転がし等披露して金銭賜う人々也。去れども玉転がしの気風なくば其の人唯の只働きにて骨折り損の草臥れ儲け也。然らば何故に虚業成立すべしか。世の中豊かに成りて企業に剰余金有りて運動倶楽部創設する事多し。運動選手養成し大会を開催し懸賞金を賭ける事多し。其れ古代貴族王族の道楽に似たり。文化繚乱し産業活発に成りし事受け合い也。甚だ愉快哉。
■ 古代Rome之panとcircusなる施策有名也。市民百万の内二十万市民政府支給したる無料穀物受給者也。日之本労働人口六千万人に比して二百万なる数字驚異か否か構造的に観るに頭を捻る也。或いは日之本に御陰参内の気風在り。日之本にて未だ宗教改革勃興せず。Russiaと同じ未開也。日之本人民精神卑屈なるは宗教無きが故也。

No.50 12/11/17 04:56
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈芸術も人生と同じく深く入り込めば入り込むほど広くなるものである〉Goethe

■ 西洋芸術概念にファムファタル在り。聖書に於けるサロメが嚆矢也。男の命運狂わす魔女の意也。尚一応付言するれども聖書は一冊の書籍に非ず。幾許かの小咄を纏めたる物故色々諍い在り。外典偽典或いは新しき死海文書等発見されり。甚だ編纂に問題多し。従えば契約の新旧等些末也。賢しらに新旧の如何等問答されし事踏まえ予め記す也。
■ さて日之本に新世紀エヴァンゲリオンなるanimation在り。エヴァンゲリオンとはGreece語で福音の意也。登場女性名全て旧日本軍の軍艦にて統一されし事甚だ有名也。去れども其処に政治的暗喩を見出すは全く無益無意味也。業界に於いてnamingの拝借は語呂を愉快にするが故の常套手段也。亦古来からAnigramの気風は連綿と在り。Anigramとは言葉遊びの意也。
■ 政治的暗喩を汲み出すは無益なれども象徴的意味合いを汲み出すは甚だ愉快也。例えば綾波レイなる子女〈雑誌の部数を操る少女〉と迄呼称されり。当時のEVA boomはTV newsも採り上げし事にて知らぬ存ぜぬと云い侍りし者は余程の若人かモグリ也。而して綾波レイなる子女の実態は何で在るかと問うに主人公の母親のcloneにてげに恐ろしき絡繰り也。真に綾波レイなる子女ファムファタルの要件満たせし。
■ 然れども此処で想像の翼休めるは詰まらぬ也。試みに拡大解釈しファムファタル=世界救済の鍵たる女性と解釈すべし。然らば突如として古今のanimation或いは小咄に灯台現出せり。甚だ愉快也。

No.49 12/11/16 08:37
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈芸術は見るに堪えないものを表してはならない〉Goethe

■ 最近頓に西洋gardeningに傾倒する御婦人方在れり。然れども幕末明治時代に来日した英国人が日本を東洋の黄金郷として賛嘆し紹介したる事実を踏まえるならば是も亦あべこべ也。即ち日本景観は既に都市風景と田園風景が融合したる見事なる芸術作品で在ったのだが岩倉使節団を初めとする日本人は工業化こそが西洋化也と早合点したれり。或いは西洋景観は産業革命と第一大戦に拠り焦土と化して居る為其の殆どは人工の植樹也。西洋風景の美しきは人工が故也。西洋gardeningに傾倒されども景観に無頓着なるは誠に滑稽也。
■ さて西洋芸術と日本芸術を比較するに是も亦あべこべの形也。即ち西洋芸術は建築物絵画のように俗世間を隔てた向こう側に人間精神を未来永劫に留めたる欲求也。翻して日本芸術は生活の周りに溢れて居り生活其の物を芸術化する形也。レジ店員の如き単純労働者にmannerを求めたる所以は此処に在り。また末端労働者の仕草が職人芸として賛嘆され美学の境地に至るも此の故也。日本では死人はホトケと暗喩され死ぬ事は〈仏成〉と呼称されり。即ち死ねば皆が仏で在り仏の前の平等也。曼荼羅的Animism此処に観たり。
■ 21世紀の現在に至りても旧いmannerや敬語に厳しい人在れりは金銭の為ならず芸術活動の故也。日本の俗世間の摩擦誠に日本人民の芸術意識の高邁なるが故也。誠に合点せり。然れども此の日記は俗世間を嘲う狂歌の真似事にて此の日記に嫉妬するは図星也と白状するに似たり。俗世間を嘲うが故細々しい節約術の披瀝等は反対に物笑いの種に成る也。亦誤字脱字など油断せりはミクルに蠢く手練れの狂歌師の餌食也。

No.48 12/11/15 04:59
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈何も考えずに権威を敬うことは真実に対する最大の敵である〉Einstein

■ 一説に拠ると所謂猥褻と云う概念は権力者が特定の女性を下々の者共の眼に接触させぬよう隠匿して措きたいと云う営為から濫觴したと云う。成程確かにAdamとeveの様に皆が皆平等に裸で居れば最早猥褻と云う概念は存在し得ない訳で在る。
■ さて以上の仮説を試みに右翼と左翼の対立に換言してみるならば右翼とは権威に従属し自らが拠って立つ権威の源を守り隠して措きたい人々で在り左翼とは其の真実を科学的に暴きたい人々で在るから真実を隠して措きたい右翼と真実を暴きたい左翼で意見の合意が達成され得ないのは或る意味で当然の成り行きと云えよう。
■ さて我々が常々疑念で在ったのは日本の保守右翼の『米軍に隷属する事が即ち愛国で在る』と云う所謂ポチ保守的な無節操分裂症的nationalismの濫觴する其の根源的理由で在り蘊奥で在る。結論を先に述べるならば其れは矢張り権威やmoneyに対する情緒的盲従で在る。彼・彼女等は畢竟Russiaが占領すればRussia軍にChinaが占領すればChina軍に尻尾を振り盲従する訳で在る。理屈で類推すれば如何にしても其の様な結論が導出されるので在る。
■ 勿論私は単純に米軍に隷属する事が悪で在る等と主張したい訳ではなく唯米軍に隷属するべきだと主張する人々の自信の無さと焦りを観察するので在る。然しそもポチ米軍皇国史観等と云う御花畑に引き籠もって居る腑抜けの右翼保守に其れ以上のpathosを期待するのは可哀想と云うべきだろうか。
■ 日本政局は正しく鼠の嫁入り(散々迷って元に戻るの比喩 日本昔話より)状態で在るが其のような政局の混乱状態を惹起するのも正しくAmericaに権力の蘊奥を蹂躙されて居るからで在ろう。今や日本人民は高給を保証され得なければ誰も公務に就きたがらぬと云うので在るから正しくApathyと拝金動物性此処に極まれりと云う感じで在るが然らば経済的に困窮すれば早晩此の国は滅びるので在ろう。

No.47 12/11/14 02:46
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈人は努めている間は迷うものだ〉Goethe

■ 近代化の蘊奥で在る機械化合理化は言語の統一化等共同体の組織化をも促進するが其れは人類にとって在る意味では幸福の時代で在った。其れは人類が初めて合目的性を帯びた人生設計を構築し得る嚆矢で在った。南方熊楠の如きNeetで在っても一定の学問的業績を残せる人類にとって福音の時代でも在った。否誰しも一定の学問的訓練を受講し一定の成績を残せば一定の社会的地位と給料を支給され得る事が可能で在ると云う非常に高い確率で齎される希望的観測に従属する事こそが近代人の証左でさえ在った。
■ 所謂詰め込み教育とは予め規定された〈正解〉を覚え込むもので在り其れは南方熊楠のような科学的学究とは正反対の性質のもので在ったと云える。其処では〈正解〉を暗記する事が正解で在り正解に到達する迄の知的営為は捨像されるべきで在ると詰め込まれる。其れは或る種の忍耐を計測する心理gameの様相を呈し其処では自然と人間はある種の精神的鈍麻を要求される。そして精神的鈍麻の極致が繁文縟礼慇懃無礼を物ともせず税金に拠るサボタージュに何らの痛痒さえも感じない数多の日本の官吏で在る事は云う迄も無い。
■ 最近頓にmannerや敬語に拘る人々が増加した所以は一つには機械化合理化の果てに存する以上に観察した社会その物の官僚化で在る。其れは形式論の極致で在るしまた貴族根性が猖獗を極めると換言しても良いし或いはオルテガの云う大衆の反逆と敷衍しても良かろう。唯然し一つ気になるのは貴族化官僚化した人々のApathy(pathos喪失の意)的性質で在り。勿論Apathyの双子の兄妹はhysteric的精神でも在る。精神的に鈍麻した人々が一方ではhysteric的に形式論に拘るのは喪失したpathosの矛先を異分子や弱者に転回した故で在ろうか。

No.46 12/11/12 01:18
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈国家は現代に於ける偶像となっています。その催眠術を逃れることの出来る人は殆どいません〉Einstein

■ 真に近代と云う短い時代に勃興した信仰宗教こそがnationalismの実態で在った。此は文化的民族的相似性を唯一無二の教義に収斂させようと云う外面的に科学的手法を装っていた為在る意味では既存宗教よりも強力にrealityを伴い人々を煽動洗脳し給うたので在った。nationalismを喩えるに其れは麻薬で在る。丁度外科的手術に於いて人間に麻薬が益するように用法用量を厳守する事でnationalismは人間社会に資する事が初めて可能と為る。然しながらnationalismと云う麻薬を常用して居れば果ては靖国神社と云う精神病院に入退院を繰り返し最早nationalism無しでは生きて行けぬ廃人と為るで在ろう。或いはnationalismの効用が切れ幻覚幻聴等の妄想に憑かれ禁断症状を惹起し果てはnationalismの刺激を求め反社会的行為に手を染める事は火を見るより明らかで在る。
■ さて日本史に於いては讒言が一つのkey wordで在る。讒言が醜聞と車の両輪で在る事は明らかで在る。歴史を誤らせた讒言に於いては孝明天皇に対する其れが象徴的で在ろう。孝明天皇が公卿連中に『夷人はどのような物を食すのか』と問うと公卿連中は『夷人は生娘の生き血を啜り其の肉を食ろうて居るようです』と答えたと云う。赤wineを飲みsteakを頬張る西洋人の姿は成程当時の日本人の眼には真に畏怖の光景に映じたに違い無い。然し私は此処に公卿連中の西洋人に対する嫉妬心や天皇の覚えを良くしたいと云う出来杉君syndromeを観るがどうであろう。当たらずとも遠からずと云った所で在ろうか。
■ さて公卿連中の讒言に拠って孝明天皇の御心は急進的な攘夷に傾倒して行く。尊皇と攘夷と云う本来は別個で在る筈の思想が融合し〈尊皇攘夷〉と云う一大思想潮流を形成するのは以上の理由に依る。『天皇の御心が攘夷なのだから攘夷を履行しない幕府は不忠で在る』と云う訳で此が底辺の武士で構成される攘夷論者にどれだけ誤った勇気を与えたかは計り知れないものが在ると云えよう。

No.45 12/11/09 22:19
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈古人の跡をもとめず、古人のもとめたる所をもとめよ〉松尾芭蕉

■ 人間が確実に進歩して居る証左として〈親不知〉の歯が在る。何故親不知が在るかと云うと顎が小さくなり不要と成った為で在る。では何故顎が小さく成ったかと云うと人間が火を起こし炊事を始めた為であり其れに拠って食物を柔らかくして食する事に成功した為である。火の発見は正しく科学の嚆矢で在るし炊事に拠って堅い木の実を柔らかくした事は食糧生産性を増大し長寿命化を齎した事は容易に類推出来よう。正しく火の発見は人類にとって福音で在った。『昔は良かった!』と云う方は親不知が痛み出しても抜歯せずに生活して欲しい。
■ 漆の英語名がJapanで在る事は有名で在るが何故古人は漆を利用したのかと問うに耐腐食性耐磨耗性耐熱性と色々実益面で理由を挙げることは出来るけれども矢張り其の光沢の美しさに魅了された故で在ろう。翻って現代に於いては石油plasticが其の代替を担って居ると云えよう。petbottleが売れる理由の一つは彼のplastic製品の光沢ではなかろうかと私は睨んで居る。然も様々な形状に加工されdigital印刷でpackageされた其れらは最早古代のあらゆる陶磁器類を凌駕してしまって居るというのは言い過ぎで在ろうか。
■ 然しながら人類のenergy史に於いて石油の理由は其れ迄とは明らかに様相を異にするepoch makeな事象で在った。即ち石油は只energyに成るだけでは無く日常のあらゆる物品に改変可能で在ると云う事なのだ。然もplasticは鉄と同様に鋳直す事で再利用が可能で在る。以上の事実を鑑みるに我々は正しく最先端文明を享受する市民で在り確実に現代こそが歴史上最も人類が繁栄している状態であり物理法則に従って我々の未来には無限なる光明が拡がって居る事は間違いない事実であろう。

No.44 12/11/09 02:01
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈常識とは18才迄に身に着けた偏見のcollectionを云う〉Einstein

■ 明智光秀は朝廷mannerに通じた教養人で在った為恐らく朝廷を軽んずる織田信長に反感と疑念を抱いていた筈である。然らば本能寺の変の謎説きにも補助線が引かれよう。
■ 勿論現代に於いても矢鱈にmannerや一般常識に五月蠅い人々が居て驚くのだが然し彼らがどの様にmannerや一般常識を身に着けたかと問えば恐らくTVの影響が大である。頭の良い人々はTVの功罪の罪ばかり採り上げるのだが功を採り上げないのは片手落ちの議論で在ろう。TV程一般庶民に常識やmannerを敷衍させた文明の利器は空前にして絶後であろう。我々は現代と云う時代を今生きているが為中々鳥瞰的に構造問題を俯瞰する事が難儀であるが然し狼煙手旗信号電信郵便といった人類の情報技術の歴史を振り返ればTVが果たした役割が真に大であると言わざるを得ないのである。従って現代に於いて一般常識や敬語を身に着ける最良の方策はTVを観る事である。実際日本語を習得する外国人の殆どはTVで学習したと告白している。
■ そも(代名詞「そ」に係助詞「も」のついたもの。今まで述べたところを漠然と受け次を説き起こす語。多くは文のはじめに用いる。そもそも。それにしても。さて。いったいぜんたい。旺文社 古語辞典より)mannerや一般常識とは何であるかと推察するに当該社会に於ける情報伝達を円滑にする為の潤滑剤に似たもので在り従って潤滑剤で在る以上其れは使い捨ての性質を帯びてくるものであり旧くなったものは破棄しなければ寧ろ当該社会に摩擦を惹起するもので在る事は議論の余地はないのである。例えば此の日記のように旧い言葉を使えば〈抹香臭い〉として若者から遠ざけられるのは或る意味では当然の成り行きなのである。
■ さて此の日記が電撃殺虫器で或ると予見した通り今やミクルは累々たる釣りスレの屍が折り重なっている事は我々が具に観察している。その死臭たるや凄まじいものが在るが然し〈飛んで火に入る虫〉は燃え尽きる其の刹那まで夢見心地で在ったであろうから賢しらに可哀想等と憐憫するのは野暮と云うもので在ろう。

No.43 12/11/06 22:16
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈結果というものに辿り着けるのは偏執狂だけである〉Einstein

■ 世間の累乗的加速度的進歩のengineは人間の内に存する世界を改変し人間の益に供せしめようと云うFaust精神で在る事は疑いが無い。亦其の蘊奥から機械化合理化と云う近代的価値観が濫觴する事も改めて述べる迄も無い。織田信長は正しくFaust的精神の持主であり関所の撤廃や楽市楽座に因って機械化合理化を推進した近代的価値観の持主で在った。
■ 紙は既に前漢時代から存在したが其の発明者の名は漠として知られていない。是は現代に於いてkaraokeやvinyl傘を開発した人物の名が明らかで無いことにも似ている。後漢時代に製紙技術を確立したのは蔡倫と云う人物で在る。木簡竹簡が当たり前で当時に於いて紙と云う或る意味では劣った技術に拘り改良を加えた蔡倫は誠にFaust的で在った。
■ 機械化合理化の恩恵を一心に享受しながら機械化合理化の価値観を批判する人物が居たらばあべこべであるから世間の嘲笑を浴びるで在ろう。私が最近可笑しかったのは所謂〈いのちのsoup〉なる議論で在った。其処で使用されている豊富な野菜類は正しく機械化合理化された近代農業の成果で在り亦附言するならばそも野菜類に含まれる栄養素そのものが減少して居ると云う近代的合成の誤謬問題をも彼女等は全く看過して居ると云う現実である。あの光景をある種の啓発seminarかmultiか新興宗教の其れに既視感を覚えたのは私だけではあるまい。
■ 世の中には確実に頭の良くなる食材が在る事が科学的に明らかになって居る。其れはcurryである。curryに含まれるカルダモンと云うspiceが頭の働きを良くする事が明らかになって居る。0を発見したIndia人の名前も漠として知られていない。

No.42 12/11/05 01:20
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈個人を富ます貯蓄は経済全体を貧しくする〉Keynes

■ 試みに世間の仕事を〈実業〉と〈虚業〉の二つに弁別してみよう。然らば実業とは何であろうか。取り敢えず現場でものを作る仕事と云えそうである。或いは地球からenergyを取り出したり加工する人々とも云えよう。即ち世の中の実際に形而下の領域で役に立つ実益をもたらす生業と云えよう。
■ では虚業とは何であろうか。虚業は実質的には人々の役には立たない。或いは生活に必要不可欠と云う訳ではないけれども精神的に豊かさをもたらすある種の清涼剤或いは潤滑剤に似た形而上の領域に属する生業と云えよう。
■ さて人間が生命を維持する為には究極的には管に因って生命維持装置に繋がれて居れば良いだけの話であるけれども勿論我々は其れだけでは満足し得ない。人間が人間らしく生活して往く為には形而上の領域を看過する訳には行かない。形而上の虚業とは即ち文化産業である。
■ 例えば或る種の草花は人間に精神的豊かさをもたらすが為特別に愛でられ品種改良等も行われ品評会や或いはgardeningの用として世の中に益あるものとして供すものである。然しながら人間に精神的豊かさを特にもたらさない草花等は斯様な扱いは為されず其処には文化的産業は成立し得ないので在る。
■ さて世間の有り様は秩序と其処からの逸脱である無秩序或いは逸脱に因って構成される。と言っても何が秩序で何が逸脱であるかは全く人間の形而上の一存に因って決定されるのであり其れは丁度電子moneyや書見をした際のrealityと同じ領域に属するものである。
■ 成程確かに人間は地球よりも後に産まれた。と云うよりも地球から産まれた。其の意味で唯物論は正しさを伴っている。然しながら我々が日頃自在闊達に利用している形而上の概念が全く人間にrealityを伴って迫って来るのも亦動かし難い事実なのである。

No.41 12/11/03 04:55
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈よき細工は少し鈍き刀を使ふと云ふ〉吉田兼好

■ 斯くして日米戦争が文明史に於ける本能寺の変で在った事が析出された。織田信長がcharisma(神の賜物の意)であり天才であった事は議論の余地は無いであろう。其れにしても明智光秀は残念な事をしたものである。もしも織田信長が天下統一して居れば今頃は領土問題等もなく朝鮮は丁度Benelux三国に似た政治状況に為っていたであろう事は想像に難くない。
■ 明智光秀は当時に於けるintelligentsiaであり豊臣秀吉を文系情型人間とするならば明智光秀は理系知型人間と弁別出来よう。そして理系知型人間がressentimentに憑かれキレてしまい本能寺の変を惹起した事実は誠に象徴的である。
■ 日本刀に限らず刀剣の切れ味を追究するならば当然ながら耐久性は犠牲にしなければ成らない。刃の鋭さを増大せしめる為に研磨すれば当然ながら刃零れし易く成るのは当然の理。刀剣の切れ味と耐久性は二律背反の関係に在ると云えよう。さて日本の強さとは正しくこの様な極限まで鋭さを追究したものであり在る意味で其れは多大なる犠牲に因って初めて成立せしめる性質のものとも敷衍出来るものである。
■ 柳生宗矩の父石舟斎は〈無手勝流〉の創始者で知られる。無手勝流とは此方が無手即ち何も武器を持たない状態で敵を迎え反対に相手の武器を取り上げて勝つという謂わば兵法の究極の理想型である。所謂明治維新とその後の日本の歩みはこの様な流れで理解出来よう。日本が他のAsia諸国に先駆けて近代化を達成出来た所以は武士が正しく刀を棄てた事に在り素早く刀を棄てた人間程新しい時代に勇躍し刀を棄てられなかった人々が国内でterrorismを惹起し有意な人材を暗殺せしめ以て日本の国益を損失せしめた事は疑いない事実である。

No.40 12/11/02 03:38
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈出る月を待つべし。散る花を追ふことなかれ〉中根東里

■ 社会や共同体の有様を人体に喩えるならばまず頭脳と手足に弁別出来よう。そして頭脳はwhite color-背広組、手足はblue color-制服組とに弁別出来よう。右翼は交感神経-興奮作用、左翼は副交感神経-鎮静作用に弁別出来よう。また経済的には持つ者-資本家と持たざる者-労働者とに照応させることが出来よう。また文化的には名前を持つ者-名士貴族と名前を持たざる者-市井の民とに照応出来よう。
■ 戦後の日本社会に膾炙している左翼階級闘争史観の残滓とはどのようなものか試みに概観してみよう。例えば〈水戸黄門〉worldに通底する価値観は『為政者・大商人=悪、労働者・市井の民=善』という図式である。労働者や市井の民は常に真面目でありまた為政者や大商人から搾取され虐げられている可哀想な階級であるというお涙頂戴感動至上主義の世界観である。亦〈おしん〉は云うに及ばず〈橋田壽賀子〉worldも基本的に同じであるから特に言及する必要はあるまい。
■ 『労働者=働いている人間が偉い』という社会主義の理屈ならば中国の労働者や花王やLotteの労働者も偉いということに成るが不買運動等を主張する人間からその様な意見は寡聞にして聞かない。勿論私は『世界中の労働者が団結して革命を起こすべきだ』等というanachronismを主張している訳ではない。戦後日本人の無節操nationalismの構造を科学的に明らかにしたいだけである。
■ 結論を述べるならば其れは『踊る大捜査線』に象徴される〈現場至上主義〉である。頭脳よりも手足、指揮官よりも兵隊が重要だと云う価値観である。云うまでなく人体に於いて頭脳と手足は両方供に必要であり車の両輪であるから手足だけが重要等ということは有り得ない。頭脳労働と肉体労働は等価であるべき筈が戦後日本では現場で手足を動かしている例えばconvenience storeの店員等が過分に評価されたりする訳である。勿論私は彼らの思い遣りを消費した感情労働serviceの一切を否定する積もりは無いが其れだけが日本経済の全てであるという様な主張には到底与出来ない。

No.39 12/11/02 00:48
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈穀無きに非ず、耕さざるが故なり〉二宮尊徳

■ 日本は一般に少資源国と云われる。確かに日米戦争の原因は偏に石油と鉄の輸入を米国から止められた故であった。従って日米戦争は文明史に於ける決勝戦等ではなく単純に石油と鉄を止められた結果惹起された物理法則の帰結であった。
■ 実存主義の観点から鑑みても日本がAmericaにressentimentを募らせた結果惹起された単なる決闘試合であり〈果たし合い〉であった。例えるなら其れは織田信長に対する明智光秀による〈本能寺の変〉のようなものであった。戦争目的や戦後処理を全く考慮していないという点に類似点が見出されよう。
■ 確かに日本は石油や鉄資源に於いて外国に伍するが事energyの観点から眺めるに様相は変移する。例えば米は麦の三倍の栄養価が在ると云われる。西洋人は麦のみでは到底栄養が足らぬ故肉食する訳である。人間の頭脳活動はある意味では肉体労働よりも贅沢なenergyの消費の仕方である。腹が減っては戦は勿論書見等到底不可能である。江戸時代に於ける高い識字率は今更述べるまでもない。
■ 戦前の秘密文書である帝国国防方針は有名であるが其処では形式論が罷り通っている事が確認出来る。例えば日本人は島国人であるから是から日本軍が大陸へ進出するに備えて大陸人の様式にしなければ為らない云々である。其処でなんと行軍の歩幅を大陸並にして軍事教練をしていたと云うから開いた口が塞がらない。
■ 以上の様な非科学的形式論は現在に至っても変わって居らず例えば所謂食糧自給率問題に於いても散見される。日本農業が成立するのは偏に石油のお陰であり石油を止められて仕舞えばTPPに賛同しようがしまいが日本農業は成立しないという純然たる構造的科学的問題が未だ認識されていない。国内農業問題に付いては農業技術輸出論が現状に於いて一番まともな施策であると考えられる。

No.38 12/10/30 20:38
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈刀剣短くば一歩進めて長くすべし〉柳生宗矩

■ Japanimationに科学が導入されている例としてmotion blur(被写体ぶれ)が在る。其れは『Dragon ball』を初めとしたaction comicに顕著に確認出来るが其れは亦西洋comicの動きの無さと鮮やかな対比を為している。日本の絵画表現は西洋のような具象的realismを追究するものではなく象徴的realismとして進歩してきたと云える。
■ 例えば『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するstand(側に立つ者の意)は〈超能力を眼に見えるようにしたもの〉であるし其れはある種の守護霊であり現実に在しない超常現象を活写した超realismであると同時に神話的宇宙を現実的宇宙に〈翻訳〉した象徴的realismの営為であると見做すことが出来るのである。
■ 日本のvideo game業界に際立った特徴として対戦格闘gameの潮流がある。勿論Americaにも似たようなgameは在るが其処には明確な違いが在る。日本の其れはcharacterのpower balanceが拮抗しているということでありAmericaのそれは絶対的な一人のheroとその他大勢という図式である。此の〈一人対多数〉という潮流の先にFPSが在ることは言うまでもない。『Bio hazard』最新作も最早FPSの其れであり日本userから非難囂々であったことは記憶に新しい。そして日本の対戦格闘gameに於いてcharacterのbalanceが拮抗している現象の底辺にAnimism的信仰が認められるのは今更言うまでもない。
■ Webに貯蔵されている情報の8割は英語であるから今や日本語で何かを表現することそのものが極めてlocalであり国際的に不利を被る事態は間違いない事実である。

No.37 12/10/30 02:43
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈賭博に熱中する厭世主義者はいない〉芥川龍之介

■ 人間の能は〈不確実性〉に報酬系を刺激されるように出来ている。moneyを投じたパチンコとmedalを投じたパチンコでは表面的形態は同一でもその蘊奥に於いて自ずから不確実性の度合いに相違が見いだされよう。
■ 即ちgambleの愉悦とは蕩尽の過程そのものにある。蕩尽ではなく蕩尽の過程である。だからこそgambleの勝利と勝利に伴う興奮biasが発生する訳であって仮に確実に勝利出来るgambleが在ったらば最早そこにはgambleの愉悦も興奮も存しない訳である。
■ なぜsoccerは面白いのか。それはsoccerが足を使う競技であるからである。足は手より脳からの指令が遅く鈍い。鈍い足を使うから不確実性も増し華麗なplayに価値が生まれる。
■ 所謂〈大食い〉の風潮とは何であろうかと思案するに其れも自然界に対する征服欲の発露の一種ではなかろうかと類推する。人間は本能が壊れた動物で在るため生物学的限度を超えた範囲で自然界を跋渉しenergyを引き出そうと画策する訳である。従って本質的意味に於いて大食いは開拓的営為の代替であると類推する。
■ 日本人は農業=善と思い込んでいる節がある。然し農業は実は紛うかたなき自然破壊行為である。土壌は疲弊するし地盤は緩む。中央Asiaなど有史以来の農業のやり過ぎで砂漠化してしまった。硬い岩盤を崩し水田耕作などをしておれば大雨で致命的被害が生まれるのは当然の理である。田園風景や里山に癒やしを感ずるのはそれが人間が手を加えた景色の故である。

No.36 12/10/28 04:16
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈古に稽へて今を照らす〉太安万侶

■ energyという視点から文明史を眺めるに鉄の利用はそのまま軍事力となり政治的影響力を付与せしめる。鉄は勿論分子levelで磨耗するけれども溶融し鋳直すことで再利用が可能で在るため貿易で流出する等の事態が無ければenergyを掌握せしめることが可能である訳で即ち武具甲冑大砲鉄砲と軍事的政治的影響力をもたらす。
■ 日本では火薬の原料たる硝石が産出しない。その為いずれにせよ日本では〈開国〉しなければ近代的軍備を整えることは出来なかった。このような科学的事実を思うに幕末の政治闘争とは何であったかと想わざるを得ない。幕末最高の頭脳小栗忠順は何の為に新政府によって斬首されたのかと。或いは橋本左内などは幕末において既に〈日露同盟論〉を唱えていた程の天才であったが嫉妬心からか或いは危険分子と見做されたか安政の大獄で斬首される。
■ 古代Romeの経済を傾けたのはRomeの御婦人方が絹に魅了され絹を輸入し過ぎた為とも言われる。肌触りの良いsilkは誠に女性陣を魅了したようであるが見方を替えればそれはある種の文化侵略兵器とも見做せよう。
■ 地中海貿易の眼目の一つにLebanon杉があった。堅く虫に強く腐食しにくいLebanon杉は当時に於いて建築材や船の材料として誠に重要な品物であったのだ。材木と一口に言ってもenergyの高いものから低いものまで色々ある訳である。
■ 『plasticのrecycleは無駄であるから燃料にせよ』という意見は『Lebanon杉のrecycleは無駄であるから薪にせよ』という事に似ている。話によるとplasticから不純物を完全に除去する技術が完成したらしいのでこれからは更にrecycleが盛んになると思われる。

No.35 12/10/27 03:19
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈売利を得るは商人の道なり、商人の売利は士の禄に同じ〉石田梅岩

■ 明治維新とは侍が刀を算盤に持ち替えた革命でもあった。大政奉還は幕府による会社更生法申請であり計画倒産に過ぎなかったが薩長は大政奉還によって幕府を討つ大義名分を失った為討幕の密勅という小細工を弄し遂には戊辰戦争を引き起こすに至る。明治維新は世界史的に見て最も流血の少なかった革命であり日本国内に於けるお家騒動もとい政権交代みたいなものであった。この点は今少し教科書で強調されても良いが然るにEnglandとFranceとの代理戦争なる事をも強調すべきである。幕府は既にFranceと結び陸軍をFrance式の軍政に改革を施していた。軍隊の量・質共に薩長に負ける理由は無かったが然るに時勢は薩長へ動いていた。詰まりは士気の問題であった。榎本武揚率いる幕府艦隊にFrance人士官が従軍し函館戦争を戦ったことも付記されるべきである。
■ 政治闘争というものを統治の正統性を巡る暗闘と定義するならば法源論まで遡る必要がある。即ち法を法たらしめるには法的安定性が存する必要があり法的安定性とは取りも直さず当該法が必ず権力者によって執行されるという物理的権威によってもたらされるという鶏が先か卵が先か論である。法に正統性を付与する為には物理的権威が必要であり正しく執行される法の物理的権威は正統性によって担保されるという果てなき循環論法の力学の躍動の内にしか我々は正義を見出すことは不可能なのである。
■ 閑話休題『お客様は神様です』なる標語は〈売り手〉側から唱えられた題目であり〈買い手〉側からそのようなことを言い出したらばスギちゃんよろしくwildなgagになってしまい詰まりは日本社会では到底容認されない理屈である。日本人は互いに〈思い遣り〉という掛け金を形而上概念に投じているのでありそれはある種の保険機構でありだからこそ道徳を履行しないものは非難の対象と成り得る。即ち拝金動物である日本人に嫉妬深い人々が多い謎は〈道徳保険に加入していない人間が道徳の保険金を貰うな〉という事で辻褄が合うのである。

No.34 12/10/25 22:07
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈国家最大の損失は人心の田畠の荒れたる事也。其の次に山林田畠の荒れたる事也〉二宮尊徳

■ 江戸時代の〈隠居〉の制度は有名である。40も過ぎれば自らは後見役となり実権を若者に譲る。後見役とは〈知恵は出すが手は出さない〉立場である。80で国政への復帰など論外であろう。
■ 私の見立てでは65才定年制も遅過ぎる。思い切って45才定年制にしてはどうか。senior世代の知恵とmoneyを有効活用すると同時に現役世代にやる気を出させる一石二鳥の方策である。ついでに欧州のshiesta(午睡)も導入したらどうか。
■ かつて大阪万博で未来都市を夢見た人々がseniorになると〈昭和retro〉と言い始める無節操懐古nationalismに誰しも当惑している筈である。
■ TV離れや電子game批判に象徴的だが最近とみに若い世代にも懐古nationalismが膾炙してしまったようで残念である。
■ なぜJapanimationが面白いのか。それは作品世界の根底に〈科学〉が在るからである。なぜ日本の電子gameは面白いのか。それが〈科学〉の結晶だからである。
■ 以上の議論から類推出来るように懐古nationalismは非科学的精神に基づいている。科学的に『昔は良かった!』などということは有り得ない。もしも『昔が良かった』と主張する人々は試みに昭和一桁の生活levelで暮らして欲しい。
■ 世の中は累乗的・加速度的に進歩する。例えばこれからはクルマの運転なども目的地を入力することで自動で運転してくれるようになる。ちょうど料理の技術がない人でも電子rangeで美味しい料理が頂けるように。或いは絵画の才能が無い人でもcameraで一幅の風景画を活写出来るように世の中は厳然と変わりつつある。
■ 活版印刷技術が教会による聖書の独占構造を破壊し民主化を推し進めたように科学技術は既存の体制を破壊する力を有する。しかしInternetや電子gameが厳に存する以上我々はそれらと上手く付き合ってゆくしか無いのであり賢しらな最先端科学技術の結晶たるInternetや電子gameの批判は幕末における攘夷nationalismと同じ愚を繰り返すものである。

No.33 12/10/24 13:11
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈優れたものを優れていると認めないことこそ即ち野蛮だ〉Goethe

■ 日本人が観念論者である一つの証左として天才嫌いと並び美人蔑視思想がある。美人に税金を課すべきだと主張している経済学者さえもある。
■ 日本における〈天才〉はMozartやEinsteinのような所謂〈脳力者〉が想定されている。では彼らが天才的仕事を成し遂げられたのは何故か。それは彼らの脳の神経細胞networkの〈かたち〉に拠る。ほんのmicron levelの神経細胞のかたちの違いが常人と天才を隔絶する訳だ。
■ 賢い方はもうお気づきだろう。所謂容姿の美醜も〈かたち〉の違いに過ぎない以上容姿の美しさも立派な才能なのだ。日本人が天才嫌いなのは偏に科学的に天才を理解していない(或いは出来ない)ということになる。
■ 自らが理解出来ないものは嫌いになる。或いは侮る。これが情緒原理主義者の日本人の典型的schemeのようである。巷間よく言われるように日本の科学は確かに優れているがそれは現実に御利益のあるものばかりが注目される。現実に役立たなければ駄目だと主張する学者もある。
■ Englandには〈変人〉を尊重する風潮がある。飛び抜けて頭の良い人は大体変人である。襤褸でブラブラしている人がいたらその人は学者と思って良いだろう。彼らがCambridge大学の知を支えている。しかし日本では彼らは〈不審者〉となるだろう。
■ 拝金動物たる日本人は隣人に対し慈悲心や嫉妬心を感じないようにprogrammingされている。心理的・時間的費用さえも支払いたくない人達なのだ。
■ 日本の電車の定時運行は世界に誇るべきものだと謳われる。日本人は西洋歴の機械式時計を中心に活動している。確かに電車が時間通りにやってくるのは世界的に見て稀である。畢竟日本の教育目的は人間を機械の歯車にすることである。

No.32 12/10/20 10:32
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈当世の誉れは後生の謗りとなり、今の謗りは後生の誉れとなること、昔よりためし多し〉熊沢蕃山

■ 朝生はなぜか東浩紀という論客を使いたがるようであるが氏もやはり〈日本人特殊理論〉の陥穽に堕ちていると云えよう。
■ この〈日本人特殊理論〉は日本人の自尊心を擽りながら尚且つ日本の置かれた特殊な状況を説明するのに極めて都合が良いtoolだけに注意が必要である。そもそも日本人だけが世界56億人に画して特殊であるなどということが有り得るだろうか。
■ 例えば『日本には明治維新以来100年のadvantageが在る』と東氏は宣う(具体的なadvantageの中身は開陳されていない)。
■ 残念ながら明治維新とは日本において有史以来天然の要塞たる太平洋を科学技術の粋である蒸気船が切り開いて西洋文明が渡ってきた純粋に物理法則の帰結であった。即ち日本人は東から来たものを西に〈受け流した〉に過ぎないのだ。
■ 以上は純粋に構造的・唯物論的視点であり決して〈自虐的〉などという視点ではない。大空を滑空し世界を鳥瞰する鷲と大地を蠢く蛆虫とでは根本的に見える世界が違うのは当然の理である。
■『明治維新以来100年のadvantage』がどこに在るのか私には皆目見当が付かないが見える人には見えるのだろう。
■ 科学が明らかにした熱力学の二法則こそは世界を透徹する真理と云えよう。そして第一法則に従えば尖閣諸島の地下資源を日本が開発しようが中国が開発しようが変わらないことが明らかにされよう。
■『gold rushで儲けるにはgoldを掘るスコップを売ることだ』とはなかなか名言である。

No.31 12/10/18 23:47
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈誤一度もなき者は危なく候〉山本常朝

■ 『理系バカと文系バカ』に拠ると茂木健一郎氏にはstalkerが存在すると云う。茂木氏の論文や雑誌に寄稿した文章は全てcheckしている。そして講演会やTVの収録現場にまで現れて重箱の隅を突つくような質問や文章の間違いを指摘するのだと云う。ちなみに著者の竹内薫氏にも似たようなstalkerが存在すると云う。
■ 日本の知のtop levelでさえそのような次第であるから庶民levelともなれば推して知るべしといったところだろうか。嫉妬に狂った可哀想な人々によって日本の知的活動が停滞させられるのは誠に残念である。
■ 驚くべきはこのようなstalkerが高学歴者だと云うことである。私の見立てでは理系には〈スネる〉人々が多く文系には〈意固地〉になる人々が多い。想えばオウム真理教というのも高学歴者の集まりであった。
■ 日本では原理的に原理主義を認めない。或いは許さない風潮がある。Christ教やIslam教の原理主義などは以ての外である。しかし所謂科学の法則が暫定的真理に過ぎないことを今や小学生でも理解している。
■ 日本人が好きなものはなんといっても〈醜聞〉である。それは芸能人に対する愚にもつかぬ悪口雑言からも窺いしれよう。或いは〈ド根性大根〉はTVで放送されるや嫉妬深く心ない人によって折られてしまった。或いはcomicのcharacterの銅像なども大体嫉妬深い人々によって損壊の憂き目に遭う。
■ 日本には赤心奉国・無垢思想で成り上がる〈腹芸〉の伝統がある。坂本龍馬や〈スギちゃん〉はこの系統である。
■『無謬であること』これが日本政府及び官僚機構の権威の源泉である。しかし政府や官僚は間違うので権威は今や地に堕ちている。代わりに皇室・天皇に日本国民のレーゾンデートルとして注目が集まっている。
■ 皇室・天皇の正統性の源泉も勿論『無謬であること』或いは『清廉潔白であること』である。だから醜聞好きの日本人の追究も皇室・天皇には及ばない。というよりそれはtabooである。

No.30 12/10/13 01:19
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈謙るに益あり、奪うに益なし〉二宮尊徳

■ 人間の脳には人間に対する共感回路が設定されていると云う。然し相手が公正さに欠ける人間だと認識すると共感回路の働きが弱くなる。代わりに側座核と呼ばれる部位が働く。側座核は喜びを司る部位である。
■ 平易に述べると『コイツは卑怯者だから懲らしめてやれ』という風になる。懲らしめることが喜びとなるのだ。このような脳の働きは男性に顕著であると云う。云わば〈男らしい〉脳の働きと云えよう。
■ 日本は尚武の国であるため老若男女あらゆる人々に〈男らしい〉脳の働きが見られる。然し男性陣は敗戦によって去勢されているため〈女々しい〉男性が多い。代わりに女性陣が男らしい脳の働きを補填しているようだ。
■ ローラに対する女性陣の嫉妬心も畢竟〈男らしい〉脳の働きの為せる業であるがそれが天才に対する嫉妬心に基づくことは前述した通りである。またもう一歩議論を進めるならばそこには〈ラクをして稼ぐな〉という特別に優れた能力者に対する嫉妬心も窺えよう。
■〈働かざる者、食うべからず〉とはよく云ったものだがこのような価値観は日本に顕著な労働神事説と云うものである。西洋では労働は神が人間に与えた懲罰であり嫌で嫌で仕方がないものである。これを労働懲罰説と云う。
■ 日本では労働それ自体が神と繋がる儀式であり救済事業でもある。日本の優れた職人技が西洋のように一部の貴族や富裕層に奉仕するためだけでなく安くて良い商品を庶民levelに普及させる〈万民徳用〉の精神として結実しそれが今日の大衆文化を萌芽せしめたことは多言を要さないだろう。
■ Animism的信仰と嫉妬心そして天皇制と労働神事説。これらが四位一体となり曼陀羅的世界を構成している。所謂〈出来杉くん〉が多いのも天皇陛下に誉められたい=他の日本人に見せつけたいという日本人の嫉妬心を上手く利用した統治方法と云えよう。
■ Nobel賞というものが北欧の小国が国際的権威を保つ為の極めて政治的messageに満ちたものであることを森口氏は図らずも証明してくれたと云える。
■ Nobel文学賞が中国の作家に与えられたのは日本の山中氏とのbalanceを保つ為であり領土問題を巡り急速に右傾化する日本を牽制する為であることは誰の眼にも明らかである。

No.29 12/10/13 00:11
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈然れば心致して先ず学びて我拙きを知りて退屈せよかし〉今川了俊

■ 了俊は父範国から『人間は学問がなくてはならない。学問の無い者は木石にも劣る』と謂われ学問に励んだと云う。『木石にも劣る』とはまた凄い話である。しかし日本人にとってこのような認識はむしろ当たり前である。
■ 結論を先に言うと日本人は〈天才〉や〈先駆者〉が嫌いである。日本人はイチローのようなコツコツ努力する〈秀才〉が好きなのだ。天才とは天賦の才であり神に愛され恩寵を授かった者である。
■ 例えばローラがその才能を発揮して芸能界で活躍することは神の威光を世界に示すことであり歓迎こそされても決して信心深い女性陣から嫉妬の対象になることは無いだろう。
■ 日本には野球の神、将棋の神、麻雀の神という具合に様々な神が身近にいる。この神々は唯一絶対神ではなく八百万の神々であり曼陀羅的世界を形作っている。
■ 古代Olympic Gamesにおいては具体的な記録が計測されなかった。計測技術がなかった訳ではない。勝利の基準は〈どれだけGreeceの神々に近付けたか〉で判断されたのだ。
■ 現今日本人の宗教心も畢竟このような意識に近いのではないか。実際日本ではconvenience storeの店員levelでも〈神業〉levelの仕事が要求される。日本神話とGreece神話に共通点が多いことは常識である。■ 日本人の嫉妬深さが唯一絶対の神を持たない(認めない)ことから析出されるのは以上の議論から容易に類推できよう。谷沢永一氏によるとなんと〈天皇制〉こそ日本人の嫉妬深さの象徴だと謂うのだから驚きである。
■ なるほど確かに日本では世襲でも選挙でもtopになることは出来ない。内閣総理大臣でさえも天皇の承認によって初めて就任可能なNo.2である。抜擢人事や特別待遇は組織の和を乱すし野茂のような先駆者も〈抜け駆け〉となりイチローのようには評価されない。
■ 日本人は〈天皇の下に平等〉であるがしかしそれは唯一絶対神のように〈天皇が創った〉訳ではない。絶対的平等ではなく相対的平等である。天皇制は日本人のAnimism的信仰と嫉妬深さとによって編み出された優れた安全弁なのだ。

No.28 12/10/11 01:00
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈常に戦場に在り(常在戦場)〉牧野成定

■ 石原慎太郎氏が日本の若者を駄目にしたものとしてケイタイ・TV・personal computerを挙げている。朝日新聞の〈野球害毒論〉を想起するのは私だけではあるまい。

■ 反対にケイタイ・TV・personal computerがなかった時代を想起すれば良い。日清・日露、第一次・第二次大戦…そこではまるで石器時代のような人間の野蛮さが発揮されている。

■ これから日本が世界に向けて誇れる国となるためにはまず平和憲法を遵守したbig pictureを描くことが肝要である。自衛隊の装備なども非殺傷兵器に替えなければなるまい。

■ よく使われる詐術として『軍事力の放棄を訴える者は自宅に鍵を掛けずに生活せよ』というものがある。これが詐術であることはいくつかの思考実験で理解できる。

■ まず上記の主張をする者は自宅に施錠するのはともかく外出先で暴漢に襲われたらどうするのであろうかという疑念が浮かぶ。犯罪者は何も空き巣に限らない。

■『自衛』という理屈で行くとこの人は24時間、365日、件の警視庁元幹部のように護身用の武器を携行していなければ『自宅に施錠せずに生活せよ』などということは言えまい。

■ そもそも自宅に施錠さえしていれば事足れり、と思い込んでいるのが彼らが本気で国民の安全など本気で考えていない何よりの証左である。

■ 本当に国民の安全を想うならばまずはshelterの義務化であるし或いは防犯cameraとcomputerを連動させた防犯systemの敷設であろうしそういうものがあれば拉致事件なども防げたであろう。

■ 彼らの言い分を見聞するにまるで日本は犯罪大国であり明日にも犯罪被害者になり得るような印象を与える。なぜ彼らは徒に不安を煽るのだろうか。

■ moneyの実態を〈信用〉とするならば彼らは不安を煽ることで日本国民同士を疑心暗鬼にさせ日本人同士の紐帯を破壊せしめ以て日本円の価値を下落せしめようという暗澹たる〈自虐的国民〉なのやもしれぬ。

No.27 12/10/09 18:18
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈神と富との両方に仕えることはできない〉Jesus Christ

■ 現代日本を象徴する事実として今や人間の子供の数よりもpet(犬・猫)の数の方が多いということが挙げられよう。energyやmoneyが人間の子供よりも犬・猫に注がれている訳である。

■ 日本人は西洋の衣服を身にまとい西洋のfragranceを撒き散らしているが洋楽を好んで聴いている人には嫉妬心からか〈西洋かぶれ!〉と糾弾する分裂症的な攘夷思想がある。これを武士道的macho-ismと言っても良いだろう。

■ 言ってることとやってることが違うということで行くと例えば『貧乏は恥ではない!』と絶叫しながら胆石に罹る人がいたらこの人は信用を失うであろう。胆石は高cholesterolのものを恒常的に摂取していると罹る贅沢病である。

■ 憲法で軍事力の放棄を謳いながら着々と軍事力を蓄えてきた日本政府が信用されないのも当然である。軍事力の増強それ自体ではなく憲法違反を放置しているばかりか日本国民が全く無自覚なのだ。

■ Americaで起こった事件は10年後に日本でも起こると言われる。例えばAmericaでは10年ほど前からroad rageが問題になっている。いわゆるクルマの運転中にキレる人々である。最近日本でも増えてきた訳だがなぜか日本では報道されない。

■ 『日本はもはやAmericaから学ぶ必要はない』というような夜郎自大な心理状態が垣間見れる。日本は一国一文明であるから元々特殊な民族であると。

■ 日本人がよく言うのは『日本には世界に誇れる美しい四季がある!』というものだ。しかし美しい四季はCanadaにもあるから日本の専売特許ではない。ここには明らかに『日本の』という枕詞が強調されている。

■ 『美しい四季』それ自体をappealしたいのではないく『日本の』美しい四季であることを強調したいだけなのだ。これが無責任な攘夷思想でなくてなんであるというのか。

No.26 12/10/06 09:46
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈改めて益なきことは、改めぬをよしとするなり〉吉田兼好

■ 先進国である日本でなぜ女性の社会的地位が低いのか。これは男性側よりもむしろ女性側の問題があるやもしれぬ。つまり日本では女性が男性に男らしさを〈期待〉している部分があるのだ。

■ 日本の〈キモナヨ〉系idolに愛想を尽かした女性達が〈男らしい〉韓流idolに魅力されるのはむしろ当然と言えるやもしれぬ。

■ ちなみに〈女性専用車両〉も日本onlyの現象である。韓国でも導入されたが三ヶ月で廃止された。

■ 日本女性にはある時は儒教論理によって男性を批判するが自らは儒教論理を履行せず或いはAmerica的価値観に依拠するdouble standardが垣間見れる。

■ 日本人が理屈を理解していない一つの証左として〈親の因果が子に報い〉ということが言われる。いわゆる自業自得のことを言っているのだが実はこれは儒教の論理と混同させた誤りである。

■ 仏教では親の因果は親に報い子の因果は子に報いると考える。それが自業自得である。親の因果が子に報いては〈自業自得〉にはならない。しかし日本では親が駄目なら子も駄目ということが当たり前に言われる。

■ 儒教では〈積善の家に余慶あり〉と言われる。つまり善行を積んだ家は栄える。だから今でも儒教の影響が強い国では家のお祝い事などは盛大にやる訳である。儒教とは〈家〉を中心にした民族宗教なのだ。いわゆる〈修身斉家治国平天下〉は自己と家と国家が同心円状に広がっていることが理解できよう。

■ 日本女性が家庭を大事にせず儒教論理を履行していないことは〈嫁姑問題〉がそもそも問題になることに如実に現れているだろう。つまり〈私にも権利がある〉という訳だ。

■ 仏教やChrist教は個人の救済を目的とした〈個人宗教〉である。そして日本では一人一人が仏教の悟りを開き〈空〉の概念に行き着くことが要求される。

■ 例えば欧米のsupermarketではレジがいくら混んでいようと店員がspeed upすることはない。それがglobal standardであり今後は日本でもそのような状態が当たり前となるから私たちは覚悟を持って新しい中世に臨む必要がある。

■ そもそもsupermarketのレジなど低賃金労働者に接客態度などを求める方が酷である。賃金は途上国並で対応は日本式というdouble standardである。

No.25 12/10/01 01:27
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈糞尿を汲まざれば善農に成ること能わず〉太宰春台

■ 日本人のsect主義、縄張り意識というのは凄いものである。ミクルのような肥溜め掲示板でもterritoryや派閥が存在するらしい。

■ 肥溜めは肥溜めだからこそ良質な肥料になる訳だから排泄物を掃除するのはnonsenseの極みというものであろう。

■ 恐らくこの日記は肥溜めにたかる虫を駆除する〈電撃殺虫器〉の役割を結果的に果たしているものと考えられる。

■ 日本人の縄張り意識は当然ながら領土問題にも表出する。何しろ尖閣諸島は地理的には中国大陸に属するのだから。

■ 日本政府の主張を例えるなら『かつて中国の家の前の土地は空き地だった。空き地を占有して何が悪い』と言っているのと同じである。このやり方は実はoutsiderの人々と同じである。

■『Sunday morning』での識者達のcommentはなかなか笑えるものであった。曰わく『時計の針が明治まで戻った』『歴史をもう一度しっかり勉強する必要がある』云々。要するに彼らは薩長・明治schemeに洗脳された日教組世代なのだろう。勉強していない人間に限って『勉強しろ』などとのたまう。

■ 日本ではかつて原発反対の人間はTVには出演出来なかったがそれと同じことが領土問題にも言えよう。つまり『尖閣諸島は日本帝国主義時代の恥ずべき遺物である』などという人は薩長・明治schemeを破壊する人間だから排除されるのだ。

■ 薩長・明治schemeは姿形を変えながら進化し今では電通schemeとなって現代日本を支配していると言って良かろう。

No.24 12/09/29 12:49
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈政事は豆腐の箱のごとし、箱ゆがめば豆腐ゆがむなり〉二宮尊徳

■ 昭和4年に日米外交裏面史と題して唐人お吉のbromideが売り出されている。わざわざ〈裏面史〉と煽り文句を付記するのは当時における鬼畜米英campaignの一環だったのかもしれぬ。

■ 唐人お吉は駐日領事ハリスに仕えた看護婦であるが実際は妾であったらしい。そもそも当時は来日した西洋人の為の妾というのは普通に存在したようだ。唐人お吉も幕府に高い給金で雇われているから一概に悲劇のheroineという訳でもないだろう。

■ 悲劇はむしろ日本人の側から起こされた。つまり唐人お吉は異人と交わった〈ラシャめん〉という訳で白い眼で見られ差別されてしまったのだ。『darlingは外国人』などという漫画が売り出される現代日本とはあべこべである。ちなみにラシャめんとは洋妾に対する卑称である。

■ 卑称で想い出したが〈卑弥呼〉というのも中国側からの卑称である。日本の子供達は卑弥呼という屈辱的な名前を歴史の授業で習わせられるのだから想えば可哀想ではある。しかし当時の日本には文字がなく文明的に遅れていたから仕方がない事ではある。

■ そもそも歴史書は戦争に勝った者が自らの主張の正しさを後世に残すために記すものである。なるほど確かに卑弥呼というのは歴史的な呼称であるから科学的な見地から使わねばならない。しかし科学的な学究の見地からゆくと〈卑弥呼という名称は卑称である〉というのもまた科学的な事実であるとして教科書に記す必要が出てくるだろう。

■ そして一番の問題はこのような問題提起が日本を想う心ある人々や右側の人々から為されないことではある。

No.23 12/09/26 06:42
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈虎の威を借る狐〉

Q 尖閣諸島が日米安保の適用範囲内かどうかを必死になってAmerica政府に確認する日本政府首脳部の女々しい姿というのは日本の子供達からまともな愛国心を奪うには格好の材料となっていますがなぜ日本にはこのような人々が多いのでしょう。

A そもそも近代日本は偽物の錦旗からstartしました。私はこのような日本人の心理を〈錦旗syndrome〉と呼んでいます。勝てば官軍、負ければ賊軍。強きを助け弱きを挫く。学歴信仰、名著信仰。量を質に転化させる作用…etc.全てここに端を発します。

Q 日本人が可哀想だな、と思うのは中韓台からは儒教のrule違反で尊敬されることはありませんし欧米人からは〈名誉白人〉扱いで一生顎で使われるということでしょうか。また日本人は第二次大戦で欧米人の父祖達を殺しまくっていますから尊敬されることもないでしょう。

A 日本はCatholic(普遍的の意)でゆくことはできないでしょうね。Catholicは父性的社会であり行き着く先はIslamでもChristでも原理主義です。戦前日本の間違いはCatholicのモノマネをやってしまったことにある訳ですね。

Q よく使われる理屈として『日本刀は刀剣類で最強だ』と。でも日本刀は実は〈錆びやすい〉のです。出土した上古刀(4~8世紀)は磨けば元の輝きを取り戻すけれども日本刀(11世紀~)は内部まで腐食してしまっている。上古刀は朝鮮から渡来した刀鍛冶の仕事らしいですけれども。

A 日本刀というのはまさしく日本人の魂ですから〈錆びやすい〉日本刀は日本人を象徴していますよね。つまり日本人は〈短距離〉typeということですけども。

Q 陸奥宗光は『政治はartなり、scienceにあらず』という言葉を残しています。しかし今の日本に陸奥宗光のDNAを受け継いだ政治家はいないようです。

A 残念ですね。

No.22 12/09/25 01:35
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈面白き ことも無き世を 面白く〉高杉晋作

Q 『bio hazard』というのは非常に世相を反映して面白いですね。つまりT-virusの抗体を〈持つもの〉と〈持たざるもの〉という鮮烈な二極化です。

A いわゆる最後の審判の日には〈死者も蘇って〉神の国に行けるかどうか裁定が下されるといいます。つまり生きているかどうかとか生前の行いとかは一切関係なく救われるものは救われるし救われないものは救われないという完全な予定律、選民思想ですね。

Q 『bio hazard』に限りませんがやはりgnosis主義を拝借しているのかなと。gnosis主義によればこの世は神ではなく〈悪魔〉によって作られていると。まずそのことをgnosis(認識)せよということですね。それで人間の心の中には至高神に対抗する光(武器)があってそれに気付くことで光を高めてゆくことができると。で、それを人間の心の中に隠したのは悪魔だというんですね。なぜなら人間は簡単に悪魔の言いなりになるからです。

Q この世は至高神ではなく悪魔が作ったと。そして至高神を倒す武器は実は人間がせっせと育てていて最終的に悪魔がそれを利用しようとするんだけれどもgnosisした人間によって悪魔は滅ぼされるか或いは至高神が倒される。たぶん『Matrix』とか『新世紀エヴァンゲリオン』とかもこういう話だと思いますけれども。

Q エヴァンゲリオンというのは汎用人型決戦兵器と呼称されていますがrobotではなく〈人造人間〉なんですよね。つまり人によって造られた人を兵器として使っている。ゾッとする話ですよ

A gnosis主義に倣えば〈使徒〉は実は前世紀の〈人間〉で実は碇シンジたちは悪魔によって造られた今世紀の人間であるという見方もできる訳で話の内容を理解すると怖いですね。

No.21 12/09/23 18:13
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈藁屋に名馬繋ぎたるが良し〉村田珠光

Q 海援隊の目的として〈射利〉を挙げていますがこれはまさしく投機的利益のことで資本主義の精神ではないと言われます。つまり禁欲的な資本主義の精神というのは労働そのものが救済であるためmoneyを使わないで貯めてゆく。この貯まったmoneyがいわゆる原蓄で事業資金になると。まぁこういう訳です。

A 禁欲的な資本主義精神を主張していたのはやはり二宮尊徳とか鈴木正三なんですよね。つまり労働そのものが救済だと。companyを作るなんて誰も言っていない。そういう意味では坂本龍馬が英雄視されるのはやはり現今日本の退廃の兆しなのかなと。

Q 最近、若者の間でTV離れが進んでいるようですがTVは見ない方が良いでしょうか。

A Web siteも所詮はchannelの一つに過ぎませんからWebもTVもbalanceよく見た方が良いでしょう。特定のWebだけに偏るとbiasが是正できずに洗脳される可能性もあるでしょう。そういう意味ではWeb社会が発達すればするほどmass mediaの役割が相対的に上がってくるのかなと。

Q Hollandでfacebookで集まった四千人が暴徒化したnewsがありました。新しい中世schemeに移行する前には時代に適応出来ない人々が生まれるものと考えられます。つまり幕末における〈不平士族〉みたいな人々です。

A flash mobというのは時代を象徴しています。あれの目的が略奪だったり民族浄化だったりするとゾッとしますが。ただIT革命の蘊奥はあらゆる社会を〈世間化〉することでもありますからもっと世間化を推し進めてゆけば〈詠み人知らず〉の人々も駆逐されてゆくでしょう。

Q Web siteにおける右翼のpropagandaというのもflash mobの一種なんですよね。ミクルに登場する詠み人知らずミクモンのnamingはどうしましょう?

A 『ヨミビト・シラズン』にしておきましょう。

No.20 12/09/19 18:00
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈無くてはならぬ人となるか、有てはならぬ人となれ〉河井継之助

Q 日本人は理屈としてのruleが理解できていないということでした。例えば儒教のruleに従えば日本はAsiaで一番初めに〈裏切った〉ことになるのですが日本人にこのような認識は皆無です。

A 情緒原理主義で無節操だから仕方ありません。太平洋戦争で負けても無邪気に〈Americaの占領を受け入れるのは当然〉とのたまう国民性です。

Q 中国には易姓革命の思想があります。世の中の政治が悪いのは天子の徳がないからであるから打倒すべきだという思想です。

A 日本人がこの理屈を理解しないでAsiaの盟主になろうという危険性が垣間見えますね。

Q 例えばAmericaでは婚前契約を結び男性が履行しなければ慰謝料をふんだくり別れれば良いだけの話ですから〈被害者の会〉など作ったら笑われてしまいます。

A 『あら、あなたは被害者なのね。可哀想に』なんて言われそうですね。

Q 或いは香港はEnglandが中国からruleに基づいて借り受けた〈租借地〉であります。ruleに基づいているか否かが租借地と植民地の違いですね。

A 十把一絡げに〈England領〉などと言っているうちは一生ruleが理解できないでしょう。

Q Englandは南Africa戦争で疲弊していた為Russiaの目を極東に向けさせる為に日英同盟を結び日本を応援した訳です。

A 『大英帝国が同盟を結んでくれた!』という感動至上主義ですね。分かります。

Q 日本人は戦争をどこからかやってくる〈災害〉か何かと考えているようです。

A 近代国家では〈宣戦布告〉をしないと戦争は始まりません。安心して下さい(苦笑)

Q 河井継之助は〈日の丸〉の軍扇を掲げ〈武装中立〉を主張しましたが官軍によって潰されてしまいました。

A 残念ですね。

No.19 12/09/15 14:03
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈人を相手にせず、天を相手にせよ〉西郷隆盛

Q かつて日本史における英雄像と言えば〈豊臣秀吉〉でした。しかし不思議なことに日韓友好が深まるあたりから豊臣秀吉ではなく坂本龍馬が持ち上げられるようになります。豊臣秀吉は朝鮮出兵をしたからということらしいですね。〈耳塚〉なんかは自虐・反日教育をするにはもってこいの材料ですがむしろ取り上げられなくなっている訳です。

Q 〈日韓友好〉と〈坂本龍馬boom〉が軌を一にしているというのは興味深い現象です。もちろん豊臣秀吉の代わりに坂本龍馬が英雄像になったのはNHKの『竜馬がゆく』以来です。右側の人々が口汚く罵っているあのNHKですよ。坂本龍馬boomに乗ってしまった人々はまんまとNHK-朝鮮lineに洗脳されてしまった、という感じでしょうか。

Q 日本人は批判(根拠のある悪口)と中傷(根拠のない悪口)の区別がついていないようです。つまり〈根拠を提示する〉というdebateのruleそのものが理解できていない。例えるならruleを知らない人同士で将棋を指しているようなものです。それで周りの野次馬が〈お!これは凄い手だ!〉なんてはやし立てているのですから誠に微笑ましい。


A 本来のdebateは退屈なものですが日本人は感動至上主義なのでdebateにも感動を求めてしまう。日本人にとってdebateは一つのミミクリー、つまりごっこ遊びなのでしょう。

Q 西洋の価値観は人間は進歩するということです。人間で一番進歩しているのはChrist教徒なので周りの未開人を教化しなければならないと考える。しかし東洋の価値観は人間は産まれながらに既に完成していると。しかし煩悩や業のようなものがあるので出家をしたり念仏を唱えたりして解脱しなければならないと。まぁこういう違いがあります。

A 議論によって人間や世の中を進歩させるというのが西洋的debateなんだけれども日本人は〈和をもって貴しとなす〉民族なので議論の目的は〈和を作る〉ことにある。そこには〈人間は話し合えば必ず理解できる〉という決定論的妄想があります。

Q 残念ながら人間はいくら議論を尽くしても根本的に理解しあうことはないでしょう。なぜなら信仰している神が違うからです。そこで〈契約〉が重要になってくる。

A 西洋的debateというのはこの契約の中身、つまりruleの主導権をめぐる知的遊戯と言えるかもしれません。

No.18 12/09/13 13:38
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈世間は活きている。理屈は死んでいる〉勝海舟

Q よく使われる詐術として〈子供には真実を見せるべきだ〉というのがあります。しかし多くの人は目の前で交通事故が起これば子供の目を塞ぐはずです。

A 理屈として筋が通っているけれども間違っているということは結構あります。むしろ途中の理屈が筋が通っていればいるほど間違いに気付けない。例えば戦前の右翼思想家の大川周明にしても非常に理屈として筋が通っている訳です。だからこの人のradio放送でみんな洗脳されてしまった。

Q 社会主義ならこう考えます。『この世で一番偉いのは食物を作っている農民である。だから王様も農民になって畑を耕すべきである』と。この理屈も非常に筋が通っているように見えるけれども実際やってみればどうなるかというのは歴史が証明している訳です。

A Soviet連邦というのは〈人類の壮大な実験〉であったと言われるけれどもこれも怪しい。むしろ自由・民主主義陣営の方が政治に科学を導入している分、常に実験をしている訳ですから今現在も〈実験中〉であるとも言える訳です。自由・民主主義陣営の方がよほど実験をしているじゃないかと。

Q 〈TV朝日は左翼〉と言われるけれども311以降、地震や原発関連で一番まともな報道をしていたのはTV朝日です。こういうことを右側の人が言わないのは卑怯だな、といつも想います。

A 〈TV朝日は左翼=悪〉という単純な勧善懲悪です。例えば〈徴兵制の導入でイジメ問題はなくなる〉と言われるけれども自衛隊内部の深刻なイジメ自殺問題はthroughする。

Q この辺の動きは幕末の〈尊皇攘夷〉に似ているな、と。尊皇攘夷運動というのは結局のところ今の中国の〈愛国無罪〉とやってることは変わらない訳です。

A 尊皇攘夷がなぜ倒幕運動に結びつくのか。勝海舟や坂本龍馬は薩長でも幕府でもなく〈議会政治〉を志向していたはずです。倒幕側には関ヶ原以来の260年降り積もった怨恨感情しかありません。

Q やはり右側の人はthroughしていますが勝海舟は日清戦争を非難していました。『中国は歴史のある国だし日本の先輩にもあたる。戦争なんて馬鹿な真似は止めろ』と。しかし時代の声にかき消されてしまいました。

A 残念ですね。

No.17 12/09/11 07:02
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ〉

Q 松下金融相が自殺をしたそうです。原因は女性問題ではということです。

A 日本の政府首脳部のほとんどは北朝鮮のhoney trapに引っかかっていると言われます。また日本はspy天国でもありますから北朝鮮以外のspyの可能性もあります。いずれにせよこの手の問題は日本ではtaboo扱いです。

Q 他に日本のtabooはないでしょうか。

A 例えば冷戦時代、日本は韓国を自由主義陣営の一員として〈反共の盾〉としていました。竹島は北朝鮮に対する最前線となるので日本は軍隊を置かなかった訳です。しかしSoviet連邦が崩壊し共産圏の脅威が無くなると途端に『竹島は実は日本の領土だ!』と言い始めた訳です。このような歴史的経緯はtaboo扱いであります。また〈韓国には前方後円墳がある〉とか〈万葉集は古代朝鮮語で読める〉といった天皇家と朝鮮の関係を匂わせる話題もtabooです。

Q イトーヨーカ堂が正社員を半分にするというnewsがありました。

A globalismによってこれからは幹部候補のelite社員以外はみんな途上国の賃金まで下げられ没落すると覚悟を決めた方が良いでしょう。そしていつの時代でも戦争を仕掛けるのが〈没落階級〉です。現在日本では〈中流〉と呼ばれる人々がこれに当たります。

Q 中流の人々が韓国や中国に対して非常に〈好戦的〉なのはどうしてでしょうか。

A 没落階級の人々にとっては戦争が起こってくれた方がmeritがあります。何といっても自衛隊は22万人を擁する日本最大の組織であり日の丸優良企業でもあります。彼らの没落に対する〈焦り〉そして自衛隊に対する〈羨望〉と〈嫉妬心〉が過激な言動として発露される訳であります。

Q 現実問題として日韓戦争や日中戦争が起こった場合、日本は勝てるでしょうか。

A 日本の軍事力は東Asiaでtop levelでありますから本気を出せば鎧袖一触でありましょう。しかしながら軍隊というのは存在するだけでmoneyを食います。戦争は基本的にminus sum gameであり敗戦国から賠償金や権益を取り立てて初めて黒字になる危険なgambleでもあります。日本としては中韓が本格的に軍事力を蓄える前に、そして現行兵器が時代遅れになる前に〈叩いておきたい〉と思っているのかもしれません。これが彼らを好戦的にさせる理由でもあるでしょう。

No.16 12/09/04 18:59
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈自分に命令できない者は他人に命令される人生を歩むことになる〉Goethe

Q ミクルには削除投票systemがあります。これは民主的systemでしょうか。

A 反対票があるなら支持票もなければならない。削除投票に照応するのはさしずめ支持票ですか。いずれにせよ民主的とは言えそうにありません。もちろん言論の自由はないでしょう。投稿した文章が削除されるというのは〈焚書〉にも匹敵する前近代的systemと言えそうです。

Q 削除されればもはや思想や学問は進みませんからね。先進国であるはずの日本で削除投票systemといった前近代的systemがまかり通っているのはあべこべで興味深いところです。しかもこのsystemは心ある人々によって運営されています。なぜこのような事態が現出するのでしょうか。

A 教育の影響が大きいでしょう。例えばAmericaの学校では『君は何が得意なの?』と聞かれますが日本なら『君は何が不得意科目なの?』と聞かれます。つまりspecialistかgeneralistかの違いですがAmericaが足し算社会なら日本はさしずめ〈引き算社会〉ですね。

Q 削除投票systemはまさしく〈引き算〉的発想ですね。引き算社会というのは例えばtalentに対する批判にも現れています。

A 日本人は〈批判〉と〈批評〉の違いが理解出来ていないのでしょう。批判はただの悪口ですが批評は評価するということです。例えばtalentに対しても誰それが〈好きか嫌いか〉というそれだけです。

Q 24時間TVにcharity精神に反する不正や欺瞞(ぎまん)があるということでみんな『もう見ない!』と怒っていたのは象徴的でした。

A いやいや、不正や欺瞞があるなら募金が正しく使われているかどうかcheckの為により厳しく見る必要がある…とはならない。みんなスネてしまいました(苦笑)

Q 日本人はmarket原理主義者という訳ですがそれは非常に現金(ゲンキン)な態度を是とするということでもあります。market原理主義の理論的限界でしょうか。

A いえ、market原理主義とは本来、give and take (互助)によって成り立っています。日本人はmarket原理主義ではなくただの〈拝金主義者〉でしょう。

No.15 12/09/01 18:27
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈昨日の敵は今日の友〉

Q 古代Rome人は戦争で勝っても他民族を滅ぼさずに市民権を与える代わりに兵士の供出を求めるという感じで統治しています。それで〈昨日の敵は今日の友〉という訳です。

A 西洋人の戦争のやり方は奴隷を前面に立ててそれを戦車に乗った督戦軍が追い立てるという感じでどちらにせよ他民族を殲滅する〈虐殺戦争〉が当たり前ですから古代Rome人はあべこべなやり方で繁栄した訳ですね。これはとても示唆的です。

Q 中世EuropeではVikingの侵入によって封建社会が成立しました。つまり商業が脅かされ貨幣価値が下がり土地に価値が集まった訳です。また弱者が強者の庇護を求めるようになったのも要因です。

A その事実を踏まえると〈奇跡の経済復興〉を成し遂げたはずの戦後日本で土地資本主義が発生するのはあべこべです。しかし見方を変えると日本はAmerica帝国の封建領土に入ったとも取れます。実際、田中角栄などは社会主義者であったためAmericaの共和党によって失脚させられた訳ですが。

Q 封建領主に過ぎない田中角栄が中国やSovietと交渉が上手くいったのも彼が社会主義者であったと考えれば合点がいきます。歴史上において皆が勝ち組とか皆が負け組、皆が中流というのは存在しませんからやはり戦後日本は社会主義革命が起こったと見るべきかもしれません。

A 田中角栄の日本列島改造論によって日本は〈一億総中流〉という異常事態になります。社会主義は最初は上手くゆく訳ですが後が続きません。それは金持ちや貴族を追い出している訳ですから当たり前とも言えますが。

Q 昭和20年に〈昭和8年に帰りたい、帰ろう〉というsloganが流行りました。当時は満州事変による空前の好景気だった。いわば満州bubbleです。

A 今の日本は〈満州前夜〉という感じですね。理由はどうあれとにかく戦争を起こして満州bubbleを引き起こしたい。社会主義革命で生まれた無責任な中流の人々がそのように考えても不思議ではありません。

Q 中西輝政氏が指摘していますが日本はVietnamの東遊運動を潰してから保守・右翼がsub cultureに支配されるという悲劇を生み出したと。つまり保守というのは普通、金持ちや貴族がやる訳ですが日本では中流というか労働者階級が台頭している訳です。

A 残念ですね。

No.14 12/08/31 05:35
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈敗軍の将、兵を語らず〉

Q よく戦前は新聞社が〈大本営発表〉をやっていたと言われます。まるで軍部が強制していたかのような感じですが実際はどうだったのでしょう。

A 軍部が強制したという事実はないようです。実際は新聞社が新聞の購読者である国民…つまり消費者…に受けが良い記事を書いていた感じですね。もしも軍部の悪いことを書くと〈民間右翼〉あたりから襲撃を受ける可能性もあった。それを恐れて空気を読んで優等生的な記事を連発していたのでしょう。

Q 戦前は普通選挙法が施行されていたため民主主義があったと言われます。これはどうでしょう。

A 〈言論の自由〉や〈基本的人権〉は民主主義を支える柱ですから屋根や外壁だけ立派でも仕方ありません。やはり民主主義はなかった。あったとしてもうわべだけの〈ねぶた民主主義〉と言えそうです。

Q 旧日本軍の戦闘機は世界最強だったと言われますが実際はどうだったのでしょう。

A 旧日本軍の戦闘機はpilotのsurvivaltyを全く考えていませんでした。装甲はスカスカで脱出装置も付いていません。おまけにauto pilot装置もありません。これで世界最強と言われても困ります。そもそも〈設計思想〉が違うからです。

Q 軍事兵器に限らずあらゆる人工物には人間の思想が自ずと反映される訳ですが日本人が歴史上〈戦車〉を作れなかったのは極めて重要な科学的事実と考えられます。

A 戦車の裏返しは〈要塞〉ですから日本人は少なくとも思想的には侵略も防衛もできない。戦国時代は日本は世界最大の鉄砲保有国でした。鉄砲は当時の最強武器でしたから事実上、世界最強の国だったということになります。それでも日本が世界へ進出できなかった・しなかったのは西洋人のように〈Christ教を知らない可哀想な未開人〉というような思想的傲慢を持ち得なかったからとも言えるでしょう。

No.13 12/08/29 06:51
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈一つ年上の女房は金の草鞋を履いても探せ〉

Q 現代に特徴的な構造的な流れとして精子bankや人工受精、代理母といったtechnologyの進歩があります。これらは人類が長年に渡って築き上げてきた生命倫理観を根底から揺るがすものと考えられます。また一方でpistolのような手軽に扱えて強力な携行武器の進歩は男女間の腕力の差を有名無実化したものと考えられます。

A 重機やrobotの進歩は〈力仕事〉における男性の優位性を揺るがしていますね。今後も進歩が続けば男性の優位性は全くなくなるでしょう。つまり男性性そのものの価値が揺らいでいるのが現代という時代です。

Q 女性の陰核というのは男性の陰茎の名残らしいですね。つまり胎児の時はまだ性が未分化で両方ついている。それでその後のhormone balanceによって性が分かれる訳ですが。

A 機能的には不必要なのに男性に乳首がついているのと同じですね。このような科学的事実はいわゆる〈男らしさ〉や〈女らしさ〉に関わる伝統的価値観にも影響を与えそうです。

Q 自然界を眺めるとメスが圧倒的に強いことが分かります。むしろ男性優位の社会を構築している人間を含めた生物は少数派です。

A Europeでは中世まで女性は魂のない存在と考えられていたようです。子供を産んだり家事をする道具という感じです。そこまで女性の権利が抑え込まれていたのはむしろ女性の力を恐れていたことの裏返しとも取れます。

Q 自然界でメスが強いなら人間社会を自然のままにしているとどんどん女性が力をつけてくる。だから男性たちがあれこれ理屈をつけて女性の権利を抑えつけてきた…という感じでしょうか。

A 〈一夫一妻〉制というのは梅毒の拡散を予防するためにChrist教が定めた制度らしいですね。しかし医療technologyが進歩してくるとこのような制度も道徳的善悪によらず現実的拘束力を喪失してくるものと考えられます。

No.12 12/08/29 06:12
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈子孫に美田を残さず〉西郷隆盛

Q 竹島・尖閣問題が泥沼化しているらしいのですが何か簡単な解決方法はあるでしょうか。

A 日本が覚悟を持って〈損切り〉することでしょうね。『竹島は日本の領土だ!』と言いつつ現実問題として防衛できていないのですから自業自得でしょう。

Q なるほど。そもそも韓国の人々はなぜあんなに日本に対して怒っているのでしょうか。

A 例えば日本人で〈ミンピ殺害事件〉を知っている人は少ないでしょう。歴史の教科書でもさらっと客観的に書いているかそもそも触れていないぐらいです。〈自虐教育〉をするなら格好の材料のはずですがほとんど教えていない。

Q そんなことを話題に出したら〈在日〉だと後ろ指を指されますよ(苦笑)

A ええ。だから普通の日本人は知らない。それで韓国の人は日本人がミンピ殺害事件などの歴史を知らないことにまず驚いて次に怒りを覚える訳です。

Q なるほど。例えるなら『暴力を振るったことを全く忘れているDV男』みたいなものですかね。

A ええ。それでまた『仲良くしよう』なんて近づいてきたらゾッとして怒りを覚えるでしょう。

Q 一度暴力を振るって信用を全く失っている上にそれを忘れているのだから『ふざけるな!』という感じですね。日本人の無節操ここに極まれり、という感じですが。

A 日本人は欧米人にはペコペコするけれども他のAsia人を蔑視しているきらいがありますよね。かつてVietnamの東遊運動を潰したのもFranceとの協約もありましたが根底には差別意識があったと思いますよ。

Q 最近は中国に対しても反発心を抱く人が増えたようです。日本は中国に勝てるでしょうか。

A 無理でしょう。中国は13億人、日本は1億人。話になりません。それから中国は古代からorient Europe文明と交流がありました。また明の時代には鄭和がAfricaまで行っています。中国文明は昔から世界と繋がっているのです。ですから中国文明は孤立した文明ではなくむしろ世界と親和性が高いのです。

Q なるほど。つまり中国との対立は世界を敵に回すことになると。

A 結果的にはそうなるでしょう。中国とは地理上の中心の国という以上にideologyの中心ということでもあるのです。つまりより普遍化・抽象化されたsystemを世界と共有しているということです。

No.11 12/08/29 05:10
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈人間至る所に青山あり〉

Q tablet端末の登場によりgame革命が起こるということでしたがそれは突き詰めるとcontents革命であるということが分かります。つまりIT革命の蘊奥(うんのう)は著作権革命ということですね。

A ええ、しかし産業革命がそうであったようにこれからしばらくは著作権の〈囲い込み〉が起こるはずです。そこで今後の世界を眺望する上で一つのkey wordがparody(下手くそなモノマネ)ということです。

Q なるほど。確かにTVでもWebでもparodyは増えてきましたね。それがTVがつまらない原因の一つでもあります。掲示板に現れるparodyが得意なミクモンのnamingはどうしましょうか?

A それでは『パロディーン』にしましょう。

Q 分かりました。では個人情報の保護についてはどう考えれば良いでしょう。

A 警察の盗聴法やN-systemなどを考えれば個人情報を完全に守ることは不可能だと考えて良いでしょう。民間人levelでも探偵やCyber攻撃などを考えればやはり守るのは難しいでしょう。極端なことを言うとこれからは〈個人情報を知られて困る人〉というのは〈負け組〉になる時代かもしれません。

Q なるほど。〈個人情報を知られても困らない人〉というのは例えば聖人とか国家の英雄とかtalentとかある業界におけるcharismaとか…まぁとにかくterrorismの対象にならないか、あるいは損失が非常に大きい人々ですね。

A これから〈新しい中世〉の時代がやってくる訳ですが中世においては人々のidentityはまず第一に国家ではなく〈宗教〉でした。そして第二に〈身分〉ですね。

Q globalismによってnationalismの価値が相対的に下がると〈囲い込み〉が起こる可能性もありますね。

A nationalismは人間が一度はかかる〈はしか〉のようなものですから早めに罹って免疫をつける必要があるでしょう。

Q なるほど。しかし日本では戦後の英米史観教育の影響で免疫のないまま育ち大人になってからnationalismに罹る人々がたくさんいるようです。

A 大人のはしかはこじらせると重症化し最悪は死に至る場合もありますので気をつけて下さい。まぁ大人ですから自業自得ですけれども。

No.10 12/08/26 15:36
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈五月の鯉の吹き流し〉

Q 今年も日テレは24時間TVというのをやるそうです。ただ案の定というか心ある人々によって批判はされていますね。

A 日本にはcharityとかtipの文化はないでしょう。日本は労働が信仰だからtipなんてあげる発想も貰う発想もない。『tipを下さい』なんて言おうものなら蔑まされる人になってしまう。

Q 24時間TVは独特の雰囲気がありますよね。あれは何なのでしょう。

A TVは一応、法律上特定の宗教に肩入れして放送してはいけないことになっています。しかしcharityはChrist教、布施や施しは仏教という訳ですからcharityから宗教色を抜けばああいう〈究極のhumanism〉にならざるを得ないのでしょう。

Q 24時間TVはtalentにguaranteeを支払っているということで批判されていますね。この点はどうでしょう。

A たぶん契約上か経理上の問題でしょう。talentがpocket moneyでguarantee分を募金すれば理屈としては無料出演ということになるでしょう。もちろん募金するかどうかはtalent次第ですよ。

Q talentも丁稚奉公ではなく仕事でやっていますからね。もちろんIslam教徒の自爆terrorismも〈サラフィスト〉という宗教的指導者の仕事ですしわざわざ危険な紛争地帯に潜入してscoopを狙うjournalistも仕事です。しかしなぜこのような批判が生まれるのでしょう。

A やはり判官贔屓(強者=悪、弱者=善)という感動至上主義によるものでしょう。sponsor、talent、金持ち、America-Israel連合は悪玉で、障害者、持たざる者、Syriaは弱者で善玉という訳です。

Q Americaの美術館や博物館が無料なのもcharityのお陰ですね。日本ではなぜそのような動きがないのでしょう。

A 『奇跡の歌声を持つ全盲の少女』というのを今朝やっていました。しかし全盲の方というのは日本だけではなく世界にもたくさんいる訳です。ある意味では先進国が税金で障害者の方に芸術教育を施したりして社会に適応させてゆくというのは贅沢なことであります。日本人に限らず先進国ではこのような〈物語〉を作って守っているとも言えますが日本では特にそれが顕著ということでありましょう。

No.9 12/08/24 06:11
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈初心忘れるべからず〉

Q 日本人の西洋complexについてですが例えば正岡子規はRome字で日記をつけていましたよね。それから明治の知識人の間では日本語をRome字で統一しようという動きもありました。やはりどのような民族でも外来文明に対する素朴な憧れというのはあると思いますがここまで同化しようとするのも凄いですね。

A そもそも戦争で負けて占領軍の統治をこれほど速やかに受けいれたのも恐らく歴史上に例はないでしょう。日本人の場合はむしろ占領軍を進んで受けいれた感があります。これもあべこべですね。

Q 日本が戦争に負けると日本語を廃絶するかどうかの全国testがGHQによって行われました。まぁtestの結果が良かったので今でも日本人は日本語を使えている訳ですが。もしも日本人が勉強嫌いでtestの結果が悪ければ日本人は今頃、第三諸国の人々のように英語がペラペラになっていたのではないでしょうか(苦笑)

A 相手の〈言語と神〉を奪うのが西洋人の戦争観ですからね。その意味では日本人はまだまだ戦えるとも言えますが。しかしそれが未だに稚拙な民族主義にハマる人々が多い理由とも考えられます。

Q 日本人の同化力で言うと例えば中国のやたらに難しい漢字を易しくしてしかもそれを崩してひらがな、カタカナを作ったのが日本人です。だからひらがな、カタカナも元を辿ると中国complexの産物なんですがそういうことは誰も言わない。

A まぁ一応、日本語というのは日本独自のもので日本民族のidentityを支えていますから言ってはいけないtabooなんでしょう。

Q 中国は印刷・製紙技術、黒色火薬、鉄砲、羅針盤…全て発明していますね。ただ普及には至らずそれを上手くモノマネしたのがLatin Europe(南蛮)ということなんですが。

A それで戦国時代に南蛮人がやってきて日本は非常に影響を受ける。その後のペリー来航から始まる文明開化の過程も同じことの拡大再生産に過ぎません。

Q 伊藤博文が初代総理大臣に推された理由が〈英語ができるから〉という理由であるのは象徴的ですね。明治政府が最初に使っていた教科書もAmericaの教科書です。

A 往々にして優れた文化や技術の発明者よりもそれを素早くモノマネした人間が歴史の勝者となるのでしょう。

No.8 12/08/24 05:11
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈棒ほど願って針ほど叶う〉

Q 竹島を巡って日韓で緊張状態が続いています。なぜ日本と韓国は仲良くできないのでしょうか。

A 日中韓の関係は西洋に例えるならJudea教、Islam教、Christ教の関係に似ています。Islam教とChrist教はそれぞれJudea教から生まれた〈兄弟〉関係にあたります。だから仲が悪いでしょう。

Q 中国=Judea教というのは頷けます。それでいくと儒教倫理が強い韓国はIslam教で日本は〈天皇の下に平等〉の国なのでChrist教ですかね。日本がChrist教的だとしたらChrist教圏の人と仲良くできるのも不思議ではありません。

A ええ。以上のように考えると日本はChrist教圏と仲良くした方が良さそうですね。CatholicとProtestant(抵抗する人の意)の違いもありますが日本はそのどちらも受容するのか。あるいはどちらか片方に決めるのか。覚悟が問われるところですね。

Q Catholicに決めた場合は天皇はさながら『東のRome法王』のような位置付けになりますね。この場合、軍事力を全て放棄し憲法九条を金科玉条にするやり方であればもはやどのような国も弓引くことはできません。

A Protestantでゆく場合はますますAmericaとの関係を深くしもはや覚悟を決めてglobal standardを共に作る枢軸国になる道しかないでしょうね。いずれにせよ中途半端な国家戦略が現在の混迷の原因です。

Q なるほど。では防衛についてはどのように考えたら良いでしょうか。

A 前にも書きましたが日本は物理法則によってAmerica、China、Russiaのような大国には勝てません。3倍の兵力差であれば量は質をcover出来ることが科学的に明らかになっています。日露戦争においては日本海軍は〈無線〉を採用していましたがRussiaは〈手旗信号〉でした。これだけの科学技術の差があっても日本は首の皮一枚繋がったAmerica仲裁による〈判定勝ち〉です。

Q なるほど。日本は小国でありどう転んでも大国には勝てない。まずこの現実を見据える覚悟を国民が持つことが重要ですね。

A はい。しかし日本は戦後の平和教育の〈反作用〉で妙に軍事に憧れを抱く方が多く時に非科学的なことをWebで発表し国民を扇動しています。これは明らかに国益を損ねる行為でありいつも残念に想っています。

No.7 12/08/24 01:09
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈百年河清を待つ〉

Q 最近のTVがつまらないということの理由の一つとして〈大人の鑑賞に堪えられる〉ものが非常に少なくなったということを感じます。例えば歴史ものでも坂本龍馬や西郷隆盛を英雄視するような非常に皮相浅薄な歴史観が披瀝されている訳です。

A 坂本龍馬や西郷隆盛を英雄視する歴史観というのは要するに〈薩長・英米史観〉ということですね。よく戦後の〈自虐教育〉ということが言われますが本当に〈自虐〉なら坂本龍馬や西郷隆盛も教科書でこき下ろされているはずです。

Q そうなんです。つまり自虐史観=薩長・英米史観なんですよね。いわゆる戦後の『平和教育』というのも薩長・英米によってもたらされた平和を有り難がる勧善懲悪な歴史観ということです。よくある子供向けanimationと同じで勧善懲悪storyというのは大人の鑑賞には堪えられない訳です。

A 坂本龍馬はいろは丸を紀州藩の明光丸にぶつけて賠償金をむしり取っていますね。しかもそのやり口がまたえげつないもので紀州藩が賠償金の支払いを拒むと『舟を沈めたその償いは、金を取らずに国を取る』なんて言う歌を作って遊郭なんかで流行らせている。つまり完全な〈当たり屋〉で〈強請り〉を働いているんですよ。

Q 坂本龍馬というのは今で言う〈有名芸能人〉みたいな扱いだったのでしょうね。今でも清原和博みたいな人がやっている〈番長の武勇伝〉は誰も止められないでしょう。

A 当時の国際法上、夜間では赤灯、青灯を点けるのがruleだったのですがいろは丸は点けていなかった。もちろん明光丸は点けていました。つまり状況証拠によって龍馬側の過失であることは明らかなんですよね。それで『紀州藩は万国公法を知らん田舎者ぜよ』なんて言いふらしている。まさしく『口だけ番長』という感じです。

Q やはり有名芸能人の〈坂本龍馬〉というnamingにあやかりたいという人は結構いるようで商標登録されたりしているようです。しかし高知県が坂本龍馬を商標登録しようとしたら特許庁に却下されていました。坂本龍馬は〈みんな〉のものということらしいです。

A 土佐藩は明治政府内で冷遇されていた為日露戦争前夜に昭憲皇后の夢に坂本龍馬が出てきて戦勝を祈ったなんていう作り話まででっち上げて自分達の地位向上に躍起になっていましたから…残念でしたね。

No.6 12/08/23 21:10
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈秘すれば花なり。秘せざるは花なるべからずなり〉世阿弥

Q 日本人が相当に歌好きな民族だなと思うのは例えば〈万葉集〉ですか。あれに〈読み人知らず〉というのがあります。この〈読み人知らず〉というのは罪を犯して恥ずかしいから名前も名乗れない人ということらしいんですが…。

A なるほど。つまり〈前科者〉ですね。

Q ええ。それで前科者の歌と大臣や天皇の歌が同じ歌集に収められている。これは世界に例がないでしょう。そもそも西洋では詩作は貴族しか出来なかった訳です。やはり日本人の識字率の高さというか勉強好きが出ている訳です。

A そういえばAKBの誰某さんがTVで下手くそな歌を披露したということで〈フルボッコ〉になっていたスレがありましたよね。

Q ええ。あれは非常に痛々しいものでした。もしも御本人が見ていたらshockで自殺をしてしまうかもしれない。それぐらい酷い内容でした。

A あのhystericな反応はちょうどsupermarketで買ってきた商品に不具合があったとか髪の毛が入っていたとか、まぁそういう反応と非常に似ています。つまり今の日本人はpackageされた商品としての音楽を楽しんでいる〈消費者〉ということなんですが。

Q 日本の消費者が非常に厳しいというのは欧米makerも知っているようで〈日本道場〉なんて言いますね。つまり日本市場で大丈夫なら世界市場でも大丈夫だろうということです。

A 例えばAmericaだと美術館とか博物館は無料で公開されています。それは芸術が市民共有の公共財という認識がある訳ですが。日本だと企業が高いmoneyで芸術品をrentalしてそれで庶民がまた高いmoneyを払って見に行くというようなことをやっています。やはり電通とかmass mediaの存在が大きいのでしょう。

Q いやいや。しかしこれは日本が芸術・芸能で遅れているというよりむしろ非常に進んでいるのでは。つまり成熟しているから消費者の〈お目が高い〉とも言えますね。

A なるほど。確かに。日本人の遊興好きについては例えば古代の天皇が博戲(サイコロgame)にハマって借金をしたとかそういうことが文献にもある訳ですが今でもTV gameとかパチンコにハマってる人が沢山いる訳でしょう。そういう意味では今も昔も変わらないというよりむしろ拡大再生産されていることが分かります。

No.5 12/08/19 22:08
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈心頭滅却すれば火もまた涼し〉

Q かつて朝日新聞が〈野球害毒論〉を展開したことがあります。新渡戸稲造や乃木希典といった高名な人物も健筆を揮ったそうでありますがいつの時代も新しい娯楽や文化といったものは〈心ある人々〉から非難される運命にあるのでしょうか。

A 野球と言えば今では青少年の健全なsportsの代名詞になった感がありますね。しかし皮肉なことにそれもこれも朝日新聞の野球害毒論から始まったと言って良いでしょう。朝日新聞の野球害毒論を受けて読売新聞らが〈野球擁護論〉を展開しました。舌戦が繰り広げられた訳ですがまぁ結局〈野球害毒論〉は敗れてその後朝日新聞はOthelloの反転現象よろしく急進的な〈野球教育論〉を展開する訳です。

Q 現在の分列行進とかhome plateを挟んで挨拶をする習慣も全て朝日新聞の発明ですね。ちなみに優勝校には〈英和辞典〉が贈られたというから微笑ましいではないですか。

A 夏の高校野球については非人道的とまでは言いませんがかなりnonsenseな問題があります。まずmass mediaの朝日新聞がたかが高校生の課外活動のsponsorになっているということ。まぁこれは高校野球に限らないので置きましょう。

Q なぜ涼しい北海道ではなく日本で最も蒸し暑い阪神地方でやるのかという疑問もあります。これでは選手のbest performanceは期待できません。ここでは野球という〈sports文化〉の鑑賞・育成よりも暑さに耐えるという精神論的な〈教育〉に主眼が置かれています。

A もう一つ。ball gameは運の要素が強いため世界ではleague制にするのが当たり前です。しかし高校野球ではtournamentで戦われる訳です。野球がお家芸であるはずの日本でこのようなあべこべ現象がある訳です。

Q なぜ日本ではleague制ではなくtournament制がまかり通っているのでしょう。

A その方が悲劇性が強く視聴率も稼げるからでしょう。日本人はお涙頂戴物語が大好きな〈感動至上主義〉民族であることは前に触れました。忠臣蔵、おしん、火垂るの墓、私は貝になりたい…etc.つまり日本人は野球という〈sports文化〉の育成・担い手というよりも〈消費者〉なのです。

No.4 12/08/18 02:09
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈暖簾に腕押し〉

Q 言葉のimage controlについてですが例えば〈戦後の焼け野原〉はどうでしょう。

A 『日本は戦後の焼け野原から復興した!』なんて言われるとまるで日本人が特別優れた民族のような気がしてきますが政治的にはGHQの支援と朝鮮戦争の特需のお陰です。実存的・道徳的要因もあったには違いありませんが構造的問題を無視するのもまた誤りでしょう。

Q なるほど。では〈民主主義〉はどうでしょう。

A demosは大衆、群集という意味ですがその本質は読み書きのできない無学文盲の人々ですね。無学文盲の人々は自分の考えを言葉や文字で伝える事ができないので行動で示す必要があります。つまりdemo行進ですね。ですからdemo行進に参加することは『私は無学文盲の群集です』とappealすることになってしまいます。この無学文盲の人々に政治に参加する権利を与えようという訳ですから民主主義の危険性は自ずと理解できると思います。しかし日本は識字率99%、江戸時代でも75%という勉強好きの民族であったことが皮肉にもdemocracyが理解できなかった要因ではないかと考えられます。

Q なるほど。では〈終戦記念日〉はどうでしょう。

A 〈終戦〉と客観的に書くと『どこか遠い地でやっていた戦争がようやく終わりました』という感じでいかにも他人事のようなimageを与えます。もちろん日本は第二次大戦を戦った当事国ですから〈敗戦〉が正しいのです。しかし敗戦を〈記念〉する民族などどこにもいませんから〈終戦記念日〉と言い換えているのでしょう。

Q なるほど。では〈冷戦〉はどうでしょう。

A 〈冷戦〉などと書くと自由主義対社会主義のような対立構造を彷彿とさせますが実際はSoviet連邦が勝手に壁を作って引きこもっていた状態に過ぎずその本質は情報戦・経済戦にあります。その意味で現代はより〈冷戦〉が激しくなっていると考えられます。

Q なるほど。しかし冷戦時代を知る人々が冷戦の本質が理解できていないというあべこべ現象が発生しています。

A 詰め込み教育の弊害でゆっくりものを考えるゆとりがなかったのでしょう。

No.3 12/08/17 00:48
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈出る杭は打たれる〉

Q 竹島・尖閣諸島を巡って〈領土〉問題が喧しいですがどのような解決方法が好ましいでしょうか。

A では例えば4年に一回gameをして勝者が領有権を主張できるようにしてはどうでしょう。4年後にまたgameして勝った方に領有権は移ります。これを繰り返す訳です。

Q なるほど。しかし竹島・尖閣諸島は『歴史的に』日本固有の領土ということですが。

A なるほど。では沖縄は『歴史的に』琉球王朝の領土ですから沖縄人に返還しましょう。北海道も『歴史的に』Ainu民族の領土ですから返還しましょう。それからAmerica大陸は『歴史的に』Indianのものですから即座に全て返還するようAmerica大統領に直談判しましょう。それからAustraliaとかMicronesiaとかあの辺も全て返還するようにElizabeth女王に働きかけましょう。

Q なるほど。理路整然としていますからきっと日本の主張は受け入れられますね。

A ええ。

Q しかし日本の歴史教科書では中南米諸国を〈旧Spain領〉なんて紹介しています。これは暗に西洋人の〈実効支配〉を認めるものではないでしょうか。

A 理屈で考えるとそうなります。〈旧Spain領〉なんて客観性を装っていますが実際はSpain人の虐殺行為の末に作られた国ということです。

Q 一方では韓国人や中国人の武力による〈実効支配〉を非難する。また一方では西洋人の武力による〈実効支配〉は看過する。ここにはどのような心理が潜んでいるでしょうか。

A これは日本が置かれた国際政治上の避けられぬ構造的問題と考えられます。従って例え日本が核武装してもこの問題の根本的解決は実質的に不可能であると考えられるため当面は八面六臂の〈鵺外交〉で行くことになると思われます。

No.2 12/08/17 00:19
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈首振り三年ころ八年〉

Q 女子volleyballが28年ぶりにmedalを獲得しました。volleyballは日本の〈お家芸〉らしいです。

A ははは、柔道、体操、野球、wrestling…日本には家の数だけお家芸が生まれるのでしょうね。

Q 野球、volleyballはAmerica発祥のsportsですがなぜ日本でお家芸になったのでしょう。

A elite中心のEurope sportsを大衆化し民主化したのがAmerica sportsの特徴です。つまりAmerica発祥のsportsには〈民主主義〉の精神が流れている訳です。日本人は〈和をもって尊しとなす〉民主的民族ですから非常にbaseballやvolleyballが上手というか相性が良いのでしょう。

Q なるほど。では体操はなぜ日本のお家芸なのでしょう。

A 明治政府が〈富国強兵〉政策として体操を教育に採用したからですね。言うなれば内村航平君が金medalを取れたのも明治の元勲達のお陰ということでしょうか。ちなみに戦前の軍事教練の名残は現在の体育教育にも残っております。例えば体力測定のsoftball投げは手榴弾投げ、鉄棒の逆上がりは三八式歩兵銃で自分の体重を持ち上げるという軍事教練の名残であります。

Q London Olympicでは意外なことに冷ややかな反応を示す人が多かったことが印象的でした。反中・嫌韓意識でnationalismが高揚していた割に『Olympicのせいでdramaが見れない!』なんて人もいました。

A 大宅壮一という人が『sportsは為政者が大衆に打ち込む阿片である』なんて言っています。このような左翼意識が影響を与えているのかもしれません。

Q 右翼をaccelerator(公への加速収斂)左翼をbrake(私への停滞拡散)という風に考えるとOlympicを冷ややかに見た、或いはそもそも見なかった人というのは〈私生活〉を大事にしていた人々だということが分かります。

A そうですね。しかし一方でsoftball投げとか鉄棒の逆上がりに対する疑義や明確な意味付けというのは左右両陣営の人々から聞いたことがありません。要するにやはりどちらも無節操な民主的人間ということなのかもしれません。

No.1 12/08/14 00:41
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈鬼も十八、番茶も出花〉

Q 最近のTV showはつまらない、昔のTV showは面白かったと指摘されています。この認識は正しいでしょうか。

A やはり思い出biasがかかっていると考えて良いでしょう。今も昔も一定の割合でつまらない番組は存在します。つまらない番組はそもそも印象に残らないので記憶から削除されているのでしょう。

Q 最近は低予算で〈貧乏臭い〉番組が増えたように思われます。節約術、100均商品のranking…etc.
この傾向が〈つまらない番組が増えた〉と感じられる要因ではないでしょうか。

A handy cameraと無名のお笑い芸人を起用することでcostをcutし低予算で視聴率を稼ぐ手法を確立したのが日テレの〈電波少年〉でした。ご存知の通り電波少年の企画は非常に貧乏臭いものです。従って貧乏臭い=つまらない訳ではありません。しかしこの電波少年型の番組が増えたことが〈似たり寄ったり〉の原因の一つであることは確かでしょう。

Q 視聴者参加型番組も減ったように感じられます。この点はどうでしょう。

A 視聴者参加型番組は〈制御幻想bias〉を上手く利用した番組です。例えば宝くじよりもスクラッチの方が当たるような気がします。もちろんどちらも抽選結果は全くrandomですが自分でスクラッチを削ることで気持ちがこもる訳です。これが制御幻想biasです。

Q なるほど。つまり面白い番組というのは予算に関わらず視聴者を巻き込んで制御幻想biasを上手く利用した番組という訳ですね。

A それだけではなく面白い番組は興奮性biasも上手く利用しています。興奮性biasとは知性や教養の有無に関わらず興奮事の行動を予想できずに逸脱してしまうということです。これはAmericaのCalifornia大学の実験で明らかになっています。

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