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想事記Ⅲ

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鳥野ササミ( 0tYn1 )
14/03/28 11:57(更新日時)

ミクモンの観察、収集日記。

13/09/10 03:58 追記
新・共産革命宣言~或いは右翼と左翼を超越したネオ・コスモポリタニズムについて~

No.1834857 12/08/13 16:02(スレ作成日時)

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No.1 12/08/14 00:41
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈鬼も十八、番茶も出花〉

Q 最近のTV showはつまらない、昔のTV showは面白かったと指摘されています。この認識は正しいでしょうか。

A やはり思い出biasがかかっていると考えて良いでしょう。今も昔も一定の割合でつまらない番組は存在します。つまらない番組はそもそも印象に残らないので記憶から削除されているのでしょう。

Q 最近は低予算で〈貧乏臭い〉番組が増えたように思われます。節約術、100均商品のranking…etc.
この傾向が〈つまらない番組が増えた〉と感じられる要因ではないでしょうか。

A handy cameraと無名のお笑い芸人を起用することでcostをcutし低予算で視聴率を稼ぐ手法を確立したのが日テレの〈電波少年〉でした。ご存知の通り電波少年の企画は非常に貧乏臭いものです。従って貧乏臭い=つまらない訳ではありません。しかしこの電波少年型の番組が増えたことが〈似たり寄ったり〉の原因の一つであることは確かでしょう。

Q 視聴者参加型番組も減ったように感じられます。この点はどうでしょう。

A 視聴者参加型番組は〈制御幻想bias〉を上手く利用した番組です。例えば宝くじよりもスクラッチの方が当たるような気がします。もちろんどちらも抽選結果は全くrandomですが自分でスクラッチを削ることで気持ちがこもる訳です。これが制御幻想biasです。

Q なるほど。つまり面白い番組というのは予算に関わらず視聴者を巻き込んで制御幻想biasを上手く利用した番組という訳ですね。

A それだけではなく面白い番組は興奮性biasも上手く利用しています。興奮性biasとは知性や教養の有無に関わらず興奮事の行動を予想できずに逸脱してしまうということです。これはAmericaのCalifornia大学の実験で明らかになっています。

No.2 12/08/17 00:19
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈首振り三年ころ八年〉

Q 女子volleyballが28年ぶりにmedalを獲得しました。volleyballは日本の〈お家芸〉らしいです。

A ははは、柔道、体操、野球、wrestling…日本には家の数だけお家芸が生まれるのでしょうね。

Q 野球、volleyballはAmerica発祥のsportsですがなぜ日本でお家芸になったのでしょう。

A elite中心のEurope sportsを大衆化し民主化したのがAmerica sportsの特徴です。つまりAmerica発祥のsportsには〈民主主義〉の精神が流れている訳です。日本人は〈和をもって尊しとなす〉民主的民族ですから非常にbaseballやvolleyballが上手というか相性が良いのでしょう。

Q なるほど。では体操はなぜ日本のお家芸なのでしょう。

A 明治政府が〈富国強兵〉政策として体操を教育に採用したからですね。言うなれば内村航平君が金medalを取れたのも明治の元勲達のお陰ということでしょうか。ちなみに戦前の軍事教練の名残は現在の体育教育にも残っております。例えば体力測定のsoftball投げは手榴弾投げ、鉄棒の逆上がりは三八式歩兵銃で自分の体重を持ち上げるという軍事教練の名残であります。

Q London Olympicでは意外なことに冷ややかな反応を示す人が多かったことが印象的でした。反中・嫌韓意識でnationalismが高揚していた割に『Olympicのせいでdramaが見れない!』なんて人もいました。

A 大宅壮一という人が『sportsは為政者が大衆に打ち込む阿片である』なんて言っています。このような左翼意識が影響を与えているのかもしれません。

Q 右翼をaccelerator(公への加速収斂)左翼をbrake(私への停滞拡散)という風に考えるとOlympicを冷ややかに見た、或いはそもそも見なかった人というのは〈私生活〉を大事にしていた人々だということが分かります。

A そうですね。しかし一方でsoftball投げとか鉄棒の逆上がりに対する疑義や明確な意味付けというのは左右両陣営の人々から聞いたことがありません。要するにやはりどちらも無節操な民主的人間ということなのかもしれません。

No.3 12/08/17 00:48
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈出る杭は打たれる〉

Q 竹島・尖閣諸島を巡って〈領土〉問題が喧しいですがどのような解決方法が好ましいでしょうか。

A では例えば4年に一回gameをして勝者が領有権を主張できるようにしてはどうでしょう。4年後にまたgameして勝った方に領有権は移ります。これを繰り返す訳です。

Q なるほど。しかし竹島・尖閣諸島は『歴史的に』日本固有の領土ということですが。

A なるほど。では沖縄は『歴史的に』琉球王朝の領土ですから沖縄人に返還しましょう。北海道も『歴史的に』Ainu民族の領土ですから返還しましょう。それからAmerica大陸は『歴史的に』Indianのものですから即座に全て返還するようAmerica大統領に直談判しましょう。それからAustraliaとかMicronesiaとかあの辺も全て返還するようにElizabeth女王に働きかけましょう。

Q なるほど。理路整然としていますからきっと日本の主張は受け入れられますね。

A ええ。

Q しかし日本の歴史教科書では中南米諸国を〈旧Spain領〉なんて紹介しています。これは暗に西洋人の〈実効支配〉を認めるものではないでしょうか。

A 理屈で考えるとそうなります。〈旧Spain領〉なんて客観性を装っていますが実際はSpain人の虐殺行為の末に作られた国ということです。

Q 一方では韓国人や中国人の武力による〈実効支配〉を非難する。また一方では西洋人の武力による〈実効支配〉は看過する。ここにはどのような心理が潜んでいるでしょうか。

A これは日本が置かれた国際政治上の避けられぬ構造的問題と考えられます。従って例え日本が核武装してもこの問題の根本的解決は実質的に不可能であると考えられるため当面は八面六臂の〈鵺外交〉で行くことになると思われます。

No.4 12/08/18 02:09
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈暖簾に腕押し〉

Q 言葉のimage controlについてですが例えば〈戦後の焼け野原〉はどうでしょう。

A 『日本は戦後の焼け野原から復興した!』なんて言われるとまるで日本人が特別優れた民族のような気がしてきますが政治的にはGHQの支援と朝鮮戦争の特需のお陰です。実存的・道徳的要因もあったには違いありませんが構造的問題を無視するのもまた誤りでしょう。

Q なるほど。では〈民主主義〉はどうでしょう。

A demosは大衆、群集という意味ですがその本質は読み書きのできない無学文盲の人々ですね。無学文盲の人々は自分の考えを言葉や文字で伝える事ができないので行動で示す必要があります。つまりdemo行進ですね。ですからdemo行進に参加することは『私は無学文盲の群集です』とappealすることになってしまいます。この無学文盲の人々に政治に参加する権利を与えようという訳ですから民主主義の危険性は自ずと理解できると思います。しかし日本は識字率99%、江戸時代でも75%という勉強好きの民族であったことが皮肉にもdemocracyが理解できなかった要因ではないかと考えられます。

Q なるほど。では〈終戦記念日〉はどうでしょう。

A 〈終戦〉と客観的に書くと『どこか遠い地でやっていた戦争がようやく終わりました』という感じでいかにも他人事のようなimageを与えます。もちろん日本は第二次大戦を戦った当事国ですから〈敗戦〉が正しいのです。しかし敗戦を〈記念〉する民族などどこにもいませんから〈終戦記念日〉と言い換えているのでしょう。

Q なるほど。では〈冷戦〉はどうでしょう。

A 〈冷戦〉などと書くと自由主義対社会主義のような対立構造を彷彿とさせますが実際はSoviet連邦が勝手に壁を作って引きこもっていた状態に過ぎずその本質は情報戦・経済戦にあります。その意味で現代はより〈冷戦〉が激しくなっていると考えられます。

Q なるほど。しかし冷戦時代を知る人々が冷戦の本質が理解できていないというあべこべ現象が発生しています。

A 詰め込み教育の弊害でゆっくりものを考えるゆとりがなかったのでしょう。

No.5 12/08/19 22:08
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈心頭滅却すれば火もまた涼し〉

Q かつて朝日新聞が〈野球害毒論〉を展開したことがあります。新渡戸稲造や乃木希典といった高名な人物も健筆を揮ったそうでありますがいつの時代も新しい娯楽や文化といったものは〈心ある人々〉から非難される運命にあるのでしょうか。

A 野球と言えば今では青少年の健全なsportsの代名詞になった感がありますね。しかし皮肉なことにそれもこれも朝日新聞の野球害毒論から始まったと言って良いでしょう。朝日新聞の野球害毒論を受けて読売新聞らが〈野球擁護論〉を展開しました。舌戦が繰り広げられた訳ですがまぁ結局〈野球害毒論〉は敗れてその後朝日新聞はOthelloの反転現象よろしく急進的な〈野球教育論〉を展開する訳です。

Q 現在の分列行進とかhome plateを挟んで挨拶をする習慣も全て朝日新聞の発明ですね。ちなみに優勝校には〈英和辞典〉が贈られたというから微笑ましいではないですか。

A 夏の高校野球については非人道的とまでは言いませんがかなりnonsenseな問題があります。まずmass mediaの朝日新聞がたかが高校生の課外活動のsponsorになっているということ。まぁこれは高校野球に限らないので置きましょう。

Q なぜ涼しい北海道ではなく日本で最も蒸し暑い阪神地方でやるのかという疑問もあります。これでは選手のbest performanceは期待できません。ここでは野球という〈sports文化〉の鑑賞・育成よりも暑さに耐えるという精神論的な〈教育〉に主眼が置かれています。

A もう一つ。ball gameは運の要素が強いため世界ではleague制にするのが当たり前です。しかし高校野球ではtournamentで戦われる訳です。野球がお家芸であるはずの日本でこのようなあべこべ現象がある訳です。

Q なぜ日本ではleague制ではなくtournament制がまかり通っているのでしょう。

A その方が悲劇性が強く視聴率も稼げるからでしょう。日本人はお涙頂戴物語が大好きな〈感動至上主義〉民族であることは前に触れました。忠臣蔵、おしん、火垂るの墓、私は貝になりたい…etc.つまり日本人は野球という〈sports文化〉の育成・担い手というよりも〈消費者〉なのです。

No.6 12/08/23 21:10
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈秘すれば花なり。秘せざるは花なるべからずなり〉世阿弥

Q 日本人が相当に歌好きな民族だなと思うのは例えば〈万葉集〉ですか。あれに〈読み人知らず〉というのがあります。この〈読み人知らず〉というのは罪を犯して恥ずかしいから名前も名乗れない人ということらしいんですが…。

A なるほど。つまり〈前科者〉ですね。

Q ええ。それで前科者の歌と大臣や天皇の歌が同じ歌集に収められている。これは世界に例がないでしょう。そもそも西洋では詩作は貴族しか出来なかった訳です。やはり日本人の識字率の高さというか勉強好きが出ている訳です。

A そういえばAKBの誰某さんがTVで下手くそな歌を披露したということで〈フルボッコ〉になっていたスレがありましたよね。

Q ええ。あれは非常に痛々しいものでした。もしも御本人が見ていたらshockで自殺をしてしまうかもしれない。それぐらい酷い内容でした。

A あのhystericな反応はちょうどsupermarketで買ってきた商品に不具合があったとか髪の毛が入っていたとか、まぁそういう反応と非常に似ています。つまり今の日本人はpackageされた商品としての音楽を楽しんでいる〈消費者〉ということなんですが。

Q 日本の消費者が非常に厳しいというのは欧米makerも知っているようで〈日本道場〉なんて言いますね。つまり日本市場で大丈夫なら世界市場でも大丈夫だろうということです。

A 例えばAmericaだと美術館とか博物館は無料で公開されています。それは芸術が市民共有の公共財という認識がある訳ですが。日本だと企業が高いmoneyで芸術品をrentalしてそれで庶民がまた高いmoneyを払って見に行くというようなことをやっています。やはり電通とかmass mediaの存在が大きいのでしょう。

Q いやいや。しかしこれは日本が芸術・芸能で遅れているというよりむしろ非常に進んでいるのでは。つまり成熟しているから消費者の〈お目が高い〉とも言えますね。

A なるほど。確かに。日本人の遊興好きについては例えば古代の天皇が博戲(サイコロgame)にハマって借金をしたとかそういうことが文献にもある訳ですが今でもTV gameとかパチンコにハマってる人が沢山いる訳でしょう。そういう意味では今も昔も変わらないというよりむしろ拡大再生産されていることが分かります。

No.7 12/08/24 01:09
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈百年河清を待つ〉

Q 最近のTVがつまらないということの理由の一つとして〈大人の鑑賞に堪えられる〉ものが非常に少なくなったということを感じます。例えば歴史ものでも坂本龍馬や西郷隆盛を英雄視するような非常に皮相浅薄な歴史観が披瀝されている訳です。

A 坂本龍馬や西郷隆盛を英雄視する歴史観というのは要するに〈薩長・英米史観〉ということですね。よく戦後の〈自虐教育〉ということが言われますが本当に〈自虐〉なら坂本龍馬や西郷隆盛も教科書でこき下ろされているはずです。

Q そうなんです。つまり自虐史観=薩長・英米史観なんですよね。いわゆる戦後の『平和教育』というのも薩長・英米によってもたらされた平和を有り難がる勧善懲悪な歴史観ということです。よくある子供向けanimationと同じで勧善懲悪storyというのは大人の鑑賞には堪えられない訳です。

A 坂本龍馬はいろは丸を紀州藩の明光丸にぶつけて賠償金をむしり取っていますね。しかもそのやり口がまたえげつないもので紀州藩が賠償金の支払いを拒むと『舟を沈めたその償いは、金を取らずに国を取る』なんて言う歌を作って遊郭なんかで流行らせている。つまり完全な〈当たり屋〉で〈強請り〉を働いているんですよ。

Q 坂本龍馬というのは今で言う〈有名芸能人〉みたいな扱いだったのでしょうね。今でも清原和博みたいな人がやっている〈番長の武勇伝〉は誰も止められないでしょう。

A 当時の国際法上、夜間では赤灯、青灯を点けるのがruleだったのですがいろは丸は点けていなかった。もちろん明光丸は点けていました。つまり状況証拠によって龍馬側の過失であることは明らかなんですよね。それで『紀州藩は万国公法を知らん田舎者ぜよ』なんて言いふらしている。まさしく『口だけ番長』という感じです。

Q やはり有名芸能人の〈坂本龍馬〉というnamingにあやかりたいという人は結構いるようで商標登録されたりしているようです。しかし高知県が坂本龍馬を商標登録しようとしたら特許庁に却下されていました。坂本龍馬は〈みんな〉のものということらしいです。

A 土佐藩は明治政府内で冷遇されていた為日露戦争前夜に昭憲皇后の夢に坂本龍馬が出てきて戦勝を祈ったなんていう作り話まででっち上げて自分達の地位向上に躍起になっていましたから…残念でしたね。

No.8 12/08/24 05:11
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈棒ほど願って針ほど叶う〉

Q 竹島を巡って日韓で緊張状態が続いています。なぜ日本と韓国は仲良くできないのでしょうか。

A 日中韓の関係は西洋に例えるならJudea教、Islam教、Christ教の関係に似ています。Islam教とChrist教はそれぞれJudea教から生まれた〈兄弟〉関係にあたります。だから仲が悪いでしょう。

Q 中国=Judea教というのは頷けます。それでいくと儒教倫理が強い韓国はIslam教で日本は〈天皇の下に平等〉の国なのでChrist教ですかね。日本がChrist教的だとしたらChrist教圏の人と仲良くできるのも不思議ではありません。

A ええ。以上のように考えると日本はChrist教圏と仲良くした方が良さそうですね。CatholicとProtestant(抵抗する人の意)の違いもありますが日本はそのどちらも受容するのか。あるいはどちらか片方に決めるのか。覚悟が問われるところですね。

Q Catholicに決めた場合は天皇はさながら『東のRome法王』のような位置付けになりますね。この場合、軍事力を全て放棄し憲法九条を金科玉条にするやり方であればもはやどのような国も弓引くことはできません。

A Protestantでゆく場合はますますAmericaとの関係を深くしもはや覚悟を決めてglobal standardを共に作る枢軸国になる道しかないでしょうね。いずれにせよ中途半端な国家戦略が現在の混迷の原因です。

Q なるほど。では防衛についてはどのように考えたら良いでしょうか。

A 前にも書きましたが日本は物理法則によってAmerica、China、Russiaのような大国には勝てません。3倍の兵力差であれば量は質をcover出来ることが科学的に明らかになっています。日露戦争においては日本海軍は〈無線〉を採用していましたがRussiaは〈手旗信号〉でした。これだけの科学技術の差があっても日本は首の皮一枚繋がったAmerica仲裁による〈判定勝ち〉です。

Q なるほど。日本は小国でありどう転んでも大国には勝てない。まずこの現実を見据える覚悟を国民が持つことが重要ですね。

A はい。しかし日本は戦後の平和教育の〈反作用〉で妙に軍事に憧れを抱く方が多く時に非科学的なことをWebで発表し国民を扇動しています。これは明らかに国益を損ねる行為でありいつも残念に想っています。

No.9 12/08/24 06:11
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈初心忘れるべからず〉

Q 日本人の西洋complexについてですが例えば正岡子規はRome字で日記をつけていましたよね。それから明治の知識人の間では日本語をRome字で統一しようという動きもありました。やはりどのような民族でも外来文明に対する素朴な憧れというのはあると思いますがここまで同化しようとするのも凄いですね。

A そもそも戦争で負けて占領軍の統治をこれほど速やかに受けいれたのも恐らく歴史上に例はないでしょう。日本人の場合はむしろ占領軍を進んで受けいれた感があります。これもあべこべですね。

Q 日本が戦争に負けると日本語を廃絶するかどうかの全国testがGHQによって行われました。まぁtestの結果が良かったので今でも日本人は日本語を使えている訳ですが。もしも日本人が勉強嫌いでtestの結果が悪ければ日本人は今頃、第三諸国の人々のように英語がペラペラになっていたのではないでしょうか(苦笑)

A 相手の〈言語と神〉を奪うのが西洋人の戦争観ですからね。その意味では日本人はまだまだ戦えるとも言えますが。しかしそれが未だに稚拙な民族主義にハマる人々が多い理由とも考えられます。

Q 日本人の同化力で言うと例えば中国のやたらに難しい漢字を易しくしてしかもそれを崩してひらがな、カタカナを作ったのが日本人です。だからひらがな、カタカナも元を辿ると中国complexの産物なんですがそういうことは誰も言わない。

A まぁ一応、日本語というのは日本独自のもので日本民族のidentityを支えていますから言ってはいけないtabooなんでしょう。

Q 中国は印刷・製紙技術、黒色火薬、鉄砲、羅針盤…全て発明していますね。ただ普及には至らずそれを上手くモノマネしたのがLatin Europe(南蛮)ということなんですが。

A それで戦国時代に南蛮人がやってきて日本は非常に影響を受ける。その後のペリー来航から始まる文明開化の過程も同じことの拡大再生産に過ぎません。

Q 伊藤博文が初代総理大臣に推された理由が〈英語ができるから〉という理由であるのは象徴的ですね。明治政府が最初に使っていた教科書もAmericaの教科書です。

A 往々にして優れた文化や技術の発明者よりもそれを素早くモノマネした人間が歴史の勝者となるのでしょう。

No.10 12/08/26 15:36
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈五月の鯉の吹き流し〉

Q 今年も日テレは24時間TVというのをやるそうです。ただ案の定というか心ある人々によって批判はされていますね。

A 日本にはcharityとかtipの文化はないでしょう。日本は労働が信仰だからtipなんてあげる発想も貰う発想もない。『tipを下さい』なんて言おうものなら蔑まされる人になってしまう。

Q 24時間TVは独特の雰囲気がありますよね。あれは何なのでしょう。

A TVは一応、法律上特定の宗教に肩入れして放送してはいけないことになっています。しかしcharityはChrist教、布施や施しは仏教という訳ですからcharityから宗教色を抜けばああいう〈究極のhumanism〉にならざるを得ないのでしょう。

Q 24時間TVはtalentにguaranteeを支払っているということで批判されていますね。この点はどうでしょう。

A たぶん契約上か経理上の問題でしょう。talentがpocket moneyでguarantee分を募金すれば理屈としては無料出演ということになるでしょう。もちろん募金するかどうかはtalent次第ですよ。

Q talentも丁稚奉公ではなく仕事でやっていますからね。もちろんIslam教徒の自爆terrorismも〈サラフィスト〉という宗教的指導者の仕事ですしわざわざ危険な紛争地帯に潜入してscoopを狙うjournalistも仕事です。しかしなぜこのような批判が生まれるのでしょう。

A やはり判官贔屓(強者=悪、弱者=善)という感動至上主義によるものでしょう。sponsor、talent、金持ち、America-Israel連合は悪玉で、障害者、持たざる者、Syriaは弱者で善玉という訳です。

Q Americaの美術館や博物館が無料なのもcharityのお陰ですね。日本ではなぜそのような動きがないのでしょう。

A 『奇跡の歌声を持つ全盲の少女』というのを今朝やっていました。しかし全盲の方というのは日本だけではなく世界にもたくさんいる訳です。ある意味では先進国が税金で障害者の方に芸術教育を施したりして社会に適応させてゆくというのは贅沢なことであります。日本人に限らず先進国ではこのような〈物語〉を作って守っているとも言えますが日本では特にそれが顕著ということでありましょう。

No.11 12/08/29 05:10
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈人間至る所に青山あり〉

Q tablet端末の登場によりgame革命が起こるということでしたがそれは突き詰めるとcontents革命であるということが分かります。つまりIT革命の蘊奥(うんのう)は著作権革命ということですね。

A ええ、しかし産業革命がそうであったようにこれからしばらくは著作権の〈囲い込み〉が起こるはずです。そこで今後の世界を眺望する上で一つのkey wordがparody(下手くそなモノマネ)ということです。

Q なるほど。確かにTVでもWebでもparodyは増えてきましたね。それがTVがつまらない原因の一つでもあります。掲示板に現れるparodyが得意なミクモンのnamingはどうしましょうか?

A それでは『パロディーン』にしましょう。

Q 分かりました。では個人情報の保護についてはどう考えれば良いでしょう。

A 警察の盗聴法やN-systemなどを考えれば個人情報を完全に守ることは不可能だと考えて良いでしょう。民間人levelでも探偵やCyber攻撃などを考えればやはり守るのは難しいでしょう。極端なことを言うとこれからは〈個人情報を知られて困る人〉というのは〈負け組〉になる時代かもしれません。

Q なるほど。〈個人情報を知られても困らない人〉というのは例えば聖人とか国家の英雄とかtalentとかある業界におけるcharismaとか…まぁとにかくterrorismの対象にならないか、あるいは損失が非常に大きい人々ですね。

A これから〈新しい中世〉の時代がやってくる訳ですが中世においては人々のidentityはまず第一に国家ではなく〈宗教〉でした。そして第二に〈身分〉ですね。

Q globalismによってnationalismの価値が相対的に下がると〈囲い込み〉が起こる可能性もありますね。

A nationalismは人間が一度はかかる〈はしか〉のようなものですから早めに罹って免疫をつける必要があるでしょう。

Q なるほど。しかし日本では戦後の英米史観教育の影響で免疫のないまま育ち大人になってからnationalismに罹る人々がたくさんいるようです。

A 大人のはしかはこじらせると重症化し最悪は死に至る場合もありますので気をつけて下さい。まぁ大人ですから自業自得ですけれども。

No.12 12/08/29 06:12
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈子孫に美田を残さず〉西郷隆盛

Q 竹島・尖閣問題が泥沼化しているらしいのですが何か簡単な解決方法はあるでしょうか。

A 日本が覚悟を持って〈損切り〉することでしょうね。『竹島は日本の領土だ!』と言いつつ現実問題として防衛できていないのですから自業自得でしょう。

Q なるほど。そもそも韓国の人々はなぜあんなに日本に対して怒っているのでしょうか。

A 例えば日本人で〈ミンピ殺害事件〉を知っている人は少ないでしょう。歴史の教科書でもさらっと客観的に書いているかそもそも触れていないぐらいです。〈自虐教育〉をするなら格好の材料のはずですがほとんど教えていない。

Q そんなことを話題に出したら〈在日〉だと後ろ指を指されますよ(苦笑)

A ええ。だから普通の日本人は知らない。それで韓国の人は日本人がミンピ殺害事件などの歴史を知らないことにまず驚いて次に怒りを覚える訳です。

Q なるほど。例えるなら『暴力を振るったことを全く忘れているDV男』みたいなものですかね。

A ええ。それでまた『仲良くしよう』なんて近づいてきたらゾッとして怒りを覚えるでしょう。

Q 一度暴力を振るって信用を全く失っている上にそれを忘れているのだから『ふざけるな!』という感じですね。日本人の無節操ここに極まれり、という感じですが。

A 日本人は欧米人にはペコペコするけれども他のAsia人を蔑視しているきらいがありますよね。かつてVietnamの東遊運動を潰したのもFranceとの協約もありましたが根底には差別意識があったと思いますよ。

Q 最近は中国に対しても反発心を抱く人が増えたようです。日本は中国に勝てるでしょうか。

A 無理でしょう。中国は13億人、日本は1億人。話になりません。それから中国は古代からorient Europe文明と交流がありました。また明の時代には鄭和がAfricaまで行っています。中国文明は昔から世界と繋がっているのです。ですから中国文明は孤立した文明ではなくむしろ世界と親和性が高いのです。

Q なるほど。つまり中国との対立は世界を敵に回すことになると。

A 結果的にはそうなるでしょう。中国とは地理上の中心の国という以上にideologyの中心ということでもあるのです。つまりより普遍化・抽象化されたsystemを世界と共有しているということです。

No.13 12/08/29 06:51
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈一つ年上の女房は金の草鞋を履いても探せ〉

Q 現代に特徴的な構造的な流れとして精子bankや人工受精、代理母といったtechnologyの進歩があります。これらは人類が長年に渡って築き上げてきた生命倫理観を根底から揺るがすものと考えられます。また一方でpistolのような手軽に扱えて強力な携行武器の進歩は男女間の腕力の差を有名無実化したものと考えられます。

A 重機やrobotの進歩は〈力仕事〉における男性の優位性を揺るがしていますね。今後も進歩が続けば男性の優位性は全くなくなるでしょう。つまり男性性そのものの価値が揺らいでいるのが現代という時代です。

Q 女性の陰核というのは男性の陰茎の名残らしいですね。つまり胎児の時はまだ性が未分化で両方ついている。それでその後のhormone balanceによって性が分かれる訳ですが。

A 機能的には不必要なのに男性に乳首がついているのと同じですね。このような科学的事実はいわゆる〈男らしさ〉や〈女らしさ〉に関わる伝統的価値観にも影響を与えそうです。

Q 自然界を眺めるとメスが圧倒的に強いことが分かります。むしろ男性優位の社会を構築している人間を含めた生物は少数派です。

A Europeでは中世まで女性は魂のない存在と考えられていたようです。子供を産んだり家事をする道具という感じです。そこまで女性の権利が抑え込まれていたのはむしろ女性の力を恐れていたことの裏返しとも取れます。

Q 自然界でメスが強いなら人間社会を自然のままにしているとどんどん女性が力をつけてくる。だから男性たちがあれこれ理屈をつけて女性の権利を抑えつけてきた…という感じでしょうか。

A 〈一夫一妻〉制というのは梅毒の拡散を予防するためにChrist教が定めた制度らしいですね。しかし医療technologyが進歩してくるとこのような制度も道徳的善悪によらず現実的拘束力を喪失してくるものと考えられます。

No.14 12/08/31 05:35
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈敗軍の将、兵を語らず〉

Q よく戦前は新聞社が〈大本営発表〉をやっていたと言われます。まるで軍部が強制していたかのような感じですが実際はどうだったのでしょう。

A 軍部が強制したという事実はないようです。実際は新聞社が新聞の購読者である国民…つまり消費者…に受けが良い記事を書いていた感じですね。もしも軍部の悪いことを書くと〈民間右翼〉あたりから襲撃を受ける可能性もあった。それを恐れて空気を読んで優等生的な記事を連発していたのでしょう。

Q 戦前は普通選挙法が施行されていたため民主主義があったと言われます。これはどうでしょう。

A 〈言論の自由〉や〈基本的人権〉は民主主義を支える柱ですから屋根や外壁だけ立派でも仕方ありません。やはり民主主義はなかった。あったとしてもうわべだけの〈ねぶた民主主義〉と言えそうです。

Q 旧日本軍の戦闘機は世界最強だったと言われますが実際はどうだったのでしょう。

A 旧日本軍の戦闘機はpilotのsurvivaltyを全く考えていませんでした。装甲はスカスカで脱出装置も付いていません。おまけにauto pilot装置もありません。これで世界最強と言われても困ります。そもそも〈設計思想〉が違うからです。

Q 軍事兵器に限らずあらゆる人工物には人間の思想が自ずと反映される訳ですが日本人が歴史上〈戦車〉を作れなかったのは極めて重要な科学的事実と考えられます。

A 戦車の裏返しは〈要塞〉ですから日本人は少なくとも思想的には侵略も防衛もできない。戦国時代は日本は世界最大の鉄砲保有国でした。鉄砲は当時の最強武器でしたから事実上、世界最強の国だったということになります。それでも日本が世界へ進出できなかった・しなかったのは西洋人のように〈Christ教を知らない可哀想な未開人〉というような思想的傲慢を持ち得なかったからとも言えるでしょう。

No.15 12/09/01 18:27
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈昨日の敵は今日の友〉

Q 古代Rome人は戦争で勝っても他民族を滅ぼさずに市民権を与える代わりに兵士の供出を求めるという感じで統治しています。それで〈昨日の敵は今日の友〉という訳です。

A 西洋人の戦争のやり方は奴隷を前面に立ててそれを戦車に乗った督戦軍が追い立てるという感じでどちらにせよ他民族を殲滅する〈虐殺戦争〉が当たり前ですから古代Rome人はあべこべなやり方で繁栄した訳ですね。これはとても示唆的です。

Q 中世EuropeではVikingの侵入によって封建社会が成立しました。つまり商業が脅かされ貨幣価値が下がり土地に価値が集まった訳です。また弱者が強者の庇護を求めるようになったのも要因です。

A その事実を踏まえると〈奇跡の経済復興〉を成し遂げたはずの戦後日本で土地資本主義が発生するのはあべこべです。しかし見方を変えると日本はAmerica帝国の封建領土に入ったとも取れます。実際、田中角栄などは社会主義者であったためAmericaの共和党によって失脚させられた訳ですが。

Q 封建領主に過ぎない田中角栄が中国やSovietと交渉が上手くいったのも彼が社会主義者であったと考えれば合点がいきます。歴史上において皆が勝ち組とか皆が負け組、皆が中流というのは存在しませんからやはり戦後日本は社会主義革命が起こったと見るべきかもしれません。

A 田中角栄の日本列島改造論によって日本は〈一億総中流〉という異常事態になります。社会主義は最初は上手くゆく訳ですが後が続きません。それは金持ちや貴族を追い出している訳ですから当たり前とも言えますが。

Q 昭和20年に〈昭和8年に帰りたい、帰ろう〉というsloganが流行りました。当時は満州事変による空前の好景気だった。いわば満州bubbleです。

A 今の日本は〈満州前夜〉という感じですね。理由はどうあれとにかく戦争を起こして満州bubbleを引き起こしたい。社会主義革命で生まれた無責任な中流の人々がそのように考えても不思議ではありません。

Q 中西輝政氏が指摘していますが日本はVietnamの東遊運動を潰してから保守・右翼がsub cultureに支配されるという悲劇を生み出したと。つまり保守というのは普通、金持ちや貴族がやる訳ですが日本では中流というか労働者階級が台頭している訳です。

A 残念ですね。

No.16 12/09/04 18:59
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈自分に命令できない者は他人に命令される人生を歩むことになる〉Goethe

Q ミクルには削除投票systemがあります。これは民主的systemでしょうか。

A 反対票があるなら支持票もなければならない。削除投票に照応するのはさしずめ支持票ですか。いずれにせよ民主的とは言えそうにありません。もちろん言論の自由はないでしょう。投稿した文章が削除されるというのは〈焚書〉にも匹敵する前近代的systemと言えそうです。

Q 削除されればもはや思想や学問は進みませんからね。先進国であるはずの日本で削除投票systemといった前近代的systemがまかり通っているのはあべこべで興味深いところです。しかもこのsystemは心ある人々によって運営されています。なぜこのような事態が現出するのでしょうか。

A 教育の影響が大きいでしょう。例えばAmericaの学校では『君は何が得意なの?』と聞かれますが日本なら『君は何が不得意科目なの?』と聞かれます。つまりspecialistかgeneralistかの違いですがAmericaが足し算社会なら日本はさしずめ〈引き算社会〉ですね。

Q 削除投票systemはまさしく〈引き算〉的発想ですね。引き算社会というのは例えばtalentに対する批判にも現れています。

A 日本人は〈批判〉と〈批評〉の違いが理解出来ていないのでしょう。批判はただの悪口ですが批評は評価するということです。例えばtalentに対しても誰それが〈好きか嫌いか〉というそれだけです。

Q 24時間TVにcharity精神に反する不正や欺瞞(ぎまん)があるということでみんな『もう見ない!』と怒っていたのは象徴的でした。

A いやいや、不正や欺瞞があるなら募金が正しく使われているかどうかcheckの為により厳しく見る必要がある…とはならない。みんなスネてしまいました(苦笑)

Q 日本人はmarket原理主義者という訳ですがそれは非常に現金(ゲンキン)な態度を是とするということでもあります。market原理主義の理論的限界でしょうか。

A いえ、market原理主義とは本来、give and take (互助)によって成り立っています。日本人はmarket原理主義ではなくただの〈拝金主義者〉でしょう。

No.17 12/09/11 07:02
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ〉

Q 松下金融相が自殺をしたそうです。原因は女性問題ではということです。

A 日本の政府首脳部のほとんどは北朝鮮のhoney trapに引っかかっていると言われます。また日本はspy天国でもありますから北朝鮮以外のspyの可能性もあります。いずれにせよこの手の問題は日本ではtaboo扱いです。

Q 他に日本のtabooはないでしょうか。

A 例えば冷戦時代、日本は韓国を自由主義陣営の一員として〈反共の盾〉としていました。竹島は北朝鮮に対する最前線となるので日本は軍隊を置かなかった訳です。しかしSoviet連邦が崩壊し共産圏の脅威が無くなると途端に『竹島は実は日本の領土だ!』と言い始めた訳です。このような歴史的経緯はtaboo扱いであります。また〈韓国には前方後円墳がある〉とか〈万葉集は古代朝鮮語で読める〉といった天皇家と朝鮮の関係を匂わせる話題もtabooです。

Q イトーヨーカ堂が正社員を半分にするというnewsがありました。

A globalismによってこれからは幹部候補のelite社員以外はみんな途上国の賃金まで下げられ没落すると覚悟を決めた方が良いでしょう。そしていつの時代でも戦争を仕掛けるのが〈没落階級〉です。現在日本では〈中流〉と呼ばれる人々がこれに当たります。

Q 中流の人々が韓国や中国に対して非常に〈好戦的〉なのはどうしてでしょうか。

A 没落階級の人々にとっては戦争が起こってくれた方がmeritがあります。何といっても自衛隊は22万人を擁する日本最大の組織であり日の丸優良企業でもあります。彼らの没落に対する〈焦り〉そして自衛隊に対する〈羨望〉と〈嫉妬心〉が過激な言動として発露される訳であります。

Q 現実問題として日韓戦争や日中戦争が起こった場合、日本は勝てるでしょうか。

A 日本の軍事力は東Asiaでtop levelでありますから本気を出せば鎧袖一触でありましょう。しかしながら軍隊というのは存在するだけでmoneyを食います。戦争は基本的にminus sum gameであり敗戦国から賠償金や権益を取り立てて初めて黒字になる危険なgambleでもあります。日本としては中韓が本格的に軍事力を蓄える前に、そして現行兵器が時代遅れになる前に〈叩いておきたい〉と思っているのかもしれません。これが彼らを好戦的にさせる理由でもあるでしょう。

No.18 12/09/13 13:38
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈世間は活きている。理屈は死んでいる〉勝海舟

Q よく使われる詐術として〈子供には真実を見せるべきだ〉というのがあります。しかし多くの人は目の前で交通事故が起これば子供の目を塞ぐはずです。

A 理屈として筋が通っているけれども間違っているということは結構あります。むしろ途中の理屈が筋が通っていればいるほど間違いに気付けない。例えば戦前の右翼思想家の大川周明にしても非常に理屈として筋が通っている訳です。だからこの人のradio放送でみんな洗脳されてしまった。

Q 社会主義ならこう考えます。『この世で一番偉いのは食物を作っている農民である。だから王様も農民になって畑を耕すべきである』と。この理屈も非常に筋が通っているように見えるけれども実際やってみればどうなるかというのは歴史が証明している訳です。

A Soviet連邦というのは〈人類の壮大な実験〉であったと言われるけれどもこれも怪しい。むしろ自由・民主主義陣営の方が政治に科学を導入している分、常に実験をしている訳ですから今現在も〈実験中〉であるとも言える訳です。自由・民主主義陣営の方がよほど実験をしているじゃないかと。

Q 〈TV朝日は左翼〉と言われるけれども311以降、地震や原発関連で一番まともな報道をしていたのはTV朝日です。こういうことを右側の人が言わないのは卑怯だな、といつも想います。

A 〈TV朝日は左翼=悪〉という単純な勧善懲悪です。例えば〈徴兵制の導入でイジメ問題はなくなる〉と言われるけれども自衛隊内部の深刻なイジメ自殺問題はthroughする。

Q この辺の動きは幕末の〈尊皇攘夷〉に似ているな、と。尊皇攘夷運動というのは結局のところ今の中国の〈愛国無罪〉とやってることは変わらない訳です。

A 尊皇攘夷がなぜ倒幕運動に結びつくのか。勝海舟や坂本龍馬は薩長でも幕府でもなく〈議会政治〉を志向していたはずです。倒幕側には関ヶ原以来の260年降り積もった怨恨感情しかありません。

Q やはり右側の人はthroughしていますが勝海舟は日清戦争を非難していました。『中国は歴史のある国だし日本の先輩にもあたる。戦争なんて馬鹿な真似は止めろ』と。しかし時代の声にかき消されてしまいました。

A 残念ですね。

No.19 12/09/15 14:03
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈人を相手にせず、天を相手にせよ〉西郷隆盛

Q かつて日本史における英雄像と言えば〈豊臣秀吉〉でした。しかし不思議なことに日韓友好が深まるあたりから豊臣秀吉ではなく坂本龍馬が持ち上げられるようになります。豊臣秀吉は朝鮮出兵をしたからということらしいですね。〈耳塚〉なんかは自虐・反日教育をするにはもってこいの材料ですがむしろ取り上げられなくなっている訳です。

Q 〈日韓友好〉と〈坂本龍馬boom〉が軌を一にしているというのは興味深い現象です。もちろん豊臣秀吉の代わりに坂本龍馬が英雄像になったのはNHKの『竜馬がゆく』以来です。右側の人々が口汚く罵っているあのNHKですよ。坂本龍馬boomに乗ってしまった人々はまんまとNHK-朝鮮lineに洗脳されてしまった、という感じでしょうか。

Q 日本人は批判(根拠のある悪口)と中傷(根拠のない悪口)の区別がついていないようです。つまり〈根拠を提示する〉というdebateのruleそのものが理解できていない。例えるならruleを知らない人同士で将棋を指しているようなものです。それで周りの野次馬が〈お!これは凄い手だ!〉なんてはやし立てているのですから誠に微笑ましい。


A 本来のdebateは退屈なものですが日本人は感動至上主義なのでdebateにも感動を求めてしまう。日本人にとってdebateは一つのミミクリー、つまりごっこ遊びなのでしょう。

Q 西洋の価値観は人間は進歩するということです。人間で一番進歩しているのはChrist教徒なので周りの未開人を教化しなければならないと考える。しかし東洋の価値観は人間は産まれながらに既に完成していると。しかし煩悩や業のようなものがあるので出家をしたり念仏を唱えたりして解脱しなければならないと。まぁこういう違いがあります。

A 議論によって人間や世の中を進歩させるというのが西洋的debateなんだけれども日本人は〈和をもって貴しとなす〉民族なので議論の目的は〈和を作る〉ことにある。そこには〈人間は話し合えば必ず理解できる〉という決定論的妄想があります。

Q 残念ながら人間はいくら議論を尽くしても根本的に理解しあうことはないでしょう。なぜなら信仰している神が違うからです。そこで〈契約〉が重要になってくる。

A 西洋的debateというのはこの契約の中身、つまりruleの主導権をめぐる知的遊戯と言えるかもしれません。

No.20 12/09/19 18:00
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈無くてはならぬ人となるか、有てはならぬ人となれ〉河井継之助

Q 日本人は理屈としてのruleが理解できていないということでした。例えば儒教のruleに従えば日本はAsiaで一番初めに〈裏切った〉ことになるのですが日本人にこのような認識は皆無です。

A 情緒原理主義で無節操だから仕方ありません。太平洋戦争で負けても無邪気に〈Americaの占領を受け入れるのは当然〉とのたまう国民性です。

Q 中国には易姓革命の思想があります。世の中の政治が悪いのは天子の徳がないからであるから打倒すべきだという思想です。

A 日本人がこの理屈を理解しないでAsiaの盟主になろうという危険性が垣間見えますね。

Q 例えばAmericaでは婚前契約を結び男性が履行しなければ慰謝料をふんだくり別れれば良いだけの話ですから〈被害者の会〉など作ったら笑われてしまいます。

A 『あら、あなたは被害者なのね。可哀想に』なんて言われそうですね。

Q 或いは香港はEnglandが中国からruleに基づいて借り受けた〈租借地〉であります。ruleに基づいているか否かが租借地と植民地の違いですね。

A 十把一絡げに〈England領〉などと言っているうちは一生ruleが理解できないでしょう。

Q Englandは南Africa戦争で疲弊していた為Russiaの目を極東に向けさせる為に日英同盟を結び日本を応援した訳です。

A 『大英帝国が同盟を結んでくれた!』という感動至上主義ですね。分かります。

Q 日本人は戦争をどこからかやってくる〈災害〉か何かと考えているようです。

A 近代国家では〈宣戦布告〉をしないと戦争は始まりません。安心して下さい(苦笑)

Q 河井継之助は〈日の丸〉の軍扇を掲げ〈武装中立〉を主張しましたが官軍によって潰されてしまいました。

A 残念ですね。

No.21 12/09/23 18:13
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈藁屋に名馬繋ぎたるが良し〉村田珠光

Q 海援隊の目的として〈射利〉を挙げていますがこれはまさしく投機的利益のことで資本主義の精神ではないと言われます。つまり禁欲的な資本主義の精神というのは労働そのものが救済であるためmoneyを使わないで貯めてゆく。この貯まったmoneyがいわゆる原蓄で事業資金になると。まぁこういう訳です。

A 禁欲的な資本主義精神を主張していたのはやはり二宮尊徳とか鈴木正三なんですよね。つまり労働そのものが救済だと。companyを作るなんて誰も言っていない。そういう意味では坂本龍馬が英雄視されるのはやはり現今日本の退廃の兆しなのかなと。

Q 最近、若者の間でTV離れが進んでいるようですがTVは見ない方が良いでしょうか。

A Web siteも所詮はchannelの一つに過ぎませんからWebもTVもbalanceよく見た方が良いでしょう。特定のWebだけに偏るとbiasが是正できずに洗脳される可能性もあるでしょう。そういう意味ではWeb社会が発達すればするほどmass mediaの役割が相対的に上がってくるのかなと。

Q Hollandでfacebookで集まった四千人が暴徒化したnewsがありました。新しい中世schemeに移行する前には時代に適応出来ない人々が生まれるものと考えられます。つまり幕末における〈不平士族〉みたいな人々です。

A flash mobというのは時代を象徴しています。あれの目的が略奪だったり民族浄化だったりするとゾッとしますが。ただIT革命の蘊奥はあらゆる社会を〈世間化〉することでもありますからもっと世間化を推し進めてゆけば〈詠み人知らず〉の人々も駆逐されてゆくでしょう。

Q Web siteにおける右翼のpropagandaというのもflash mobの一種なんですよね。ミクルに登場する詠み人知らずミクモンのnamingはどうしましょう?

A 『ヨミビト・シラズン』にしておきましょう。

No.22 12/09/25 01:35
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈面白き ことも無き世を 面白く〉高杉晋作

Q 『bio hazard』というのは非常に世相を反映して面白いですね。つまりT-virusの抗体を〈持つもの〉と〈持たざるもの〉という鮮烈な二極化です。

A いわゆる最後の審判の日には〈死者も蘇って〉神の国に行けるかどうか裁定が下されるといいます。つまり生きているかどうかとか生前の行いとかは一切関係なく救われるものは救われるし救われないものは救われないという完全な予定律、選民思想ですね。

Q 『bio hazard』に限りませんがやはりgnosis主義を拝借しているのかなと。gnosis主義によればこの世は神ではなく〈悪魔〉によって作られていると。まずそのことをgnosis(認識)せよということですね。それで人間の心の中には至高神に対抗する光(武器)があってそれに気付くことで光を高めてゆくことができると。で、それを人間の心の中に隠したのは悪魔だというんですね。なぜなら人間は簡単に悪魔の言いなりになるからです。

Q この世は至高神ではなく悪魔が作ったと。そして至高神を倒す武器は実は人間がせっせと育てていて最終的に悪魔がそれを利用しようとするんだけれどもgnosisした人間によって悪魔は滅ぼされるか或いは至高神が倒される。たぶん『Matrix』とか『新世紀エヴァンゲリオン』とかもこういう話だと思いますけれども。

Q エヴァンゲリオンというのは汎用人型決戦兵器と呼称されていますがrobotではなく〈人造人間〉なんですよね。つまり人によって造られた人を兵器として使っている。ゾッとする話ですよ

A gnosis主義に倣えば〈使徒〉は実は前世紀の〈人間〉で実は碇シンジたちは悪魔によって造られた今世紀の人間であるという見方もできる訳で話の内容を理解すると怖いですね。

No.23 12/09/26 06:42
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈虎の威を借る狐〉

Q 尖閣諸島が日米安保の適用範囲内かどうかを必死になってAmerica政府に確認する日本政府首脳部の女々しい姿というのは日本の子供達からまともな愛国心を奪うには格好の材料となっていますがなぜ日本にはこのような人々が多いのでしょう。

A そもそも近代日本は偽物の錦旗からstartしました。私はこのような日本人の心理を〈錦旗syndrome〉と呼んでいます。勝てば官軍、負ければ賊軍。強きを助け弱きを挫く。学歴信仰、名著信仰。量を質に転化させる作用…etc.全てここに端を発します。

Q 日本人が可哀想だな、と思うのは中韓台からは儒教のrule違反で尊敬されることはありませんし欧米人からは〈名誉白人〉扱いで一生顎で使われるということでしょうか。また日本人は第二次大戦で欧米人の父祖達を殺しまくっていますから尊敬されることもないでしょう。

A 日本はCatholic(普遍的の意)でゆくことはできないでしょうね。Catholicは父性的社会であり行き着く先はIslamでもChristでも原理主義です。戦前日本の間違いはCatholicのモノマネをやってしまったことにある訳ですね。

Q よく使われる理屈として『日本刀は刀剣類で最強だ』と。でも日本刀は実は〈錆びやすい〉のです。出土した上古刀(4~8世紀)は磨けば元の輝きを取り戻すけれども日本刀(11世紀~)は内部まで腐食してしまっている。上古刀は朝鮮から渡来した刀鍛冶の仕事らしいですけれども。

A 日本刀というのはまさしく日本人の魂ですから〈錆びやすい〉日本刀は日本人を象徴していますよね。つまり日本人は〈短距離〉typeということですけども。

Q 陸奥宗光は『政治はartなり、scienceにあらず』という言葉を残しています。しかし今の日本に陸奥宗光のDNAを受け継いだ政治家はいないようです。

A 残念ですね。

No.24 12/09/29 12:49
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈政事は豆腐の箱のごとし、箱ゆがめば豆腐ゆがむなり〉二宮尊徳

■ 昭和4年に日米外交裏面史と題して唐人お吉のbromideが売り出されている。わざわざ〈裏面史〉と煽り文句を付記するのは当時における鬼畜米英campaignの一環だったのかもしれぬ。

■ 唐人お吉は駐日領事ハリスに仕えた看護婦であるが実際は妾であったらしい。そもそも当時は来日した西洋人の為の妾というのは普通に存在したようだ。唐人お吉も幕府に高い給金で雇われているから一概に悲劇のheroineという訳でもないだろう。

■ 悲劇はむしろ日本人の側から起こされた。つまり唐人お吉は異人と交わった〈ラシャめん〉という訳で白い眼で見られ差別されてしまったのだ。『darlingは外国人』などという漫画が売り出される現代日本とはあべこべである。ちなみにラシャめんとは洋妾に対する卑称である。

■ 卑称で想い出したが〈卑弥呼〉というのも中国側からの卑称である。日本の子供達は卑弥呼という屈辱的な名前を歴史の授業で習わせられるのだから想えば可哀想ではある。しかし当時の日本には文字がなく文明的に遅れていたから仕方がない事ではある。

■ そもそも歴史書は戦争に勝った者が自らの主張の正しさを後世に残すために記すものである。なるほど確かに卑弥呼というのは歴史的な呼称であるから科学的な見地から使わねばならない。しかし科学的な学究の見地からゆくと〈卑弥呼という名称は卑称である〉というのもまた科学的な事実であるとして教科書に記す必要が出てくるだろう。

■ そして一番の問題はこのような問題提起が日本を想う心ある人々や右側の人々から為されないことではある。

No.25 12/10/01 01:27
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈糞尿を汲まざれば善農に成ること能わず〉太宰春台

■ 日本人のsect主義、縄張り意識というのは凄いものである。ミクルのような肥溜め掲示板でもterritoryや派閥が存在するらしい。

■ 肥溜めは肥溜めだからこそ良質な肥料になる訳だから排泄物を掃除するのはnonsenseの極みというものであろう。

■ 恐らくこの日記は肥溜めにたかる虫を駆除する〈電撃殺虫器〉の役割を結果的に果たしているものと考えられる。

■ 日本人の縄張り意識は当然ながら領土問題にも表出する。何しろ尖閣諸島は地理的には中国大陸に属するのだから。

■ 日本政府の主張を例えるなら『かつて中国の家の前の土地は空き地だった。空き地を占有して何が悪い』と言っているのと同じである。このやり方は実はoutsiderの人々と同じである。

■『Sunday morning』での識者達のcommentはなかなか笑えるものであった。曰わく『時計の針が明治まで戻った』『歴史をもう一度しっかり勉強する必要がある』云々。要するに彼らは薩長・明治schemeに洗脳された日教組世代なのだろう。勉強していない人間に限って『勉強しろ』などとのたまう。

■ 日本ではかつて原発反対の人間はTVには出演出来なかったがそれと同じことが領土問題にも言えよう。つまり『尖閣諸島は日本帝国主義時代の恥ずべき遺物である』などという人は薩長・明治schemeを破壊する人間だから排除されるのだ。

■ 薩長・明治schemeは姿形を変えながら進化し今では電通schemeとなって現代日本を支配していると言って良かろう。

No.26 12/10/06 09:46
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈改めて益なきことは、改めぬをよしとするなり〉吉田兼好

■ 先進国である日本でなぜ女性の社会的地位が低いのか。これは男性側よりもむしろ女性側の問題があるやもしれぬ。つまり日本では女性が男性に男らしさを〈期待〉している部分があるのだ。

■ 日本の〈キモナヨ〉系idolに愛想を尽かした女性達が〈男らしい〉韓流idolに魅力されるのはむしろ当然と言えるやもしれぬ。

■ ちなみに〈女性専用車両〉も日本onlyの現象である。韓国でも導入されたが三ヶ月で廃止された。

■ 日本女性にはある時は儒教論理によって男性を批判するが自らは儒教論理を履行せず或いはAmerica的価値観に依拠するdouble standardが垣間見れる。

■ 日本人が理屈を理解していない一つの証左として〈親の因果が子に報い〉ということが言われる。いわゆる自業自得のことを言っているのだが実はこれは儒教の論理と混同させた誤りである。

■ 仏教では親の因果は親に報い子の因果は子に報いると考える。それが自業自得である。親の因果が子に報いては〈自業自得〉にはならない。しかし日本では親が駄目なら子も駄目ということが当たり前に言われる。

■ 儒教では〈積善の家に余慶あり〉と言われる。つまり善行を積んだ家は栄える。だから今でも儒教の影響が強い国では家のお祝い事などは盛大にやる訳である。儒教とは〈家〉を中心にした民族宗教なのだ。いわゆる〈修身斉家治国平天下〉は自己と家と国家が同心円状に広がっていることが理解できよう。

■ 日本女性が家庭を大事にせず儒教論理を履行していないことは〈嫁姑問題〉がそもそも問題になることに如実に現れているだろう。つまり〈私にも権利がある〉という訳だ。

■ 仏教やChrist教は個人の救済を目的とした〈個人宗教〉である。そして日本では一人一人が仏教の悟りを開き〈空〉の概念に行き着くことが要求される。

■ 例えば欧米のsupermarketではレジがいくら混んでいようと店員がspeed upすることはない。それがglobal standardであり今後は日本でもそのような状態が当たり前となるから私たちは覚悟を持って新しい中世に臨む必要がある。

■ そもそもsupermarketのレジなど低賃金労働者に接客態度などを求める方が酷である。賃金は途上国並で対応は日本式というdouble standardである。

No.27 12/10/09 18:18
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈神と富との両方に仕えることはできない〉Jesus Christ

■ 現代日本を象徴する事実として今や人間の子供の数よりもpet(犬・猫)の数の方が多いということが挙げられよう。energyやmoneyが人間の子供よりも犬・猫に注がれている訳である。

■ 日本人は西洋の衣服を身にまとい西洋のfragranceを撒き散らしているが洋楽を好んで聴いている人には嫉妬心からか〈西洋かぶれ!〉と糾弾する分裂症的な攘夷思想がある。これを武士道的macho-ismと言っても良いだろう。

■ 言ってることとやってることが違うということで行くと例えば『貧乏は恥ではない!』と絶叫しながら胆石に罹る人がいたらこの人は信用を失うであろう。胆石は高cholesterolのものを恒常的に摂取していると罹る贅沢病である。

■ 憲法で軍事力の放棄を謳いながら着々と軍事力を蓄えてきた日本政府が信用されないのも当然である。軍事力の増強それ自体ではなく憲法違反を放置しているばかりか日本国民が全く無自覚なのだ。

■ Americaで起こった事件は10年後に日本でも起こると言われる。例えばAmericaでは10年ほど前からroad rageが問題になっている。いわゆるクルマの運転中にキレる人々である。最近日本でも増えてきた訳だがなぜか日本では報道されない。

■ 『日本はもはやAmericaから学ぶ必要はない』というような夜郎自大な心理状態が垣間見れる。日本は一国一文明であるから元々特殊な民族であると。

■ 日本人がよく言うのは『日本には世界に誇れる美しい四季がある!』というものだ。しかし美しい四季はCanadaにもあるから日本の専売特許ではない。ここには明らかに『日本の』という枕詞が強調されている。

■ 『美しい四季』それ自体をappealしたいのではないく『日本の』美しい四季であることを強調したいだけなのだ。これが無責任な攘夷思想でなくてなんであるというのか。

No.28 12/10/11 01:00
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈常に戦場に在り(常在戦場)〉牧野成定

■ 石原慎太郎氏が日本の若者を駄目にしたものとしてケイタイ・TV・personal computerを挙げている。朝日新聞の〈野球害毒論〉を想起するのは私だけではあるまい。

■ 反対にケイタイ・TV・personal computerがなかった時代を想起すれば良い。日清・日露、第一次・第二次大戦…そこではまるで石器時代のような人間の野蛮さが発揮されている。

■ これから日本が世界に向けて誇れる国となるためにはまず平和憲法を遵守したbig pictureを描くことが肝要である。自衛隊の装備なども非殺傷兵器に替えなければなるまい。

■ よく使われる詐術として『軍事力の放棄を訴える者は自宅に鍵を掛けずに生活せよ』というものがある。これが詐術であることはいくつかの思考実験で理解できる。

■ まず上記の主張をする者は自宅に施錠するのはともかく外出先で暴漢に襲われたらどうするのであろうかという疑念が浮かぶ。犯罪者は何も空き巣に限らない。

■『自衛』という理屈で行くとこの人は24時間、365日、件の警視庁元幹部のように護身用の武器を携行していなければ『自宅に施錠せずに生活せよ』などということは言えまい。

■ そもそも自宅に施錠さえしていれば事足れり、と思い込んでいるのが彼らが本気で国民の安全など本気で考えていない何よりの証左である。

■ 本当に国民の安全を想うならばまずはshelterの義務化であるし或いは防犯cameraとcomputerを連動させた防犯systemの敷設であろうしそういうものがあれば拉致事件なども防げたであろう。

■ 彼らの言い分を見聞するにまるで日本は犯罪大国であり明日にも犯罪被害者になり得るような印象を与える。なぜ彼らは徒に不安を煽るのだろうか。

■ moneyの実態を〈信用〉とするならば彼らは不安を煽ることで日本国民同士を疑心暗鬼にさせ日本人同士の紐帯を破壊せしめ以て日本円の価値を下落せしめようという暗澹たる〈自虐的国民〉なのやもしれぬ。

No.29 12/10/13 00:11
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈然れば心致して先ず学びて我拙きを知りて退屈せよかし〉今川了俊

■ 了俊は父範国から『人間は学問がなくてはならない。学問の無い者は木石にも劣る』と謂われ学問に励んだと云う。『木石にも劣る』とはまた凄い話である。しかし日本人にとってこのような認識はむしろ当たり前である。
■ 結論を先に言うと日本人は〈天才〉や〈先駆者〉が嫌いである。日本人はイチローのようなコツコツ努力する〈秀才〉が好きなのだ。天才とは天賦の才であり神に愛され恩寵を授かった者である。
■ 例えばローラがその才能を発揮して芸能界で活躍することは神の威光を世界に示すことであり歓迎こそされても決して信心深い女性陣から嫉妬の対象になることは無いだろう。
■ 日本には野球の神、将棋の神、麻雀の神という具合に様々な神が身近にいる。この神々は唯一絶対神ではなく八百万の神々であり曼陀羅的世界を形作っている。
■ 古代Olympic Gamesにおいては具体的な記録が計測されなかった。計測技術がなかった訳ではない。勝利の基準は〈どれだけGreeceの神々に近付けたか〉で判断されたのだ。
■ 現今日本人の宗教心も畢竟このような意識に近いのではないか。実際日本ではconvenience storeの店員levelでも〈神業〉levelの仕事が要求される。日本神話とGreece神話に共通点が多いことは常識である。■ 日本人の嫉妬深さが唯一絶対の神を持たない(認めない)ことから析出されるのは以上の議論から容易に類推できよう。谷沢永一氏によるとなんと〈天皇制〉こそ日本人の嫉妬深さの象徴だと謂うのだから驚きである。
■ なるほど確かに日本では世襲でも選挙でもtopになることは出来ない。内閣総理大臣でさえも天皇の承認によって初めて就任可能なNo.2である。抜擢人事や特別待遇は組織の和を乱すし野茂のような先駆者も〈抜け駆け〉となりイチローのようには評価されない。
■ 日本人は〈天皇の下に平等〉であるがしかしそれは唯一絶対神のように〈天皇が創った〉訳ではない。絶対的平等ではなく相対的平等である。天皇制は日本人のAnimism的信仰と嫉妬深さとによって編み出された優れた安全弁なのだ。

No.30 12/10/13 01:19
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈謙るに益あり、奪うに益なし〉二宮尊徳

■ 人間の脳には人間に対する共感回路が設定されていると云う。然し相手が公正さに欠ける人間だと認識すると共感回路の働きが弱くなる。代わりに側座核と呼ばれる部位が働く。側座核は喜びを司る部位である。
■ 平易に述べると『コイツは卑怯者だから懲らしめてやれ』という風になる。懲らしめることが喜びとなるのだ。このような脳の働きは男性に顕著であると云う。云わば〈男らしい〉脳の働きと云えよう。
■ 日本は尚武の国であるため老若男女あらゆる人々に〈男らしい〉脳の働きが見られる。然し男性陣は敗戦によって去勢されているため〈女々しい〉男性が多い。代わりに女性陣が男らしい脳の働きを補填しているようだ。
■ ローラに対する女性陣の嫉妬心も畢竟〈男らしい〉脳の働きの為せる業であるがそれが天才に対する嫉妬心に基づくことは前述した通りである。またもう一歩議論を進めるならばそこには〈ラクをして稼ぐな〉という特別に優れた能力者に対する嫉妬心も窺えよう。
■〈働かざる者、食うべからず〉とはよく云ったものだがこのような価値観は日本に顕著な労働神事説と云うものである。西洋では労働は神が人間に与えた懲罰であり嫌で嫌で仕方がないものである。これを労働懲罰説と云う。
■ 日本では労働それ自体が神と繋がる儀式であり救済事業でもある。日本の優れた職人技が西洋のように一部の貴族や富裕層に奉仕するためだけでなく安くて良い商品を庶民levelに普及させる〈万民徳用〉の精神として結実しそれが今日の大衆文化を萌芽せしめたことは多言を要さないだろう。
■ Animism的信仰と嫉妬心そして天皇制と労働神事説。これらが四位一体となり曼陀羅的世界を構成している。所謂〈出来杉くん〉が多いのも天皇陛下に誉められたい=他の日本人に見せつけたいという日本人の嫉妬心を上手く利用した統治方法と云えよう。
■ Nobel賞というものが北欧の小国が国際的権威を保つ為の極めて政治的messageに満ちたものであることを森口氏は図らずも証明してくれたと云える。
■ Nobel文学賞が中国の作家に与えられたのは日本の山中氏とのbalanceを保つ為であり領土問題を巡り急速に右傾化する日本を牽制する為であることは誰の眼にも明らかである。

No.31 12/10/18 23:47
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈誤一度もなき者は危なく候〉山本常朝

■ 『理系バカと文系バカ』に拠ると茂木健一郎氏にはstalkerが存在すると云う。茂木氏の論文や雑誌に寄稿した文章は全てcheckしている。そして講演会やTVの収録現場にまで現れて重箱の隅を突つくような質問や文章の間違いを指摘するのだと云う。ちなみに著者の竹内薫氏にも似たようなstalkerが存在すると云う。
■ 日本の知のtop levelでさえそのような次第であるから庶民levelともなれば推して知るべしといったところだろうか。嫉妬に狂った可哀想な人々によって日本の知的活動が停滞させられるのは誠に残念である。
■ 驚くべきはこのようなstalkerが高学歴者だと云うことである。私の見立てでは理系には〈スネる〉人々が多く文系には〈意固地〉になる人々が多い。想えばオウム真理教というのも高学歴者の集まりであった。
■ 日本では原理的に原理主義を認めない。或いは許さない風潮がある。Christ教やIslam教の原理主義などは以ての外である。しかし所謂科学の法則が暫定的真理に過ぎないことを今や小学生でも理解している。
■ 日本人が好きなものはなんといっても〈醜聞〉である。それは芸能人に対する愚にもつかぬ悪口雑言からも窺いしれよう。或いは〈ド根性大根〉はTVで放送されるや嫉妬深く心ない人によって折られてしまった。或いはcomicのcharacterの銅像なども大体嫉妬深い人々によって損壊の憂き目に遭う。
■ 日本には赤心奉国・無垢思想で成り上がる〈腹芸〉の伝統がある。坂本龍馬や〈スギちゃん〉はこの系統である。
■『無謬であること』これが日本政府及び官僚機構の権威の源泉である。しかし政府や官僚は間違うので権威は今や地に堕ちている。代わりに皇室・天皇に日本国民のレーゾンデートルとして注目が集まっている。
■ 皇室・天皇の正統性の源泉も勿論『無謬であること』或いは『清廉潔白であること』である。だから醜聞好きの日本人の追究も皇室・天皇には及ばない。というよりそれはtabooである。

No.32 12/10/20 10:32
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈当世の誉れは後生の謗りとなり、今の謗りは後生の誉れとなること、昔よりためし多し〉熊沢蕃山

■ 朝生はなぜか東浩紀という論客を使いたがるようであるが氏もやはり〈日本人特殊理論〉の陥穽に堕ちていると云えよう。
■ この〈日本人特殊理論〉は日本人の自尊心を擽りながら尚且つ日本の置かれた特殊な状況を説明するのに極めて都合が良いtoolだけに注意が必要である。そもそも日本人だけが世界56億人に画して特殊であるなどということが有り得るだろうか。
■ 例えば『日本には明治維新以来100年のadvantageが在る』と東氏は宣う(具体的なadvantageの中身は開陳されていない)。
■ 残念ながら明治維新とは日本において有史以来天然の要塞たる太平洋を科学技術の粋である蒸気船が切り開いて西洋文明が渡ってきた純粋に物理法則の帰結であった。即ち日本人は東から来たものを西に〈受け流した〉に過ぎないのだ。
■ 以上は純粋に構造的・唯物論的視点であり決して〈自虐的〉などという視点ではない。大空を滑空し世界を鳥瞰する鷲と大地を蠢く蛆虫とでは根本的に見える世界が違うのは当然の理である。
■『明治維新以来100年のadvantage』がどこに在るのか私には皆目見当が付かないが見える人には見えるのだろう。
■ 科学が明らかにした熱力学の二法則こそは世界を透徹する真理と云えよう。そして第一法則に従えば尖閣諸島の地下資源を日本が開発しようが中国が開発しようが変わらないことが明らかにされよう。
■『gold rushで儲けるにはgoldを掘るスコップを売ることだ』とはなかなか名言である。

No.33 12/10/24 13:11
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈優れたものを優れていると認めないことこそ即ち野蛮だ〉Goethe

■ 日本人が観念論者である一つの証左として天才嫌いと並び美人蔑視思想がある。美人に税金を課すべきだと主張している経済学者さえもある。
■ 日本における〈天才〉はMozartやEinsteinのような所謂〈脳力者〉が想定されている。では彼らが天才的仕事を成し遂げられたのは何故か。それは彼らの脳の神経細胞networkの〈かたち〉に拠る。ほんのmicron levelの神経細胞のかたちの違いが常人と天才を隔絶する訳だ。
■ 賢い方はもうお気づきだろう。所謂容姿の美醜も〈かたち〉の違いに過ぎない以上容姿の美しさも立派な才能なのだ。日本人が天才嫌いなのは偏に科学的に天才を理解していない(或いは出来ない)ということになる。
■ 自らが理解出来ないものは嫌いになる。或いは侮る。これが情緒原理主義者の日本人の典型的schemeのようである。巷間よく言われるように日本の科学は確かに優れているがそれは現実に御利益のあるものばかりが注目される。現実に役立たなければ駄目だと主張する学者もある。
■ Englandには〈変人〉を尊重する風潮がある。飛び抜けて頭の良い人は大体変人である。襤褸でブラブラしている人がいたらその人は学者と思って良いだろう。彼らがCambridge大学の知を支えている。しかし日本では彼らは〈不審者〉となるだろう。
■ 拝金動物たる日本人は隣人に対し慈悲心や嫉妬心を感じないようにprogrammingされている。心理的・時間的費用さえも支払いたくない人達なのだ。
■ 日本の電車の定時運行は世界に誇るべきものだと謳われる。日本人は西洋歴の機械式時計を中心に活動している。確かに電車が時間通りにやってくるのは世界的に見て稀である。畢竟日本の教育目的は人間を機械の歯車にすることである。

No.34 12/10/25 22:07
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈国家最大の損失は人心の田畠の荒れたる事也。其の次に山林田畠の荒れたる事也〉二宮尊徳

■ 江戸時代の〈隠居〉の制度は有名である。40も過ぎれば自らは後見役となり実権を若者に譲る。後見役とは〈知恵は出すが手は出さない〉立場である。80で国政への復帰など論外であろう。
■ 私の見立てでは65才定年制も遅過ぎる。思い切って45才定年制にしてはどうか。senior世代の知恵とmoneyを有効活用すると同時に現役世代にやる気を出させる一石二鳥の方策である。ついでに欧州のshiesta(午睡)も導入したらどうか。
■ かつて大阪万博で未来都市を夢見た人々がseniorになると〈昭和retro〉と言い始める無節操懐古nationalismに誰しも当惑している筈である。
■ TV離れや電子game批判に象徴的だが最近とみに若い世代にも懐古nationalismが膾炙してしまったようで残念である。
■ なぜJapanimationが面白いのか。それは作品世界の根底に〈科学〉が在るからである。なぜ日本の電子gameは面白いのか。それが〈科学〉の結晶だからである。
■ 以上の議論から類推出来るように懐古nationalismは非科学的精神に基づいている。科学的に『昔は良かった!』などということは有り得ない。もしも『昔が良かった』と主張する人々は試みに昭和一桁の生活levelで暮らして欲しい。
■ 世の中は累乗的・加速度的に進歩する。例えばこれからはクルマの運転なども目的地を入力することで自動で運転してくれるようになる。ちょうど料理の技術がない人でも電子rangeで美味しい料理が頂けるように。或いは絵画の才能が無い人でもcameraで一幅の風景画を活写出来るように世の中は厳然と変わりつつある。
■ 活版印刷技術が教会による聖書の独占構造を破壊し民主化を推し進めたように科学技術は既存の体制を破壊する力を有する。しかしInternetや電子gameが厳に存する以上我々はそれらと上手く付き合ってゆくしか無いのであり賢しらな最先端科学技術の結晶たるInternetや電子gameの批判は幕末における攘夷nationalismと同じ愚を繰り返すものである。

No.35 12/10/27 03:19
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈売利を得るは商人の道なり、商人の売利は士の禄に同じ〉石田梅岩

■ 明治維新とは侍が刀を算盤に持ち替えた革命でもあった。大政奉還は幕府による会社更生法申請であり計画倒産に過ぎなかったが薩長は大政奉還によって幕府を討つ大義名分を失った為討幕の密勅という小細工を弄し遂には戊辰戦争を引き起こすに至る。明治維新は世界史的に見て最も流血の少なかった革命であり日本国内に於けるお家騒動もとい政権交代みたいなものであった。この点は今少し教科書で強調されても良いが然るにEnglandとFranceとの代理戦争なる事をも強調すべきである。幕府は既にFranceと結び陸軍をFrance式の軍政に改革を施していた。軍隊の量・質共に薩長に負ける理由は無かったが然るに時勢は薩長へ動いていた。詰まりは士気の問題であった。榎本武揚率いる幕府艦隊にFrance人士官が従軍し函館戦争を戦ったことも付記されるべきである。
■ 政治闘争というものを統治の正統性を巡る暗闘と定義するならば法源論まで遡る必要がある。即ち法を法たらしめるには法的安定性が存する必要があり法的安定性とは取りも直さず当該法が必ず権力者によって執行されるという物理的権威によってもたらされるという鶏が先か卵が先か論である。法に正統性を付与する為には物理的権威が必要であり正しく執行される法の物理的権威は正統性によって担保されるという果てなき循環論法の力学の躍動の内にしか我々は正義を見出すことは不可能なのである。
■ 閑話休題『お客様は神様です』なる標語は〈売り手〉側から唱えられた題目であり〈買い手〉側からそのようなことを言い出したらばスギちゃんよろしくwildなgagになってしまい詰まりは日本社会では到底容認されない理屈である。日本人は互いに〈思い遣り〉という掛け金を形而上概念に投じているのでありそれはある種の保険機構でありだからこそ道徳を履行しないものは非難の対象と成り得る。即ち拝金動物である日本人に嫉妬深い人々が多い謎は〈道徳保険に加入していない人間が道徳の保険金を貰うな〉という事で辻褄が合うのである。

No.36 12/10/28 04:16
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈古に稽へて今を照らす〉太安万侶

■ energyという視点から文明史を眺めるに鉄の利用はそのまま軍事力となり政治的影響力を付与せしめる。鉄は勿論分子levelで磨耗するけれども溶融し鋳直すことで再利用が可能で在るため貿易で流出する等の事態が無ければenergyを掌握せしめることが可能である訳で即ち武具甲冑大砲鉄砲と軍事的政治的影響力をもたらす。
■ 日本では火薬の原料たる硝石が産出しない。その為いずれにせよ日本では〈開国〉しなければ近代的軍備を整えることは出来なかった。このような科学的事実を思うに幕末の政治闘争とは何であったかと想わざるを得ない。幕末最高の頭脳小栗忠順は何の為に新政府によって斬首されたのかと。或いは橋本左内などは幕末において既に〈日露同盟論〉を唱えていた程の天才であったが嫉妬心からか或いは危険分子と見做されたか安政の大獄で斬首される。
■ 古代Romeの経済を傾けたのはRomeの御婦人方が絹に魅了され絹を輸入し過ぎた為とも言われる。肌触りの良いsilkは誠に女性陣を魅了したようであるが見方を替えればそれはある種の文化侵略兵器とも見做せよう。
■ 地中海貿易の眼目の一つにLebanon杉があった。堅く虫に強く腐食しにくいLebanon杉は当時に於いて建築材や船の材料として誠に重要な品物であったのだ。材木と一口に言ってもenergyの高いものから低いものまで色々ある訳である。
■ 『plasticのrecycleは無駄であるから燃料にせよ』という意見は『Lebanon杉のrecycleは無駄であるから薪にせよ』という事に似ている。話によるとplasticから不純物を完全に除去する技術が完成したらしいのでこれからは更にrecycleが盛んになると思われる。

No.37 12/10/30 02:43
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈賭博に熱中する厭世主義者はいない〉芥川龍之介

■ 人間の能は〈不確実性〉に報酬系を刺激されるように出来ている。moneyを投じたパチンコとmedalを投じたパチンコでは表面的形態は同一でもその蘊奥に於いて自ずから不確実性の度合いに相違が見いだされよう。
■ 即ちgambleの愉悦とは蕩尽の過程そのものにある。蕩尽ではなく蕩尽の過程である。だからこそgambleの勝利と勝利に伴う興奮biasが発生する訳であって仮に確実に勝利出来るgambleが在ったらば最早そこにはgambleの愉悦も興奮も存しない訳である。
■ なぜsoccerは面白いのか。それはsoccerが足を使う競技であるからである。足は手より脳からの指令が遅く鈍い。鈍い足を使うから不確実性も増し華麗なplayに価値が生まれる。
■ 所謂〈大食い〉の風潮とは何であろうかと思案するに其れも自然界に対する征服欲の発露の一種ではなかろうかと類推する。人間は本能が壊れた動物で在るため生物学的限度を超えた範囲で自然界を跋渉しenergyを引き出そうと画策する訳である。従って本質的意味に於いて大食いは開拓的営為の代替であると類推する。
■ 日本人は農業=善と思い込んでいる節がある。然し農業は実は紛うかたなき自然破壊行為である。土壌は疲弊するし地盤は緩む。中央Asiaなど有史以来の農業のやり過ぎで砂漠化してしまった。硬い岩盤を崩し水田耕作などをしておれば大雨で致命的被害が生まれるのは当然の理である。田園風景や里山に癒やしを感ずるのはそれが人間が手を加えた景色の故である。

No.38 12/10/30 20:38
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈刀剣短くば一歩進めて長くすべし〉柳生宗矩

■ Japanimationに科学が導入されている例としてmotion blur(被写体ぶれ)が在る。其れは『Dragon ball』を初めとしたaction comicに顕著に確認出来るが其れは亦西洋comicの動きの無さと鮮やかな対比を為している。日本の絵画表現は西洋のような具象的realismを追究するものではなく象徴的realismとして進歩してきたと云える。
■ 例えば『ジョジョの奇妙な冒険』に登場するstand(側に立つ者の意)は〈超能力を眼に見えるようにしたもの〉であるし其れはある種の守護霊であり現実に在しない超常現象を活写した超realismであると同時に神話的宇宙を現実的宇宙に〈翻訳〉した象徴的realismの営為であると見做すことが出来るのである。
■ 日本のvideo game業界に際立った特徴として対戦格闘gameの潮流がある。勿論Americaにも似たようなgameは在るが其処には明確な違いが在る。日本の其れはcharacterのpower balanceが拮抗しているということでありAmericaのそれは絶対的な一人のheroとその他大勢という図式である。此の〈一人対多数〉という潮流の先にFPSが在ることは言うまでもない。『Bio hazard』最新作も最早FPSの其れであり日本userから非難囂々であったことは記憶に新しい。そして日本の対戦格闘gameに於いてcharacterのbalanceが拮抗している現象の底辺にAnimism的信仰が認められるのは今更言うまでもない。
■ Webに貯蔵されている情報の8割は英語であるから今や日本語で何かを表現することそのものが極めてlocalであり国際的に不利を被る事態は間違いない事実である。

No.39 12/11/02 00:48
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈穀無きに非ず、耕さざるが故なり〉二宮尊徳

■ 日本は一般に少資源国と云われる。確かに日米戦争の原因は偏に石油と鉄の輸入を米国から止められた故であった。従って日米戦争は文明史に於ける決勝戦等ではなく単純に石油と鉄を止められた結果惹起された物理法則の帰結であった。
■ 実存主義の観点から鑑みても日本がAmericaにressentimentを募らせた結果惹起された単なる決闘試合であり〈果たし合い〉であった。例えるなら其れは織田信長に対する明智光秀による〈本能寺の変〉のようなものであった。戦争目的や戦後処理を全く考慮していないという点に類似点が見出されよう。
■ 確かに日本は石油や鉄資源に於いて外国に伍するが事energyの観点から眺めるに様相は変移する。例えば米は麦の三倍の栄養価が在ると云われる。西洋人は麦のみでは到底栄養が足らぬ故肉食する訳である。人間の頭脳活動はある意味では肉体労働よりも贅沢なenergyの消費の仕方である。腹が減っては戦は勿論書見等到底不可能である。江戸時代に於ける高い識字率は今更述べるまでもない。
■ 戦前の秘密文書である帝国国防方針は有名であるが其処では形式論が罷り通っている事が確認出来る。例えば日本人は島国人であるから是から日本軍が大陸へ進出するに備えて大陸人の様式にしなければ為らない云々である。其処でなんと行軍の歩幅を大陸並にして軍事教練をしていたと云うから開いた口が塞がらない。
■ 以上の様な非科学的形式論は現在に至っても変わって居らず例えば所謂食糧自給率問題に於いても散見される。日本農業が成立するのは偏に石油のお陰であり石油を止められて仕舞えばTPPに賛同しようがしまいが日本農業は成立しないという純然たる構造的科学的問題が未だ認識されていない。国内農業問題に付いては農業技術輸出論が現状に於いて一番まともな施策であると考えられる。

No.40 12/11/02 03:38
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈出る月を待つべし。散る花を追ふことなかれ〉中根東里

■ 社会や共同体の有様を人体に喩えるならばまず頭脳と手足に弁別出来よう。そして頭脳はwhite color-背広組、手足はblue color-制服組とに弁別出来よう。右翼は交感神経-興奮作用、左翼は副交感神経-鎮静作用に弁別出来よう。また経済的には持つ者-資本家と持たざる者-労働者とに照応させることが出来よう。また文化的には名前を持つ者-名士貴族と名前を持たざる者-市井の民とに照応出来よう。
■ 戦後の日本社会に膾炙している左翼階級闘争史観の残滓とはどのようなものか試みに概観してみよう。例えば〈水戸黄門〉worldに通底する価値観は『為政者・大商人=悪、労働者・市井の民=善』という図式である。労働者や市井の民は常に真面目でありまた為政者や大商人から搾取され虐げられている可哀想な階級であるというお涙頂戴感動至上主義の世界観である。亦〈おしん〉は云うに及ばず〈橋田壽賀子〉worldも基本的に同じであるから特に言及する必要はあるまい。
■ 『労働者=働いている人間が偉い』という社会主義の理屈ならば中国の労働者や花王やLotteの労働者も偉いということに成るが不買運動等を主張する人間からその様な意見は寡聞にして聞かない。勿論私は『世界中の労働者が団結して革命を起こすべきだ』等というanachronismを主張している訳ではない。戦後日本人の無節操nationalismの構造を科学的に明らかにしたいだけである。
■ 結論を述べるならば其れは『踊る大捜査線』に象徴される〈現場至上主義〉である。頭脳よりも手足、指揮官よりも兵隊が重要だと云う価値観である。云うまでなく人体に於いて頭脳と手足は両方供に必要であり車の両輪であるから手足だけが重要等ということは有り得ない。頭脳労働と肉体労働は等価であるべき筈が戦後日本では現場で手足を動かしている例えばconvenience storeの店員等が過分に評価されたりする訳である。勿論私は彼らの思い遣りを消費した感情労働serviceの一切を否定する積もりは無いが其れだけが日本経済の全てであるという様な主張には到底与出来ない。

No.41 12/11/03 04:55
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈よき細工は少し鈍き刀を使ふと云ふ〉吉田兼好

■ 斯くして日米戦争が文明史に於ける本能寺の変で在った事が析出された。織田信長がcharisma(神の賜物の意)であり天才であった事は議論の余地は無いであろう。其れにしても明智光秀は残念な事をしたものである。もしも織田信長が天下統一して居れば今頃は領土問題等もなく朝鮮は丁度Benelux三国に似た政治状況に為っていたであろう事は想像に難くない。
■ 明智光秀は当時に於けるintelligentsiaであり豊臣秀吉を文系情型人間とするならば明智光秀は理系知型人間と弁別出来よう。そして理系知型人間がressentimentに憑かれキレてしまい本能寺の変を惹起した事実は誠に象徴的である。
■ 日本刀に限らず刀剣の切れ味を追究するならば当然ながら耐久性は犠牲にしなければ成らない。刃の鋭さを増大せしめる為に研磨すれば当然ながら刃零れし易く成るのは当然の理。刀剣の切れ味と耐久性は二律背反の関係に在ると云えよう。さて日本の強さとは正しくこの様な極限まで鋭さを追究したものであり在る意味で其れは多大なる犠牲に因って初めて成立せしめる性質のものとも敷衍出来るものである。
■ 柳生宗矩の父石舟斎は〈無手勝流〉の創始者で知られる。無手勝流とは此方が無手即ち何も武器を持たない状態で敵を迎え反対に相手の武器を取り上げて勝つという謂わば兵法の究極の理想型である。所謂明治維新とその後の日本の歩みはこの様な流れで理解出来よう。日本が他のAsia諸国に先駆けて近代化を達成出来た所以は武士が正しく刀を棄てた事に在り素早く刀を棄てた人間程新しい時代に勇躍し刀を棄てられなかった人々が国内でterrorismを惹起し有意な人材を暗殺せしめ以て日本の国益を損失せしめた事は疑いない事実である。

No.42 12/11/05 01:20
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈個人を富ます貯蓄は経済全体を貧しくする〉Keynes

■ 試みに世間の仕事を〈実業〉と〈虚業〉の二つに弁別してみよう。然らば実業とは何であろうか。取り敢えず現場でものを作る仕事と云えそうである。或いは地球からenergyを取り出したり加工する人々とも云えよう。即ち世の中の実際に形而下の領域で役に立つ実益をもたらす生業と云えよう。
■ では虚業とは何であろうか。虚業は実質的には人々の役には立たない。或いは生活に必要不可欠と云う訳ではないけれども精神的に豊かさをもたらすある種の清涼剤或いは潤滑剤に似た形而上の領域に属する生業と云えよう。
■ さて人間が生命を維持する為には究極的には管に因って生命維持装置に繋がれて居れば良いだけの話であるけれども勿論我々は其れだけでは満足し得ない。人間が人間らしく生活して往く為には形而上の領域を看過する訳には行かない。形而上の虚業とは即ち文化産業である。
■ 例えば或る種の草花は人間に精神的豊かさをもたらすが為特別に愛でられ品種改良等も行われ品評会や或いはgardeningの用として世の中に益あるものとして供すものである。然しながら人間に精神的豊かさを特にもたらさない草花等は斯様な扱いは為されず其処には文化的産業は成立し得ないので在る。
■ さて世間の有り様は秩序と其処からの逸脱である無秩序或いは逸脱に因って構成される。と言っても何が秩序で何が逸脱であるかは全く人間の形而上の一存に因って決定されるのであり其れは丁度電子moneyや書見をした際のrealityと同じ領域に属するものである。
■ 成程確かに人間は地球よりも後に産まれた。と云うよりも地球から産まれた。其の意味で唯物論は正しさを伴っている。然しながら我々が日頃自在闊達に利用している形而上の概念が全く人間にrealityを伴って迫って来るのも亦動かし難い事実なのである。

No.43 12/11/06 22:16
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈結果というものに辿り着けるのは偏執狂だけである〉Einstein

■ 世間の累乗的加速度的進歩のengineは人間の内に存する世界を改変し人間の益に供せしめようと云うFaust精神で在る事は疑いが無い。亦其の蘊奥から機械化合理化と云う近代的価値観が濫觴する事も改めて述べる迄も無い。織田信長は正しくFaust的精神の持主であり関所の撤廃や楽市楽座に因って機械化合理化を推進した近代的価値観の持主で在った。
■ 紙は既に前漢時代から存在したが其の発明者の名は漠として知られていない。是は現代に於いてkaraokeやvinyl傘を開発した人物の名が明らかで無いことにも似ている。後漢時代に製紙技術を確立したのは蔡倫と云う人物で在る。木簡竹簡が当たり前で当時に於いて紙と云う或る意味では劣った技術に拘り改良を加えた蔡倫は誠にFaust的で在った。
■ 機械化合理化の恩恵を一心に享受しながら機械化合理化の価値観を批判する人物が居たらばあべこべであるから世間の嘲笑を浴びるで在ろう。私が最近可笑しかったのは所謂〈いのちのsoup〉なる議論で在った。其処で使用されている豊富な野菜類は正しく機械化合理化された近代農業の成果で在り亦附言するならばそも野菜類に含まれる栄養素そのものが減少して居ると云う近代的合成の誤謬問題をも彼女等は全く看過して居ると云う現実である。あの光景をある種の啓発seminarかmultiか新興宗教の其れに既視感を覚えたのは私だけではあるまい。
■ 世の中には確実に頭の良くなる食材が在る事が科学的に明らかになって居る。其れはcurryである。curryに含まれるカルダモンと云うspiceが頭の働きを良くする事が明らかになって居る。0を発見したIndia人の名前も漠として知られていない。

No.44 12/11/09 02:01
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈常識とは18才迄に身に着けた偏見のcollectionを云う〉Einstein

■ 明智光秀は朝廷mannerに通じた教養人で在った為恐らく朝廷を軽んずる織田信長に反感と疑念を抱いていた筈である。然らば本能寺の変の謎説きにも補助線が引かれよう。
■ 勿論現代に於いても矢鱈にmannerや一般常識に五月蠅い人々が居て驚くのだが然し彼らがどの様にmannerや一般常識を身に着けたかと問えば恐らくTVの影響が大である。頭の良い人々はTVの功罪の罪ばかり採り上げるのだが功を採り上げないのは片手落ちの議論で在ろう。TV程一般庶民に常識やmannerを敷衍させた文明の利器は空前にして絶後であろう。我々は現代と云う時代を今生きているが為中々鳥瞰的に構造問題を俯瞰する事が難儀であるが然し狼煙手旗信号電信郵便といった人類の情報技術の歴史を振り返ればTVが果たした役割が真に大であると言わざるを得ないのである。従って現代に於いて一般常識や敬語を身に着ける最良の方策はTVを観る事である。実際日本語を習得する外国人の殆どはTVで学習したと告白している。
■ そも(代名詞「そ」に係助詞「も」のついたもの。今まで述べたところを漠然と受け次を説き起こす語。多くは文のはじめに用いる。そもそも。それにしても。さて。いったいぜんたい。旺文社 古語辞典より)mannerや一般常識とは何であるかと推察するに当該社会に於ける情報伝達を円滑にする為の潤滑剤に似たもので在り従って潤滑剤で在る以上其れは使い捨ての性質を帯びてくるものであり旧くなったものは破棄しなければ寧ろ当該社会に摩擦を惹起するもので在る事は議論の余地はないのである。例えば此の日記のように旧い言葉を使えば〈抹香臭い〉として若者から遠ざけられるのは或る意味では当然の成り行きなのである。
■ さて此の日記が電撃殺虫器で或ると予見した通り今やミクルは累々たる釣りスレの屍が折り重なっている事は我々が具に観察している。その死臭たるや凄まじいものが在るが然し〈飛んで火に入る虫〉は燃え尽きる其の刹那まで夢見心地で在ったであろうから賢しらに可哀想等と憐憫するのは野暮と云うもので在ろう。

No.45 12/11/09 22:19
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈古人の跡をもとめず、古人のもとめたる所をもとめよ〉松尾芭蕉

■ 人間が確実に進歩して居る証左として〈親不知〉の歯が在る。何故親不知が在るかと云うと顎が小さくなり不要と成った為で在る。では何故顎が小さく成ったかと云うと人間が火を起こし炊事を始めた為であり其れに拠って食物を柔らかくして食する事に成功した為である。火の発見は正しく科学の嚆矢で在るし炊事に拠って堅い木の実を柔らかくした事は食糧生産性を増大し長寿命化を齎した事は容易に類推出来よう。正しく火の発見は人類にとって福音で在った。『昔は良かった!』と云う方は親不知が痛み出しても抜歯せずに生活して欲しい。
■ 漆の英語名がJapanで在る事は有名で在るが何故古人は漆を利用したのかと問うに耐腐食性耐磨耗性耐熱性と色々実益面で理由を挙げることは出来るけれども矢張り其の光沢の美しさに魅了された故で在ろう。翻って現代に於いては石油plasticが其の代替を担って居ると云えよう。petbottleが売れる理由の一つは彼のplastic製品の光沢ではなかろうかと私は睨んで居る。然も様々な形状に加工されdigital印刷でpackageされた其れらは最早古代のあらゆる陶磁器類を凌駕してしまって居るというのは言い過ぎで在ろうか。
■ 然しながら人類のenergy史に於いて石油の理由は其れ迄とは明らかに様相を異にするepoch makeな事象で在った。即ち石油は只energyに成るだけでは無く日常のあらゆる物品に改変可能で在ると云う事なのだ。然もplasticは鉄と同様に鋳直す事で再利用が可能で在る。以上の事実を鑑みるに我々は正しく最先端文明を享受する市民で在り確実に現代こそが歴史上最も人類が繁栄している状態であり物理法則に従って我々の未来には無限なる光明が拡がって居る事は間違いない事実であろう。

No.46 12/11/12 01:18
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈国家は現代に於ける偶像となっています。その催眠術を逃れることの出来る人は殆どいません〉Einstein

■ 真に近代と云う短い時代に勃興した信仰宗教こそがnationalismの実態で在った。此は文化的民族的相似性を唯一無二の教義に収斂させようと云う外面的に科学的手法を装っていた為在る意味では既存宗教よりも強力にrealityを伴い人々を煽動洗脳し給うたので在った。nationalismを喩えるに其れは麻薬で在る。丁度外科的手術に於いて人間に麻薬が益するように用法用量を厳守する事でnationalismは人間社会に資する事が初めて可能と為る。然しながらnationalismと云う麻薬を常用して居れば果ては靖国神社と云う精神病院に入退院を繰り返し最早nationalism無しでは生きて行けぬ廃人と為るで在ろう。或いはnationalismの効用が切れ幻覚幻聴等の妄想に憑かれ禁断症状を惹起し果てはnationalismの刺激を求め反社会的行為に手を染める事は火を見るより明らかで在る。
■ さて日本史に於いては讒言が一つのkey wordで在る。讒言が醜聞と車の両輪で在る事は明らかで在る。歴史を誤らせた讒言に於いては孝明天皇に対する其れが象徴的で在ろう。孝明天皇が公卿連中に『夷人はどのような物を食すのか』と問うと公卿連中は『夷人は生娘の生き血を啜り其の肉を食ろうて居るようです』と答えたと云う。赤wineを飲みsteakを頬張る西洋人の姿は成程当時の日本人の眼には真に畏怖の光景に映じたに違い無い。然し私は此処に公卿連中の西洋人に対する嫉妬心や天皇の覚えを良くしたいと云う出来杉君syndromeを観るがどうであろう。当たらずとも遠からずと云った所で在ろうか。
■ さて公卿連中の讒言に拠って孝明天皇の御心は急進的な攘夷に傾倒して行く。尊皇と攘夷と云う本来は別個で在る筈の思想が融合し〈尊皇攘夷〉と云う一大思想潮流を形成するのは以上の理由に依る。『天皇の御心が攘夷なのだから攘夷を履行しない幕府は不忠で在る』と云う訳で此が底辺の武士で構成される攘夷論者にどれだけ誤った勇気を与えたかは計り知れないものが在ると云えよう。

No.47 12/11/14 02:46
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈人は努めている間は迷うものだ〉Goethe

■ 近代化の蘊奥で在る機械化合理化は言語の統一化等共同体の組織化をも促進するが其れは人類にとって在る意味では幸福の時代で在った。其れは人類が初めて合目的性を帯びた人生設計を構築し得る嚆矢で在った。南方熊楠の如きNeetで在っても一定の学問的業績を残せる人類にとって福音の時代でも在った。否誰しも一定の学問的訓練を受講し一定の成績を残せば一定の社会的地位と給料を支給され得る事が可能で在ると云う非常に高い確率で齎される希望的観測に従属する事こそが近代人の証左でさえ在った。
■ 所謂詰め込み教育とは予め規定された〈正解〉を覚え込むもので在り其れは南方熊楠のような科学的学究とは正反対の性質のもので在ったと云える。其処では〈正解〉を暗記する事が正解で在り正解に到達する迄の知的営為は捨像されるべきで在ると詰め込まれる。其れは或る種の忍耐を計測する心理gameの様相を呈し其処では自然と人間はある種の精神的鈍麻を要求される。そして精神的鈍麻の極致が繁文縟礼慇懃無礼を物ともせず税金に拠るサボタージュに何らの痛痒さえも感じない数多の日本の官吏で在る事は云う迄も無い。
■ 最近頓にmannerや敬語に拘る人々が増加した所以は一つには機械化合理化の果てに存する以上に観察した社会その物の官僚化で在る。其れは形式論の極致で在るしまた貴族根性が猖獗を極めると換言しても良いし或いはオルテガの云う大衆の反逆と敷衍しても良かろう。唯然し一つ気になるのは貴族化官僚化した人々のApathy(pathos喪失の意)的性質で在り。勿論Apathyの双子の兄妹はhysteric的精神でも在る。精神的に鈍麻した人々が一方ではhysteric的に形式論に拘るのは喪失したpathosの矛先を異分子や弱者に転回した故で在ろうか。

No.48 12/11/15 04:59
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈何も考えずに権威を敬うことは真実に対する最大の敵である〉Einstein

■ 一説に拠ると所謂猥褻と云う概念は権力者が特定の女性を下々の者共の眼に接触させぬよう隠匿して措きたいと云う営為から濫觴したと云う。成程確かにAdamとeveの様に皆が皆平等に裸で居れば最早猥褻と云う概念は存在し得ない訳で在る。
■ さて以上の仮説を試みに右翼と左翼の対立に換言してみるならば右翼とは権威に従属し自らが拠って立つ権威の源を守り隠して措きたい人々で在り左翼とは其の真実を科学的に暴きたい人々で在るから真実を隠して措きたい右翼と真実を暴きたい左翼で意見の合意が達成され得ないのは或る意味で当然の成り行きと云えよう。
■ さて我々が常々疑念で在ったのは日本の保守右翼の『米軍に隷属する事が即ち愛国で在る』と云う所謂ポチ保守的な無節操分裂症的nationalismの濫觴する其の根源的理由で在り蘊奥で在る。結論を先に述べるならば其れは矢張り権威やmoneyに対する情緒的盲従で在る。彼・彼女等は畢竟Russiaが占領すればRussia軍にChinaが占領すればChina軍に尻尾を振り盲従する訳で在る。理屈で類推すれば如何にしても其の様な結論が導出されるので在る。
■ 勿論私は単純に米軍に隷属する事が悪で在る等と主張したい訳ではなく唯米軍に隷属するべきだと主張する人々の自信の無さと焦りを観察するので在る。然しそもポチ米軍皇国史観等と云う御花畑に引き籠もって居る腑抜けの右翼保守に其れ以上のpathosを期待するのは可哀想と云うべきだろうか。
■ 日本政局は正しく鼠の嫁入り(散々迷って元に戻るの比喩 日本昔話より)状態で在るが其のような政局の混乱状態を惹起するのも正しくAmericaに権力の蘊奥を蹂躙されて居るからで在ろう。今や日本人民は高給を保証され得なければ誰も公務に就きたがらぬと云うので在るから正しくApathyと拝金動物性此処に極まれりと云う感じで在るが然らば経済的に困窮すれば早晩此の国は滅びるので在ろう。

No.49 12/11/16 08:37
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈芸術は見るに堪えないものを表してはならない〉Goethe

■ 最近頓に西洋gardeningに傾倒する御婦人方在れり。然れども幕末明治時代に来日した英国人が日本を東洋の黄金郷として賛嘆し紹介したる事実を踏まえるならば是も亦あべこべ也。即ち日本景観は既に都市風景と田園風景が融合したる見事なる芸術作品で在ったのだが岩倉使節団を初めとする日本人は工業化こそが西洋化也と早合点したれり。或いは西洋景観は産業革命と第一大戦に拠り焦土と化して居る為其の殆どは人工の植樹也。西洋風景の美しきは人工が故也。西洋gardeningに傾倒されども景観に無頓着なるは誠に滑稽也。
■ さて西洋芸術と日本芸術を比較するに是も亦あべこべの形也。即ち西洋芸術は建築物絵画のように俗世間を隔てた向こう側に人間精神を未来永劫に留めたる欲求也。翻して日本芸術は生活の周りに溢れて居り生活其の物を芸術化する形也。レジ店員の如き単純労働者にmannerを求めたる所以は此処に在り。また末端労働者の仕草が職人芸として賛嘆され美学の境地に至るも此の故也。日本では死人はホトケと暗喩され死ぬ事は〈仏成〉と呼称されり。即ち死ねば皆が仏で在り仏の前の平等也。曼荼羅的Animism此処に観たり。
■ 21世紀の現在に至りても旧いmannerや敬語に厳しい人在れりは金銭の為ならず芸術活動の故也。日本の俗世間の摩擦誠に日本人民の芸術意識の高邁なるが故也。誠に合点せり。然れども此の日記は俗世間を嘲う狂歌の真似事にて此の日記に嫉妬するは図星也と白状するに似たり。俗世間を嘲うが故細々しい節約術の披瀝等は反対に物笑いの種に成る也。亦誤字脱字など油断せりはミクルに蠢く手練れの狂歌師の餌食也。

No.50 12/11/17 04:56
鳥野ササミ ( 0tYn1 )

〈芸術も人生と同じく深く入り込めば入り込むほど広くなるものである〉Goethe

■ 西洋芸術概念にファムファタル在り。聖書に於けるサロメが嚆矢也。男の命運狂わす魔女の意也。尚一応付言するれども聖書は一冊の書籍に非ず。幾許かの小咄を纏めたる物故色々諍い在り。外典偽典或いは新しき死海文書等発見されり。甚だ編纂に問題多し。従えば契約の新旧等些末也。賢しらに新旧の如何等問答されし事踏まえ予め記す也。
■ さて日之本に新世紀エヴァンゲリオンなるanimation在り。エヴァンゲリオンとはGreece語で福音の意也。登場女性名全て旧日本軍の軍艦にて統一されし事甚だ有名也。去れども其処に政治的暗喩を見出すは全く無益無意味也。業界に於いてnamingの拝借は語呂を愉快にするが故の常套手段也。亦古来からAnigramの気風は連綿と在り。Anigramとは言葉遊びの意也。
■ 政治的暗喩を汲み出すは無益なれども象徴的意味合いを汲み出すは甚だ愉快也。例えば綾波レイなる子女〈雑誌の部数を操る少女〉と迄呼称されり。当時のEVA boomはTV newsも採り上げし事にて知らぬ存ぜぬと云い侍りし者は余程の若人かモグリ也。而して綾波レイなる子女の実態は何で在るかと問うに主人公の母親のcloneにてげに恐ろしき絡繰り也。真に綾波レイなる子女ファムファタルの要件満たせし。
■ 然れども此処で想像の翼休めるは詰まらぬ也。試みに拡大解釈しファムファタル=世界救済の鍵たる女性と解釈すべし。然らば突如として古今のanimation或いは小咄に灯台現出せり。甚だ愉快也。

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