忘れたいのに忘れられない。。。

レス108 HIT数 98116 あ+ あ-


2013/04/08 08:44(更新日時)

人生には、忘れたくても、忘れられないことがあるものだ。

忘れられないために、苦しむ。

まさかの夫の不倫から、裁判まで。

長い長い、そして忘れられない苦闘の日々。

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No.1713887 (スレ作成日時)

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No.101


早速、行政書士に住所を連絡すると、すぐに高田里香に送付する内容証明の原稿を作成して送ってくれた。

一方、夫はGPSが正確ならば、特に怪しい動きはなかった。

夫は、基本、夜は10時から朝まで、牛丼屋で働いていた。

週に一回だけ深夜12時からの時がある。

夜10時前。夫に確認しなければならないことがあり、連絡した。

何気なく尋ねた。本当に何気なく…

「今からどうするの?」

「いつもどおり仕事だよ!じゃあな!」

元々短気だが、怒鳴って電話を切った。

GPSで検索すると、職場から少し距離がある場所にいるらしい。

仕事に遅刻しそうで、焦って苛々していたのか?

夜12時。再びGPSで検索すると、さっき検索した時と同じ場所にいる。

仕事には行ってない!


この場所…

あのバツ2ピアニストの店だ。


身体中の血が頭にのぼり、手が震え、動悸がする。

鼓動とともに口から心臓が飛び出そうなほど。

インターネットでレストランの住所を調べた。

スッピンのまま車に乗り込む。

No.102

レストランには、初めて行った。

飲酒運転を奨励するかのように、隣りに大きな駐車場があった。


寂しい場所だった。

駐車場に車を停めた。

レストランに乗り込むのは、ちょっと躊躇した。

でも…

勇気を振り絞った。

フロントの男。
いかにも軽そうだ。

「桑原呼んで下さい。」

男は平常を装っていたが、明らかに動揺していた。

男は高田里香と共にここで働き、ある意味、同僚であり、夫の愛人であることを知っていた。

男は階下に降りて行った。

No.103

読者の皆様へ

長らくお休みし、申し訳ありませんでした。
後々出てくることですが、当然のことのように私は病になり、更に他の病が発覚し、しばらくお休みさせていただいてました。
お休み中も立ち寄ってくださった方がいらしたこと嬉しく思い、また少しずつですが、続きを書きますのでよろしくお願いいたします。
りか

No.104

夫が現れた。隣の駐車場に移動する。
「なんで、ここにいるわけ?仕事なんじゃなかったの?」
「なんで、こんな不倫しかしないバカな男のレストランに出入りしてるわけ?やめてって言ったよね?」

背の高い夫の顔を背伸びして、ひっぱたいた。
夫はやり返さなかった。
叩かれっぱなしだった。
私は、中にも聞こえるように大声で、何度も「こんな不倫するしかできないバカ男のレストランに借金まで抱えて、お金をつぎ込むわけ?」と怒鳴り続けた。
夫は「聞こえるだろ!」と、不安そう。
お構い無しに、私は怒鳴り続けた。
「今すぐ帰りなさい!」

結局、夫はそのまま電動自転車で実家へ帰って行った。

それが原因ではないとは思う。元々、採算があってなかったせいだとは思うが、つい最近閉店した。新しく多分、小さくして店を出したようだが、これも時間の問題だろう。これは、慰謝料や養育費を元に元妻が出した店なのかもしれない。元々、離婚を繰り返し、お金のかかることばかりして、派手な生活ばかりしているような人間が片手間に店をうまく回せるはずもない。 従業員からも不満の声は出ていたし。不倫相手を度々連れてきて、飲んだくれてる経営者を見てたらさすがに苛立ちもしただろう。

No.105

>> 104 書き忘れたが、私がレストランに乗り込んだ後、ピアニストは×3になっていたらしい。当時の三人目の妻が、慰謝料を元に今回の店を出したのかもしれない。
とにかく、女好きなので、結婚しなければ問題ないのにとお節介ながら思ってしまう。
結婚していながら、コンサートを開いたコンサートホールの女の子を度々ナンパしていたらしく、その事情を詳しく知る人に度々結婚していることを話すと結婚したことがあること自体に驚愕していたくらいだ。
芸術家はそういうものなのだろうか…私には理解できないが。
四人目の犠牲者がないといいけれど。

No.106

探偵事務所が追跡中に夫を見失ったことで、再調査が行われる日がやってきた。
しかし、結局、その日はたまたま子供の行事がある日で、午前中はそこに現れてしまった。
たぶん、今日はヒットしない。。。
別の日を設定すべきだったと後悔した。

No.107

行政書士さんと何度かメールでやり取りし、内容証明が送付されることになった。

内容証明が届けられたかどうかがネットで調べられるシステムになっている。
行政書士さんは、そのシステムで相手が受け取ったかどうかが調べられるように送付した詳細を知らせてくれた。

いよいよだ。
これで、無視はできないはずだ。

一方、GPSは順調に作動していたが、怪しい動きはなかった。。。あの日までは。

No.108

内容証明が届く予定の日。
ネットで調べると、配送には行ったのだが、相手は受け取っていなかった。

留守だったのか?

受け取り拒否か?

留守の可能性もある。

私に何ができるわけでもなく、待つしかない。

待つということはこんなにしんどいことなのか…これほど待つことを苦痛に感じたこともない。

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