恋に生きる女

私は常に恋愛してないと生きていけないと思う。

彼氏に依存して生きていきたいもん。

こんな生き方あんまよくないよな～とか、視野広くしなきゃな～とか思ったりもするけど、なかなか人間って変われない。

だからもう考えるのやめた。

私は私！


そんな私のお話。

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私の初恋は小学5年生のとき同じクラスだった男の子。

結構学年で人気のある男の子だった。

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「えー転校生を紹介する。みぃさんだ。○○県から引っ越して来たそうだ。みんな仲良くな！」

「みぃです。よろしくお願いします。」

簡単に自己紹介をして、先生が指定した席に座る。

そのあと普通に授業を受けて、休み時間。

私の机の周りに人だかりができた。

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「○○県からなんで引っ越して来たん？」

「うち○○っていうんやあ。よろしく!」

「どこに住んどるん？」


…それからすごい質問攻め。

とりあえず適当に答えていたらチャイムが鳴って、休み時間も終わり。

隣のクラスからも見に来ていたのを覚えてる。

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授業も全部終わって、あとは掃除して帰るだけ。

先生に適当に班を決められて、向かった掃除場に彼がいた。

そこで彼(弘樹)と出会った。


掃除をしていると、いきなり話しかけられた。

「お前転校生？」

「うん。よろしくね。」

「ふーん」

すごくぶっきらぼうだったことから、印象は"少しこわい"だった。


他の子に

「なんで転校して来たの？」

と聞かれたとき彼が

「そんなの聞くなよ、色々あるんだろ」

と言ってくれたとき、少しドキッとした。


すごい単純だけど、多分このときにはもう気になってたと思う。

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それから弘樹とは、ちょくちょく話すようになった。

同じクラスだったことから、クラス内でも話していた。

周りの友達に評判を聞いてみると、"口悪いしちょっと暴力的だしこわい。だけど面白いしかっこいいし、モテる"だった。

みんな一歩距離を置いていた感じだったけど、私は特にそんなのを気にせず話しかけていた。

だけど気にせず仲良くしていたら、"弘樹はみぃが好き"と噂がたってしまった。

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このとき私は、私が好きって噂なら分かるけど、なんで弘樹が私を好きって噂がたつんだろうと不思議に思っていた。

だけど内心嬉しかったし、そうだといいなと思っていた。

このことから私は、弘樹が好きなんだなと気付いてしまった。

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休み時間追いかけっこしたり、何人かで放課後話して一緒に帰ったり、喧嘩したり、ちょっと叩かれたりもしたけど、優しい面もあったり…

私はどんどん弘樹に夢中になっていった。

このときにはもう私の気持ちは周りにはバレバレで、気付いていないのは本人くらいだった。

そして私は弘樹に、気持ちを伝えたくなってきてしまった。

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いつ伝えようか悩んだ結果、バレンタインに伝えることにした。

友達と一生懸命作って、手紙を書いて、弘樹の家に行った。

いざ家の前に着くと、なかなかインターホンが押せなかった。


"ピンポーン"


「はーい!」

パタパタパタ…

ガチャッ

「あら！弘樹のお友達？」

勇気を出して押して出てきたのは弘樹のお母さん。

軽くパニック。

「はい!!ひ…弘樹君いますか？」

「呼んでくるからちょっと待っててね。」

今から告白するんだ!と思うとすごく緊張してしまい、逃げ出したくなった。

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