忘れたい元カレ

元カレは同じ部活の先輩で私より３つ年上。
元カレは１浪しているから私が入学したとき３回生だった。


‐１年前‐
私はこれから始まる大学生活にわくわくしていた
部活かサークルのなにかに入ろうと思っていてすごく楽しみにしていた

１日目にさっそく友達を作った
２日目にアウトドアサークル
３日目にテニスサークル
とにかく新しくできた友達にあわせていろいろまわった

でも私がはいりたっかた部活ははサブカル的な部活だった
個性的なメンバーが集う部活にはいりたいと思っていた

そんなとき、配られたビラに私の好きなアーティスト名がのっていて気になったのでその部活の花見にいくことにした
友達は全く興味ないようだったので１人で行くことになった

８日目軽音部花見
この日当時３回生だった元カレに出会った
この時出会っていなければよかったのかどうかは今はまだわからない

メールぶちられたり、裏切られたり８日目にして学校生活に少し疲れ切っていた
でもこの日この花見で軽音の空気に触れて、心から笑ったことを覚えている

ここは今まで私が求めていた場所だった
普通を装っていたけどバカにされるのが怖くて隠れおたくだった私が素の自分をさらけ出せる場所だった

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１００人規模くらいの花見だった

花見の最初のほうは１回生だけで放置されていたからあまり楽しくなかった

部活は人で決めようと思っていたのでこの部活はやめようと思い始めていた

少し酒がまわりはじめてあたりが暗くなってきたころ、私の隣に１人の男の先輩が来た
笑顔が印象的な明るい先輩だった
会話が楽しかった

その先輩の隣にもう１人男の先輩がきた
それが元カレだった

元カレは下唇の中央にピアスがあいていて変な人だなと思った
でもかっこいいと思った

私がメタル好きなことを言ったらにやにやしていたから
笑うじゃないですか
と言ったら
嬉しいんやで
とか言っていた

私もけっこう酔っていてテンションが高かった
その上、自分の変なところを受け入れてくれる人たちがいて本当にうれしかった

私は音楽あんまり知らないんですけど漫画が好きなんですよー
とか言っていたら

元カレとは漫画を交換することになった

その時は最初に喋りかけてくれた先輩のほうが好きだった
元カレもちょっといいなと思っていた
でも気になる程度だった

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軽音部が私の居場所だと思い始めていて学部の友達とごはんをたべるのをやめて、昼ごはんは軽音で食べたいと思っていた

花見のときにであった１回生の女の子と昼に部活に行くことにした
軽音はちょっとガラが悪くて初めは本当に怖かった

ある日部活に遊びに行くと口ピアスの先輩（元カレ）がいた
その日も私をみるなりにやにや笑っていた
名前も覚えられていて嬉しかった
私は花見の日酔っていたから覚えられてなかった
でもためしに釘谷さんでしたっけ？
と聞いたらにやにや笑っていて答えは教えてくれなかった
本当に変な人だった
ちなみに釘谷さんではなかった

その日、元カレを含めた５人で廊下で長いこと喋っていた
髪は黒
重い前髪が左から右に流れていた
後ろはわりと短かった
左耳にだけとがったピアス２つ
香水の香りがほのかにしていてすべての身に着けるものに気を配っているというかんじだった
私の学校生活疲れてきましたとか言う話を軽くきいてくれた
あの人なりの独特の世界観が楽しかった
居心地がよかった
その日はずっと隣でいた
貸したかった漫画も渡した

帰るときに偶然会ったので１回生３人と元カレで帰った
元カレはずっと私の隣を歩いていた

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そんな日々を繰り返して
ゴールデンウィークにはいったころには元カレのことで頭がいっぱいになっていた

学校がない日は会えなくてとにかくつらかった
ゴールデンウィークあけ元カレに遊びに誘われた

ライブで使うマスク作ることになったのでその材料を学校の放課後買いに行った
その帰りなにかまだ帰りたくない気分だった
元カレも同じだったらしく、カラオケに行くことになった

密室で大人の体をした男性と２人きりでどきどきした
声も好きだった
低くて落ち着いてる
歌もうまかった
ドリンクも私がのみ終わる頃に電話で注文してくれたりした
紳士だなと思った
死についての話もした
テンションの低さが私とあっていたと思う

元カレがカラオケ代を全部払おうとしていたのでちゃんと割り勘にしてもらった

次の日も会うことになった

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‐‐‐‐‐‐‐‐
わかりにくいので今は元カレですが
元カレを彼と表記します
‐‐‐‐‐‐‐‐

その日が私と彼が付き合うことになった日
出会って１か月

だけどこの日から彼の印象が変わっていく・・・

朝にマスクの材料を買いに行って昼ごはんに突然家に誘われた
彼のすんでいる家までウッドデッキで舗装されたきれいな海辺を歩きながら行った
なんて素敵なんだと思った
（今思えば遠回りしてあの道を通ったのは計算のうちかもしれない）

モト彼の母が手料理をごちそうしてくれた
彼の母に彼女だと勘違いされた
ただの後輩です💦と言っておいた
家もきれいなマンションだった
カメが４匹いた
爬虫類とかも好きらしい
彼の部屋でやっぱりどきどきした
ずっと動画をみせられていた


おやつと夜ご飯と夜食までごちそうになって帰ることになった
彼が送ってくれた
途中美術館の屋上につれていかれた
鎖がしてあったから夜は入っちゃいけないところらしい

すごくきれいな場所だった
まわりには誰もいなくて
ベンチがぽつんとあって
そこに座った

屋上だけど壁に挟まれて周りからは見えない
左のすきまからキラキラした海が右のすきまから夜景が上を見上げると星空が広がっていた
（今考えるとこれも計算のうちかもしれない）


そこで告白された

私も好きです

と言うとぎゅっとしてきた
すごくうれしかった

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すぐにキスしようとしてきたので
あれ？と思い、
ちょっとはやいですよ
というと
嫌？
って悲しそうな顔

今まで付き合った人はキスをした瞬間に嫌いになったからキスをするのが怖かった

悲しそうな顔はいやだったのでキスをした
嫌じゃなかった
幸せだった

彼はミンティア中毒者なので息はかなりきれいだった
全身のだいたいどこの香りも好きだった


帰るとき私が手をつなごうとすると
トイレ
と言ってトイレに駆け込んでいた
キス渋るからだよ
みたいなことをいわれた・・・

ちょっとあれ？ってなった

そして駅まで送ってくれた
電光掲示板を確認する


終電のがしたことに気づきました

彼の家に逆戻り


お世話になります
すいませんと彼の母に言って
初日からお泊りすることになった

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彼の部屋で２人きり

さっきよりもずっとどきどきした
今はつきあってるから何をされてもおかしくない

とりあえずキスはされた

彼の母がきてお風呂のこととか説明してくれた

どうやら寝る部屋は別の部屋を用意してくれたらしい
ちょっと残念・・・

先に彼がおふろにはいった

あがってきたときバスローブ姿で上半身がちらちら見えるので少し興奮した

私も入った
化粧落とした顔を見られることが嫌だったけど
なんも変わらないね笑
と言ってくれた


そして彼の部屋で今までの彼女がいるか気になったので聞いてみた
いるよと言っていた
予想はしていたけどいないほうが嬉しかった
６人くらいと言っていたので正直ショックだった
多いと思った

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後にこの経験人数は嘘だったことが明らかになる

ちゃんとつきあったことがある人は過去に１人だけで、
他はナンパや出会い系等不特定多数だった

彼を身にまとうオーラが危険にみちていたので私もある程度予想していましたが、これほど変態だとは思っていませんでした
最初はホモじゃないかと疑ったほどでした。

疑った理由は他の先輩から彼がニューハーフバーで働きたいといっていた情報を聞いたからです。
さすがにいやでした
彼にそのことを聞くと、顔が女のニューハーフは好きとのことでした。興奮するらしいです。
実際そのときつきあっていた彼女と浮気してニューハーフとしたこともあったようです
他にも謎の帰国子女や最近関わっていたのは30股くらいしていたぽっちゃりなセ〇レ
バイトでホストしてたときに落とした子や
ウリセンしたときに男性２人としたそうです

まだあった気もしますけど、だいたい２０人いかないくらいだと思います。

とにかく１夜限りの関係が多かったです
私は処女だったのでそういうこと聞いていやでした

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この時彼はとくに手をだしてこなかった

深夜まで一緒にいて、そろそろ彼の母が提供してくれた部屋に行かないとと思った
でも１人で行くのは嫌だった
私は重度の寂しがりなので２人でいたかった

彼は１人っこで親からすごく大切に思われている
絶対自分の意見を変えようとしない彼だけど彼は親の言うことだけは聞くようだ

その日は私が一緒にいてとお願いしたら、親にばれないようにすごく慎重に部屋までついてきてくれた

一緒に布団にはいった

幸せだった

しばらくキスしていた

彼がブラのホックをはずしてきた

私はされるがままだった

ブラを上にずらして彼が私の上にかぶさってきて
胸にキスをされた
ドキドキしていたらブラを元通りなおされてまたキスをされた

ちょっと紳士だなと思った
少し寝てそれで朝になった

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朝彼の部屋に戻った

どういう流れだったかはあまり思い出せないけどその時人生初めてのフェラをした
気持ち悪かった

彼が私にアレをみせてきたかんじだったと思う
私も彼に何かしてほしいですか？って聞いていたと思う

でもつきあって２日目ははやすぎたし誠実じゃないなと思った
でも私が誘ったと後に彼は言い張っていた

ちょっと舐めた程度だったと思う
それでも衝撃的だった
幸せとかじゃ全然なかった

そして彼は動画を見始めた

みながらキスしてきて
キスしながら動画の内容に笑っていた

すごく嫌な気分だった


とにかく彼の印象はこの日からどんどん落ちていく・・・
とはいえ、１年間も続いたわけですが。

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