失意から這い上がれ
前回の日記『女嫌い激増のワケ』では、大地震を予言し、3ヵ月後に、東日本大地震が起きた。
予言日は、昨年のクリスマスだった。
人類の欲望エスカレートにより、いま地球は悲鳴をあげている。
人生とは何か、目標とは何か、喜びとは何か。
正解なき今の時代だから、改めて問いたい。
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わかりにくくなったが、要するに、どんな社会の在り方によっても、行き過ぎると一極集中が起きて、それが爆発すると言いたいのだ。
金日成やスターリンやヒットラーやムッソリーニやチャウシェスクは、みんなコワイ人たちだが、『行き過ぎた自由』はもっとコワイ。
なぜならば、国民が白痴化してしまうから、国自体が朽ちてしまう分、深刻な残骸を残す。
食欲、性欲、物欲、名声欲など、あらゆる欲望を満たしたあと、金が尽きる。
そこには精神性はない。
溢れる情報をもとに、欲望を満たしていく社会は自由に溢れている。
ところが、ある時点から、社会を腐らせていく。
一極化が過度に進むと、富が集中するため、片方で、貧困が広範囲に拡大する。
日本では、女性も自由を求めて社会進出したから、派遣労働者市場が形成されるとともに、自立単身者世帯が増えた。
また、マスメディアを盲信することが増えてしまった。
そのことは、女性が飾り立てることの価値を生み出し、エロ文化を飛躍的に進化させた。
男からみたら、普通の女性も、デリヘル嬢となんら変わらなくなったため、非婚化を決断した。
今や、普通の女性は、無料型デリヘル嬢として、2~3年使用されて、用ナシになる。
『自由』により、欲望に溺れた国民は、今日もコンビニで、プルプルのリップクリームを探している。
たしかに『自由』は、かけがえがない幸福である。
ところが、この『自由』を過度に満喫してしまうと、社会はお気楽になってしまう。
楽しみ続けた結果、富は一極に集中し、庶民は次第に効率化ツールへと成り下がるのだ。
まるで、覚せい剤患者のように、社会は欲望に勝てなくなっていく。
では、どこまでの自由が健全であり、どこからの自由が危険であるかというと、それは不明確だ。
少なくとも、人間の体と同様に、社会が元気な期間中は自由を謳歌して構わないが、一転、社会が衰退期間に突入したら、自律的なモードに切り替えねばならないのだと思う。
問題は、その場合に、『自由満喫世代』と『自由自粛世代』が発生してしまうことだ。つまり不平等が発生してしまう。
しかも『自由満喫世代』は、借金により、自由を獲得する。いわゆる禁じ手による欲望の獲得をどう考えるかだ。
この資金循環を、健全な形で持続させる方法を考案できれば、際限なく欲望は満たされ続ける。
しかし、その結末は、おそらく地球の疲労と枯渇という重大な悲劇をもたらすであろう。
だから、人類は勝ち続けてはならない。『いかにして負けるか』を考えなければならないのだ。
これから先、中国やインドが急発展するだろう。そうなると、日本市場の比ではない巨大な欲望パワーがうごめく。
欲望を満足させる方法を知った民衆は、我先にと金を奪取する行動に出る。
快楽を得たい、我が子の喜ぶ顔をみたい、彼女を幸せにしたいと、多くの人間が金を稼ぐ。
そうなると、価格をつり上げ、付加価値を高め、儲けを増やそうとする。
それどころか、不正や詐欺も横行するだろう。金を早く得るには、そうしたショートカットが手っ取り早いからだ。
日本の企業も出稼ぎに出る。日本企業は、自国のバブルを経験しているから、警戒心を持って稼ぐはずだ。
さて、そうなると、日本国内は、どうなるだろうか。
おそらく、ヘタをすると、ひっそりと静まり返ってしまう。
日本へ投資したくなるネタがないからだ。日本が有する最大の魅力は、いったい何なのだろう。
それをいち早く発見し、中国やインドが稼いだ金を、さらに、もぎ取らなければならない。
いずれそういう局面がやってくる。
問題は、その競争力が湧いてくるかどうかなのだ。日中India共同の巨大未来都市の建設ができるかどうかだ。
日本の四季は美しい。琵琶湖も天橋立も、永平寺も延暦寺も魅力的だ。京都や奈良は世界に誇れる古都だ。
どんなネタで、復活するにせよ、日本人は必ず猛反対するだろう。
『美しい国に外国人を入れるな』と、巨大未来都市計画は頓挫するだろう。
それも一つの判断だ。東南アジアが、どんな方向へ進み、そのとき日本がどんなポジショニングをとるか、それはわからない。
果てなき欲望を追求する人々にブレーキは絶対にかからない。
負けたくとも、負けるわけにはいかない情勢が、襲来するだろう。
安定した平和とか、健全な社会とか、信頼できる人間関係とか、そういう状態を持続させることがいかに難しいか。
パワーがみなぎれば、欲望が芽を出す。欲望が行きすぎると、地球が荒れる。
元気を失うと、社会は疲弊する。争いを避けると、他国が台頭する。
ならば、もう一踏ん張りをと試みると、意見がぶつかる。
常に、世の中はうごめいていて、不確実性に満ちている。
不確実な変化に対応して、選択肢をみつけるしかない。
だんだん哲学的になってきたが、要するに、とどまってはいけないというのが結論だ。
一つの正解をみつけても、それは恒久的な正解ではなく、全方位的な正解ではない。
唯一、直感的に信じていることと言えば、生命の基本を守るということだけだ。
生命の基本とは、『母親が赤ちゃんを産み育てる』というアホみたいに当たり前のことを指す。
なぜか理屈がいえない。なのに、一番大切なことのような気がする。
母親と赤ちゃんという基本形が、健全に平和で守られ、元気に幸福を味わいながら、大人へと育てられていくことが、もっと重視されるべきだと思う。
直感でしかないが、大人の欲望を優先するがあまり、子供の育成が疎かにされてはいないだろうか。
我々の意識が、経済や外交や法律や科学に行きすぎていて、子供を置き去りにしていないかと不安になる。
パチンコにうつつをぬかす親同然に、我々は欲望を追求しすぎている。
だが、社会の好調時にはあまりそれを意識しない。ひたすら、子供を競争させることに躍起になる。
そして、その大切さに気づく頃には、社会はピークアウトしている。
炎天下にもかかわらず、車の中に幼児を置き去りにして、パチンコをする親がいる。
パチンコ屋に入れば、冷房が入っていて、飲み物も買えるし、なによりパチンコができる。
もし、うまくいけばカネが儲かるから、幼児を放っておいてでも、パチンコをしたいのだ。
まさか本気でそんな判断をしているとは、通常は考えられないのであるが、現実に、そういう親は存在する。
似たようなケースで、ママが不倫相手とセックスしたいがために、子供たちにカップ麺を置いて出かけるパターンもある。
ミクルをみると、そんな親が多い。ミクルに出入りする連中は、特殊な連中だが、そういう親は珍しくないのだ。
というか、似たようなことを我々もやっているのかもしれない。
目の前の欲望を満たすために、子供たちの教育を疎かにしてしまって、その代わりに、成熟社会を手に入れた。
欲望を前にすると、人間は愚かになるのだ。
中国、韓国、インド、タイ、ベトナム、ミャンマー、インドネシア、フィリピン、シンガポール、マレーシアなどのアジア諸国は、いずれ大きく発展を遂げるだろう。
こうした国々の経済市場はまだまだこれからグングン伸びる。
もし、日本が日本製の商品やサービスを売りさばくことができるのであれば、新たなマーケットとなる。
もちろん、これらの国々に対しては、他国もライバルとして参入するわけだから、高品質・低価格での熾烈な競争となる。
日本製品のように、ムダにあれこれ機能がついたものではなく、本当に必要な製品を供給すべきだろう。
ただし、日本人は、製造工程で汗水たらすのが苦手だ。
だから、原価が安くできない。仕方がないから、海外生産という道を選ばざるを得ない。
それに、仮に儲かっても日本の法人税は高いから、利益率が悪くなる。
そんなわけで、日本の優秀な企業たちは、海外へ出て、外国人を雇う。
外国人たちは仕事を選ばないし、海外の法人税は安い。
これからは周辺諸国の発展を、指をくわえて見ているだけになる。
日本には、ラクをして稼ぎたがるパチンカーしか残らない。
>> 156
横レスですみません。
いつもいつもワクワクしながら、考えながら読んでいます。
自分でスレたてるつもりではいるんですが、よかったら、是非とも意見を聞かせて下さい。
私の家族と親戚は中小企業の工場を経営している者や外国から出稼ぎで私達と家族になった者。
そして企業の発明者として働いている者がいます。
これから先、家族や親戚がバラバラになるんではないかと不安です。
特に外国人の義理兄弟と学歴が高い発明者として働いている者が、アジアへ働きに行ってしまう…と不安です。
出稼ぎで来たのに今は首になり無職だし、発明者も常に研究していたいから、日本から離れそうで…
両者ともに男性なので、行くと決断したらとめられないです。
このような者たちは、どういう進路をしていくとお考えになりますか?
もし外国で働いたら、生活環境やお給料はどうなるか知っていますか?
- << 159 海外の生活環境や賃金相場は、先進国の都市部ならば、東京とほぼ似たようなものです。 治安は、東京が一番という伝説がありますが、都会はどこも大丈夫です。 ただ、アジア諸国はまだ整っていない所もあると思います(あまり私には実体験がありません)。 あと、賃金ですが、これも比較は難しいのです。 というのは、賃金の多寡もありますが、通貨交換レートや物価水準も絡まります。 物価一つとっても、食べ物は安いが、ガソリンは高いとか、ビールやタバコがどうとか、不動産賃料がどうとか、まちまちなのです。 よくビックマックレートという言い方をします。 日本のビックマックが280円で、米国が3ドルならば、1ドル76円ならば228円ですし、1ドル100円ならば300円に匹敵します。 だいたいは、主食になりやすい食パンの価格で比較したりされます。 そんなわけで、一概に、『これからは東南アジアが伸びますから、出稼ぎに行きましょう』とは、安易に言えないのです。 ただ、日本市場で生き残れるかどうかが、まずは問題の出発点です。これが一番大切です。 これさえも『見通しがつかない』というのであれば、次のステップには進めません。
- << 160 ただ、言えることは、親会社や大口得意先が日本を見捨てれば、中小工場は壊滅的になるでしょう。 だから、海外にクライアントを探しに出る選択肢もありますが、この円高の中で、ラクな競争はさせてもらえません。 かつては、1万ドルを100万円にしていた会社も、今や75万円にしかできないのです。 だからといって、値上げをすれば、価格競争に負けてしまいます。 国内市場は枯渇し、海外市場では土俵に上がれないという八方塞がりの状態を脱するには、早め早めに策を講じなければなりません。 しかし、日本人の性格が原因で、打つ手打つ手が遅れてしまうのです。
>> 157
読んでいただいてありがとうございます。嬉しいです。
さて、ご家族・ご親族の関係や雇用状態が、正確に理解できませんが、要するに以下の見通しでよろしいでしょうか?
・日本国内の中小工場が、これから先どうなるか?
・外国人労働者は今後どうするだろうか?
・発明家がどこで活躍の場を探すだろうか?
業種や職種によりますので簡単には回答できません。
茫洋な言い方になりますが、日本独自の販路が確保できるかどうかにかかっています。
前記のように、日本国内は先細りです。つまり、買い手が減っていきかねません。
当然、採算割れすれば、閉鎖、閉店になります。
見通しを早く立てて、もしも採算ラインが割れる見通しならば、銀行借入金の解消に向かわないと、いけません。
これだけは、経営者が決断するよりありません。
当然、そこで働く者も離脱を考えなければなりません。
だから、一刻も早く見通しを決断すべきです。手仕舞いが遅れると悲惨な事態が待っています。
中には、『いっそ海外で出直そう(または自国へ帰ろう)』と、決断する人も出てくるでしょう。
引き止めることは、おっしゃるように、不可能です。
海外の賃金相場との比較も、一般論は意味をなしません。
要は、どこに顧客がいて、どこに仕事があるかに尽きるからです。
それを先細りするやもしれぬ日本市場と比較するわけですから、大博打になります。
これは、具体的な想定により、決断すべきであり、一般論など信じてはなりません。
結論を言えば、海外の仕事に関する具体的情報を入手し、判断すべきとしかお答えできないのです。
>> 157
横レスですみません。
いつもいつもワクワクしながら、考えながら読んでいます。
自分でスレたてるつもりではいるんですが、よかっ…
海外の生活環境や賃金相場は、先進国の都市部ならば、東京とほぼ似たようなものです。
治安は、東京が一番という伝説がありますが、都会はどこも大丈夫です。
ただ、アジア諸国はまだ整っていない所もあると思います(あまり私には実体験がありません)。
あと、賃金ですが、これも比較は難しいのです。
というのは、賃金の多寡もありますが、通貨交換レートや物価水準も絡まります。
物価一つとっても、食べ物は安いが、ガソリンは高いとか、ビールやタバコがどうとか、不動産賃料がどうとか、まちまちなのです。
よくビックマックレートという言い方をします。
日本のビックマックが280円で、米国が3ドルならば、1ドル76円ならば228円ですし、1ドル100円ならば300円に匹敵します。
だいたいは、主食になりやすい食パンの価格で比較したりされます。
そんなわけで、一概に、『これからは東南アジアが伸びますから、出稼ぎに行きましょう』とは、安易に言えないのです。
ただ、日本市場で生き残れるかどうかが、まずは問題の出発点です。これが一番大切です。
これさえも『見通しがつかない』というのであれば、次のステップには進めません。
>> 157
横レスですみません。
いつもいつもワクワクしながら、考えながら読んでいます。
自分でスレたてるつもりではいるんですが、よかっ…
ただ、言えることは、親会社や大口得意先が日本を見捨てれば、中小工場は壊滅的になるでしょう。
だから、海外にクライアントを探しに出る選択肢もありますが、この円高の中で、ラクな競争はさせてもらえません。
かつては、1万ドルを100万円にしていた会社も、今や75万円にしかできないのです。
だからといって、値上げをすれば、価格競争に負けてしまいます。
国内市場は枯渇し、海外市場では土俵に上がれないという八方塞がりの状態を脱するには、早め早めに策を講じなければなりません。
しかし、日本人の性格が原因で、打つ手打つ手が遅れてしまうのです。
たくさんのご意見や考え方を教えて頂き有り難うございました。
m(._.)m
いつもの様に大変、分かりやすいです。
着レスにして毎回、感心して読んでいる大好きスレなので、お聞きする時は緊張しました。
おかしいもので、お答えして頂いたのにファン心なのか…返事をしてくれた事がなんだか信じられません。
同じく愛読してる方々には迷惑をかけたかもしれません。
主様にも話の流れを乱してすみませんでした。
貴重なお話を聞けて嬉しく思っています。
本当に有り難うございました。
m(._.)m
これからも愛読させて頂きます。
誰もが様々な意見を持つ時代においては、正解がみつけにくい。
情報は十分に得ることができるし、それをもとにアイデアは次々に浮かんでくる。
こうなってくると、行動力だとか、実行力などが、より一層重要性を増してくる。
実行して実現できないのであれば、それは絵に描いた餅にすぎない。
『あ、それオレも考えてた』とか『アタシもそう思ってた』とか、そういうことが増えているはずだ。
繰り返しになるが、現代は、語りたがりの時代だから、着想自体には大きな価値がなくなってきている。
発案者がわからない時代なのだ。
むしろ、それを実行に移して、実現させた人間が勝ちとなる。
家にいながらにして、何もかもが事足りる時代には、実行者こそが相対的な価値を高めるのであろう。
発案者が誰だかわからない時代には、実行者が価値を高める。
今や、インターネットを使って様々な情報が得られ、即時に通信できる。
食料品、衣料品、嗜好品は注文しておけば自宅に届けてもらえるし、代金決済もデータ処理できる。
だから、デパートやスーパーに行くことも激減したし、映画館にも足を運ばなくなった。
テレビをみていれば、都会の様子もわかるし、ハワイやスイスアルプスも見れる。
友人とだって、Webカメラを見ながら話せるし、田舎のばあちゃんが何してるかも確認できる。
仕事だって自宅でやれる。
つまり、動かずとも、たいていのことができるのだ。
ということは、みんな動かなくなっていく。動く必要性がますますなくなっていく。
逆に言えば、動いてくれる人は、それだけありがたい存在になってくるだろう。
語りたい人間に語らせる、動きたくない人間は自宅にいさせる。
デリバリービジネスを、始めた人は、素晴らしい先見性を持っていたのだと思う。
どんな優れたブランも、アクションを伴わなければ実現しない。
アクションには、エネルギーが必要になるから、瞬発的な爆発力と、持続的な忍耐力が要求されることになる。
一気に実現させてしまうパワーとは、ある意味、思い込みみたいなものかもしれない。
普通は、『何もそこまで必死にならずとも、ノンビリ行きましょう。焦ったらヘマするよ』みたいなブレーキをかけがちになる。
頭が良すぎると、得てして頑張れない。何事も盲信できて猛進できる奴が勝つ。
特に若い頃はそうだ。盲信して猛進するのが青春の成功者なのだ。
冷めた奴は、失敗もしないかわりに、大きな成功をつかめない。
論理や確率を考えるようになるのは、パワーが足りなくなったときの話だ。
ダメもと、当たって砕けろと、やるだけやってみるパワーは、元気でバカだからこそ実践できるのだろう。
そういうタイプの人間が減ったということは、恵まれているせいかもしれないし、体力が足りないせいかもしれない。
そんなことをしなくても、ズルする方法を探しているのかもしれないし、いい車に乗りたくもないのかもしれないし、女にモテなくとも風俗があるからかもしれない。
そんな時代だから、実行力を持つ人間は勝てる。
みんながラクをしたがる社会だから、行動力に価値が生まれる。
誰もが、思い思いに生活スタイルを満喫し、自由に快適と快楽を味わっているからこそ、行動力を持って、それをサポートすることに意味が生まれる。
誰もが、少し考えれば気づく話だ。
ところが、それを実践しようとする人間は、なかなか出てこない。
日本は、そういう活力を阻む社会なのだ。日本人は、確かにそういうサポートを歓迎している。
しかし、一つ間違えば叩きまくる性質を持った国民性をも併せ持っている。
まず第一に法律だ。消費者保護をあまりに掲げすぎるため、個人情報の扱いが難しく、セールスもやりにくい。
第二に、資金集めだ。投資家は、小さなビジネスに冷たい。
第三に、銀行だ。一度でも失敗した事業家は永遠に葬られてしまう。
そして、社会福祉だ。頑張った者よりも、頑張らなかった者がトクをする仕組みになっている。
あまりに、ハードルが高いため、よいアイデアを実行に移す者はほとんどいない。
すべては、日本人の性格に起因している。お高い消費者たちは、高度なサービスしか認めない。
けして社会が悪い、政治が悪いと嘆いているわけではない。
それだけ、悪質な業者も後を絶たないのであろう。それだけ、巧妙な輩が後を絶たないのだと思う。
だから、様々なハードルが設けられ、結果として、行動力が発揮されにくくなっている。
いわば、自分たちで自分たちの首を絞めるような要求を、社会や政治に対してせざるを得ない。
こうして、膠着状態や閉塞感が渦巻く。
これは、日本人の精神性に端を発している。もともと日本人には、ポリシーがない。
神を信じよといえば信じるし、天皇陛下バンザイとみんなで叫んだり、西洋文化にひれ伏したり、なんでもやる国民なのだ。
海外の国ように、宗教色が強かったり、自然崇拝が強かったり、独裁者がいたり、家族愛が強かったり、そういうものがない。
そのつど熱狂するものが変わるから、そのたびに混乱しながら、進化してきた。
いわばバタバタ国民なのだ。
- << 169 このように、大衆に迎合しポリシーを持たず アッチに流され コッチに流され る者達を捉えて 『ホロン気質』 と呼ぶらしい
考えてみれば、終戦記念日だとか、原爆体験国だとか、当時を偲んで祈りを捧げる。
米軍から、日本人はコテンパンにやられて、その後も米国流に生きてきた。
アメリカがくしゃみをすれば、日本は風邪をひくという関係になった。
事の始まりは、ドイツという世界一強力な国家になびき、万全の構えを敷いて、ハワイの真珠湾へ奇襲攻撃をかけたことだ。
ちょうど、ヤクザを雇って、しかも汚い手を使ってケンカをするような国だった。
東南アジア諸国を侵略し、タイ、ビルマ、シンガポール、マレーシアと攻め込み、やりたい放題やった。
各国の資源を横取りして領土を拡大していった。
最終的には、アメリカを完全に怒らせてしまい、原爆投下へとつながった。
その核爆弾で、日本は米国から守られながら、再び、東南アジアに向けて、今度は経済戦争を起こそうとしている。
こう考えると、日本という国は、結構、イヤな国に思えてくる。
そこに住む日本人も、実は、客観的にみたら、各国から恨まれていても不思議ではないのだ。
そういえば、太平洋戦争のときも、帝国陸軍と海軍はバラバラで、大本営もリーダーシップを握れなかった。
今の政治と変わりはない。
>> 167
満州事変~太平洋戦争~終戦に至るまでをよく勉強されていますね
ただ、虫のいい話ですが本当は
中国の侵略だけで済ませたかったのが本音でしたが
英・米から禁輸され
資源を求めて東南アジアへ戦線拡大
結果、英・米を本気で怒らせてしまった
優柔不断な指導者達は、『ニイタカヤマノボレ』の電文を打つ数時間前まで
アメリカとの開戦を避けたいと願いつつ
とうとう、
12月8日開戦に流されてしまった(天皇陛下の勅命という形で太平洋戦争を中止させようと目論んだ者もいなくはなかったが…)
この決断力の無さは
昔も今も、全く変わっていない
ま!いつの世も大英断を下せる大物の出現は
何百年に一度と言われている
合議性を取っている限り皆、大事の時には自分だけは責任を取りたくないとズルズル流されてしまうのが日本人気質だ
>> 170
それが以外と現地の兵隊、
ワケもわからず戦をしていた訳でも無いらしいです
上等兵以下はともかく
少佐以上の現地の士官は、
結構、情勢分析をしっかりしていて、大本営とのパイプも持ち、命令だけにハイハイと従っていた訳ではなく
結構、自分達の意見を、本国の指揮官に述べていたようです。
これには驚かされました
それと、幹部達の決断力の無さ(誰も責任を取りたがらない)にも呆れました
合議性で全会一致しないと一から合議のし直しだったというのも驚きです
話は脱線しますが、終戦近く、日本も原爆の製造に着手していたんですね
ニューヨークにドカンと落としてやろうと目論んだ様ですが、
人形峠のウラン鉱脈が発見されていない為、
当時日本一のウランの産地福島県石川郡石川町でウラン製造を続けたが
思うように、ウランが採取できず
そうこうしているうちに制空権を米国に奪われ
断念したそうです
- << 173 福島県の県民たちが、その危険性を十分に知らされていたかどうかはわかりません。 どちらにしても、万が一の事態が発生するなんてことは、最優先で考えないだろうし、しかも、そうなったときに発電機が全滅するだなんて、あまり知らされていなかったと思います。 それよりも、原子力発電所の誘致に伴うメリットを、県知事などの幹部たちが享受することで、経済的に潤い、仕事も増え、県民の人気を獲得したかったのだと思います。 南下していった帝国陸軍の兵隊さんたちが『何も知らされずに』といったのは、戦争作戦に関してではありません。 彼らは、帝国陸軍を背後で操るのが、資本家たちであったとは夢にも思わなかったと思うのです。
まさに、歴史の生き証人さんですね。
実は、私には父がおらず、戦時中の話を聞かされたことがありません。
だから、生の話は、大変貴重なものです。
ウランの採取競争や原子爆弾の開発競争は、戦争に突入した、当時としては、ある意味で当然の流れだったのかもしれませんね。
その原子力のパワーが、エネルギー政策に活かされるというのも、避けられない流れだったような気がします。
万一、原子力爆弾が投下されたらとか、万一、原子力発電所が津波により破壊されたらという仮説は、後回しにされるほどの、巨大で異次元のパワーだったような気がします。
お話が聞けて、有り難かったです。
- << 176 先日、報道ステーションの特集『原発、私はこう思う』に出演した石破元防衛庁長官が、 『核を持たざる国の核』として、原発は仕方がないのだと 初めて、公人として原発は核兵器であると明言しました 今までの自民党では絶対に有り得ない発言に正直、驚かされました 時代の流れですかね 国民の間でこれ程、 情報交換される時代に 隠し通せるものではないと悟った発言のように写りました
>> 171
それが以外と現地の兵隊、
ワケもわからず戦をしていた訳でも無いらしいです
上等兵以下はともかく
少佐以上の現地の士官は、
結構、情勢分析を…
福島県の県民たちが、その危険性を十分に知らされていたかどうかはわかりません。
どちらにしても、万が一の事態が発生するなんてことは、最優先で考えないだろうし、しかも、そうなったときに発電機が全滅するだなんて、あまり知らされていなかったと思います。
それよりも、原子力発電所の誘致に伴うメリットを、県知事などの幹部たちが享受することで、経済的に潤い、仕事も増え、県民の人気を獲得したかったのだと思います。
南下していった帝国陸軍の兵隊さんたちが『何も知らされずに』といったのは、戦争作戦に関してではありません。
彼らは、帝国陸軍を背後で操るのが、資本家たちであったとは夢にも思わなかったと思うのです。
歴史というのは、スリラーだ。
第一次世界大戦後に、イタリアは荒れた。深刻な不況が続いたからだ。
その頃、登場したのが、イタリアファシスト党のムッソリーニである。
彼もまた、資本家たちをバックに、エチオピアへ侵攻した。
ファシスト党は、金が必要だった。だから、資本家たちに動かされ、独裁的な政治パワーで、イタリア国民を操った。
同じ頃、ドイツの労働者党のヒットラーも頭角を表した。
やはり、背後には、資本家たちが控え、ヒットラーを動かした。
ナチスドイツも、独裁的であり、周辺地域へ侵略を繰り返した。
日本は、その数年後、日独伊の3国同盟により、最強の構えで、第二次世界大戦へと突入していくのである。
日本は、第一次世界大戦後、景気がよかったので、独裁者は登場しなかったが、その頃、『関東大震災』が起き、さらに、世界大恐慌に見舞われた。
そして、不況で失業者が溢れかえった。帝国陸軍(関東軍)が、満州で奇襲攻撃を仕掛けたのも、その頃だ。
独裁者ではないが、軍国主義が始まった。 もちろん、その背後には、数多くの資本家たちがいたのだ。
勢いで書いているので、時代的に前後しわかりにくくなった。何が言いたいのかというと、次の二点だ。
時代は違えども、シナリオを描くのは国民の5%足らずの資本家と権力者であること。
その他の国民たちは、詳しいことを知らされずに、眼前の使命を果たそうとしたこと。
そして、そんなメカニズムが、現在の日本にも、いままさに訪れていることが、何か不吉な事態を予感させるのだ。
リーマンショックから、東日本大震災へと進み、長引くデフレ不況の中で、失業者は減らない。
このまま行けば、国民の貯蓄を超えた国債が発行されることは間違いない。
この膨大な借金を返済するには、日本は、思い切った手を打つしかないだろう。
ちょうど、満州事変や真珠湾で行ったような奇襲攻撃を仕掛けるしかないはずだ。
その画策は、おそらく国民の5%足らずの権力者と資本家によりなされるだろう。
力道山や美空ひばりは、いまは他界したが、残り多数の国民たちは、モバゲやAKB48に踊り、何も知らされていない。
>> 176
北朝鮮が『核開発は平和利用のため』と、言い続けています。
周辺諸国は『なあんだ。そうだったのか』とは言いません。
隠すも何も、それほど表裏一体のものだということは、誰でもわかっている話だと思います。
日本の自衛隊は、紛れもなく軍隊機能ですし、原子力技術の水準は核保有国並みなんだと思います。
今や、国民を誘導できさえすれば、再び、軍事国家への道に舞い戻れるところまできているのです。
金があれば、海外から資源を購入できますが、だんだん厳しい情勢になりつつあります。
世界をリードできる条件は、軍事力か経済力の2つですから、国の行く末を思えば『日本国憲法』を書き直したくなる人が、現れて当然でしょう。
枯れゆく国を選ぶか、戦う国を選ぶかは、国の中に潜む欲望パワーによって決定します。
アメリカの経済力が、絶対的でなくなった現在、日本は新たな将来ビジョンを描くしかなくなったのだと考えます。
東南アジアへの経済進出を成功させるか、第三次世界大戦に向けた軍事技術を売り物にするか、あるいは全く別の産業を興すか、それはモバゲで遊ぶ国民が決定することになるでしょう。
ひょっとしたら、独裁的な人物が求められているのかもしれません。
一方、枯れゆく国になる選択もあります。上記の選択肢が失敗に終われば、日本は地味な国に姿を変えるかもしれません。
日本には資源がない。農産物も、半分以上を他国に頼っている。
また、日本には軍事力がない。自分を守るための自衛隊はいるだけ。
さらに、日本の財政は大赤字で、半分以上は毎年借金してやりくりしている。
もっと言えば、そろそろ国内で金を借金させてもらえそうになくなってきた。つまり、外国から借金しなくてはならない。
ということは、資源もなく、赤字で、貯金もなく、軍事力もない、そんな国なのだ。
しかも、これから高齢者が増えて、医療費や介護費がかさみ始める。
国民は、屁理屈をこねまわし、モバゲやAKBに明け暮れている。
さて、誰がカネを貸してくれるだろうか?
貧乏で、働かず、貯金もなく、ケンカは避け、口論好きな、高齢・病弱な奴を思い浮かべてみてほしい。
『そんなヤツに、あなたならカネを貸しますか?』
となると、『何かモノを作ろう』とか『モノを作って買ってもらおう』という発想になるのが普通だろう。
簡単にいえば、『もっと働かないと』ということだ。
それには仕事が必要になる。それに加えて、顧客が必要になる。
顧客が必要ということは、金持ちが必要ということでもある。
金持ちが喜ぶモノを作り上げ、買い物をしてもらわなければ仕事は生まれない。
今の日本には、金持ちは少ない。親のフトコロにまだ余裕があるからなんとかかんとか持ちこたえているだけだ。
親は、ついつい子供や孫を甘やかすため、生活を支えようとして、カネを回す。
だから、子供世代は焦らない。『まだ、なんとかなるさ』
この搾り取るような個人消費には、限界がやってくる。なぜならば、親には、フロー収入がないからだ。
こうして、親たちの資金はやがて尽きる。
支払ったカネは、企業と国に流れ、一部の層と福祉政策へ投入されるだろう。
ますます勝ち組が鮮明になり、生活保護世帯が増加する。
このカネの流れに乗れればその人は食いつなげるが、全体的な情勢からみたら、ほとんど消耗戦でしかない。
資金が移動し、大半が生活保護などの福祉へ流れる。
限られたパンを、死にかけた人々へ配分しているにすぎないからだ。
新しいパンを作らない限り、国に活路はない。
日本の技術や魅力が、世界でもてはやされれば、消費財を輸出できる。
海外の顧客を狙うのだ。
日本には、世界有数の技術がまだまだある。これを国を挙げて後押しする手もありうる。
モタモタしていて、売り込みが後手に回ると、あっと言う間に商機を逃してしまう。
しかし、爆発的に売り込みを成功させるには、莫大な投資が必要になるから、民間頼みだと、どうしても限界が出てくるわけだ。
2国間共同事業の形態をとりながら、有力技術や有望商品をパッケージにして進出してはどうだろうか?
政府に交渉力と行動力があれば、乗ってくる国もきっとあるはずだ。
トヨタやソニーのような企業を、次々に育成しなければ、国内には仕事は生まれない。
考えを進めていくと、必ずこういう結論になる。
これを整理すると、結果的に、一部の資本家の利益のために、政府が献身的に働き、生産力をアップさせるため国民が酷使されるという構図になるのだ。
こうした作戦を強力に推し進めるには、独裁者にも似た巨大なパワーが不可欠になるだろう。
帝国陸軍が資本家をバックに動き、現地の兵隊さんたちが献身的に戦う構図と、なんら変わらない。
歴史はスリラーなのだ。
そんな流れで、すでに千葉県の柏市だとか、神奈川県の藤沢市などで、スマートシティもしくはスマートタウン構想が立ち上がっている。
IT情報通信技術やネットワークを駆使して、街づくりを行うわけで、様々な企業が参加して作り上げていく。
これからのキーワードは、『破壊』なのかもしれないと思った。
破壊して、新たに生み出す。
壊すということは、勇気がいるけれども、日本のように何もかもが完成されている以上、壊さないと何も始まらない。
被災後の東日本地区をみた人々は、新しいものの姿を考えたと思う。
その点、中国のスマートシティは、新たに作るわけだから、後は、将来的に賑わうかどうかの洞察力にかかっている。
数千に及ぶ中国のスマートシティプロジェクトが始まろうとしている。
北朝鮮の街づくりみたいな失敗例もある。どうなるかが、これからの世界を左右するだろう。
こうして人々は、新しい快適を模索し続けると思う。
片方で、『もうやめようよ』という声を聞きながらも、結局は立ち止まれないのだと想像する。
改善と修正を試みつつ、また新たな問題に直面することだろう。
人々は、感情と欲望には勝てない。感情と欲望に勝つときは、すでにパワーを失ったときだ。
勝負に勝ち続ければ、感情と欲望のエスカレートするスピードが速まる。
反対に負け続ければ、感情と欲望のエスカレートするスピードを遅らせることができる。
スピードを速めたければ、次代にツケを回せばよい。スピードを遅らせたければ、負担を受け入れたらよい。
要するに、オギャアと生まれて死ぬまでの間を、どう生きるか選択し続けているのだ。
世界が戦争に明け暮れたのは20世紀初頭。あれからまだわずか100年しか経過していない。
人々の感情と欲望は、エスカレートのスピードを増すばかりだ。
坂道を転げるように、生命は踊り狂う。
- << 184 そして、運命の時 『ソドムとゴモラ』 が…
欲望との戦いは、元気である限りはいつまでも続く。
しかし、それは時と場合による。元気なのに、欲望を追いかけられないケースがあるからだ。
それは、生活に追われてギリギリの線をなんとかしなければならないケース。
『食っていくだけでも精一杯だ』
ヒマなので、ミクルを見渡してみた。ミクルは社会の全てではないけれど、気が滅入るサイトだ。
対立、裏切り、阻害、孤独、貧困、病気、失敗、不満などが、そこら中に溢れ返っている。
気分が暗くなってしまう。あまりに、悲しい現実が、世の中にはたくさん存在する。
冷静に考えてみると、日本に生まれてからというもの、これほど『空気が重たい』ことはなかった気がする。
異常に重たい空気が、日本列島に蔓延している。
毎日、吸っていると気がつかないかもしれないが、今の日本列島の空気はかなり異常だ。
限られたパンをめぐり、人々は奪い合いを繰り返している。
限られた誠実な人間をめぐり、人々は奪い合いを繰り返している。
『信じられるものは、カネだけ。どこかに誠実な人がきっといる。早く苦境から脱出したい』
そんな空気が蔓延しているのだ。
生まれてこのかた、ここまで荒んだ日本を見たことがない。
なのに、経済新聞を開けば『史上最高益を達成』などと、ちゃんと景気がよい企業はたくさん存在する。
ということは、ある一定の集団が景気よく、ある一定の集団が鬱屈していることになる。
ミクルを見学して、誰もが気づくのは、
①親の介護問題がいよいよ深刻化していること
②家計のやりくりが行き詰まってきたこと
③家族内での裏切り者(不倫・浮気)が増えたこと
などではあるまいか。
だから、病んでいる人々が想像以上に多い。
非婚や離婚が多いため、単身者が激増しており、彼ら彼女たちは年々、年老いていく。
このまま行けば、高齢の親たちは、単身の子供とともに、介護局面へ突入してしまう。
いずれ親も単身者、子も単身者ということになり、若い世代の活力は、介護に奪い取られてしまう。
ますます、身動きがとれない親子が、そこら中に続出するであろう。
負のスパイラルに歯止めをかけることは可能なのであろうか。
日本列島はソドムだ。いや、それよりも、もっと悲惨かもしれない。
ソドムならば、消失した街として、跡形もなくなる。
しかし、日本列島には、閉塞した精神だとか、貧しい心だとか、邪悪な考え方が、厳然として残っており、この先、受け継がれていく。
つまり、仮に廃墟に等しくなったとしても、そこに住む人々の精神性は受け継がれていく恐さがある。
『カラダを売って金儲けをしたいのですが、アドバイスをください』
そんなスレがたくさんある。
大人たちは『バレないように』とアドバイスする。
また『カラダを売ろうとも、立派な仕事である』と、勇気づける。
そして『くれぐれも病気をうつされないように』と、いたわる。
質問者は『一生懸命頑張ります』と、答える。
けして、犯罪組織での会話ではない。普通の大人たちの会話だ。
結果的に、親も夫も子供たちも友人たちも、見事に騙され何も知らない。
そんな精神性が引き継がれる島国が、ソドム日本列島なのだ。
親の介護をする子供が疲れ果てている。
日本の介護ラッシュはまだ始まったばかりで、この先、急速に激しさを増す。
極端な話、ほとんどの家庭がこの問題を避けて通ることはできない。
介護に費やすエネルギーはハンパではない。
だいたい50代にさしかかった頃、親は80才前後になっている。
この先、大量の団塊世代が介護を必要とした場合、50代の人たちはクタクタになるはずだ。
あと20年したら、世界中の誰一人として見たこともない介護社会が現実になる。
いま、彼らの子供たちは30才前後だろう。
頼りない公的年金制度がいずれ崩壊したら、今度は、介護との格闘が待ち受けている。
不安な老後と介護の疲弊により、日本の50代以降は、悲惨な晩年と戦う。
医学の進歩は、究極の快楽であるはすだった。健康で長生きすることは、人類の喜びだと思った。
しかし、快楽の果てには、必ず、後始末が待ち受けているのだ。
団塊世代の功績は、図らずも、多大な禍根を残してしまうだろう。
日本の急速な繁栄は、その後に多大な後遺症を残している。
ムダに建設したコンクリートなど、かわいいものだ。コンクリートのおかげで、仕事ができたのだから。
そんなことより、ずっと深刻なのは、日本人の抱えた精神性と、長生きによる介護問題だ。
この2つの問題は、向こう半世紀の日本人に襲いかかってくるだろう。
『元気で長生きしましょう』という爽やかな言葉に、どれだけの不幸と負担が隠されているか、我々は思い知らされる。
介護施設で、手足を拘束され、柵に閉じ込められ、薬漬けになった老人たちは、もはや減ることはない。
そんな自分の親を、初めて見たら、誰だって『かわいそう』だと感じるだろう。
しかし、現実はそうではない。そうなったら、想像を絶する苦難と戦うか、金に頼るしかないのだ。
そして『生命』というものを考えるだろう。
『不必要な生命』というものを、考えるだろう。
必ずそういうときがやってくる。
生命は尊い。
たしかに大切だ。
しかし、いくらなんでも200年間で7倍はやりすぎだろう。
10億人だった人間は、70億人に増えた。地球は、もはやパンク寸前になっている。
地球の気温すら目に見えて上昇した。
このままのペースで、あと100年間増え続け、しかも死ななければどうなるかは、科学者でなくとも大体想像できる。
あと2℃も平均気温が上昇すれば、地上の動植物の2割か3割は絶滅するといわれている。
しかし、経済活動を止めるわけにはいかない。だから、気温は確実に上昇する。
ツンドラ地域の永久凍土が溶け始めれば大量のメタンガスが放出され、一気に温暖化は進むだろう。
メタンガスは二酸化炭素の21倍温暖化を進める威力を有するのだ。
従って、人類は『不必要な生命』について、結論を出さざるを得なくなる。
生命こそが、人類を絶滅させるからだ。
実は、地球温暖化の犯人は、定かではない。
本命は、やはり二酸化炭素だといわれているものの、疑問視する声もある。
どうも気候の変化が不整合だというのだ。むしろ、太陽黒点や宇宙線や地底活動、磁気などのせいではないかという種々な犯人説がある。
中には、誰かの陰謀ではないかという説さえ、いわれている。
この背景は、推測するに、『二酸化炭素が地球温暖化の犯人だとしたら、経済活動にブレーキがかかる』から。
中国や東南アジア諸国は、これから急発展するというのに二酸化炭素なんかのせいで、ストップをかけられてはたまらない。
米国だって、世界超大国の座を巡って必死で踏みとどまろうとしているのに水を注されてはかなわない。
だから、一応、緩和策を講じるというスタンスとセットにして、うやむやにしたいところがある。
緩和策とは、再生可能エネルギーとか、燃料電池とか、電気自動車などの普及である。
犯人が何かは、置くとしても、地球の気温は確実に上昇している。
もし上昇が続けば、人類は絶滅する。
緩和策が的外れならば、冗談抜きで我々は、最後の人類になる。
経済も政治も法律もはかない話だ。
あまり、触れてはならない話として、放置されているのが、人口爆発なのだ。
人口を削減すべきだと主張できる人物は、人道的見地からみて、今後も現れないだろう。
これに触れることは、タブーなのだ。
地球の温暖化の主犯が、二酸化炭素なのか、自然現象に起因するものなのかはわからない。
しかし、少なくとも日本の平均気温は、この100年間で1℃上昇したことは事実だ。
それに海水の水位だとか面積だとかも異変が起きている。
冷夏や猛暑は深刻だし、津波や竜巻、干ばつも激増している。
この状態を前にして『最近はヘンだねー』くらいのノリで、人びとは、相変わらず、ビールを飲んだり、ラブソングを歌ったりして、毎日、飲めや歌えやの大宴会を続けている。
いずれ、水位が上がり、防潮扉や堤防や排水ポンプや地下構造物や工業・農業、生活用水などが大打撃を受けるに違いない。
そのときは、みんなこういうだろう。
『なぜ、ちゃんとリスク対策を講じていなかったんだ』『政府は何をしてたんだ』『関係企業の責任だ』と…。
地球温暖化は、原子力の比ではない。相手は自然だ。みくびると取り返しがつかない。
原子力関係や地震の専門家が、無能で何の役にも立たないことは、痛いほどよくわかった。
気象学の専門家は、ぜひ仕事をしてほしい。研究もよいが、国を動かしてほしい。
近いうちに、とんでもないことが起きる。
災害は、忘れた頃にやってくる。
発生後に、『だから俺は言ってたんだ、注意しろと』といわれても困る。
くれぐれも注意しなさいなんて、誰でも言える。学者や専門家は、終わってからノコノコと現れて『俺の言うことをきかないからだ』と、大きな顔するが、それは『無能でございます』と言ってるに等しい。
『ギルガメッシュの叙事詩』や旧約聖書にある『ノアの箱舟』を一度読むべきだ。
減らず口は、いくらでも叩ける時代だからこそ、早めの備えを実行に移すことが大切なのだ。
原子力問題に比べると、気象学は予測が難しい。カオス性が非常に高い領域だ。
だから、常に人間は大自然に勝てないのかもしれない。
実行力が問われている。実行するには、その前提として決断が必要だ。
ところが、日本では、ある決断に対して、批判が集中してしまい、ああでもないこうでもないと議論が続く。
だから、高齢社会への対応も遅れたし、農産物の自給率も上がらないし、円高は止まらないし、企業の海外移転も始まった。
もちろん、災害時の復旧も遅いし、失業者も減らない。
そこへ予期せぬ自然災害が襲いかかる。
まさに、皿回し状態になっている。
新聞やテレビは、本来、こういう場面で、社会的な役割を果たすべきなのだが、彼らは、庶民向けのおべんちゃらが大好きなのだ。
ジャーナリズムなど消滅し、どの媒体も、スキャンダルやグルメ、エンターテイメントなどが満載で、大多数の女性を味方につける。
女性の半分は、遊びが本業だから、楽しくてカワイイ題材に飛びつく。
一番、効率よく視聴率を稼げるのだろう。
そうこう言っているうちに、台風災害が近畿圏を襲った。
テレビ局は、壊れた家を訪ねて、飛んでいくだけだ。
効率よく視聴率を稼げるのだろう。
幸せの姿は、変わる。
家族といた頃、学校に通っていた頃、恋愛していた頃、結婚した頃…と、少しずつ姿を変えていく。
人は、その時その時、幸せの姿をイメージしながら生きている。
今、どんな幸せの姿をイメージするかは、その人の置かれた環境による。
幸せを充足してしまえば、人は次の幸せを追いかける。幸せとの追っかけっこだ。
パートナーや家族を持つ人は、次の幸せの姿を示して、一緒に進まなければならない。
幸せの姿は、共有しなければならない。共有できなくなったら、一緒にいる意味が薄れるからだ。
幸せの姿を示す能力、それがパートナーを失わないための必須能力だ。
幸せの姿がみえない国民は、不幸を感じるだけになる。
国は、大きな転換点にさしかかっている。
経済環境も、社会環境も、政治環境も、自然環境も、様変わりしつつある。
テレビでは、相変わらず狂喜乱舞の賑わいが続いているため、毎日大笑いし、甘い恋愛に浸って、楽しく生きている人も多い。
一方で、経済的、社会的、環境的被害者も、たくさん発生している。
完全にバラバラなまま、突き進む。
一見、東日本大震災は、日本人を一つにしたかに見えたが、やはり思った通り、人びとの興味は薄れつつある。
『他人事どころじゃない』、『運が悪いヤツが負け』
落ちていく国の選択肢は減る一方だ。
大きな転換点だと思う。
つまり、こういうことだ。
大自然が敵に回り、通貨安競争に敗れ、高齢社会に疲れ、産業空洞化に後手を踏み、国民は負け試合を感じている。
まるで、前半戦の大量得点を、後半戦に入った途端、一気に逆転されたような気持ちを感じている。
応援団は静まり返り、サポーターたちがバラバラになった状態。
ここは、抜本的な作戦変更が必要な局面だ。いままで通りの作戦に固執していると、全てを失いかねない。
大転換期なのだ。
そんな表現をすると、『そんなオーバーな』と感じる人と、『たしかにもしかしたら』と感じる人とに分かれる。
空気を感じるということは、感性の問題だから、見方が異なってくる。
『そろそろ大地震が来るぞ』というのに似ている。
心配性なだけではなく、ここは、ターニングポイントだろう。
昔、『国民福祉税構想』があった。高齢社会に対応するのが狙いだったのだが、国民はよってたかって押し潰した。
高負担に耐えたくなかったのだ。機会を逃すと、なかなかタイミングがつかみにくくなる。
いま、日本人は何を選ぶべきなのか。問題山積に追い込まれた中で、昔のような余裕はない。
余裕がないという意味は、すなわち、何かを切り捨てるという意味だ。
追い込まれた試合では、何かを切り捨てなければ形勢を逆転できない。
あれもこれも批判的につるし上げるのではなく、メリハリをつけて、次の幸福の姿を描かなければならない。
幸せの姿は、その時その時に応じて変化しているのだ。
そうした中で、一つの流れが出始めている。それは、国民負担の増加作戦だ。
高齢社会の到来により、医療費は年々1兆円ペースで膨張している。地域医療も疲弊している。
そこで、診療報酬を全体的に引き上げようという作戦だ。
早い話が医療費の値上げ。患者は3割を納めるから、連れて負担額が増える。ソロバン的に健康保険料だって増え始めるだろう。
また、年金第3号被保険者といわれるサラリーマンの主婦もターゲットだ。パートをやりすぎると、負担が生じる。
ダンナを助ける準・専業主婦も、動きにくくなる。
さらに、原子力を嫌う国民の声を反映し、電気代も増える。
そして、喫煙者も狙われている。タバコにかかる税金が増えそうだ。
そうなると、酒だって検討課題になる。
医療費、年金、健康保険料、タバコ、電気代、酒代となれば、預金利子課税や配当課税も視野に入るだろう。
いよいよ可処分所得削減の動きは、避けられなくなった。
個人消費は冷え込む。
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