失意から這い上がれ
前回の日記『女嫌い激増のワケ』では、大地震を予言し、3ヵ月後に、東日本大地震が起きた。
予言日は、昨年のクリスマスだった。
人類の欲望エスカレートにより、いま地球は悲鳴をあげている。
人生とは何か、目標とは何か、喜びとは何か。
正解なき今の時代だから、改めて問いたい。
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オスの変遷は何も特別な事象ではない。
戦国時代なら国内での殺し合いに長けているのが頼もしかったし、昭和初期は外国を侵略する男性に価値があった。
戦国復興時は肉体労働者が、経済成長期はホワイトカラーが、高度成長期は金持ち若大将が、そして、バブル後は優しい男性が、平成突入期には家事を分担する男性に注目が集まった。
ずっと男性は、女性の評価方法に伴って変化を続けてきたのだ。
だから、男性の変化は全く不思議な現象ではない。
しかし、今回だけは様子が違う。女性の評価方法を無視しているのだ。
なぜかというと、女性の獲得が容易になったから、女性の視線を気にする必要がないからである。
現代において、女性を意識する男性とは、よほど女性に縁がないか、経済力が乏しいか、保守的な地域に住む男性たちか、子供好きだけだろう。
彼らは、古典的な既成概念の切り替えができずに、従来の発想の中で生きている。
だから、たとえ結婚しても失敗の確率を高めることになる。
世の流れは、ますます激流になっていく。
男性たちは、長い歴史において、ずっと女性からの視線を意識して生きてきた。
だから、時代に応じて変化する女性による評価方法に適応するようにしてきた。
強い男が好きと言われればそうしたし、優しい男が好きと言われればそうした。家事を分担制にしてほしいなら、そうした。
ところが、男性の経済力が圧倒的に高評価になると聞いた時点で、どうにもならない壁にぶつかった。
というのは、経済力というのは、人間性ではなく属性なので、努力だけではなかなか実現させにくい。
だから、愛する女性が、金持ちボンボンに奪われる。金持ちボンボンには逆立ちしても勝てないという現象に直面した。
速い話が、生まれながらにして、男性の価値は定まってしまうのである。
『あたしの条件は、年収1000万円以上』と、決められてしまうと、エントリーできないのだ。
こうして、男性の無力感が生まれた。無力な男性たちは、パソコンや二次元やアイドルへと流れ込んだ。
見飽きるほど、商品化された女性を眺めているうちに、女性とのコミュニケーションは希薄化してしまった。
一方、女性側もこうしたオタク的男性たちを軽蔑したため、男女の距離は開きに開いた状態となり、アンマッチな世代に、単身者が急増するに至った。
少数の優れたオスをめぐり、多くの女性による受入態勢が確立した。
当然、趨勢的には、さながら一夫多妻制のような展開となった。
そのため優れたオスにとってみれば、まさに『入れ食い状態』となり、不誠実で当たり前の流れが完成した。
従って、男女交際は、結婚前提のお付き合いは激減して、別れる前提のお付き合いが台頭してきた。
優れたオスにとってみれば、メスの一匹や二匹はたいした問題ではなくなったのだろう。
一方、優れていないオスは、メスなど、どこ吹く風となり、二次元やグラビアやメイド喫茶や風俗で楽しむことになった。
こうして男性九割のサルたちは、無事に落ち着くところへ落ち着いたのだが、新たな展開が勃発した。
『草食』をなじる大ブーイングが起きたのだ。
引きこもったオタッキーめがけて、女性たちが『草食傾向』を罵倒したのである。
押しても引いても、攻めてこないオスたち。強く迫れば逃げてしまうし、そっとしておくと膠着状態が続くだけ。
当然、オスたちはメスを扶養する気はまるでない。
やがて、ついにメス世界に氷河期が到来した。
結果的に、メスたちも焦ることになった。
しかし、合コンや出会い系や婚活市場へ出てくるオスたちは、若干型落ちのクォリティーとなり、アンマッチが生じた。
まだ、鍛え直せば使えそうなオスたちは、草食化して無反応だ。
かといって、有能なオスたちは、若い綺麗どころがキープしている。
二十代前半を遊びまくったり、仕事に没頭しているうちに、安売り品しかなくなってしまったのだ。
『アイラブユー』という言葉がある。
昔は、求愛のときに切り札的に使った言葉である。かけがえのない相手にだけ使うと、尾崎豊も言っている。
しかし、いまそんな使い方をする男性は少ない。『アイラブユー』と言えば、『セックスしようよ』という意味合いに変わってしまったのだ。
そして、メスたちは遊ぶ自由を勝ち取った。
当然といえば当然の話でしかない。
女性が自立を叫び、社会進出したのだから、それに伴って、男性は『幸せにするよ』と言わなくてよくなった。
流れとしては、当たり前の流れと言える。
まだまだ、専業主婦に落ち着きたい女性も残っているし、まだまだ、愛する女性を幸せにしたいという男性も残っている。
しかし、単身者は着実に増えていることをみると、これからはバラエティーが多彩になっていくのだと考えられる。
そんな中で、不誠実が流行るのは、本質を見えにくくしてしまう。
その原因が、パソコンなのだ。解答を即答してくれるパソコンは、スピーディーな展開が真骨頂だから、人々はゆったり感を忘れて、ハイピッチの展開を好むようになった。
要するに、飽きっぽくなった。
良い悪いはともかくとして、ここで『昔はよかった』といえば、時代に乗り遅れている証拠かもしれない。
総理大臣だって、つぎつぎに仲間から裏切られ、捨てられる時代なのだから。
昨日まで信頼していた相手が、突然、手のひらを返す。
こんなことは、一昔前なら、ドラマ以外では、まず起こり得なかった。
職場でも、夫婦間でも、親子でも、友人同士でも…。
なぜだろう。
考えられることはいくつかある。なのに、その原因を探究する人は少ない。なぜなら、自分には起こらない問題だと信じているからだ。
これまで仲間を裏切る行為は、人間として最低の行為だとされてきた。
まるでマフィアのように、用が済めばお払い箱にする一般人が急増しているのだ。
こうなると、役に立たない人間は、どこにもすがることができなくなる。
メリットがなくなれば邪魔者扱いというのでは、おちおち夜も眠れない。
これは、大リーガーや格闘家のようなプロの世界のルールなのだ。
つまり、稼げない選手は切る。ドライなやり方。
それが浸透し始めている。稼げないなら、稼げる奴と組む。
どこかで、似たような話をした。そう、女性が男性を選択する際の条件だ。
『あたしの条件は年収1000万円以上』
アタシノジョウケンハ1000…。
稼げない奴に用はない。このフレーズが出てくる背景には、功利的な判断がある。
メリットがあるかどうかを考えた末の言葉であるということ。
メリットとは、金だ。
たくさん稼ぐかどうか、安く動くかどうか、そういう判断が下されている。
それほど、金の力がモノを言う世の中になったということだろう。
たしかに、金があれば、ほとんどの悩みから解放され、好きなことだけを追求する自由が得られる。
そうなったら、気持ちに余裕が生まれて、周囲に優しく接することができる。
金がこれほど重要視されるに至った歴史的背景には、金融機関が提唱する『財テク』発想がある。
同じ金でも、A社で運用するか、B社で運用するか、C社で運用するかによって、リスクとパフォーマンスが変わる。
しかも、デリバティブといわれる金融技術を駆使すればレバレッジが働き成果をコントロールできるのだ。
オプション取引やヘッジ取引やアービトラージ取引などを複雑に組合せて、さらに商品バスケットにしてしまえば、素人には何が何だかわからなくなる。
金融サイドからみれば、在庫一掃セールだが、投資家には、最先端金融商品だといえばよい。
この種のビジネスは、実はコンピューターが実現させた。
毎日、裁定取引が繰り返される背景には、功利的判断が働いている。
時代の激流に逆らうことは、なかなか難しい。
客観視すると『昔はよかった』というのに、逆らえば置いて行かれる。
これを時代に流された状態という。
みんな欲望を満たしたいのだから、ブレーキをかけると消される。
換言すると、『人生は損得だ』が多数派で、『いや、損得に固執するな』が少数派だから、そりゃあ多数派が大勝利するに決まっている。
多勢に無勢なのだ。
特に、日本はバブルを経験しているため、シニア世代がお金大好き文化である。
シニアというのは、口は動くが、体は動かない。もう引退しているから、言いたいことを言うだけで、役には立たない。
従って、時代には流されるしか、選択肢はない。
唯一、自分らしく生きたいのであれば、なんらかの方法で、国籍意識を捨て去るしかない。
だいたい日本人なんてブランドは、もう古い。適当に、離脱してイイとこどりすればよいのだ。
やや暴走したが、打算で動く人間には、いつか裏切られる。
ということは、穏やかな日々は、永遠にやって来ない。
時代の流れから距離を置く方法を発見した者が勝ちなのだ。
ハイスピードで変化する時代。打算と裏切りが潜むマネー時代を、嘆くことなく、いかに泳ぐかは、わかっていても簡単ではない。
マリオカートをやるように、自分流のコツをみつけることが求められる。
ただ、なんとなく糧を稼ぎ、なんとなくコミュニケーションを重ね、なんとなく家庭を築いていると、とんでもない迷路に入る。
もう昔とは違うのだ。男性だって、腕力が売り物ではなくなった。今は頭脳を駆使して金を稼いだ奴が生き延びる時代だ。
前回の日記でも書いた通り、人生はジャングルに生きる動物となんら変わらない。
安全な場所に身を置き、知恵を使って仲間を集め、技術を駆使して獲物を捕獲する必要がある。
ハイスピードのため、ますます生存競争が激しく感じるはずだ。
日本国民が大絶賛で投票した民主党が、ダマしあい、裏切り合いのドタバタを繰り広げている。
金をバラまくから、なんとか首の皮がつながってきたが、沖縄をダマし、福島第一の冷却を止め、そして、今回は仲間をダマし撃ちだ。
ハトさんも、ピエロ扱いされ、カッコ悪いことになった。
ハト『カンちゃん、このままじゃ不信任通るよ』
カン『それは困ります』
ハト『じゃあ、辞めるって約束したら手を引くよ』
カン『わかりました。辞めます』
ハト『そうか。で、いつ辞める?』
カン『メドがつき次第』
ハト『よし、わかった』
不信任否決。
カン『ウソだぴょーん。辞めないもんね』
ハト『貴様、ダマしたな』
カン『ははは、バカめ』
これは完全にコントだ。我々は、夢を見ているに違いない。
裏切りの時代とは言ったが、いくらなんでも、いいオッサンがここまでやるとは思えない。
さすがは、日本国民の代表たちだ。
ダマされないようにするには、どうしたってコミュニケーションを制限せざるを得ない。
ウソをつかれりゃ、誰だってダマされる。
従って、イヤな予感がしたら、距離を置くしか方法はない。
ウソをつきやすい性格、状況、属性を持つ人を疑って生きていかざるを得ないわけだ。
それは、ともかくとしても人付き合いを狭めて、生きるなんて、危ない世の中になったものだ。
以前なら、愛する人を探すのが人生であったのに、今は、疑わしい人を避けて生きるのが人生なのだ。
テレビでは、高そうなスーツを着て、ブランド物ネクタイをしめ、豪華なメガネをかけたニュースキャスターが『我々も節約を心がけて、被災者の気持ちを少しでも…』と涙を流す。
ニュースキャスターの言葉に納得しているような奴は、近いうちに友人からダマされるだろう。
甘い人間が多いと、悪い人間が喜ぶ。
こうして人間の質は変化していく。加えて、金の威力とコンピューターの機能が、超スピードを作り出した。
さらに、マスコミが誠実さを見失い、面白がって煽る。もちろん、煽ることでスポンサーが喜ぶから、次々に、狂乱ネタに飛びつく。
この流れは、止められない。流れを軽蔑すれば、時代にギブアップすることになり、旧世代人間として、引きこもることになる。
だから、なんとかして時代をみんな泳いでいるのだ。アマゾン川の沼地を行くように、警戒しながら泳ぐ。
こういうと、あたかも『自分は正常で、時代が異常』と聞こえるかもしれないが、我々も時代の一員として生きていることを忘れてはいけない。
時代に負ければ、流行りの鬱(うつ)病や認知症が待っている。
時代の異常性は、いつの世も変わらない。多くの人々が『昔はよかった』と言い残して死んでいくのだから…。
昔の何がよかったのかといえば、『昔の自分』だ。
昔のように、元気で夢を持ち、がむしゃらになってみたいのだ。
結局、自分は何のために生きているかを、知ることが最も重要なのだ。
最近よく話題にされるテーマがある。それは『人の話を聞かない人』である。
確かに話をちゃんと聞かない人が増えた。しかし、この見方は逆だ。
自分の話を聞いてほしい人が増えたというのが正しい。
情報化社会においては、溢れるほどの情報が飛び交う。だから、知人や友人の話に価値を感じない。
その一方で、自分が得ている情報は、重要な価値があると、みんなが感じているのだ。
だから、人の話は聞かず、自分の話をしたがるという結果になる。
結局、自分の話も聞いてもらえないことになるから、会話自体に不満が残る。
今の時代は、会話の内容にはあまり価値がない。
だから、会話をするときは会話をしないことがポイントになる。
ヘンな結論だが、会話のときは、大きく頷いたり、ニコニコしたりしていればよい。
そして、伝えたいことは、最後の最後まで伝えず、タイミングを見計らって簡潔に伝えればよい。
最も効率がよいのは、うまく聞き手にまわり、最小限にうまく伝える。
どうせ言葉など、1割も伝わらない。それよりは大きなアクションや表情や声のほうがインパクトがあると言われている。
会話に価値がない時代なのだ。
会話によらずとも、なんとなく雰囲気やセンスが合う人というのがいるものだ。
理由はないけど、とにかく一緒にいると、不思議と落ち着くという人がそれだ。
おそらく片方がそう感じているときは、もう片方も同じように感じているような気がする。
これを、直感という。
直感だけは、いくらコンピューターが進化しても真似できない生身の人間のワザだ。
直感が当たるとか外れるとか、あるとは思うが、これは総合判断だから、大切にしたい。
特に、直感で好印象な相手をどうするかという問題は、かなり重要な課題だといえる。
ワナだらけの社会において、信じられるのは自分だけだ。だからこそ、直感力を磨き、裏付けを取る習慣を身につけたい。
人生の極意とは、案外、こうした原始的な能力に左右される。
そして、どんな人に巡り会うかが、実は人生最大のテーマなのだ。
もしも、直感的インスピレーションが湧くような何かに出会ったら…。
実は、それが人生だ。
ただただ、なんとなく過ごしてはダメだ。直感力を磨いて、『ん?』と感じるものを探す。
見つけたら、なんとかして確保だ。音でも、文字でも、景色でも、顔でも、機械でも、匂いでも、味でも、人でも、動物でも、なんだって構わない。
好きなもので、自分のまわりを固めることで、強固な砦を作る。
人的コミュニケーションが疑念に溢れる時代の補完方法は、環境作りにかかっている。
言い換えると、これは『オタクのすすめ』ともいえる。
十年前なら、オタクなんてキモイとみんながつぶやいた。
ところが、オタクは最新の武装方法だったのだ。オタクをめざせばよい。世間体を気にするなら無理だが、壊れてしまいたくなければ、オタクを学ぶべきだ。
なぜなら、オタクに打算も損得もない。
オタクはだまさないし、だまされない。
簡単に言えば、『みんなと仲良く』から『好きな人と仲良く』というスタンス変更を必要としている。
たしかに、みんなと仲良くするのは、従来はスタンダードな生き方であった。
しかし、それはみんなの考え方が画一的だったから可能だった。
今は違う。バラバラの生き方をする人々を前提に考えなければならない。
仮に、みんなと仲良くしているように見受けられる人がいたとしても、彼にはかなりの調整ストレスが生じているし、実質的には表面上の仲良しにすぎない。
従って、限られた仲良しを探すことが大きな意味を持ってきた。
端的な例は、ペットだ。犬や猫を飼うと、それなりに大変ではあるが、彼らは頼ってくれるし裏切らないから、安心で癒される。
ペットのような仲良しが、何人かいれば、人生は豊かになるだろう。
しかし、人間は厄介な生き物だ。犬や猫のようにはいかない。
だから、立派なオタクとなり、ディープなつながりを持つ必要性が生まれるのである。
すべからく『少数の身内と多数の他人』で、周囲を固める。
好きな事についても『いくつかの好きな事とほとんど無関心な事』で固める。
T字型の態勢を作るのがコツだ。
徒に、広く浅く構えを取ったところで、よいことは何もない。
一方、商売をする人は、全く逆になる。広く浅く構える人を狙う。
こういう人は、カモになるからだ。人を雇う場合も、ごく少数の仲間とその他大勢でスタッフを構える。
常に、その他大勢はカモでしかない。
そういう戦略が取れないならば公務員になるしかない。
金本位の世の中では、共産化を取らない限り、他人を欺くしか活路はないのだ。
もう昔とは違う。
整理すると、時代は二極化を進行している。
だから、少数の勝ち組と多数の負け組を生み続ける。
少数の勝ち組は、ヘマをすれば引きずり落とされる。
一方、多数の負け組は、のし上がろうとして、周囲を欺く。
だから、勝ち組だった政権与党も、焼き肉屋の社長も、電力会社も、ヘマ一つで奈落の底へ落ちる。
一方、負け組たちは、毎年3万人の自殺者を生みながら、身を守るのだ。
自殺者は、言い換えれば生産活動を停止した機械だ。もはや勝ち組の手足になることもできなくなった状態を指す。
他の負け組たちは、労働を通じて勝ち組を支えている。
彼らは、年間300万円という年収を得て、うち何割かを税金という形で、公務員たちを食わせており、生活費という管理費を支払うと利潤は残らない。
健康や精神を害したら、たちどころに生活保護か、自殺予備軍に転落する。
10年もすれば自殺者は、30万人を超え、日本は一つの都市くらいの人口を失う。
これが、軍事的戦争はなくなった現代における経済的戦争の姿だ。
自殺者は、言い換えれば戦死者と言える。
ダマしあい、競いながら、生き残るためには、身を守る術を身につけなければならない。
まずは、周囲を固めるしかない。
いま作業場が100あって、100人が働いているとしよう。
みんなそれぞれ、月給を30万円貰っているから、人件費は3000万円だ。
さて、この作業場で作った製品が、毎月60万円稼ぐとすれば、月商6000万円になる。
つまり、6000万円から月給3000万円を差し引くと、3000万円が経営者の手に入り、製造原価や管理費、納税へ充当される。
仮に、製造原価と管理費、納税負担で8割が消えるとしたら、600万円が経営成果となる。
さて、この作業場をコンピューターシステムを使って全自動に変えたらどうなるだろう。
まず、人件費はゼロになる(簡略的に考えます)。製造原価は不変、管理費は大幅ダウンする。
おそらく6000万円の月商から、2割程度しかコストがかからなくなる。
すると4800万円の利益に対して納税負担が半分かかったとしても2400万円の経営成果が得られる。
そうだ。利益は4倍になった。従業員は仕事を失った。
誰もが知っているように、日本人は『作業場の30万円ぽっちの仕事はイヤ』と言った。
そこで、フィリピンや中国やインドやタイの奴隷を雇ってきた。
彼らなら、汚い仕事でも、ツライ仕事でもやるからだ。
そして、日本人は管理者として、奴隷を働かせてきた。
やがて、この手法は奴隷たちの国でも、導入されて、東南アジアは中国や韓国が台頭するようになる。
仕方がないので、日本人は派遣やアルバイトにより、仕事場を維持するようになった。
コンピューターシステムによるロボット化は、体力のある東南アジアの企業が実現した。
日本各地の工場は減り、街は寂れた。商店街には人通りさえなくなった。
どの街も、中心市街地は同じようになり、大資本店舗が立ち並ぶ。
従業員は、派遣やアルバイトばかりだ。
昔の管理者たちは、仕事を失い、希望を失い自殺へと追い込まれる。
今でも『月給30万円の汚い仕事はイヤ』なのだ。
自分はイヤでなくても、妻が嫌がる。なぜなら、彼女は『年収1000万円だという条件』で結婚してやった立場なのだから。
男たちは追い込まれる。若者はそれを見ている。『女には近づくな』
だからアイドルのCDを購入して、お気に入りのアイドルに投票するわけだ。
オタクには、オタクなりの理由がある。
なんのことはない。東南アジアの奴隷にさせていた仕事が自分たちに戻ってきただけだ。
かつての奴隷たちは、自国で設備投資を行い、自国の人間で運営するようになった。
さあ日本はといえば、まだまだホワイトカラーの管理者求人を探し、ハローワーク界隈をさまよう。
家に帰れば『年収1000万じゃなかったの?』と妻が言う。
妻は、スポーツジムと韓流ドラマが大好きだ。ペットを二匹飼い、エステのパンフレットを見ている。
地デジ対応の液晶テレビはギリギリまで買わずに安く買ったという功績があるし、昼間は子供を砂場で遊ばせて、ストレスの大きいママ友付き合いを乗り切っている。
だから亭主には厳しい。『あなたは一体何をしているの?』
亭主は、妻や子供を幸福にしてやれないという罪悪感に襲われる。
しかし、ハローワークには月給30万円の仕事しかないのだ。
唯一の楽しみは、テレビだが、テレビの前には妻が陣取っていて、なかなか視聴の権利が回ってこない。
彼は、将来を考えたとき、なんの希望も持てない。いや、明日の仕事すらない。
これは実は、成熟した先進国が共通して直面する社会現象なのだ。
日本は失敗者に厳しい。一度失敗したら、永遠に浮かび上がってこれない。
だから、受験でも、就職でも、昇進でも、非常に手堅い動きしかできない人間が増える。
二浪、留年、中退、フリーターなどは、失敗者向けの軽蔑的用語として使われている。
こうした確実な人生を志向していると人間自体が暗くなる。
だから、一度失敗すると、安直に絶望してしまうのだ。
たしかに、再チャレンジの方法も用意されていないし、40代とか50代を雇う企業も少ない。
また、破産したら、社会が彼を抹殺するし、彼女もいつの間にか逃げてしまう。
そんなわけで自殺者は、一向に減らない。
交通戦争と言われた当時の死者でも1万人くらいだった。自殺者は3万人だから恐ろしい数字なのだ。
世紀の大騒ぎが続く、震災被災だって2万人だ。いかに自殺問題が大きいかわかる。
しかし、こんな死者など比較にならない問題がまだある。
ガンや心臓病や血管病、肺炎などは別にすると、事故死や自殺が多い。
男は、ガンや肺炎が多い。ガンは悪性新生物だし、肺炎だって空気中の微生物だ。つまり、何者かにやられて死んでいく。
これに対して、女は心臓病だとか血管病が多い。要するに、使用期間中は何者にもやられない。
対比すると、圧倒的に女は強い。無敵生物なのだ。
その中でも、日本女は、世界中で最も長生きする。86年が平均だ。これは人類史上の最高記録であり、ぶっちぎりで自身が持つ連覇記録を塗り替え続けている。
日本男は、たしかスイス男に抜かれた。
長寿の是否は置くとして、死因統計には出ない死因がある。
それは、中絶だ。
もちろん、死産ではない。死産に関しては、自然死産と人工死産に分類され、統計もあり、だいたい3万人の赤ちゃんが、世に出ることなく消滅している。
いろいろ事情があってのことだと思うが、ここで記したいのは、快楽中絶である。
おそらく数十万人に及ぶ赤ちゃんが、被害に遭っているといわれている。
赤ちゃんは死んだというより、殺された。
毎年、数十万人の赤ちゃんが殺されているとしたら、かなりの女性は、殺人者だということになる。
どの年代も、70~100万ほどの人口がいて、中絶数が約20万件なのだから。
女は、強くて恐ろしい生物なのだ。
『殺人』を命令したことがないので、よくわからないが、20万人の赤ちゃんが殺されているのには驚く。
もちろん、赤ちゃんを作る作業には、男性も関わっているから共犯者なのだが、最終的に作業許可をするのは女性だし、最終的に殺人を決定するのも女性だ。
また、生命を宿したといっても、世に出した後に殺したわけではない。だから、殺人ではないという言い方もできよう。
無計画に生命体を創出し、世に出る前に、秘密裏に始末しただけだとしても、つい、生まれてきたであろう赤ちゃんの未来を想ってしまう。
そういう人たちが、自分は80年もの生命を授かり、時には、不遇な人に向かって親切心を表すのは矛盾している。
あっさり影で殺しておいて、たまに表向きに『どうか生きてください』というのは、おかしいのだ。
しかも、自分はちゃっかり86年生きる。
詰め寄ると、とたんに『男が悪い』『男にダマされた』と責任転嫁する(男は悪いというよりはサルなのだ)。
こうして考えると、失敗を重ねる女は、極悪な凶悪犯に等しい。
しかも男性を介して犯罪を重ねるのはズルイ。
最近になって、ようやく世間はそのことを理解し始めているのである。
失敗を重ねる女とは、例えば、男にダマされる女とか、男が期待以下のときに逃げる女とか、とにかく自立できていない女を指す。
常に、誰かに依存しており、自主性を持たないため、『私は悪くない』と主張する。
最近は、だいぶ減ってきていると思うが、それでも感覚的には、五人に一人か、四人に一人くらいは存在するのではないだろうか。
男には、こういうタイプは少ないが、どうしようもない男とか、親に寄生して働かない男が存在するから、似たようなものだろう。
そうした実態は、以前なら噂話とかニュースでしか聞くことができなかったが、今はインターネットで簡単に知ることができる。
もはや隠せない世の中なのだ。
これほど、あらゆることが露わになってくると、誰もが知識をつけ、疑いを抱くのは当然だ。
だから、『政治が悪い』『総理はダメだ』『男は情けない』『女はズルイ』と言い出す。
しかし、これらの情報はすべて、マスコミを通じて入ってくる。
今や、マスコミは、ウソをつくことを平気で推奨している。
男女間ならば、『男性経験は3人だと答えなさい』、親子ならば『昨夜は親友の家で試験勉強をしていたと答えなさい』、面接ならば『御社のポリシーが好きですと答えなさい』…。
マスコミは、ウソつきになれとばかり平然と記事を書く。
ハッキリ言う。『小沢一郎は何の罪?』『ホリエモンは?』『東電は?』
正確に理解している奴は少ない。要するに、なんとなく悪いと感じているだけなのだ。
だから、悪いのは政治でも、総理でも、男でも、女でもない。
悪いのは、マスコミだ。
もっと言えば、マスコミを安易に信じる『オマエ』が一番悪い。
書けば書くほど、身の回りが不安になってくるけれど、生物である以上、ある程度の危険は避けようがない。
みんな生き残るために精一杯なのだ。
ただ、その中心部分が、カネとコンピューターになってしまったため、様々な情報が露わになり、マスコミに踊らされやすくなった。
結果として、誰もが隠していた『邪悪な部分』までもが露呈しているだけだ。
知らない頃のほうが、幸福だったといえるかもしれないが、それを言えば、時代遅れとなるから、なんとかして対応せざるを得ない。
そのために、まず身内を固める必要がある。
味方とそれ以外を明確化する。いつ何時、誰かにやられるかわからないし、自滅するかわからない情勢なのだ。
これからは、なるべく無関係なものにはアクセスしないほうがよい。
不確定な情勢も取らないか、疑ってかかるほうがよい。
そして次に、生息の安全と安定を図る。住まいと食料は、生物の基本だ。
かなり意識的にドギツイことばかり書いてきた。あまりに懐疑的すぎるかもしれないけれど、日本の民度は、相当に荒んできている。
全体に占めるガラクタ人間の比率は不明だが、2%や3%ではないと感じる。
だから、身を守りつつ、希望を持てる態勢を構築しないと、自分がボロボロになる。
大げさだと思う人も多いだろう。世の中には、器用な人と不器用な人がいるから、一概には言えない。しかし、これだけは言っておこう。
著者は、相当レベルに器用なほうだ。器用な人間が警戒態勢に入るべき事態だと感じているのだ。
要は、今日よりは明日、今月よりは来月、今年よりは来年のほうが、快適になるだろうという態勢を構えないと、人生は暗くなる。
人生は、相対的な感覚で決まるのだ。
ただ、他人と比較するのではなく、今日の自分、今月の自分、今年の自分を、改善していくことがポイントといえる。
戦後から経済成長期の活力は、『テレビ』が届き、『車』が手に入り、『家』を持てたからだ。
初めから、高レベルの我々は、難易度が高い。
さらに悪い情報がある。司法界は、芸能と恋愛が大好きな国民に、事件を裁かせることにしている。
裁判陪審員制度だ。
検察も弁護士も腐敗した現在、検察が事件をでっち上げるかもしれないし、弁護士がカネで動くかもしれない。
冤罪で解放される容疑者も、次々に誕生しているし、上告・控訴で時間を稼ぐ犯罪者や、精神鑑定へ逃げ込む容疑者も後を絶たない。
IT犯罪だって増えてきて、個人情報も、未公開株情報も、いつファイヤーウォールを破られるかわからない。
インターネットが国家政権を倒す時代なのだ。
だからというわけではあるまいが、司法制度は、最もミーハーな国民に裁きを任せた。
隣の家の夫婦喧嘩だって、どっちが悪いかわからないというのに、よりによって我々が裁くのだ。
犯罪など犯していなくても、ブタ箱行きになるかもしれない。
つい、悪玉情報を警戒し懸念してしまうが、インターネットや経済社会には、良い面もたくさんあるわけで、悪い面ばかりえぐり出すというのは正しくない。
また、国民にも前向きな人のほうが多いわけであり、少数の悪玉が存在するにすぎない。
テロリストだって、ホンのわずかな連中が、手段を選ばずに世間を掻き回している。
だから、良識人が増えることが世の中を安定させ、逆に悪玉が増えることが不安定を作る。
どうしたって、社会は変化を続けているから、昨日の良識人は、明日の悪玉になりうるのだ。
そこには、つまり変化には利害が絡むから回避は不可能なのだ。
Aという状態がBに変化すると、トクをする人とソンをする人が発生するから、良識人と悪玉菌が移動を始める。
このとき悪玉菌に変わる層に対して、補償を行えば摩擦は減少するわけだが、悪玉サイドは変化自体を容認しない。
というよりも、抵抗する。そして、変化や変更事項を妨害する。
これが、規模によって、暴動になったり、消極化につながったり、ストレスを作り出しているのだ。
従って、できるだけ善玉サイドにいられる戦略を立てることによって、平穏で計画的な人生を過ごせる。
善玉菌として、人生を送るための基本は、他人に借りを作らないことだ。
違う言い方をすると、利害関係を作らないこと。
すなわち、なるべく接触を避けるか、巧みに接触するかだ。
人と人のつながりは、上下関係か、横横関係か、身内関係かのいずれかに分けられよう。
このうち、上下関係については、自分が上になるときと下になるときとに分かれる。
この場合は、カネの切れ目が縁の切れ目、またはメリットの切れ目が縁の切れ目になる。
切れ目になると、それなりにストレスが生じ、下手をするとトラブルになる。
『期待はずれ』とか『話が違う』とか『もうコリゴリだ』とかの状態に陥って終わる。
裏切られた状態の結末である。
意図的に裏切るときもあれば、力及ばず裏切るときもある。
だから、上下関係というのは、なるべく作らないのがよい。
いずれは上の横暴や下の怠慢に出くわす。
次に、横横関係だ。
知人とか、友人とか、あまり利害関係のない世界に代表される関係である。
この関係には、『相対的比較』、すなわち他人様との比較が登場する。
羨みとか、妬みとか、軽蔑とか、同情とか、あるいは、競争とか、卑屈とか、比較感情が芽生える。
それは、性格的な比較感情かもしれないし、肉体的な優劣感情かもしれないし、経済力の格差感情かもしれない。
横横関係は、直接的な利害は小さいけれども、精神的ダメージを受けるリスクが潜んでいて、優位性を保とうとすると、距離が離れ、劣位性に耐えようとすると、ストレスが増大する。
だから、優位であったり劣位であったりしながら、横横関係をコントロールしているのだ。
コントロールに失敗すると、親分・子分関係へと変化を遂げて、上下関係のようになる。
だから、横横関係は、距離感が大切だ。
最後に、身内関係。
血縁やそれに類似する関係をさし、説明不能な協力性を持っている。
親子や兄弟や幼なじみなどだろうか。
最近は、こうした関係においても、予期しえない事件が起き始めている。
うまく説明できないが、個人個人それぞれが、様々な個性を選択できるようになったため、プライバシーが拡大したり、主義・主張が乖離することで、理解し合えないケースが増えているのかもしれない。
とりわけ、身内での裏切り行為は、一般化しつつあり、油断ならない時代を迎えた。
さて、上下、横横、身内の3つの関係には、微妙に当てはまらない関係がある。
夫婦とか、恋人とか、男女の関係がそれである。
実は、最も重要な関係とされていた男女関係は、崩壊しつつある。
原因は、女があからさまになったことにある。今の時代は、男からすれば、女が手に入れやすい時代だ。
男が女を手に入れれば、女は不愉快に決まっている。女もあきれ果てれば純愛を求める。女が離れれば、さらに男は女を探し求める。
誠実な人間など、もはや化石扱いに近い。
結果的に、男は性的な視点で女をみるにすぎないし、女は男ナシで生きる決意をする。
見飽きるほどのAVと、選びきれないほどの風俗嬢、キャピキャピのロリアイドルに囲まれた男たちは、溜まったものを排出するだけだ。
しかし、この傾向には良い点もある。
案外、女の本質を見抜く能力が育つからだ。
下半身を抜きにして、女と向き合うには、イヤというほど満足した状態になる必要がある。
ただし、残念ながら、そんな男を愛する女性はほとんどいないであろう。
Can't Buy Me Love
カネで女は買えない。60年代に大ヒットした歌の題名だ。
当時は、カネで女を買うような男は、軽蔑されていた。
ところが、今は、女の方から『買って、買って』と、すがりつく。
時代は様変わりした。というか180°回転した。
女たちは気づいたのだ。カネさえあれば、幸せがつかめることに。
だから、すぐに脱ぐし、すぐにハメル。普通に、売り込んでも目立たないから、派手に飾り立て、過激なサービスをして、女同士で競い合う。
また、当時はヌードになっただけで、『お嫁に行けない』時代だった。
今や、ヌードはおろか、肛門のシワまで、世界中にさらして、カネをあさる。
バケツ一杯のザーメンを顔に浴びて、オモチャにされてでも、子供を育てる。
女は、遂に化けの皮を剥がした。
こうなってくると、電車の痴漢も、職場のセクハラも、密室のレイプも、カネさえ払えば、喜んで解決すると思えてくる。
女たちは、そのうち尻を出して歩き始めるに違いない。というか、既に、パンツを見せて歩いているんだが…。
最近は、女の裸を見慣れたせいか、目を背けることも増えた。男たちの目が肥えてきて、汚い裸は見たくなくなってきているのだ。
女が30を過ぎると、ババア扱いするのも、そのせいだ。十代や二十代の女たちが、イチゴ(15000円)で商売しているため、30代のカラダは価値を失った。
カネがすべて。
60年代に大ヒットしたもう一つの曲名、All Need Is Love(愛こそすべて)をつい思い出してしまった。
祖母『昔はね、一夫一妻制といって、男の人が女の人を養っていたんだよ』
孫娘『うそ~なによ、それ』
祖母『だから、女の人はけして男の人を裏切らなかったの』
孫娘『てか、信じられない~』
祖母『でも、一生安定したから幸せだったの』
孫娘『ふうん、お金をもらえたの?』
祖母『そうね。女の人は働かないでお家にいたのよ』
孫娘『ばっかみたい。カラダでもっと稼げばいいのに』
祖母『男の人がイヤがったのよ』
孫娘『マジなの? 手コキもダメなの?』
祖母『ダメよ。離婚されるから』
孫娘『うざっ』
そんな会話が交わされる日は近い。
少し前に、二極化原理の話をした。カネを核にした社会は二極化する。
そう考えると、おそらく男女の性差が縮小した現在、女性が社会進出を果たした現在、女性の年収が男性に並んだ現在、女性に貞操倫理を期待するのは時代遅れになった。
女性は、女性自身を商品化し、カネを稼ぐのが当然の世の中に変わったのだ。
いやむしろ、稼げない女は古いと考えたほうがよいのかもしれない。
これからは、好きな男にはタダで、普通の客には適正料金で、イヤな奴には暴利で、巧みにカラダを切り売りするのが、女たちの生き方なのだ。
カネさえ手にできれば、それで幸せなのだ。
急進的な活動というのは、今に始まった話ではない。
時代が硬直化したり、低迷化したりすると、猛烈な爆発力を持ったニューパワーが登場するのは定番である。
地底のマグマと同様に、人間の感情エネルギーが爆発するのだ。
壬辰の乱だって、ドイツナチス党だって、ソ連のペレストロイカだって、みんな同じだ。
長い間、女性は家庭に閉じ込められていた。その間に、日本は高度に成長し、一時はGDP世界第2位までになった。
活況のピークが、彼女たちをついに動かしたのだ。雇用機会を男女平等にして、いよいよ社会に出てきたものの、社会には男性が縄張りを形成していたのだ。
一気に、女性パワーは炸裂し、勢いに乗じてやりたい放題となった。
親や教師でさえ、コントロールが効かない女性たちは、好き放題に振る舞った。
まず、先進的な女性たちが社会へ参入、魅力的な女性たちがエロを商品化した。
だから、そうした文化的な変化を呪っても意味がない。
人々の感情エネルギーは巨大な爆発力をもち、時代を汚染するしかない。
次第に、感染者は増加し、新たな感情エネルギーを蓄積するだけだ。
そうして時代は、移っていく。
日本の女性たちは、人類史上で最強の生命力を持っているのだ。
宇宙のビッグバンが起きる前は、空間など存在しなかった。
風船がふくらむように、爆発とともに、銀河系宇宙が弾け飛んでいる最中だ。
太陽系宇宙も、そのプロセス途上にある。そして、たまたま太陽からの距離がほどよい地球に生命が誕生した。
いまから40億年も前の話だ。生命は陸に上がり、だんだんと人間に近づいた。
といっても、まだ西暦は2011年だから、ある意味一瞬にすぎない生命体が我々なのだ。
いずれ絶滅することは確実な我々の歴史など、チリかホコリくらいの価値しかないというのが真実といえる。
その中で、我々はルールを作って、生存確率を向上させてきた。
その最高芸術が、『日本メス』なのだ。
ミクルや小町では、理解しがたい女性たちが多いけれど、宇宙的に考えてみると、些細なことにすぎない。
弁護的立場をとるには、宇宙から彼女たちをみると、少し冷静にもなれる。
つまり、現在の社会なんて、あまり重大な存在ではない。
太陽の周りを遠心力でグルグルと回りながら、引力とのバランスがたまたまとれているだけの生命体が、どう生きようと、さしたる意味はない。
近いうちに、彗星が衝突したら絶滅するし、気温が少し上昇したら死ぬし、病原菌や放射線で感染死するかもしれない。
地震やハリケーンや竜巻で壊滅するかもしれないし、交通事故やガンで死んだら終わりなんだから、生きたいように生きればよい。
だから、そう思えば、ミクルや小町の人たちも、カワイイものだ。
クヨクヨしてきたときは、こうした宇宙的解決法を、ぜひお薦めしておきたい。
宇宙とか、生物学とか、大自然とかに触れていると、不思議なことに、日常が小さく感じる。
極端な話、あまりに自分がチッポケすぎて悩みが吹き飛んでしまう。
案外、これは一つの極意といえるのではあるまいか。
大宇宙からみれば、人生なんて一瞬のことだし、大自然からみたら、生命体なんて無力だし、生物学からみたら人類なんて偶然でしかなく、脳の一部の決定権が崩れたら、全てがジ・エンドである。
だから、些細な人生を乗り越えていくとき、好きなものだけに触れて生きていくことの大切さが身に染みる。
ハレー彗星を発見したハレー博士は、次のハレー彗星到来を予言したが、それを確かめることはできなかったという。
ハレー彗星が地球へやってくるのは、76年に一回だけなのだ。
夢が叶うとか、叶わないとか、本当は意味がないのかもしれない。
夢に向かうときの自分が好きなら、それでよいのだ。
では、夢とはなんだろう。カネを稼ぐことか、人気者になることか、功績を残すことか、いろいろあり得ると思う。
とにかく、何かに没頭して、実現へと一歩一歩近づくことだ。
中間地点には、目標値があり、一つ一つクリアして進む。
途中のプロセスで、修正があったり、挫折に見舞われながら、諦めずに進む。
計画が大きければ苦労も多いけれど、計画が小さければ苦労は少ない。
進んでは喜び、戻っては悲しむ。そして、やがては結果が出る。
何事も毎日の積み重ねだから、毎日を支えるための体力、気力、資金力が不可欠となる。
そうやって考えると、多忙な勤め人が成し遂げることができる夢には限界がある。
どこかで、勤めを止めて、自分の時間を作り出し、資金力の範囲内で、勝負に出なければならない。
それが可能な人は、それだけで相当に幸せなのだ。
いわゆるベンチャー起業家だ。
経済社会においての成功とは、主として、ビジネスの成功ということになりがちだ。
単に、商品開発をして、たくさんの利用者に喜んでもらえばそれでよいという考え方もあるが、その結果として、給料が増え、知名度が上がり、利益を生み出して法人税を納め、財産を蓄積するというのが、ワンセットになって初めて成功と呼ぶ場合が多い。
つまり、成功には段階があるのだ。
①喜んでもらえたらよい
②給料が増えたらよい
③有名になればよい
④税金を払えたらよい
⑤蓄財できたらよい
こうして、カネ儲けと人気者と功績が果たされることになる。
勤め人は、その一部を担う。チームの一員として、役に立つ人間になりうる。
うまくいけば、安定的な生涯を築けるわけだ。
しかし、見る人が見たら、それは経営者の成果にすぎず、スタッフの成果にはならない。
たとえ、成功プロジェクトの内容を全く知らない経営者だろうが、成功者は経営者なのだ。
おかしな論理だが、現場のスタッフはあくまでも、言われた通りにやる歯車でしかない。
どんなに才能に溢れていたとしても、内規に定められた成果報酬を受け取るだけなのだ。
場合によっては、才能の安売りになっていることが考えられる。
では、成功者は何をしているのかというと、例えば、六本木ヒルズあたりの成功者は、とにかく面談をこなす。
まずは、マスコミだ。彼らはネタがほしいのもあるが、ルートがほしいから成功者に近づく。
たいした才能もないくせに、名刺を一枚持って、成功者とパイプを作りたがる。
『オレは彼と親しい』と言えば、社内での位置が上がるからだ。
会社もネタがほしいから、彼の言うがままになる。
不思議と、成功者の周りには、芸者のようなマスコミ連中がニタニタとして集まる。
次に、経営者同士の面談アポイントだろう。互いに、メリットを探り合いながら、にらみ合いが続く。
経営者も、こう言う。
『オレはヤツと親しい』
一流の仲間入りをするには、この種の付き合いをするのが早道なのだ。
あとは、実を言うと、たかが知れている。
グルメ、ワイン、ゴルフ、車、女、億ション…、意外と、定番の贅沢しかない。
成功者なんて、そんなものだ。以前なら、まわりの人間がチヤホヤするだけだったが、今は、叩く人間も多い。
ただし、カネは充分にある。だから、仕事は誰かにやらせればよい。
面白いと思うのは、成功者を前にした人間は、何でもするという点だ。
日頃は、どうか知らないけれど、成功者に近づく人間は一様に、まるで芸人みたいな人格になる。
成功して、何が楽しいかというと、人間の裏側をみることができるという点らしい。
カネの威力というのは恐ろしい。
だから、成功者は我々が知らない世界を熟知している。
使いパシリだろうが、スパイ行為だろうが、笑い者にしようが、ストリップだろうが、何でもやる。
彼らに聞くと、人間の本性がよくわかる。千載一遇のチャンスとばかり、言いなりになるらしい。
とりわけ女はヒドい。
女は表と裏が激しい。
男はプライドの生き物だから、芸人になりきるには限度がある。
いくらカネのためと言っても、ケツは貸さない。ケツを貸して、遊び道具にされたら、後悔で眠れない夜が続くだろう。
この辺が、男の弱さかもしれない。
その点、女は違う。
低次元の女は、日頃から、食べ物、着るもの、男、テレビくらいしか考えていない。
信じられないが、カネの匂いをちらつかせれば、何でもやるという。
芸人になれるだけならよいが、
ウソは平気、
隠し事は平気、
裏切りは平気、
独り占めは平気、
と、無敵状態なのが女だ。
『若い頃は、遊んでたかも』なんて言って、ペロリと舌を出すような女は、ハンパなくやりまくっているはずだ。
もちろん、隠しているし、聞かれてもウソを言う。
成功者は、自分では女を口説かない。誰かに設定させて、待ってればよいだけだ。
スタミナに応じて、スケジュールを決める。年間通じて100人設定しても、大台一本で充分足りるから事務的なものだ。
小銭のために、何でもできるという強さは、女固有のものだろう。
感覚的に思うのは、女の子っていうのは、思春期の環境によって、人生が大きく左右されるってこと。
家庭環境とか、学校環境とか、友人関係とか、生活レベルだとか、興味・関心だとか。
男の子の場合は、多少、横路に逸れても、修正がきくけど、女の子の場合は…。
それだけ女の子のハイティーン時代は重要だから、そうなるんだと思う。
経験的に感じるのは、女子校から短大や専門へ進んで、OLになる路線は、荒れ道を行くようなものだと…。
もっとも友人関係にもよるが。
それはよいとして、成功者の遊び道具になる女たちは、結局、いろいろ使い回されて30代へと突入する。
一応、表面的には、波乱万丈でモテ期みたいにもみえるけれど、全く実態は違う。
一番美しい時期を、社会の生け贄として過ごしているだけだ。
女の末路を引き受ける男も、これまでは存在した。こういう男たちも、いわば処理係だ。近頃は、そのなり手も激減した。
一方、一見楽しそうな成功者たちも、そんな反復的な遊びにはすぐに飽きてしまう。
女は、ご飯つぶと同じで、大切ではあるが、一個一個は、単調な味しかしない。
いないと困るが、同じモノを続けて食べたくない。
女子が自立し、男子が自由を得て、互いに男女の差なく生きていけることは、悪いことではない。
依存関係が薄まり、好きなようにすればよいからだ。
そもそも、女子が男子に尽くすなんて世の中は、とうの昔に終わっていた。
ひたすら男子が、ATMとなって生活費を運んでいたにすぎない。
多くの夫婦は、よそよそしいし、レスだし、不満を我慢し合っているケースが多い。
たぶん、制度疲労が到来しているのだろう。
男子にしてみたら、『この女を幸せにしたい』という余計な感情を捨て去れば、それでよいだけだ。
これからは、遊びの恋愛さえすれば、ケンカはしなくてよいし、時間はすべて自分のものだし、生活費は自分の分だけ稼いで自分で使えばよい。
案外、親孝行や友人付き合いも存分にできるかもしれない。
困ることは、ほとんどなくなる。
女子にしたって同様だ。縛られるものはなくなり、美しく自由に生きられるだろう。
すでに、朝の通勤電車は女子が半数を占めている。
専業主婦という身分が消滅するだけだ。
働いている女性から、聞かれる。
『アタシこのまま結婚しないで本当によいのかしら?』
はっきり言って、正解は出せない。
だから、こう答えざるを得ない。『自分次第』
そして、こうつけ加える。『誰かに養ってもらえないという人生は、40才とか50才をすぎて、男性からチヤホヤされなくなったときに、初めてツラさを実感する』
所詮、女性は、男性のスケベ心によって、助けられている。
最後まで、助けられる人生もあれば、途中まで助けられる人生もある。
そうした中で、同じように、ダマされる人生もある。男性を見抜けない人は、ダマされるしかない。
ダマされる人は、何度もダマされる。ダマすような男性が好きなのだろう。懲りずに、何度も何度もダマされ続ける。
だから、ダマされてきた人は、否応なしに40才とか50才で自立せざるを得ない。
つまり、カラダを売って生きてきたような結果に帰結する。
男のスケベ心を、どう使うかの方法論が、長期戦から短期戦へと変化しているのだ。
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