*神様のヒマつぶし*

レス127 HIT数 37857 あ+ あ-


2013/03/23 20:19(更新日時)

「あっ…あの子ヘンなのー」



小さい子が電動車椅子に乗って走る私を指差して言った。


(子供は素直で残酷だなぁ)

(…まぁいつものことか。笑)


そんなことを考えながら
今日もマイペースに生きている
障害者のお話。


超スローペースな更新になるかと思いますが、
読んで何かを感じて頂けたら幸いです。

No.1497770 (スレ作成日時)

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主のみ
付箋

No.101

>> 100 百!! 主さんに金も払ってないのに、ふざけた事ぬかすな👊ぱんち👊👊ぱーんち👊👊👊

No.102

>> 101
私も同感…

ぱんち👊&きーっく👣


No.103

>> 102 きっと書けない状況なんだよ💧


もう一度最初から読んで見るとわかるよ💧


No.104

みなさま

大変大変大変
ご無沙汰しております。
主です。

携帯の変更などによりハンドルネームが葵になってしまいましたが…。
まだこのスレを見て下さっている方はいらっしゃるでしょうか…。

また少しずつ、少しずーつ
再開させていこうと思っています。
応援して下さっていた方、長い間更新せずに申し訳なさございませんでした。

また宜しければ読んで頂けると幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします!

藍梨 改め 葵

No.105

>> 104 お久しぶりです 元気でしたか❓


随分心配しましたが気楽に書いてください🙋


No.106

>> 105 早速どうもありがとうございます…!!

仕事やプライベート、体調を崩したり色々ありまして…。
でも、もう完全復活です!

のらりくらりまた続けていこうと思いますので、良かったらお付き合い下さいませ(>_<)

No.107

今でも思い出す、中学校の思い出。

楽しいことより、辛いことの方が断然多かった。
でも、その経験があったからこそ、今の私がいるとハッキリ言える。

未熟で未完成のまま大人にならずに済んだのは、
あの時の経験があったからだ。


とにかく1日でも早く中学を卒業したかった。
早く卒業して、高校生になりたい。
高校生になったら、自分を変えよう。


もっと元気で
もっと明るくて
もっと笑顔で。


そして、進路を決める時期がくる。

No.108

進路相談。

私の成績はキレイにオール3だった笑。

担任と何度も話し合う。


通っていた中学校は母の送り迎えが必要だったので、
自分一人で通うことができる高校を探した。

レベルも合うし自宅から程よい距離の高校があったので見学に行ったら…。

「うちは来年度から共学になるからねぇ…生徒の数も増えてバタバタするんですよ…だからあなた一人の面倒を見れる保証はなくて…」


………断られた。


私は高校は養護学校に通ってもいいと思っていた。

もうあんな辛い思いしたくない。
また友達ができなかったら3年間一人ぼっちで過ごすのか?
耐えられない。それなら養護学校で優しい先生達に囲まれて勉強したい。

けれど…母はそれを許さなかった。

No.109

やっとの思いで普通学級に通わせたのだから、
養護学校に戻って欲しくなかったんだろう。

なにより、私に“逃げる”という行動をさせたくなかったんだと思う。


「辛くなったらいつでも辞めていいから、まずは普通学級に通ってみなさい。
ここまで頑張ってきたんだから、大丈夫。」


母が言ってくれた。

(そうだ…私変わるんだ。
変わったら、楽しい未来が待ってるかもしれない…)

今の私は本当の自分じゃない。

周りが植え付けた
“葵は地味で大人しくて暗い子”
というイメージの中で生きている。


本当の私は…。

No.110

お待ちしていました🙇

少しずつの更新でも、楽しみです😊

No.111

>> 110 白猫さん、どうもありがとうございます!

更新ずっと止めていて申し訳ありません。
これからまたよろしくお願いしますね!

No.112

そうだ、学校は嫌になってもいつでも辞められる。

高校生になれば新たなスタートを切れるかもしれない。



結局私は、担任が勧めてくれた高校へ受験することにした。

学校見学へ行ってみる。

ここではまた母の送り迎えが必要になる。
でもその高校は割りと設立されたばかりで廊下も広く、
車椅子でもスムーズに動くことができた。

先生方の対応もととても親切だった。
「新しい学校なのにエレベーターないし段差が多くてごめんなさいねぇ…。
できる限りこちらもサポートしますから!」

(家の近くの高校とは大違いだなぁ)

そして、この高校を受験する決め手になったのが…。
帰り際、吹き抜けになっている中庭の2階から
ギャル男風の男子高校生3人が私のことを見ていた。

(うわーヤだなぁ…怖いなぁ…。。)

と思っていたら、話しかけてきた。


男子高校生「きみ学校見学の子ー?おいでよ、入学するの待ってるよ(^▽^)/」


衝撃だった。
まさかそんな言葉をかけてくれるなんて。


私「あっ……はい!!」

男子高校生「受験がんばってね~!」


(イイ人…だなぁ…)


お母さんがそのやりとりを見てた。

母「人は見かけによらないね笑」

私「そうだね笑。お母さん、私ここの学校受験しようと思うよ」



目標ができた。

この高校に入学して、友達を作ろう。
やり直そう、私の人生。

No.113

主さん、お帰りなさい(*^^*)
無理せず、更新してくださいね♪

No.114

すみません、また更新を怠ってしまいました。。。

ちょっと飛ばし気味でいきたいと思います。
誤字脱字許して下さいませ…(>_<)

No.115

目標ができたことは自分にとって大きかった。

入学したい高校はレベルもちょうど自分の学力に合っており、
推薦入試を受けることになった。


小論文と面接を毎日とにかく練習する。
書いては先生に添削してもらい、
面接は親を相手に練習。

落ちた時の場合も考えて受験勉強も平行して行う。

大変だったけど、全然苦じゃなかった。
むしろ、高校デビューを夢見て頑張れた。




あっという間に推薦入試の日がきた。

No.116

推薦入試はとにかく緊張した。
緊張したことしか覚えていない笑。

でも、自分の力は出しきることができた。



1週間後、結果発表。

一緒に受験した子と高校に受験番号があるか見に行く。


どきどき…


どきどき…



あった。私の番号。

(受かったんだ…)


お母さんに報告。


私「受かったよお母さん!!」

母「えっほんとに…!?良かったねーーー!!!」


一緒に泣いた。

人生で初めて流した嬉し涙だった。

No.117

あとは卒業を待つだけ。
胸がワクワクした。

一人ぼっちの退屈な昼休みも

男子からの冷たい視線も

もうすぐ終わる。終わらせる。


そして、中学生を卒業する時がきた。
卒業式、みんな泣いてたけど私は泣かなかった。

楽しい思い出ももちろんある。
校外学習・修学旅行・様々なイベント
友達と笑い合ったこと。

でも、本当の友達じゃない。
上辺だけの友達。
私にはツラい思い出の方が多かった。


色々な経験させてくれてありがとう。


さようなら中学生活。
待ってろ高校生活!!

No.118

主さん

更新してくれてありがとう
また読まさせていただきます。

  • << 120 わぁどうもありがとうございます!! いつも途切れ途切れで読みにくいかと思いますが、良かったら読んでやって下さい。 更新頑張りますね!

No.119

高校に入る前。

私は研究した。
どうしたら高校生活がうまくいくか。
どうしたら地味で大人しい子から脱却できるか。

中学の時クラスで人気の女の子を思い出す。
明るくていつもニコニコしてた。


(そうだ…私も真似してみよう)


ボソボソとした話し方を止めた。

元々筋肉が硬いから、表情も硬くなりやすかった。
だから、なるべく大きく口を開ける。

楽しい時は高い声、悲しい時は抑え気味に、
声で感情を伝えられるようにした。

表情や声だけではダメだと思い、
なるべくジェスチャーも付けるようにした。

もちろん、挨拶もちゃんとできるように心掛けた。
「ありがとう」「ごめんなさい」



大丈夫。うまくやれる。



そして、高校生活が始まる。

No.120

>> 118 主さん 更新してくれてありがとう また読まさせていただきます。 わぁどうもありがとうございます!!
いつも途切れ途切れで読みにくいかと思いますが、良かったら読んでやって下さい。

更新頑張りますね!

No.121

*高校生編*

待ちわびた高校入学。

みんな緊張を顔に浮かべてる。

新しい先生

新しい教室

新しいクラスメイト

なにもかもが私にはキラキラ輝いて見えた。


名前順で席に着く。
私は関係なく、廊下側の一番後ろ。

隣の席をチラッと見る。

茶髪に染めた髪。
短いスカート。

その子と目が合う。

私「あっ、今日からよろしくね?」

隣の子「……よろしく」


(こ わ い)


急に新生活が不安になった笑。

No.122

しかし、この不安はすぐに去っていった。

入学式の時、一人の女の子が声をかけてくれた。

「おんなじクラスだね!よろしくね!」



美術の授業。外で写生することに。
場所は自由。

みんな友達ができ始めた頃、私はまだ一人ぼっちだった。

ウロウロしていると、声をかけてくれた子ともうひとりを見つけた。

(どうしようどうしよう…私も一緒に描きたいな…)

(声かけて断られたらヤだな…でも積極的になるって決めたんだ…私は変わるんだ…)

(いいや、嫌な顔されたら止めよう!)



私「ねぇねぇ!私も良かったら入れてもらえないかなぁ…?」
2人「やっほー!もちろん!一緒にやろ~(^^)」

(よかった…!)

泣きそうなくらい、嬉しかった。
楽しい時間はあっという間に過ぎた。


(友達と心から笑って話せたの、いつぶりだろう…)

No.123

一人でお弁当を食べていたら、一緒に写生をしたAちゃんとBちゃんが来てくれた。

Aちゃん「一緒に食べようよ!他の子もいるけどいいかな?」

私「うんうん!私も一緒に食べたい!!」


そこには隣の席のちょっと無愛想な子もいた。

隣の子「よろしく~隣なのにあんましゃべったことなかったね笑」

笑顔がとっても素敵で、よく話す子だと判明した。
いきなり車イスの奴が隣で、どう接していいか分からなかったのかもしれない。

話始めたら、打ち解けるまでに時間はかからなかった。

No.124

私が仲良くなったのは5人。

いつの間にかお互いの名前を呼び捨てするようになった。


「葵ー!途中まで一緒帰ろー」

私「んー今行くー!!」


憧れだった。呼び捨てするのもされるのも。
他愛のない会話が、こんなにも幸せだと思わなかった。

朝、笑顔でおはようと言ってくれる。

昼、何も言わずとも周りに来てくれて、みんなで机をくっつけてお弁当を食べる。

帰り、また明日ねと手を振ってくれる。


望んでいたものを、手に入れることができた。

No.125

(話し方、態度はまだいいとして…これじゃなぁ…)

見た目が残念すぎた。

髪はボサボサ、眉毛はボーボー。
肌も汚い。

地味にならないよう短めのスカート、ルーズソックスは履いていたが
それだけじゃとてもカバーできない。


(高校生活も慣れてきて友達もできたし…)

髪を染めた。
眉毛を整えた。
テカりやすいので、あぶらとり紙を買った。
唇もカサカサだからリップクリームも。
流行りの飾りゴムで少しアホっぽく髪を結ってみる。


明日学校へ行ったらなんて言われるだろう。
変じゃないかな…ダサいの少しはなくなったかな…。


今まで感じたことのない緊張感があった。

No.126

翌朝。

教室のドアの前で深呼吸。
(大丈夫…前よりは変になってないはず…たぶん)


私「おはよー」

最初にギャル達の目に止まった。

「おは……ぎゃー!!かわいいーー!!!」

すぐに取り囲まれる笑。

「髪染めたんだね!はじめて!?」
「それ何色?セルフカラー?キレイな色だねー」
「やべーちょーイメチェンじゃーん!!」

ちょっとだけ人気者になれた瞬間だった。

友達もいいねって言ってくれた。


生まれて初めてのイメチェン、無事成功したらしい。

劣等感しかなかった自分の中身も外見だけど、少しだ好きになれた。

No.127

ある日、友達にこんなことを言われた。

「葵ってさー、すぐゴメンねって言うよねー笑」
「あっ確かに!笑」

ビックリした。
そんなこと、全然気付いてなかった。

ごめんなさい、ありがとうを言わなきゃと思うばかり、口癖になっていたらしい。

「そんなに気使わないでいいよー?」
「そうそう、言われないからって別に怒ったりしないしさ笑」


まさか、こんなことを言ってもらえるとは。
本当にいい友達に巡り会えた。

この高校に入って良かったと心から思う。


養護学校の先生に楽しい高校生活を送っていることを報告しに行くと、
自分のことのように喜んでくれた。

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