愛故
「電話…奥さんからじゃないの?」
『嫁と別れてくる』
そう言って彼は妻の元へ帰って行った。
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彼との生活で学んだのは
とりあえず大きな項目で3つ。
1つ、貧乏暇なし
1つ、何とかなる
1つ、泣くだけ無駄
私はとてつもなく強くなった。肉体的にではなく、精神的に✨✨
その点はミツに感謝🎵
あ、もう1つ。
1番大事な事…
愛じゃ腹は膨れない(笑)
ミツは私を束縛する事はなかった。
何をするでも自由。
夜出掛けるのも、外泊も、朝帰りも…。
浮気してた訳じゃない。
私はミツが好きで好きで仕方なかった。
飲み行って、そのまま先輩と泊まって、仕事前に1度家に帰る…それだけ。
ミツと居た頃の私は若かったんだと思う。
“好き”って気持ちだけで何でも頑張れた。
ミツが働かなくても、貧乏でも気にならなかった。
違う…他の事を気にする暇もないほど働いていたんだ。
川に魚やエビを取りに行った事もあった。
小遣い稼ぎに夏にはカブトムシやクワガタを採りに行ったりもした。
隣の畑の大根を拝借した事も……(ごめんなさい💦)
実家にいた頃、お金で苦労した事はなかった。
ミツとの生活で、どんどん通帳の残高がなくなっていく恐怖や不安感。
「どうしよう…どうしよう……」
みつは冷静。
『食費減らせよ』
実家ではご飯なんか滅多に作らなかったから、食費がバカみたいにかかってた。確かに……。減らせる…。
でも貯金が底をついた。
借金が始まった。
毎月借りては返す…借りては返す。
けど…恐怖や不安感はそのうち無くなった。
慣れ?
何とかなるもんだ…と思った。
ミツと暮らし始めた頃は、とても泣き虫だった。
悩みがあれば、考える前に不安で泣く。
お金がない時も、泣きながらミツに文句ばかり言った。
何かあれば泣いて泣いて…。
ミツは慰めてはくれなかった。
『何で泣いてるの』
と聞き、理由を話すと
『ふ~ん。で、どうしたいの?』
ミツは結果だけを聞く。
そのうち泣くのがバカらしくなった。
泣く前に考えるようになった。
たまには泣きたくなったけど、泣くのを我慢したらミツは優しくしてくれた。
どうしても解決しない事だけを相談するようにした。
泣くのは疲れるだけだ。
ミツは9つ年上でバツイチさんだった。
家は持ち家。そこだけは助かった✨✨家賃なんて、とんでも払えない😱
何百万とか何千万とか借金がある人に比べたら、かわいい額の借金だったんだろうけど…当時の私には毎月の暮らしが苦しかった。
色んな仕事を掛け持ちして生活していた。
それこそ朝から晩まで…って言葉通り。
朝は4時からコンビニで働いた。
朝8時まで働いて、家に帰って少し寝て、夕方から派遣の仕事をフルで入れてもらって夜遅くまで働いた。
派遣の仕事は主に配膳の仕事。小さい宴会だったら、1つの現場を1人で任してもらえるくらいになるまで時間もかからず、時給もすぐに200円近く上がった。
しかし…いつも行く宴会場の部長からのセクハラに耐え切れなくなり、派遣の仕事自体を辞めた。
出会い系サイトでカモを探す。
若い女を喰いたがるカモはいくらでもいる。
何故、売春という犯罪がなくならないのか。
“売る”も“買う”も湧いて出てくるから。
人間の欲求が尽きない限り、なくなる訳がない。
当時痛かったのは、パケ放題やパケット定額なんてシステムがなく…サイトを使えば使っただけ携帯料金が増えた。
良し悪しだ。
月に何人の男と寝ただろう…
デリヘルのスカウトマンに声をかけられ、やっと生活が上向きになり、借金も全額返済。
月に十万円位の貯金ができるほどになっていた。
店で売上No.2にまでなり…
ミツとの生活に不満が出てきた。
「何でも私ばかりこんな思いをしないといけないんだろ………」
貧乏な頃は、考える余裕もなかった。
ただ、ただミツが好きだから…どうにかしなきゃ…そればかり必死に考えた。
今は…?
ミツの事は好き。
でも…こんな生活は嫌。
そんな頃、期間工で県外から来ていた建築作業員の男に心が揺れた。
龍一さん。
龍一さんは妻帯者。携帯の待受画面は子供。年間のほとんど家には帰れないと言っていた。
毎晩妻への電話をかかさず、会うのは妻との電話が終わってから。
なかなか連絡がつかない…と言う日も、妻と連絡が取れるまで、私は何時間でも待った。
龍一さんに心が向いている時は、ミツとのセックスが嫌で仕方なかった。
ミツのセックスは前儀がない。疲れて寝ている私に後ろから突然挿入したり、時にはフェラチオで自分だけ果てる事すらあった。
私は絶頂に達する事が、今でもほとんどない。
あれはミツのせいでは…と思う事もたまにある。
デリヘルの仕事中もそうだけど、龍一さんとのセックスにも前儀がある。
仕事と違って龍一さんには恋心を感じていたから尚更。
約1ヶ月ミツを拒否し続けた。
何かを手に入れるには、何かを失わなくてはならない。
お金を手に入れるには、時間を割いて働かなくてはならない。
大金ともなれば、それなりに時間以外にも必要とされる…。
好きな男に心を使えば、ミツに対する心が失われる。
ミツと過ごす時間が減り、家の事もセックスもしない…。
『出て行け』
ミツとの暮らしは終わった。
私は一人暮らしを始めた。最初はまだミツと過ごす事もあったけど…
離れると、心も離れる。
今思えば…ミツとの生活が1番楽だった。
いや……ミツと言う男が楽だった。
次に付き合った男とは…すぐに別れたくて浮気をさせて、既成事実を作って別れた。
そして…私は人生を1番狂わせるヨシと出会う事になる。
『港の近くのコンビニ待ち合わせでいいかな』
「目印は?」
『えっと…軽トラなんだよね……』
「わぉ、了解。また仕事終わったら電話もらえますか~?トオルさん」
『はいは~い』
ヨシは最初、トオルさんだった。
…トオルさん。42歳、既婚者。
仕事は運送関係で、その日は7時頃に仕事が終わると言っていた。
まだ3時。
デリヘルの仕事中に暇つぶしにしていた出会い系。
給料日前の平日昼間。
暇過ぎて死にそう…。
デリヘルだって仕事だもの。働かないのにお金はくれない。
交通費が出るっても、1日の食費くらい。
暇を弄ぶくらいなら、男を弄んだ方がいいに決まってる。
プルルル…
『はい、お電話ありがとうございます。ウィンディです』
げげ…私じゃありませんように……
事務所には3人。
私は帰りたい……。
事務所は全員揃えば私も含めて6人。
プラス…長続きしない女の子達が入店したり、辞めたり…
で、店は成り立っていた。
今日はもう仕事したくないモードになった。
時間に縛られるセックスは楽しくない。
私はたくさん話して、たくさんスキンシップを取りたいタイプなので、デリヘルって仕事は正直好きじゃない。
『じゃ~行ってきます』
「行ってらっしゃ~い」
『頑張ってくだぃ💕』
電話番の男が送迎係になって冬さんをホテルまで連れて行く。
常連の客には名前がある。今冬さんご指名の客は名前がある常連さん。
月に2回、2時間コースプラスお小遣の気前のいいおじさん。
『今日は暇だねぇ』
小悪魔系のスラッと長身、ロリロリ美女のアキさんがチュッパチャプスを舐めながら言った。
小悪魔アキさんは、あちこちにネギをしょいまくったカモがいる。
アキさんの乗りたがってた車を買ったカモ。
アキさんが欲しいと言った物を全て買うカモ。
アキさん…デリヘル嬢もったいなくね…😅
『ねぇ、ナナちゃん彼氏作らないの?』
「作りませんねぇ~当分面倒かな😁」
私の源氏名はナナ。
ここではみんなナナと呼ぶ。
本名もみんな知ってるけど、本名で呼び合う事はまぁまずない。
『ナナちゃんは、尽くすタイプだから、彼女にしたいよね~✨あたしと付き合う?』
「アキさんと付き合ったら破産しそうだから止めときます😁笑」
そんな話しをしていたら店の電話が鳴った。
どんだけ鳴っても転送されない…
「あの馬鹿💢」
電話番は、店の電話を転送せずに送迎に出ていた。
「はい、お待たせしました~ウィンディでぇす⤴」
『あっあの…イチですけど…』
「(ヤバッ💦ハルミさんの客だ…)」
ハルミさんは1時間コースの仕事に出ている。
延長の可能性もある…が、客は逃せない。
ハルミさんが仕事に入って45分…そろそろ10分前連絡を入れる頃だ。
「イチさんですね✨いつもありがとうございます😄ハルミは今日、少し遅れますけど、待ちますか?」
『あっ何時頃?』
「30分くらいか…長くても1時間以内です⤴」
『えっと…もしかしてナナちゃん?』
「あ…ハイ……」
『やっぱり。ナナちゃんでもいいよ!』
「(げげっ…)」
イチさんとは過去に2度会っているが、正直ハルミさんメインの客なのであまり会いたくない…
『もしかして嫌?』
「とんでもないです💧」
『じゃ~サザンクロスの506にいるから✨』
「今送迎出てるので、少し時間かかりますけどいいですか?」
『いいよ!後でね』
「(あぁ…くそぅ💢電話番のやつ💢💢)」
電話を切って、その場を離れようとした瞬間、また電話が鳴った。
「山下(電話番)ぜってぇボコッてやる💢」
『アハハハハ』
アキさん爆笑。
「はい、ウィンディでぇす✨」
『あれっ?ハルミです』
「あっお疲れ様です」
『あ、ナナちゃん?1時間延長で』
「わぉ✨了解です」
事務所には、誰が何時からどこのホテルの何号室にいたかをデータとして残してある。
延長は“備考”の欄に記入する。
イチさん、待たなくて正解だったな…
「イチさん、行ってきますわ」
『あらま😄イチさん、最近タイミング悪いね⤴』
「マジで⤵⤵」
唯一救われるのは、イチさんが超イケメンさんで、私のタイプだってトコ。
イチさん好みの下着に着替え、ジーパンからミニスカートに履き替える。
胸元の開いた服を着て、髪はアップにする。
イチさん仕様のデリヘル嬢完成。
着替え終わった頃に山下が帰ってきた。
『お疲れッス~』
「山下ぁ❗💢」
『何!?』
「事務所でる時は100%転送って言われたべ❗」
『あっ‼』
「あっ、じゃろか💢おバカっ」
『あれっナナちゃん、仕事ですか?』
「転送設定をしてから、サザンクロスに送ってください😁💢💢」
『はぁい』
テケテケと部屋に上がって行く山下を横目に、アキさんに「行ってきます」と言い事務所を出た。
車にはカギがかかっている。
慌てて追い掛けてきた山下が、カギをあける。
『ナナちゃん、本気で怒ってます?』
運転席に乗り込んだ山下がルールミラー越しに聞いてきた。
「おバカ。怒ってないよ」
私はそんなにいつまでも腹を立てているほど心の狭い人間ではない。
『よかった~😄じゃあ行きます』
山下は、可愛い弟キャラ。嫌いではない。が、馴れ馴れしいトコがあったので、最初の頃に注意した。
山下は運転中は余計な事はしゃべらない。
もしかしたら私の時だけかも知れない。
他の女の子と2人送迎が重なった時には、気を使っているように時々話し掛けてくる。
最初に注意したからかな……。
10分ほどでホテル“サザンクロス”に到着。
「10分後スタート、待ってなくていいから」
『了解です😄』
そして指定された部屋に行く。
オートロックなので、イチさんから受付に電話を入れてもらい、カギをあけてもらう。
カチャ…
さぁ…お仕事です。
「こんにちわぁ~✨」
『あんッ…あぁ…ぁ…』
部屋に入った瞬間、テレビからいやらしい声が聞こえる。
「こんにちわ」
『ナナちゃん😄早かったね~わ、ミニスカート⤴』
「好きでしょ✨」
『大好きだね💓今日は服着せたまましようかな…』
「エロいですね😁」
『男の子だから』
「お風呂、沸いてますよね?入ろ?」
常連さんは、大抵お風呂を沸かして女の子を待つ。
『もうちょっと…』
イチさんは私を後ろから抱きしめている。
触らなくてもわかるくらいにお尻に当たる元気な息子さん(笑)
イチさんは離れたかと思うと、私を回転させ、向き合った瞬間激しく唇を求めてくる。
デリヘル嬢の中には、キスは嫌だと言う姫もいるらしい。
私は余程でない限り(余程…はご想像にお任せしますけどね😁)キスはお断りしない。
とくにイチさんタイプだし❤
ハルミさんはお断りするタイプらしい。
キス好きなイチさんは、物足りないのだろう。
『今日は元々、ナナちゃんのつもりだったんだよ』
「え…」
『急に電話に出たからビックリしたよ😄』
笑いながらも、イチさんは何度もキスをしてくる。
慣れた手つきで服を脱がせる。
私もイチさんのベルトを外し、チャックを下ろし、ズボンを脱がせる。
Tシャツを捲り上げると、イチさんから石鹸の匂いがした。
「(お風呂入ってきたのかな…?)」
イチさんの胸元にキスをして、舌を這わせる。
『ナナちゃん……』
イチさんの息が少し荒くなっている。
「行こ?」
イチさんの手を握りお風呂場へ行く。
1度会った客の性感帯は探し出しておく。
2度会った客には、尚一層の快楽を与える努力を惜しまない。
それ以上会ったら…
男は、“何となく”で3度は選ばない。
それは知っている。
次に繋げる為に、最高の時間を提供する。
お風呂から上がった時点で、残り30分もなかった。
『とりあえず、30分延長してて』
終了10分前の電話にも
『後30分…』
結局、2時間過ごした。
プラス…本番のお金までもらう。
『好きになりそう…』
「錯覚ですょ」
私は笑顔で言った。
『また呼ぶよ』
そう言って、また激しいキスをする。
そう、錯覚…。
イチさんの左手の薬指には指輪がある。
妻では得られない快楽を求めにくるのだから…その気持ちの延長に、錯覚を見るのだ。
お風呂に入り、着替えて話をしていたら10分前の電話が入った。イチさんは、私が帰る前にホテルの精算を済ませ、一緒に部屋を出る。
『またね』
そう言ってエレベーターの降り口でキスをして別れた。
山下はエレベーターの降り口の真ん前にいたから、そのシーンを目撃していた。
『人のキスシーン、初めて生で見ました』
と、何故か照れていた。
携帯をチェックしたけど、まだトオルさんから連絡はきていなかった。
『ナナちゃん、何か用事ですか?』
「うん…ちょっとね」
『そっか…』
「どうした?」
『いや、今日、珍しく携帯いじってるから』
「あぁ😄…ちょっとね」
『そればっかりッスね』
山下はしゃべらなくなった。
あんまりしゃべると怒られると思ったのだろうか。
「別にしゃべるのが嫌な訳じゃないよ」
『え?』
「最初っから馴れ馴れしいのが嫌いなだけで、馴れたら話すのは嫌じゃない」
『あ…そうなんだ😄』
ルームミラー越しに見える山下の顔は、いつものクシャッと可愛い顔だった。
事務所に着く手前で、携帯のバイブが鳴り出した。
トオルさんだ…
車から降りたらかけ直そう…。
『ハイ、お疲れ様でした~』
「ありがと」
車から降りて、山下を先に行かせ、電話をかける。
『もしもし』
「ごめんなさい、仕事中だったから」
『いいの?』
「もう大丈夫」
『仕事終わったんだ』
「え、もう?早くないですか?」
『うん。そっちはまだかかる?』
「いえ、終わりました」
『じゃ~港のトコのコンビニでいいかな?俺は15分くらいで行けるけど…』
「私20分くらいかかるかも…」
『ゆっくりでいいよ。慌てないでね』
「着いたら電話します」
『はい、じゃ後で』
電話を切って、事務所に戻る。
イチさん仕様の服では、さすがに素人には見えない😅
事務所に着てきた普段着に着替えて、いつの間にか来ていたオーナーに頭を下げて事務所を出た。
「あっ…」
慌てて事務所に戻る。
『ビックリしたが』
オーナーが笑っている。
「私もビックリしました」
今日の売上の精算がまだだった(笑)
事務所にはオーナーと山下しかいない。
アキさんとハルミさんと冬さんは帰ったらしい。
ナオさんと千夏さんは仕事だ。
『何か急ぎ?彼氏か?』
「彼氏とは違うけど、デートです😁」
『いいなぁ⤴ナナ、1回俺とヤラない?お前のあそこ、評判いいよなぁ』
「私、顔見知りとは無理ですわ😁✋じゃ~明日」
『お、お疲れ』
『お疲れ様ッした』
「お疲れ様ぁ~✋」
ヤバ…20分過ぎた。
港の近くのコンビニまで10分。
【遅れます💦】
メールを入れた。
【気をつけて】
少し渋滞に引っ掛かり、結局15分くらいかかってしまった。
コンビニの表側には軽トラは止まっていない。
「裏かな…」
……いた。
“軽トラ”以外の目印はわからない。けど、軽トラは1台。
とりあえず隣に車を停める。
軽トラの窓にはカーテンが付けられていて、乗ってるのかすらわからない。
まさか軽トラでホテル行くかなぁ…😅
降りて運転席の窓、コンコンするかな…電話しようかなぁ……悩
とか考えてたらカーテンが開いてこちらを覗く目と目が合った。
頭を下げてみる。と、私の車を指差して、男は自分を指差し、また私の車を指差した。
訳すと…
“車、そっちでいい?俺、乗っていいかな?”
私は右手でOKサインを出した。
私の車に乗って、お金はくれないって事は100%ない。逆に安心。
車から降りてくる男。
上下黒の作業着…茶髪の角刈り…ハッキリ言ってがら悪い。入れ墨でも入ってそうな感じ。
『ごめんね、エアコン効かないんだわ、あの車』
そう言って助手席に乗り込む男。
「いいですよ~私の運転でいいなら…」
『え、何、その意味深な言い方』
「アハハ😆いやいや」
『運転しようか?』
「大丈夫ですょ✨✨ホテルの希望は?」
『どこでもいいよ』
「了解。とりあえず出発しまぁす💡」
車を発進させ、ホテルが建ち並ぶ裏道へと向かった。
思いっ切り会社の名前入ってる作業着…
「会社の名前、バレバレですょ⤴」
『あぁ😄何か時間なさそうだったから、仕事帰りにそのまま来た』
「いや、いいけどね😅」
悪い女に当たったらどうすんだろ…
「悪い事しますよ😁」
『アハハ。そんなして言う子はしないでしょ😄』
「よく会うの?」
『作業着で?』
「そう」
『初めてだよ😄』
「ふぅん…」
がらは悪いけどいい男。
いただきます言ってから食べなきゃ❤笑
ホテルに着いて、部屋を選ぶ。なるべく安い部屋を選ぶ…
車の中と違って、ホテルの中はひんやりしている。
「お風呂、溜める?」
『そうだね、一緒に入る?』
「え~恥ずかしい…」
なんちゃって😆
『せっかくだし、いいやん😄入ろう』
「はぃ」
お風呂が溜まるまでしばし待つ。
『よくするの?』
「たま~に😄」
出会い系はたま~にしかしない😁
「トオルさんは?」
『男は金がいるからね~今忙しいし、全然だよ』
「いい男なのに、お金出さなきゃダメ?」
『もうおじさんだからね~(笑)』
「そうなんだ😄」
『お風呂溜まったかな?』
「見てくるね」
話し方は優しい。
態度も悪くない。
よほど、ぶちゃいくさんか、脂ぎっしゅさんか、口臭いか、体臭きついか(意外と贅沢(笑))…疲れてるか以外、私は相手にはなるべく献身的に尽くす。
キスもするし、フェラもする。Mですから…💓
トオルさんとのセックスもそう。
『すごいね』
何が?楽しいだけ。
『上手いね』
そう?嬉しいだけ。
相手の快感が、私の快楽へ繋がる。
だから頑張る。
『また会える?ご飯行こうか😄』
セックスが終わってもタバコが出てこない。
この人はタバコ吸わない人だ…
「連絡ください✨」
『明日行こう』
何がそんなによかった訳でもない。
セックスも、会話も普通。ルックスもミツには負ける。
基本、あまりご飯だけ…では出掛けない。
勘違いされたら困る。
けど………
「明日?仕事は?」
『仕事が終わってから。明日は帰ってから乗用車で来るよ⤴無理?』
「ん~…いいよ」
いつもみたいに断ればよかった。
そしたらきっと…私は誰も傷付けなくて済んだ。
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