生きる意味2

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2016/04/19 00:03(更新日時)

生きる意味の続きです。


更新も遅くダラダラと書いてる文章ですが良かった前回に続きよろしくお願いします🙇


いつも読んでくれてる皆様へ✨

生きる意味2になりました。長くてごめんなさい💦なるべく更新頑張って早く完結頑張りますので最後までお付き頂ければ嬉しいです😃
また感想レスにもコメント頂ければ嬉しいです✨

No.1450926 (スレ作成日時)

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No.101

ある日の事だった。


お昼休憩中に見知らぬ女性がわたしを訪ねてきた。



あたしは事務所まで行くと見た事もない女性にいきなり平手打ちをくらった。



あたしを始め事務所にいた人達全員が驚いてると女性は叫び狂った。



『この泥棒猫!ちょっと若くて可愛いからって人の旦那に手出していいのかよ!』



『………!?ちょっ…ちょっと待って下さい!言ってる意味が分からないんですけど!』



『とぼけるな!教えてくれる人もいるんだよ!お前なんか人間じゃないよ!』



『ほんとに!本当に言ってる事が分からないので落ち着いて説明して下さい!』


事務所にいた男の人が女性を止めてくれ


『とりあえず落ち着いて下さい。こちらでお話して下さい』


と、あたしと女性を応接室に通してくれた。



女性はかなり興奮した様子だった。



専務が来てくれ3人で話しをしたらその女性は坂本さんと言う50代の男性社員の奥さんだった。

No.102

専務がどうしたのか訳を聞くと

前々から坂本さんが浮気してると疑っていたが昨日見知らぬ人から電話がかかってきたらしい。



そしてその人に
『ご主人浮気してますよ。相手は同じ会社の優と言う若い子持ちの女です。その女かなりのしたたかな女なので奥さん捨てられてご主人その女と一緒になる準備してますよ。』



なんか漫画みたいな話にあたしはバカバカしくなった。



『私、坂本さんって方と部署も違うし正直な話顔もほとんど知らないんですけど。』



『もうここまでバレたのにまだシラを切るき?!主人が浮気してるのは薄々気付いてたのよ!それに会社内の女じゃないかって疑ってたわ!』



『いい加減にして下さい!!証拠はあるんですか?!専務!坂本さん呼んで下さい!』



あたしは電話をかけた相手が誰だか分かっていた。


そして坂本って男が浮気してるのも社内では有名な話。
あたし自身、坂本がどんな人か顔すら分からないけど浮気してるって言う話は知っていた。



何故なら






浮気相手は3人組のリーダーで不倫してる事をベラベラ喋り回ってたのも当事者のその女だった。

No.103

しばらくして坂本がやってきた。



バツ悪そうに椅子に座った。



坂本は俯いたままでしばらく沈黙が続き


『坂本くん、どういう事かキチンと説明してくれ』


専務に言われた。



『説明って言っても僕にも何の事か分からないんですけど…』



『今更何言ってんのよ!本当の事言いなさいよ!こんな自分の娘と歳も変わらない若い女と…バカにしないでよ!!』



奥さん怒りは凄まじく坂本も専務もあたしも黙って聞くしかなかった。

No.104

『浮気してるって言うのは本当の事か?』



重い空気の中専務が口を開いた。



『いやっ…えーっと…その…浮気と言うか…あー…何て言うか…』



しどろもどろはっきりしない坂本に専務が怒りだした!



『ハッキリしろ!君のせいで巻き込まれてる人もいるんだよ!こんな風に奥さんにまでこんな事させてけじめをつけろ!見に覚えがない事ならハッキリ否定しろ!』



普段温厚な専務の怒鳴り声に坂本は驚いた。



『坂本さん!私本当に坂本さんと不倫なんかしてないですよね?ハッキリ言って下さい! 』



『奥様!私の元旦那は私が妊娠中に浮気をしました…それも離婚理由のひとつです。浮気で自分が傷つき苦しんだのに…よそ様のご主人に手を出すような事はしません!』



あたしは坂本と奥さんにそう話した。

No.105

『あなた!浮気してる事は確実だけど相手はこの子じゃないわね。この子のような若く賢い子があなたなんか相手にしなわよ。


優さんだったわね。 さっきは取り乱してごめんなさい。痛かったでしょ…ごめんなさい。』



そう言い頭を深々と下げてくれた。



『いえいえ!私は大丈夫です!もう頭を上げて下さい!』



あたしは坂本に言いようのない怒りがこみ上げた。


坂本の事は正直どんな人なのかもよく知らない。
でも、長年連れ添ってきた奥さんをここまで追い詰めこんな事させる事に凄く腹が立った。

No.106

坂本は諦めたように口を開いた。



『スマン!!』



『やっぱり…相手は誰よ!会社の人って 言う事は分かってるんのよ!!』



『もう終わりにする!遊びだったんだよ!家での居場所が無く…つい…スマン!』



『居場所…?ふざけないでよ!自分の不貞を家族のせいにする気?!どこまで自分勝手なの!!
あなたと話しててもらちがあかないから相手も呼んでよ!!』



二人の押し問答がしばらく続き、専務が坂本に話した。



『もうここまで来たら君だけの問題じゃ済まされないよ。君が黙っててもいつかはバレるだろう。社内中に噂になってる事は分かってるよね。』



坂本は諦めたように頷いた。

No.107

諦めたように坂本は不倫相手の名前を口にした。



『田中さんです…』



やっぱり3人組のリーダーだった。



専務は応接間の電話から内線で
『田中を呼べ!』

少し怒ってるかのように言った。



『多分…奥様に私と不倫してると電話したのは田中さんだと思います。
あの人は私の事をかなり嫌っているので…陥れようとしたと直感で思いました。』



あたしの話しに奥さんは頷きながら



『あなたみたいな勝手な男そのくらいの女しか相手にしないわよ』



そう言い放った。



その時



応接間のドアがノックされた。

No.108

『失礼します…』



少し怯えながら田中が入ってきた。



『そこに座って。
何で呼ばれたか分かってるだろ?』



『………………。』



専務の問いかけに黙る田中。




『あたなが主人の愛人ですか?』



落ち着き毅然とした態度で奥様は話した。




『何の事ですか?言ってる事が分かりません。』



始めこそシラを切ろうとしていたが持ち前の非常識さですぐに開き直った。



『バレちゃいました?』



悪びれず笑う田中に同じ女として嫌悪感が湧いた。




『じゃあ、電話もあなた?優さんのせいにして?』



奥様の問いかけに



『そう!すぐばれちゃったか~』



『初めは信じたけど優さんと話してて違うって分かったわ。そしてあなたが来てすぐに愛人って分かったの。あなたはその程度のレベルよね』




うっすら笑いなら淡々と話す奥様にあたしはゾクッとした。
怖い訳じゃなく、凄い…妻の貫禄と言うか何とも言えない感情だった。

No.109

その言葉を聞き、田中は立ち上がり


『何を!何であんたにそんな失礼な事言われなきゃいけないの!!』



どーして浮気女って自分は失礼な事するくせに
自分がされたり言われたりしたら猛烈に怒るんだろう…



謎だ…



そんな事を1人冷静に考えてた。



『まぁまぁ…落ち着いて…話ししょうよ…』



情けない声で坂本は言った。



『田中さん、あなたどうしたいの?この人と一緒になりたいの?』




『もちろんです!奥さんさえ別れてくれたらすぐにでも結婚しますよ!』




『ちょっ…ちょっと待ってくれ!俺は妻とは別れないから!別れるなら田中くんと別れるよ!!』



『何言ってんの!?奥さんとは別れて私と結婚したいって言ったでしょ!』



3人で話している間、あたしは専務と黙って話しを聞いていた。

No.110

結局、坂本は奥様を選んだ。


当たり前だけど失いそうになってから大切だったと気付くなら何故その前に気付いくれないのだろう…



そうすれば誰も傷つかなくて済むのに。



田中は納得いかないのかずっと文句を言っていた。



『なんで!?私の方が好きじゃなかったの?嘘つき!!』



専務は凄い怖い顔をして



『いい加減にしろ!これ以上騒ぐならもう来なくていいぞ!それが嫌なら悔い改めてキチンと仕事をしろ!』



『坂本!お前も二度と奥さんや家族を泣かす事をするなよ!次こんな騒ぎを起こしたらクビだからな!』



坂本は立ち上がり

『もちろん分かっています!これから一生懸命に働かせて頂きます!!』



そう言って奥様共々、頭を下げた。




あたしにも坂本と奥様は頭を下げてくれた。



田中だけがふてくされた態度のままだった。

No.111

それから3人組は少しだけ大人しくなった。

少しだけね(笑)



会社で色々あったけれど私生活の方も色々変わっていた。



美月は西山さんと付き合いラブラブ全開だった♪



西山さんはかなり美月に惚れていて凄く大切にしてくれた。あたしは自分の事のように凄く嬉しかった。



そしてあたしも…

No.112

西山さんと美月が仲を取り持ってくれ香取さんとお付き合いする事になった。



義父やハルの事で男なんてこりごりしてたのに…


自分でも勝手な女だなぁ…



懲りない女だなぁ…


そう思った。




香取さんはあたしより一回り年上だった。無口だけど優しく年上だけど母性本能がくすぐられる…そんなタイプだった。


何より香取さんと付き合うと決めたのは優心達を大事にしてくれた事。



それは、付き合う前も付き合った後も変わらなかった。



正直離婚してから会社の人や昔のお客様など何人か告白された。

どの人もみんな取って付けたように優心達の事を大事にするから!自分の子供だ!…そう言った。



あたしは何故か軽々しく言われる事が信用出来なかった。

No.113

香取さんは付き合う前にこう言った。



【優ちゃんの事も優心達の事も大好きやけど、正直子供とあまり接した事がないから接し方が分からない。でも自分なりにそれを見つけていこうと思ってる。もし優心達と接してる中でそれは違うよって事は教え欲しい。】



あたしは素直で正直な人だなぁって思った。



取って付けたようにあたしにいい印象を与えるだけの為に優心達をちやほやしても子供は本能で感じるとる。



子供ってやっぱすごい。

No.114

香取さんと付き合ってから週末は優心達を連れて遊びに行く事が多くなった。



公園だったり、ショッピングモールだったり、ドライブだったり。



2回に1回は西山さんと美月も一緒に(笑)



この人達のおかげであたしは
優心達から父親を奪ってしまった…
という罪悪感が薄れていた。



美月はハルよりも大きな愛で優心達を包んでくれたからだ。



みんなの愛情のおかげで優心達もまっすぐ素直に成長してくれた。

No.115

しばらくは本当に幸せだった。



贅沢は出来ないけれど3人で本当にあたしが憧れていた普通の生活を送っていた。



朝ご飯を3人で食べて保育園送って仕事行って…夕方お迎えに行き買い物をして、お風呂に入って温かいご飯を3人で色々話しながら食べて、温かい布団で一緒に寝る。
週末は公園やショッピングに出掛けたり…



こんなごく普通な事が幸せなんて…



普通の人には理解出来ない事だったと思う。



やはり母や義父と絶縁して良かった…



そう思う反面



この幸せがいつまで続くのか…


血のつながった母を見捨てた報いがいつか必ず降りかかるんじゃないだろうか…


そんな不安は尽きなかった。

No.116

付き合いが1年を過ぎたあたりから月1回くらい香取さんは週末泊まっていった。
優心達が香取さんにお泊まりの要求をするのだった…(笑)



その頃にはあたし達は香取さんの事をよっちゃんと呼んでいた。



よっちゃんが泊まりに来て優心達と一緒に寝た後に一人とてつもない不安が襲う。



幸せなら幸せなほどそれは余計に…



起きてたらネガティブな事ばっかり考えてしまってダメだ…
そう思い眠剤をのんで寝ようと思った。それでもこの日は寝れず缶ビールも飲んだ。


あたしはフラフラしながら気持ち良く眠った。

No.117

完結できないまま放置してごめんなさい。
感想スレの方にレスをもらい勇気を出してきました。

こんなに長い間放置していたのに覚えていてくれてレスくれるここの皆様に感謝しています。
そして、ほったらかしのままですみませんでした。
最後まで書きたかったけどこんな無責任な私にその資格はありません。
閉鎖、削除しようかとも考えてます。

本当に無責任でごめんなさい。

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