生きる意味2
生きる意味の続きです。
更新も遅くダラダラと書いてる文章ですが良かった前回に続きよろしくお願いします🙇
いつも読んでくれてる皆様へ✨
生きる意味2になりました。長くてごめんなさい💦なるべく更新頑張って早く完結頑張りますので最後までお付き頂ければ嬉しいです😃
また感想レスにもコメント頂ければ嬉しいです✨
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病院に通ってる事や
不安になるとお酒や薬を飲み手首に傷をつくる事
何でこんな気持ちになったかを美月に話した。
美月は静かに話を聞いてくれた。
『優…もっと頼って来てよ。あたし何のために近くに住んでるんよ。』
『ずっと…美月には…迷惑かけっぱなしで…これ以上…情けない自分を見せるのが…恥ずかしかった…ごめん…』
泣きながら謝るあたしを抱きしめ
『一人だと思うから余計に精神的に不安定になるんだよ。一人で優心達抱えてるんだから頼れる人がいるなら頼ればいいの!甘えれる人がいれば甘えればいいの!じゃなきゃ優だけじゃない、優心達も可哀想なんだよ!』
久しぶりに人に甘えて泣いた気がした。
何ヶ月間か病院に通い診察やカウンセリングを受け続けた。
時間をかけてやっと診断された病名は
PTSD【心的外傷後ストレス障害】
と診断された。
今苦しんでる事は過去に負った心の傷から引き出された色々な症状だった。
例えば不眠…
寝ている時に暗闇で殴られた過去を心が忘れられない。
だから暗闇が怖い、夜が怖い、眠れない…
大きな声や音を聞くと動悸が激しくなり呼吸がしにくくなる…
怒鳴り声や物が壊れる音…幼い頃の恐怖が今も残って起こる症状。
他にもいくつか先生は話をしてくれた。
今はまだパニック障害までには至っていないが症状が進むとそうなる可能性もあると…
そうならないようにこれ以上ストレスを溜めない、頼れる人がいるなら話を聞いてもらい甘えられる事は甘えるなどの改善策を教えてもらった。
ある日の休日、美月と優心達と河原にバーベキューに出かけた。
あたし達の他にもたくさんの人で賑わっていた。
その賑やかさに優心達は興奮し、あたし達はバーベキューの準備に取り掛かったけどなかなか思うようにいかなかった。
まず炭に火が点かない…
意外と不器用な二人(笑)
悪戦苦闘してると誰かが声をかけてくれた。
『どうしたんですか?』
声をかけてくれた男の人に炭に火が点かない事を話した。
『着火材持ってないの??俺達あるから点けてあげるよ。』
そういい近くで大人数でバーベキューしてる方に向けて叫んだ。
『おーい!ヨシ!そこにある着火材持ってきてくれよ!』
一人の男の人が着火材を持って近づいてきた。
その人の顔を見てあたしは驚いた。
『かっ…香取さん!?』
いつも会社で声をかけてくれた運送会社の香取さんだった。
話をすると香取さんは運送会社のバーベキューに参加していたようで偶然の出会いに驚いた。
『え?ヨシ知り合いなの??』
始めに声をかけてくれた男の人が香取さんに尋ねた。
『俺がいつも行ってる会社の人だよ。』
口数少なく説明してる彼を見て仕事で会社に来てる時と同じだと思い裏表のない人なんだなぁと何だか嬉しかった。
『じゃあ俺達の所で一緒にしようよ。女の子二人だったら片付けも大変だよ。』
『いえっ!そんなご迷惑な事出来ません。火だけ点けてもらえれば後は大丈夫です!』
そう言ったけどあんまり大丈夫な自信は無かった…(笑)
『そう言わないで!ヤローばっかで面白くなかったんよ。ほら!ヨシからも言えよ~』
『女の子だけじゃ片付け意外と大変だから嫌じゃ無かったら一緒に…。』
彼の同僚と比べ対象的に控えめな彼が何だか可愛かった。
あたしがそんな事を思ってると
『じゃあ…お言葉に甘えてご一緒していいですか?』
いきなり返事した美月に驚いていると
『オッケー!じゃあ行こう!』
あたし達の荷物を持ち彼達は先に歩いた。
個室に通され色々と注文を済ましみんなで乾杯する事にした。
『久しぶりの再会に乾杯~!』
西山さんに続き優心達も
『ぱんぱーい!』
と、小さいコップを高くあげて喜んでいた。
次々に運ばれる料理を口に運びながら美月と西山さんはわいわい話していた。
あたしはどうしていいか分からず美月達の会話に頷きながら子供達にご飯を食べさせていた。
そんな中で気まずい雰囲気を感じた西山さんが香取さんに話かけた。
『香取!優ちゃんに言わなきゃいけない事あったやろ』
その言葉に思い出したように
『あっ!そうだった。別の仕事になったから優ちゃんの会社に行かなくなったんよ。時間帯も変わって夜中から仕事で…連絡交換したのになかなか連絡出来なくてごめんなさい。』
えっ!
あたしは香取さんの話を聞いて妙な気持ちになった。
【避けられて無くて良かった…】
そんな感情が溢れ出した。
そんなある日。
美月と一緒に家でご飯を食べていたら
『ねぇ…優。
あたし、西山さんに告られた。』
突然の美月の告白にコントのように思わず持っていた箸を落としてしまった…(笑)
『えーっっ!!本当に!?うっそ!?いつ??』
『ちょっ…ちょっと落ち着いてよ!優!』
あまりのあたしの驚きぶりと追及にビビる美月(笑)
『昨日…電話で。
初めはいつものようにたわいのない会話だったけど、いきなり真剣な口調になって…びっくりしたよ』
『それで??美月何て返事したの??』
西山さんはチャラく見えるけど凄く気配りの出来る人だし、面白く優しい。それにイケメン(笑)美月ともスゴイお似合いだと思っていたからあたしは驚いたけれど嬉しかった。
『んー。
ちょっと考えさせてって言った。あたしも西山さんと遊んだりするの楽しいし、気にはなってるんだ。だから優に相談しようと思って。
西山さんもゆっくり考えてって言ってくれたよ。』
美月も見た目は派手な感じの今時の女の子だけど中身は芯のしっかりした真面目な子だからこそ慎重になったのだと思う。
『そうだね。ゆっくり考えさせてもらったらいいよ。まずは友達からでご飯とか遊びに何回も行ってからでもいいと思うよ。あたしは美月と西山さんはお似合いだと思うよ♪』
『そうだよねっ!西山さんにはそんな風に返事するわ♪前向きに考えてみる♪』
美月はきっと西山さんがスキなんだ。
西山さんの話をする時の美月の顔はスゴイ恋する乙女の顔だった。
あたしはちょっと羨ましかった。
『優はどうなのよ?香取さん♪♪あたしも香取さんと優はお似合いだと思うよ♪』
突然の美月の言葉に一瞬戸惑い
『あたしは…優心達も居るしね。愛だ恋だ言ってたら優心達に悪いし…
それに子持ちの女なんか香取さんにも悪いよ』
そう言って笑ってみた。
『そんな事ないよ!そんな言い方したら優心達にも香取さんにも失礼だよ!』
美月はちょっぴり怒った口調で続けた。
『子持ちの女は恋しちゃいけないの?そりゃ、子供をほったらかしにして男とフラフラしてるような女はダメだよ!
でもさ、子供も含め愛してくれる人が現れたら恋愛したっていいんじゃない?
ドラマのようにそんな簡単に子供も含め愛してくれる人なんてそんなに居ないと思うけどそんな人に出逢えたら美月には幸せになって欲しいよ。』
美月は優しくあたしに笑いかけた。
美月の言ってる事は分かってる。
でもあたしは自分の幼い頃と優心達を重ねてしまう。
初めはニコニコして優しくても所詮は他人の子供。気にいらなかったら殴ったり蹴ったり苛められる…
あたしみたいに。
数日後。
美月から電話でご飯の誘いがあった。
『西山さんからご飯行こうってメールきたよ。優や優心達も一緒にって♪香取さんも来るから♪』
正直…
逢いたい!って思ってしまった。
だからこそ余計に逢ったらこの想い止まらなくなるかも…
ハッキリと香取さんがスキだ…って自分を止められなくなりそうで怖かった。
『うーん。美月と西山さん2人でご飯行きなよ。せっかくのチャンスじゃん!』
あえて美月と西山さんを理由に断ってみたけど、あたしの事を良く分かってる美月にはバレバレだった。
『怖い?優。
香取さんを好きになりそうだから?好きって認めてしまうから?だから逢いたくない?』
心を見透かされたようだった。
『それもある…
あたしは恋愛なんかしちゃいけないの。これ以上、浮かれた気持ちになりたくない。』
美月は少しため息混じりで
『ん…分かったよ。あんまりあたしが色々言っても優の気持ちもあるし、今回は優は用事あるからって断っておくけどあんまり深く考え過ぎないでよ。』
『分かってる。ごめんね。』
美月との電話を切った。
平凡な幸せ…
そんな矢先、順調に頑張っていた仕事場で異変がおきた。
あたしは、こんな悪条件の自分を雇ってくれた会社にスゴく感謝をしていた。
少しでも雇ってもらった恩返しがしたいから仕事も一生懸命に覚えた。
人に嫌われるのが嫌いなあたしはいつもニコニコしてみんなが嫌がる大変な仕事も笑顔で引き受けた。
そうしていく中で上司や社員、パートのおばちゃんからは厚い信頼を得てとても良くしてもらった。
それが一部の女の人の反感を買う事になってしまった。
あたしより少し前から働いていた同じ条件のバツイチ子持ちの3人組だった。
あたしより歳上のその人達は遅刻や無断欠勤は当たり前。
注意されればふてくされる。
口癖は『パートの安い時給で一生懸命になんて働けないわ。』
あたしはそんな3人組とは初めから合わずあまり関わる事は無かった。
そんな彼女たちと正反対なあたしは彼女たちからしたら目障りだったのだろう…
次第に辛い仕打ちを受けるようになった…
同じパートでスゴく仲良しのりさちゃん。
りさちゃんとは親子くらい歳は離れているけど、若くて話しもスゴく合って面白いりさちゃんをあたしは大好きで、いつもお昼を一緒にしていたり、メールをしたりしていた。
そんなりさちゃんが昼休みに
『何かあの子らが優ちゃんの悪口を言ってるのを耳にしたんよ…何かあったの?』
『ん…何か良く思われてないみたい…
悪口ってどんな事言ってた?』
『優ちゃんと仲良しなのを知ってるから私にはあの子らも直接は言ってこないけど、悪口って言うかイイコぶりっこしてるとか…生意気でムカつくとか…ほんとくだらない事ばっかみたい。』
『そうかぁ…何か嫌われてるんかなって思った事はあったけど…あたしもあの人達が苦手だから嫌な思いさせたのかも知れないから気を付けるわ。』
初めはそんな感じの些細な事だった。
あたしはそんなレベルの低い人に負けたくない!
そんな思いで嫌がらせされても、辛くても仕事を続けた。
周りはもちろん口ばっかり動かし仕事の出来ない3人組よりもあたしを信頼してくれた。
勤め始めて1年後にはあたしが配属になった部署のサブリーダにまでしてもらった。
サブリーダになれば少しだけど時給もアップした。
あたしは自分の頑張りを分かって貰えた嬉しさからますます仕事を頑張った。
それを余計に気に入らない3人組は仕事を終えた後にあたしを呼び出した。
『あんたマジで生意気!』
そう言いながら髪の毛を引っ張られた。
『ちょっ…痛い!止めて!』
『後から入ってきてサブリーダ!?ふざけるな!ちょっと若いからって調子にのるなよ!どんな手使って媚びたんだよ!』
『媚びてなんかいない!ただ一生懸命に仕事しただけです!その結果です!』
『ちっ!生意気!』
3人組のリーダー格があたしの頬を叩き
『こうゆう女の多い職場でしゃばる事したらこうなるって事分からしてやるよ!』
それからは3人に殴られ蹴られ暴行を受けた。
『言っとくけどこれはお前が悪いからした事だからな!人に言ったらもっと酷い目に合わす。それが嫌なら辞めろ!』
怖かった。
3人共、狂ってる…
そう思った。
その日はとても優心達を迎えに行ける状態じゃなく、美月に電話した。
『美月~忙しいとこゴメン!もし行けるなら優心達のお迎えお願いしたいんやけど…』
『OK♪OK♪あたし今日出勤遅いから行けるよ~迎えに行って家で待ってるわ♪』
『ゴメン!お願いします!』
とりあえずあたしは落ち着き、まずは傷の確認をした。
さすがに顔や見えるとこに目立った傷は無かった。
ただ服に隠れてる部分はあちこちが痛かった。
そんな痛みより殴られた事で過去の暴力を思い出し手足が震えてた。
痛みより怖さが大きかった。
あたしはしばらく放心状態で座っていた。
何で頑張ってもこんな目に合うのか…
やっぱりあたしは幸せになれない…なっちゃいけないのか…
克服すべく頑張り周りに支えられ徐々に癒されてきた心の傷をこじ開けられた思いだった。
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