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叱らない・怒らない育児の結果って
🔥理沙の夫婦生活奮闘記😤パート2️⃣😸ニャ~ン
義母の愚痴です。皆さんも聞かせてください。

🍸色恋🍸

レス121 HIT数 19248 あ+ あ-

塩ちゃん( ♀ iThM )
10/07/04 12:18(更新日時)

騙し騙され
大金が舞うこの世界で

私はあなたと出逢ってしまった

出来るなら
違う場所で
違う形で出逢いたかった

色恋営業してたつもりだったのに…

気づいたら

私の方が

あなたにハマってたんだ―…

No.1298217 10/04/15 18:28(スレ作成日時)

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No.1 10/04/16 01:13
塩ちゃん ( ♀ iThM )

18の夏―…

夕方の駅前ロータリー


疲れたヒールの足に
両手には大量のショップ袋


「はぁ~
今日は買い込んだぁ…
電車乗るのダル…」


買い物をひととおり楽しんだ私は、駅に向かって歩いていた


足早なオレンジ色の雑踏の中で

私はスーツ姿の男にいきなり声をかけられた…


「ねぇ、君!
ちょっとちょっと

夜の仕事…興味ない?」


スカウトだった

No.2 10/04/16 01:26
塩ちゃん ( ♀ iThM )

うわ…
うぜえ…


私は最初
そのスーツ姿の男を完全無視した

目も合わせず早足に通り過ぎた

ここで足を止めたら
面倒くさい事になりそうだったから…


だけどこの時代

風営関係の
“迷惑行為防止条例”
なんて法律もユルく

駅前には
キャッチ スカウト上等の如く

この男も同様で


男は私を、獲物を狙うハンターのような目でギラギラ見つめながら

必死で話しかけてきたんだ



…しつこかった(笑)

No.3 10/04/16 01:41
塩ちゃん ( ♀ iThM )

「キャバクラのスカウトです

少し話聞いてもらえないかな…?

3分だけでいいから」


早歩きする私の隣で
男は必死にピッタリくっついて同時に歩く


無視してたらしまいには
勝手にペラペラ話始め


今どんな仕事してるのとか
可愛いから時給のせるとか

気づいたら50メートル位
ついてきてるし…

No.4 10/04/16 02:17
塩ちゃん ( ♀ iThM )

しつこいナンパやキャバのスカウトには、今まで何回も遭遇した事がある。

こんな時の対処方法は

“電話をするフリをして
目も合わせず
ひたすら早歩き!!”

コレに限る。

そうすれば大抵の男は
取り残された状況にあきらめ後追いを辞めるのだ。


私はポケットに入ってる携帯を取り出した。


だけど

相手もそれに気づいたのか


―グイッ


いきなり私の手首を掴んできた

そして目の前に立ち
無理やり足を止めさせたのだ…


男に掴まれた手首が痛かった

「ちょっと何
あんた強引すぎ💢
警察呼ぶかんね!?」

その声に反応して
男はパッと私の手首を放す


「あ…つい
ごめんなさい!!


でもほんとにッ

ほんとにッ


君が可愛いからッッ」


スカウトの男の目には
じんわり涙が滲んでた

超必死な目

男の真剣な顔に思わず気が抜けてしまった



何だこいつ…
(゜Д゜;;;)

No.5 10/04/16 02:35
塩ちゃん ( ♀ iThM )

立ち止まった機会に男をまじまじと見た

細身のスーツ姿に
金髪坊主頭

背は低く
モンチッチみたいだ


25歳位だろうか…

だけど目力があり
瞳の奥は何かギラギラと燃えている感じ

私は不思議そうに
その男の瞳をぼんやり見ていた


「強引に失礼しました

俺、夢中になると
場とか空気が読めなくなるっつうか…

…ほんとスイマセン

足を止めてくださった事に感謝します

あの…俺、
こういう者です」


男は懐から名刺を取り出し差し出してきた


―BLUE BARD―

店長
江崎 大

エザキ ダイ

No.6 10/04/16 11:17
塩ちゃん ( ♀ iThM )

ぶるーばーど…
青い鳥か…

何だかキャバクラにしては、爽やかな名前だな


「君ならきっと稼げる!

1日体験だけでも
来てみないかな?」


「…考えときます」


私はしばらく名刺を眺めると、ポケットにそっとしまった


「お金…好きでしょ?」


モンチッチはサラっと聞いてきた

何てストレートな質問だ

私はモンチッチの質問に
少し戸惑ったが


「そりゃ…もちろん」

そう答えた


それを聞くとモンチッチは
私の目をまじまじと見た後、いきなりニカッと笑い

「連絡待ってる!
24時間OKだから!
よろしく!」

そう行って私の手を取り、握手をしてきた


サッと人混みの中に消えていったモンチッチの後ろ姿を見ながら

「忙しい人だなあ…

キャバクラねぇ―…」

私はぼんやり
呟いていた

No.7 10/04/16 11:37
塩ちゃん ( ♀ iThM )

仕事熱心で
人懐っこい性格で
頼りがいのあるやつ

BLUE BIRDの店長

私の運命を大きく変えた第一人者

これがモンチッチこと
大ちゃんとの出会いだった


―後で聞いた話…

大ちゃんはあの日
ダイヤモンドの原石を見つけたと感じたらしい

なんだか
ベタな台詞だよね

この子は絶対
うちのお店の即戦力になってくれるって直感したんだってさ…

しかも

なぜか
私から連絡が来るって確信があったみたいで

これまた不思議

私はこの日大ちゃんと出会ってなかったら

今頃、どんな日常を送っていたのだろう…

今になってふと、思う

No.8 10/04/16 11:57
塩ちゃん ( ♀ iThM )

私は当時
高校を卒業してやりたい事も見つからず

かと言って就職も進学もせず、なんとなくフリーターをしていた

ファーストフードでバイトしたり
派遣のスポットスタッフに登録して働く日常…

特に可もなく不可もなく

適当に生きてた


中学から付き合ってた地元の彼氏は、受験を機に去年の冬に自然消滅

名門大学に進学したんだってさ…

周りの友達も少しずつ
新しい道に進んで


私は何してるんだろう


この日は気分転換に
バイトで稼いだお金で
思いっきり1人で買い物をしてみたのだ

No.9 10/04/16 12:11
塩ちゃん ( ♀ iThM )

ガチャ

「ただいまー

…って誰もいないか」

鍵をあけると
家の中は静かだった


私は二階の自分の部屋に行き、荷物を置くと
そのままリビングへ降りた

キッチンテーブルに目をやる

そこには二千円札と
小さなメモ用紙が置いてあった



愛華へ

悪いけど夕飯これで適当に食べて下さい

お母さん夜勤だから
朝に戻ります



看護婦をしている母親からのメモだった

No.10 10/04/16 12:29
塩ちゃん ( ♀ iThM )

私は出前でもとろうと思い、電話機の下にあるピザなどのチラシを広げて眺めていた


RRRRR……


電車が鳴った


ガチャ

「はい岡本です」

受話器を取ると
父だった


『もしもし…
俺だけど…愛華か?
母さんいるか?』


「お母さんは夜勤だよ」


『そっか…
お父さん仕事が長引く事になっちゃって

帰るの来月になるって
お母さんに伝えてくれ』


「わかった」


『じゃあまたな
戸締まり気をつけろ』


プッ

ツーツーツー


転勤や出張で忙しい
父からの電話だ

相変わらずだった

No.11 10/04/16 13:07
塩ちゃん ( ♀ iThM )

医療機器の研究開発と
営業もこなすMR職の
多忙な父

看護婦長で
しっかり者の母

きっと出逢いは
病院とかだろうね


そんな2人の間に
産まれたのが

真也と愛華


真也は私の二つ上の兄

今は大学に行っていて
一人暮らしをしている


医者を目指している兄は昔から出来が良く
両親からも可愛がられていた

昔からお兄ちゃんと私は

事あるごとに比べられてたっけ…

No.12 10/04/16 13:20
塩ちゃん ( ♀ iThM )

「そういえば二千円札って初めて見たなぁ…」

当時二千円札は発行されたばかりだった


私はキッチンテーブルの上に置かれた、その見慣れないお金を手に取ると


「なんか食欲
失せちゃった」

そのまま二階へ上がり
自分の財布へしまった


今日は買い物しすぎた

一気に寂しくなった財布の中に

少しの収入

私はそのまま疲れて
いつの間にかベッドで
朝まで寝てしまった

No.13 10/04/17 10:34
塩ちゃん ( ♀ iThM )

次の日の夕方

私はいつものようにファーストフードのバイトに行った


「愛華おはー!!」


更衣室に入ると
同じバイトの先輩
みなみさんが手をブンブン振って挨拶してきた


「おはようございます~
なんか良いことありました?
機嫌良さそう」


私は自分のロッカーを開け
着替え始める


みなみさんは私の隣に来ると、そっと小声で耳打ちしてきた


「えへ

あのね
実は来週の土曜日
合コンあるんだけどッ

バイト終わったら一緒に行かない…?」


「えっ…
合コンですかッ?!」

No.14 10/04/21 04:25
塩ちゃん ( ♀ iThM )

「まぁ合コンてゆっても…

相手メンバー、
若くないんだけどね」


「え…」

(若くないって…
まさかオッサン相手…?)


とまどう私をよそに
みなみさんは必死に哀願してきた


「だけど愛華にとっても
絶対得する話だから!!

暇なら行こう!!
ねッ!?お願い!!

ボランティアだと思って
協力して!!><」


「はぁ…」


私はみなみさんの必死の説得に圧されてしまい、渋々了解してしまった

この時

みなみさんが
オッサン相手の合コンに
どうしてこんなにも必死になっていたか

理由は
後にすぐわかった―…

No.15 10/04/21 04:45
塩ちゃん ( ♀ iThM )

―土曜日―…


「すご~い!!
高級フレンチのフルコース!!
初めて食べますぅ」


そこにはキラキラと目を輝かせるみなみさんの姿があった


場所は
地元ではかなり有名な
ビル最上階の高級レストラン


何だかすっごく大人っぽくて綺麗なみなみさんのお友達が2人

プラス

…そして
なぜか私の姿も


真っ白なクロスが掛かったやけに長いテーブルには、グラスに注がれた赤ワインと、ちょうど前菜のディッシュが運ばれてきた所だった


そのテーブルを挟んだ目の前には

いかにもセレブっぽい紳士が私たちと同じく5人
並んでいた

  • << 19 【訂正✂】 >いかにもセレブっぽい紳士が私たちと同じく5人 ↑ 4人の間違いでした💦 ごめんなさい🙇 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー …はじめまして 今更ですが主デス。 m(__)m もし1人でも読んでくれてる方がいましたら、この場を借りて予めお詫びしておきます💦 私小説初めてで、しかもミクル自体初心者なもので…; 話が進むうちに 誤字脱字.書き間違い等が結構目立ってくると思います💦 こんな駄作ですが どうか長い目で見ながら、最後までお付き合いいただけたらと思います >< 質問や感想 時には苦情などもお受け致しますので、何かご指摘がありましたら遠慮なくお申し付け下さい💦 失礼しました🏃🏃🏃

No.16 10/04/22 02:56
塩ちゃん ( ♀ iThM )

少し緊張気味の私に
みなみさんがコッソリ耳打ちしてきた


「言い忘れたけど
私の友達のあの二人、
現役キャバ嬢だから

この男の人達は
お客さんみたいよ

しかも上玉のね」


(えぇぇ~
なんか場違いな所に
来ちゃったよ~)


みなみさんはニッコリ笑って付け加えた


「このオッサン達
お金持ちみたいよ

うちらもおこぼれ
もらっちゃお💕」

No.17 10/04/22 03:02
塩ちゃん ( ♀ iThM )

なんか気まずい…

というか

かなり居づらい…


みなみさんの友達だというキャバ嬢2人は、いかにも場慣れたした雰囲気でお喋りを楽しんでいる

そこへみなみさんもキャピキャピしながら加わって

(しかも馴染んでるし)


私はひたすら相槌を打ちながら

時には愛想笑いして

もくもくと料理を口に運ぶのが精いっぱいだった…


(うわ~ん
帰りたい;;)

No.18 10/04/22 03:12
塩ちゃん ( ♀ iThM )

40代半ばのセレブなオジサン達相手に一体何を話せというのだ

しかも友達でもないキャバ嬢2人交えて


私は、何を企んでるのかよくわからないバイトの先輩に半ば強引に連れてこられた

人数合わせ要員
ただそれだけ


トイレ行くフリして
逃げようかしら

KYだろうがそんなの知ったこっちゃない

私は
一般ピーポーですからッ


「ちょっと失礼」
そう言ってトイレに立とうとした

その瞬間―…


「ねぇ君、可愛いね
君もどこかのお店?」


目の前のオジサンに
急に話しかけられた

Σ(´Д`||)

No.19 10/04/22 03:33
塩ちゃん ( ♀ iThM )

>> 15 ―土曜日―… 「すご~い!! 高級フレンチのフルコース!! 初めて食べますぅ」 そこにはキラキラと目を輝かせるみなみさんの姿があった… 【訂正✂】

>いかにもセレブっぽい紳士が私たちと同じく5人


4人の間違いでした💦
ごめんなさい🙇

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

…はじめまして
今更ですが主デス。
m(__)m

もし1人でも読んでくれてる方がいましたら、この場を借りて予めお詫びしておきます💦

私小説初めてで、しかもミクル自体初心者なもので…;

話が進むうちに
誤字脱字.書き間違い等が結構目立ってくると思います💦

こんな駄作ですが
どうか長い目で見ながら、最後までお付き合いいただけたらと思います
><

質問や感想
時には苦情などもお受け致しますので、何かご指摘がありましたら遠慮なくお申し付け下さい💦

失礼しました🏃🏃🏃

No.20 10/04/22 03:50
塩ちゃん ( ♀ iThM )

席を立とうとして半分浮かせた腰を、私はさりげなく椅子へ沈めた


「いや…あの…私は

どこのお店と聞かれたら
しいてゆうならマックですかね…アハ💧」


急な質問に
なぜかしどろもどろ


「え?マック?」


オジサンは不思議そうな目をしていた


そこへキャバ嬢の1人が
助け舟を出してくれた


「この子はみなみのバイト先の子なんだよ~

あ、みなみは私の地元の友達なんだけどね

この二人マックで働いてるんだよ~
偉いよね~

えっとぉ
愛華チャンだっけ?
いくつなの~??」

No.21 10/04/22 04:01
塩ちゃん ( ♀ iThM )

「あ…18です」


私は自分の歳を答えた

その途端


「えーッ
超若いんだけど!!!」

「うっそ~
大人っぽいね!!」


キャバ嬢2人が
目を丸くした


「へ~
見えない見えない」

「わ~10代かあ…
なんか新鮮だなぁ」

「今の子は大人っぽいんだな~」

「うちの娘と同い年だ」


オジサン達の視線が刺さる


なぜかその場がワッと
活気づいてしまった


「ちょっと社長~
新鮮てどういう意味よ」

「私らだってまだ24なんだから~」

「そうだそうだ👊」


キャバ嬢2人とみなみさんが男達に渇を入れ、その場で笑いが起こった

No.22 10/04/22 07:29
塩ちゃん ( ♀ iThM )

場が和んだおかげで、少しずつ打ち解けてきた


話して見ると
キャバ嬢2人も
社長連中も

みんなイイ人達だった


自分とは別世界の人達と過ごす空間

高級料理を堪能しながら談笑をする

不思議な感覚だったけれど、割と楽しめるものだった


それはオジサン達がいやらしさなく、地位や名誉もある紳士的で人間味のある良い方ばかりだったからだと思う


(この場を
「合コン」と呼ぶには
少し疑問が残ったけれどね…)

No.23 10/04/22 07:47
塩ちゃん ( ♀ iThM )

「御馳走様でした~」


ひととおり楽しんだ後
私達はレストランを出た


キャバ嬢2人はいつの間にか、それぞれのペアの相手と腕を組んでいた

これから同伴だという


残ったのは
みなみさんと私…
そしてオジサンが2人…

これからどうする?
とか聞かれちゃったらどうしよう…
(´・ω・`;)

私は一人
そんな事考えていた


しかし

そんな不安は
アッサリ吹き飛ばされた


「今日はありがとう
楽しかったよ

これ、少ないけど
お車代ね」


オジサンはそう言うと
私とみなみさんに
諭吉をそっと手渡した

No.24 10/04/22 08:10
塩ちゃん ( ♀ iThM )

(えぇぇΣ

これって何よ
何のお金だよ

お車代って何??

これを受け取ったら
いくら爽やかな食事会だったとしても

…援交じゃん)


ぐるぐると頭の中で色々な事を考えながら

私は手に諭吉を乗せたまま固まってしまった
(笑)


しかしその隣では

みなみさんの黄色い声


「わぁ💕
ありがとうございます」


みなみさんはそう言うと、すぐにお金を胸元にしまった


「マックのお仕事頑張って
私達は帰宅するよ
それじゃ」


オジサン2人はそれぞれ簡単に挨拶すると、タクシーで爽やかに走り去った

そして
キャバ嬢ペアの4人組は
ネオン街へ消えていった


(恐るべし…

やっぱり別世界だ💧)

No.25 10/04/22 08:35
塩ちゃん ( ♀ iThM )

みなみさんと私は
とりあえず並んで歩き出した


「愛華ッ
今日はありがとね~
気使ったでしょ
ごめんね??」


「本当ですよ~😥
まぁ良い人達だったから良かったけど…
ちょっとビックリしたよ」


私は歩きながら
先程もらった一万円札を財布へしまう

二千円札一枚しか入ってなかった私の財布…

それがいきなり
一万二千円に変化したのだ

とても有り難い

よし、うん
コレは素直に受け取ろう
(笑)


「キャバ嬢ってすごいね

みなみさんのお友達
超キレイでしたね

一体いくら稼いでるんだろ~」

No.26 10/04/22 08:54
塩ちゃん ( ♀ iThM )

それを聞いて、みなみさんが口を開いた


「キャバ嬢って華やかそうに見えるけど、実際は超大変な仕事だよ?

あの子らも今
かなり頑張って店のナンバー上位キープしてるけど

今日みたいなイイお客さんばっかりじゃないし

店からはプレッシャーかけられるし

営業メールとか営業電話
めちゃしんどいし…」


「ふーん…
そうなんですか

てか
なんかみなみサン…
私と同じマック店員なのに、キャバ嬢事情やけに詳しいね

なんかまるで自分が働いてたみたいな言い方」

No.27 10/04/22 09:01
塩ちゃん ( ♀ iThM )

私の言葉に
みなみさんがギクッとしたのが見て分かった


「アハハ💧
まぁ~…
私も…
実は…

元キャバ嬢だからね」


「えー😲😲😲
まじですかー??」


「ハタチまで私もあの子達と一緒に働いてたんだ

てか実は今も
月1とかでヘルプに行ったりしてるんだけども
(笑)」


「えぇー😲😲😲
二度ビックリなんですケド!!」

No.28 10/04/22 09:21
塩ちゃん ( ♀ iThM )

みなみさんは普段なら絶対話さないような事を、少しずつ私に話してくれたのだ


みなみさんの話を
簡単に説明すると―…


まず
みなみさんは
実はバツイチで子供がいるらしい

ハタチで産んで
結婚を機にキャバを引退

しかし後に離婚

相手は黒服のボーイさんだったみたい

今思えば
将来性のない結婚で
若気の至りだったとか


今は子供の為にも昼のバイト(マック)で働いてるけど

月1はお金の良いキャバに出勤してるんだって

子供がいるのに
ママなのに
完全にお水を卒業できてない自分が情けないって…

深刻そうに話す
みなみさんが少し切なそうに見えた


…てゆうか

キャバで働く
その月1回の給料は

なんとッ

マックの3~4日分の給料と等しいらしい


(まじかよ…)

No.29 10/04/22 09:45
塩ちゃん ( ♀ iThM )

「あのオジサン達
いつも帰り際にチップくれるんだって

今日の私はそれ目的だったんだけどね(笑)

でもね
あの席に愛華を呼んだのは、愛華が絶対オヤジウケしそうなタイプだなって思ったから…

ぶっちゃけ愛華ってキャバ向いてそうだよね」


私はみなみさんの意外な言葉に吹き出しそうになった


「え~そうかなぁ💧

まぁ…この間も強引なスカウトに引っかかっちゃいましたけどねぇ」


「え??まじで(笑)
名刺もらった?

もらったなら
見せて見せて~」


私は財布に入れっぱなしにしてあった、先日のモンチッチの名刺をみなみさんに渡して見せた


みなみさんは
その名刺を見た途端
テンション高めに叫んだ


「うわッ懐かしい!!
大ちゃんだ!!

コイツ店長になったんだ~
出世したな~」


世間は狭い

…というか

夜の業界は
横の繋がりが
濃いらしい

No.30 10/04/22 09:53
塩ちゃん ( ♀ iThM )

「大ちゃんのお店なら
間違いないよ!

コイツ若いのにやり手で
昔から仕事熱心で信頼できる奴だった!

まぁ愛華がキャバやるかどうかはわからないけど
(笑)

…あぁッ
てかもうこんな時間💦
チビ待ってるから急いで帰らなきゃ!
それじゃまたね~!!」


みなみさんはそう言って帰った


「キャバか…
キャバねぇ~…」


私はモンチッチにスカウトされたあの日のように

また呟いていた

No.31 10/04/28 06:22
塩ちゃん ( ♀ iThM )

家に帰って
部屋に入ると同時に
私はベッドにダイブした


―ボフッ


(今日は疲れた…)


うつ伏せ状態のまま
目を閉じた

先程の光景が
ぐるぐると頭の中を
フラッシュバックする―…


キャバ嬢の女の子の
綺麗な姿…


オジサンがくれた一万円…


「愛華はキャバ向いてると思うよ」

そう言ってくれた
みなみさんの言葉…


きゃばくら…
きゃばくら…
きゃばくら…


やってみようかな―…

No.32 10/04/28 06:42
塩ちゃん ( ♀ iThM )

お金がもっと欲しいし

この憂鬱な日常から
抜け出したい…


どうせ
夢も目標も無いし

やりたい事もないんだったら
いっそのこと―…


気づいたら私は
モンチッチの名刺を取り出し、電話をかけていた


PRRRR…PRRRR…


ガチャ


『はいもしもし』


「もしもし

先日駅前でスカウトされた者ですけど…

江崎さんの携帯ですか」

No.33 10/04/28 06:56
塩ちゃん ( ♀ iThM )

電話の向こうのモンチッチは
嬉しそうだった


『はい!江崎です!
連絡ありがとう!!

やってくれる気になったんですか?!
何でまた?!』


(テンションたけぇ…)


モンチッチの声があまりにもデカいので、私は受話器の音量を少し下げた


「知り合いの先輩が
江崎さんの事知ってて
安心できる店だって…」


モンチッチにみなみさんの事を説明したら、モンチッチも懐かしんでいた


私はとりあえず
体験入店を取り付けた


「来週の火曜日ですか…
わかりました

はい…はい…

失礼します」


ガチャ


来週の火曜日
BLUE BIRDに
1日体験に行く事になった

No.34 10/04/28 07:52
塩ちゃん ( ♀ iThM )

夜中の12時―…

こんな時間でも
私は家で一人だ


母は仕事で忙しい

だけど最近は
それだけじゃない

仕事でストレスが溜まってるのだろうか

母は最近
仕事意外では
友達との飲み会や
どこの誰となのかは分からないが、外泊も多くなっていた

おそらく
私が高校卒業して
手が掛かからなくなったという母なりの解釈をした結果だろうけど


父は母が喫煙者である事も、お酒が飲める事さえも知らない

私は昔からそんな二人を見て、ある意味仮面夫婦だと思ってやり過ごしていた


まぁ別に
それはどうでもいいんだけど


(お兄ちゃんの様子はちょくちょく気にするくせに…)


今日のキッチンテーブルには
コンビニ弁当とお茶の入った袋が置いてあった


愛華へ

夕飯これ食べて下さい
仕事いってきます


(仕事じゃないくせに)


「コンビニ弁当なんか買うなら金置いてけよ…」

No.35 10/04/28 08:20
塩ちゃん ( ♀ iThM )

家の中がこんな感じだから
私がキャバを始めても
きっと誰も気づかない…

仮に母が気がついても
きっと何も言わないだろう

てゆうか
言えないだろうし


まぁその前に
私には無関心だから
気にも止めないのかも
―…


今まで私は
親に刃向かった事も
グレた事も無かった

別にこれくらい
いいよね…?

悪い事するわけじゃないし、
立派な仕事だし






―今考えてると

あの頃の私は
18歳にしていながら
遅くきた“反抗期”
だったように思う

きっと
もっと注目してもらいたかったんだと思う

もっと
親に構ってもらいたかったんだと思う

キャバクラという道に
進もうとしてる事を


心のどこかで
親に止めてもらいたかったし

叱って欲しかった―…

No.36 10/04/28 08:40
塩ちゃん ( ♀ iThM )

―日曜日―

私はみなみさんの家に
初めてお邪魔した


みなみさんは私がキャバの体入に行く事に驚いていたけど、色々協力すると言ってくれた

この日は
キャバを始める前提で
みなみさんから着なくなったドレスを何着かもらえる事になったのだ


「この中から
好きなのもってってね

全部でもいいけど(笑)」


みなみさんは
市営住宅に住んでいる

スッピンで赤ちゃんを抱きながら話すみなみさんは、どこにでもいるような優しいママの姿だった


「いいんですか?
ありがとうございます
助かります~」


私はみなみさんが
フィーバーしていた時期に着ていたという(笑)
ピンクとオレンジとブルーの
三着のドレスを貰った


それから簡単に
キャバの仕事内容や
お客さんへの営業の仕方
などを教わった


「なんか今から
緊張してきた…」


少し不安そうな
表情をする私に


「愛華なら大丈夫よ
堂々としてなさい

火曜日、頑張ってね
初出勤応援してるから」


みなみさんは
背中を押すように
励ましてくれた

No.37 10/04/28 09:03
塩ちゃん ( ♀ iThM )

そして火曜日―…


私はモンチッチと繁華街の入り口にある、小さな喫茶店で待ち合わせをした


「お久しぶり!
来てくれて嬉しいよ!

ぶっちゃけバックれられたらどうしようと思って不安だった
(笑)

あ!俺のことは
大ちゃんて気軽に
呼んでいいから!

じゃあ面接はじめっか!」


やはりテンションが高い大ちゃんは、仕事の流れやお酒の作り方などをひととおり説明した


みなみさんから教わって予習しておいて良かった

キャバクラには
色々な専門用語がある


氷の呼び方はアイス
水はミネ
乾きものはチャーム

お客さんのグラスは
ゲストグラス
女の子のグラスは
レディースグラス…

その他に
手で円を作って
灰皿の合図

絞るしぐさで
お絞りの合図etc―…

No.38 10/04/28 09:14
塩ちゃん ( ♀ iThM )

大ちゃんは
初キャバの私に対して
とても教育熱心だった


お客さんの席に着く時
必ず笑顔で一礼する事

座り方はお尻を浅く
背筋を伸ばし
斜め45度を意識する事
などなど…


喫茶店だというのに
自ら立ち上がって実践して見本を見せてくれたりして…

スゴい熱い男だなあって思った(笑)


次に時給と指名バックの
説明がされた


「うちの時給はスライド制で、頑張れば頑張っただけ時給が増えるから!」


大ちゃんはイキイキと話す


その間
約2時間…(笑)


当たりがオレンジ色に染まってきた頃

私と大ちゃんは
ようやく喫茶店を出た

No.39 10/04/28 09:30
塩ちゃん ( ♀ iThM )

私は大ちゃんに
メイン通りにある大きくて
綺麗なビルに案内された

そこの3Fが
BLUE BIRDだ


エレベーターに乗り込んですぐ、大ちゃんがいきなり叫んだ


「うわっ!!!
いっけねぇ!

愛華ちゃん
ヘアメイク忘れた!!」


どうやら大ちゃんは
話に夢中になって
私の髪のセットの予約を
忘れたらしい(笑)


「うちのお店は専属のスタイリストいるんだけど…

ちょっと出勤遅れちゃうけど今からヘアメイク入ろっか…?」


大ちゃんは申し訳なさそうに聞いてきた


「あ…確かに

でもストレートじゃダメなんですか?

もし決まりがないなら
私は頭をデカく盛るよりストレートが良いな…

ほら、個性もでるし」


私は冷静に聞いた


「おお!そっか!
逆にストレート新鮮だな!

いいよいいよ!
髪については決まりないから!

愛華ちゃん良いね!
君のそういう考え好きだよ!」



…ぶっちゃけ

セットすると帰宅後
髪の毛洗うのが大変そうだと思ったから

なんて

そんなこと
口が裂けても言えない
…(笑)

No.40 10/04/28 10:05
塩ちゃん ( ♀ iThM )

店の中は
想像したよりも
かなりゴージャスだった

箱の大きさも内装も
全て一流だ…


大きなシャンデリア
胡蝶蘭が生けてある坪
中央には小さな噴水
ガラスばりで砂の入った
地面―…


(すご…
まるで女帝の世界…)


私はキョロキョロと店の中を
見回しながら歩いた


店の奥に目をやると
周りよりも一段高くなっていて
スモークガラスで覆われた
個室がある

VIPルームだ


青色に光る
羽を広げた鳥の
大きな壁ライトの下で

誰かが座っているシルエットが
スモークガラスの中でも
ぼんやり見えた


ガチャ


大ちゃんが
VIPルームのドアを開けた


「代表!
スカウトした子
連れてきました!」

No.41 10/04/28 10:44
塩ちゃん ( ♀ iThM )

大ちゃんに促され
私もVIPルームに入る


そこには
スモークガラスで
挟んで見るよりもっと
青々しい大きな鳥が
眩しく羽ばたいていた


青い光の中央には
白くてふかふかのソファーに
堂々と座る男


「こちらは
系列の総合代表
川島さんだよ
社長ね

ここら辺の界隈だと
BLUE BIRD…
うちの店ね

あとは~
RED PHOENIX
GOLDEE EAGLE
CLUB PEACOCK…

系列が3店舗あるよ」


大ちゃんに紹介されると
私はその男の目の前に立ち
挨拶をした


「は…はじめまして
前田 愛華といいます

源氏名も愛華で
やらせて頂きます」

  • << 49 【訂正✂】 >>41 どうでもイイ事ですが 主人公の本名 前田 愛華ではなく 岡本 愛華でした💦 訂正ばかりでスイマセン

No.42 10/04/28 11:03
塩ちゃん ( ♀ iThM )

男はワインを飲みながら
ゆっくり私の方を見た


男と目が合う


60歳位だろうか

失礼だけど
結構年いってる感じ


男が口を開いた


「愛華ちゃんね…
よろしくね

いきなりだけど

愛華ちゃんは
何の鳥が好きかな?」


…(゜Д゜)


は?


鳥…?


なんで鳥…?


私は男の質問に
戸惑った

No.43 10/04/28 11:18
塩ちゃん ( ♀ iThM )

「とと…鳥ですか
私は…えと

アヒルが好き…です」


あたふたしながら
答えた


鳥なんて詳しくない

好きな種類なんて
いないし…
むしろ分からない

私は最近CMで見かける
アヒルをキャラクターに使った
某保険会社のCMが
思い浮かんだので

とっさに
適当に答えたのだ


代表は笑う


「はっはっは
アヒルですか

確かに鳥だ
高く飛べない奴だけど
可愛い鳥だね」


どうリアクションしていいのか分からない私に、代表は話を続けた


「ボクの趣味は
バードウォッチングなんだけどね

まぁそんな事は
どうでもいいとして


ボクはね…今
最高の店づくりを
目指している


学歴も関係ない
実力主義のこの業界で
いかに女の子が
華麗で優雅に
羽ばたけるか…


君だってそう
今は可愛いアヒルの子かもしれないけど

もしかしたら…
いつか白鳥のように
化ける時がくるかもね」

No.44 10/04/28 11:27
塩ちゃん ( ♀ iThM )

「おっと

アヒルが好きな子なのに
こんな事言ったら
失礼だったかな
はっはっは

頑張ってくれ
では期待してるよ」


代表はそう言うと
VIPルームを出て
帰っていった


ポカーンとする私
(・Д・)


大ちゃんは
そんな私を見て言った


「うちの代表
ちょっと変わってるけど…

すごくキャスト想いで
黒服にも優しくて

かなりリスペクトできる人なんだ

ああ見えて昔は
ここら辺一帯では
かなり有名なホスト

それを経て
今はキャバ経営のドン

スゴい人なんだよ」


なんだかよく分からないけど…

あの代表
スゴい人だって事は
確かだ…

(色んな意味で)

No.45 10/04/28 11:57
塩ちゃん ( ♀ iThM )

RED PHOENIX
赤い不死鳥…

GOLDEN EAGLE
黄金の鷲…かな?

CLUB PEACOCK
クラブ…何だろ?


確かに
このお店も
系列店の3つも
なんか鳥の名前っぽい


(代表…
どんだけ鳥好きだよ✋)


オープン前のミーティングで
私はぼんやりそんな事を考えていた


ミーティングの後半で
大ちゃんがキャスト達に
私を紹介してくれた


大ちゃんのマイクが
店に響き渡る


「今日1日体験の
愛華ちゃんです!

みんな、愛華ちゃんは
キャバクラ初めてだから
色々教えてあげてね!

テーブルでのフォロー
よろしくね!」


「あ…
はじめまして愛華です

宜しくお願いします」


私は控えめに挨拶した


女の子は
50人位だろうか…

大勢のキャスト達が
私を見る


『お願いします~』


一気に挨拶が
返ってきた


(うわあ~
綺麗なヒトばっかり😫)


夜8時

こうして
BLUE BIRDは
オープンを迎えた―…

No.46 10/05/01 16:01
塩ちゃん ( ♀ iThM )

私は知らなかった


このBIRD系列は
この業界ではめちゃめちゃ有名な大型店舗だって事

大金をかけた店構えと
引き抜きもしてないのに有名店の有名嬢が自ら集まった事もあり

OPEN当初は
一部週刊誌や深夜番組などのメディアにも騒がれた程だ


初キャバでこのお店に来る子はめったにいない

みんな歴5~6年の
ベテランさん達ばかり…

体験入店ながら
私は早くも浮いていた

No.47 10/05/02 09:14
塩ちゃん ( ♀ iThM )

OPENして間もなく
何組ものお客さんが流れるように入って来た


それと同時に
ボーイが女の子を呼び
呼ばれた女の子(キャスト)は、
お客さん(ゲスト)のテーブルに
次々と案内されて席に着く


「わ~🎵
久しぶりだねっ」

「〇〇さ~ん
会いたかったあ💕」

「来てくれたの⁉
嬉しい~」


先程まで待機席で
無表情で携帯をいじっていた女の子達―…

お客さんの前に行くや否や、
明るい笑顔へと一変した


(女優だ―…)


私はその流れをじっと
待機席で観察していた


しばらくすると
私の名前も呼ばれ
席に着く事になった

出番が来た


(緊張する…)


ボーイは私に
手早く説明した


「愛華さん
18卓に案内します
2名様です

ピンクのシャツの方が
リナさん指名

愛華さんは
フリー側に回します

最初だけど頑張って

では行きましょう」

No.48 10/05/02 09:37
塩ちゃん ( ♀ iThM )

「失礼しま~す
女の子入りま~す

愛華さんです

今日入りたての
新人でございます」


ボーイさんに紹介され
私はbox席の前に立つ


「いらっしゃいませ
初めまして
愛華です

お隣失礼します」


私は一礼すると
席に着いた


前方には
リナさんという女の子

黒いドレスに身を包んだ
オラオラ系のお姉さん


その隣には
リナさんの指名客

ピンクシャツの似合う小太り男性


私の右にはフリー客

そのM男君の同僚っぽいが
まあどこにでもいそうな普通のサラリーマン


記念すべき
初の席の様子は
だいたいこんな感じ

No.49 10/05/02 09:56
塩ちゃん ( ♀ iThM )

>> 41 大ちゃんに促され 私もVIPルームに入る そこには スモークガラスで 挟んで見るよりもっと 青々しい大きな鳥が 眩しく羽ばたいていた … 【訂正✂】

>>41

どうでもイイ事ですが
主人公の本名

前田 愛華ではなく
岡本 愛華でした💦

訂正ばかりでスイマセン

No.50 10/05/02 10:22
塩ちゃん ( ♀ iThM )

リナさんはメニューを見ながらピンクシャツの男に


「ねぇ、フルーツ食べたい」


さらっと言った


「あ…うん💖
リナちゃん食べたいなら頼んでいいよ💖」


「ありがとう
さすがポチくん」


見た通り
男はやっぱりMだ

ポチって呼ばれてる…


イイ歳した大人が
ポチって呼ばれてる…


私は席に着いてそうそう
そんな2人のやりとりを見て、吹き出しそうになった

こういう光景ってキャバだから見れるのかな


(ヤバい
なんか楽しそう
ワクワクしてきた…)


「君も何か飲めば」


右側の男が
話しかけて来た


(ピンクシャツがM男なら
この人は一体どんな
キャラなのだろう)


「良いんですか⤴
ありがとうございます
ご一緒に頂きます」


リナさんが
ボーイさんを呼んだ


「お願いしまーす」


ボーイさんが来る


「フルーツ盛りと
愛華ちゃんのドリンク」


リナさんが
私にメニューを見せる


「カシオレでッ」

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