心が壊れていく…

どうぞ

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【登場人物】

美香　………　30歳

スーパー店員。
恋愛経験は夫だけ


大地　………　35歳

会社員。
美香の夫。

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■バスルームに閉じこもり、美香はカッターの刃を手首にあてた。

「消えたい。居なくなりたい」


涙が止まらない


バスルームに近づく大地の足音


「今しか無い」


するどい痛みと共に

意識が遠退いていく……


美香には久々の安堵の瞬間だった

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■酒に酔うと暴れる大地……結婚するまでは優しい彼の姿しか見えなかった。

酒に酔いながらも殴る場所は考えているらしい。

服で隠れる場所

結婚してからと言うもの、美香の体からアザが消える日は無かった。

逃げ出したくても、後が怖くて出来なかった。

誰かに相談したくても、美香には、それが出来なかった…

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■18歳で就職した職場の先輩が大地だった。

初めての彼氏

初めてのキス

初めてのsex……

美香にとって、それら全てが大地だった。


二十歳で結婚


他の男性になんて興味も無かった
当時は、一生このままでいいと思っていた。

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■出会い系サイト■

結婚8年目。
その頃、美香はスーパーでパートの仕事をしていた。


昼休み

「美香ちゃん、招待✉送ってもいい？無料ゲームのサイトなんだけど。面白いから、やってみなよ」

「えっ？でもゲームなんか、やらないし」


断る暇もなく✉が届いた

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■「美香ちゃんが登録するとポイントが貰えるんだ。だから、お願い！」

「分かったよ。登録するけど、多分やらないよ？」


これが、出会い系サイトの始まりだった。

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■数分後、そのサイトから✉が届いた。

【友達申請が届いています】

【伝言板に書き込みがあります】
【✉が届いています】

ハンパ無い量の✉に怖くなり、サイトを開いてみた。

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■【初めての✉】
顔も知らない相手から✉が届く。しかも異性から……
何件も来ていた✉のうちの一人に返信してみた。

「✉ありがとうございます。始めたばかりですが、よろしくお願いします」

すぐに✉が届く

「ありがとう😄よろしくな✋リンクしていいかな？」


こんな調子で何人かとサイトの中の✉をしてみた。

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■現実逃避。そんな言葉がピッタリの場所だった。

美香は段々サイトを覗く回数が増えて行った。

もちろん大地の前では携帯すら触らない様にしていたが……


美香にとっては新鮮な感覚だった。恋愛とは違う言葉遊び？

文字だけの関係。

そこに安心感を覚え、リアルな悩みを相談する相手も出来た。

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■サイト内で何度となく✉を交わすうち、直アドレスと携帯の番号が送られて来た。

それが、ノリだった。

美香より２つ年上のバツイチ。

サイト内のアバターをプレゼントしてくれたり、何よりマメな男だった。

✉をすれば必ず返してくれる。
落ち込んでいると優しい言葉の✉をくれる。


美香はノリに対して、いつの間にか恋愛の様な感覚を持ち始めていた。


そんな時の直アドレス……

つい交換してしまった。

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■美香✉「届くかな？」
　ノリ✉「初メールだね。ありが とう」

それからは毎日、何回も何回も✉を交わした。

お互いに写メを交換し、電話📱で話したりもした。


１ヶ月が経とうとした頃、ついに会う約束をした。

何回も断ってきた美香だが、ノリに会いたくなっていた。

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■平日昼間、デパートの屋上で待ち合わせた。たまたま美香もノリも休みの日だった。

駐車場の端の目立たない場所に車を停める美香

緊張しながらバックミラーを確認する


美香✉「着いた。」

ノリ✉「後ろの方に停まってる黒のワゴンだよ。出てきて？」


降りようとしたが無理だった。
こんなに緊張するなんて、自分でも驚いた。

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■✉の返事を出来ないで居ると、📱に着信。

ノリ「どしたん？おいで？」

美香「ごめん…緊張し過ぎて動けない」

ノリ「分かった。待ってな」


後ろから、ノリが歩いてきた。


助手席の窓をコンコンと叩き、笑顔で立っていた。


ロックをガチャッと解除した。

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■ノリ「こんにちは。乗ってもも平気？」

美香がうなずく

ノリ「やっと会えたな！なかなか了解してくれなかったけどな？」
そう言いながら美香の頭を撫でた。　


美香「緊張しないの？」

ノリ「してるよ！さっきから心臓バクバクしてる。触ってみ？」

手のひらをノリの胸に当てると確かに鼓動が早かった。

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■車内で、しばらく話したり音楽を聴いたり……

1時間位過ごした。

ノリ「さて、どうする？」

美香「…………………。」

ノリ「俺のこと嫌いなん？」

美香「ううん」

ノリ「じゃあ、いいね？とりあえず俺の車に乗りな」


ノリのワゴンに移動して走り出した。

車の中では、ずっと手を握られていて美香も徐々に緊張が溶けていた。

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■行き先はラブホテル……。

駐車場に車を停め、目隠しのカーテンを閉めた。

手を繋がれ中に入る

部屋のスイッチを押すノリ

美香は一言も話せない


エレベーターに入ると、突然　抱き締められキスをされた。

夫以外の人とのキス

長い深いキスだった。

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■エレベーターから降り、部屋に入った……

またキスをされた

ノリ「美香は可愛いね」

真っ赤な顔をしているのが美香本人にも分かった。身体中が熱い…
ノリの手が、服の間から入って来た。

胸を触られ、撫で回され……

思わず

「んっ……」と声が漏れてしまう

服を脱がされ

抱き抱えられてベッドへ


ノリ「いっぱい舐めてあげるからね」

手の指先、耳から足の指まで全身を舐められる

こんな丁寧な前戯は初めてだった

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■ノリの指が美香の中に入る…

ノリ「グッショリ濡れてるじゃん。感じてただろ？」

指が中で動くたびクチュクチュと音が漏れる

ノリの舌は美香の一番敏感な場所を舐め続けていた


ノリ「美香はいやらしいな」


自分でも濡れているのがわかる

ノリの舌と指で

美香は果てた……

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■「今度は俺のをしてもらおうかな」

手でノリの堅くなったものに触らされた

夫のとは大きさも形も太さも違う
「美香も口でくわえて」

言われるがままに口に含む

「上手いな……イカされそうだ」
ノリの息が激しくなる


突然、起き上がりゴムを着けるノリ


「入れるよ」

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■美香の中にノリが入ってきた

やはり大きくて、痛かった


動くたびに、美香の喘ぎ声が激しくなる


「美香、凄く締まってる。メチャメチャ気持ちいい」

指でイカされたばかりの美香は何度も何度も果てた


ノリは、自分がイキそうになるとスピードを緩め…また激しくなる

自分勝手な夫のセックスとは大違いだった。


長いプレイに美香の呼吸が追い付かなくなった頃

「うっ…美香、イクよ！」

ノリのがドクンドクンと出ているのを感じた

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■夫以外の人との初めてのセックス……その違いに驚き、初めて女としての快感を覚えた美香だった。


ホテルを出ると、レストランに連れていってくれた。

お洒落な店構え



何もかもが美香には新鮮だった


夕方、デパートの駐車場に戻り、ノリと別れた


帰りの車の中で届いた✉

「また会おうな！今日は、ありがとう。大好きだよ」


美香は幸せだった………

どこかに虚しさを感じながらも。


ノリとは、5回位会った後✉をするのを止めた。
ノリは、美香に夫との離婚を迫った。



美香はアドレスを変え、着信拒否にした。


それ以来、一度も連絡は取らなくなった。
サイトも、ブラックリスト登録をした。

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☆休憩中☆文章下手で申し訳ありません😢

• << 25 　横レスすいません🙇 　そんな事無いですよ😊大変でしょうが頑張って下さい。

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>> 23 愛香さん、初めまして。
こんばんは😃

そんなことないですよ。
読ませていただいてます😃

レスしまいと思ってましたが、愛香さんのレスを見て思わずレスしてしまいました💦
感想スレを作って頂けるとありがたいです💕

最後まで読ませていただきます。
体に気をつけて頑張ってくださいね😃

お邪魔しました🙇

• << 26 ☆ありがとうございます😢 感想スレ……明日までには、建てさせて頂きます。

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>> 23 ☆休憩中☆文章下手で申し訳ありません😢 　横レスすいません🙇

　そんな事無いですよ😊大変でしょうが頑張って下さい。

• << 27 ☆ありがとうございます。誤字脱字もありますが…お暇な時に読んで頂けたら、有り難いです。

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>> 24 愛香さん、初めまして。 こんばんは😃 そんなことないですよ。 読ませていただいてます😃 レスしまいと思ってましたが、愛香さんのレスを見て… ☆ありがとうございます😢
感想スレ……明日までには、建てさせて頂きます。

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>> 25 　横レスすいません🙇 　そんな事無いですよ😊大変でしょうが頑張って下さい。 ☆ありがとうございます。誤字脱字もありますが…お暇な時に読んで頂けたら、有り難いです。

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なんだなんだ❓👀

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どんなに正当化しても浮気は浮気
どんな理由があろうがしょせんは後付け‼

俺はこの手の言い訳が大嫌い…







のはず…







でも…








まだ最後は分かりませんが美香さんにはノリさん以外の人と幸せになって欲しい…

勿論旦那以外で…


早く続きを…

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★感想用のスレがありますので、そちらへお願いしますm(_ _)m

更新遅いですが、マイペースでしか書けませんm(_ _)m

書きたいときに書いています

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■【消えない恐怖】ドメスティックバイオレンス……最近は良く聞く言葉。

美香の辛さを解ってくれる、いや解ろうとしてくれる人は少なかった。

「殴られるほうにも問題がある」
まるで

「いじめられる側も悪い」

加害者側の言い訳だ。


理不尽に殴られ、蹴られ………
その恐怖を美香は１人で耐えていた。

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■ある日の事だった。その日は、仕事が休みで家で昨夜　夫が割ったウイスキーの瓶のカケラを集めていた。

気を付けてはいたが、人差し指から血が滲んだ……

自然に涙が出てきた。突然、まわりの音が騒音に変わる…換気扇の音。遠くを走る車の走行音。美香自身の呼吸音。鼓動…あらゆる音が騒音になる。

とてつもない恐怖心

荒くなる呼吸

怖い！苦しい！


【パニック障害】


それが始まりだった

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■精神的な病……話には聞いた事はあるが、ピンと来なかった。

甘えているだけ。

そんな風に思っていた。

内科から心療内科を紹介され、医師から診断を下されても美香は信じなかった。

ただ、処方された薬を服用して居るうちに　あの症状は出なくなっていった。

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■辛い気持ちを吐き出す相手は、誰も居なかった。

「信じてもらえない。言っても恥をかくだけ」

美香の、そんな思い込みが　そうさせていた。

自分自信を責め、嫌い…どんどん追い込んでいった

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■サイトには、相変わらず行っていた。
ブログに辛い気持ちを吐き出すと、帰って来る優しい言葉

顔も知らない相手に励まされていた

【癒し】

美香には、サイトは　そんな存在だった

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■「写メが見たいな」「スリーサイズは？」

それでも、やはり出会い目的な✉は　たまに来る 無視していたが……

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