性癖、薬物依存、異常性格。 俺って何なんだろう。
ふと我に返り、天井の水滴を眺めながら何故、ここに居るのかを考えていた。
古い銭湯の湯船に浸かり、なぜ家が有るのに銭湯に居るのだろうか。
ようやく意識が戻り、妻や息子達を置いて家を出て来た事を思い出した。
やっぱり、まともな人間に成るって難しことなんだと溜め息をついた。
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4才の冬。
何も理解は出来ない年齢だが、不思議な出来事があった。
真冬の寒い夜。
母親に連れ出され、家をでた。
寒くて、空腹だったのを記憶に残している。
後に聞かされたのが、父親の浮気と駆け落ちだったらしい。
5才の春。
叔母の家に、身を寄せていた母親と私に来客があった。
父かたの叔父に連れられて、父親が来たのだった。
生まれ変わって真面目に成る。
もう一度、夫婦としてやり直してほしいと言ってきたらしい。
私に手土産の玩具を手渡された。
何も分からない私は、直ぐに父親の背中に乗り遊んでいた。
しばらくして、両親が元の夫婦生活に戻り、平和な時間が過ぎた。
私の住まいは、古民家の様な形式で、冬は隙間風が冷たく、隣家の話し声が聞こえるくらいの借家だった。
父親は、土木作業員ながら現場の責任者だったらしい。
普段は仕事熱心な反面、呑み・打つ・買うが当たり前の人だった。
今で云う、ちょい悪おやじで酒が大好きな人だった。
お気に入りの女が入ると飲み屋に入りびたりで口説いていたらしい。
私の母親。
若い時分の写真を見る限りでは、美人タイプと想像できる。
私に血縁の兄弟が居ない理由に、この母親の身体が弱かった節と、浮気者の父親が原因で直ぐに流産していたらしい。
今にして思うのが、兄弟が居ない事が良かったのか❓否か
後に、この母親を号泣させる息子に成るとは誰しも想像していなかった事でしょう。
古くさい病院の部屋。
母親に世話を受けながらの闘病生活。
子供ながらに、綺麗な看護婦さんに好意を持った記憶が残って居る。
父親は、一人暮らしで酒呑み放題。女を口説き放題。
母親の姉に成る叔母から、父親の噂が聞こえて来るが大丈夫なのかと病院にまで電話が来て居たらしい。
長い闘病生活からも解放されて、小学校に入学する事が出来た。
相変わらず、父親は仕事の帰りに賭け麻雀と飲み屋のフルコース三昧。
いつの間にやら、3年生を迎えていた私は、後に父親の遺伝子を引き継いで居る事を予感させる出来事を見つけてしまった。
学校帰りに道端に捨てられいた、ある本の中身を思い出し、自慰行為を自然に見つけてしまったのだった。
幼いはずの私だが、なぜか同級生の女の子よりも、近所のお姉ちゃんの股間を見て居るのが好きだった。
いまで云う、おかずだったらしい。
4年生の夏も過ぎた10月の事。
父親が帰って来なかった。
また、浮気相手との駆け落ちらしい。
狭い街中を噂話が広がり、母親と二人引越しをした。
学校でも、友達から父親の事を聞かれた。
何よりも、ショックだったのが
親友の叔母さんと、駆け落ちしていた事だった。
だが、その親友には助けられた事と、この歳に成る今でも連絡が有る事に感謝。
小学校も卒業式を迎えていた。
熱心な先生に恵まれ、勉強は駄目でも体育系の成績は良かった。
中学生。
なんだか、少しづつ大人びて形だけはカッコつけていた気がする。
廻りの女の子が、女らしく錯覚して見えた。
中学生活も慣れた頃。
引越しをした。
簡易長屋の4件続きの住宅だった。
隣り合わせには、街一番の悪徳3兄弟が住んでいた。後の893兄弟である。
私は、同級生の三男と遊んでいた。
タバコや万引きで遊ぶ、近くの高校生とトラブって楽しんでいた。
そんな生活が自然だった、二年の春。
初めて、彼女が出来た。A子と言った。
初めてのキス。
初めて、胸に触れた時のトキメキは記憶に焼きついている。
他校との喧嘩。
楽しくも有り、馬鹿馬鹿しくも思える1ページだった。
いつの間にやら。
校内の風紀係の先生から、呼ばれる事が多くなっていた。
その頃を振り返ると、なぜか893に成る同級生が多かったのは後の事である。
A子とは自然に消えてしまった。
隣りの相方だった、三男とも自然に離れて一人だった。
なぜか、私が事あるごとに主犯格に名前が上げられていた。
その頃は理由も分からずに、何故に自分ばかりが悪業の主犯呼ばわりされるのかは後に知った悪党顔にあった様だ。
近所に変わった家があった。
シングルマザーに、小さな子供が二人の家庭だった。
通りすがりに、声をかけられて家に上がる事にした。
中には近所の連中も来て居て、溜まり場に成っていた。
溜まり場でする事は、タバコが吸える事と酒が飲める事。
土曜の夜は、何人かが家を抜け出して遊びに来て居た。
楽しかった溜まり場に、ある日パトカーが止まっていた。
私は、とっさにマズイと思い知らぬふりをして通り過ぎた。
逃げた。
パトカーが止まっていた理由も分からずに逃げた。
その数日後、近所の連中から聞いたのは、シングルマザーが溜まり場にさせていて、いつの間にやら酒の酔いに任せてセックスを教えていたらしい。
私も以前に、口でしてあげようか❓と言い寄られた事があった。
気持ち悪いと思っていた。もう出入りしないでおこう。
しばらく経った、ある日。
学校の教室に呼ばれて放課後に集められた。
例のシングルマザーの事件が学校に連絡が来ていたらしい。
また、お前が関係しているのか❓と呼び捨てにされた。
夜に成り、父兄まで集められた。
今にしてみると、お金でセックスが売り買いされている時代。
ただで、セックスさせてもらった連中は羨ましいやら、複雑なところだ。
中学生活も、あと半年と成っていた。
私は、市内でも合格率の高い私立高校を目指し勉強をしていた。
隣の3兄弟は、次々と893組織に入り込んでいた。
特に三男は、中学の卒業式にも出られず、少年院扱いで拘留されていた。
その時期の私は、普通の高校生に成りたいと思い、悪仲間とは接点を避けていた。
受験と言うほどの勉強をした記憶もないままに、高校生活が流れる様にスタートしていた。
随分と、ガラの悪い連中の多い事に唖然とした。
よほど悪な奴は、進学などして居ないと思っていた。
私の考えに反し、クラスの半分はトサカ頭だった。
しばらくは様子見ながら過ごしてみよう。
仲間も作らずに、様子を伺う日々だった。
夏に成り陽気のせいか、遊び仲間も少しづつ出来た。
喧嘩の得意な奴。
青缶吸うのが好きな奴。
女とばかり遊びたがる奴。
何気に集まったのか、私の家が溜まり場に成っていた。
クラスの4分の1は、すでに退学処分で消えていた。
最初のマイブームは、野草タバコだった。
何故か手に入るし、お金もいらない。
昨今では、新聞紙面で取り沙汰される違法なタバコだ。
牡と牝があった。
種が良く感じた。
待ちきれずに、新芽も試した。
良く利いた。
休みがちだが、2年に成れた。
家の隣の三男が出て来ていた。
なにやら、キャベツがシャツの袖口から見えた。
後に近所の銭湯で、墨入れの話しを聞かされた。
次男の兄貴は、薬にハマって居て、市内でも噂話の耐えない人だった。
いずれ、自分も手を出すとは、この時点では思ってもいなかった。
マイブームが変わっていた。
辛気臭い、暗い部屋での野草タバコじゃ女にもてない。
トサカ頭に艶やかなポマードの香りと、タンランに、ボンタン。軟派に専念しはじめていた。
部屋に連れ込んだら、かなりの確立で交尾ができた。
やっぱり、女は気持ちいいと思った。
2年の秋。
仲間の一人が、部屋に来ないかと誘って来た。
放課後、訪ねてみた。
何やら、小さな包みとポップが目の前に出された。
これって❓ アレかよ。
そうだよ。アレだよ。
お前にも、回してやろうと思ってさ。
気がついたら躊躇なく染まっていた。
これって・・・
めちゃくちゃいいじゃん。
気分爽快。
あの日から、小銭稼ぎにバイトを始めた。
勿論、小さな包みを買うために
当時、流行りのディスコへよく顔を出していた。
踊りの上手い女を見つけ近づいた。
踊りながらの会話。
光る汗と、流れるソウルミュージックに高揚して居たのか、連絡先を交換して別れた。
K美と言う女だった。
早速に電話して、デートに誘った。
2日後、K美の住む街まで行き、一日中話していた。
年齢が同じで、看護婦の卵だった。
K美とは、2年ほど付き合った。
見た目の派手さに似合わず、俺とのセックスが初めてだった。
毎週土曜日には、ディスコで踊り、ホテルでセックスだった。
高校3年の貧乏青年には有難い彼女だったが、若気の至りか俺の浮気と、彼女の浮気が重なり簡単に別れてしまった。
高校生活も終わりに近づいた2月。
卒業が危なかった俺は補習授業に追われていた。
仲間達は、女連れでドライブや、ミニ旅行と羨ましい限りだった。
卒業も見えない俺だったが、就職なんて宛てもなかった。
しいて言えば、何が出来るのか悩んだ挙句、調理師を考えていた。
就職内定は無いままに、卒業だけは出来そうだ。
安堵感なのか、卒業式前夜に徹夜で麻雀。
結局は寝過ごして式には間に合わずに卒業した。
4月。
就職したのが、結婚式がメインの料理屋だった。
厨房での作業は、楽しくもあったが、つまらぬ先輩方の手伝いばかりの日々だった。
料理を運ぶ、ウェイトレスには女子校生が来ていた。
バイトの女の子達は、直ぐに入れ替わっていた。
廻りのウェイター達が食べてしまうからだ。
この職場には、2年足らずしか在籍して居ないが、私も数人の女子高生を頂けた。
次に就職したのが、イタ飯屋だった。
ここでの生活が運命を大きく左右した。
俺をセックスの虜にした女。 S美との出会いがこの店だった。
ウェイトレスだった、S美は浅黒い肌の美人だった。
仕事帰りに、偶然入った喫茶店で出会い話すきっかけと成った。
数日後。
店の帰り道で偶然にも、S美と遭遇した。
翌日は定休日だし、飯でも行こうか❓と軽い乗りで誘うと、案外と簡単に了解がとれた。
S美はアルコールが入ると別人の様に話し出した。
楽しくて、帰りの時間を忘れ話し込んだ。
もう帰りの終電ないや。
今晩は、ホテルに行こうよ! と笑っていた。
やっとの思いで、空き部屋の有るホテルを探し出せた。
狭い通路を二人で入り部屋に上がった。
疲れた振りをして、私はベッドに倒れ込んだ。
S美はシャワーを浴びると言い浴室へと消えた。
ふと気づくと、どれくらいの時間が過ぎたのか分からなった。
S美がシャワーを終えて、馬乗りに成って笑っていた。
浅黒い素肌に白のYシャツとパンティだけの姿だった。
私はS美をベッドに倒し、覆い被さる格好で唇を求めて行った。
滑らかな舌づかいが、歓喜を知る女だと読みとることが出来た。
首筋へと唇を移し、Yシャツのボタンへと右手が動く。
浅黒い素肌に褐色の乳首が固く成りはじめていた。
唇を乳房へ移し、丹念に愛撫した。
右手で探っていた下半身は、我慢の限界なのか、腰使いが大胆に上下の動きに変わっていった。
『灯かり消すよ』と問いかけると
『明るいところで私を見て欲しいの』とS美は小声で言った。
S美の身体を下降する様に顔を移して行った。
M字に脚を開き、パンティ越しに唇を宛てた。
独特な女性臭に、鼻孔は刺激を求め深くS美を探っていた。
パンティ越しに溢れる蜜の滴りを感じた。
S美は自らパンティを外して、クンニを求めて来た。
S美は恥ずかしさも感じて居ないのか、明るいベッドの上でクンニを要求している。
『ちゃんと見て』
私はS美の言葉を裏切らないように、
両方の親指で、陰唇を大きく開き、蜜の湧き口に舌を這わせた。
S美は、さらに大胆な要求を口走りなから腰を震わせている。
『中に舌を挿れて』
要求通りに、S美の蜜口に舌を挿入し、上唇で突起した部分を擦りつけていった。
気がつくと外は明るく成り掛けていた。
S美の言葉に誘導される格好で、濃厚な一夜を過ごしていた。
背後からの行為が好きな様に思えた。
この時を境にS美とは、彼女の欲求通りのセックスを数年間に渡り続けていった。
M子。
S美との出会いから数年が過ぎた頃、S美と入れ替わる様に入社してきた。
S美とは、ささいな事から別れてしまった。
会社帰りに立ち寄る喫茶店で、M子とも偶然に遭遇した。
仲良く成るのに、さほどの時間はかからなかった。
一人暮らしのM子の部屋には、ちょくちょく顔を出していた。
たまたま、ビールを飲んで寝込んでしまった。
夜中に意識が戻り、M子の部屋だとわかった。
ふと、寝込んでいるM子の寝姿に目が冴えた。
乱れたスカートの裾から、パンティが露に成っていた。
私の気配で、M子も目を覚ましてしまった。
見つめ会ううちに、互いに求めるように唇を重ねていた。
静まりかえった部屋。
二人の唇が、強く求め合うたびに欲情へのステップを登りつめていく。
恥じらいながらも、徐々に高揚するM子の肢体に覆い被さっていた。
小柄なM子は、容易に挿入する事も出来ない程の女の子だった。
深く重なると、声をあげて喜びを知らせてくれた。
M子とは、しばらくの間同棲生活をした。
毎晩、M子を可愛いがった。
ただ、たまたま自宅に帰る時に、同じ職場のY恵と電車が同じだった。
M子との付き合いは、Y恵も知っていたのだが
『今度、飲みに行こうよ』
M子には内緒で行こうとの誘いだった。
私の浮気心が、だんだんとメラメラしていた。
2週間後。
M子が同郷の友達と遊びに行くと言う。
友達は、そのまま泊まりに来るらしい。
自宅に帰る雰囲気を出しながら、Y恵との時間を密かに連絡していた。
仕事が終わり、M子の姿を見送りながら待ち合わせ場所へと向かっていた。
軽いアルコールが心地よく、Y恵との時間を過ごしていた。
もう帰らないと、電車が無くなるね。
私は、会話を遮る様にY恵に促した。
『別にいいんでしょ』
えっ、なにが❓
『このままホテルに行っても』
まさか、一発目からヒットするとは思ってもいなかった私は、言葉に詰まりながらも
『大丈夫だよ。』
絶対に内緒だからな。と付け加えていた。
思いがけない一夜が過ぎていた。
ホテルの一室。
浴室を暗くしたまま、Y恵との欲情の絡みが続いた。
ベッドに戻り、脚に割り込み顔を埋めた。
微かな香りを楽しみながら、高ぶる様子を伺っていた。
『ちょうだい』
Y恵の肉厚な秘部に身体を宛がい埋ずめた。
獣の様な高まり具合が、Y恵のディープキスに現れていた。
まさに、興奮のなかの交尾と化していた。
Tだけど、元気かよ。
電話の主は、高校時代に一緒に悪さをしていた友人だった。
『何か有ったのか❓』
『アレ。有るんだけど、やらないか。』
『仕事の帰りに寄るよ』
細かい会話を聞かれたくなかった。
薬が手に入ったとの連絡だった。
M子には内緒で、自宅に寄ると言い、目的の場所までタクシーを走らせた。
久しぶりの薬に胸が高鳴っていた。
『ピンポン~』
部屋の鍵が開けられ、ドアが開いた。
『今度のは、上物かい❓』
『マジにいいよ。』
『早く、入れさせてくれ』
『ポップ貸してくれよ』
矢継ぎ早に、語り掛けていた。
手応えが最高に良かった。
心地よく懐かしい気分に浸っていた。
我に返り、きづかれない様にM子の部屋へと帰って行った。
あの日から、2ヶ月が過ぎていた。
ほぼ、毎日の様に薬を身体に入れていた。
場所を求め、薬を入れる空間を探し歩いた。
誰にも、見つからない様に気持ちだけは焦っていた。
気づかれない様に、M子との生活やセックスにも気を使っていた。
特にセックスは、最高に良かった。
薬が手放せない気持ちでいっぱいだった。
毎日の様に、薬を入れてM子の身体を貫くのが好きだった。
Y恵との密会。
心が踊る様な高まりを抑え、少し多めに薬を入れた。
Y恵の豊満な肉体に気持ちは上擦り、Y恵に何かおかしいと気づかれた。
『何かやってるよね』
『なんで❓』
『雰囲気でわかるよ』
『私の知ってる薬なら、私もやりたい』
シラを切り通すにも限界を感じた。
手持ちの薬を取り出し、ほんの微量だけY恵の身体に入れた。
冬の夜は長い。
Y恵との密会は、昨夜の8時だった。
互いに身体をぶつけ会い、腰を使い夢中で擦り合う行為が終わったのは、明け方の5時を回っていた。
別れ際にY恵は、
『また、薬でセックスしようね』
であった。
あの半狂乱な状態でのセックスはいまだに記憶に深く残って居る。
恐れていた事。
薬が手に入らなく成った。
虚脱感の日々。
睡魔と、旺盛な食欲が続いた。
多額の借金が残っていた。
M子には、愛想をつかされ部屋から出されていた。
Y恵は、あの半狂乱な秘密を明かす事なく、他の男と仲良くなっていた。
風の噂では、893との出会いらしく、 Y恵との密会はなくなった。
しばしの冬眠状態に陥った私は、店を止めていた。
冬眠状態から半年が過ぎていた。
あれ以来、ある事務所での寝泊まり生活をしていた。
正規の組員ではない、中途半端な構成員が正しい呼称だと思うが
医者と患者。
患者役を卒業して、売り元に専念していた。
茶碗に一膳程の薬を隠し持っていた。
やはり、身体に薬を入れていた。
セックスはしたいが相手が居ない。
仕方なく、風俗での処理だけであった。
ある日。
大好きな薬を、身体に入れ過ぎたのか❓
幻聴と妄想が酷く成っていた。
薬の追い打ちを止めて、自宅で隠れ過ごしていた。
寝込んでいた時に、腕に有る注射痕を母親に悟られたらしい。
近所の銭湯へ行って居る間に、息子の手荷物を探り事実を知り衝撃を受け泣き乱れていた。
数日間の後に、心療内科への強制入院を受けさせられる。
長い眠りが続いたらしい。
入院はドクターの即決で決められた。
『薬物中毒』
カルテには、そう書かれいた。
3週間くらいの入院をした。
身体の機能を治療した。
強制的に眠らされ、しばらくは病棟から出してもらえなかった。
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