恋メール
最初の出会いは、サイトだった。
優しくてちょっとエッチなあなたに私は、夢中になりかけてた。
初めて書いたので、上手く表現出来ないかもしれませんが、私なりに書いて見たいと思います。
もしかしたら途中で終わるかも知れませんが、あしからず。
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いつもの朝が来た。
7時40分彼からのメールが来る。
私は、洗濯物を干しながらいつものように待っていた。
5分たってもメールが来ない。
どうしたんだろう、もう仕事に行く時間なのに。
携帯ばかり見ちゃってる。
気になる
『早くメールよ来い』
8時を過ぎた頃、やっとメールが来た。
『おはよう戓』
待ってました、このメール。
私の1日が始まる。
私、神崎彩(かんざきあや)34才、主婦
夫と2人の子どもがいる。
結婚して10年、何事なく今に至ってる。
夫は、私より8つ年上で真面目で、仕事熱心で会社の人達からも慕われている。
そんな良き夫なのに、私は、してはいけない事をしてしまった。
子ども達が学校に行って、家事が一段落した時、無意識に携帯を見ていた。
誰からもお誘いのメールも電話も来ない。
また1人暇な時間をつぶすのには、これが一番だった。
そして、あるサイトで、手が止まった。
ゲームをするつもりじゃなかったけど、気になって見ていた。
初めてだった。
夫以外の男性からメールがきたのは。
でも、どれも体目的とわかるメールばかり。
やっぱりこういうサイトは、純粋にメールだけ楽しむなんて無理だったのよ。
諦めかけてた時、メールが来た。
今、思えばこれが良かったのかも知れない。
だけど私は、メールにきずくことなく、携帯を鞄にいれ、買い物に出た。
買い物から帰ってくると子ども達が玄関の前で
「お母さん、遅いよ。お腹空いたから、早くおやつ食べよ」
「ごめん、いろいろ安かったから」
と言いながら、鍵をあけ家に入った。
すっかり携帯の事を忘れていた。
電話がなった。
「今日、夕御飯いらないよ、会社の子達と呑みに行くから」
夫からだった。
なら、そんなに急がなくてもいいな、コーヒーでも飲もう、あ、
「携帯」
私は、鞄から出した。
着信3件になっていた。
あわてて見るとやっぱり同じ
どうにか、なんないのこのメール
もう、腹がたつ
「やっぱりやめよう」
って思ったときに、一通のメールが来た
『こんにちは
初めまして、僕ハルとい います。
もし良かったらお話しま せんか?』
あっけにとられながら、いつのまにか、返事を書いてる私がいた。
『遅くなってごめんなさい 。いろいろ忙しくて』
多分、返事は来ないだろうと思っていた。だってメールが来てから4時間たっていたから。
返事はすぐに来た。
『良かった、誰も来てくれなかったら、どうしようかと思ったよ。来てくれてありがとう。』
『こちらこそ、よろしくお願いします。ここ初めてなので、仲良くしてくださいね』
メールなんて滅多にしない私が悪戦苦闘しながら、メールしてる。
『これから、ご飯じゃないの?』
はっと気付いた。
『ごめんなさい、また後でメールしますね』
忘れていた、子どもたちの事。
夫は、いらないから簡単なものでいいね。
急いで夕食の支度をした。
夕食を作っているときも、子ども達と食べてるとも、なぜか携帯が気になる。
[あれ、私どうしちゃったの]
心の声が聞こえた。
ただメールしただけじゃない。何、心乱されてるの?
私には、大事な家族がいるじゃない。
忘れたの。
ダメ、
でも、話したい。
私は、いつのまにかメールをしていた。
『ハルさん、今メールして大丈夫ですか?』
なかなか返事が来ない
30分が過ぎようとしていた
『ごめん、お風呂に入ってたから』
なんだか、嬉しかった。
『迷惑じゃないですか?』
『全然、大丈夫だけど夜は、昼みたいにメール出来ないよ、俺、既婚者だから』
[えっ…………そうだよね]
少し安心した私がいた
『私も結婚してます。子ども2人います。ハルさんとこは?』
『 うちも2人いるよ』
『何歳ですか?』
話が続くと思っていたら
『ごめん、今日は疲れたから、もう寝るわ、おやすみ』
[えっ、もう寝ちゃうの。もっと話したかったのに]
『じゃ、おやすみなさい』
私は、携帯をおいた
日付がかわる頃、夫が帰って来た。
「おかえりなさい」
「なんだ、起きてたのか、先に寝てくれても良かったのに」
私は、正直寝れなかった。
「明日は、出張だから帰りは、9時頃になるぞ」
「最近、多いのね。」
「仕方ないさ、若い奴等にまかせられないからな」
「気を付けてね。」
と、隣を見るといつの間にか夫は、寝ていた。
[私も早く寝なくちゃ]
部屋の灯りを消した。
私は、いつもより早く目が覚めた。
朝食の用意をしてると夫が起きて来た。
「珍しいわね、こんなに早く起きてくるなんて。」
「そうか」
なにも変わらない1日が始まった。
子ども達を起こし、朝食を食べさせ、学校に行かせた。
夫も、会社へと行った。
一息した頃、メールが来た
『おはよう』
ハルからだった。
『おはようございます』
『もうそろそろお昼だけど、ハルさんは食べました?』
『今、食べ中』
『私は、今から食べます。昨日の残り物だけどね』
昨日、作ったハヤシライスを温めながら、彼からのメールを待った。
『で、何食べるの? 俺、コンビニ弁当だよ』
『うーんとね、ハヤシライス!』
『えっ、俺ハヤシ大好きなんだ。食べたくなって来た』
『うちのは、美味しいですよ、なんてったって、秘伝の……、これ以上言えない』
『なんですか?秘伝って』
『それはね、愛かな。なんちゃって』
『ごちそうさまでした。』
『そんな事ないですよ。最近じゃ、あんまり相手してくれないし。』
[私とした事が、余計な事まで]
『俺も最近してないな、したの子が生まれてから、ないな』
『結婚するとしたくなくなるのかな?』
『仕事忙しいし、疲れてるとしたくなくなるんだよ』
『じゃ、ハルさん浮気した事あるんですか?』
[聞いちゃった]
『あるよ』
[えっ、]
『奥さんには、バレなかったんですか?』
『うん』
メールがこんなに楽しいものだとは、思いもしなかった。
いつの間にか私、はまってる
来ないと寂しい
[ちょっと、私何言ってるの、ダメじゃない、私は結婚してるのよ。]
私は、彼への思いを振り切るかのように、夕食を作り始めた。
ふと、時計を見ると9時過ぎていた。
子ども達を寝かしつけ、夫の帰りを待った
『何かあったの?』
彼からメールが来た。
そう言えば、ずっと放置していた事に気がついた。
『ごめんなさい。夫の帰りが遅いから、心配してたの。』
『遅くなるの今夜がはじめて?』
『ううん、昨日会社の人達と呑みに行ったけど、最近帰りが遅いんだ。』
『心配だね、直に帰ってくるよ。』
彼の言葉で安心してる私がいた。もし彼が浮気してるよって言ったら、どうなっていただろう。
『3年前かな』
『奥さんには、バレなかったの』
『うん、なんとかね』
そんなもんなの?
『その人とは、今でも続いてるの?』
『その時だけだよ。後にも先にもその一回だけ、メールもしてないよ』
『そうなんだ、あ、メール大丈夫なの?もう、11時過ぎたよ』
夫の事も心配だけど、今は、彼の事が気になる
『大丈夫! 今は、外にいるから』
『なら、いいけど』
『旦那さん、連絡きた?』
『まだ』
『心配だね』
『うん』
『そろそろ、寝るよ。おやすみ』
『おやすみなさい』
すごく楽しかった。
また明日も話がしたい
良かった、ハルがいてくれて、私だけだったら………。
朝、目が覚めると夫が起きていた。
「おはよう、早いのね」
「昨日は悪かったな。電話しようと思ったがなかなかできなくて」
「これからは、ちゃんと電話してね」
これが精一杯の言葉だった
「わかった。ちゃんとするよ。」
階段を降りる私に夫が言った
[さあ、今日も1日頑張るぞ]
テンション高めの私は、朝から大きな声で子ども達とはしゃいでいた
「じゃ、いってくる」
「いってらっしゃい」
いつもと変わらない
これでいいんだ、後は、彼からのメールだけ
あれ、もう7時40分過ぎてるのに、メールが来ない
[どうしたのかな?]
8時を過ぎてもメールは、来なかった
[何かあったのかな、私からメールしようかな]
と思った時
『おはよう、子どもが学校行くの嫌がって、俺が送って行ったから、遅くなってしまったよ』
『そうだったんだ、子どもさん大丈夫なの?』
『大丈夫だよ』
良かった、心配で何もする気がしなかった
さあ、メールもきた事だし、いつもの私になるぞ
何日かメールをしてると、いつなら大丈夫だとかわかって来た
『ハルさんの仕事は?』
『えーとね、トラックの運転手』
『だから、メール出来るんですね!』
『でも、忙しい時は、メール出来ないから』
『わかりました』
なんだかいつも携帯ばかり見てる。
掃除してる時も洗濯物を干してる時もずっと携帯をエプロンのポケットに入れている。
それにメールが来たら、すぐわかるようにバイブにもした
[なんだか私、彼に恋してるのかしら]
初恋みたいに会えるだけで良かった。今は、メールだけど
彼と繋がってる事が嬉しかった
8時半すぎると仕事で忙しいのかメールが来なくなった
私は、気になりながらも家事をしていた
[もしかして私、浮気してる事になるの?]
一瞬、そう思っていた
[ 大丈夫よ、会わなければ浮気にならないよ]
誰かが囁いた
でも、やめれない自分がいた
ずっとメールしていたい
彼と話がしたい
夫の事は嫌いではないが、一緒に暮らしてると慣れみたいなものが出てきて、これが結婚なのかとつくづく思うようになった
それともう1つは、セックスレスと言うこと
考えてみたら、ここ2年ほどしていなかった
嫌いなわけじゃないけど、夫が誘わなくなった
女だってたまには、セックスしたくなる時がある
でも、恥ずかしくて誘えない
少しでも、夫の近くにいても、いつの間にか寝てしまってる
だから、恋愛ドラマ見ててラブシーンになると目がいっちゃう
[私、欲求不満なのかな]
今日ぐらい誘ってみようかな
『雨降ってきたよ』
彼からのメールだった
えっ、私は急いで外を見た
『こっちは、雨降ってないよ、ハルさんどこに住んでるの?』
『大森だよ』
『私、春日だよ』
『会いに行ける距離だね』
『えっ』
『今度、休み取って会いに行くよ』
『どうしたんですか?いつものハルさんじゃない』
戸惑ってる私がいた
『なんか会いたくなってきた』
彼の言葉は嬉しかったけど、これ以上は、踏み出せない
『俺、ルナさんの事考えてたら、たってきたよ。』
そんなに経験してる訳じゃないけど、なんとなくわかる
彼がしてる事
返事が出来ないまま、時間だけが過ぎた
『ルナちゃんに嫌われたかな。ごめんもう来ないから』
『私、嫌いになんかなってないですけど、いきなりだったのでちょっと驚いてます』
自分でもなんで冷静でいられるのか不思議だった
『俺、ルナちゃんと直でメールしたい、ダメかな?』
『直はちょっと』
夫の顔が浮かんだ
『やっぱりそうだよね、じゃ、ヒント入れておくから、ルナちゃんがしたいって思ったらメールして』
『うん、多分ないと思うけど』
メールするつもりは、全然なかった
これでいい
夫を裏切りたくない
『ごめん、これからメール出来ないから』
『うん、わかった』
ポケットに入れていた携帯が鳴った
急いで見ると彼からのメールだった
[どうしよう、彼からだ]
知らないふりをしていたら、夫が
「携帯なったけど、いいのか出なくても」
[ドキッ]
やっぱり音消しておけばよかった
「大丈夫、真由美からだから」
「そうか、ならいいけど」
一瞬、心臓が止まるかと思った
[早く彼からのメールが見たい]
でも、夫の前ではメール出来ない
「風呂入ってくるわ」
良かった、これで彼からのメールが見れる
『今日は、呑みに行くからね』
[えっ、これだけ?]
『あまり呑みすぎないでね』
言いたい事いっぱいあったのに、言えない自分がいた
『じゃ、いってくるね』
『はぁい』
今日は、これでメール終わりかな
ちょっと寂しかった
[仕方ないな、私もお風呂入ってこよ]
髪をタオルで乾かしながらリビングのドアを開けようとしたら、夫が私の携帯をさわっていた
[ヤバイ]
私は、夫の手から携帯を取り上げた
「もしかして、見た?」
「見られちゃまずい事でもあるのか」
「別にないけど、じゃあなたは、見せてくれるの?
夫の顔が変わった
こんな顔を見たのは、初めてだった
本当に浮気してるの?
[考えたくない]
私は、無理やり目を閉じた
でも、そう簡単には、寝れなかった
[彼と話したい]
私は、メールしていた
『ハルと話したい』
返事がくるとは、思っていなかった
諦めていたとき、メールがきた
『どうしたの?』
なぜか、涙が止まらなかった
『ごめんなさい、迷惑だったかな?』
『大丈夫だよ』
彼は、優しかった
『なんか寝れなくて』
『俺でよければ話聞くよ』
[ダメ、そんなに優しくしないで私、ハルの事忘れられなくなる]
『ありがとう、でも大丈夫』
本当は話したい
でもここで話したら、後に引けなくなる
『無理しないで、泣きたい時は、泣いていいと思うよ』
[ハルさん]
私は、携帯を握りしめながら、泣いた
隣で寝てる夫に聞こえないように
いつの間にか朝になっていた
[私、寝ちゃったんだ。あ、携帯]
見ると、メールが来ていた
彼からだった
『ルナちゃん、大丈夫?』と
『良かった寝れたんだね、じゃ、おやすみ』
[あ、最悪。せっかくハルさんからメール来たのに寝ちゃって、どうしよう]
慌ててメールしようとして時計を見たら、朝の5時半、早すぎるよね
私は、携帯を置いて再び目を閉じた
優しく笑いかけてくれる人の隣で私は、裸で立っていた
[凄く綺麗だよ、隠さなくていいよ]
彼が見てる
[どこが綺麗なの?]
彼の手が私の大切な所を触ろうとしていた
[ダメ]
払いのけようとしたけど彼の手は、そのまま私の中に入ってきた
絡み合う舌が、余計に私を興奮させる
舌は、首筋を通り、私の乳首に来た時には、立ってられないくらいだった
[あなたは誰?]
『俺だよ』
[ハルさん!?」
目が覚めてもリアル過ぎる夢になかなか起きれなかった
子どもの呼ぶ声が聞こえた
私は、一瞬で現実に引き戻された
[そうよ、私にはこの子達がいる、裏切れるわけないでしょ]
[でも、あなたに…………]
[抱かれたい]
女としてのよろこびをもう一度味わいたい
[私ってこんなにエッチだったかしら]
夫に背を向けながら、ニヤケていた
今日は日曜日
彼の所も遊びに行ってるはず
[とりあえず、おはようメールだけしておこ]
携帯を取り出し私は、いつものようにメールした
『ハルさん、おはよう
今日はいい天気ですね!』
私はこのメールで、1日が始まる
いつもと違うのは、夫と子どもがいること
夫の前ではメールしにくい事がわかった
変に疑われたくない
だけど
[彼からのメールが来ない]
お昼を過ぎてもメールは来なかった
[なぜメールが来ないの]
何回も携帯を見てる
[どうして]
その答えに気づくのに、相当時間がかかった
[結婚してるからだ!奥さんの前ではメール出来ないよね]
なんで、気が付かなかったの
[私も同じじゃん]
半分諦めながらも私は、彼からのメールを待っていた
目の前にいる夫と子どもには、悪いけど彼とのメールは、やめられない
時間だけが過ぎてゆく
子どもがソファーで寝てしまっていた
私達は、子ども達を起こさないようにベッドに運んだ
[おやすみ]
静かにドアを閉めた
2人の時間
私は、期待していた
[今日は、あなたに抱かれてもいい]
今朝の夢
思い出すだけで、濡れてきちゃう
[もう、我慢出来ない]
私は、夫に近づいた
「明日も早いからもう、寝る」
私のこの気持ちどうしたらいいの?
[一人でなんてした事ないし、やっぱり寝るしかないの]
一応、ベッドに入ったものの、興奮してるから、寝れない
[そうだ、ハルさん]
そう思ったけど、やっぱりやめておこう
[どうせ、メール来ないし]
静かに携帯を置いた
[やっぱり、寝れない]
どんなに目を閉じてもダメ
ちょっとテレビでも、見れば少しは眠くなるかな
私は、リビングに向かった
眠れない時は、ホットミルクが一番
小さい頃よく母が作ってくれた
砂糖を少し入れ、電子レンジにかけた
[懐かしいな、この味]
甘い香りが私を落ち着かせた
私は、ミルクを飲みながらハルさんの事を考えてた
何も知らない
顔もわからない
なのにいつも気になる
ただメールしてるだけなのに
[ハルさん]
返事なんて求めてない
ただ、近くで感じていたい
『ハルさん、おやすみなさい』
私は、携帯を持って寝室に向かった
私は、いつも通りに目が覚めた
ふと携帯を見るとメールが来ていた
[ハルさんからだ♪]
私は、旦那に見えないようにメールを見た
『ルナちゃん、おやすみ』
ありふれた言葉だけど、彼からメールが来たことが嬉しかった
[さあ、今日も1日頑張るぞ]
彼からのメール
私を元気にしてくれる
大切な大切な宝物
私は、いつもと同じように洗濯物を干してた
ポケットには携帯
ちゃんとバイブにしてある
後はメールが来るだけ
7時50分
彼からメールが来た
『るなちゃん、おはよう』
やっと待っていた彼とのメールが始まる
『ハルさん、おはよう!』
嬉しくて嬉しくて仕方ない
私は、完全に彼に依存してる
なんとなくわかる
『ねぇ、そろそろ考えてくれてもいいじゃない?』
『えっ、何の事?』
『直メの事!』
忘れていたわけじゃないけど、なんとなく勇気がなかった
『どうして、直でしたいの?』
『もっと、ルナちゃんと話したいから』
『ここでも話せるじゃん』
『だって、エッチな事話したいから』
[えっ、エッチな話?]
嫌いではないけど、ここで直メしちゃうと、ヤバイ方向に行っちゃいそうでなんだか怖い
『もう少しだけ待って、ハルさんの事、信じてないわけじゃないけど、どうしても踏み出せない』
私の今の正直な気持ち
それで彼が離れたとしても構わない
『わかったよ!
俺はずっと待ってるから』
『それは、エッチな話がしたいから?』
『違うよ、ルナちゃんだからだよ』
[私だから?]
『ねぇ、ハルさんはどうして私とメールしてるの?』
気になっていたことを聞いてみた
なかなか返事が来ない
10分後、彼からメールが来た
『気になる存在だし、それにもっとルナちゃんの事、知りたくなった』
[気になる存在ってどういう事?]
[もっと詳しく聞きたい]
心の中はその事でいっぱいだった
『私の何が知りたいの?』
『うーんとね、いろんな事』
『じゃ、私もハルさんの事、聞いてもいい?』
『いいよ』
私は、聞きたいと思っていたことを聞いた
『ホントに最近エッチはしてないの?』
『ホントだよ、嫁さん俺より先に寝てるし』
『じゃ、1人でご飯食べてるの?』
『うん、食卓に置いてあるのを温めて食べてるよ』
『寂しくないの?』
『慣れたから平気、それにルナちゃんに出会えたから、今は寂しくないよ』
なんか、同じ気持ちでいれた事が嬉しかった
『私もだよ、ハルさんに出会えて良かったって、ホントそう思ってるよ』
『じゃ、このまま直メしない?』
『直メして、奥さんにバレない?』
『大丈夫!!』
『何、その自信は?』
『だって、嫁さんも男とメールしてるから大丈夫』
[えっ、奥さんも男とメール?]
『奥さん、本当に男の人とメールしてるの?』
『本当だよ、今も多分してるんじゃないかな』
『ハルさんは平気なの?』
『俺?、平気だよ』
『それって浮気にならないの?』
『ならないよ、メールだけだし、それに会ってないじゃん』
『そうだけど』
『じゃ、俺達は浮気してる事になるの?』
みゃおさん、そしてこの『恋メール』を読んで下さった皆さん、おはようございます
みゃおさんの応援のレスありがとうございます
とても励みになります
家事と育児と仕事でなかなか前に進みませんが、ゆっくり書いていきたいと思いますので、お付き合いよろしくお願いします
恋メールのベースになっているのは、今現在私が経験してる事です
多少、色づけしてありますが、会話の内容は彼との事です
まだまだ、これから2人がどうなっていくは、私もわからません
頑張って書いて行こうと思いますので、これからも『恋メール』をよろしくお願いします
[えっ、私が浮気?]
そんなつもりは、全然なかった
ただメールしてるだけなのに
『浮気じゃないと思うけど、でも……………』
『でも何?』
私の今の気持ちを伝えていいのか迷っていたけど、今じゃなきゃ行けないと思った
『私、ハルさんの事好きになりかけてるかも』
[あぁあ、言っちゃった]
自分で言って赤くなってる
『俺、ルナちゃんの事、好きだよ』
メールを見た時、なぜか涙が溢れてきた
[どうして、私泣いてるの?]
[どうして?]
涙が邪魔してメールが出来ない
[やっぱり私、ハルさんの事好き]
やっと気づいた自分の気持ち
『ハルさん、私………あなたの事好きに…………』
これ以上抑えられない感情が溢れてきて、言葉に出来ない
顔も見た事ないのに、私は、メールしてる人を好きになってる
わかってる
もしかしたら、変な人かも知れない
だけど、好きになってしまったら、どうしようも出来ない
ずっと彼の事ばかり考えている自分がいる
『ルナちゃん、ご飯食べた?』
[えっ、もうそんな時間なの]
『ハルさんは、ご飯食べたの?』
『うん、今食べ中!コンビニ弁当だけど』
私は、昨日買ってきたピザを食べようと温めていた
すると彼からメールが来ていた
『ごめん、昼から忙しいからメール出来ないから』
仕事の合間をぬって私にメールしてくれてる
寂しがらないように
『うん、わかったよん』
私は、ピザを食べながらずっと考えていた
彼のアドレス
割りと簡単にわかった
でも、なかなか送信を押せない
[どうしよ、だけど………]
時間だけが過ぎていった
時計を見ると3時を過ぎていた
子ども達が帰ってくる
私は、勇気を出して送信を押した
『ルナです』
[送っちゃったよ]
心臓がドキドキしてる
久しぶりだ
この感覚
[ちゃんと、ハルさんに届いたかな?]
なかなかメールが来ない
[間違えたかな?]
どんなに待ってもメールは来なかった
5時を過ぎた頃
ポケットに入れている携帯がなった
『ごめん、仕事忙しくてなかなかメール出来なかったよ、それとメールありがとう、ちゃんと届いたよ』
泣き出しそうなのをぐっとこらえていた
『良かった、届いたんだ。これからもよろしくね!』
『こちらこそよろしく!
ねぇ、本当の名前知りたいよ』
[いきなりだな]
『あやです。
じゃ、ハルさんはなんて言う名前なの?』
『あやちゃんか、可愛い名前だね!
俺は、はるきだよ』
今日は、夫の好きな料理にした
深い意味はないがなぜかそうなってしまった
チャイムがなった
子ども達が夫を迎えに行く
「ただいま」
「お帰りなさい」
手に何か持っていた
「お前も知ってるだろ、同僚の加藤がさ、旅行に行ったんだと」
夫と同期入社でいつもつるんでた人だ
「旅行って、家族で?」
「それがさ、違うらしいんだ」
[えっ、違うって]
「何、まさか………」
子ども達がいる前では、言えなかった
子ども達が寝静まった頃、夫が話はじめた
「あいつ、浮気してるみたいなんだ」
[えっ、あの真面目な加藤さんが浮気?]
「奥さんには、バレてないの?今回の旅行」
「バレてないらしい」
私は、浮気と聞いて彼の事を思い出した
別に私が浮気してるわけじゃないのに、なぜか「浮気」の言葉に敏感に反応してる
[大丈夫、落ち着いて]
私は、自分に言い聞かせた
「相手の人は、会社の人なの?」
「まあね、よく会社にくる取り引き先の人なんだけど」
「綺麗な人なの?」
「それなりにね」
「あら、あなたも危ないわね」
冗談混じりで話したら、夫の顔色が変わった
[えっ、なんであなたまで、そんな顔するの?]
「…………」
夫は、何も言わず部屋を出て行った
なんだか、やな雰囲気になっちゃった
今日は、私も早く寝ようかしら
携帯を見るとメールが来ていた
『もう、寝たかな?』
いつでも優しい彼からのメール
今は、甘えていたい
『まだ、寝てないよ』
『今、メールしても大丈夫?』
『うん、大丈夫だよ』
『ちょっと、寝れなくてさ』
『何かあったの?』
『そうじゃないんだけど、ちょっと興奮してて』
『何、1人でしてたとか?』
『違うよ、ルナじゃなかった、あやちゃんの事、思っていたら、したくなったんだよ』
『ハルさんのエッチ!』
『あのね、男ってみんなエッチだと思うよ、俺だけじゃなくて』
そんなのわかってるけど、まあ、現に私もエッチ好きだけど
最近してないから、あの感覚をもう一度、味わいたい
『私の事、想像してたの?』
『うん!だからさ、あやちゃんの顔が見たいな』
やっぱり来ましたか、直メしたら、絶対来ると思ってた、写メの事
『今は無理だよ』
『わかってるよ、空いてる時間でいいからさ、撮ったら送って!』
『上手く撮れたらね!そろそろ寝るね、おやすみなさい』
『おやすみ』
携帯で写真なんて、撮った事ないからな
明日、子ども達が学校に行ってから、撮ってみようかな
[もうこんな時間、早く寝なくちゃ]
私は、携帯を持って寝室へと向かった
いつもと変わらない朝が来た
夫と子ども達を送り出し、私は、洗濯物を干してた
7時39分
彼からのメールだ
『あやちゃん、おはよう』
『ハルさん、おはよう』
『今日は、写メ期待してるから』
『上手く撮れるかな』
『大丈夫だよ!』
『じゃ、私が写メ送ったら、ハルさんも見せてくれる?』
『俺?俺のはダメ』
『なんで?私ハルさんの顔見たいな』
『顔見たら絶対引くから、だから見せたくない』
『そんな事ないよ、私ハルさん見ても引かないよ』
『顔見てメール来なくなるの嫌だから』
『私は、顔でメールしてるわけじゃないよ、ハルさん自身がいい人だと思ったからメールしてるんだよ』
私の素直な気持ち
本当にそうだもん
『じゃ、後で送るわ!』
『うん、ありがとう!
私も撮って見るね』
[携帯で写真なんて、どうやって撮ればいいのよ]
なんとか、カメラ画面には出来たけどいろいろあるから、わかんないよ
初めて撮った写真
[わっ、何これ?全然写ってないじゃん]
私は、いろんな角度から撮って見た
なんとか人に見せても恥ずかしくない写真が撮れた
[可愛く撮れたじゃん]
自分でもびっくりするぐらい可愛く撮れていた
私は、初めて写メを送った
でも彼は忙しいのか、なかなかメールが来なかった
10分が過ぎ
いつの間にか1時間過ぎていた
『ごめん、遅くなって、写メありがとう、で、すっごい美人だけど、本当にあやちゃん?』
[えっ、今何て言った?]
『本当だよ、それ一番上手く撮れたから、私も気に入ってるんだ。だからハルさんに見てもらいたくて』
『これ見たら、ますますあやちゃんに会いたくなるじゃん』
『本当に私に会いたいの?』
『うん、逢いたい』
『それは、エッチしたいから?』
『それもあるけど、あやちゃんに逢いたいって素直に思ってるよ』
『本当かな?』
私は、このままずっとハルさんとメールが出来ればそれでいい
どんな事があっても、メールだけは
ずっと
ずっと
ハルさんとしていたい
『本当だよ』
彼の優しさが伝わってくる
[ハルさんで良かった]
気持ちが落ち着いたのか、お腹が空いてきた
時計を見ると12時過ぎていた
『ハルさんは、昼ごはん食べた?』
『うん、食べたよ』
[えっ、いつの間に、食べたの?]
私も早く食べて、買い物でも行こうかな
[ハルさんて、どんな人だろう]
私は、買い物しながらメールを待っていた
帰ろうと車に乗ったとき、メールが来た
急いで荷物を入れ、運転席に座るなり携帯を開けた
一瞬、ニヤってしてしまった
『これしかないんだ』
[ちょっと、まわりが暗くて顔がはっきり見えないよ]
『ハルさん、顔が見えないよ』
『これ以上はだめ!!』
『えーーー、見たかったのに』
『今度、会うときまで我慢してよ』
[えっ]
『何、ハルさん本当に会うつもりでいるの?』
『うん、会うつもりだよ』
私は、そこまで考えてなかった
ハルさんに会いたいけど
[私は、どうしたいの?]
自分に問いかけた
答えなんてすぐに出るわけない
『私は……………わかんないよ』
『無理しなくていいよ、お茶するだけでもいいし、ただ会って話したいなと思っただけだから』
『ごめんなさい、今は』
『わかったよ、あやちゃんが会いたいって思ったら教えて』
『はぁい、わかりました』
そろそろ、子ども達が帰ってくる
私は、私に戻らなくちゃ
『ごめんね、またあとでね』
『了解』
私は、子ども達との楽しい時間を過ごしていた
学校での話
楽しそうに話してる
[いけない、夕食作らなくちゃ]
慌てて台所に向かった
なかなか夫が帰ってこない
いつもなら電話がくるはずなのに
私は、夫の携帯に電話した
「今日、遅くなりそうなの?」
「すまん、今日は帰れそうにない。先に休んでいてくれ」
「うん、じゃ気をつけてね」
私は、内心ホッとしていた
彼とメールが出来る
私は、子ども達と夕食を食べ、ゆっくりしていた
子ども達のケンカの声を聞きながら、彼にメールした
『ハルさん、どうしてるかな?』
すぐに返事が来るとは、思ってないが、早く来ないかなって思ってしまう
[ダメだな、気になってる]
私は、テレビをつけた
少しでも、気を紛らすために
何を見ても落ち着かない
心が乱れてる
ただメールが来ないだけなのに
[どうしたの?ハルさん]
[早く、メール来て]
何回も心の中で叫んだ
涙が出そうになった時、メールが来た
『40のオッサンがちょっと恥ずかしいけど』
[えっ、写真がある]
私は、急いでメールを見た
写真には、彼の左耳が写っていた
それに2つのピアス
嬉しかった
『全然恥ずかしくないよ。かっこいいよ』
『どこがかっこいいんだよ』
『とにかくかっこいいの!!』
私の回りでピアスしてる人なんていないから、なんか新鮮な感じがした
[こんな写真みたら、余計顔見たくなるじゃない。もうハルさんの意地悪]
私は、写真があることでちょっと舞い上がっていた
[早くハルさんの顔が見たい]
私の本音だけど、仕方がないね
『他に写メないの?』
[えっ]
『あるには、あるけど』
『だったら、見せて!!』
そんなに見てどうするんだろう
[そうだ、ちょっと意地悪しちゃおかな!!]
私は、なかなか写メを送らなかった
ハルさんが何てメールしてくるかちょっと気になってたから
なのに
私の心と裏原にメールはなかなか来なかった
[もしかして、怒ったのかな?]
不安になり、結局私から、写メを送ってしまった
[私ってバカ、写メなんか送って]
考えてみたら、変な所で流されるかも知れない
だけど
だけど
ハルさんになら、見せてもいい
だって、信じてるんだもんハルさんの事
『写メ、ありがとう。やっぱりあやちゃん可愛いよ』
『どこが可愛いの?』
『笑った顔かな』
顔が赤くなっていた
笑顔なんて、一番難しいのに
私、ハルさんのためにまた写真撮ろうとしてる
『可愛いね』
って、言われたい
[あ、何やってるの私は]
でも、楽しくてしょうがない
いつもなら、テレビを見ながら夫の帰りを待っているのに、今は携帯ばかり見てる
もう、完璧に依存してる
私にとって、ハルさんは、とても大切な人
恋人には、なれない
そんなのわかってる
なのに、どうして心が痛いの?
『ルナちゃんに出会えて良かったよ、今日は写メありがとうね』
『こちらこそ、ありがとう』
『そろそろ、寝ますか?』
『そうですね、じゃ、おやすみなさい』
『おやすみ』
このメールで私の1日が終わる
いつもの朝がやって来た
私は、今日も元気に子ども達を学校に送り出した
ただ一つ、違うのは夫がいない事
こんなに連絡がないのは、初めてだった
朝から、何回か電話してるけど繋がらない
[どうしたんだろう、何かあったのかな?]
不安がよぎる
『おはよう、今日は晴れていい天気だね』
[ハルさん、忘れてた]
今日もこのメールで1日が始まる
『おはよう、本当にいい天気だね!どこか行きたくなるよね』
『じゃ、これからどこか行く?』
[えっ、マジで!?]
『ハルさん、仕事中じゃないの?』
『うん、仕事中だよ。でもルナちゃんとなら、仕事休んでも会いに行きたい』
[ちょっと、ちょっと本当にそう思ってるの?]
ドキドキしてる
[ダメだよ、ハルさんそんな事言っちゃ、私本気にしちゃうよ]
ずっとドキドキしてる
会いたくて仕方ないのに
今は
夫の事が心配で
でも
『私も会いたい』
[メールしちゃったよ]
『じゃ、来週なんてどうかな?』
[えっ!?]
『水曜日なら、大丈夫だよ』
『仕事休んだの?』
『うん、昼からだけどね』
嬉しいと思う気持ちと
会ってはダメと思う気持ちと
[あ、どうしたらいいの?]
自分に問いかけた
答えは、すでにでていた
『じゃ、何時に待ち合わせします?』
『ルナちゃん、会ってくれるの?』
『うん、だけど3時頃には帰りたいから』
『うん、 わかった!
春日病院って知ってるかな?』
『うん、知ってるよ』
『じゃ、1時にね』
『はぁい』
[約束しちゃったよ、どうするの、もう後戻りは、出来ないよ]
このドキドキ感、何年ぶりだろう
って思う反面、私は冷静に考えてた
多分、子供達はいつも通りだし、夫は仕事に行けば夜まで帰らないし、なんとかなるよね
[そう言えば、夫に電話]
私は、携帯に電話した
[あれ、繋がったよ]
「もしもし、どうした何かあったのか?」
[えっ!?、何かあったのかじゃないでしょ]
さくらさん
そして恋メールを読んで下さってる皆さん、こんにちは坥
なかなか更新出来なくて、ごめんなさい
感想もらって嬉しく思います。
上手く書けてるか不安で焏
これからもゆっくりですが書いていこうと思いますので、待っててくださいね坥
『何もないけど。連絡……。』
『あ、ごめん。これから会議なんだ。また電話するから』
私の返事も聞かないまま電話は切れてた
やっぱり不安がよぎる
[本当に昨日は仕事してたの?]
携帯を見るとメールが来ていた
『ご飯食べた?』
[えっ!?もうそんな時間]
『これからだよん。』
彼との何気ない会話
何もかも忘れてしまう
『あ、そうだ今日は4時から会議あるからメール出来ないから』
『はぁい』
わたし、いつの間に可愛らしくメールするようになったの?
メールなんてした事なかったのに
でも、今じゃなくてはならないもの
『水曜日、少し遅れるかも知れないから、携帯の番号教えて欲しいな』
[えっ!?]
『メールじゃダメなの?』
『うん、ダメ。それにルナちゃんの声、聞きたいし』
[ちょっと、ちょっと、やっぱり来たかって感じだけど]
躊躇してる私がいる
『考えてもいいかな』
『いいよ、俺は待ってるから』
相変わらず、優しい彼
『ごめんね』
『謝らなくていいよ』
本当にハルさんで良かった
本当にハルさんとメールしてると楽しくて、嫌な事全部忘れられる
時間さえ忘れてしまう
「ただいま」
子ども達の元気な声
もうそんな時間なんだ
「おかえり」
今日、学校であったことを話し出す子ども達
笑いが絶えない家庭を作りたい
それが私の夢だった
なのに
なのに
私は、何をしてるの?
[いけない、また考えてる]
わかってるつもりでいたのに
なぜ?
それは、夫や子ども達を裏切ってるから
[違う、そんなんじゃない]
私はただハルさんと…………。
『会議、 終わったよ』
『お疲れ様でした』
『話聞いてるだけで疲れるよ』
『仕方ないんじゃない、会議だもん』
『疲れたから、写メ見たいな、出来ればおっぱいとか』
[えっ!?]
やっぱりとは、思ったけどさすがに裸は無理
とてもじゃないけど、人に見せれるような体じゃない
絶対に無理
『おっぱい好き?』
『うん、大好き!あ、ルナちゃんは何カップ?』
[げっ!?]
[見せるわけじゃないから、まあいいか]
『Cカップだよ』
『余計に見たくなってきた。ねぇ、ダメ?谷間でもいいからさ』
[谷間って、下着って事じゃん]
『そんなの見てどうするの?』
『秘密』
『ちょっとハルさん何、秘密って』
『ちょっと待ってて』
『はぁい』
なかなかメールが来なかった
時計を見ると
[えっ、もうこんな時間]
私は、急いで夕食の支度をした
携帯をポケットに入れていたから、メールが来てる事に気がつかなかった
夫が帰ってくるまでまだ時間がある
私は、携帯を取り出した
[メール、来てる]
[えっ、写メある。なんだろう]
『じゃ、俺から送るね』
一瞬、固まってしまった
最近、見てないとはいえ、やっぱりちょっと慣れない
『ハルさんの元気になってるけど、どうして?』
わかってるけど、意地悪で聞いて見た
『ルナちゃんの裸、想像したからだよ』
[やっぱり、そうだと思った]
[これじゃ私も谷間の送らなきゃいけなくなるじゃない]
『写メ撮るの恥ずかしくなかったの?』
『恥ずかしかったよ』
『あ、ごめん。夫が帰って来たからまた後でね』
私は、急いで携帯をポケットにしまった
「おかえりなさい」
「お、ただいま」
夫は、駆け寄ってくる子どもの頭をなでながらリビングにきた
「腹、減ったよ。今日の昼食べれなかったからな」
「仕事、忙しいのね」
「あ、来週の水曜日休みになったから」
[えっ!?]
子ども達の騒ぐ声でなんとか平常心でいられたけど
[どうしよう]
「どうした、何かまずかったか?」
「ちょっと、友達に誘われてるの。あなたが休みなら、ダメだって言わなくちゃね」
[これでいい]
断る理由ができた
あれからずっと考えてた
ハルさんには会いたいけど、やっぱりまだ怖い自分がいる
[ハルさん、ごめんね]
「その友達に会うの久しぶりなんだろう。だったら俺の事はいいから、会ってこいよ」
[えっ!?]
「会いに行っていいの?」
「あ、ゆっくりしてこいよ」
さっきまで、行かないと決めてたのに、やっぱり本心では、会いに行きたいと思ってる
「ありがとう。じゃ、行ってくるね」
[あぁあ、嘘ついちゃった]
[まあ、なんとかなるよね]
なんか、恋人に会う気分
昔を思い出すな
初めてのデート
すごくドキドキしたの覚えてる
私、舞い上がってるね
「お母さん!」
「………ん」
[びっくりした]
携帯見ようとポケットに入れた手をテーブルに戻した
「冷蔵庫のプリン食べていい?」
「じゃ、みんなで食べようか」
美味しそうに食べる子ども達と夫
「また、このプリン買ってきてね」
「そうね、美味しかったからまた買ってくるね」
「お風呂入るぞ」
夫の一言で子ども達は、急いで服を脱ぎ始めた
やっとメールが出来る
ソファーに座りながら、携帯を開いた
[あれ、メールが来てない]
[どうしたのかな]
さっきまでの私じゃなくなっている
家族といるのに心の中は、ハルさんの事でいっぱいになってる
[あれ、どうして涙がでるの?]
止めどなく涙があふれてきてどうしようも出来ない
[だめ、ここで泣いちゃ、みんなに怪しまれるよ]
もう1人の私がささやいた
私は、急いで涙をふいた
[私って、本当バカだよ]
鏡を見て
[げっ!?]
赤くなっている目を見て、なんとか隠そうと髪をいじるけど無理みたい
[もう、どうにでもなれ]
リビングのドアが開いた
私は、何もなかったかのように、テレビを見ていた
「お前も入ってこいよ」
「うん」
[良かった、なんとかバレずにすんだ]
お風呂入ろうと思ったら、メールが来ていた
『ごめん、俺ずっとルナちゃんって呼んでた。あやちゃんなのに』
全然、気にしてなかった
ハルさんに言われるまで気が付かなかった
『どっちでもいいよ。ハルさんの好きな方でいいよ』
『うん』
『これから、お風呂入ります』
『なら、谷間の写メとれるね』
[えっ!?]
やっぱり、忘れてなかったか
[どうしよ、撮らなきゃいけないかな]
[そうだ、ブラにパーカーでも羽織ってファスナーでギリギリまで下げて撮ればなんとか大丈夫かな]
私は、服を脱ぎ始めた
下着姿のままパーカーを着てみた
[こんなんでいいのかな]
そう思いながら携帯で撮ってみた
[…………。]
私は、迷わず消した
[全然、可愛くない]
やっぱりこんな所で撮るんじゃなかった
[暗くて私だとわからないじゃない]
『ハルさん、ごめんなさい。今、撮ったんだけどとても見せれるような写メじゃないから、明日にでも撮って送るね』
私は、携帯を服の間に隠してお風呂に入った
お風呂から出るとメールが来ていた
『えー、今撮ってくれたの?なら見てみたいよ』
『真っ暗で全然見えないけどいいの?』
『あやちゃんが写ってるの全部見たいから、送って!』
どうしようか迷っていたけど
『これだよ、全然見えないでしょ』
私は、写メを送った
『ホントだ、全然暗くてわかんないね』
『だから、明るい昼間に撮るから待っててね』
『うん、期待してるよ』
リビングに行くと夫がテレビを見ていた
「遅かったな」
時計を見ると10時を回っていた
携帯で写真撮ってたんだもん、遅くなるの当たり前だよね
私は、曖昧な返事をしながら、冷蔵庫から飲みかけのジュースを飲んだ
髪を乾かしてると
「もう、寝るわ」
「おやすみ」
今日は、やけに寝るのが早いな
もしかして、夫も誰かとメールしてるのかも
でも、責められないな
私もしてるんだもん
テーブルに置いた携帯にメールがきた
『そろそろ寝るよ、あやちゃんおやすみ』
『おやすみなさい』
私は、静かに携帯を閉じた
心地よい気分のまま、布団に入った
いつもと変わらないのに、どうしてこんなに落ち着いていられるんだろう
たった『おやすみ』のメールなのに
私の事、ちゃんと覚えていてくれた
あきもせず、毎日メールしてくれてる
[ハルさん、ありがとう]
私は、静かに目を閉じた
いつもと変わらない朝がきた
夫と子どもを送りだし、ゆっくりコーヒーを飲み始めた
7時45分
もうそろそろハルさんからメールが来る
なのに、全然メール来ない
[あれ、何でメールこないの?]
私は、何回も携帯を見てはため息ばかりついてた
8時を過ぎてもメールは来なかった
気になって、携帯ばかり見てる
8時15分
やっと
やっと
メールが来た
『おはよう』
[えっ!?それだけ?]
『おはよう、今日もいい天気だね』
[あれ!?]
メールが来ない
不安ばかり募る
[お願いだから、メール来て]
なんでいつもメールが来ないと落ち込んじゃうの?
やっぱり私、恋してるの?
[仕事、忙しいのかな]
何も手につかないけど、主婦としては、やることがたくさんあるから、なんとか気を紛らす事が出来た
けど、ポケットに入れてる携帯は、時々見ていた
お昼ごはんを食べようと用意をしてたら、メールが来た
『今日は隣にいたから、なかなかメール出来んかった。ゴメン』
『そうだったんだ、仕方ないじゃん。私の事は気にしないでいいからね』
ってまたメールが来なくなった
少し落ち着いたのか、私は昼ごはんを食べて寝てしまった
目を覚ますと2時半すぎてた
[メールは?]
携帯を見たけどメールは来ていなかった
私は、ぼーっした頭を冷ますかのように苦めのコーヒーを飲んだ
もうすぐ子ども達が帰ってくる
いつもの私にならなくちゃ
やっぱり苦めコーヒーが効いたのか、私はてきぱきと家事をこなした
「ただいま」
子ども達の元気な声がした
「おかえり、ちゃんと手を洗ってね」
「はぁい、ねぇお母さん今日のおやつは?」
「テーブルに置いてあるから」
ケンカしながら食べている子ども達を見ていても、自分が夫以外の人とメールしてることに罪悪感はなかった
4時40分
メールが来た
『本当に今日は、メール出来なくてごめんね』
『ううん、気にしないで』
本当は、不安で不安で仕方なかったのに、なんで言えないの?
『それと、もう一つあやちゃんに謝らなくちゃいけないんだ』
[もしかして…………。]
『うん、何?』
『明後日、あやちゃんに会えなくなっちゃった』
[えっ!?]
『もしかして、仕事?』
『うん。本当にごめんね』
『大丈夫だから、いつかは会えるといいね』
『会えるよ、絶対』
その言葉を聞いて少し安心した
それに、まだハルさんに会うには早すぎるよね
会えないと言うことが、私には結構こたえていた
[やっぱり、ハルさんに会いたかったな]
時計を見ると5時半すぎ
私は、急いで夕食の用意をし始めた
何気に見た携帯にメールが来ていた
『俺、言わなかったけど、夜バイトしてるんだ』
『そうだったんだ、だから夜メールなかったんだ』
『ごめんね。じゃ、バイト行ってくるよ!』
『はぁい、いってらっしゃい』
6時30分、電話がなった
「あ、俺だけど帰り遅くなるから」
「じゃ、ごはんは?」
「帰ってから食べるよ。」
「うん、わかった」
私は、冷めていた味噌汁を温めながら子ども達を呼んで3人でごはんを食べ始めた
子ども達は、いつものようにケンカばかり
怒っても、ふてくされてて私の言うことなんて聞きもしない
私は、テレビをつけた
結局、テレビも子どもに占領なれ、私は仕方なく携帯を開けた
案の定、彼からのメールは来てなかった
当たり前だ、彼はバイト中
私も子どもと一緒にテレビを見ることした
なのに、5分もしないうちに私は携帯を見ていた
くるはずのないメールを私はずっと待っていた
子どもをお風呂に入れ、ゆっくりテレビを見ていると電話が鳴った
「これから帰るから。」
「ご飯、家で食べるんでしょう」
「おぅ、子ども達は寝たのか?」
「起きて、テレビ見てるわよ」
「そうか、じゃあな」
私は、料理を温め直し夫が帰って来るのを待った
時計を見ると8時30分
彼のバイトはまだ終わってない
10時までは、バイトだと言っていた
8時50分
夫が帰って来た
「ただいま」
「あ、お父さんおかえり!」
テレビに夢中の子ども達は、一瞬夫の顔を見るがすぐにまたテレビを見始めた
「お前ら………。」
そう言いながら、子ども達と遊び始めた
「ご飯の用意、出来たわよ」
「おぅ」
目の前には、夫がいるのに、私の中にはハルさんがいる
[だめ!]
夫の前では、ハルさんの事考えてちゃダメ
だけど
心のどこかでハルさんを待ってる自分がいる
ポケットに入れてある携帯を私は、握りしめていた
子どもの頭をさわりながら夫は
「風呂、入ってくるわ」
「うん」
私は、急いで携帯を見た
来ていないと分かっていてもどうしても見てしまう
9時30分
子ども達を寝かせ、メールがくるまでテレビでも見ていよう
もう少しで、10時になろうとしてる頃に夫が風呂から出て来た
「お前も入ってこいよ」
まだ、入りたくなかったけど、怪しまれたくないから私もお風呂に入る事にした
もちろん、携帯は服の間に隠していた
「私も入ってくるね」
「おぅ」
いつもならゆっくり入るお風呂だけど、今日だけは早く出て、ハルさんからのメールを待ちたい
お風呂からあがって、まだ濡れてる手で携帯を見た
10時20分
まだメールが来てない
[あれ、バイト終わったんじゃないの?]
[何でメール来てないの?]
パジャマを着ながらも目線は携帯を見ていた
なのに
なかなかメールが来ない
仕方なく、部屋に戻った
「遅かったな」
「そう?」
当たり前だ
ハルさんからのメールを待っていたんだから
時計ばかり気になって仕方がない
携帯を見たいけど、夫がいる前では見れない
10時40分
メールが来た
夫の目を盗んで私は、メールを見た
「ただいま」
たった四文字の言葉だけど凄く嬉しかった
メールしたくてたまらないのにメール出来ない
今まで携帯なんて、めったに見なかったのに、急に見るようになったら、怪しまれるじゃない
だけど、すきをみて私は、メールした
『おかえり』
送るとすぐにメールが来た
『今日、めっちゃ疲れたよ』
『大丈夫?、疲れてるならメールいいよ』
『いいの!あやちゃんと話したいから』
『あれ、メールしてて、奥さんにバレない?』
『だって、もう寝てるし』
[えっ!?、もう寝てるの?]
夫を横目で見ながら、メールしていた
『奥さん、早く寝るんだね。ハルさんの事待ってないの?』
『待ってわけないじゃん、見たいテレビがあるときだけ、起きてるよ』
『私は、一応12時までは起きてるけどな』
『ごめん、お風呂入ってくるわ』
『はぁい!』
夫に気付かれてないか心配だったが、全然大丈夫だった
私は、静かに携帯を閉じた
「ねぇ、まだ寝ないの?」
「もう、ちょっとしたらな」
「じゃ、私先に寝るね」
「おぅ」
私は、布団に入ってハルさんからのメールを待っていた
11時15分
待ちに待ったハルさんからのメールが来た
『ごめん、もう寝るよ。おやすみ』
[えっ!?]
まだまだメールしたかったのに
仕方ないね。
ハルさん、明日も仕事あるもんね
『メール、ありがとうね!おやすみなさい』
さあ、ハルさんも寝ることだし、私も寝るか
静かに目を閉じた
6時30分
目覚ましの音で目が覚めた私は、隣に夫がいないことに気づいた
[トイレでも行っているのかな?]
そんなに深く考えずに私は、布団から出た
台所に行くと、夫がテレビを見ていた
「あれ、今日は早いのね」
「なぜか、目が覚めてな」
「じゃ、コーヒーでも飲む?」
「おぅ」
私は、朝食の用意をし始めた
時計を見て、びっくり急いで子ども達を起こして、ご飯を食べさせ、学校に行かせた
夫も少し遅れて会社に行った
やっと、1人になった
私は、ちょっと甘めのコーヒーを入れ、ゆっくり飲んでた
7時50分
メールが来た
『おはよう!』
ハルさんからのメールだ
『おはよう!
今日は、いい天気だね』
このメールで今日が始まる
毎日届くハルさんからのメール
私には、かけがえのないものになってる
やっぱり私、ハルさんに恋してる
こんなに楽しくて仕方ない
[ありがとう、ハルさん]
私の素直な気持ち
コーヒーを飲み、洗濯物を干してるとメールが来た
『今日は、仕事たくさんあるからメール出来ないかも』
『うん、わかったよん。無理しなくていいからね』
私は、寂しい気持ちを隠してメールした
心に穴があいたみたいに、何も手につかなかった
たかがメール1つで
こんなに苦しいの?
だけど、仕事だもんね
待っていよう
でも、もしかしたら他にメル友がいて、私とは……。
考えたくない
でも
でも
ハルさんの事信じたい
[ハルさん、お願いメールして]
心の中で何回も何回も叫んだ
あれから、どれくらい待っただろう
時計を見ると12時を過ぎていた
私は、諦めてお昼ご飯を食べる事にした
本当は、メールしたくて仕方ないのに、もう少しだけ待って見よう
そう、心に決めた
だけど、どうしても携帯を見てしまう
12時45分
待っていたハルさんからのメールが来た
『今日はメチャメチャ、忙しくてメール出来なくてゴメンね』
やっと来たハルさんからのメール
凄く嬉しかった
私の事、忘れずにいてくれてる事が何より嬉しかった
『いいよ。仕事だもん、仕方ないよ』
『ゴメン、昼からもメール出来ないかも』
[えっ!?]
『うん、わかったよん。仕事、頑張ってね』
今の私には、これしか言えなかった
本音を言えば、ハルさんとメールしたい
わかってる
わかってるけど
気持ちばかりで前に進めない
だけど、私には、やらなきゃいけない事がある
もうすぐ子ども達が帰ってくる
[大丈夫]
私は、私に言い聞かせた
4時38分
何気に見ていた携帯にメールが来た
『やっと、終わったよ』
これだけ長い時間メールが来ないと不安になる
いわゆる放置っていうやつ
嫌な言葉だ
でも、ハルさんは仕事でメール出来なかっただけ
[ちゃんと、わかってるよ]
[わかってるよ]
なんて、ウソ
寂しい気持ち隠してるだけ
『お疲れ様でした』
その後の言葉が見つからない
時間だけが過ぎて行った
私は、何も入れずにメールした
もうすぐ5時
携帯を気にしながらも夕食の用意をした
ハルさんは、5時まで仕事で、バイトに行くまでに一度家に帰り、夕食を食べてからバイトに行く
その間はメールはこない
5時半過ぎてからメールがくる
『バイトに行ってくるね』
今日もいつもと同じメールが来た
このメールが来てから、10時過ぎまでメールがこない
長い
いつもの事だけど、寂しい
玄関が開く音がした
あわてて見ると夫が帰って来ていた
「ただいま」
「あら、おかえり。早かったのね」
「まあな」
「急いで用意するね」
夫が、服を着替えに行ってる間にテーブルの上に出来た料理を並べていた
子ども達を呼び、夕食を食べた
私が後片付けをしてると夫の携帯が鳴った
なのに、夫は携帯を見るだけで電話に出なかった
「あれ、さっき携帯なったんじゃないの?」
「あ、後輩からのメールだよ」
慌てる様子もなかった
「返信しなくていいの?」
「あぁ」
私は、気にもとめずにお風呂の用意をしに行った
戻ってくると、夫はあわてて携帯を閉じた
何もなかったかのようにテレビを見ていた
まだ、ハルさんからのメールがくるまで、2時間もある
私は、夫と一緒にテレビを見ることにした
私自身、いつでもメールが来ても言いように
8時33分
夫が子ども達とお風呂に入りに行った
私は、すぐさま携帯をだすがやっぱりメールは来てない
当たり前だけど、なぜか携帯を見てしまう
今の私に携帯は必需品
無くてはならないものになってる
夫と子ども達がお風呂から出てきた
私は、携帯をポケットに閉まった
[私もお風呂入ってこよう]
メールがくるまで時間がある
ゆっくりお風呂に入る事にした
お風呂から出てくると、夫がテレビを見ていた
だけど、明らかに携帯を見てる
私が近づくとあわてて携帯を閉じた
私は、見てみぬふりをしていた
気にはなっていたけど、まあ、いいかと思いながら、夫とテレビを見ることにした
もうすぐ10時になる
待ちに待ったハルさんからのメールがくる
テレビを見ていても携帯が気になる
[早く1人になりたい]
私ったら、何考えてるの?
だけど、夫とは違う何かがあるから、メールしてる
10時10分
[バイト、終わった。やっとメールが来る]
なぜか、心の中で叫んでいた
だけど、隣には夫がいる
今、メール来ても見れない
[どうしよう]
そんな私の思いを知らずかメールは、なかなか来なかった
10時40分
夫が部屋を出て行った
私は、すかさず携帯を取り出した
メールは来ていなかった
泣きそうになるのをぐっと堪えていた
[なんで、メール来ないの?]
内心、不安でしょうがない
だけど、夫が
[あれ?トイレにしては遅いな]
と思っていたとき、夫が部屋に入るなり
「タバコ買いに行ってくるわ」
「あ、うん」
夫の事も心配だったが、なぜか喜んでる私がいた
私は、携帯を出しずっと見ていた
11時5分
メールが来た
『ただいま。今日は、残業で遅くなったよ』
『おかえり!遅くまでご苦労様です』
残業って聞いて少し安心した
[あれ?メール来ないぞ]
[お風呂にでも入ってるのかしら]
少し待ってるとメールが来た
喜んでメールを見ようとしたら、夫が帰って来た
私は、急いで携帯を閉じ太ももとソファーの間に隠した
「ほい、土産」
と言いながら、私に買ってきたものを投げた
[もう、ハルさんからのメール見れないじゃない]
見たくて仕方ないのに、我慢して、夫が買ってきたアイスを食べ始めた
なかなかメール出来ない
私は、アイスを食べながら
「私、もう寝るけどあなたは?」
「俺は、もう少しテレビ見てからにするよ」
「じゃ、おやすみ」
私は、急いで寝室に向かった
手には、携帯を開けていた
[あれ、メールが2件きてる]
1通目は
『お風呂入ってたよ』
そして、2通目
『今日は、疲れたから寝るね。おやすみ』
[えっ、メールしたかったのに]
私は
『おやすみなさい』
とメールして携帯を閉じた
私は、布団に入りながら
[いいとこで、夫が帰ってこなかったらな]
思ってしまった
メール、出来なかった事が悔しくて
でも、『おやすみ』メール来ちゃったから、メール出来ない
諦めて、目を閉じた
ふと、目が覚めた私は、隣の夫のベッドを見た
夫の携帯が置いてあった
多分、あれはメールが来てるんだ
想像はついたけど、怖くて携帯を見れなかった
私は、また布団に潜り寝ることにした
目を覚ました私は、大変な事に気がついた
[そういえば、今日って休みじゃなかった?]
あわてて起きたから、夫が目を覚ましてしまった
「今日って休みだよね?」
「あぁ」
答えるなり、また寝てしまった
ちょっと、早かったが起きて行った
濃いめのコーヒーを入れ、ハルさんからのメールの事を考えてた
夫がいるときにメールは出来ない
[じゃ、どうする?]
[そうだ、今日は久しぶりにでかけよう]
いろいろ買いたい物もあったから、ちょうどいいじゃん
自分で納得してたら、時間が
急いで朝食の用意をし、子ども達に食べさせ学校に行かせた
夫と私
2人だけの朝食
久しぶりだった
ちょっと緊張してる?
「俺、今日出掛けるから、お前ゆっくり遊んでこいよ」
[えっ!?]
「何、出かけるの?」
「あぁ」
[なんだ、あんなにいろいろ考えなくて良かったんじゃない]
「で、どこ行くの?」
「うん、ちょっとな」
私はあわてて携帯を見た
[うわ!?、やっぱり来てる]
私は洗濯物を口実にその場から離れた
『おはよう、今日はせっかくあやちゃんに会いたかったけど、仕事忙しくなっちゃって、ゴメンね』
メールが来てから、1時間たっていた
私は、すぐにメールした
『おはよう、遅くなってごめんなさい。私もハルさんに会いたかったよ』
『本当?本当に俺に会いたかったの?』
『うん』
『やっぱり、仕事休もうかな』
そんな時、夫が呼ぶ声が聞こえた
「俺、そろそろ出かけるわ」
「はぁい、気をつけてね」
やっと、メールに集中出来る
夫が一体どこへ行ったのか誰かといるのか、全然気にも止めなかった
9時10分
『今日はね、下着買いに行こうと思ってるの』
『どんな色の下着買うの?』
[やっぱり、食いついて来た]
『まだ、決めてない。ハルさんは何色の下着がいい?』
『俺はね、赤か黒がいい』
『えっ!?、赤ってエロくない?』
『だから、いいんじゃない。俺が買ってあげようか?』
『何、ハルさん買ってくれるの?』
『うん!黒も買ってあげるよ』
私は、メールしながら、出かける用意をしていた
久しぶりに化粧をして、私は、家を出た
その間もメールはしていた
『あ、会うとき下着着けて来なくて、その場で着けて帰るなんてどう?』
[えっ!?]
『ハルさん、それってノーパンって事?』
『うん、そうだよ。そのままラブホに行って、俺が脱がしてやる』
[脱がしてやる]
ドキドキしている私がいた
運転中だというのに
落ち着くまで、お店に着くまでメールをするのやめよう
急いで駐車場に車を入れ、メールした
『ハルさん、私とエッチしたいの?』
車から降り、携帯をズボンのポケットに入れた
お店に入り、いろいろと見ていた
[あ、バイブにしなくちゃ]
携帯を出すとメールが来ていた
『うん、あやちゃんとエッチしたい』
『恋メール』を読んで下さってる皆さん、あけましておめでとうございます坥
挨拶が遅れましたが、これからも『恋メール』頑張って書いていきたいと思いますので、またいろいろ感想など聞かせて下さいね坥
SAKURAより
私はメール、出来る場所を探していた
ちょっと、早いけど昼食を取る事にした
席に座るなり
『私もハルさんとエッチしたい』
本気、半分
冗談、半分
のメールをした
別にハルさんとエッチしたいとは、思ってなかった
ただ、エッチな話がしたかった
それだけだったのに、ハルさんは違った
昼食を食べて私は、下着売場に向かった
お昼を過ぎると仕事が忙しくメールも来ない事が多かった
いろいろ見て、試着してみた
結局、今着けているブラの色違いにした
私は、直ぐにハルさんにメールした
『下着買ったよ、色は秘密』
直ぐにはメールくるとは思ってなかったが、なかなかメールは来なかった
携帯をポケットに入れ、夕食の買い物に行った
13時45分
買い物も終わったし、私は、コーヒーを飲むことにした
ついでにケーキも
ポケットから携帯を取り出し、テーブルの上に置いた
メールは来ていない
[やっぱりね]
そろそろ帰らないと、子どもたちが帰ってくる
私は、お土産にケーキを買い急いで車に乗った
なぜか、携帯をポケットから出し、助手席に置いた
いつメールが来てもいいように
結局、家に着くまでメールは、来なかった
荷物を車から出し、鍵を開けようとしたら、夫が出てきた
「あれ、帰っていたの?」
「忘れ物とりにな、また、直ぐに行かなきゃならないんだ」
「今頃から?」
返事ないまま夫は行ってしまった
[そういえば、車は?]
駐車場に車ないって事は、歩いて?
それとも誰かに乗せてもらった?
気になるけど、メールの事の方が頭から離れない
荷物をテーブルに置き、ポケットから携帯を出した
15時35分
子ども達が帰って来た
「ただいま、お父さんは?」
「まだよ」
「えー、一緒に遊ぼうと思ったのに」
「夕食までには帰ってくるんじゃない。それまでに勉強終わらせてしまいなさいよ」
「はぁい」
気のない返事をしながら勉強を始めた
16時10分
そろそろメール来てもいい頃なのに
何度も携帯を見てしまう
16時35分
やっとメールが来た
『何色買ったの?』
『えっとね、水色だよ』
『写メ撮って、送って』
[えっ、どうやって撮ればいいのかな]
『ちょっと、待ってて』
私は、急いで寝室に行きベッドの上に下着を置いた
いろんな角度から撮ったけど、なかなか上手く撮れない
ただ、下着を撮るだけなのに
写真って難しい
『これだよ』
なんとか、撮れた写メとともに送った
『ありがとう』
それだけだった
なんか期待ハズレって感じ
もっと、エッチな事言うのかと思ったけど
私は、子ども達のいる部屋に向かった
私は、夕食の用意をする事にした
いつ夫が帰って来てもいいように
とりあえず携帯をポケットに入れた
17時40分
ハルさんからメールが来ていた
『バイト、行ってくるね』
すかさず
『はぁい、行ってらっしゃい』
私は、気持ちを切り替えていた
ハルさんとメールしてる時は、女として
子ども達といる時は、母として
夫といる時は、妻として
だけど、たまに苦しくなる
[何をしてるの?]
夫と子どもに隠れて男とメール
許されない事だ
だけど、自分の中では悪い事してる自覚がない
最低だ
わかってる
いや、わかってない
いつもこれの繰り返し
だけど
メールが来ると、どうしても喜んでる私がいる
多分、他の人にはわからないだろ
一度繋がりをもつと離れられなくなることを
18時30分
なかなか夫が帰って来ない
私は、携帯に電話した
「もしもし」
ちょっとびっくりした声で夫が言った
「まだ、帰ってこれないの?」
「後、10分ぐらいしたら家に着くよ」
「じゃ、待ってるね」
いったい夫は、どこに行ってたのだろう
帰って来てから聞いてみよう
私は、夫が帰ってくる時間にあわせて料理を温めなおした
用意をしてると、夫が帰って来た
「ただいま」
夫が帰って来た
「おかえりなさい。今日はどこ…………」
聞こうとする私を夫がさえぎった
「お腹、空いたよ」
家族での夕食
久しぶりに大きな声で笑った
私は、何気に夫に聞いた
「今日、どこ行ってたの?」
「まあ、いろいろな。そう言うお前こそどこ行ったんだ」
「私もいろいろ見てきたよ」
今日、1日の出来事を話した
下着を買ったとか、あそこのケーキは、美味しかったとかいろいろ話した
テレビを見てる夫に隠れながら携帯を見た
19時30分
やっぱり来てない
当たり前だ、バイト中だもん
ハルさんからのメールがくるまで、テレビでも見て時間でもつぶそうかな
夫と一緒にテレビを見ていた
たまに、時計を見ては
[まだまだ]
そう思いつつ、携帯を見ている私がいた
「俺、風呂入ってくるわ」
いきなり言うからびっくりして、携帯を落としてしまった
「何やってるんだよ、お前は」
そう言いながら私の携帯を拾ってくれた
一瞬、ドキッした
メールが来てるわけじゃないけど携帯を見られると
私の携帯メールが来るとイルミネーションで知らせてくれる
私は、ドキドキしながら待っていた
夫は、何事もなかったかのように私に携帯を渡し、お風呂に行った
最近、携帯の充電が早くなくなるのに気がついた
見ると1つ減っている
昔は、1日2日は平気であったのに、やっぱり携帯開けてるのがダメだったのかな
急いで、寝室に向かい携帯を充電した
ここに置いて置くのは、気が引けたけど、やっぱり携帯を置いて置く事にした
寝室から戻ってくると、夫がお風呂から出ていた
「お前も入ってこいよ」
「うん」
携帯が気になるけど、私はお風呂に入る事にした
ちょっと熱いくらいだったけど、気持ち良かった
お風呂から上がって
時計を見ると
21時20分
急いで、髪を乾かし夫がいるリビングに行った
手には、携帯を持っていた
こうやって、ハルさんからのメールを待つ気持ち
今までより、私の中で強く大きくなっている
もし、メールが来なくなったら、私はどうなってしまうのだろう
考えたくないけど、いつかはくるのかな?
なぜか、涙があふれてきた
[私ってバカだ]
泣くほどの事でもないのに
私は、パジャマの袖で涙をふいた
[夫に気付かれたかな]
泣いてる顔なんか見られたら、なんて言い訳しよう
私の心配をよそに、夫は大きな声で笑っていた
もうすぐ22時
やっとハルさんからメールが来る
そう思っていたら、メールが来た
『今日は、残業で遅いから先に寝ていいよ』
メールを見た瞬間、ため息とともに、気持ちまで沈んでしまった
ハルさんとメール出来ると思ったのに
『うん、わかったよん』
本音を言えば、メールしたかったけど、残業だから仕方ない
結局、23時を過ぎてもメールは来なかった
私は、諦めて寝ることにした
「私、寝るね」
そういうと夫がテレビを消して
「俺も寝ようかな」
2人して、寝室に向かった
布団に入るなり私は、ハルさんにメールした
『遅くまで、バイトお疲れ様。先に寝るね、おやすみなさい』
携帯を枕元に置き、目を閉じた
だけど、気になって眠れない
何度も携帯を見るがメールは来てない
その内、私は寝てしまっていた
ふと、目が覚めた
時計を見ると
夜中の2時15分
携帯を見るとイルミネーションが点滅していた
[メール来てる]
『おやすみ戓』
良かった、ハルさんからメール来ていて
ホッとして、再び私は目を閉じた
6時30分
目覚ましの音で目が覚めた
もう一度、メール見たくなったので、布団の中で携帯を開けた
何回見ても嬉しくて
だって戓が付いていたから
こんな些細な事で嬉しくなるなんて
[私ってやっぱりバカだ]
携帯を持って朝食の用意をするために下りて行った
今日は、なんだか気分がいい
戓って凄い力もってる
いつもとは、違う今日が始まる気がした
子ども達と夫に朝食を食べさせて、私はゆっくりコーヒーを飲むことにした
7時50分
メールが来た
『おはよう戓』
[あれ?また戓だ]
『おはよう』
やっぱり戓は嬉しくなる
私は、浮かれ気分で洗濯物を干しに行った
『今日は、髪切りに行こうと思うの』
私からメールした
本当は、昨日行くつもりだったが時間が空いてなくて今日にした
『じゃ、写メお願いね』
『うん』
私は、気楽に返事したけど後々、これが原因で彼を怒らせる事になるなんて思いもよらなかった
予約の時間は、10時
あまり時間がない
とりあえず、携帯をテーブルに置き、急いで用意した
9時40分
車に乗り、ハルさんにメールした
『じゃ、いって来ます』
返事はすぐに来た
『いってらっしゃい』
私は、携帯を助手席に置いて、行きつけの美容院に向かった
9時50分
美容院についた
携帯を鞄に入れ、車を下り美容院に入った
最近、気になりだした白髪について話をしていた
思いきって染める事にした
結局、終わったのはお昼を過ぎてた
[お腹、空いたな]
とりあえず、何か食べよう
近くのコンビニでサンドイッチとコーヒーを買い、ハルさんにメールした
『やっと、終わったよ』
私は、車の中でサンドイッチを食べ始めた
[さあ、帰って写メ撮ろう]
途中で、買い忘れた醤油を思いだし、スーパーによった
車に戻ると鞄の中にある携帯が光っていた
『写メ、撮った?』
気の早い事
『ごめん、まだ撮ってないから撮ったら送るね』
急いで、家に向かった
家に着くなり、寝室に向かった
鏡の前に立ち、携帯で写真を撮った
[変な顔]
何回も撮っては消し、撮っては消しで、やっと思い通りの写真が撮れた
[よし、ハルさんに送ろう]
メール画面にした所で、子どもが帰ってきた
結局、写メ送れないまま時間だけ過ぎていった
[あれ?いつもならメール来るはずなのに]
待っても来ない
『ハルさん、何かあったの?』
心配でメールしてみたが返事がこない
16時45分
『何もないよ』
なんかおかしい
怒ってる
だって絵文字もないし
私、怒らせる事したのかな
思い出せない
結局、気になってはいたがそのままにしていた
17時50分
『バイトにいってくるよ』
[良かった]
メール来た
だけど、それからメールは来なかった
ただ1つ『おやすみ』だけは来ていた
見た瞬間
[やっぱり、怒ってる]
だって戓じゃなくになっていた
気になるけど、いつもと同じように『おやすみなさい炻』とメールした
はなさん、そして『恋メール』読んで下さってる皆さんこんばんは、SAKURAです坥
はなさん、感想ありがとうございます坥
もしよろしければ、『恋メール』の感想は、感想スレの方にお願いしていただきたいなと思います坥
それでは、頑張って書きますので、待っていてくださいね坥
今日は、なんだか目覚めが悪い
昨日のがどっかで引っかかってる
だけど、そんな事いってられない
朝の慌ただしい時間をいつもように過ごしていた
8時10分
メールが来ないことに気がついた
8時20分
いたたまれなくなり私からメールした
『おはよう!今日もいい天気だね』
5分たっても10分たってもメールは来なかった
『おはよう』
やっと来たと思ったのに、やっぱり戓がない
『ハルさん、怒ってるの?』
『俺が怒ってる訳わからない?』
全然、心当たりがない
だけど、わからないと言えば余計に怒りそうだから
『ごめんなさい』
とメールして、考えてみた
[あ、もしかして?]
『写メ、送らなかったこと』
『やっと、わかったな!』
急いで写メを送った
『遅くなってごめんなさい』と
謝った所で直ぐに許してくれるわけない
今日は、おとなしくしていよう
そう決めて、いつもの生活に戻った
お昼ご飯を食べてる頃、メールが来た
[あ、ハルさんからだ]
『昼寝してたよ』
こんなに早くメールが来るとは思わなかったが、やっぱりメール来るとテンションが上がるね
『今日は、暖かいから昼寝するにはちょうどいいかも』
『うん』
またハルさんとメール出来る
本音を言えば、もうハルさんとは、メール出来ないんじゃないかと心配していた
『ハルさん、ありがとう炻』
素直な気持ちをメールした
この事があってから、ハルさんに対して逢いたいと思う気持ちが強くなってきた
メールだけの恋愛じゃ物足りなくなって来てる
ハルさんを近くに感じたい
そしてキスしてもらいたい
気持ちばかりふくらんでいった
押さえきれずに
『ハルさんに逢いたい』
メールしていた
直ぐに返事が来た
『俺もあやちゃんに逢いたい戓』
涙が止めどなく溢れて、画面が見れない
凄く嬉しかった
外にいるのに泣いてしまっていた
『いつか逢おうね炻』
『うん戓』
昼からは仕事忙しいのに、メールしてきてくれて、その上、直ぐに返事してくれた事がなにより嬉しかった
自分の中での変化を感じていた
だけど、この気持ちも長続きはしなかった
それからいつもと変わらない生活、メールが続いていた
また、写メが届いていないことがわかった
『もういいよ』
どうしてもふに落ちない
メールが届くのに写メだけ届かない?
おかしい
でも結局、私から謝った
そうしなければ、この関係が終わる気がした
それからは、写メの話はいっさいしなかった
ある朝、いつものようにハルさんとメールしていた
私は、天気を話をしていた
なのに
『マジで怒ってたんだ埈』
[えっ!?]
どういう事
天気の話してたよね?
どう返事していいかわからなかったがとりあえず返事した
『誰が怒ってるの?』
直ぐにメールは来た
『ゴメン、間違えて送っちゃった』
[間違えて送った、間違えて送った]
頭の中でぐるぐると言葉が
[他に誰かメールしてる人がいる]
そう考えざるおえない
返事の言葉が見つからない
30分もしないうちにメールが来た
『ねぇ、写メ送って見て』
[はぁ!?なんでこんな時に写メなの?]
だけど、私もバカだ
言われた通り、写メを送ってしまった
『届いたよ。俺の携帯が悪かったみたい。本当にゴメン』
謝られたら、余計聞きづらくなる
結局、聞けないままでいた
ハルさんを信じたい気持ち
ごちゃまぜになって何も手につかない
写メだって、本当に届いているのかもわからない
こんな気持ちのまま夫の前に出れない
だけど、人間て不思議ね
なぜか、夫の前でも平気でいられた
そんなモヤモヤ感を残しながら、いつも通りの生活をしていた
季節は、暑い夏をむかえていた
その頃になると私の逢いたい病はピークになっていた
だけど、今は夏休み
子ども達がいる
『夏休み中は、逢えないね』
私が聞いてみた
『うん、夏休みあけたら逢おうね戓』
『絶対だよ』
『うん戓』
この戓にいつも騙される
だけど、信じちゃうんだよね
そんな中、1通のメールが来た
『明日は、休みとって子ども達と映画見に行くよ』
メール始めた頃は、仕事休んでもあやちゃんに逢いに行くって言ってたのに
家族には、休み取るんだ
少し、いやものすごく嫌みな女になっていた
ちょっと、家族にやきもきを妬いていた
妬いても仕方ないけど、でも私だけを見て欲しい
そんな私の気持ちなんて、知らないくせに、ハルさんはいつも通りメールしてくれた
次の日
休みだから朝メールは来ない
土日もそうだ
それに慣れるにも時間がかかった
14時20分
『今日の映画凄くおもしろかったよ』
今日、初めてのメールだ
『良かったね』
これで終わってしまった
休みの日はいつもそう
だから、携帯見ないようにしてても、結局見てしまう
22時15分
『今日は、嫁さん起きてるから、メール出来ないから寝るわ。おやすみ戓』
『おやすみなさい炻』
[なんだ、もう寝ちゃうの?』
だけど、この『おやすみ戓』メール
どんなときでも、忘れずに送ってくれた
写メで機嫌悪い時も
バイトで遅くなっても
必ずメールしてくれた
私にとって、『おやすみ』メールはとても大切な言葉になってた
それと同時にもう話出来ないと言う寂しさもあった
仕事として、少しだけ休んでバイト行く彼に無理強い出来ない
《寂しい》
《もっと話したい》
言いたい
でも、私は言わない
それは、私の気持ちでハルさんは、違うと思うから
そう気づいたのは、最近の事だった
夏休みも終わり、ハルさんと逢えるかもと期待していた
でも、9月と言えば運動会
運動会は土曜日
そうなると土曜日は、つぶれる
って言うことは、逢えないと言うこと
それに
私も仕事する事になった
基本は、子ども中心
土日、祝日は、休み
仕事時間は、9時半から3時まで
『ハルさん、私仕事する事になったから』
『えっ!?いつから?』
ちょっと驚いているみたいだった
『明日から行くよ』
あまり、嬉しくない
だって、仕事してたらハルさんとメール出来なくなるじゃない
だけど
夫の紹介だから、イヤとは言えない
まあ、なんとかなるよ
仕事初めて、気を使ってくれてるのか、メールの数が減って来た
私としては、今まで通りメールしたいのに
それとも?
本当に、仕事?
信じると言ってたのに、いつもそう
その度、泣きそうになる
結局、9月は逢えなかった
10月になっても、今までと変わらないメール
だけど、私の逢いたい病はずっとピークのままだった
どうしてもハルさんに逢いたい
『ハルさん、都合のいい日が会ったら教えてね』
『うん、わかった』
返事をずっと待っていたのに、なかなか来なかった
[忘れてるの?]
[それとも、私と逢いたくないからなの?]
何も言わないから、余計考えちゃう
[ちゃんと、聞こう]
だけど、なんて聞けばいいかわからない
悩んだあげく
『年内に逢うのは無理かな?』
バイト中にメールしたから終わるまで待っていよう
って、冷静でいられるわけない
気持ちとしては、早く聞きたい
22時55分
待っていたハルさんからのメールが来た
『それはそれでいいかも』
[えっ!?]
思ってもみない言葉が返って来た
どうしても返事の言葉が見つからない
20分間ずっと携帯とにらめっこ
こんな姿、夫に見られたらなんて言おう
『残念、来年逢えるの楽しみにしてるね炻』
『まだ、ダメと決まった分けじゃないよ』
『そうなの?』
[やった!!]
そう思ってたのに
1週間後
バイトが終わり、何通かメールの後、急に
『お願いがあるんだけど』
私は、心配しながら
『うん、何?』
『あのね、逢うの来年じゃダメかな?』
私自身、今年は無理かなとうすうす感づいていた
仕事、忙しいと言ってたし
『うん、いいよ』
『本当にごめんね、長くメールしようね戓』
『うん炻』
『じゃ、そろそろ寝るね。おやすみ戓』
『おやすみなさい炻』
案の定、12月は忙しそうだった
それでも、ハルさんは時間を見つけてはメールをくれた
そして、クリスマスイブの夜
私は、夫と借りてきたDVDを返しに来ていた
何気に見た携帯が光っていた
『メリークリスマス』
ハルさんからだった
『メリークリスマス』
メール来てから30分過ぎてたから急いで送った
結局、その後は『おやすみ戓』メールだけだった
クリスマスが過ぎると今度は、お正月
私は、子どもが冬休みに入ったので、仕事休む事にした
お正月の準備で忙しかったが、ハルさんとはメールしていた
12月31日
ハルさんも正月休みに入ったから、朝からメールは来ない
昼すぎ、メールが来た
『今日は、朝から大掃除だよ』
31日の夜
我が家は、毎年すき焼きと決めている
作るのは、夫の役目
やっと、私も少しは休める
夫にまかせ、トイレに行くふりをして、携帯を見た
やっぱり、メールは来ていなかった
『お母さん、早く。先に食べちゃうよ』
『はぁい』
急いで席につき、みんなで食べ始めた
みんなでテレビを見ていた
ふと、携帯を見るとメールが来ていた
[見たい]
でも、目の前には夫がいる
なんとか、隠れながらメールを見た
『年越しそば食べたから、お腹いっぱいだよ』
時計をみると20時を過ぎたとこ
[もう、ハルさんとこは、食べたんだ]
『もう、食べたんだ、早いね』
それから、メールはなかった
23時30分
私は年越しそばの用意を始めた
考えていた
ハルさんから『あけおめ』メールがくるのか?
[なかったら、どうしよう]
心配だったけど、待ってみようと思った
ちょうど、よい時間におそばが出来た
子ども達を起こし、みんなで食べた
片付けをしながら、ずっと目は、携帯を見ていた
[もうすぐ2009年も終わりだな]
[今年は、いろんな事があったな]
思いにふけっていると、いつの間にか、年が明けていた
[メール、くるかな?]
携帯とにらめっこ
だけど、全然来ない
0時30分
『明けましておめでとう。今年もよろしく炻』
何回もメールするが、送信出来ませんと
多分、規制がかかっていてなかなか届かないんだな
私は、諦めて寝る事にした
1時40分
ふと目が覚めて携帯を見るとメールが来ていた
『明けましておめでとう
今年もよろしく戓』
『明けましておめでとう炻こちらこそ、よろしくね炻』
すぐにメールをして、私は目を閉じた
1月1日
起きると辺り一面真っ白な雪
それも50cm以上もある
何時もより遅い朝食
お雑煮とおせちを食べ、家族皆で雪かきをした
今年のお正月は雪の為、何処にも 行けなかった
もうすぐ2月
ハルさんとメールをして、1年になる
それと私の誕生日
ハルさんは、覚えてくれてるかな?
そんな中、夫が仕事で海外に行く事になった
一瞬、ハルさんに逢える
そう思ってしまった
だけど、平日で私は仕事だし、夜はハルさんバイトだし
大人しくしていよう
そうしてるとハルさんからメールが来た
『お土産はキムチかな』
『ううん、あのね私、財布頼んだの』
『いいな、俺も欲しいな』
『じゃ、頼んでみる? 』
『そんな事出来るの?』
ちょっと迷ったけど、友達が欲しいと言ってたと夫に言えばなんとかなるかなと安易な考えでいた
『大丈夫だと思うよ』
『ありがとうね、無理しなくていいからね』
『うん』
『突然だけど、おっぱい見たい』
[いきなりだな]
私は、前に撮ったのを送った
一応、顔は写ってないのを選んだ
やっぱり写メを送るのは、良くない事だとわかっているが、どうしても送ってしまう
『次は下の方が見たい』
[えっ!?]
『ごめん、今生理中だから無理』
『じゃ、今度見せてね』
私は、なんて会話してるの?
夫にも来たこと話してないのになぜ、ハルさんには言うの?
[私ってホントバカ]
自分でも、わかっている
写メを送ったからと言っても何も変わらない
だから私も
『ハルさんの見たいな淲』
『その内、本物見せてやるよ』
[逃げたな]
『楽しみしてるね淲』
エッチな事には食いついてくる
やっぱり男なんだな
それを楽しんでる私もいる
毎日メールしてても、不安になる時がある
あまりにも放置されると、もうメール来ないのかと
そのたび、私からメールしそうになる
だけど、後少し待ってみよう
後5分だけ
そう思っているうちにメールくると、涙が出そうになる
《ありがとう》
早くこの気持ち伝えたい
いつか、言える時がくるかな
1月も終わり頃
バイト終わりの彼からメール来た
『誕生日って2月だったかな?』
[あれ、前に話したのに]
『うん、2月だよ』
『何日だった?』
『16日だよ』
『じゃ、俺の誕生日覚えてる?』
聞いてはいたけど、確か
『6月8日だと思う、間違っていたら、ゴメンね』
『抦』
『良かった、間違えてなくて』
『そろそろ寝るね、おやすみ戓』
なんか、嬉しい気持ちでいれた
嬉しい気持ちは翌日も続いていた
『あ、そうだ。こないだ言ってた財布誕生日プレゼントにしようかな』
すぐにメールが来た
『誕生日まで長いね』
『そうだね、それまでに逢えたらその時でもいい?』
『うん、その前に逢えるよ』
[えっ!?]
『本当かな?』
『俺は、逢うつもりだよ』
まさか、彼から逢うつもりと言われるとは思ってもいないから、嬉しくて
『じゃ、それまで楽しみに待ってます』
『それとも、誕生日まで待つ?』
『やだ、都合があえば逢いたい』
『うん、そうだね』
まだ、逢えるとは限らないのに、どうしても彼がウソを言ってるようにも思えない
信じてる私がいる
『ハルさんに逢うの楽しみだな』
『うん、楽しみだね淲』
こんな会話がずっと続いてる
例え、その場かぎりで『逢えるよ』と言われても、前は、どうしても信じられなかった
だけど、今は信じきってるわけじゃないけど、彼の『必ず逢うから大丈夫だよ』の言葉に気持ちは落ち着いてる
って言いたいけど、やはりメールが来ないと不安だ
2月に入り、彼とメール初めて1年になる
改めて、いつだったかと聞かれても答えられない
でも、言える事はよく1年もメール出来たなと
その間に逢っていたら、終わっていたかも知れないのに
そう言う人はいると思う
だけど、彼はわがままな私にいつも付き合ってくれた
本当、感謝しなくちゃ
そう思ってる矢先、義父が入院する事になった
『あのね、義父が入院する事になったの』
『どうして!?』
私は、義母から聞いた事を話した
『詳しくは、分からないけど、血管の手術みたい』
『そうなんだ、長くなりそうなの?』
『そんな事ないと思うよ』
たぶん、ハルさんはびっくりしていたと思う
もしかして、逢うつもりだったのかな?
あれだけ、誕生日前に逢えるよと言われると私も少し期待していた部分もあったが、結局ハルさんは何も聞いて来なかった
入院する何日か前に、子どもが胃腸風邪になった
私は、仕事を休んで病院に行った
点滴をうったから、お昼頃までかかってしまった
『やっと、 終わったよ』
『早くよくなるといいね』
『うん、点滴したから大丈夫だよ』
その日1日、私はゆっくりしていた
仕事終わりのハルさんからメールが来た
『今日は、バイト休んで飲みに行くよ』
『じゃ、楽しんで飲んできてね』
『野郎と2人だからな埈』
飲みに行くと絶対メール来ないからな
半分諦めモードのまま、一応待ってみた
23時過ぎてもメールは来なかった
私は、諦めて
『寝ます、おやすみなさい炻』
とメールし、布団に入った
けど、どうしても気になる
何度も携帯を見るがメールは来る事はなかった
全然、寝れない
目が覚めていて、寝たくても寝れない
メールないだけでこんなになるなんてまだまだ、修行が足らないな
だけど、いつも来るメールが来ないと不安で
結局、寝れないまま朝を向かえてしまった
次の日は、祝日だった
朝はメール来なかった
だから、余計に不安になって、何度もメールしようとするが送信出来ないでいた
でも、このままじゃイヤだと思いメールした
『こんにちは。今、買い物中だよ』
本当は、『どうしてメールくれないの?』って聞きたかったけど、聞いて機嫌悪くなって欲しくないから、だからあんな風に聞いた
11時を過ぎた頃、メールが来た
『こんにちは、温泉に行ってくるね』
『はぁい坥良かった』
私は、メールが来たことの気持ちを書いて送った
『何が良かったの?』
『メールが来たって事』
『ゴメン、昨日は酔っぱらって寝ちゃったよ』
『そうだったんだ』
利用が聞けた事に私は、ホッとしていた
飲みに行くんだから、酔っぱらってメール出来ない事も考えれるのに私っていつまでもバカだな
義父が入院する日がきた
相変わらずハルさんはいつも通りだった
私は、病院にいるからなかなかメール出来なかった
帰る時に、やっとメール出来た
『終わって、今帰る所です』
『ご苦労様でした』
『いえいえ』
その日は、何事もなく過ぎていった
もうすぐバレンタインだ
私は、毎年、夫と子どもと義父に渡している
だけど、今年は義父が入院してるからどうしようか迷っていた
その日のメールで
『旦那にもあげるの?』
『うーん、迷ってる。ハルさんは、チョコは?』
『行きつけの店からは、もらったよ』
『奥さんからは?』
『もらった事ないよ』
『今年は、もらえるかも!?』
『絶対にないよ』
そんなものかなと思っていたら、今度は私が胃腸風邪になってしまった
お腹痛いのと義父の入院で結局、チョコを買う余裕がなくそのままバレンタインは、過ぎていった
そして、私の誕生日の朝
7時15分
メールが来ていた
『お誕生日おめでとう榘』
まさか、こんなに早くメール来るとは思ってないからすごく嬉しくてすぐにメールした
『ありがとう。すごく嬉しい炻』
なかなか、 病院から帰れないまま時間は過ぎていった
彼は、いつもバイトに行く時、必ずメールをくれる
この日もいつもと変わらず
『バイトにいってくるよ!』
私にはちょうど良かった
皆がいる所でメール出来ないし、義父が落ち着くまでは、病院にいたかったから。
多分、夫もそうだろ
20時30分
私達は、家に帰る事にした
その日の夜、彼からのメールは、1通だけだった
『今日は、頭が痛いから寝るね。おやすみ戓』
ずっとメール来るの待っていた
少しだけでも話がしたかった
だけど、頭が痛いなら仕方ないねって思いたいけど、なぜかメール待っている自分がむなしく思えてきた
こんな思いするなら待っていない方がいい
私は、なんとかこの気持ちを彼に伝えたかったが、結局いつもと同じようにメールした
『おやすみなさい炻』
義父の入院は、1週間程だった
私は、またいつもの生活に戻った
朝のメール
前より遅くなってきてる
ある日は、10時近くに来たこともある
私は、それでも彼からのメールを待っている
これが、 私なんだ
私は、これからも彼からのメールを待つだろう
たとえ、どんな時でも
メール、来ないと泣きそうになるし、来ると嬉しくて泣きたくなる
わかってる、メールで恋なんてあり得ない事
だけど、今の私は完璧に恋してる
いつまで続くかわからない恋メールだけど、これからも私は彼とメールしていきます
『恋メール』を読んで下さってる皆さん、こんにちは坥
ご心配おかけてすいません
まだ、終わりではありません
ただ、これまでの彼との出逢いやいろいろなエピソードを書いてきましたが、ちょうど、今現在の話になりました
私としては、これからも『恋メール』書いていきたいと思ってますが、これと言って何も進展がありません
つまらないかも知れないし、もう皆さんもわかってらっしゃると思いますが、小説と言うより日記です
ここからは、私達の日々のメールを書いていきたいと思います
たくさんの方々にこの『恋メール』を読んでいただいてる、すごく嬉しい事です
これからも、『恋メール』よろしくお願いいたします坥
SAKURAより昕
やっぱり、仕事がないとメールは、少ない
わかっていた事だけど、なぜか待ってしまっている
だから、見ないようにしているとメールが来る
『おはよう戓
今日は、保育園の大掃除なんだ。じゃ、行ってくるね』
『はぁい、いってらっしゃい』
私は、どんな時もメールが来るとすぐに送っていた
まあ、夫がいる時や仕事の時以外だけど
私自身、メールが来ることが当たり前のようになってきてる
だから、メール来ないと
[なぜ?]
って思ってしまう
なのに、私はどうなの?
私だって、メール出来ない時もある
こんな時、昔言われた『お互い様でしょう』を思い出す
昼過ぎ
『今、買い物にきてるよ』
『私も買い物して、今帰る所』
続くとは思ってないけど、それから1時間後にメールは来た
『アウトレットにいるよ』
『何かいいのありましたか蓜』
また、1時間後にメールが来た
『俺は何も買ってないよ』
言葉が出て来ない
悩みに悩んで
『そう、じゃ奥さんと子どもさんのは買ったのかな?』
それから、メールはなかなか来なかった
19時36分
『今日は、嫁の送迎だから今は呑めないよ焏』
『そうなんだ、呑めないのは辛いね』
『呑み助の俺にはね』
『お酒、好きなんだね』
また、メールが来なくなった
それから2時間後の
22時07分
『嫁が帰って来たから、呑んでるよ淲』
『良かったね坥』
23時10分
『今日は、そろそろ寝るね、おやすみ戓』
だいたい、いつもこんな感じ
次の日曜日なんて、もっとメールが減るのよね
メール来たのは、夕食を食べ終えた頃
18時05分
『こんばんは煜』
[えっ!?、これだけ]
私は、ちょっとムッと来たから、
『こんばんは』
とメールした
いつもは、絵文字をいれるのに、この時は、入れずに送った
駆け引きとまではいかないけど、時に私の気持ちわかってって叫びたくなる
特に、メール来ない時や、聞いた事がスルーされた 時
せっかく、どんな返事が来るのか楽しみに待ってる時に、限ってスルー
難しいですね
結局、あれからメールが来たのは
22時09分
『今日は、寝るね。おやすみ戓』
『おやすみなさい炻』
明日から仕事って言う日は、早くに『おやすみ』メールがくる
こんな日は、私も早く寝ることにしよう
って、思い布団に入るけど、なかなか寝れない
もう一度、彼からのメールを見直して、私は目を閉じた
だから、私も聞かない事にしてる
ただ単に、休みも予定があって無理なのか、それとも逢うつもりなんて全然ないのか
いったいどっちなんだろう
9時34分
『釣りも好きだけど、麻雀も好きなんだよ淲』
麻雀好きは、よく知っている
だいたいの土曜日は麻雀に行ってくるってメールがくる
『もう一つ、お酒も好きでしょ淲』
『365日呑んでるからね淲』
『毎日じゃん淲』
今日は、いつもよりメールが多い
嬉しい反面、急に来なくならないか不安になる
13時56分
『雨降りそうな天気になってきたよ』
『うん、仕事終わるまで降らないで欲しいな』
『あれ、まだ降ってないんだ』
『うん。まだ、降ってないよ』
私は、仕事場に自転車で行っている
だから、雨は降って欲しくない
15時30分
私は、いつも仕事終わりのメールをする
『ただいま坥』
昼からは、メールは全然来ない
私の『ただいま』メールも送ったきり返事が来ない
まあ、いつもの事と諦めてる
16時35分
やっと待っていたメールが来た
『お帰りなさい煜』
前は、『お疲れ様でした』と来ていたが、私が「おかえり」っていいねと言ったら、『お帰りなさい』になった
16時40分
『雨、降ってきたよ』
私はメールした
16時45分
『こっちも降って来た』
私も夕食の用意で、忙しくしていたから、携帯をポケットにしまい込んでいた
気が付いた時は17時を過ぎていた
17時40分
『バイトに行ってくるよ』
『はぁい、いってらっしゃい坥』
いつものメール
なんか、ひと安心
最近、残業の時は20時の休憩時間にメールがくる
今日は、20時のメールがないから、残業ないね
いつものように、テレビ見たり、借りてきたDVDを見たりして、時間をつぶしていた
なのに、23時を過ぎてもメールが来なかった
「メール来ないな」
ずっと、携帯とにらめっこ
「もしかして、残業かな」
『そろそろ、寝ます。おやすみなさい戓』
と先にメールし、私は布団に入った
何時か、わからないけど目が覚めた時、メールが来ていた
『急な残業だったよ。おやすみ戓』
「やっぱり、残業だったんだ」
私は再び目を閉じた
私は、どんなに夜遅くてもハルさんからのメールは待っていたい
でも、20時のメールは、私の事気遣ってくれてるのがよくわかるから、あまり彼に負担をかけちゃいけないと思い、私からメールする
メールして、布団に入ってもどうしても携帯を見てしまう
わかってる、そんなに早くメールがくるわけながない
たまに、考える事がある
なぜ、ハルさんは私とメールしてくれるの?
もう、1年もして飽きないの?
私は、ハルさんに逢えたのは縁だと思っている
だって、サイトの数多くの人がいる中で、ハルさんを選んだのは、他の人と何か違うモノがあったからだと思う
だから、この縁を大事にしよう
今日は、3月3日
桃の節句
私の家は、小さいけどお雛様を飾っている
そう言えば、ハルさん家は女の子いるけど、飾ってあるのかな?
『ねぇ、ハルさん家は、お雛様飾ってあるの?』
『飾る場所ないから飾ってないよ焏』
『うちは、小さいけど飾ってあるよ坥』
『土曜日に出すのは、遅いかな?』
『どうだろう、遅いかもね』
このメールを送ったのが9時30分
昼もメールは来ず
15時28分
『ただいま埈』
私は、仕事終わりのメールをした
16時10分
『お帰りなさい。ねぇ埈は何?』
ちゃんと、絵文字も見てるんだ
てっきりスルーされると思ってたのに
『花粉症が辛いです埈』
『俺は、ひのきだから、まだ先だけどね』
『ハルさんもあるんだ。私は、今が最悪だよ埈』
『マスクする程じゃないけど、寝るのが大変だよ』
『大変って、鼻水の事?』
『うん』
『そうだよね。私なんて隣にティッシュ置いて寝てるよ』
『俺もそうだよ』
『奥さんや子どもさんは大丈夫?』
『今年は子どもがヤバイかも。バイト、行ってくるよ』
『はぁい、いってらっしゃい坥』
全然、ラブラブじゃない私達のメール
だけど、メールの中味じゃない
メールが来る事が大切
私の事、忘れてないと思えるから
昼間メール出来ない時は、バイト、行くまでの少しの間メールしてくれる
夜、寝る前にもメールしてくれる
疲れてるのに、悪いなと思うけど、私はハルさんと話が出来て嬉しい
もしかして、気をつかってくれてるのかな
20時04分
『今日は、残業だから先に寝てていいからね』
『はぁい、了解しました』
これから、寝るまでの間に何回、ハルさんの事思うだろう
だけど、この時間は私の自由な時間
好きな事しよう
って、携帯いじりだけどね
夫に見つからないように、隠れてしてたけど、なんか怪しまれてるみたい
携帯で遊んでると思ってる
まさか、男とメールしてるとは思ってないみたい
もう、完璧依存してます
23時36分
『そろそろ、寝ます。おやすみなさい炻』
メールしたけど、なかなか寝れないでいた
私からメールして、布団に入ってもなぜか、寝れない
すぐにメールが来るかもと思うと気になって、仕方がない
[もう、いいや]
と、携帯を裏にして反対を向いて寝る
だけど、寝れない
[あ、もう]
気分は最悪
自分からメールして置いて、待ってるなんて
結局、メール来るまで待ってる
[あ……メールきた]
嬉しくなって、メールを見て私は、安心して目を閉じた
『これだよ』
と、写メありのメールを送った
『そのタイプがいいな』
『色は、茶色で良かった蓜』
『うん、お願いします』
『はぁい、じゃ、頼んでおくね』
私は、内心これでハルさんに逢えると思った
財布を口実に逢える
だから、何としても今回は買ってきて欲しい
私も悪い女だな
だけど、出張は来週の8日から
そんな時、朝一のメールで
『おはよう、今さら白に出来ないかな蓜』
今日は、土曜日
夫は、出勤日だったから、休憩時間に電話した
「あのね、友達がね、色を白にしたいって、大丈夫かな?」
「今、クレーム出て、九州にいるから、連絡しておくよ」
「急にごめんね。じゃ、よろしくお願いね」
私って、すごいな
平気な顔して、よくウソつけるな
感心しちゃうよ
夫の同僚が出張から帰ってくるのは、12日
あと1日
朝のメールは、やはり天気ネタからだった
私は、急に心配になってきた
財布、奥さんにバレないかな
聞いて見ることにした
『ねぇ、財布なんだけど奥さんにバレない?』
『大丈夫だよ淲』
『なら、いいけど。じゃ、いつ頃なら大丈夫?』
『何が?』
今思えば、聞き方が悪かったけど、財布の話してるんだから
[わからんのか!?]
と言いたくなった
『逢えそうな日は、いつ頃かなって蓜』
『平日だよね!?』
[はぁ🌀]
ずっと前に自分から、平日はダメだと言ってたのに
だから、私はそのつもりでいたのに
『ハルさんの都合のいい日でいいよ。平日は仕事、休めないでしょ』
『了解、何とかするね』
『はぁい淲』
確実に逢うことに近づいている
だけど、これ以上追うとダメになりそうで
後は、ハルさん次第
気長に待ちますか蓜
気長になっているつもりだったのに、その日はいきなり来た
『おはよう戓
来週の月曜日、空いてる?』
『おはよう、それって祝日の日の事?』
私は、笑ってしまった
いつかは、来るとは思っていたが、こんなに早くとは
嬉しい反面、心の準備が
『うん』
『私、どこまで行けばいい?』
『最寄りの駅の名前、教えて』
私の家から駅まで、かなりある
『小さい駅だよ。近くに小学校があるよ』
『うん、わかった』
何気ない会話だけど、本当に彼が逢いにくる
気持ちは、舞い上がっていた
が、その日の夜
『ねぇ、 日曜日じゃダメかな蓜』
日曜日蓜
ダメに決まっている
快く、返事が出来なかった
『うーん、難しいな埈
財布、届けてくると言えば、なんとかなるかな』
『日曜日までに、返事するね。今日は、おやすみ戓』
『やっぱり、日曜日でいいかな蓜』
『うん、なんとかするよ』
私は、夫に財布を届けると言う理由を考えていた
土曜日は、心なしか、不安と期待で入り交じっていた
だから、布団に入ってもなかなか寝れなかった
[私が緊張蓜]
私は、結構弱い部分もある
精神的には、子どもだ
[明日、逢えますように]
私は、再び目を閉じた
今日は、ハルさんに逢える日
いつになく、早くに目が覚めた
だけど、約束の時間は13時
それに、午前中は予定がありハルさんの事ばかり考えてられない
私は、いつもより化粧に時間をかけていた
9時10分
私は、車で出かけた
つまらない話を聞いているから、あくびばかり出て仕方なかった
予定は、12時に終了だったが11時前に終わった
私は、夫に電話した
「もう、終わったよ。ねぇお昼どうする?」
「うーん、それならマック食べたい」
「わかった。買ってくるね」
私は、近くのマックに行った
帰り際、彼からメールが来ていた
『早く、着きそうだよ』
『えっ!?』
『後、1時間ぐらいかな』
時計を見ると11時30分
って、言うことは12時30分に着くんだ
『出来るだけ、早く行くね』
私は、急いで帰った
何事もなく、家族でマックを食べ、テレビを見ていた
12時17分
メールがきていた
『後、10分で着くよ』
[えっ!?早いよ]
私は、焦った
約束は13時のはず
[どうしよう]
息をととのえ
「ちょっと、早く行くね」
「まだ、30分もあるぞ」
[ドキッ!?]
バレてないか、不安だった
どうしてか、彼はスカートで来てくれと
だいたいの意味はわかっていたが、慣れないせいか気持ち悪い
急いで車に乗り、待ち合わせの駅に向かった
もう少しで着くという時に携帯がなった
『駅と小学校の間にいるよ』
『私もすぐ近くの駐車場にいるよ』
電話を切り、かばんを取り車から降りた
見覚えのある車が来た
ずっと前に写メで見たのと一緒だった
『こんにちは』
『こんにちは』
私は、助手席に乗ろうとしたら
『後ろに乗って』
ドアを開け、乗り込んだ
彼は、運転席で
『小さい駅だね。分かりにくかったよ』
『そうでしょ。』
やっと、顔が見れた
言葉が出て来なかった
だって…………。
[全然、タイプじゃない]
彼には、悪いけどそう思ってしまった
だけど、なぜかニコニコしてる
運転席から、いきなり彼が
『ねぇ、どんな下着なの? 見せて?』
戸惑っていると、ドアを開け私の座ってる後部座席に来た
『どれどれ?』
言いながら、スカートをめくった
まだ、ニコニコしてる
と、おもむろに置いてあるかばんを開け始めた
私は、キョトンとしてると何か出して来た
それは、初めて見る物だった
アレの形をしたゴム?を私の下着に押し付けて来た
『もう、濡れてるじゃん』
と言いながら、私の中に入れて来た
『アッ!?』
冷たくて、初めての経験だった
『このまま、買い物でも行こう』
[えっ!?]
『イヤだよ』
私の言葉なんて、聞いてないふりして、コンビニに行きそのままホテルに向かった
部屋に入って、私は財布を彼に渡した
『ありがとう』
と、言いながら私の足を広げてきた
靴下を脱がせ、私の中にあるモノを動かしてきた
声がだんだんと大きくなって、まともにいられない
彼の手が止まった
『自分で、服脱いで』
中に入れたまま、服を脱いだ
なぜか、恥ずかしさはなかった
彼も服を脱ぎ始めた
このままこの流れで、最後までしてしまうと思っていたのに、予想に反して彼は何もして来なかった
その代わり、口でと……。
事が、終わり私は洗面所で顔と口を洗らい戻ると、彼は、ベッドでお財布を見ていた
『ありがとう。これお金』
『いえいえ。これで良かったの?』
彼は、財布を箱から出し、いろいろ見ていた
『ねぇ、奥さんに怪しまれない?』
『大丈夫。もしかしたら、ネットで買うかも』
『あ、言っとくけど、財布があったから逢いに来たわけじゃないからね』
[うそつけ!?、絶対逢うつもりなんてないくせに」
何回も言い訳をしていた
その後、家族の話になった
初めて聞く話もあった
1年以上メールしていて、知らなかった事
どう返事をしていいか、分からない
ホント、私はつくづくダメだなと思った
帰る時間がせまっていた
『そろそろ帰りますか?』
『そうだね』
お互い服を着て、部屋を出た
待ち合わせの場所に着き
『道、覚えたからまた逢いにくるよ』
『ホントかな?』
私自身、信じてない言葉だ
『ホントだよ。気をつけて帰ってね』
『今日は、ありがとう』
私は、車に乗り家に帰った
へんな気分だった
当たり前だ
夫以外の男と逢って、ましてや、やましい事してきて
落ち着く訳がない
どうしても一緒にいれない
少しでも夫と距離をとっていた
夫は何も知らない
いろいろ話しかけてくるけど、上の空で全然ダメ
これが罪悪感なの?
それから2時間後にメールがきた
『家に着いたよ』
『今日はありがとう』
1人になると、なぜか虚しさが込み上げてきた
夫を裏切った事
[もう、逢わないでいよう]
[逢うのは、これが最初で最後]
なぜか、自然と気持ちが決まってきた
いきなり、『サヨナラ』もいいけど、そう簡単にはいかない
やっぱり、1年もメールしてるからかな?
今更だけど、彼には感謝してる
辛いとき、話を聞いてくれたこと、もういなくてはならない存在だった事
1年は大きかった
その事には感謝しよう
『ありがとう』
それからも彼からのメールは来ていたが、私は、送らなかった
『どうしたの?』
[これでいい]
自分に言い聞かせて、私は、日々の生活に戻った
いつもの朝がくる
この時間、彼からのメールを待っていた
あんなに待っていたメール
今はもう来なくなった
まだ、メールがないのに慣れないけど、自分で決めた事だから
私は、いつものように洗濯物を干していた
風が暖かくなってきた
春がすぐそこまできている
もうすぐ桜の季節ですね
完
『恋メール』を読んで下さってる皆さん、長い間お付き合い下さいましてありがとうございます
当初から、逢えたら終わりにするつもりで書いてました
最後の方は『恋メール』じゃなくなってしまいましたが、私にとってとても貴重な体験をしました
もう、私の『恋メール』は終わってしまいましたが、皆さんは素敵な『恋メール』して下さいね炻
本当にたくさん方に読んで頂いた事、嬉しく思っています
そして、ご心配して下さった方、私は元気です
『ありがとうございました』
SAKURA
『恋メール』を読んで下さってる皆さん、こんにちはSAKURAです坥
読んで下さってる方々がいること嬉しく思います
あれから、私の気持ちの変化があり、今ではメル友としてメールしています
まあ、メールの数は前より少ないですが、必ず毎日他愛もない話をしています
多分、もう会うことはないと思います
近況報告をと思いまして坥
今、大好きな人と『恋メール』をなさってる皆さんがこれからも素敵な恋をしていけるように願っています溿
『また、ハルさんに会えるかな』
『都合が合えば、会えるよ』
でも、なぜか私は、ハルさんは、もう私には会わないだろと感じていた
だから、私はその後、今現在でも『会いたい』とは言ってない
じゃ、なぜ、毎日メールくれるの?
単なる義務?
それとも仕方なく?
彼の気持ちはわからないけど、でも彼のメールがあるからこそ、私が私でいられると思っている
それに、最近はバイト忙しく、20時の休憩の時に
『今日も残業だから、先に言って置くね、おやすみ』とくる
残業は午前0時を過ぎるから、気を使って先に寝ててと言うことだけど、私は、直ぐに返事しない
私が寝る23時過ぎに『おやすみなさい炻』とメールする
朝方、目を覚ますとハルさんからメールが来ていた
時間を見ると0時25分
『おやすみ抦』
いつもと変わらないメールだけど、そこにはもう一つ書いてあった
読んだとき、寝ぼけもあり、何回も読んだがどうして頭に入らなかった
そのまま、放置し、朝食を作りに降りて行った
そして、遅めのメールが来たが、私は、あえてその事にはふれず『おはよう坥』だけメールした
その後、2~3通メールが来たが、ハルさんも何も言わなかったから、私も気にせず仕事に行った
11時頃ハルさんからメールが来た
『ねぇ、あの写メ送ってね』
忘れてなかった
前に話していた、興味があるって
そうあの昨日のメールには
『アナルに……………。』
私自身、アナルには興味がない
と言うより、恥ずかしい、汚ないと言う思いがある
だから、その写メと言われてもピンと来なかった
ただ、それを私1人で簡単に出来ると思っていることにひいた
仮に最中にさわる事はあるかも知れない
なんだか、私だったら写メを送るだろと思ってるその気持ちが私が冷めるきっかけになった
『ごめんなさい焏』
私はそうメールした
いつもお昼からは、忙しいのかなかなかメールが来ない
怒った?
嫌われた?
など、余計な事ばかり考える
16時15分
『わかったよ』
これじゃ、彼が怒ってるのか、全然わからない
もしかして、これでメール終わる?
そう頭によぎった
『バイト行ってくるよ!』
いつものメール
ちょっと安心してる私がいた
だけど、どうしても私の中で納得がいかない
私が、気を使うのはおかしい
だからといって、あれ以上言えない
なら、どうする?
今までも、寂しかったりすると短文や絵文字なし、遅く返信するをしてきた
今回もそうしてみた
たまに、いつもの長いメールを送ったが、だいたいは短文、絵文字なしを続けていた
1ヶ月を過ぎた頃、仕事中だったが、彼から2通のメールが来ていた
1通目 10時15分
『もう他に写メないの?』
はぁ?
写メって何?
朝は天気の話で終わったはず
それに、もう他にって?
もしかして、誰かと間違えてる?
やっぱり私の他にメールしてる人がいる
そう確信して2通目のメールを見た
『最近、言葉少ないね。写メも送ってくれないし焏』
わかっていたのか、それともフリなのか
だけど、あんな写メ送ってと言われて、断って送るはずないじゃん
何を送れって言うの?
仕事中、ずっと考えてた
1通目から30分後だった
やっぱり間違えたから、気になってメールした?
そうとも取れる
だけど、短文の事わかっていたのが、嬉しかった
少しは私の事、見てくれてる
やっぱり私はバカだ
写メと言われても最近、何も撮ってない
そうだ!
この前話していた下着でも送ろう
って言っても私が、着けてるのではなく、通販に載っているのを保存したのを送った
『黒じゃん淲』
『これを買ったの溿』
『ショーツも一緒に買ったの?』
『うん坥Tバックもあったらしいけど、取り寄せなんだって』
『いいじゃん、買えば良かったのに』
『恥ずかしくて買えないよ』
この日は何故かメールが多かった
私にすれば嬉しい限りだが、ホントは他にいないと思わせたかったのかも知れない
次の日から、また、メールが少なくなった
まあ、わかっていたことだけど、何故か期待してる
何回も携帯を見るがメールは来ない
また、前と同じ
そんな時は、いつも思う
向こうから、メール来るまで絶対に私から、送らない
変なルール
彼と会うまでは、メール来ないと私から送っていた
最近じゃ、来ないなら来ないでいいもん
て感じで待っている
そう、待っている
やっぱり、私はハルさんからのメールを待っている
他にメル友がいるかも知れない
また、写メを送ってとくるかも知れない
恋に恋していた自分
私の思いを知りながら、スルーするハルさん
いろんな事があったこの5ヶ月
私の中でハルさんに対する気持ちの変化は確かにあった
何、そんな事があってもまだメールするつもり?
うん、するつもり溿
私は、この5ヶ月間の出来事があったから、ハルさんとはメル友してメールするって決めた
会うこともない
そう思っていた
だけど、この前
不意に『また、逢いたいな』と
私は、嬉しかった
矛盾してると言われても嬉しかった
やっぱり、会わないと決めていても『逢いたい』と言われると心が揺らぐ
また、『恋メール』を読んで下さってありがとうございます
とりあえず、あれからのお話はこれまで坥
私の心の変化を感じてもらいたく書きました
また、何かありましたら、ご報告します溿
それでは、皆さんがこれからも素敵な恋と恋メールが長く続く事、願っています坥
本当に読んで下さってありがとうございました煜
SAKURAより
『恋メール』を読んで下さってありがとうございます、SAKURAです溿
もう、師走ですね
彼とのメールも2年になります
長いような短いような時間でした
最初は、こんなに続くと思っていなくて埈
「男は飽きるもの」
と、だから、ある程度メールしたら、他の人にと思っていたのが、今でも続いてる
私には凄く嬉しい事です
最近は、エッチな話はなく、生活の事ばかりです
でも、毎日のメールは必ずある
酔っ払って、私にメールしたことも忘れてた彼
次の日
覚えてないと
『こんなメールしたよ』
と送ると記憶にない
でも、嬉しかった
続きます
前に会った時
「私の他にもメールしてる人がいるんじゃないの蓜」
と聞いた事があります
はっきりと
「いないよ」
と、彼は言いました
まあ、信じてる訳じゃないけど、今は、気にならなくなりました
家族の話もお互いします
夫の話や子供の話
こないだは、彼の子供さんが写ってる写真も見ました
はたからみたら、何、男とそれもメル友蓜
ありえないと思われると思います
でも、私は、この2年でなんでも話せる友達になったと思ってます
今でも、朝のメールから、他愛もないの話
バイトにいってくるよ
今日も残業だよ
おやすみなさい炻
は必ずきます溿
私には大切な時間
それは、始めた頃と変わりありません
これからもメル友としてメールしたいと思います溿
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