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この人はやめるべき?
ファミサポで預かってもらっていたのですが・・・。
余裕を持った行動はしないのでしょうか。

―俺様にゃんことヘタレ飼い主!?― /BL小説

レス5 HIT数 5504 あ+ あ-

夏鳴闇( ♀ kP7Xh )
09/05/11 17:50(更新日時)

閲覧、有り難うございます。

夏鳴闇と申します。

書く小説は、夏鳴闇が最も好みとする「フィクションBL小説」ですので、時点で駄目だと言う方はバックプリーズです。


夏鳴闇は基本、雑食ですので多少の荒い文章には目を瞑ってもらえると嬉しいです。



感想は中傷など禁止です。



私自身が幼いため、アダルト表現は含まれていません。

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No.1160046 09/05/08 19:33(スレ作成日時)

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No.1 09/05/08 19:50
夏鳴闇 ( ♀ kP7Xh )

最近まで飼っていた猫が死んだ。


病院行ってそれで薬やって、なのに逝く時には本当に呆気なかった。


俺自身が猫好きだった訳じゃない。

じいさんが死ぬ少し前にもらってきた猫だった。

俺が世話する義理なんて無かった。今、思えばじいさんは俺に何の優しさも残してくれなかった。

今、思えばあんな猫なんて段ボールに詰めて捨てても良かったのだ。

そう思うと段々、胸から怒りが込み上げてくる。


しかし、その時の俺は不安そうに鳴く小さな猫を冷たい段ボールに押し込める事なんてとうてい無理だった。

No.2 09/05/08 19:53
夏鳴闇 ( ♀ kP7Xh )

昔から俺はそうだった。




保育園の時も誰かが持ってきた小鳥を最後まで飽きずに世話をしたのはこの俺だ。






そしていつも、世話をした後に、「別れ」が辛くなるのも俺だった。




動物は好きでは無い。





だけれど、俺の中の良心がソレを放っておくことなんてできないのだ。






冷たくなった猫を暖かくしたタオルの入った段ボールに入れた俺はそんな事を思いながら、溜め息をついた。

No.3 09/05/08 20:21
夏鳴闇 ( ♀ kP7Xh )

>> 2 「猫ちゃんには悪いけどこの機会にアンタもいい加減、勉強に本気になったら?」
俺と猫の入った段ボールを交互に眺めながら、母親が苦笑いした。

成績は悪くも良くも無い。それに勉強しなかったのは何も猫のせいでは無かった。

「…別に良いだろ?真美子は受かったんだから。俺にまで期待するなよ。」
俺の妹、真美子は今年、難関中学校を受験し、見事受かった。兄からすれば羨ましくもあり誇りだった。
「…アンタねぇ…。お母さんだってね?好きでアナタを就職させたい訳じゃないの。できるなら、お父さんのあとを継いで欲しいし…」

母親は行き詰まったような言い方をしてコホンと咳をした。

「漁師の後継ぎ?船、燃えたんだろ?」
俺は母親をからかうように笑い、段ボールにガムテープを張った。
「だからアンタに継いで船を買って欲しいのよ。」

俺は「はいはい」と軽く受け流すと、段ボールを持ち上げて玄関に運んだ。

No.4 09/05/11 17:44
夏鳴闇 ( ♀ kP7Xh )

>> 3 「…じゃあな。」
俺はそう言うと、猫をトラックに乗せた。
「はい、発車ぁ」
運転手の声が聞こえると俺は家の中に入った。

No.5 09/05/11 17:50
夏鳴闇 ( ♀ kP7Xh )

>> 4 藤堂 かをる

21歳。バイト先は近所のコンビニ。
父親は亡くなって、母親も小さな病気を患っている。と言っても、入院する程じゃない。

親友と言えば、高校の頃に「葉山」という奴がいた。けど、アイツは駄目だ。唐島とかいう地味な眼鏡女と付き合ってハッピーエンドだ。
面白くない。
俺は、ハッピーエンドを好かない質なんだ。

頭の良い妹が1人。別に自慢だが、特別扱いを受ける程じゃない。

俺は何もかも平凡だった。

あだ名は確か――

「カヲルコ」だ。

忌々しいあだ名だったな。

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