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癒し専用ルーム２７６

No.344　24/01/27 15:25
英司 ( NIolye ) あ+あ-

ニュース

ニュースの核心　自民党政治改革、党内闘争が「派閥復活」を促す皮肉　福田達夫元総務会長は早くも新しい集団の結成を表明
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自民党が「カネと人事」を差配する派閥の解消を打ち出した。だが、実効性はどれほどあるのか。存続を容認した政策集団が再び、派閥になる可能性は高い。皮肉にも、水面下で激化している党内権力闘争が、派閥再結成の動きを加速させるのではないか。

自民党がまとめた改革案は、「派閥による政治資金パーティーを全面的に禁止する」とともに、「派閥が所属議員に配っていた『氷代』『餅代』と呼ばれるカネの支給禁止」や、政府や党の人事で「派閥が所属議員を推薦する慣行も禁止」した。

だが、抜け穴はいくらでもある。

例えば、新たにできた政策集団が自分たちの「政策集」を発行して、企業や団体に売り込んだら、どうなのか。あるいは、華やかなパーティーではなく、政策勉強会（セミナー）を開いた場合はどうなのか。

政策集団なのだから、まさか「政策集を作ってはいけない」とか、「政策勉強会を開いてはいけない」などとは言えないだろう。

問題の核心は、そうやって集めたカネを仲間の議員や配下の地方議員らに配って、党内での自分の威信を高めようとする点にある。つまり「カネで支持を買う」のだ。この構造が自民党総裁選にまで持ち込まれれば、「カネの力で首相が誕生する」も同然だ。

続きます。