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神社仏閣巡り珍道中・改
神社仏閣巡り珍道中・改  東北路編(ふたたび)
神社仏閣珍道中・改

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No.215 20/10/04 11:39
旅人さん0
あ+あ-

再び秩父観音霊場珍道中に筆を戻させていただきます。
前回はじめての巡礼の帰路、走る道すがら大きな看板の見えたお寺さん、第十一番札所常楽寺さんへと向かいました。
駐車場へと入って行く道は少し入りづらく、車を停めたもののどこに向かえばよいかしばし戸惑う私たち。見つけた参道はなだらかな山道を真っ直ぐにのぼっていくシンプルなものでありました。さほどの距離も歩かず到着した境内は狭く、納経所があって、その隣に大きくはない御本堂がありました。元三大師さまを奉られておられたようです。あの独特なお姿の御札で有名な天台宗の高僧で、厄除け大師さま、であります。
御札も、御守りもみな、元三大師さまにまつわるものでありました。とはいえ他の、いわゆる厄除け大師さまを前面にしたお寺さんとは異なり、御護摩も一般に向けては毎日なされるものではないようです。

こちらはもともとは坂氷と呼ばれる場所で、行基がこの地に巡りついた際山中の岩に感得した十一面観音菩薩さまの像を刻んで祀ったのが草創と言われています。その、坂氷観音さまとして祀られ信仰をあつめていた観音様と、江戸時代当地に移転してきた常楽寺とが合併して今に至っているのだそうです。
その開山にあたられた上人が仁王門の建立のため勧進を進めていたが心身を病み普請も中断してしまっていたところ、夢枕にたった老僧が金剛神を従えて上人が、病を治してやろうとおっしゃったのだとか。その夢から覚めたのち病も治り、無事念願だった仁王門も建立することができたようです。
ですがその仁王門は今はなく。明治時代の大火ですぺてが燃え落ちてしまったようで、そこでいったん廃寺となり、再建するにあたり改宗し、天台宗のお寺であった常楽寺さんは明治時代から曹洞宗となったようです。
天台宗の頃のなごりとして今なお元三大師さまをお祀りし、その霊験あらたかなところは今なお変わらないようであります。


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