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どうしたら干渉される?どうしたら関心持たれる?

ブルームーンストーン

No.49 18/06/09 22:48
自由人
あ+あ-

「うおっ!」
び、びっくりした。

「え?!気になってたって…何か気になる様なことしたかな?」

「えっ?何かって…」
カアアアア。
大ちゃんの顔が耳まで赤くなる。

えっ、やめて、そんなリアクションやめて、こっちが恥ずかしい。

「だってほら大ちゃん最初の頃は素っ気なかったし。ホント仏頂面で怖かったよ。」
私は気恥しい空気を払いたくてわざと笑いながら茶化した。

「あ~そんなに愛想無かった?
うん、まあ気恥ずかしかったのと…」

大ちゃんはそこでちょっと言いよどむ。

「ん?」

「.いや、気にはなってたけど…
簡単に人を信用なんてできないから警戒してたっていうか…」

…えっ…

「あのさっ、この人を信用出来るなって思ってから普通気になりだしたりしない?」
私はごく当たり前と思われる疑問を口に出した。

「いや、この人気になるなって思っても深く知り合うと違ったってことあるよ。」
大ちゃんはアッサリそう言った。

まあ確かに…

「それに俺、人のことをあまり信用しない様にしてるし。」

へ?

ということは…
私の事もまだ信用してないって事じゃないかな?

急に虚しさと寂しさが私の中に押し寄せてきた。

「何でそうなの?そういうの寂しくない?」
との私の問いには答えず、

「ミューズはすぐに人を信用しそうだね。単純そうだもんね。」
と大ちゃんは笑って私の頭をポンポンした。

この子は一体どういう子なんだろう。

私を好きだと言ってくれてるけれど、本当にそう思っているのだろうか。
と、いうかそれ以前に私の何を好きなのだろう。

色々と考えてみたが答えが出るわけもない。
まっいいか。
そのうちに聞いてみよう。
どうせ今聞いてみたって答えそうにもないしね。

マイペースで面倒臭がりの私の悪い癖である。

多分…
私と大ちゃんの性格って真逆なんだろうなきっと。

「ミューズ?」
大ちゃんが黙り込んだ私に声をかけてくる。

「んっ?ああ、さっ帰ろうか。」
私は笑って答える。

「…」
大ちゃんはそんな私を黙って抱きしめてきた。


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