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沙耶香の女装官能小説2(女王様と作家編)

No.2 17/12/06 13:43
作家
あ+あ-

朝ごはんの一時。
箸を動かし茶碗がちいさな音を立てながら白いごはんに味噌汁、目玉焼きにウインナーにサラダなど色とりどりである。
わたし水越沙耶香は女装雑誌『クロスドレッシング ボーイ→ガール』の専属モデルであり今年度から短いながら短編小説を書かせて頂いている駆け出しの作家(見習い)。
向かいに座る大人びた女性はこの部屋の主でわたしをスカウトし女装という官能の道へ導いた矢口麗奈である。
そしてわたしの隣に座って食卓を囲んでいるのは……。
「早紀」
「おいしいですね。みんなで食べる朝食」
「そうね」
思わず私は背中が春なのに震えを覚えた。麗奈の声に冷気がある。まるで雪女のよう。
形のいい麗奈の瞳は早紀をとらえてたしかめるように言う。
「早紀、あなたのお家はどこかしら」
「お隣ですが」
「ならなぜここにいるの」
「沙耶香さんに夜這いをしたからです。朝の濃い精液がおいしかったです」
聞いてる本人がむせてしまうかのようなことを平然と言う麗奈の後輩二ノ宮早紀。
ふるふると麗奈の手が震え肩にまで伝わるのがわかる。怒りの兆候二度目は確実だった。口許が震え動く。
「なに平然と食べてるのよ!!ここは私と沙耶香の部屋よ!!」
「……だからこうして朝ごはんをごちそうに」
「招いてない」
朝からの口喧嘩を避けるために私はふたりの間を取り持つ。麗奈が嫉妬するのはわかるが早紀さんはいつもやり過ぎ。
朝食を終え麗奈はコーヒー片手に私に伝える。
「遅くなる時はひとりで食べていいから」
はいと頷く私の隣で早紀はふたりで食べてもいいんですねと言う。
「麗奈さん」
「あとご飯の時に言おうと思ったけど」
「なんです?」
「年度が変わったから私が沙耶香の担当を外れるかもしれないとだけ伝えておくわ」
聞いてないと言うといま言ったと返された。一年弱共に仕事してきた麗奈が外れる。考えたことがなかっただけ驚きが身体にあった。
「あたしは」
「早紀、あなたもよ。沙耶香から外れることもあるからちゃんと考えなさい」
は〜いといささか緊張感に欠ける声。
麗奈は言う。
「夏号にはモデルの仕事あると思うけど小説は締め切りを守ること。わかってるわね」
麗奈は私に女装を教え性癖を見抜き肉体関係を共にしただけあり言葉に愛情があった。
ふたりは出勤し姿を消していった。

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