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No.1 15/10/11 12:33
旅人0
あ+あ-

突然電話が鳴った。

電話というのはいつの時代も突然鳴る。(笑)


「突然の電話ごめんなさい」

受話器の中から聞こえてきた声。

聞いたことあるような、ないような。

電話の中の主は言葉を続ける。

「あの~わかるかな?…斉藤だけど…」

頭の中をふる回転させ…

「あっ!」

電話の主は同じ学部、同じクラスの…そう、斉藤だった。


「ごめん、突然電話しちゃって…。」

「うん、大丈夫だよ。」

内心大丈夫でもなかったけど
「突然のご用はなーに?」っていう心境だ。

私の心中をよそに、彼は言葉を続けた。

「あの、会って話したいことがあるんだ…明日の授業3時までだったよね?…」

「うん、そうそう」

「ん?話?なんじゃらほい?」とは言葉にはしなかったけど…。

斉藤とは同じ学部、同じクラス。
顔も知ってはいたが、会えば挨拶を交わす、その程度の間柄だ。

確か仲間数人でお茶したこともない。

彼はモゴモゴしながら更に言葉を続けた。

「明日、3時半に六本木で待ってる。…なつみが来てくれるまで、ずっと待ってる。」

そこまで言うと電話はプツンと切れた。

本当に電話というものは、突然鳴り突然切れる。(笑)

私の頭の中は混乱していた。

な、なんなんだろう…

話?

しかもこっちの都合も聞かずに…。

まぁ、とりあえず行ってみるか…。


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