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恋人と距離を置いてる意味がない つらい
60代後半の男性はなにしてる?
警察はもう捜査してないんでしょうか?

…。

No.67 13/08/17 21:43
アル『日 ( 40代 ♂ ycvN )
あ+あ-

≫66

ガゴン
「うわっ!」
「きゃっ!」
いきなりエレベーターが止まり中の電灯がチカチカしだす。
ゆみは大吾のお腹にしがみついた。
ガギャンガギャン
ピピピピピ
腕時計のシグナル音が激しくなる。
「クッ…追跡ロボットがエレベーターの真下に居るんだ!糞ッッ捕まってたまるか!」
大吾は先ほど2Fの手術室みたいな場所で武器になるかもしれないと拾っていた鉄製のバールみたいなものでエレベーターの扉に突っ込み左右に開くようおもいっきり力を込める。
ギギッ
「ぐうおぉぉぉッッ!」
額に玉の汗をかきながら更に力を込めると少しずつ開いていく。
ギギッ
「ハアハア…もうちょいだ。」
ゆみも力が無いながらも加勢をする。
ギギギギッッ
「うおぉぉぉッッ!」
大吾は雄叫びを上げながら左右の指先を入れると扉が開くように力の限り振り絞った。
ガガガッ
何とか扉が開くと大人一人ぶんだけのスペースが出来た。

だが3Fの床は大吾の肩ぐらいの高さにある。
「ゆみちゃん、このままじゃ二人とも助からない。俺が肩車するから、その隙間から逃げろ!」
大吾は真剣な眼差しでゆみに言った。
「いやッッ!お兄ちゃんおいて行けない。」
ゆみは震えながら涙目で訴える。
ガギャンガギャン
エレベーターの床に衝撃が走り揺れる。
グオッ
大吾はゆみを肩車すると少しの隙間に押しやった。

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