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【携帯小説】萌えんでいいっ【BL】

No.3 10/01/07 22:57
ななせ ( 10代 kP7Xh )
あ+あ-

慎吾の部屋に入ってすぐ、確かに違和感はあり余る程にあった。
この家賃激安の小狭い1人部屋にしてはあまりに大きすぎるダブルベッド。そして備え付けの小さな洗面所に置いてある2つのコップと歯ブラシ。
まるで既に恋人同士が住んでいるかのような光景に雅樹は幽霊の存在を一瞬だけだが信じてしまった。だがその想像は慎吾の一言によって呆気なく崩れさる。
「そのコップに雅樹の名前、書いとけよ。」
必然的であるかのように慎吾が雅樹に油性ペンとコップを渡す。しかも命令口調だ。
雅樹は声にならない思いで思い切りコップを床に叩きつけるとプラスチックのコップは転がり、慎吾の足のつま先に勢い良く当たる。
「痛いっ!何か地味に痛いっ!こんな微妙な痛さ嫌だ!」
つま先を押さえながら慎吾が変な顔をする。
「おい。さっきのは何のジョークだ?言っとくが俺はお前と東京に行って漫才する気はねぇよ」
そう言って慎吾の首根っこを右手で叩く。「いてっ」と言う声の代わりに「やんっ」と男にあるまじき声が聞こえた。
「東京じゃなくても頑張れば地元でも漫才でき…違う違う!ジョークじゃないし!」
慎吾がコップを拾う。

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