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【携帯小説】萌えんでいいっ【BL】

No.2 10/01/07 22:00
ななせ ( 10代 kP7Xh )
あ+あ-

†第一章 萌えんでいいっ †


随分、大きな物がこの小狭い部屋に入ったものだ、と雅樹は夏の日差しを背中で受けながら、深い溜め息をついた。

「溜め息つくと幸せが逃げちゃうよっ」
慎吾が後ろから雅樹を抱き締める。そのすぐ後に「あ、キスしたら塞げるか」なんて恐ろしい事を口に出すものだから雅樹は躊躇なく慎吾の顔面を殴る。
「ベタベタ触んな。暑苦しい。」
暑いからか断片的にしか言葉が出てこない。雅樹はTシャツの裾で汗を拭うとまた項垂れるように床に座った。
「やだ、腹チラ!」
また殴る。それでも嬉しそうにまた騒ぎだす慎吾を横目に見ながら「コイツはMなのだろうか」と雅樹は頭を抱えた。

此処はこのキャッキャッ騒ぐこの男、慎吾の部屋であり、そして雅樹の伯父が管理しているマンションでもある。
「慎吾…何故俺がお前のクソみたいな引っ越しを手伝わなきゃいかん。せめて理由を言え。」
雅樹がそう言ってもう一度汗を拭う。
「なっ…!コイツ、今言ってはならんことを言ったぞ!」
慎吾がカッと目を見開き、構える。

あぁ、もうコイツ地獄落ちてくれればいいのに。

ふと雅樹がそんなことを思う。

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