みんなでお話つくりましょ
昔々あるところにおじいさんとおばあさんがいました。
>> 6
当時のおばあさんは竜宮城のミスコンで6位になる程の超美人でした。
そんなおばあさんに、おじいさんは一目惚れ!
だけど、おばあさんは浦島とかいうイケメン客と妙に仲良くしてたから、おじいさんは嫉妬にかられてしまったのでした…
嫉妬にかられたおじいさんは、浦島が帰る日にお土産の玉手箱に意地悪な細工をしたのです!
あの一気に老けてしまう白い煙!
そんな事とはつゆ知らず浦島を満面の笑顔で見送る当時のおばあさん…
その笑顔は、最高のおもてなしが出来たという自信に満ちたものでした。
でも…
当然ながら…
残念ながら…
その後、浦島から再三に渡ってクレームの電話があり、その対応でおばあさんは心身共に疲れ果ててしまいました。
そして、
そんなおばあさんを励まし癒したのがおじいさんだったのです。
おじいさんは、思い出せば思い出す程気まずい気持ちになり、女将さんと顔を合わせる前に竜宮城を去りました。
「チッ!こんなところ、来るんじゃなかった。次行こ!次!」
そして次に向かったのは、
>> 10
すると中に、山下先生が住んでいました。
「先生!どうしたんですか!」
おじいさんは思わず叫びました。
山下先生はビックリして、
「誰だ!お前は!」
と目をパチクリさせてこっちを見ました。
おじいさんも山下先生もビックリし過ぎて、見つめ合ったまま沈黙を破れずにいました。
そして10分くらい経ち、ようやく山下先生が口を開きました。
「俺、吉田なんだけど…」
おじいさんは、人違いをしてしまったのが恥ずかしくなり、そっとオーブンの扉を閉めて、こう呟きました。
「ん?…いや、俺は悪くない。こんなオーブンの中に住んでるヤツはみんな山下先生って事にしよう。そう呼ぶ決まりになってる事にしよう。そうすれば俺のプライドは守れる。」
そして、おじいさんはもう一度扉を少しだけ開け、恐る恐る吉田に「や…山下先生…」と話し掛けました。
が、しかし!
「俺は吉田だ!!」
と、どなり声が聞こえかけたので、おじいさんはビビってその声を聞き終える前に、扉をガチャンと閉めました。
外は夕暮れ…
道行く人は急ぎ足で家路に…
誰もが、1日の疲れを癒す食事とお風呂を求めて我が家に帰る時間…
「そうか、もうこんな時間か…」
おじいさんはそう呟くと、オーブンを振り向きもせず、穏やかな顔をして玄関から外に出ました。
そして、今夜の宿をどこにするか考えながら来た道をトボトボと帰りかけました…
が!
やっぱりムカつくので、妹の家に走って戻り、家に飛び蹴りを食らわせました!
「ナメんじゃねーぞ!ゴォラッ!💢💢💨!」
そして、玄関の表札を「山下」に書き換えて、一目散に走って逃げました。
ε=ε=┏(・_・)┛
>> 11
おじいさんは来る時に目印代わりにまいたパンの欠片を頼りに道を急ぎましたがどこにもみつかりません。
どうやらパンは小鳥たちのエサになって全てたべられてしまったようです。
道が分からなくなって途方にくれたおじいさん…
戻って吉田さんに頭を下げ道を訪ねようかとも思いましたがおじいさんは大事な事に気がつきました。
あのおびただし数の人骨は…
妹は…
そして吉田が手に持っていた骨付き肉は…
おじいさんの足はドンドン早くなり、ますます道は分からなくなりましたがそんな事に構ってられませんでした。
そしてどれだけ走った事でしょう?ふと気がつくと遠くに赤提灯の明かりが見えました。
>> 12
おじいさんは、赤提灯の方に向かって行くとそこが居酒屋だと気付きました。
中に入ると、豪勢な肉料理が山のように皿に盛られてしまいた。
「うまそうだな、大将😋」
そう言うと、おじいさんは店の大将に肉盛り1人前を注文しました。
大将はおじいさんをチラッと見ると、無愛想な顔でこう言いました。
「あんた、これ、何の肉か分かってんのかい?」
おじいさんは答えました。
「何の肉だっていいさ。腹がへってるんだ。人肉以外なら何だって食べるさ。」
それを聞いた大将は作業をやめて、おじいさんに何か言いかけましたが、ちょうどそのタイミングで入り口のドアが開き、誰かが入ってきたので、そちらに気をとられてしまいました。
店のドアを開けたのは吉田でした。
おじいさんは気まずい気持ちで顔を伏せてしまいました。
吉田はおじいさんに気付かず、大将に「今日も収穫は0だ」と告げました。
大将は「そうかい。あの魔女が死んでから狩りもままならねー様だな。魔女の後を継いだあんたから食材を仕入れられないとなると、うちも店仕舞いを考えないとな」と返しました。
どうやら吉田はこの店に肉を卸してる業者のようでした。
大将は続けて吉田にこう言いました。
「なあ山下先生、あんた、あの魔女とはどういう知り合いなんだい?あの性根の腐った女と仲良くしてたのはあんたくらいのもんさ。
みんな不思議がってる。教えてくれよ。あんたと魔女の関係をさ。
これは俺の感じた事なんだが、あんたがこの村に来てから魔女は少しずつ良いヤツになっていった気もするんだ。なあ、先生…」
おじいさんはその言葉を聞き「❕」と思った。
でも吉田に気付かれたくなくて、黙って顔を伏せたまま黙っていた。
すると、吉田はおじいさんの所に行き、おじいさんの背中をポンと叩いた。
おじいさんは更に「❕」と思ったが、顔を上げて吉田にこう言った。
「よ、よ、吉田さん。先程はどうも。私もそのお話を聞かせて貰いたいです。」
おじいさんは敬語だった。
不覚にも敬語で吉田に話し掛けてしまった。
さっきは怒り心頭だったのに。
しかも吉田が山下先生だと分かった今でも、怒られるのが怖いからって「吉田さん」って呼んだりして…
吉田はフッと笑い、魔女との事を話し始めた。
>> 16
あ…
実は俺、グレーテルに頼まれて貴女の事を色々調べさせて頂きました。
貴女がグレーテルを焼いて食べようとした時に、あの子は貴女が泣いているように見えたそうです。
そして貴女はわざと隙を作り、グレーテルを逃がした。
あの子は、それが気になって私に調査を依頼してきたんです。
何故あの子は助かったのか…
あの子は、あたなを憎んではいません。
それどころか、貴女の心を凄く気に掛けてる。
だから俺に調査を依頼してきたんです。
そして、私は調べているうちに色々分かってきました。
貴女は竜宮島の出身で、かつて竜宮城で働いてた事がありますね?
その時に、浦島という男性に取り返しのつかない失敗をした。
その事で心を痛め精神が分裂してしまった。
でも、分裂したのは精神だけじゃなかった。
ある日起きたら、貴女は隣にもう1人の自分が寝ているのを見付けてしまった。
そこで貴女は、何もかもを捨て、島を出る事にした。
分裂したもう1人の貴女は、ある男性に癒され、その後は幸せな暮らしを手に入れたそうですよ。
一方、自分の失敗ではないのにという怒りと憤りを捨てきれなかった貴女はその思いを抱えたままここに辿り着き、魔女として生き始めた。
貴女は今も自暴自棄と戦っている。
俺はそう思い、貴女を救いたくなった。
でも…
魔女として生きる事が本来の貴女の姿だと思うと、貴女にとって何が救いとなるのか、俺には分からなくなってもいた。
それで、気がついたら貴女に声を掛けてた。
という訳です。
俺には貴女の心が分からない。
だけど、もし共感出来る事があるとしたら、あれしかない…
そこで、
貴女に質問します。
エロ動画はどんなのが好きですか?
>> 17
何を言ってふるのか分からないね!!
さっさとお帰り!!!
後ろ手でチョコの扉を閉め魔女はその場に座り込んでしまいました。
山下と名乗る男の言った事が耳からはなれません。
浦島の事、グレーテルの事がグルグル巡ります。
浦島の事がなければ今頃私は幸せに…?
あんな思いをしたのにグレーテルは私を恨んでないと…?
山下という男は何者?なぜ私の秘密を知っているの?
魔女は必死で答えを求めて考えました。
それにしてもエロ動画はどんなのが好きか?
不覚にも魔女はクスッと笑ってしまいました。
私、何年ぶりだろう?笑ったの…
魔女はポソリと呟きました。
- << 20 ん… 強い口調の割りに噛んでたな… あれは動揺していたからに違いない。 あの動揺は俺が語った一連の推理が合っているからなのか、それとも下ネタに照れたのか… もし後者だとすれば、彼女は意外と… 可愛い💕 ヤバいな俺… 実はもう彼女の過去なんてどうでも良くなってる。男の血が騒ぐというか…彼女を笑わせたい。彼女の下着にチョコンとついたリボン🎀に平和を感じたい。彼女と食事がしたい。 その日俺はもう一度魔女の家を訪ねた。 今度は変装して吉田と名乗った。 こんな変装は直ぐにバレると分かってはいたが、彼女の素性を知っている俺が簡単に受け入れて貰えるとは思えなかったから、バレバレを承知で変装したのだ。 何となく、そんな俺の間抜けな変装を見ても俺だと気付かないふりで付き合ってくれそうな…そんな気もしていた。 彼女は俺との再会を待っている。英雄の俺を待ってくれている。そうに違いない。 俺は頭の中で https://youtu.be/LfB0l7YpyKc ↑これを歌いながら彼女の家へ向かった。 そして、この歌のサビと同時に、彼女のドアを開いた! さあ、迎え入れてくれ!君にとっての英雄を! そんな思いだった。 ドアを開きながら俺はこう言った。 「ただいま。今戻ったよ😏👍」
>> 18
何を言ってふるのか分からないね!!
さっさとお帰り!!!
後ろ手でチョコの扉を閉め魔女はその場に座り込んでしまいました。…
ん…
強い口調の割りに噛んでたな…
あれは動揺していたからに違いない。
あの動揺は俺が語った一連の推理が合っているからなのか、それとも下ネタに照れたのか…
もし後者だとすれば、彼女は意外と…
可愛い💕
ヤバいな俺…
実はもう彼女の過去なんてどうでも良くなってる。男の血が騒ぐというか…彼女を笑わせたい。彼女の下着にチョコンとついたリボン🎀に平和を感じたい。彼女と食事がしたい。
その日俺はもう一度魔女の家を訪ねた。
今度は変装して吉田と名乗った。
こんな変装は直ぐにバレると分かってはいたが、彼女の素性を知っている俺が簡単に受け入れて貰えるとは思えなかったから、バレバレを承知で変装したのだ。
何となく、そんな俺の間抜けな変装を見ても俺だと気付かないふりで付き合ってくれそうな…そんな気もしていた。
彼女は俺との再会を待っている。英雄の俺を待ってくれている。そうに違いない。
俺は頭の中で
https://youtu.be/LfB0l7YpyKc
↑これを歌いながら彼女の家へ向かった。
そして、この歌のサビと同時に、彼女のドアを開いた!
さあ、迎え入れてくれ!君にとっての英雄を!
そんな思いだった。
ドアを開きながら俺はこう言った。
「ただいま。今戻ったよ😏👍」
>> 20
あれこれ考えているうちに眠ってしまったようだ。
〝…歌声?〟
振り向くと扉が開く
〝ただいま。今もどったよ😏👍〟
さっきの男だ!と思ったがあまりにも堂々としていたし…
変装のつもりか?ちょび髭をつけ、グルグルメガネをかけ鼻まで赤くして…
キャラが渋滞している(。-ω-)
そのあまりになりふり構わない様子に思わず
〝お帰り…〟
(しまった!)
寝起きで回らない頭…思考力がなくなっていた。
さっきは山下と名乗っていた男は今度は吉田だと言う?
やはり変装しているつもりか?
しかし、お帰りと言われ気をよくしたのかそのまま中へ入りテーブルの椅子に腰をおろした。
魔女はteaを入れチョコケーキを差し出した。
>> 21
結果、俺の変装はバレなかった。
魔女が一瞬の戸惑いも見せなかったのがその証拠だ。
それをいいことに、俺はチーとチョコレートケーキをたいらげた。
それ以来、俺と彼女は仲良く暮らした。
だけど、彼女は先日亡くなった…
どうやら、彼女の片割れが病気で亡くなったので、同時に彼女も命つきた…と俺は解釈している。
で、だ!
彼女は遺言を残していた。
「もし、私の命が尽きた時は、竜宮城で私達を苦しめた犯人を探してオーブンで焼いて食べて欲しい」
そんな内容だった。
だから俺はそいつを探した。
そして、見つけた。
浦島のお土産に変な細工をした奴を!
おじいさんは、ビクッとした(@_@)💦
そして山下と目が会った途端に、一目散に逃げた。
>> 25
おばあさんの実家は空き家になっており、玄関には鍵がかかっていましたが不用心にも勝手口が開いていました。
盗られる物は何もないという事か…
おじいさんは少し淋しさを感じました。
おじいさんがここを訪れたのは義母が亡くなった15年前が最後。恐らくそれ以降は空き家に…
中に入るとそこには、暫く人が住んでいないとは思えないほどの日常がありました。
主人を待つわらじ…
無造作に置かれた孫の手…
ほされたままの洗濯物…
出しっぱなしの変装グッズの数々…
変装グッズは義母が趣味で集めたものでした。
おばあさんの知り合いが変装の専門家で、それに興味を持った義母が弟子入りしたとおじいさんは聞いていました。
人が住まなくなった家は直ぐに荒れると聞くが、ここはまだ住めるな…
おじいさんは、おばあさんの生まれ育ったここに住むのも悪くないと思いながら、家のあちこちを見て回りました。
すると、玄関の鍵を開ける音がしたので、おじいさんはビックリして、押し入れに身を隠しました。
>> 27
男が寝ている隙に逃げようとも思いましたが、ここは妻の実家。逃げる必要はない!
おじいさんはそう思うと、寝ている男からこの家を守らねばいけないという思いがフツフツとわいてきました。
一体この男は誰なんだ…
おじいさんは襖をゆっくり開け、男の背後に近づきました。
せめて少しでも顔を見ようと身を乗り出して男の顔を覗き込みました。
そしておじいさんは寝ている男の横顔を見た瞬間に驚きのあまり「アッ!」と声を出してしまいました。
ヤバいと思ったおじいさんは、またもやサッと押し入れの中に隠れました。
や、山下先生…
何故?何故ここに?
俺を追ってきたのか?
いや、それはどうでもいい!
問題は何故に山下先生が玄関の鍵を開け、この家に堂々と入ってきたのかだ。
おじいさんは、暫く押し入れの中から様子を見る事にした。
>> 30
「あいつさ、今押し入れの中でこっちを見てるんだけど、まだ何にも理解は出来ないみたい」
「そうみたいね」
おじいさんは二人の会話を聞いてビックリした。ビックリし過ぎて足がつってしまった。
「ねえ、もうソロソロ迎えがくる頃じゃない?」
女がそういうと山下は時計を見て違う部屋に行った。
女は押し入れの方に向かってそっと言った。
「ソロソロ迎えが来るの。あなた、月に帰るのよ。」
おじいさんは、つった足をどうする事も出来ずに静かにもがき苦しんでいた。
女は続けて言った。
「色々あったわね…色々…」
おじいさんは、痛さのあまり襖を蹴っ飛ばしてしまいたかったが、顔を真っ赤にして耐えた。
女は続けて言った。
「貴方には感謝してるわ…」
おじいさんは、暗闇の中で目をカッと見開いて、もう殺してくれと言わんばかりの悲痛な思いにかられた。
>> 32
「おじいさん、貴方は今、訳が分からない状態よね。
だって、死んだはずの私がこうして今貴方に話しかけているんだもの。
でもね、ここがこの物語のクライマックスよ。
貴方と読者さんはこの物語で何が起きていたのかを知るの。
貴方に起きた全ての事は偶然じゃなかったのよ。
そして全てを知った貴方は月に帰る…
フフフ…
そうね…
何から話そうかしら…」
おばあさんがクライマックスを盛り上げようとゴチャコチャ言ってる間も、おじいさんはつった足の痛みにもがき苦しんでいた。
おじいさんは心の中で叫んだ。
「匿名3さん、よろしく頼む!俺はもうダメだ!一思いにやってくれ!3さん!お前だけが頼りだ!」
そしてそんな事とはつゆ知らず、おばあさんの超クライマックスな話しは続いた。
>> 34
よし子はおじいさんの問いかけに目を輝かせて答えた。
「はい、よし子でございます!😊✌
先日葬儀を執り行ってもらったよし子でございます!😊
死んだはずのよし子が、今、襖を隔てた貴方の前に居るのでございます!😊
ジャンジャジャーン🎵でございます!😊
この物語の鍵を握る私めが、まさに今、登場したのでございます!😊👍
意気揚々と出て参りました!😊👍
ヒロインは遅れて登場するのでございます😏!
まさか私がここで登場するとは誰も思わなかったでしょうが、私は出て来たのでございます!😘
私は出て来たのでございます!😌✌
意気揚々と!
死んだはずの私が!🙋」
おじいさんは、よし子の発言のウザさに、
「あ、間違いなくよし子だ😂。やっぱり俺、よし子が好きだな~。可愛いな~。」と思いました。
そして、おじいさんはよし子に気を遣って言いました。
「そっか~😘。ここにきて、まさかの登場だもんね!ビックリしたよ!まさかだもんね😊度肝を抜かれちゃったよ😉✌」
それを聞いたよし子は、気をよくして襖に向かって満足げにピース✌️をしました。
😉←こんな顔で。
しかし
いつからかそのやり取りを見ていた山下が、よし子に声をかけました。
「何か…、お前ら、ムカつく。何か仲良しじゃん…。このクライマックスは、俺とよし子さんが実は昔からラブラブだったっていう展開のはずじゃん。なのに…!」
よし子は山下の言葉にハッとして、咳払いをしました。
おじいさんはよし子の咳払いを察して、シリアスモードに切り替えました。
「お、お前ら!いつからラブラブだったんだ!よし子!説明してくれ!」
すると、山下がドヤ顔で喋り始めました。
「フフッ…俺とよし子さんの秘密を話す時が来たようだな。長くなるが、この話しは俺が亀に変装して帝を竜宮城に連れていった時まで遡るんだ。」
おじいさんは山下の話を聞きながら少し襖を開け、よし子の顔を見た。
よし子はそれに気付き、山下にバレないようにこっそりおじいさんにピース✌️をした。
そのピースはまだ「ジャンジャジャーン」な気持ちを表していた。
おじいさんは、よし子を見てジャンジャジャーンを察し、「うん、ジャンジャジャーンだよね。ビックリしたよ😉」という気持ちでピースを返した。
山下はそれには気付かず話を続けた。
>> 36
その昔、俺は帝に仕えていた。
ある日、帝はよし子さんの噂を耳にした。
竜宮城によし子という美人がいるという噂を聞き付けたのだ。その噂は見た目だけでなく、性格もいいと評判だった。
それを聞いた帝は、竜宮城の女将さんによし子と会わせる様指示したが、よし子さんは帝と会う事を拒んだ。
帝は国家権力を最大限に利用し、よし子さんを呼びつけたし、ドラえもんにも泣きついたりもしたが、よし子さんは帝と会う事を拒み続けたんだ。
そこで帝チームは浦島太郎の設定でよし子さんのいる竜宮城に潜入する事にした。
そこで、俺の登場だ😏
このプロジェクトにおいて、俺は帝を浦島太郎に変装させ自分も亀に扮する役を与えられた。
俺達は着々と準備を整え決行の日を待った。
そして決行の日、ついに竜宮城への潜入に成功した。
だが…
俺達が竜宮城に着いた日…
その日は、よし子さんが月に戻らなければいけない日だった。
そう!
よし子さんは、何と、かぐや姫だったのだ!
よし子は山下の言葉を聞き終えるいやな、おじいさんに向かってピース✌️をした。
😂←こんな顔で。
おじいさんはよし子の心を知りたいと思うあまり心ここに在らずだったので、よし子のピースに上手く反応出来ず、不覚にもよし子を睨んでしまった。
おじいさんは、ごめんと言いたかったが言い出せず、よし子にLINEを送った。
「ごめん」
それを見たよし子はおじいさんに返信をした。
小説・エッセイ掲示板のスレ一覧
ウェブ小説家デビューをしてみませんか? 私小説やエッセイから、本格派の小説など、自分の作品をミクルで公開してみよう。※時に未完で終わってしまうことはありますが、読者のためにも、できる限り完結させるようにしましょう。
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