✨除夜の鐘✨ゆう✨

>> 50 そう 足掻きながら

前を 向くと 外灯の
薄明かりの下に

外国人の売春婦
らしき
女が 路地に 一列にかなりの数、並んでいて

それ以上の男が、
スーツ👔やコート姿のサラリーマンが

だらしなく怠惰な、
弛緩した恥まみれの表情で
街灯に集る
蛾のように

わらわら

漂っていた

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>> 51 奴等は、入り口から来たのだろう
つまり、俺にとっては、出口だっ❗

つまり 近くに 出口が在るな

コンビニ🏪があれば
駅🚉までの 道も聞ける筈だ！

俺は 夜の汚ならしい蝶に集る、寂しい、

蛾の群れを
避けながら

ゆらゆら と 端を向こうを、目指して
歩いた

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>> 52 libido リビドーなのだろう
右側にから 異常な
熱気と
活気を感じる、

嫌でも 値段を叫ぶ
片言の 日本語が
耳に入ってくるし、

右側の視界に 頽廃の極致 が 存在して

気分が悪い

すると 端が入り口
出口が 見えた

もう少し だ

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>> 53 ｢捜し物はァッ🎵何てすかァッ🎵｣

目の前に 井上陽水の
✨夢の中へ、の歌詞を口ずさみながら

東アジア系の
綺麗ではけしてないが、
可愛い 整った顔立ちの黒髪の女が
立ち塞がってきた

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>> 54 はぁ、と脱力して
思った
本来なら 怒鳴り散らして、行きたいが

バタンフェタミン
か
ゼータかベータ？か
惰眠民 か わすれたが

盛られた
覚醒剤の影響で、
全く
走れない

それに 意表を突かれ

井上陽水の 夢の中へ
の 歌詞 が 頭で
東アジア系の女が
立ち塞がって
歌った 歌詞の続きが

頭で 流れ出して
可笑しな 気分に成ってしまった

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>> 55 俺は、回りを見渡しながら、
日本🗾人の女以外
無理だな と
思った
外国人の売春婦は、皆骨格が ゴッツク
顔立ちが 男に見えて

豪快な、喜怒哀楽の
移り変わり激しい表情で
本当に 無理だな！と沁々 思い なにより
凄まじく
不潔な感じがした

それは 目の前で
立ち塞がっている

東アジア系の女も
顔立ちは、日本🗾人の女に近く、むしろ
可愛いく整った顔立ちでも
例外無く
凄まじく不潔な感じは

同じだった

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>> 56 俺は、嘘が下手ゆえ、
思いっきり
本当の事を
言って拒否した

｢昨日セルフ・ハンドでシェイクして、発射したから、スペルマは、無いよ
だから、行かせてくれ！
こんだけ、客数いりゃ、充分だろう？｣

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>> 57 ｢駄目よ！駄目❗
駄目❗駄目❗駄目ェェェェェッ！❗
あなたはぁっ❗

人生楽しんで無いよ！
だから、私が、
あなたをォッ🎵楽しませる世界ョォッ🎵｣

俺は、カウンターパンチを返した、

｢アナタァッ🎵魔界ョォッ🎵｣

ェッ！とゆう表情で
数秒間フリーズして

立ち塞いだまま
手を出して来て怒り
顔を歪めながら
売春婦は叫んだ‼

｢アナダァ！💢ワダシ
💢ミダガラァァッ！💢オガネハラウ！💢｣

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>> 58 俺は 無表情で、
かまわず歩いた

東アジア系の売春婦が
おんぶするように
背中に乗って来て
おもいっきり
体重を掛けて
耳元で 奇声を発し
喚いていたが
よろめき ながら
かまわず 道の端まで

俺は、
歩いた

何故か 同時に、
引っ越しの時の事を 思い出していた

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>> 59 確か カノジョと別れた ばかりで
情けなく
弱々しく

傷心だった

寂しさを数値化したら

あの 売春婦の群れに蛾のように集る、
サラリーマン達と

さほど 変わらない筈だった だろう

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>> 60 売春婦を おぶった
まま、
よろめきながら
歩き 角を まがったら
普段 たまに 使う

コンビニ🏪の

🐘ゾーサン 🐘ゾーサンが 目の前に見えて

一気に希望が 見えた‼

普段何気なく 使う
コンビニ🏪の
🐘ゾーサンの明かりが希望の 光にみえ

おぶったまま 構わず、入店した

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>> 61 師走に 大晦日の夜

コンビニ🏪
🐘ゾーサン の中に

数組の カップル👫が買い物に 来ていて

皆 クスクス笑いながら、東アジア系の売春婦をおぶったままの
滑稽な私を

チラチラと苦笑しながら
見てくる

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>> 62 覚醒剤の影響でか
全く 羞恥心からの
恥ずかしさは無かった
冷静だった

東アジア系の売春婦
独特の服装とメーク💄💋✨
ハッキリと区別される

どんなに綺麗な顔立ちをしていても、
洗練から遠い
汚ならしさ

育ちとか運命とか
ストーリーが在る
残酷だけど
仕方無いだろうと
想った

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>> 63 また フト 何故か

✨ゲゲゲの鬼太郎
の
小泣き ジジイ👴🗻を
思い出して 苦笑してしまった (苦笑笑)✨

確か 子供の頃 読んだ
妖怪百科事典には

小泣きジジイ👴🗻が
おんぶする状態で、
抱き付かれ
泣き出されると

島と同じ重さに成る！と(ー_ー;)
( -_・)? 書いてあり、子供ながらに、
設定に 無理があるだろうと 疑問に思い
笑った 記憶が喚起されて来た

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>> 64 ｢若い、砂かけない
ババアか⁉｣

思わず、声に出してしまい
｢わかった、其所のフードコートで、飯を食べるから、ちょっとおりてくれないか？
頼む❗何か、奢るからな、おりてくれ｣

女は、アッサリおりて

そして 大量にお菓子をカゴに
片っ端から入れ出した

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>> 65 俺は、約束通り、
かごに ボトルネックの缶珈琲 二本と

ブリトー２つ買い
レジで 温めてもらい

狭い、フードコートで一人 軽食 サパーを取った、

久し振りの
🐘ゾーサンのブリトーは、とても 美味しく
缶珈琲もろとも

身体に 沁み入る
ようだった

向こうの レジで
東アジア系の売春婦の女が 叫び 喚いていたが、どうでも
良かった

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>> 66 フードコートの
カウンターで
腰を下ろして、窓の外の通りを行き交う、人々を眺めながら

優雅に、
ブリトーと珈琲を飲食していると、
左側に
東アジアの女が
立ち尽くして ずっと
こちらを ガン見していた
私は 約束を守った事を、ブリトーと缶珈琲を
彼女に、
翳して見せて伝えた

彼女は 黙って私の
左側に座り、
ブリトーをムシャムシャ四つ足の動物のように 可愛いく 食べ出した、(笑)✨
微笑ましくて 思わず、
声に出して
笑ってしまった

｢前足に見えるよ🎵(笑)✨｣

余裕から、
殴られる覚悟で、黒い冗談を言ってみたが、
ムシャムシャ四つ足の動物のようにブリトーを頬張っており、

無視された

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>> 67 ｢缶珈琲飲まないの？｣

｢アダシ、嫌い❗オジャノガ好ギッ！！｣

仕方無いなぁ、と小銭をポケットを漁ったら、５００円玉しか無くて、👛財布は、
絶対に見せたくなくて
仕方無く
缶珈琲を取り上げ
替わりに ５００円玉を 渡した、彼女は、無表情で死んだ魚の様な、目で 自分の
ポケットに入れた

そして 唐突に話し出した
｢ワダシ、秋元康
好ギ！
一番スギィィッ！｣

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>> 68 突然に
唐突だったから、
こちらも
適当に、返した


｢アナダァは、デブ専？｣

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>> 69 無視され 被せて
話してきた

｢秋元康
一番オガネェェモジィィー🎵！
ダガラァァッ！、
ワダシィィッ！、

秋元康

一番ズギィィィッ！｣

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>> 70 ｢You are never
Alone

You are never die' ! 'Whaaaaa
oh'!
through
the night'!

Whaaaaaoh'!｣

自分なりに、彼女に被せて 氷室京介っぽくshout！してみた
しかし、直ぐに、
🐘ゾーサン の定員が駆け寄って来て

静かにして下さい💦と

定員は、全く悪くないのに
どちらかと言うと
被害者なのに
何度も 頭を 下げて来た
女は、定員を無視して
叫んだ‼

｢デブセン⁉知らないィィッ！❗
カミセン、
知ってるゥッ！
一番ズギィは
カミセブン🎵(笑)✨

カミセブンズギィィィ🎵秋元康一番ズギィィィッ！
秋元康ィィッ！
一番オガネモジィィーィィィィッ！
(東アジア風喜怒哀楽)✨｣

定員は、絶望の表情で
私の瞳に、飛び込む勢いで 泣き脅し言った❕
｢あと、五分で退去してください💢３分以内に、警察に通報させていただきます❗💢｣

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>> 71 俺は、素早く片付け
ゴミ箱に入れ、

缶珈琲を啜りながら、店を 出て、
足早に歩いた、
回復してる❗
と かなり回復してると確信出来た❗

しかし、あの東アジア系の女が、走ってきて俺の腕に抱きついて、頬を寄せて来て
その瞬間
女の傷んだ髪の毛先が俺の 首や顎の皮膚に刺さり ささくれで
切られたような痛みを感じて 不快に成り
ゥッ！と唸り耐えたが
次の瞬間

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>> 72 直ぐに、顎の下、
真下にある
女の頭頂部から

地球上で 十番以内に、臭いだろうドブの悪臭のような臭いが、
俺の臭覚に、
漂い拷問を掛けて来て

俺の鼻の穴は、数秒間死んでしまった‼

痛みと 耐えられない
拷問のような 悪臭に
おもわず

女の腕を 激しく振りほどき、同時に拒絶して

｢馴れ馴れしくすんなよぉ❗｣

と 怒鳴ってしまった

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>> 73 激しく振りほどき、
はらった拍子に、

女は
足が縺れて
転びそうに成って
千鳥足のように成った
しかし、何故か⁉
序でに
、小躍りしだした

小躍りしながら
俺を 見て ニタァ～～と だらしなく弛緩して笑いだした❗

気持ち悪く感じて
走しろう！とした瞬間

女は 言った
｢アナダァ！

道明寺！
✨花より男子のォッ🎵

道明寺司のォッ🎵

真似しダァァッ！(笑)✨
デボォ！デボォ！
マヅジユン🎵
イゲメン！

アナダァ！
ブヅメェェン！

ブヅメェェン❕

ブズメェェェェンォッ🎵(笑)✨｣

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>> 74 完全に、
許容範囲を超えて、

私には、手に負えない！と確信した❗

千円札を渡すか迷ったけど
｢良い、お年をォッ🎵｣
と
言いながら 走って
その場を立ち去った

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>> 75
かなり回復してる

久し振りに 走って
汗をかき、

自分が こんなに
走ることが、出来るとゆう事実に

自分自身の事なのに

驚いてしまった

しかし、此処は、
何処だろうか？

都内なのは 間違いない筈だが⁉

そう思って 歩くと、

何故か⁉ また不可思議な、路地に
迷い込んで しまった

無機質な
コンクリート の壁が
例えられないほどに
形容出来ない、

比喩が 見付からないほどに 無機質で
冷たく 全ての感情が
気力もろとも
吸いとられそうだった

• << 78 我慢して 薄暗い路地を我慢して 歩いていると、 矢鱈 ＬＥＤライトが 全開に明るい 回りを照らしている ２階建ての戸建ての家が 視界に入ってきた 特に 一階が異様だった 張り出した大きな窓が カーテンが全開に成ったまま中が 丸見えに 窓際には ノートパソコンを タイピングしながら、 若い 顔色の悪い 痩身の男子が ブラインドタッチしながら 私を、ガン見していて、 それはまるで その目は、涙ぐんでいるようにも見えて、 哀願している様な 助けを求めているようにも 感じた

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>> 76 かなり回復してる 久し振りに 走って 汗をかき、 自分が こんなに 走ることが、出来るとゆう事実に 自分自身の… 我慢して 薄暗い路地を我慢して
歩いていると、
矢鱈
ＬＥＤライトが 全開に明るい 回りを照らしている ２階建ての戸建ての家が 視界に入ってきた

特に 一階が異様だった 張り出した大きな窓が カーテンが全開に成ったまま中が
丸見えに

窓際には

ノートパソコンを
タイピングしながら、
若い 顔色の悪い
痩身の男子が

ブラインドタッチしながら 私を、ガン見していて、

それはまるで
その目は、涙ぐんでいるようにも見えて、

哀願している様な
助けを求めているようにも
感じた

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>> 78 訴える様な
若者の眼が、
気に成り
放っておけなく
近付いて見て、
最初は、自分の知らない
若者の新しい流行りもの
ブーム

流行からの お洒落な
近未来デザインの
帽子？かな⁉

と 思って 近付いたが、全く違って
同時に 強く
ショックを受け驚愕し
私は、血の気が引いた

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>> 79 痩身の顔色が悪い若者が 被っていた物は、

近未来デザインの帽子では 無くて

カルト教団などの修業風景に みられる
ヘッドギア❗

洗脳に用いる
ヘッドギアだった❗

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>> 80 ヘッドギアを 眼にして 連想して しまった

拉致⇒拷問⇒洗脳 ⇒

信者⇒修業⇒工作員⇒

活動⇒ 罠⇒罠餌に⇒掛かった⇒今⇒

⇒危機 危機？

ヤバい💦 だろう💦と
焦りながら、
回りを見渡し

監視📹カメラを探した‼

そして 逃げようとした瞬間

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>> 81 窓際の痩身の男子が
スッと 立ち上り
目を見開きながら

少し 苦しそうに、
手を 伸ばして
窓を開け放ち

｢大丈夫です、僕一人です｣ と 定まらない視線で 目を見開きながら 確りとした口調で 言った

声を聞いて、
私は、
安堵と恐怖が内面で混じって

馬鹿な 事を尋ねてしまった

｢年越蕎麦は？

もう、食べたかい⁉

明日は、お雑煮は、

食べるかい⁉｣

悪く想像し
ビビりすぎて馬鹿な質問を 連発して、しまった

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>> 82 ｢年越蕎麦は、まだです！分からない、
お雑煮は、やっぱり
分からないです

ごめんなさい！｣

｢いえいえ、此方こそ、
師走に、大晦日に
夜遅くに、
突撃してしまい
本当に


すいません🙏｣

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>> 83 まだ まだ ビビりすぎている 自分がいる

危機や恐怖は 想像力
や 知性と
繋がっている

対した 想像力や知性も 無い 自分でも
充分
警戒して 恐怖してしまう
視覚からの情報は、
充分だった

一番異様なのは

彼の 定まらない視線や
目の感じ、
印象より

なにかに 透明な厳つい手で、首根っこを
乱暴に、
絞められいるように

苦しそうに 首を異常に 緊張させている事だった

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>> 84 取り敢えず、彼は
若者たし 明るく、話そうと、
した瞬間

彼が 漆黒の様に
暗く低い声で、

｢是非、御上がりください❗
これは、出会い、
私と、貴方の

運命ですよ！｣

私は、一瞬 眩暈がして 全身の細胞が、
恐怖で

血が、和紙に滲みて
広がるように

死滅して行くのを
感じた

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>> 85 嫌な、汗をかきながら

何故か、｢御言葉に
甘えて、
お邪魔します｣ と

走って逃げ出したい
第一希望 と
真逆の行動を とって

靴を 脱いで 窓から
彼の 仕事場⁉へ

上がってしまった

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>> 86 ｢其処の、
ソファに座ってください、
一緒に
ポカリスエットで、
乾杯しましょう、
乾燥する季節には、
ポカリスエットが、
ベストですよ！｣

言われたとおりに、
黙って 従っている
自分が居た

何故 走って逃げなかった？
とゆう疑問は
思考する事が
全く出来なかった

彼が 二リットルの
ペットボトルの
ポカリスエットを
２つ 運んできて

何故か 二リットルの
ペットボトルで
乾杯し
同時に ポカリスエットを ガブガブと飲んでしまった

何故か、生き返るように、覚醒する様に

途轍もなく 喉越しに、瑞々しく
美味しかった

リラックスして
その時、
初めて ソファがとても 座り心地

心地好いと 気づけた

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>> 87 ヘッドギアを被ったままの彼が、
低く深く
誰もが、真綿で
取り込まれてしまうような
不思議な声で、
私に聞いてきた

｢名前は、なんと言うの、ですか？｣

｢ゆう、と、申します、良かったら、何でも言ってください、
何でも

言って❗｣

自分でも 意外だった
頭の 隅の 奥の方で

自分が 耐えながら
考えろ❗
思考しろ❗

主体は お前だァ！と怒鳴っている

微かに 自白 錠剤 ？

自白剤 ？ と 単語だけが 一瞬 過るが
直ぐに 消えて

真っ白に イレイスされて しまう

何なんだろう この
借り物の様な

不可思議な 感覚は

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>> 88 ボォーと 何か宙に
浮くような 感覚に
包まれて

もし雲の奥に
気体としての

脳が在ったら

この様な 感覚ではないかと 空想して同時に 完全に
弛緩して 弛緩しきって しまう 自分が、
存在していて

不可思議さは 増す

ばかりだった

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>> 89 そして 雲に 成って
漂う 私を 引き裂くように

ヘッドギアの痩身の彼が 独白を長々と しだした

｢私の 名前は、名無し
No.４ と

名無し No.２３です
｣
(?_?)？

( -_・)?

Σ(ﾟ◇ﾟ；)？

リアクション、
不可能な
名前の自己紹介
だった

きょとん と こちらがしていると
続けて、

｢生きていく、
これから、死ぬまで、生きてゆく
食べてゆける、金額分
私、一人分の、生きてゆける額のお金は、
充分に稼ぎました、
だから、今は、完全に
リタイアして

毎日、ボランティアをして、一人
悠々自適に、暮らし、

おります、｣

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>> 90
私は、

ミスを侵した！

言っては 聞いては、いけない事を

弛緩したまま呟くように
聞いてしまった

｢前は、何をぉ⁉｣

彼は、信じられない
事を、観光客に、
道を教える、
テンションで

独白を
し出した

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>> 91 愛国的
シン・テロリストで
あり
貴方の様な
一般の人々、絶対に、完璧に、
気付かれないように、

悪人を、大量に、
殺害して、土に返し、養分に変える
遣り甲斐の在る❕
仕事

更に
素早く、芸術的に
美しく鮮やかに、
殺害する
シン・テロリストの
総合的、教育係り

最終の 階級は、
シン・テロリスト
上級士官です

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>> 92
こめかみが痺れて、
クラッと
眩暈がして

血の気が 一気に引いて しまい

喉が 異常に 渇いて

シン・テロリスト？

大量に
殺害？土に返して？

鮮やかに、殺害する？

彼は、殺害した、過程と方法論を、淀みなく滑らかに独白を続けている

頭が、おかしく成りそう
だった

この 若さで、

私は、喉が 異常に、渇いて
ポカリスエットの
ペットボトルに手を 伸ばした

大晦日 なのに 大量に、汗をかき

動悸と 息切れがしそうに なるのを
ギリギリで 耐えていた

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>> 93 どんなに 暗鬱な残酷な内容の
ノンフィクション
でも 活字ならば、

文字ならば、
対象との距離を
コントロールして
ショックを
和らげる事は
可能だが

その 暗鬱な残酷な内容を おこなった
本人からの 肉声を聞かされると
ショックを和らげるなどは 困難で

それどころか
酷く克明に
言葉のナイフ 深く突き刺し 抉るように、感応して
重く 頭と心に侵食してくる

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>> 94 まさに、今 だった

聞きたくない‼など

拒絶 出来ない 人物なのだ

何故か私は、
ゲーリーハヤシに

解決方法を 脱出方法を
教えを 承けたいと
せつに 願った

遠くで 漆黒の声がして 耳をすました

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>> 95 ｢心、の、眼で、観てください、貴重ですよ、｣

私は、瞬きをしながら
目を凝らした

名無しの、彼の
後ろに
悪人 が
大量に並び

立ち尽くして居て

歪んだ 表情で
一斉に 私を 観て
唸っているようだが、唸り声は、全く
聞こえず、

まるで、簡易トイレの様な煉獄に

悪人が 並ばされ

収監されて

いるようにも見えた

または 死神に、
介錯される時を
永遠に、待っているが

放置され続ける

罪人 にも 見えた

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>> 96 私は、上手く 呼吸が
出来なくて

頭で 勝手に

名無しの彼が おこなった 殺害の方法論を
反芻して

その 反芻する
暗鬱 と 私を一斉に
観てくる

罪人、悪人の
並びが 列びが

海馬に、滲みてきて

不快すぎて 苦痛で

気絶しそうに、為るのを ギリギリで 耐えた

彼が 急に 悲しそうな顔に 成って
呟いた

｢ゆうさん、貴方が、呼んだんですね⁉｣

どこかで 近く 爆発💥する 爆音がして

警察官が、なだれ込んできて
ヘッドギアの痩身の彼は、取り押さえられ

私は、同時に 気絶した

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>> 97 何かを 擦る 音で

目が 覚めて

直ぐに 除夜の鐘の音が 響いて来て

それは たったの

三つ で 終わった😢

女性警察官が、視界に入って来て

｢除夜の鐘は？｣ と聞いたら、

｢今、百八つ、鳴り終えました、｣
と 言って

私は、ホッとして
また 気絶してしまった

深く 気絶する前に

少しだけ話した

女性警官は
和がおで

地味だが、

とても
綺麗な人だと 想った

起きたら 一緒に
朝陽を 観たいな、と
想って

安心して

深く 気絶して

行った

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>> 98 瞼に 優しいが、

射すような 光を、
感じて

目を開けて 光の方に顔を 傾けてみた

光は 朝陽 だった

こんなに綺麗な
朝陽 ならば、

初日の出 で なくとも別によいな、と
想い

除夜の鐘が鳴り終えた後で 話した
和顔の 綺麗な
女性警官が 声を掛けてきた、

｢大丈夫、ですか？｣

私は、笑顔で
応えた

｢普通に、
たどり着きそうです

愛とか、無意識に
信じれる

普通に成って

ささやかでも、

生きて
行きたいです。｣

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>> 99 一人でも

誰かと


心を許せる
誰かと


二人でも

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