闇の中の物語

お茶漬けには割り箸
そしてほうじ茶を出した

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まだBGMではお帰り頂きたい表明の曲目にはしてない

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後から来た四人は何も注文せず

サービスで出した無料の水とお茶漬けとほうじ茶を黙って飲食してる

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まあ…暴言吐いたり店内の食器を壊したりしないだけましか

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迷惑客 迷惑客 迷惑客

本当に迷惑な客について思い出していた

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あれは３年前…ちあきなおみの喝采の歌の冒頭みたいだが

紛れもないあれは３年前だった

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ロックバーのオーナーが

ロックバーを始める前に違う店でアルバイトしていた時だった

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違う店とは…ペルシャ珈琲マシュハドという店が有楽町にあり
そこでアルバイトしていた

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そこの店舗は有楽町でも再開発地域になっていて

いずれ立ち退かないとならないと聞いてた

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ペルシャ珈琲マシュハドとあるが

普通のブレンド珈琲もあり

朝はモーニングを７時からやっていたし
昼時は11時から14時までランチスペシャルをやっていた

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常連客は沢山いたが
モーニングと昼時に一人で来るサラリーマンのお客さんが来ると従業員の後にロックバーのオーナーとなる『れもね』に
『出張からの帰りだよ』
などと声をかけてくれたりした

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ロックバーのオーナーの名前はれもね

常連客のサラリーマンはイランのマシュハドに以前仕事で行ったことがあるらしく
店の名前を見て懐かしくて寄ったと言ってた

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あれは…紛れもない３年前の２月に起こった出来事だった

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後にロックバーのオーナーとなるれもねが
昼時の営業でお客さんが帰った後の食器を下げてたら起こった

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柄の悪い立ち退き屋の男が二人入って来て

何も言わず

店の入り口のレジカウンターに二人の男が同時に蹴りを入れた

店長の男性である武里が出て来て『警察を呼びます』

と告げると

二人の男は柄の悪い話し方で

『早く店をたためって前から話してるだろ、さっさと引越ししろや、さっさと引越ししろや』

と二人の立ち退き屋の男達は喚いた

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後にロックバーののオーナーとなるれもねは

黙って店長の武里の対応を見守った

お客さんの使った食器を運び

カウンターの中の流しに入れた

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立ち退き屋の背後に女あり

ハリウッド映画に登場するようなスパイシーな美女ではない

如何にも生活に疲れた主婦のようなくたびれた外見の妙齢のご婦人が背後に立っていた

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この生活に疲れた風情のご婦人は

いつもいつもれもねの行く先々に現れ

困ったセリフを吐いてれもねを困らせて来たご婦人である

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ご婦人の名前は苦屋重渦危子

くやしげかきこという個性たっぷりのユニークな名前のれもねの知人さん


なななんと

村人…つまり過疎の村からふれあいタウンに移り住んだ同じ住人だからびっくり

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くやしげかき子さんはれもねに言った

『ふうん？精神科も受診しないであんた働いてるんだ？あんた精神病でしょ？２ヶ月前は働きもせず四六時中…ブログばかり書いてた癖に。この店も閉鎖が近いのよ。直ぐに働けなくなるからね』


れもねは仕事中だったので

ビジネスライクに対応した

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その日は仕事が終わると店長に食事に誘われ

新橋にある日本料理店のお座敷で店長の武里とゆっくり話した

店が立ち退かないとならない状況を話してくれた

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またれもねも店長の武里に

村人だった頃から

くやしげかき子には悩まされてる事を話した

武里が信頼出来る上司で働きやすかった

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またれもねがペルシャ珈琲マシュハドで働く前に

求職期間中に

自宅の公団住宅から近所のコンビニに行こうと外に出ると

公団住宅の階段を降りた所で

停車した車の中で待ち伏せしていたくやしげかき子を発見した


くやしげかき子は無断で駐輪場で自転車に乗るれもねの写真を撮った

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『何をするの！やめてください！警察を呼びますよ！』


れもねが言うと

くやしげかき子は

『働きもせず、四六時中家に居て、あなたは精神科の受診をするべきです。私は病院でオペが終わった時にあなたみたいな精神科の患者さんを沢山見てきたのよ』

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れもねはふれあいタウンのウッドランズ警察署の生活安全課に相談に言った

女性の警察官が話を聞いて調書を作ってくれた

『また待ち伏せされたら生活安全課に来てください』

と女性の警察官は言った

一時間ほど警察署に居て帰った

帰り道で


御庭外神社にお参りして帰った

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求職期間中は働きもしないでと恨み事を言う癖に

ペルシャ珈琲マシュハドで働き出したら
仕事の邪魔をしに来るのかい

１０年前からつきまといばかりされて本当に困る😥

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ペルシャ珈琲マシュハドの以前にれもねが働いていた

『ケーンヒルステーキレストラン』というレストランにも

くやしげかき子は現れた

食事するのでもなく
店内に入ると

サラダバーの補充をするれもねを見つめ

『働けなくしてやる』

などとボソッと独り言を言う事があった

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れもねは仕事だからビジネスライクに淡々と接していた


くやしげかき子はれもねの行く先々に現れる😲


くやしげかき子が世の中薔薇色になるような薔薇色の恋でもしてくれたらいいのだけどね😥


並々ならぬ強すぎる執着心が無くなるといいな

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仕事を辞めたら辞めたで
くやしげかき子は

『働きもせず四六時中自宅に居て精神科受診したらこの精神病』

と言いに来る😥

働いたら働いたで

何処で情報を仕入れるのか行く先々に現れ

『働けなくしてやる』

だからね


🌏ロックバーのオーナーであるれもねは思い悩んだ😥


今日来てるお客さんは先に来たお客さんがアメリカン珈琲一杯で四時間粘る


次に来た四人組は店の向かいの公園で立ち話しながらコソコソ話したり時おり
れもねが一人の時は

『精神病』『怖い』『ブルドック』『ふれあいタウンから出てけ』

などと罵声を浴びせる危印な村出身者であった



れもねは業務日誌をつけていた


ここに来てるお客さんは全員が村出身者

れもね一人と迷惑な客人10人との気まずい時間


迷惑な客人に再度お茶漬けと緑茶を出した


京都のぶぶ漬

お帰り頂きたいお客様にぶぶ漬はいかがですかと京都では言うそうだ

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ほうきを逆さにして置いてもまだ出ていかない

ようしっホタルの光窓の雪作戦だ


こういうこともあろうかと思いホタルの光のCDを用意していた

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ホタルの光を流すと
10人の村出身の迷惑客は口々に

『この迷惑なBGMやめてくれ』だの

『帰る前に演歌をかけなさい』

だの言ってる

れもねはリピートボタンを押してホタルの光の一曲リピートを設定した


迷惑客達は

『まだお茶漬け食べてるのが解らんのか精神病！』


『あなたってきちがいなの？このブルドック』

などと口々に叫んでた

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🌏ロックバーのオーナーれもねは曲をスレイヤーのアルバムに変えた


かなりボリューム上げた


(この迷惑なご婦人御一行様がお帰り頂く為にスレイヤーをかけました)


迷惑な客人は口々に

『うるさい！⚡👂⚡』

『曲を止めろ！』

と絶叫していた


🌏ロックバーのオーナーれもねは黙っていた

黙ってスレイヤーをかけ続けた

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🌏ロックバーのオーナーれもねは

スレイヤーのアルバムが終わるとマリリンマンソンをかけた

(まだ客人御一行様はお帰り頂けないご様子)


大きい音でマリリンマンソンの曲が流れる店内


すると…メタル好きの大学生の男の子四人組が入店して来た

『いらっしゃいませ😊』


大学生の男の子達は全員ジンジャエールを注文した



大学生の男の子達に愛想良く接した


大学生の男の子達は友人のライブの帰りだと言い

ジンジャエールの他にハンバーガーを注文した


全員がハンバーガーふたつとジンジャエール

やっと普通のお客さんが来てくれた


大学生の男の子達はライブの帰りでテンション高く楽しそうにしていた


『BGMがマリリンマンソンでクールで最高だよな』


大学生の男の子達が来てくれてお通夜みたいだった店内が活気づいた

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BGMをアンスラックスに変えた


大学生の男の子達は大喜びしていた


『BGMがかっこよくて最高だ😊』


アンスラックスがかかる店内


すると20代後半ぐらいの若いサラリーマン二人が入って来た

若いサラリーマンの二人はブレンド珈琲とミックスサンドを注文した

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若いサラリーマン二人と大学生の男の子達はメタルの話で意気投合していい雰囲気になった


『選曲最高じゃん！』

大学生の男の子達と若いサラリーマンは盛り上がり

メタル談義で仲良くなった

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先に来ていたご婦人の御一行様は

黙ってアメリカン珈琲の代金を６人分置いて帰った


次に来た四人の村出身の迷惑客は結局なにも注文しなかったので

れもねは『お代は結構です。』と言った

四人のご婦人達もようやく重い腰を上げお帰り遊ばした

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BGMをキッスのロックンロールオールナイトに変えた


『おっ😃 キッスじゃん！最高だ』

口々にサラリーマンと大学生の男の子達は喜んだ


今宵はメタルandハードロックナイト

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キッスのデトロイトロックシティーでは
大学生の男の子とサラリーマンが歌ってる


盛り上がって楽しい雰囲気になった

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ブラックサバスのアルバムをかけた


新しく男性客二人が入って来てそれぞれハンバーガーとジンジャエールを注文した


新しく入って来た男性客もメタルファン

男性客が大合唱しエアギターをするお客さんもいた


男性客で賑わうロックバー


『この店 俺たちの好みを解ってるよな😊』

男性客の皆さんは口々に喜んでた

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午前零時の閉店までメタルandハードロックで盛り上がった

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お客さん全員が帰り
れもねは業務日誌をつけた

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業務日誌にはお客さんの様子や注文した物や
評判の良かった曲や悪かった曲を書いた

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金曜日１９時

ロックバー開店


🌏ロックバーのオーナーれもねは

何も注文しなかった嫌な客人は来ないよう
とあるサイトで見かけた『塩まじない』を試した

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塩まじない～塩まじない～あのこが作った塩むすび～藤まさき～昔の演歌歌手

来て欲しくないお客さんが来たら演歌でもかけるか

まてよ、そういうのに限って演歌大歓迎だったりして

私は堺駅そばの不動産屋の店主と違い心が大きくありません

誰でもWelcomeではありません


一番来て欲しくない人

それは…2015の９月末に恐山麓にある『縁切り寺』に出向いて縁切り祈願をしてもらった女性である

あの女性との縁が切れますように


縁切り祈願の効果が出るように気をつけて行動した


しかし件の女性の執念のどす黒い炎が強すぎて

効果が出るまでに一年近くかかった

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お寺の近くの民宿に連泊して一週間続けて縁切り祈願をした

護摩焚きという祈願で効果があるそうだ

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相手の方の執念の念が強すぎて縁が切れるまで一年間かかった

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功労者の優しくて感じのいい女性が作ってくれた村人達が寛げる茶話会がふれあいタウンの風光明媚な公園のそばのふれあいホールで開かれた

そこにも件の困った女性が幕府時代のやり方で

ターゲットを槍玉に挙げて

和やかであるべき茶話会をどす黒い欠席裁判の場所にした

またそれをTwitterとYouTubeで全国に向けて発信されたのをれもねはたまたま見てしまった


途中から茶話会に顔を出すと

件の女性は幕府時代のやり方で

☝人差し指をさして唾を飛ばしながら切り口上でれもねを指さし一方的に責めた

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幕府時代のやり方で誰か特定の人を槍玉に挙げて執拗に追いかけ回し攻撃する件の女性

相変わらず話題は『ブルドックそっくり』という外見への悪口と『働いてない』という悪口と『精神病』という悪口に終始していた


れもねが参加する前は
せっかく優しくて感じがいい爽やかな女性が作ってくれた茶話会を

殺伐として殺人事件でも起きそうな恐ろしい場所に変えてしまった件の女性

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れもねはそういう空気を変えたくて

京都の老舗の和菓子の店で購入した和菓子を全員に配った

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以前は村人達の閻幽会を牛耳って来た幕府の悪の将軍は

以前は村人達が自分にひれ伏してホイホイホイホイゴキブリホイホイ言う事を聞くから自分は権力者だと自負をしていた

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