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れいな( ♀ jZsN )
11/12/28 22:05(更新日時)

明るくて
いつも笑顔
悩みがなさそうなのが
オモテの顔。



寂しくて
いつも心の拠り所を
探していたのが
ウラの顔。


No.1664346 11/09/02 21:48(スレ作成日時)

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No.215 11/12/28 22:05
れいな ( ♀ jZsN )

>> 214 私はうつむいたまま
黙って話を聞いていた

正直気持ちは複雑だった

誰かにヤキモチを妬かれることは
決して嫌なことじゃない
ノリさんは申し訳ないと言ったが
別に謝ることもないと思った

でも
待ちわびてた言葉でもなかった
つまり
私はノリさんと
これ以上の関係を
期待してなかったって事だ

ノリさんとは
Hの相性抜群だし
話も合うし
一緒にいて心地いい
けど
梅島さんみたいに
心がキューッと苦しくなったり
愛しく思うことがない

女の子のほうが
体を重ねると
感情移入しやすいのかもしれないと
思い続けてきたけど
私は違うみたいだ

HはH
恋は恋
そんな自分が
なんだかとても冷たい人間に思えた

No.214 11/12/23 22:05
れいな ( ♀ jZsN )

車がホテルの駐車場に入る
停め終わっても
ノリさんは降りようとする気配がない

「ノリさん…?
降りないの?」

ノリさんは
タバコに火をつけて
窓の外を眺めた
「れいなちゃん…
今日は帰ろうか…」
その声は
とても弱々しかった

「なんで?
何か怒らせちゃった?」
ノリさんの顔を覗くが
遠くを見つめたまま

しばらく
車内に沈黙が続いた

やっぱり帰ろう
そう切り出そうとしたとき
ノリさんが口を開いた

「…今まで
れいなちゃんから
彼氏の話聞いても
若いなぁとか
うまく行けばいーなとしか
思わなかった

つまり
れいなちゃんの客として
応援出来てるつもりだったんだけど…

今日
さっき、まさに
彼氏とやってきましたって話聞いたら
スゲーむかついてきて…
なんつーか
嫉妬なのかな

れいなちゃんが
俺のもんみたいな感覚っていうか

ごめん…
こんなん迷惑だよね」

No.213 11/12/22 13:06
れいな ( ♀ jZsN )

待ち合わせた場所に
ノリさんの車が現れた

ノリさんは
片道1時間半かかる距離を
飛ばしてきてくれた

「どーしたの!?急に…
俺は嬉しいけどさぁ…」

ホテルに向かう車の中、
今日の出来事を詳しく話した

「ごめんね
気づいたらノリさんに連絡してた…
あたしなんて
何の取り柄もなくて
Hぐらいしか
拠り所がないのに
それも否定されたら終わりだなぁって…」

ノリさんは黙って聞いていた

その横顔は
少し険しいようにも見えた

ノリさん…怒ってる?

No.212 11/12/20 21:24
れいな ( ♀ jZsN )

今、私のこの虚しさを
埋めてくれるような相手は
1人しか浮かばなかった

それはノリさん

情けないけど
援交相手に頼るしかない
1人で虚しく過ごしたくない

ノリさんに
今から会えないかと
メールした

少し経ってから
電話がかかってきた

「どうしたの?
今日は彼氏と会うんじゃ…」

「…会ってきたよ
でもノリさんに会いたい」

「…そっか…
全然ひまだし行けるけど
悪いけど今日は
持ち合わせがないんだ…」

「そんなのいいから!
早く会いたい…」

「…わかった
今日のぶんは
また後日払うよ
とりあえず向かう」

自分は
なぜこんなに
セックスに執着してしまうのだろう

嫌なことは
すべてセックスで誤魔化す

高校生にして
そんなやり方が
当たり前になっていた

No.211 11/12/20 00:00
れいな ( ♀ jZsN )

過ぎ行く車を見つめていた私の目に
こちらに向かうバスが映った

「…じゃあ、またね」

私は
フ○ラのほうが感じたという由之に
何も言えなかった

由之も
それ以上はセックスについて語らず
「またメールするね」と
少し笑って言った



バスに乗り込み
一番後ろの座席から
由之を見た

由之は
もう家の方向に歩きだしていて
私には気付かなかった

私は彼氏と
好きな人と
セックスをしたはずなのに
どうしてこんな気持ちになるのだろう

それは
言い様のない寂しさだった

バスに揺られながら
気付くとメールを打っていた

No.210 11/12/19 22:53
れいな ( ♀ jZsN )

帰り道
由之はバス停まで送ってくれた

2人でバスが来るのを待っていた
由之はさっきのセックスから
急に口数が少なくなった

「どうしたの?
元気ないね…」
私は遠くを見ながら聞いた

「…そう?」
由之は放心状態という感じだった

「想像してたのと違った?」
私は少し笑ってそう聞いた

「…うーん
フ○ラが気持ちよすぎて
ヤバかった…
それが最高すぎて
入れたときの良さがわからんかった」
由之は
少し申し訳なさそうに言った

これが元気なかった理由?
私って緩いのかなぁ…
少しだけショックだった

No.209 11/12/19 22:46
れいな ( ♀ jZsN )

早くいれてほしい…

でも由之は
まだフ○ラを続けてほしそうな顔をしていた
というか
既にもうイキそうだった

一度イカせてあげよう

そう思って
激しく吸い上げた

由之は声にならない声をあげて
私の口の中に射精した



2人で
そのまま後ろのベッドに
倒れ込んだ

由之は何もしゃべらない

私も何も言わずに
天井を見つめていた

何分くらい
そのままでいただろう

なんだか
睡魔が襲ってきた

気がついたら
2人して眠っていた



起きてから
また少しイチャイチャして
今度は挿入した

でも
由之は
あまり盛り上がっていない様子だった

それが少し気になったけど
何故か聞けずに
由之がイクのを待って
私たちの初セックスは終わった

No.208 11/12/19 22:35
れいな ( ♀ jZsN )

>> 207 私の悶える姿を見て
由之もズボンを下ろした

「俺にも…して…」
パンツの上から
由之のモノに触れる

ツンと指先でつつくと
ビクッと体を震わせていた

先のほうが既に湿っている
そのヌルヌルとした液体を
優しく塗り広げた

それからは
ノリさんに教わった方法で
焦らしながらフ○ラしていった

由之は
時々声を漏らしながら
足をガクガクと震わせていた

「れいな…
すんげぇ気持ちいいよ…」

由之は
見たことのない顔をしていた
泣き出しそうな
苦しそうな
悶える顔

それを見て
私も更に濡れていた

No.207 11/12/16 21:58
れいな ( ♀ jZsN )

>> 206 部屋じゅうに
いやらしい音が響く

「…あっ…
もう…舐めて…お願い」
「…わかった…」
由之は恐る恐る
舌を近づけてきた

触れるか触れないか
舌の近づくもどかしさ
それにまた感じる
私って焦らされ好きだったんだ

「…こう?」
優しく舌を上下しながら
私の顔を覗き込んでいる由之

私は開脚して座りながら
上から由之を眺めた

「…もっと…激しくして…」
由之は
指示どおりに激しく舌を動かす
初めてと思えないくらい
手慣れているように思える

「あぁ…
それで…吸って…」
また指示どおりに
チューッと吸い上げた

既にイキそうになっていた私は
吸い上げられた快感に
背中を反らせ
声にならない声で、イッた

No.206 11/12/16 21:49
れいな ( ♀ jZsN )

「れいな…
どうするのが
気持ちいいの?」

由之はきっと
何も知らない訳じゃないのだろう

あれだけ興味津々だったのだから
本なりDVDなりから
ある程度の知識は得ていたはず

なら
こんなに色々聞いてくるのは
私の反応を楽しんでるの?

「…ここを…こうして…」
「…ここって?」

やっぱり…
私が悶えてるのわかってるみたい…
恥ずかしい言葉を
口にしようとするだけで
膣の奥が疼く気がした

「…ク○を…
指の先でいじって…」

「…こう?」

触られている様が
直接目に入ってくる

それがまた
興奮を増させる

No.205 11/12/09 22:40
れいな ( ♀ jZsN )

>> 204 胸元にうずめていた由之の顔は
徐々に下へ降りていく

そして顔を上げた

「ここも見たいよ…」

「…うん…いいよ…」
私は自分で
スカートを捲し上げた

下着の上から
由之が指でなぞる

「あっ…
れいなもう濡れてるの?」
その言葉に
一気に顔が熱くなり
また更に濡れていくのがわかった

「直接触っていい?」
由之も
息づかいが荒くなってきた

私は声を出せず頷く

由之が
ゆっくりと下着を下ろし
足を再び開いた

「…あぁ
すごい……れいな……」
由之は
初めて見るそれに
言葉を失っている

戸惑いながら
由之がそっと
なぞるように触れる

その遠慮がちな指使いが
なんだか余計に感じた

No.204 11/12/05 22:12
れいな ( ♀ jZsN )

やだ…
私って
こういうことに感じるんだ

「…ここを…
優しく舐めて…」
「…こう?」

「そう…
それでここを
舐めたり吸ったりして…」
「…うん…」

口に出すと
余計に感じる
由之が私の顔を伺う目線に
また更に感じる

「…んっ…
それで…優しく…噛んで」
「…ん…」
「…あっ!いぃ…」
気持ちいい
ぎこちなく
テクニックなどないけど
私が口にしたやり方を
忠実に成し遂げる由之

触れなくても
十分すぎるくらいに
濡れているのがわかった

No.203 11/12/05 22:05
れいな ( ♀ jZsN )

私は由之に
軽くキスをした

由之は私の肩に手を回した

私が舌を絡めたら
由之もぎこちなく絡めてきた

肩に置いて固まっていた手が
少しずつ胸元に降りてきた

「やわらけぇ…」
由之が吐息混じりに言う

しばらく服の上から
触れていたが
ためらいながら
服を捲りあげてきた

何だか危なっかしいセックスになりそうだった
ノリさんのような
荒々しさもない
梅島さんのような
ドキドキ感もない

でも
由之は興奮しているようだった

ブラのホックを外しにかかったが
なかなかうまくいかない

私が手を添えて外し
ブラがパサッと床に落ちた

その瞬間に
由之が耐えきれない様子で
胸に強く吸い付いた
「…いっ、痛いよ」
「ごめん!
止まんなくて…
どうやるのが気持ちいいの?」
気持ちいいやり方を
口に出すのか!?

恥ずかしい
恥ずかしすぎる
そう思っていたら
陰部がじわっと
濡れてくるのを感じた

No.202 11/12/05 00:10
れいな ( ♀ jZsN )

いつか習った
保健体育の授業で
セックスについて
先生が話したときのことを
ふと思い出した

「色々興味がわく時期だけど
相手のことが本当に大切なら
我慢したり、
踏み切れずもがくのが
本物なんじゃないかな」
先生の言葉が頭の中で響く

大切…か…
由之にとって私は
そういう存在じゃないんだ

大切にしたいとか
我慢しようとか
それよりもとにかくやりたいんだ

ピュアな関係なんて
期待しちゃってばかみたい

やっちゃえばいいんだ
そうすれば
気が済むんだろう

長い沈黙…
私の言葉を待つ由之を
まっすぐ見つめた
「いいよ、しよ…」

No.201 11/12/05 00:01
れいな ( ♀ jZsN )

「…ぶっちゃけ
スゲー興味あるんだけどね」
由之は
何か吹っ切れたように
いきなり明るい口調になった

「れいなのこと
スゲー好きだし…」
うつむきながら聞く私

「れいなはしたことあるなら
教えてほしいっつーか…」

言葉からは
緊張が伝わってきたが
私を好きと言うより
やりたい!経験したい!
それが先に伝わってきた

正直、複雑…
減るもんじゃないし的な
諦めに似た気持ち
由之とは
どこかピュアな付き合いで
いたかった的な
少し寂しいような気持ち

こんなマイナスな思考で
由之とのセックスに
踏み切るか悩んでいる自分に
ガッカリもした

No.200 11/12/04 23:53
れいな ( ♀ jZsN )

そんなことを
ボーッと考えていたら
飲み物を手に
由之が戻ってきた

「あ、ありがとう」
「どーぞ」

微妙な間隔を空けて
由之が座った

音のない空間…
お互いがジュースを飲み込む音だけが
異様に響いている気がした

「…あのさ」
由之が
気まずそうに口を開く

「…れいなは
もう、ヤったことある?」
そういう話になる気がしてた

「…あるよ」
「…そっか……」
それ以上
何も言わない由之

「…由之くんは?」
私は
何も知らない振りで
そう聞いた

「俺はまだ…」
「…そっか」
いざ聞いたものの
そのあと何を言おうかなんて
考えてもいなかった

No.199 11/12/02 22:14
れいな ( ♀ jZsN )

海からすぐの場所に
由之の家があった

玄関を開けてもらい
中に入る
シーンとしていて
誰もいないような感じがした

「お邪魔します…」
「誰もいないし、
そんなんいいよ!」
…やっぱりだ…

階段を上がり
由之の部屋に入った

物が多くて
ごちゃごちゃしている部屋
壁に写真が数枚
無造作に貼られていた
由之と友達らしき人が
タバコをくわえて
ヤンキー座りしている写真…
原付に跨がっている写真…
自分大好きなんだなぁ(汗)

「…なんか、飲む?」
「…あ、うん」
由之が部屋を出て
階段を降りていく

あぁ
戻ってきたら
絶対何かしてくる

由之は
童貞なのかな…
前に電話で聞いた
友達の声が頭の中で響く

No.198 11/12/01 22:16
れいな ( ♀ jZsN )

「なんか寒くない?」

海辺は風が強いせいか
まだ少しひんやりしていた風に
体は正直冷えてきていた
「確かにちょっと寒いね…」

「あのさ、
うち来る?」

うち来る?の言葉が
こわばっていた気がした

由之は
今日何かしらの行動をしたいと
思っていたんだろう

それは
今日までのメールなどから
何となく感じていた

好きな人でなくても
平気でセックスできてしまうような私には
特に抵抗もなかった

ただ
由之を傷つけるような
気も少しはした

「…いいよ、行こう」
立ち上がり
自転車のほうへ向かう

手を繋いできた由之に
何となく罪悪感のようなものを感じていた

No.197 11/12/01 22:08
れいな ( ♀ jZsN )

程なくして
海に着いた

まだ薄ら寒いからか
人もまばらだった

波打ち際から少し離れた
石段の上に並んで座る

お互い何も話さぬまま
遠くを眺めていた

由之は今
何を考えているのだろう

さっき
自転車の後ろで感じた
胸が苦しくなるような気持ち
私は由之のことを
好きになっていってるのかな…

遠くを見つめていた由之が
私のほうに顔を向けた
「なに考えてる?」

そう聞かれて
思わず笑った
「…あはは…
由之くんが
何考えてるのかなぁって
考えてた(笑)」

2人で笑った

これって、幸せなのかも…
と素直に思った

No.196 11/11/29 21:50
れいな ( ♀ jZsN )

由之は
バス停まで
自転車で来ていた

後ろを指差し、
「乗る?」と聞いてきた

私は
少し照れながら
後ろに乗り
由之の腰のあたりの服を掴んだ

「そんなつかまり方じゃ
落ちるぞ」
由之が私の手を持ち
お腹のほうに回した
それによって
後ろから抱きつくような
姿勢になった

少しだけ
胸がドキッと高鳴った

車の便利さから
自転車の良さにも気付かなかったけど
こうして微妙な距離をとるのも
なんか悪くないかも…

走り出すと
風が気持ち良かった

なんか
由之のことを
好きになったかと
錯覚しそうな
気持ちよさだった

背中で聞く由之の声は
普段より低くて大人に感じた

No.195 11/11/29 21:43
れいな ( ♀ jZsN )

そして
約束の週末になった

バスを乗り継いで
由之の家のほうに向かう

面倒くさい気持ちが
ないと言ったら嘘だ

車の助手席に
居心地のよさを
覚えてしまったために
自力で目的地に向かわなければならないことが
面倒くさいと思った

由之のことを
まだ本気で好きになれていないからというのも
理由のひとつだったと思う



目的地のバス停で
由之が待っていた

今まで制服でしか
会ったことがなかったから
私服の由之が新鮮に感じた

顔はタイプじゃないけど
背は180cm以上あって
ガッチリしているせいか
少しだけ
制服の時よりカッコよく見えた

No.194 11/11/29 21:37
れいな ( ♀ jZsN )

>> 193 しかも
電車となれば
また私は梅島さんの目を
気にしてしまう

もう好きな気持ちはない
それは確かだったけど

でも
軽いと思われたくなかったというか
むしろ
引きずっているくらいに
思われたかった

あなたのした事で
まだ傷ついてるよって
アピールしたかったのかな…

もう彼氏が出来たなんて
思われたくなかった

これを
未練と呼ぶのだろうか…



週末は
由之の家に近い
海に行くことになった

電車を避けたいがために
近場を提案し続けたら
その場所に落ち着いたけど
由之の家に
寄ったりとかもあるのかな?

ふと気がつけば
私、男の子の部屋に
入ったことないや…

No.193 11/11/27 22:31
れいな ( ♀ jZsN )

由之は
すぐには頷かなかったが

「…いいよ!
じゃあファミレスでも行くか」
少しホッとした自分がいた
良かった…
そう思ってる自分に
少し呆れた



ファミレスに着いて
向かいあって色々話した
最初は気持ちが沈んでいたが
話すうちに私にも笑顔が戻った

「今度の休みに
どっか行かない?」
由之は嬉しそう

「そうだね…
ちょっと遠出する?」

「遠出って、例えば?」
そう聞かれて
あぁ車ないんだった…と
改めて気付く

高校生同士のカップルなら
何も不自然なことじゃないのに
それに違和感を感じた私

最近異性は年上としか
会う機会がなかったからかな…
自転車か、電車か…
じゃあ遠出も大変だな

No.192 11/11/27 22:19
れいな ( ♀ jZsN )

>> 191 「……何でもないよ!」
余計に怪しさの増すような
答え方をしてしまった

由之は
不思議そうな顔をしていたが
それ以上
何も問いかけて来なかった

鈍感なのか…
深いことには興味がないのか…
とにかく
この時はただ助かったと思った

「今日はどこ行く?」
由之は笑顔だ

「…あ、どこ行こっか…」
我に返った
そうだ
もう梅島さんのことなんか
どうでもよくならなきゃ…
今日は
付き合って初めてのデートだ

「由之くんはどこがいいの?」
「うーん
どこでもいいけど
れいなとゆっくりしたいな…」

心の中で
何かサーッと
冷めていくような感覚

なんか
この言葉、聞いたことある
あぁ
やりたいのかなぁ
でも、いきなり?

「どっかでお茶しながら
ゆっくり話さない?」
私はあえて
人のいる場所に行きたいような
答え方をした

No.191 11/11/23 21:22
れいな ( ♀ jZsN )

>> 190 もやもやを
拭えないまま
3日後になった

私のほうが遅くなり
駅まで由之が迎えに来てくれた

電車を降り
階段を駆け上がる
早く会いたいというよりは
待たせちゃ悪いという気持ち

この間
駅の入口で待っていたから
今日もそこにいると思ったら
思いがけず
改札の前で待っていた

改札には
梅島さんがいた

『見られたくない!』
そう思う自分がいた

改札に
私の姿が見えたとたん
ニコッとして
手をあげる由之

私は
由之への応対が
頭になくて
横目で
梅島さんばかり
気にかけていた

「ごめんね、遅くなって…
行こ!」
私は不自然に
その場から離れた

「……どうしたよ?」
由之は慌てて
後に付いてきた

No.190 11/11/23 21:15
れいな ( ♀ jZsN )

>> 189 「まじで?
何か時間かかってたけどいいの?」

確かに結構待たせたもんなぁ…

「うん
色々あって…
でももう落ち着いたから大丈夫」

「マジで嬉しいんですけど!
早く会いてぇー
次いつ会える?」

やっぱり
ちょっと温度差を感じる
私も会いたい!と思えない
でも
何回か会えば
変わるかもしれないし…

私たちは
3日後また学校終わってから
会うことを約束した



次の日
いつものように
朝、駅のホームで
友達と話していると
向かいのホームに
由之が入ってきた

私は思い出したように
「あっ…そういえば
あの人と付き合うことになったよ」
と友達に告げた

「そういえばってアンタ…
普通朝イチで報告するもんでしょ!」

あぁそっか…
そう言われて
また自分の中の
冷めた気持ちに気付く

No.189 11/11/22 22:25
れいな ( ♀ jZsN )

>> 188 ノリさんと会った後は
いつも気持ちが沈む

もらったお金を手にして
どこか罪悪感を
感じながらも
数日経つと忘れてしまう
欲に負けて
結局会いたくなってしまう
欲深いと気付きながらも
終わりに出来ない私

そんな自分が情けなく
逆らえず、ただただ沈む

やっぱり健全な恋に憧れる
人目も気にせず
見返りもない
普通の恋がしたい

またいつか
梅島さんみたいに
心底好きになれる人に出逢いたい

由之への気持ちが
そうなるかはわからないが
始めてみたら変わるかも…

ノリさんの言葉に
背中を押され
私は由之に電話をかけた

「待ってくれてありがとう
彼女にしてください」

No.188 11/11/20 01:09
れいな ( ♀ jZsN )

「ありがと…
俺もまだれいなちゃんを失いたくないな…」

私は悪い女だ
援○している
彼氏が出来ても
続けようとしている
最低だ

でも
気付かれなければ
傷つけることもない

彼氏も
援○相手も
両方欲しい

なんてズルい女だ



ルームサービスで
ご飯を食べ
チェックアウトの時間になった

ノリさんが
お財布からお金を取り出す

「はい、れいなちゃん
今日のぶん」

毎回
「いらないよ…」と言うが
ノリさんが戻したことはない

「彼氏ができるなら
なおさらちゃんと渡さなきゃ…
これがケジメだからね
犯罪だけど…💦」

私は
申し訳ないと思うくせに
結局いつも受け取る
欲深い女だ

No.187 11/11/20 01:02
れいな ( ♀ jZsN )

「れいなちゃん、
れいなちゃんは若いんだから、そんなに恐れることないよ!

徐々に
好きになっていく恋愛もあるよ

梅島と同じって言うけど
それは違う…
梅島には相手がいた
れいなちゃんにはいない
俺はお客さんだからね(笑)

だから
恐れずに付き合ってみればいい

付き合って
合わなければ別れればいい

そのほうが
よっぽど相手も諦めつくよ」

優しい口調で
そう言ってくれたノリさん

なんか
妙に納得してしまった…

そうだよね…
まだまだ私は若いんだから
恐れず色々経験すればいい

好きになれるかもしれないし
なれないかもしれない
全ては
始めてみないと
わからない

「でも、その男の子と付き合ったら
関係終わりにしないとダメかな…」
ノリさんが
なんだか寂しそうにつぶやく

いやだ
ノリさんとはまた会いたい
この感情は何だろう
エッチが上手いから?
ノリさんが優しいから?
ノリさんが好きだから?

深く考えもせず
言葉が先にでた
「会えなくなるのはいやだな…
ノリさんは特別な存在。」

No.186 11/11/20 00:53
れいな ( ♀ jZsN )

ノリさんは
あっという間にイって
私の顔中に発射した

また私を少し責めて
間もなく元気になって
深く激しく挿入した
ノリさんは
色々な体位で楽しませてくれる
でも
最後にイクときは
強く抱き締めながら
イってくれる
それがたまらなく
気持ち良くて
何もかも忘れていられた…



ノリさんの腕枕で
まったりと過ごす時間
ここで
お互いの悩みとか
会わなかった間にあった出来事を話す

私は
由之とのことを
全て話した

由之の気持ちと私の気持ち
弟のこと

今由之の気持ちに応えたら
梅島さんが私にしたことと
同じになるのではないかという気持ちなど

ノリさんには
正直に話せた

No.185 11/11/20 00:40
れいな ( ♀ jZsN )

「れいなちゃん…
もう俺も興奮しすぎてヤバイよ…」
ノリさんがズボンを下ろした
パンツの上からでも
ギンギンにそり返っているのがわかる

「…なめていい?」
「あぁ…いいよ…」
私は手にそれを握った
舐めていい?と聞いたけど
すぐに舐めるつもりはない
ゆっくり焦らしながら
周りから優しく責めていく
ノリさんに教わったやり方

「れいなちゃん…
うまくなったね…」
たっぷり焦らして
ノリさんのソレからは
我慢汁が溢れている

悶える顔が好き
早く舐めてくれと
言わんばかりの表情
それを存分に楽しんで
一気に口に含んだ

No.184 11/11/20 00:33
れいな ( ♀ jZsN )

気を失いそうだった
体の水分が
全部出てしまったんじゃないかと思うくらい
一気に放出したあと
ようやくノリさんが顔を離して
私も我に返った

慌てて起き上がり
床を見渡すと
びっくりするほど
大きな水溜まり…
ノリさんの顔も
びしょ濡れになっていた

「…!ノリさん、ごめん!」
「いやいや、俺も興奮しすぎた(笑)
やべぇ、れいなちゃん可愛すぎる…潮吹いてたときの顔、やばいくらいエロかった…」

顔から火が出そうな恥ずかしさ
ついに
潮をふいちゃったんだ…
ノリさんと
初めてしたあの夜
AVで見た衝撃の光景と
まさか自分が同じようになるなんて…

ノリさんは
やっぱり上手いや

No.183 11/11/20 00:26
れいな ( ♀ jZsN )

>> 182 「…いくぅ!…あぁぁぁ…」

下半身が激しく痙攣する
体に力が入らず
ぐったりとフワフワしている
しかも
イったのに
ノリさんが舌の動きをやめない

「あぁっ…もうダメぇ…ちからはいんないよぉ…」
それでもやめない
その直後
初めての感覚が体を襲う

「…いやっ…ノリさんっ!なんか…出ちゃうよ!」
イク感覚とは違う快感
何かが溢れたくてたまらないような
衝動にかられた瞬間
「…ぁ…はぁぁぁ…」
ジョーッ!と音がして
あたたかい液体が
お尻を伝って
床に流れ出していく感覚

声も出せない
ただビクビクと
体が痙攣して
足は自分の体でないような
別物のような感覚になり
ただただ液体が溢れだす

No.182 11/11/20 00:17
れいな ( ♀ jZsN )

>> 181 あまりに激しく吸い付かれ
痛みなのか
快感なのか
よくわからない衝撃に
ただただのけ反る

ノリさんは
得意のマ○グリ返しで
ねっとりと絡み付きながら
いやらしい目付きで見つめてくる

「あぁっ…みないで…」
そう言いながらも
その執拗な目付きから
目を逸らせない私

「…んっ…もうイキそう…」
弱々しくそう言うと
ノリさんは急に
違う場所に舌を移してしまった
「んん~っ…」
イキそうだったのに
イケなくて
悶える私

そんなやりとりを
ノリさんが何度もして楽しんでいる…

「ねぇ…ノリさん…お願いぃ…もうダメぇ…」
「……しょうがないな…!」
急に舌の動きが早くなる
音を立てながら
すごい勢いで吸い付いてくる

No.181 11/11/18 21:53
れいな ( ♀ jZsN )

エレベーターを降り
部屋のドアを開けた

その瞬間に
ノリさんが胸を鷲掴みにした
「…ハァ…
もう我慢できねぇ」
舌を絡めた激しいキス
部屋の玄関で
冷たい床に倒れ込む

「…ここじゃ、寒いよ…」
ノリさんは
すごく興奮している
「…すぐ暑くなるよ…」
そう言って
服を捲り上げ
胸に吸い付いてきた
「…んんっ!」
快感が走り
思わずのけ反る

「もっと
その可愛い声、聞かせてよ…」
より激しく吸い付いてくる
「あぁっ!ダメ…」
ドアの向こうのロビーに
聞こえてしまいそうなくらい
声が漏れてしまう

「…ダメ?
やめちゃうよ?」
ノリさんは言葉責め好き

「…止めちゃ、いや…」
「…じゃあ、ちゃんとお願いして?」

「…んっ…
止めないでください…
もっと舐めてください…!」

顔も、耳も
熱くなっているのがわかった
そんな私の表情を
愛撫しながら見つめるノリさん
「…いい子だ」
ノリさんは
スカートを一気に捲り
足を持ち上げて
パンツの上から
敏感になった部分に吸い付いてきた

No.180 11/11/18 21:22
れいな ( ♀ jZsN )

「お腹は空いてるんだけどね…
ご飯はあとがいいな…」

ノリさんは目を丸くしている
「れいなちゃんが珍しい~!
いつも空腹満たしてからするのに?」

私は
恥じらいも忘れ
「今日は
早くめちゃくちゃにしてほしい…」と
口にした

ノリさんは
私のほうを見てニヤリとした
「うわ…
今のセリフ…
すげぇゾクってきた(笑)
その言葉だけで勃っちゃうわ」

ノリさんが車を飛ばす
行きつけのホテルに入った

部屋を選び
エレベーターに乗り込む

ノリさんは
耐えきれなかったように
濃厚なキスをしてきた
私も
気持ちよさから
足元がふらつく

「部屋に入ったら
速攻襲ってイイ?
今日はシャワー浴びちゃダメだ」
ノリさんが耳元で囁いた
こういう命令口調も
嫌いじゃない…

No.179 11/11/18 21:14
れいな ( ♀ jZsN )

返事をのばしたまま
週末になった

今日は
ノリさんと会う日

この日を迎えるまで
なんだか悩みすぎて
頭がパンクしそうだった

私の正直な気持ち…
由之の気持ち…
弟の気持ち…
全部が納得する答えがない

ノリさんといる時間くらいは
ヤっているときぐらいは
一瞬でも解放されたかった



ノリさんとの
待ち合わせ場所に急ぐ

薄暗くなってきた
もう春が近づいていたが
この時間はひんやりと寒い

ノリさんの車が近づいてきた
「お待たせ~」
私は馴れたように
助手席に乗り込む

「れいなちゃん、お腹空いてない?」
ノリさんが
お腹をつつきながら聞いてきた
何か食べにいきたいような雰囲気

でも
正直ノリさんといるところは
あまり見られたくなかったし
何より
今日はすぐにでも
セックスがしたかった

No.178 11/11/18 00:04
れいな ( ♀ jZsN )

弟の言葉の意味を
ベッドの中で考えていた

脅されてんのかなぁ…
そうじゃなくても
あんまりよろしくなさそうな雰囲気

普段あんまり
関わらない弟だが
家族愛がないわけじゃない

たった1人の弟だし
あまりツラい目にも遭わせたくないのが
普通に湧いてくる感情

やっぱり
断れないのかなぁ…

悶々としていたら
携帯が鳴った

ノリさんからのメールだった


今日もお疲れ!
今週も忙しくて
早く癒しがほしい…
週末またお願いできるかな?


それこそ
ただやりたいだけのメール

でも
ノリさんなら
今の心のもやもやを
ぶつけられる気がした

No.177 11/11/17 23:50
れいな ( ♀ jZsN )

「…ちょっと考えさせて」

私はベッドに潜り込んだ

弟は
「マジで頼むからな」
と言って
自分の部屋に戻った

少し経ってリビングに行くと
お母さんがテレビを見ていた

お母さんに相談したいな…
でも
弟のことも絡んでいるし
なんか話しづらいな

つくづく
私はあまり健全な恋愛をしていないと気付く



部屋に戻ると
由之からメールが来ていた

「今日はありがと!
返事早く聞かせてね!」

No.176 11/11/17 23:43
れいな ( ♀ jZsN )

家に帰ると
珍しく弟が話し掛けてきた

「姉ちゃん、
由之さんにコクられた?」

弟の言葉に驚く私
「何であんたが知ってんの?」

「ツレが世話になってる人だから…」

弟は
深く聞かれたくなさそうだ
弟も中学に入ってから
あまり良からぬ方向に
行っていることは
なんとなく気付いていた

「…世話になってるって何?
別にあんたに
関係ないでしょ…」

「付き合ってよ」
弟の声が少し大きくなった

「……なんで?」

弟は目を合わせない

「…なんかあんたに迷惑かかんの?」

「そういうんじゃないけど…。由之さんマジみたいだし」
弟の言葉に
何か義務的なものを感じた

No.175 11/11/17 23:34
れいな ( ♀ jZsN )

「ちょっと考えさせて…」

私は
由之と目を合わせずに
立ち上がった

少し前まで
やたらにビビっていたけど
なぜかこのときは
恐れを忘れていた

「また連絡するね
バイバイ」

私は
由之に話す間を与えないぐらい
そそくさとその場を後にした

やっぱり
付き合えない

確かに彼氏は欲しい

でもここで付き合ったら
梅島さんと同じ気がした

気がないのに付き合ったら
いつかきっと傷つける

例え相手が
やりたいだけだとしても
私も虚しくなる

No.174 11/11/17 23:27
れいな ( ♀ jZsN )

「ねぇ
俺たち付き合わない?
色々似てるしさ
俺マジでれいなちゃん好きなんだよね」

「…うーん…
嬉しいけど
まだよく知らないし…」

「えー?何を?
もう色々話して
お互い知ったじゃん」

お互いを知った?
確かに
生い立ちは似ていた
家族に対する気持ちも同じ

でも
由之は私が
援○をしていることを知らない
私が
梅島さんに振られてから
どんな気持ちで生きてきたかも知らない

なんだか
由之は『付き合う』ことを
焦っているようだ

昨日の電話が
頭をよぎる…
あぁ由之は
童貞を卒業したいのか…

私と
やりたいだけなのかも

No.173 11/11/17 23:18
れいな ( ♀ jZsN )

>> 172 話せば話すほど
境遇が似ていた

自営業だったこと
父親の不倫から
相手の妊娠をきっかけに
離婚したこと…

偶然だったのだろうか

あんなに
引いていた気持ちから
親近感がわいてくるように…

まだ
高校生だった私たち
親の不幸話を
笑い話にしていても
内心どこか寂しかったのは事実だった



気がつくと
もう10時を回っていた

「そろそろ帰らないと…」
私がそう言うと
由之は大きくため息をついた

「あぁ…
まだ一緒にいてぇなぁ」

由之は私のほうに
近づいてきた
私は笑うしかなかった

いくら親近感が
わいたと言っても
この展開を望んでいたわけじゃない

No.172 11/11/17 00:16
れいな ( ♀ jZsN )

>> 171 次の日
私はわざと遅めに帰ってきた
出来るだけ会う時間を
短くさせたかった

由之は駅まで迎えにきてくれた
またそこで自分の原付を自慢…
どんどん冷めていく自分の気持ちを
悟られないように
作り笑顔で接した



近くの公園で
少し話すことになった
昨日の盛り上がりとは
うって変わって
緊張気味の由之

すぐにベタベタしてくる予想とは裏腹に
距離を置いて
ベンチに座った

昨日結構話したし
あんまり話すことも思い付かない…
なんとも言えない空気だった

そんな中で
由之が話し始めた
「れいなちゃんちは
兄弟いんの?」

それから家族の話になった

私は弟がいることと
数年前に親が離婚して
今は母親と暮らしてることを話した

すると
いきなり火がついたように
由之が語り出した

由之の家も
親が離婚していて
母親と妹と暮らしていた

No.171 11/11/16 23:54
れいな ( ♀ jZsN )

そんなことを
悶々と考えていたら
後ろからひときわ大きな声が聞こえた

「おい!
お前自分がチェリーだってこと
ちゃんと言ったか!?」

電話の向こうで大爆笑の声
由之は
「ばーか!
最初の電話で言うかよ!
聞こえんだろ!」
と、電話の向こうに怒鳴った

「れいなちゃんゴメンネ~!
気にしないでね~ん」

大きなため息がでそうになるのを
必死でこらえた

はぁ・・・
チェリーとか正直どうでもいいです
てか
付き合うことになるのかなぁ
とても憂鬱な気分で
仕方なかった

ガヤガヤした電話を切り
ため込んでいた溜め息を一気に吐いた

面倒なことに
ならなければいいな・・・

No.170 11/11/16 23:47
れいな ( ♀ jZsN )

お互いの話を
ひととおりしたあと、
由之が
「れいなちゃん、明日暇?」
と聞いてきた

まさか、明日会いたいとか・・・
結構ペースが早いな・・・

「うーん、
明日はちょっと用事あるかも・・・(嘘)」

「そうなんだぁ・・・
明日たまたまバイト休みだしさ、
その後ずーっとバイトだから
明日会いたかったんだけど・・・」

「そっかぁ・・・」

しばらく、沈黙・・・
なに?この間は・・・
私が折れるの待ちなのかなぁ。

「どうしてもダメ?
遅い時間でもいいよ!」

「・・・わかった
少しだけなら・・・」

「やったー!
明日会えるってー!」

電話の向こうが一気に賑やかになる
なんだかものすごい温度差を感じた
いちいち報告するってどうなの?
なんかこういうの好きじゃないな・・・

No.169 11/11/16 23:38
れいな ( ♀ jZsN )

由之と知り合うまで
私は年上男性との絡みが多かった

最初の彼氏こそ同級生だったが、
梅島さんやノリさん
バイトでも年上の男性ばかりだった

そんな年上の男性たちは
自慢などしなくても
さりげない姿から魅力が出ているように感じられた

わざわざひけらかしたりする人も
あまりいなかった

由之は周りより『大人びている自分』を
自慢したかったんだろう
今だったらそんな幼さを
かわいいと思えるのだが
当時は痛々しくみえて仕方なかった

少なくとも
電話の前よりも
テンションは下がっていた

でも
安易に断れそうな相手ではない
うまく、慎重にいかないと・・・

No.168 11/11/16 23:30
れいな ( ♀ jZsN )

メールの返信は
驚くほど速かった



れいなちゃん!
メールありがと!

今電話できる?


いきなり電話!?
正直気乗りしない自分がいた

でも
今朝見た風貌が
断ることを許さなかった

とりあえず
番号を返信した
すぐに電話がかかってきた

「もしもーし?」

なんだかやたらハイテンション・・・
周りに友達がいるらしい
冷やかす声で聞こえづらい

そんな中でお互いに自己紹介
彼の名前は由之(よしゆき)
同じ学年、家は隣町だった

話していて気付いたのだが、
やたらに自分のことを自慢してくる
バイトで結構稼いでるとか
もうタバコ吸ってるとか・・・

なんだか幼く感じた

No.167 11/11/16 23:19
れいな ( ♀ jZsN )

久しぶりに
更新させてもらいます。

もう見てくださっている方は
少ないかもしれませんが・・・
いつも読んでくださっている方々
ありがとうございます。

少し落ち込むことがあり、
塞ぎたい気分だったため
更新をお休みしていましたが、

また気が向いて
書きこんでいこうと思っています

身勝手なスレですみません・・・

次のレスから
続きを書かせてもらいますので
よろしくお願いします。

No.166 11/10/25 22:00
れいな ( ♀ jZsN )

その日の夜
お風呂から出てのんびりしていた私は
今朝の出来事を思い出した

『メールしてみようかな…
てか、したほうがいいよな…』
今朝友達から受け取ったメモを見る
メアドと番号だけが書いてある

『なんて名前なんだろ?
とりあえず送ってみるか…』


はじめまして
私はれいなって言います
今朝はありがとう


今考えると
つまんないメールだな…
でもこんなこと初めてだから
こんな言葉しか思い付かなかった

No.165 11/10/21 22:02
れいな ( ♀ jZsN )

「まだ梅島さんのこと
引きずってる?」
覗きこむように
友達にそう聞かれる

「…うーん
引きずってるつもりはないけど…」
私はハッキリしない女だ
自分で自分にウンザリした

「梅島さんはもう忘れる!
断る理由がないし、
とりあえず連絡してみようかな!」
なかばヤケクソでそう答えた
友達が持っていたその男子の連絡先のメモを受け取り
ホームに入ってきた電車に乗り込んだ



電車の中で
友達と話ながらも
心の中では梅島さんのことを考えていた

奇しくも
梅島さんに告白したホームで
今日告白に似た言葉を受けた

「断る理由がない…」
私がさっき放った言葉のように
梅島さんも
断る理由がないからだったのかな
最終的には彼女を選んだくせに
あのときは
彼女の存在が『断る理由』にならなかった

人の心の奥なんてわからない

恋愛って怖いな

No.164 11/10/21 21:54
れいな ( ♀ jZsN )

「…え?」
状況が飲み込めない

「毎朝この時間に乗ってるらしくて、向こうのホームから見てたんだってさ!」
確かにその男子の高校は
私の通う高校とは反対側だった

そんな話をしているうちに
反対側のホームにその男子がいるのが見えた
こっちをチラチラ見ながら
友達とワイワイやっている

「れいな、どうするの?」
「…う~ん、どうしよう…」
その男子は
ハッキリ言ってタイプではない
顔は正直
カッコイイとは言えない
ヤンキーっぽい雰囲気だし…
友達もみんな同じ感じで
これを断ったら
殺されるかもとか思うくらいに

No.163 11/10/20 23:21
れいな ( ♀ jZsN )

そんな日々を
何ヶ月か続けていたときのこと

その日も
いつもと同じように
梅島さんのいる改札を横目に
高校へ向かう

隣のクラスの友達と
一緒にキャッキャと話していた

そこに
「あのー…、ちょっといい?」
地元では
有名な不良の多い高校
その制服を着て
見るからに柄の悪そうな
ガタイの大きい男子が声をかけてきた

友達のほうを見ていたから
友達が
「はい?何ですか?」と言って
少し離れた所で話していた

友達はすごくモテてたし
『いいなぁ、告られてんのかなぁ…』
そんなふうに考えていた



友達が戻ってきたとき
話していた男子はいなくなっていた
「おかえり~何だったぁ~?」
友達はニコッと笑い
「れいな!おめでとう!彼、れいなに一目惚れしちゃったんだって!」

No.162 11/10/20 23:12
れいな ( ♀ jZsN )

毎日電車で
高校に通って

帰りには
友達とプリ撮ったり
カラオケ行ったり

週に何回かは
バイトして…

端から見たら
普通の女子高生

援○してるなんて
誰も思わないし
誰にも言えなかった

毎日
改札で会っていた梅島さんも
そんな所まで堕ちているとは
考えなかっただろう



バイトの為に
作った銀行の口座には、
スーパーのレジで稼いだ
健全なバイトの給料と
援○で稼いだ
不健全なお金が
どんどん貯まっていく

ノリさんは
いらないと言っても
毎回必ず3万渡してきた
「これ渡さなかったら
ケジメがなくなるから」
毎回そう言うノリさんの言葉の意味が
当時はよくわからなかった

ノリさんからもらったお金は
手をつけずに口座に入れた
たぶん
そのままのお金を使うのは
汚らわしいと思ってたんだと思う
一度銀行に入れれば
下ろすときには
違う『お札』で帰ってくる…

そんなくだらないことさえ
真剣に考えていた

No.161 11/10/20 23:01
れいな ( ♀ jZsN )

親の顔を見たら
反省出来るのに

1人寂しさを感じると
またどうにか埋めたくなる

梅島さんほど
好きになれる人が
そんなにすぐ見つかるわけもなく

月に数回
ノリさんと会うことが
だんだん習慣になっていった

会ったら毎回ホテルに直行
ノリさんは相変わらずのテクニックで
毎回かなり感じさせてくれる
その瞬間は
何も考えずに済んだ

イクまでの
頭が真っ白になってる瞬間…
この時間が
いつまでも続けば最高なのに…

ノリさんのテクニックと
終わった後のまったりした時間が
次会うまでの時間を
頑張れる糧になっていた気がする

ノリさんのこと
好きだった訳じゃないけど
ノリさんと過ごす時間は楽しかった

そして
会う回数を重ねる度に
私の中で『セックス』とは
『寂しさを埋めてくれる一番の手段』になっていた

No.160 11/10/20 21:54
れいな ( ♀ jZsN )

157さん
雪さん
ゆかさん

ご意見ありがとうございます✨
157さんのご意見は着レス通知で読ませていただきました⭐

雪さんとゆかさん
フォローをいただきありがとうございます😃

私の書いていることについて、良く思われない方や色々ご指導もいただきますが、何分まだこの話も完結していないので…幼い頃の自分ですので色々気にさわることがあったらすみません。

あと勝手で申し訳ないですが、自分が書きやすいためにも、着レス通知を設定してくださっている方々の為にも、自レス制限をかけさせていただきます。

ご意見やご感想がありましたらこちらにお願いします⭐
とても励みになります✨
http://mikle.jp/thread/1679452/

これからもよろしくお願いします😃

No.159 11/10/20 09:16
ゆか ( 20代 ♀ oXTVh )

初めてコメントします。小説を更新通知登録してます
が、通知の度に本文じゃなくコメントでガッカリです(´o`;)
私だけじゃないはず。
コメはこれで最後にします。
みんなで更新だけ
待ってましょうよ~(´o`;)

すみませんでした。失礼します。

No.158 11/10/20 00:07
雪 ( 20代 ♀ OY4L )

>> 157 なにを?

No.156 11/10/18 21:03
れいな ( ♀ jZsN )

家に着くと
母がすでに仕事から帰ってきていた

「遅かったね
今日はロールキャベツ作ったよ」

母の笑顔が痛い
優しいまなざしが痛い
暖かい料理が胸をえぐった

『お母さん、
あたしは今日、
大好きな人に振られたよ。
それで
お母さんからもらった体で
お金をもらってきたよ…』

言えるはずもなかった
言いたい気持ちを
ぐっと堪えた

母を悲しませてはいけない

ただ
これっきりに出来る自信はなかった

とにかく
母に悟られないようにしなければ…
そんなことしか思い付かなかった

No.155 11/10/18 20:58
れいな ( ♀ jZsN )

「降ろす場所は
さっきの駅でいいかな?」

そう言われて思い出した

ファミレスに
自転車を置いてきてたんだった

あぁ
取りに戻らないと…

さすがにもう2人ともいないだろう

「すみません、
○○町のファミレスで
降ろしてもらえますか?
自転車置いてきちゃって。」



ファミレスの駐車場で
降ろしてもらい
トボトボと自転車を取りにいく

さっきまで
満たされていたはずの気持ちが
なんだかまた空っぽになった

寂しさやツラさに負けて
援○なんかして戻ってきてしまった

してなかったら
もっと晴れ晴れしていたかな?

自転車に乗り
走り出したとき
何故か涙が出てきた

No.154 11/10/18 00:18
れいな ( ♀ jZsN )

忘れていた…
今日はお金と引き換えに
セックスしたんだっけ…

「…やっぱりいいです
これ、いらないです」

私は
それを戻してもらうように
手を添えた

「ダメダメ!約束だから!
こんなに若くて可愛い子だから足りないぐらいだよ」

ノリさんは
お金を差し出したまま

「いやいや💦」
「ダメダメ!」
そんなやり取りが延々と続く

「れいなちゃん💦マジでもらって?
もうこのやり取り疲れた(笑)」
「……うーん、じゃあ…」
私は
有り難くお金を受け取ることにした

「れいなちゃん、また会ってくれる?」
「…はい、私で良ければ」
車に乗り込んだとき
そんな話をした

No.153 11/10/18 00:07
れいな ( ♀ jZsN )

そのあとは
ノリさんとベッドで
色々ゆっくりと話した

ほとんどは
私の話を聞いてもらってばかりだったが

ノリさんの
仕事や過去の話も聞いた

セックスは激しいが
話していると
すごく優しい人に思えた
外見はチンピラみたいで
全く惹かれなかったが(笑)
中身はとても穏やかで
出会えて良かったと感じた



あまりの激しさに
私がグッタリしてしまい
2回目を迫られたが
応じれなかった

着替えを済ませ
また少し話をしてから
帰る支度をした

「はい、れいなちゃん
今日の報酬…」
そう言うと
ノリさんは3万を差し出した

No.152 11/10/17 23:59
れいな ( ♀ jZsN )

そのあとは
今まで以上の激しさで
ノリさんに突かれまくった

最後のほうは
イキすぎて
感覚がわからなくなるぐらい

可愛い声など
気を遣う余裕もなかった
本当に気持ちいいと
可愛いらしい声など出せないとわかった

ノリさんが果てて
お互いバサッとベッドに倒れこんだ

ノリさん…すごすぎる💦
はっきり言って、うますぎる

梅島さんが
いかに自分本位なセックスをしていたか
思いしらされた気がした
少なくとも
梅島さんとのセックスは
愛があったから
保っていたけど
愛がなければ……

正直
上手くはなかったなと思った

No.151 11/10/17 23:50
れいな ( ♀ jZsN )

そして
ノリさんに奉仕するときがきた
最初は
「…うん、いいよ」と言っていたが
途中で私の動きを止めた

「れいなちゃん
もっとうまくなる方法、教えてあげる」

そう言って
私に色々指南してくれた

「あぁ…すごいよ
すっごい気持ちいい
れいなちゃんは才能あるよ」

何の才能?と思ったが
自分がしてるときに
相手の悶える顔を見るのも
悪くないな…

自分の中の
ちょっとSな一面に
気付いた瞬間だった

No.150 11/10/17 23:43
れいな ( ♀ jZsN )

「…そ、そんなに見ないでください💦」
私が
蚊のなくような声で
そう言うと

「じゃあこうすればいいかな?」
と言って
いきなり吸い付いてきた

思わず声が漏れる
激しく快感が走る
すでにかなり敏感になっていたから
ノリさんの舌使いに
想像以上の気持ち良さを感じた

ノリさんに
ジーッと見られながら
激しく吸い付かれ
あっという間に
イッてしまった…

初めて
誰かとのセックスで
イッた



「れいなちゃん
めちゃくちゃ可愛いな
もっとしていい?」

ノリさんも
もう止まらない

No.149 11/10/17 23:36
れいな ( ♀ jZsN )

「いい体してるねぇ~(笑)
あれ?これは何かなぁ?」

そう言いながら
胸の突起をツンツンとつついてきた
私は声が出そうになるのを
必死で堪えた

「ここの続きはあとで(笑)
先にこっちを確認させて…」

そう言うと
ノリさんは私の両足を掴み
グッと持ち上げた

「えっ💦えっ?」

私がどうしていいか
困っていると

「暗くてよく見えないなぁ…」
と言って
お尻もグッと持ち上げ
マ○グリ返しの体勢にさせられた

「おぉ~よく見えるよ
すごいなぁびしょ濡れだよ?」

もう
恥ずかしさと
卑猥な気持ちとで
顔から火がでそうだった

No.148 11/10/17 23:27
れいな ( ♀ jZsN )

その時
バスルームの扉が開いて
ノリさんが出てきた

焦って平静を保とうとするが
きっと不自然だったんだろう

「どう?面白かった?」

「えっ、いや、あんまりよく見てないんで…」

「ほんとぉ~!?
じゃあちょっと確認させてよ」

ノリさんは
ベッドに潜り込んできた

そして
私の着ていたバスローブを脱がそうとしてきた

「やめてください~💦」
「ダァメ!見せて!」

私が
本気で抵抗しなかったからか
あっという間に脱がされた

体じゅうを
なめまわすように見つめられ
恥ずかしくて目を背けた

No.147 11/10/16 22:26
れいな ( ♀ jZsN )

それは
私はまだ
知らない世界だった

テレビの中の女性が
男性に指でかき回されながら
得体の知れない液体を放出していた…

梅島さんとのセックスは
心こそ満たされていたが
昔マッサージ機で経験したような
『イク』感覚にはならなかったし
とにかく
梅島さんに嫌われまいと
ただ要求に従う感じだった

だから
テレビの中の女性の
乱れっぷりや表情が
ある意味ショックというか
うらやましくも思えた



あれぐらい
めちゃめちゃになれたら
嫌なことも全部
一気に忘れられるのかなぁ…

No.146 11/10/16 22:02
れいな ( ♀ jZsN )

部屋じゅうに響き渡る
音声とともに
生々しい映像が目の前に…

私は
最初こそ目を背けたが
いつの間にか釘付けになっていた

いくらリモコンを
奪われたとは言っても
テレビ本体で
直接チャンネルを操作しようとすれば出来たはず…

でも
あえてしなかった

盛り上がらない自分の
『スイッチ』を
入れるキッカケに
なるかもしれないし…

ノリさんからの
『命令』だし…

…と、言い訳を並べつつ
見たかったんだろうな💦

エロ本とは違う
生々しすぎる光景

そして
ちょっとショックを受けるぐらいに
テレビの女性は
感じまくっているように見えた

No.145 11/10/15 21:48
れいな ( ♀ jZsN )

バスローブを着て
部屋に入ると
すでに照明が薄暗くなっていた

ソファに座っていたノリさんが立ち上がって
「お姫様、こちらに…」と
手を引いてベッドに導いた

ベッドに腰掛けると
ノリさんはいきなり
テレビのリモコンを操作した

「れいなちゃん、これ見て待ってて(笑)」
テレビ画面には
まさに最中の男女…
AVを見ながら待つように言われた

「えー💦見たくないです」
「またまた~(笑)
本当に見たくなかったか、あとでチェックするからね」

そう言って
チャンネルを変えられないように
リモコンを持って
シャワーにいってしまった

No.144 11/10/15 21:41
れいな ( ♀ jZsN )

「もっとこっちに来てよぅ」
腰に腕を回してきた
そのとき
ちょっとだけゾッとした

好きでもない相手
何にも知らない相手
そんな人といきなり
『セックス』をするのは
やっぱり気が引けた

だけど
ホテルに入って今更
そんなこと言えやしない



「お風呂入ろうか?」
ノリさんが立ち上がる

私が
「恥ずかしいから別々でいいですか?」と聞くと
「うーん、いいよ」と言ってくれた

先に私がシャワーを浴びる
なんだか
ドキドキするとか
そういう気持ちは一切なくて
自分でも驚くほど
冷めた気持ちでシャワーを浴びた

No.143 11/10/15 21:35
れいな ( ♀ jZsN )

車を停めて
部屋を選ぶパネルの前に立った

やっぱり高い…
今まで梅島さんと行ったホテルの
宿泊料金が
このホテルの休憩料金と同じくらい

残り少ない空室の中から
無難そうな部屋を選んで
エレベーターに乗った



部屋に着いたら
まず何をすればいいんだろう…

恋人同士でもないから
イチャイチャするのもな…

部屋に着き、
ノリさんが上着を脱いで
ソファに腰掛けた

私はどこに座っていいのか迷ったが
ベッドに座るのは
やる気まんまんと思われそうで
ソファの端に腰掛けた

No.142 11/10/15 21:29
れいな ( ♀ jZsN )

じゅんさん

ありがとうございます☆

更新ペースにムラがありますが、また良かったら読んでください

No.141 11/10/14 23:57
じゅん ( ♀ gclHnb )


一気に読んじゃいました💦

続き楽しみにしてます😊

No.140 11/10/14 23:11
れいな ( ♀ jZsN )

促されるまま
相手の車に乗って
ホテルに向かった

車内で
さっき話した私のこととか
相手の話も色々した

名前は『のりゆき』
土木の仕事をしているらしい
彼女はもちろんいない
「ノリさんて呼んで!」と言ってきた
優しいが何だか馴れ馴れしい



車は
ちょっと高そうなラブホに入った
前に梅島さんと来たとき
「ここはちょっと高いからやめよう」と
言われていた所だった

「高くないですか?」
「おっ?彼氏と来た?
昨日給料出たから気にしないで(笑)」

こんな相手に
奮発する必要ないのに…

No.139 11/10/14 23:03
れいな ( ♀ jZsN )

近くまで歩いて行くのが
なんだか恥ずかしかった

相手は今私を見て
ガッカリしてるかもな…

「はじめまして」
「はじめまして、色々聞いてもらってすみません」

顔を見上げたら
声の印象とはちょっと違う相手がそこにいた

見た目の印象は
昔のヤクザ(笑)
背は低くて角刈りで
歯がなかった…

周囲にいたら
決して好きになるタイプではなかった
ただ
私はそのとき
相手にすごく感謝していた

ガッカリしたとか言うより
とにかく何か返さなきゃ…
そんな気持ちだったと思う

No.138 11/10/14 22:57
れいな ( ♀ jZsN )

ひととおり話したら
何だかスッキリしていた

「話してスッキリした?」
「はい、
本当に迷惑かけてばかりで
すみません💦
ありがとうございました」
「良かったよ(笑)」

また相手はクスクス笑っていた
本当優しい人なのかも
顔を見てみたくなっていた



「れいなちゃん
このまま帰っちゃう?」

そっか
会うつもりで来てたんだった
今更気付いた

私は
相手への感謝もあって
やっぱり会おうと決めた

「今そっちに行きます」

トイレから出て
車のあるほうを見たら
黒のTシャツを来ている男性が立っていた

No.137 11/10/14 22:51
れいな ( ♀ jZsN )

「…ごめんなさい
私、もう駅にいるんですけど
怖くなっちゃって…

今日
すごいツラいことがあって
忘れたくて
だから援○しようと思ったんですけど
やっぱり怖くなっちゃって…」

電話の相手は
無言で私の話を聞いていた

サバサバした相手を
好んでいたし
面倒な相手だと思われたな…

こんなこと言われたって
困るだろうな…

そんなことを
考えていたら
相手が話し始めた

「そうだったのか。
彼氏と別れたとかかな?」

聞いてくれるのか…

顔を知らないことが
逆に心を許して
私は一気に今日までのことを話した
相手は、うんうんと
聞き続けてくれた

No.136 11/10/14 22:45
れいな ( ♀ jZsN )

怒鳴られるのを
覚悟して
電話を取ったつもりだったが
相手の反応は意外だった

「何度もかけてごめんね。
もう着いたよ、まだ向かってるかな?」

私は
何も言えなくなって
張り詰めていた緊張と
これから始まる事への恐怖と
今日あった色々なことで
涙が出てきてしまった

「もしもし?
どうしたの?
…泣いてるの?」

顔も見たことない相手
しかも
車からすると
明らかに柄の悪そうな相手

だけど
驚くほど
声が優しかった

相手の声を聞いて
気持ちが溢れだしてしまった

No.135 11/10/14 22:41
れいな ( ♀ jZsN )

バタンとドアを閉める音がして
また携帯が鳴り始めた

『あぁ
やっぱり無理なの
ごめんなさいぃ』
そんな届かぬ叫びを
胸の中でしながら
二度目の着信が終わった

そろそろ諦めるかな…
しかし
着信は止まなかった

今更出ていったら
余計に怒られそうな気がして
ますます出れなくなった

それでも
止まない着信



あんなに怖かった気持ちが
だんだん相手への申し訳なさに変わった
なぜそんな心境になったのかはわからない



それは何回目の着信だったかな…
私は思い切って
電話を取った

No.134 11/10/14 22:34
れいな ( ♀ jZsN )

トイレの
洋式便座によじ登り
壁と天井の隙間から
ロータリーを見下ろした

白いスポーツカーが1台
あれかな…?
運転席はここからは見えない

車内に青や白い光の
装飾がされていて
いかにも
柄の悪そうな気配がする車

『…やっぱりやめよう、怖い』

そのままトイレに
しゃがみこみ
動けなかった

着信がきた
先ほど電話した相手と同じ番号
やっぱりあの車が
そうに違いない

手のひらで
鳴り続ける携帯のバイブ
それが止まると同時に
運転席のドアが開いた

No.133 11/10/14 22:26
れいな ( ♀ jZsN )

駅に着いたが
まだ相手と思われる人はいなかった

白い車
黒のTシャツで来ると言っていた

駅の入り口で
待ち合わせしたが
顔を一目見てからにしたいと思い
入り口の隣の公衆トイレに隠れていた

何もすることがないと
またすぐに不安が襲ってくる

本当に大丈夫なのだろうか
生きて帰れるだろうか



そんなことを
悶々と考えていたら
低いエンジン音が
近づいてきた

No.132 11/10/14 22:21
れいな ( ♀ jZsN )

しばらくは
その場から動けなかった

待ち合わせ場所に
行かなければ…

でも
行ったら
取り返しがつかなくなるかも

今更襲ってくる不安…
だが
このまま何もせずに
帰る気分じゃなかったはずだ

そうだ
やるって決めたんだ
もう人生どうなったっていいや



足は
待ち合わせ場所の駅へと
向いていた

自転車は
梅島さんと別れたファミレスに
置いたままだったから
歩いて向かった

何度も
足を止めたくなりながら
でも
何故かまた歩きだしていた

No.131 11/10/14 22:16
れいな ( ♀ jZsN )

「本当に初めてなの?初めてでいきなり今日会おうなんて、度胸あるね(笑)」

相手は
クスクスと笑っていた

私は
笑う気分にはなれず
ただ黙っていた

「…あっ、ごめんね
気を悪くしないでね
そういうサバサバした子なら尚更会いたいよ。
今から向かうね」

電話を切った
その瞬間に
自分で切り開いてしまった事の重大さに
ようやく気付いた

心臓がバクバクしている
どんな相手なのだろう
きちんと出来るだろうか
相手が複数来て
めちゃくちゃにされてしまうかも

いや、その前に
無事に帰れるだろうか
殺されるかもしれない



私は何をやっているんだろう…

No.130 11/10/14 22:12
れいな ( ♀ jZsN )

「本当に今日でいいの?俺は大丈夫だけど…」

確かに
辺りはすっかり暗くなっていて
これから会うとしたら
帰りは一体何時になるだろうという感じだった

私は普段バイトもしていたし
親はそれほど
門限にうるさくなくなっていた
梅島さんと
夕方から会うようになってから
かなり遅くなることも多かったし…

「時間は大丈夫です。私、今日初めて援○するんですけど、大丈夫ですか?」

今思えば
こんなことを言うと
相手にナメられるかもしれないし
大丈夫かなんて
相手に聞くことじゃないな…

強がっていたけど
パニクっていたのかも

No.129 11/10/14 22:06
れいな ( ♀ jZsN )

相手から
すぐに返信が来た

『今日ですか?
どこに住んでますか?』

最寄り駅などを伝えた

運がいいのか、悪いのか
私の住んでる市と
それほど離れていない市に
相手は住んでいた



詳しい待ち合わせなどを
決めるために
電話することになった

「もしもし…」
「もしもし?れいなちゃん?」
声は優しそうな感じだった
サイトのプロフィールには
30歳と書いてあった

梅島さん(28歳)で
免疫がついていたせいか
年上に対しての抵抗はなかった

No.128 11/10/14 22:01
れいな ( ♀ jZsN )

私は良くも悪くも
こうと決めたら突っ走る

思い切りが良すぎる面があった

だから
腹いせというか
ヤケクソで
援○することにも
躊躇出来なかったのかな…



サイト内の受信箱には
健全なメル友に
なれそうな人から
相変わらず
たくさんのメールを
もらっていたのに

気がついたら
先ほどの相手に返信をしていた

『はい、
3万でお願いします。
今から会えますか?』

No.127 11/10/13 23:31
れいな ( ♀ jZsN )

とりあえず
そのままその相手とのやり取りは放置した

安全そうな書き込みに
適当に返信する

『私も毎日退屈です。メル友になってください』

しかし
頭の中で響き続ける言葉
援○…3万…



なんだか
普通の安全な書き込みに
食いつく自分が
ものすごく退屈に思えた

梅島さんを忘れなくちゃいけない
たかが
メル友、メールごときで
忘れられる気がしない

誰かと抱き合えば
それが
同時にお金も手に入るぐらい
刺激的なことだったら
一気に忘れ去って
ラクになれるかもしれない

その時
自分を大切にするだとか
身の安全だとか
頭になかったのだと思う

No.126 11/10/13 23:26
れいな ( ♀ jZsN )

そんな書き込みの中に
よく意味のわからないものがあった

『3で、どうですか?』

ただそれだけ書いてある
3とは…?

何故か気になり、
サイト内の返信システムで
質問してみる

『3とは?
どういう意味ですか?』



しばらくして
返信がきた

『援○です
3万あげるから
どうですか?』

意味を理解できたと同時に
背筋が凍るような気持ちになった

怖い
そんなのは無理だ…

そんな気持ちと同時に

3万ももらえるのか…
一体何をすればいいのかな…
すごい脂ぎったオジサンが来るのかな…

そんな興味本位にも似た感情もあった

No.125 11/10/13 21:57
れいな ( ♀ jZsN )

サイトを再び開くと
予想以上の書き込みがあった

30件は越えていたと思う

『この短時間で、こんなに…』
見ず知らずの
しかもほとんどが
下心からの書き込み

そんなものでも
あの時の私には
救い以外の何者でもなかった

自分が求められているような
そんな錯覚に陥ったぐらい



ひとつひとつの書き込みに
目を通す

全部が男性からのもの
『俺とメル友になって』
『俺が優しく教えてあげる』
『良かったら電話しない?』

『どこ住み?今から会えない?』

健全なメル友希望なんて
ほとんどいない

顔も載せていない
○○県在住・17歳に
くいついているだけ

なのに
救われていた

No.124 11/10/13 21:48
れいな ( ♀ jZsN )

しばらく
ボーッと川を眺めて過ごす

何もすることがないと
またツラさがこみあげてくる

もう梅島さんには
会えないんだ

もうドライブしたり
ホテル行くこともない

誰にも抱いてもらえない
虚しい
寂しい

頭がおかしくなりそうになって
急いで携帯を開いた
とにかく早く
気持ちを紛らわせなきゃ…

No.123 11/10/13 21:42
れいな ( ♀ jZsN )

まなさん

遅くなりましたが更新楽しみにしてくださりありがとうございます💕

みんみんさん

本当に両思いは奇跡ですよね…
私は本当の意味で大事にされたいと願い続けていますが、自分を粗末にしてきた分なかなかそういう人と巡り会えません



今日も少し更新します
よろしくお願いします😃

No.122 11/10/13 20:18
みんみん ( 40代 ♀ h98Enb )

私もそうです寂しくてたまりません
両想いなんて奇跡
 

No.121 11/10/12 13:17
れいな ( ♀ jZsN )

私の友達募集の
書き込みに対して
友達になりたいという人が書き込みをするシステム

サイトをその都度覗かなければ
書き込みがされているか確認できない

当時まだ
パケ放題のようなシステムがなかったので
何度も確認したら
余計に金がかかる

携帯料金は
離婚した父が払ってくれていたが
今のところ何か言ってくることはなかった

急激に金額が増えたら
また怒られるだろう
気付かれない程度にしなければ…

とりあえず
少し時間を置いてから
また覗きに来ることにした

No.120 11/10/12 13:11
れいな ( ♀ jZsN )

入ってみると
まずは会員登録をするように
促された

登録を済ませると
色々なカテゴリー別に
書き込みがしてあった
ほとんどが男性の書き込みばかり
女性の書き込みには
たくさんの男性が集まっていた

年齢・地域・趣味…

ひととおりの
カテゴリーを覗いたあと
私は地域別の部屋に行き
自分の住む地域に書き込みをした

『○○市に住む女子高校生です
初めてなので
色々教えてください』

過激な内容の書き込みが多かったが
初めてなので少し躊躇した

No.119 11/10/09 01:47
まな ( 30代 ♀ zHeci )

>> 118 更新気長に待ってま~す

No.118 11/10/08 23:42
れいな ( ♀ jZsN )

>> 117 通りすがりさん
匿名希望さん

すみません💦
せっかく楽しみにしてくださっていたのに(>_<)

ちょっと私生活でバタバタあって、書ける気分になれませんでした…(∋_∈)
無責任にスレ立てしたばっかりに💦ゴメンナサイ。

少し時間をいただきますが、必ず続き書くので、良かったらお待ちください💦

No.117 11/10/08 22:14
匿名希望 ( ♂ AYCK )

>> 116 はぁ~😩

期待して見たら横やりレス⤵


あなた、終わり❓って聞く前におとなしく主さんのレス待てば❓💢



主さんすいませんでした。

楽しみにしてるので気長に待ってます‼
頑張って下さい。

No.116 11/10/08 13:44
通りすがり ( ♂ O0HL )

で…終わり?(笑)

No.115 11/10/01 12:38
れいな ( ♀ jZsN )

>> 114 当時かけていた電話番号など
覚えているはずもないので
何か他の方法で探すことにした

有料の電話やサイトは
また親に迷惑をかけるから
避けなければならない

検索をかけてみる
「無料 出会い系」

…すると
かなりの数のサイト名が表示された
期間限定で無料というサイトもあれば
女性は無料というサイトもある

多くのサイトが
18歳未満禁止だった



その中に
当時流行っていた
メル友を作るためのサイトがあった
どんな会員でも無料だった

気持ちは焦っていたけど
危険そうなサイトで金をとられたら
また親に怒られる…

とりあえずこのサイトに
入ってみることにした

No.114 11/09/28 22:01
れいな ( ♀ jZsN )

一方的に
色々な友達にメールをするが
なかなか返ってこない

返事を待てず
電話をしようかと思ったとき

ふと、
本当に、何故か、ふと
昔中学の時に聞いていた
ラブホの盗聴電話のことを思い出した

それは当時チャンネル制になっていて
他のチャンネルはテレクラみたいなのもあった



友達にメールを送り
友達に励ましてほしい気持ちもあったが

この寂しい悔しい気持ちを
男の人で紛らわしたいヤケクソに似た気持ちもあった

No.113 11/09/28 21:55
れいな ( ♀ jZsN )

一方、私はどうだろう

明日から
一体何を楽しみに生きていこう

何も知らない頃の私なら
学校生活や友達との時間を楽しみに
生きていけた

でも
いつの間にか
梅島さんが全てだった
梅島さんに依存していたんだ

会えないことも苦痛だが
何もすることがない、暇な時間も苦痛だった
あんなに鳴っていた携帯も
梅島さんを失ったらなかなか鳴らない

明日からの人生が
絶望的にみえた



どうにかして
何かをして
まぎらわせよう

手当たり次第に
友達にメールした

No.112 11/09/28 21:49
れいな ( ♀ jZsN )

〈続きに戻ります〉


歩き続けて
河岸に辿り着いた

なんだか一気に疲れが襲ってきて
しばらく座り込んでボーッとしていた

何も考えたくなかった
けど思い浮かぶのは梅島さんとの楽しかった日々

片思いだけで
欲を出さなければ良かった

梅島さんが
私を騙していたとしても
彼女がいたとしても
嫌いになりきれない
情けない自分

もう
梅島さんとは二度と会えない
しかも
あの彼女と幸せになるんだ

今頃
彼女を抱いているのかな
明日からの人生が
幸せに満ちているんだろうと考えると
うらやましくてたまらない

No.111 11/09/28 21:38
れいな ( ♀ jZsN )

atuさん
通りすがりさん
りんごさん
雪さん
サボ子さん
恋愛初心者さん
シュリーマン♪さん
ご意見ご感想ありがとうございます💕

あと、削除されてしまった方も見れなかったのですが、きっとご意見をしてくださったのだと思います😢ありがとうございます💕

これからまた追々書いていきますが、梅島さんとの出会いがその後の自分の人生に大きく関わったことは間違いないです…

今もどこかの駅にいると思いますが…

これからも駄文になりますが一生懸命書いていきますのでよろしくお願いします💕

あとご意見いただいた感想スレ立てます💫
こんなに多くの方に読んでいただけると思わなかったので嬉しいです

ありがとうございます

No.110 11/09/28 20:14
シュリーマン♪ ( ♂ Masfi )

>> 109 主さんのファンがいっぱいいるので感想スレをお願いします🙇

No.109 11/09/28 16:16
恋愛初心者 ( UWxOh )

主さん、感想スレたてて下さい。
お願いしますm(_ _)m

No.108 11/09/28 14:29
サボ子 ( 20代 ♀ vBHCnb )

>> 106 削除されたレス 出会い系で出会ったわけじゃないじゃん

No.107 11/09/28 14:11
雪 ( 20代 ♀ OY4L )

>> 106 文章ちゃんと読んでます?

No.105 11/09/28 13:54
りんご ( ♀ jCQK )

>> 102 私が放った声は おそらく店じゅうに 響き渡っていた 私はその場から逃げた 涙が出そうだったが堪えていた 泣いたら負けなような気がしていた… 同じ女性として本当に涙が出そうになりました。
悔しいのと辛いので。
初めての人はせめて主さんにとって色んな意味で良い人であってほしかったです。
大人になってこういうことを経験するならまだしも高校生の主さんには辛すぎます(;_;)
許せません。本当にどこの駅にいるのかって思います。

No.104 11/09/28 13:40
通りすがり ( ♂ O0HL )

その駅員やめさせようぜ‼

No.103 11/09/27 22:21
atu ( k4pIh )

なにぃ!本当の話やとしたら、どっかの駅にまだやつ(梅島)はいるって事だよね?
駅に文句言って辞めさせてやりたい。駅員にふさわしくない気がするし。

ふてぇ野郎だ!

No.102 11/09/27 21:50
れいな ( ♀ jZsN )

私が放った声は
おそらく店じゅうに
響き渡っていた

私はその場から逃げた

涙が出そうだったが堪えていた
泣いたら負けなような気がしていた



全力で走り抜けて
しばらくすると
自分はファミレスまで自転車で来ていたことを思い出した

『…取りに戻らなきゃ…でもしばらくはファミレスに戻りたくないな…まだ2人がいるかもしれない』
自転車でトボトボ帰る姿を見られるなんて
惨めでならなかった

少し暗くなるまで
このまま歩き続けようと思った

  • << 105 同じ女性として本当に涙が出そうになりました。 悔しいのと辛いので。 初めての人はせめて主さんにとって色んな意味で良い人であってほしかったです。 大人になってこういうことを経験するならまだしも高校生の主さんには辛すぎます(;_;) 許せません。本当にどこの駅にいるのかって思います。

No.101 11/09/27 21:45
れいな ( ♀ jZsN )

「…すみません、私、失礼します」
席を立つ私

2人は完全に
2人だけの世界にいたが
私の席を立つ姿に我に返ったようだった

「…あの、呼び出して、本当にごめんなさい…」
彼女が先に切り出した

「…いえ、べつに…」
そう言いかけたところで
梅島さんが立ち上がり
「れいなちゃん本当にごめん。純粋に好きになってくれた君をズタズタにしてしまった。
謝って許されることじゃないんだけど…」

2人のことを見れなかった
どんな同情の眼差しで見つめられているのかと思うと
沸々と怒りが込み上げてくるようだった

「…れいなちゃんみたいなまっすぐな子は、もっといい人見つけ…」
「大きなお世話です!ズタズタにしてごめんなさい!?今更遅いよ!!」

No.100 11/09/27 21:36
れいな ( ♀ jZsN )

「ようやく大事なものに気付いたんだ。ミオと一生一緒にいたい…」

梅島さんはキッパリと、
そう言い切った

そんな梅島さんを
まっすぐに見つめて
ボロボロと涙を流している彼女

彼女の目は
戸惑っていたが

おそらくその梅島さんからの″プロポーズ″に似た言葉に
本心は嬉しかったのだろう

その言葉を
待ちわびていたのだろう



ここに
一番居ちゃいけないのは
間違いなく私

情けなくて
なんだか涙も出てこない

心すらない相手に
処女を捧げてしまった

「都合のいい存在」
梅島さんが
正直に話すあまりに
放ったその言葉だけが
寂しく何度も響いていた



馬鹿馬鹿しくて
座っていられなかった

No.99 11/09/26 23:29
れいな ( ♀ jZsN )

しばらく
そんな時間が続いたあと

「正直に話すよ…」
梅島さんが口を開いた

「ミオといつの間にかマンネリしてて色々面倒になってたときに、れいなちゃんからコクられた。
最初は年下すぎて気が引けたけど、ミオにはない純粋さが初々しくて可愛いなと思って近付いた。
仕事で色々あってムシャクシャしてた日、れいなちゃんの顔が浮かんで、それで初めてした。
正直それから都合のいい存在みたいになってしまった。
面倒なことは言ってこないし、すぐやらせてくれるし。
罪悪感がなかったわけじゃないけど、刺激的でハマってしまった。

でも
ミオと別れる気にはならなかった。
れいなちゃんには申し訳ないけど、ミオとは乗り越えてきたことも時間も違いすぎる。

今れいなちゃんが話してくれてるときも、俺はどうやってミオに許してもらおうかそればっかり考えてたよ。

色々見失ったけど、ミオがいなかったら生きていけない」

No.98 11/09/26 23:18
れいな ( ♀ jZsN )

「ミオ(彼女)にも、れいなちゃんにも本当に申し訳ないことをした。すみませんでした!」
梅島さんが
少し大きな声で謝って
店に響いた気もした

頭を下げる梅島さんに
「謝ったって許されることじゃないよ!ちゃんと説明してよぉ…」
彼女は涙を流しながら
梅島さんの体を揺すっていた

梅島さんはうなだれている
彼女の泣き声が響いていた

No.97 11/09/26 23:13
れいな ( ♀ jZsN )

彼女は私をまっすぐ見ていた

梅島さんはうつむいていた
ひじをついて
頭を抱え
自分に降りかかっている事態を
整理できていないようだった

私は少し落ち着いてから
「私は梅島さんから付き合おうと言われたわけでもないし、やっぱり私の勘違いだったんだと思います。すみませんでした」と切り出した

その言葉に彼女が口を開く
「…何か言ってよ。サトシ(梅島さん)はどうしたかったの?」

うつむいて聞いていた梅島さんが
ハァーッと大きなため息をついて
顔をあげた

No.96 11/09/26 23:02
れいな ( ♀ jZsN )

そんな梅島さんを
彼女の言葉がピシャリと制した
「今日初めて会ったの。私から連絡して…大事な話をするために来てもらった。意味わかるよね?」

彼女の鋭い視線に
梅島さんは何も言えなくなった

彼女は私に視線を向けた
「れいなさん、梅島に彼女がいないって聞いてたってことだけど、どういうイキサツで2人は会うようになったの?」

私は梅島さんを見た
梅島さんはうつむいていて、私を見ようともしない

私は静かに話し始めた…
私が一目惚れしたこと、片思いしてたこと、告白したこと、初めて会ったこと…

その先を話すのに躊躇した
私たちはセックスこそしていたが、梅島さんからきちんと「付き合おう」と言われた訳じゃない
やっぱり彼女じゃなかったんだろうなと思った
今更になって恥ずかしくなった

「私は初めてのデート以外、梅島さんとエッチなしで会ったことありません。それだけが目的なのかもって気づいてたけど、会えなくなるのが怖くて、言えませんでした…」
話しているうちに涙が出てきてしまった
情けなくて恥ずかしくて悲しくて
そこからは話せなかった

No.95 11/09/26 22:16
れいな ( ♀ jZsN )

何を話し合うのか
気持ちの整理がつかないまま
約束の当日を迎えた



昼下がりのファミレス
人が周りにいない端の席に
すでに2人がいた
私は重い足取りで近付く

梅島さんが
すごく驚いた顔をしていた
私が来ると聞かされていなかったのだろう

彼女からも
今日の約束のことは
知らないふりをしてくれと言われていた

梅島さんは
事の重大さに気付いていないよう…
「…え、え?何?何?知り合いなの?」

No.94 11/09/26 22:06
れいな ( ♀ jZsN )

本当は
約束の日までに
梅島さんと会う予定があった

でも
会える気分じゃなかった

会った所で
きっとモヤモヤして笑えないし
どうせまた
セックスしかしないのだろうから
とても盛り上がれる気分じゃなかった



私は
気付かれないように
断りのメールを入れた

No.93 11/09/26 21:52
れいな ( ♀ jZsN )

「…○日の○曜日に3人で会いませんか?」
驚くほど冷静な声だった
荒げていた声とは別人のようだった

運がいいのか、悪いのか
その日は空いていた

私はしばらくしてから
「わかりました」と返事した



電話を切り
その場にへたり込んだ

3人で話してどうなる
もめて、傷ついて、それから?
少なくとも
梅島さんには
もう会えない気がした

No.92 11/09/26 21:48
れいな ( ♀ jZsN )

「邪魔したって言われても…梅島さんは彼女いないって言ってました!」
私は少し声を荒げてしまった

「………」
あれほどマシンガンのように攻めてきた彼女の名乗る人物は沈黙した

「…本当です。彼女がいたら諦めました」
涙があふれてきた
高校生の自分に、浮気相手となる勇気はなかった

電話の向こうは
とても静かだった

泣いている?
いや
何も聞こえない

しばらく沈黙が続いたあと
彼女から切り出した

No.91 11/09/25 23:57
れいな ( ♀ jZsN )

3mamaさん、ゆりさん
ありがとうございます💕

連休に入ってしまっていたので更新をサボっていました💦

明日からまた更新していくつもりです✏

引き続きよろしくお願いします💕

No.90 11/09/25 23:36
ゆり ( 20代 ♀ OY4L )


私も続きが気になります。自分のペースで更新してくれたら嬉しいです😺

No.89 11/09/25 23:29
3mama ( jP8Eh )

続きが気になって気になって。。ファンになりました。

No.88 11/09/18 20:57
れいな ( ♀ jZsN )

『彼女』と名乗る人物は
ますます怒り出して
「おっしゃる意味がよくわからない!?だから!あんた人の彼氏と何やってんのかって聞きたいの!」

すごい剣幕だった
私はいきなりの衝撃と
彼女の口調の凄まじさに
思わず涙が出てきてしまった

何も言えずに
すすり泣いていると
彼女は
「泣かれても困るんですけど!寝取っておいて汚い女!」

私は
それでも言葉が出なかった
頭の中が真っ白だった…

彼女は相変わらず
すごく怒っていた
「何か言いなさいよ!邪魔してきたくせに!」

邪魔?
邪魔したの私?
そこでようやく
我に返った

No.87 11/09/18 20:50
れいな ( ♀ jZsN )

結局
私からは何も聞けないまま
梅島さんも相変わらずなまま
約半年くらい経っていた

そんなとき
いきなり私の携帯に
知らない番号から電話がかかってきた

何気なくその電話に出た
「もしもし?」
「…もしもし、あの…私、梅島の彼女なんですけど」

頭が一瞬パニックで
固まってしまった
「…え?…は?」

「だから!梅島と付き合ってる者です!梅島サトシ!わかるでしょ!」
電話の相手方は
かなり怒っていて
ますますパニックになった

「…わ、わかります。梅島さんは知ってますけど、おっしゃる意味がよくわからないんですけど…」

No.86 11/09/18 20:42
れいな ( ♀ jZsN )

ホテルばかりだと
金銭的にキツくなってくるんだろう

お金はいつも
梅島さんが出してくれていたので
キツいときは
「今日は車でしよ」と言ってきた

毎回毎回
ヤって、終わり

ご飯だって
ドライブスルーか
ホテルでデリバリー


そんな関係が続いても
私は核心に迫れなかった
ただただ
梅島さんが望むコースに
毎回従うだけ

離れるのが怖かったんだろうな
知るのが怖かったんだろうな
たぶん
梅島さんが
私との『セックス』にしか
興味がないことに
気付くのが怖かったんだろうな

No.85 11/09/18 20:37
れいな ( ♀ jZsN )

相変わらず
梅島さんが仕事で
私は学校で…
そんな日は
メールや電話のやり取り

そこは変わらなかった

ただ
デートの間隔は
短くなった

今まで2週間に1度くらい
だったのが
週に1~2回会うようになっていた

それはもちろん
喜ばしいことなんだけど…

梅島さんの仕事終わりに
会うようになっていたから
決まって夕方以降から

待ち合わせ場所に行って
車に乗るとすぐに
「今日もれいなちゃんを
たっぷりいじめたいな…」

そう…
決まってホテル直行だった

No.84 11/09/18 20:33
れいな ( ♀ jZsN )

さすがに
体も痛くなってきて
その日は帰った


梅島さんから
付き合おうって
言われた訳じゃないけど
「好きだよ」と
「俺のもの」という言葉を
信じることにした

これから
梅島さんと
ずっと一緒にいれるかもしれない
色んなところに行きたいし
ペアリングも欲しいな

胸の奥にあった
『付き合う』ことへの憧れ
それがようやく
形になるかもしれない

しかも
あんなに大好きになった
梅島さんと一緒に…

このときの私には
そんな『希望』に満ちた考えしかなかった

No.83 11/09/18 20:29
れいな ( ♀ jZsN )

梅島さんが
タバコの火を消して
一緒にシャワーを浴びることになった

私たちは
気持ちが高揚したままで
バスルームでまた1回した

ホテルを出るときも
玄関でキスをしていたら
また梅島さんの…が元気になっちゃって
車に乗ってから
川沿いの公園に移動して
駐車場に停めて、またやった

No.81 11/09/16 21:24
れいな ( ♀ jZsN )

梅島さんが
タバコに火をつける

私は
さっきまでの自分が
信じれない気持ちで
ボーッと天井を見ていた

正直、1人でするような
気持ちよさはなかった
イケなかった

でも
喉の奥が苦しくなるような
胸がキューッと切なくなるような
そんな感情がこみあげて
少し触れられただけで
気持ち良すぎてヤバかった
そんな感情は初めてだった

これが
セックス
なのか…

No.80 11/09/16 21:19
れいな ( ♀ jZsN )

そして
ゆっくり愛してもらったあと
梅島さんが私の中に…

1人でしていたからか
噂に聞いていたような
痛みも出血もほとんどなかった

梅島さんは
あっという間に果てて…
最後はきつく
抱き合った

高校生になった年の秋
処女を卒業しました

No.79 11/09/16 21:15
れいな ( ♀ jZsN )

それは
どんどん激しくなって
耳や首にも…

手は私の胸元に行って
優しく触れ始めた

緊張して
頭がボーッとしていて
固まってしまってた私

梅島さんの顔が
胸元まで下がって
舌が触れたとき
思わず初めて声が出てしまって…

梅島さんはそれを見て
「可愛いすぎるよ、
全部俺のものだよ…」
と甘い声で囁いた

私は
その言葉に
完全にスイッチが入って

いつの間にか
部屋じゅうに
私の声が漏れていた

No.78 11/09/15 21:51
れいな ( ♀ jZsN )

薄暗くなった部屋に
梅島さんが入ってくる
「お待たせ」

梅島さんは
コーヒーをひとくち飲んで
ベッドに入ってきた
バスローブがよく似合う

私は目のやり場に困って
キョロキョロしていた

「緊張してる?」
梅島さんはそう聞いて
髪をなでてきた

「はい…」
弱々しい声で
答えるのが精一杯

「まっすぐで真っ白な
れいなちゃんが好きだよ」
顔が近い…
やっと「好き」って
言ってくれた
少しだけ
緊張がほぐれる気がした

近かった顔が
さらに近付いてきて
キスをした

No.77 11/09/15 21:43
れいな ( ♀ jZsN )

泣き出しそうな私を
梅島さんは抱きしめてくれて
「初めてだもんな、
悩ませちゃってごめん」

そして
「俺も浴びてくるから
ベッドに入って待ってて」
と言われた



すでに部屋は薄暗くなっていた

梅島さんがシャワーを浴びる音が
かすかに聞こえる

梅島さんが出たら
ついに始まってしまうんだ…

初めてだから
痛いのかな

声とか出ちゃったら
恥ずかしいな

色々と考えているうちに
梅島さんが出てきた

No.76 11/09/15 21:38
れいな ( ♀ jZsN )

私は思わず
「あの…
なんていうか、
何着たらいいかわかんなくて😢」

もう泣きそうな声だった
緊張、不安、
パニックになって
そんなことすらわからない私

梅島さんは
「じゃあ
タオルを巻いて
出ておいで…」

下着を身につけた上に
バスタオルを巻いて出た
それが精一杯だった

No.75 11/09/15 21:35
れいな ( ♀ jZsN )

とりあえず出て
体を拭いて
バスローブを着た

でも
そのバスローブ姿が
あまりに不恰好で
恥ずかしかった

着てきた服のがいいのかな
そう思って脱ぎ始めたけど
着てきた服で出るなんてどうなの?
なんて
悶々と考えていたら
梅島さんがノックしてきた

「れいなちゃん大丈夫?」
ただでさえ
バスルームで
悶々としていて
着替えで更にもたついて
結構時間が経っていたんだろう…

No.74 11/09/15 21:31
れいな ( ♀ jZsN )

ひとり
シャワーを浴びるために
バスルームへ

あぁ、
ついに来てしまった
ここから出たら
もう逃げられない

オ○ニーは好きだったけど
エッチに憧れてたわけじゃない

私は
梅島さんに
笑ってほしいだけ

これでいいのかな…


シャワーを流したまんま
そんなことを悶々と考えていた

エロ本を読んでたから
流れはだいたいわかるけど

頭の中はパニックだった

No.73 11/09/15 21:27
れいな ( ♀ jZsN )

「ここでいいかな?」

わりとキレイな感じのラブホに入った
私はよくわからないので
梅島さんが部屋を選んだ

部屋に入ると
梅島さんが抱きついてきた

「れいなちゃん
シャワー浴びる?」

「…そうですね、
汗かいちゃったし」

「じゃあ一緒に入ろ」

「えっ!?一緒ですか!?」

別々に入りたかった
気持ちを落ち着けるために
一度ひとりになりたかったし

洗ってるところなんて
見られたくない…

「今日は
ひとりで入っちゃ
ダメですか?」

梅島さんは
ちょっと沈黙したあと
「そうだよね、
まだ恥ずかしいよね」
と、笑ってくれた

No.72 11/09/14 22:14
れいな ( ♀ jZsN )

「ありがとう、
じゃあせめて
ベッドでしようか」

梅島さんは
優しく笑って
おでこにキスをしてきた

車を走らせて
ラブホへ向かった

車の中で
「付き合ってると思っていいですか?」と
何度も聞こうとしたが
言葉が出てこなかった

私は
昔から
肝心な事が言えない
おかしいほど
気を使ってしまって
結局いつも損をしてた

No.71 11/09/14 22:08
れいな ( ♀ jZsN )

沈黙を破ったのは私だった
「…梅島さんが
元気になるなら
してもいいです…」

うつむきながら
そう言うことしか出来なかった

怖かった
初めてのエッチなのに
付き合ってるかわかんないのに
心の準備もできてないのに…

いくら
オ○ニーを経験してたって
訳が違うし

でも
梅島さんに嫌われるほうが怖かった
今まで妹みたいにしか
見られてないと思ってたから
エッチな対象として見てくれたことが
素直に嬉しかった

No.70 11/09/14 22:03
れいな ( ♀ jZsN )

私が明らかに
困惑していたせいか

梅島さんは
私の手を膝の上に戻した

「ごめんね…
れいなちゃん初めてなのに
こんなの嫌だよね」

私は
複雑な気持ちだった

初めては
ちゃんと段階を踏んでしたい
好きってちゃんと言われてから。
しかも
こんな車内じゃなくて…
という気持ち

いやいや、
大好きな梅島さんが
夢にも見たような関係を
望んでくれてる
付き合ってるんだか
よくわかんないけど
梅島さんをもっと知りたい!
という気持ち

No.69 11/09/14 21:55
れいな ( ♀ jZsN )

梅島さんが導いた手

それは
梅島さんのアソコだった

ジーンズの上からでも
たっているのがわかった

「れいなちゃんと
キスしただけで
こんなになってるよ…」

エロ本で
散々見てきた展開だったけど
目の当たりにするのは
もちろん初めて

エロ本だと
このあとパンツを降ろして
フ○ラするんだっけかなぁ…

でも
そもそも
私達付き合ってもいないのに
何してんだろ…

No.68 11/09/13 22:04
れいな ( ♀ jZsN )

ももくじらさん

レスありがとうございます✨
楽しみにしていただけるなんて嬉しいです☺

まだ序盤でつたない文章ですが、良かったらまた覗きに来てください

No.67 11/09/13 22:02
れいな ( ♀ jZsN )

りんごさん

レスありがとうございます✨
既婚者の方とメールですか😲中間点で会うとかドキドキしますね💓

私も後に書きますが既婚者の方とも色々ありました…
これから出会い系にハマっていく様を書いていきますので、また良かったら覗きに来てください

No.66 11/09/13 21:59
れいな ( ♀ jZsN )

フレンチなキスは
同級生と済ませていたけど

ディープなキスは未経験

梅島さんの舌に
どう対処したらいいのかわからない
ただただ困り果てていたら

「れいなちゃんピュアすぎる、可愛い」
梅島さんはますます激しいキスをしてきた

どうしよう
どうしたら…
そんなことを考えて
キスに応じているうちに

梅島さんが
私の手を握って
ある場所へ導いてきた

No.65 11/09/13 21:54
れいな ( ♀ jZsN )

『いつ終わるのー💦!?』
私は
心臓がもたなそうで
早く一度離れたかったが

キスの間隔は
どんどん狭まって
終わりそうにない

思わず
「…っ、恥ずかしいです」
って
顔を背けた


そしたら
「止まらないよ」と
興奮ぎみの梅島さん

ついには
舌を入れてきた

No.64 11/09/13 21:51
れいな ( ♀ jZsN )

梅島さんの顔が
近づいてくる

体じゅうが震えるぐらいのドキドキ



梅島さんは
優しく1回口づけた

見つめあって
また1回

今度は
鼻の頭に1回…

梅島さん
止めてくれない…💦

No.63 11/09/13 21:48
れいな ( ♀ jZsN )

「れいなちゃん、俺の目を見て」

次に来る展開が
何となく予想できた
顔をあげたら
たぶんキスするんだろう

顔から火が出そうなぐらい
熱くて胸が破裂しそう
いきなりすぎるよ…

「れいなちゃん?」
私がいつまでも
下を向いていたので
梅島さんが上を向くように手を添えた

「…元気くれる?」
そう言われて
私は静かにうなずいた

No.62 11/09/13 21:44
ももくじら ( 30代 ♀ 0yYAh )

続きを毎日楽しみにしてます⤴

No.61 11/09/13 21:44
れいな ( ♀ jZsN )

しばらく
車の中から夜景を眺めていた

私は
意を決して切り出した
「今日の梅島さん、何か変です。私じゃ力不足かもですけど、心配です」
下を向きながら
小さく言った

梅島さんは
「れいなちゃん…」
と呼んできた

梅島さんのほうを向いたら
手を引っ張って
抱き寄せられた

びっくり
そりゃもうびっくりして
何も言えなかった

No.60 11/09/13 21:40
れいな ( ♀ jZsN )

梅島さんは
「何でもないよ」って言ったけど
なんだか隠している感じだった

しつこく聞けないしな…
明らかに元気ないよな…

そんなことを考えながら
梅島さんが夜景を見に行きたいというので
近くの夜景スポットに行くことに

車内でも
元気のない梅島さんが気になる
でも
しつこく聞けない

いつしか
沈黙で静かになった車内
梅島さんは
ただひたすら車を走らせて
夜景スポットに着いた

No.59 11/09/13 21:35
れいな ( ♀ jZsN )

私は
精一杯のオシャレをして
迎えに来てくれた梅島さんの車に乗り込む

梅島さんは
今日もさりげなくオシャレ

「ごめんね
突然呼び出して」

その表情は
なんだか暗かった

「どうかしました?」

No.58 11/09/13 21:33
りんご ( ♀ jCQK )

私も出会い系にハマってるわけではないけど今既婚者の方とメールしています。ごくたま~に電話も。
距離がかなり遠いので頻繁に会う→不倫にはならないですが 、今年中に一度お互いの中間点で会おうと話してますが実現するかはわかりません。やはり相手は既婚者ですから。
そんな感じです。
更新楽しみにしてます。


No.57 11/09/13 21:31
れいな ( ♀ jZsN )

それから
またしばらく
梅島さんとメールや電話をする日々

休みが不規則だったから
なかなかデートは出来なかった

今の関係で十分
連絡取れなくなるのは嫌だから
特に告白とかはしてなかった

そんな状態が
1ヶ月くらい続いたころに
梅島さんが夕方から会わないかと誘ってくれた

No.56 11/09/13 21:28
れいな ( ♀ jZsN )

帰り道も色んな話をして
家の近くまで送ってもらった

「今日はありがとうございました」
「また遊ぼうね」

車が走り去っていくのを見送って
家に入った

今日は楽しかったなぁ
梅島さんは
やっぱりカッコイイ

でも
付き合うのは
無理そうな気がした

梅島さんが
妹のような視線で
私を見ている気がした

梅島さんは
高校生と付き合うなんて
気が引けるんだろうな

No.55 11/09/13 21:22
れいな ( ♀ jZsN )

そんなことを考えてたら
梅島さんが切り出した

「変なこと聞くけど
れいなちゃんは
まだ…未経験だよね?」

「もちろんですよ💦」

一瞬
オ○ニーは済ませてるけど
しかも
結構小さいうちからだけど
…と思ったが
そんなこと言えるわけがない

マッサージ機を陰部にあてて
エロ電話してる姿を見られたら
ドン引きされるだろうなぁ…

No.54 11/09/13 21:18
れいな ( ♀ jZsN )

帰り道
高速に乗ろうとしたら
インターの近くにラブホのネオンが…

私は
エロ本やらラブホ盗聴チャンネルやらで
頭でっかちになっていた

あの中で
あんなこと…こんなこと…

梅島さんは
もう28歳だし
エッチしたことあるんだろうなぁ…



No.53 11/09/13 21:15
れいな ( ♀ jZsN )

>> 51 削除されたレス ???

No.52 11/09/13 21:14
れいな ( ♀ jZsN )

>> 50 過去に出会い系サイトに填まっていた者です。楽しかった思い出が今でも蘇ってきます☺ 今は、結婚して出会い系サイトは、8年前に卒業しました☺ ピアスさん

レスありがとうございます✨
私も今となっては出会い系してた頃が楽しい思い出になってます…
今は出会い系にハマるまでの道程で本題に入ってませんが、良かったらまた覗きに来てください

No.50 11/09/12 18:41
ピアス ( 37U6h )

過去に出会い系サイトに填まっていた者です。楽しかった思い出が今でも蘇ってきます☺ 今は、結婚して出会い系サイトは、8年前に卒業しました☺

  • << 52 ピアスさん レスありがとうございます✨ 私も今となっては出会い系してた頃が楽しい思い出になってます… 今は出会い系にハマるまでの道程で本題に入ってませんが、良かったらまた覗きに来てください

No.49 11/09/11 21:41
れいな ( ♀ jZsN )

湖に着いて
お昼を食べたり
ボートに乗ったり

何事も
梅島さんがリードしてくれる
大人なデート

梅島さんも好きだけど
大人な環境にもハマった

のんびり過ごしてたら
あっという間に時間が過ぎて
そろそろ帰ろうかってなった

No.48 11/09/11 21:38
れいな ( ♀ jZsN )

「だから
れいなちゃんみたいに
一喜一憂してたり
恥ずかしさを隠せないのが
新鮮なのかもなぁ…」

私は
彼女と比べられたことより
素直に嬉しかった

私も
親の前では
うまく感情を表せないことが多かった

梅島さんを
本気で好きになって
いつの間にか
梅島さんには
さらけ出せていたのかな…

No.47 11/09/11 21:34
れいな ( ♀ jZsN )

それから
梅島さんは
前の彼女の話をし始めた

梅島さんより
3つ年上だった彼女
いつも冷静で
隙がなかったらしい

どんなに
いい雰囲気になっても
そこに至るまでの気持ちを
見透かされてるようで
盛り上がりきれなかったらしい

彼女は
最初から最後まで
とても冷静で
何事にも動揺しなくて
人形みたいだったと…

No.46 11/09/10 22:38
れいな ( ♀ jZsN )

>> 45 サービスエリアで
売店を見たり
海を見たり
ブラブラしてたら
少しずつ緊張がほぐれてきた

飲み物を買って
車に乗り込んだ
話が盛り上がってたから
緊張を忘れて
真横を向いた

梅島さんも
こっちを見てて
目が合った

胸がドキッとなって
びっくりしちゃって
わざとらしく逸らしてしまった

そしたら
梅島さんが
優しく笑って
「高校生ピュアだなぁ
やばい、ハマりそうだよ」
って言ってきた

その言葉に
胸が
ドキドキしてた
顔から火が出そうだった

No.45 11/09/10 22:33
れいな ( ♀ jZsN )

その日は
少し離れた湖に
ドライブに行ってみることにした

運転席と助手席
今まで
なかなか近付けなかったのに
なんだかいきなり近すぎて
横を向くことが出来なかった

走り始めたけど
なかなか話が弾まなくて困った
そんなときに
サービスエリアに寄った

No.44 11/09/10 22:30
れいな ( ♀ jZsN )

待ち合わせ場所で
待っていると
黒いステーションワゴンが現れた

窓があいて
梅島さんがニコッと笑った
「おはよう、乗って」

初めてで
いきなり車なんて
緊張したけど
駅員である梅島さんは
電車デートだと知り合いに会う可能性が高いから💦って

迷惑かけたくなかったから


車に乗ると
黒いポロシャツに
キレイめのジーンズ
駅員とはまた違う雰囲気の梅島さん
ほのかに香水の匂いもした

車の中は
すっきりと整理されてて
小さめにミスチルがかかってた
まさに
夢に描いたぐらいのドンピシャ

大人の魅力
もう
好きになりすぎて
これ以上なんて
心が追い付かないよ

No.43 11/09/10 22:22
れいな ( ♀ jZsN )

毎日
朝起きたら
お互いにメール
「今日も1日頑張ろうね」

夜になったら
お互いの1日を話したり
今までのことを話したり

梅島さんは
想像していたとおりの
紳士的で優しい雰囲気

メールの内容からも
「大人の落ち着いた感じ」が
伝わってきて
ますます夢中になった

そして
告白から約2週間で
初めてのデートにこぎつけた

No.42 11/09/10 22:18
れいな ( ♀ jZsN )

年齢を聞いたとしても
冷めるような気持ちではない

「28歳でもいいです
私は…その…
好きなんです」

もう
破裂しそうな声だった

梅島さんは
優しく笑ってくれた
「ありがとう
今は彼女いないから
今度遊んでみようか」

「ありがとうございます😢」
涙が出そうなぐらい
初めて気持ちを伝えた感動で
安心と嬉しさが一気にきた


その日は
とりあえずさよならした

その夜から
メールのやりとりが始まった

No.41 11/09/10 22:13
れいな ( ♀ jZsN )

「はい」
最初は仕事としての応対で
私に接してきたけど

手紙を渡したら
その場で開いた

「うわぁ…
後で読んでくださいって
言ったのに…」

顔から火が出そうな思いで
その場に立つことで精一杯だった

梅島さんが切り出した
「ありがとう
何ていうか…
こんなオジサンでいいのかな?」

私「オジサンなんて💦
そんなことないです」

梅島さんは笑って
「俺がいくつかわかる?」

私は
20代前半くらいかな…
と思ってた

実際は28歳で
私とはちょうど一回り離れていた

No.40 11/09/10 22:02
れいな ( ♀ jZsN )

手紙を書いてから
1ヶ月くらい経ったころ

たまたま帰りが遅くなったときのこと

珍しく
ホームに梅島さんがいた
掃除?をしていて
ひとりだった

願ってもないチャンス!
暗いから顔もあんまり見えないし
今渡さなかったら
またしばらく渡せない

ドキドキしながら
突然の事だったから
オドオドしながら

意を決して
話しかけた

「あの…すみません」

No.39 11/09/10 21:57
れいな ( ♀ jZsN )

書いたは書いたで
いいけれど

渡すのをどうしよう

小さい駅だったから
窓口はひとつしかなかったけど
駅員は何人かいて
梅島さんがひやかされては
迷惑かかるだろうなと思うと
なかなかチャンスがない

カバンに手紙を入れたまま
いつまでも渡せずにいた

No.38 11/09/10 21:55
れいな ( ♀ jZsN )

だんだん
梅島さんのことを
考える時間が長くなって

抑えきれない思いが
はちきれそうになって…

意を決して
手紙を書いた

「突然すみません
毎日見ていたら
好きになってしまいました
付き合ってる人がいたら
返事はいらないです」

高校生になって
離婚した父に買ってもらったケータイのアドレスを書いた

良かったら
連絡ください…と

No.37 11/09/10 21:50
れいな ( ♀ jZsN )

でも
駅員さんなんて
話しかける機会がなかなかない

定期の更新は
何ヶ月か置きだし

自動改札に用はあっても
窓口に用はない

あぁ
次はいつになったら話せるのかな…

No.36 11/09/10 21:48
れいな ( ♀ jZsN )

ある日
定期を更新したとき
窓口がその駅員さんだった

自分の番が来て
話しかける
目を見る
…ドキドキ

制服の胸元に
名札が見えた
「梅島さんていうのか…」

ひとつ
好きな人を知れた気分

想うだけで幸せだったのに

もっと知りたい

No.35 11/09/10 21:45
れいな ( ♀ jZsN )

毎日改札を通るときに
窓口にいるその駅員さんを
ただ見つめるだけ

胸がキューッてして
それだけで幸せ

話しかけたり
知り合えたりしたら
何か壊れてしまいそうな気もして

今のまんま

ただ見つめるだけで
いいやって思ってた

No.34 11/09/08 22:35
れいな ( ♀ jZsN )

高校は
憧れてた電車通学

なんだか
いきなり大人になった気分

そして
遠ざけていた恋愛のチャンスは
いきなりやってきた

入学して間もない頃のこと

通学で使ってた駅で
人生初の一目惚れをした

相手は
駅員さんだった

No.33 11/09/08 22:32
れいな ( ♀ jZsN )

それからは
付き合うことに
ウンザリしてしまって

告白されても
断り続けた

自分から好きになった人もいたが
告白しなかった

必死で働く母親に応えようと
公立の高校に入れるように勉強した
かなり頭が悪かったから
公立に行くだけで大変だった

無事に受かって
高校生になった

No.32 11/09/08 22:28
れいな ( ♀ jZsN )

それから
彼は一緒に帰るたび
道すがらでキスをせがんでくるようになった

私は
キスの良さがわからず
だんだん苦しくなった

初めてキスをしてから
1ヶ月経った頃、
心苦しかったが
彼に別れを申し出た

彼は泣いて
別れたくないと
なかなか納得しなかった

結局
彼が認めないまま、
その日は帰った

何日も説得して

ようやく
彼と別れた

付き合うって
めんどくさいや

No.31 11/09/08 22:23
れいな ( ♀ jZsN )

「うーん、まだ心の準備が…」
彼は沈黙…

そうだよね…したかったよね
しちゃうか!?
いや~、初めてだし妥協したくないな

そんなことを
色々考えていたら

彼が立ち上がった

近付いてきて
「どうしても今日はダメ?」って言ってきた

彼のすがるような目

なんだか
可哀想で
断れないや

「やっぱりいいよ、しても。」
彼はニコッてして
「いくよ」って言ったあと
優しく唇を重ねてきた

ふぅん
これがキスかぁ
味なんてないな
…それが私の感想だった

No.30 11/09/08 22:18
れいな ( ♀ jZsN )

ある日
公園で2人
ブランコをこいでいた

彼が
なんだかそわそわしてるのを感じた

じっと見つめてくるので
「何?」と聞いたら
「…キスがしたいな」って
言ってきた

正直な感想は
「うわ~…どうしよ」
キスは
もっと強引に一気にやってほしいな…

エロ本を
読みすぎたせいか、
彼が一生懸命なのに
そういう純愛みたいなのが
何だか許せなかった

No.29 11/09/08 22:12
れいな ( ♀ jZsN )

中3のとき

初めて彼氏が出来た

同じクラスの
野球部の男の子

背が高くて
私に一生懸命想いをぶつけてくれた

付き合って数ヶ月は
手を繋いで帰るだけ

私は
気持ちが彼ほど盛り上がってなくて
いつも何だか辛かった

No.28 11/09/08 22:09
れいな ( ♀ jZsN )

私の性格は極端だから

やるときは
とことんやる

やめるなら
キッパリやめる

だから
これを機会にキッパリやめた

弟は
中学に入ってから
私に近付かなくなってたから
弟もやってなかったと思う

No.27 11/09/06 22:23
れいな ( ♀ jZsN )

電話代は
5万円にもなっていて
離婚したばかりで
貯金もなかったらしく
母親は大事にしていたブランドバックを売った

「私のお年玉貯金から払ってよ」って言ったら
「こんなの払うためにお年玉くれたと思うの?将来のために取っときなさい」
と言われた

母親が
大事にしていたバックを手放して
ようやく
事の重大さに気付いた


もう
やめなきゃ

No.26 11/09/06 22:19
れいな ( ♀ jZsN )

そして
また親にバレた…当たり前

今度かけたのは
国際電話だったらしく
最初母親から
「あんたボリビアに友達いるの?」
と言われた

嫌な予感がした
「いる」って言ったら
「嘘ばっかり!お母さん電話して確かめたんだから!情けない!」
母親は泣き崩れた

私は
ただ下を向いていた

悪いこと
したとは思うけど
やめられない

オナってるなんて言えず
おもしろ半分で聞いてたって
ひたすら言い訳

No.25 11/09/06 22:14
れいな ( ♀ jZsN )

それでも
懲りない私

エロ本だけじゃ
もの足りない

エロ本にある
ラブホ盗聴のページを見つけて
かけてみた

やった、通じる!

懲りずに
また頻繁にかける
時には
発熱で学校を休んでるときに
かけたりもした

No.24 11/09/06 22:12
れいな ( ♀ jZsN )

合間をみつけては
エロ本見て
電話して
マッサージ機をあてる日々

しかし
心置きなく出来た時間は
そう長く続かなかった



莫大な電話料金

私も
友達も
しらばっくれたが
こっぴどく叱られた

NTTのダイヤルQ2だった
お互いの親が
一切使えないように設定した

No.23 11/09/06 22:08
れいな ( ♀ jZsN )

「…あった!」

いてもたってもいられず
すぐにスイッチをつけた

久しぶりのせいか
エロ本のせいか
ものすごい気持ちよさで
一気にイッた

そのあと
何度もイッた

やばい
またハマりそうだ

No.22 11/09/06 22:06
れいな ( ♀ jZsN )

そして私は
そのエロ本を読みながら
電話をしながら
陰部を触った

びしょ濡れだった
ぬるぬるしていた
固くなって
敏感になってた

もっと
もっと
気持ちよくなりたい

私は
必死でマッサージ機を探した

親が離婚して
引っ越してからは
一度も見ていないから
持ってきてないかも…

でも
諦めずに探した

ありそうな場所は
見当がついていたし

No.21 11/09/06 22:02
れいな ( ♀ jZsN )

時には
お兄ちゃんが家にいて
電話が出来ないから
うちでも電話した

お互い母子家庭

いくらでも
親がいない時間があった

たまに
うちにエロ本を
置いてってくれたりした

No.20 11/09/06 22:00
れいな ( ♀ jZsN )

そして
何回も通ううちに
エロ本に書いてあった
「マンガの代読」をしてくれる
電話にかけるようになった

友達も
ホントは興奮してたと思うけど
2人して
「ウケるー!」とか
「超リアルになるね」とか言って
ふざけ半分だった

マンガを読むときは
その子のうちの電話で
喘ぎ声を聞きながら読んだ

毎回
陰部が濡れてる感じがした

No.19 11/09/02 23:28
れいな ( ♀ jZsN )

読んでいたら
自分の陰部が
そわそわしてくるのを感じた

いつも
マッサージ機をあててた部分が
固くなってるのが
わかった

友達には
そのことは言わなかった

「このマンガ
超おもしろいね
また見せて」

その友達の家に行くと
エロ本を見ることが
常になっていった

No.18 11/09/02 23:21
れいな ( ♀ jZsN )

私は中学生になった

引っ越してきてから
自慰行為はしていなかった

そんなある日
友達の家に行くと
「お兄ちゃんの部屋
探りにいこう」
と言われた

お兄ちゃんは高校生
部屋には
部活の道具とか漫画とか
ベッドの下に
エロ本が。

友達と
エロマンガを読みあさった

No.17 11/09/02 23:15
れいな ( ♀ jZsN )

両親は離婚して
母の実家の近くに引っ越した

転校して
環境もがらりと変わった

母は
すぐに昼夜働き始めて
また弟と2人でいる時間が長くなった

でも
引っ越してからは
しばらくバタバタしてて
変なことを思い出しもしなかった

No.16 11/09/02 23:11
れいな ( ♀ jZsN )

しばらく
見つけられないまま

そんなときに
母が私と弟を呼んだ
父は外出していた

「お母さんね
お父さんと離婚することにしたよ」

「お父さんには
好きな人がいるんだって。
その人のお腹に
赤ちゃんがいるんだって。」

「ごめんね。
お母さんは
お父さんを許せないから…
お母さんについてきてくれる?」

弟と
頷くしかなかった

お母さんが泣いてて
よほどつらいのだろうと思って
色々聞きたかったけど
聞けなかった

お母さんが
お父さんから
暴力振るわれてることは
知っていた

私も
時々理由なく殴られてた

お父さんがいなくなれば
殴られないで暮らせるなぁ

それぐらいにしか
思わなかった

No.15 11/09/02 23:05
れいな ( ♀ jZsN )

とっさに
「足が痛いから使った」
そう言った

父は
「そうか。
どこが痛い?」

足を見せた
父は頷いて
マッサージ機を受け取った

「明日まで痛いなら
病院に連れていくから
これを使う前に
お父さんに言いなさい」
と言った

それからまた…
在処がわからなくなった

No.14 11/09/02 23:01
れいな ( ♀ jZsN )

それから
今度こそバレないように
気をつけて

いつも
定位置に戻した

毎日じゃ
バレるので
何日かあけたり
交代で見張りしたり

ある時、
イッてる途中で
弟から「帰ってきた!」と。

びくびくしながら
慌ててコンセントを抜いて
ふらつく足で
立とうと思ったら
力が入らない…

間に合わなくて
定位置に戻す所を
父親に見られた

No.13 11/09/02 22:57
れいな ( ♀ jZsN )

ある日
夜中に起きたら
父がマッサージ機を肩にあててた

良かったぁ
捨ててなかったんだ

朝起きて
弟に報告した
「今日絶対みつけようね」

その日にすぐ見つかって
また久しぶりに
交代であてた

No.12 11/09/02 22:55
れいな ( ♀ jZsN )

親がいないことが
当たり前だった

いたとしても
叱られないように
いい子でいたかった

なんで
そうなったのかは
わからない
覚えてない

でも
昔から私は
おねしょしたパンツを
隠すような子だったらしい

No.11 11/09/02 22:51
れいな ( ♀ jZsN )

次の日に
また親がいないとき
弟と一緒に探したけど
なかなか見つからなかった

両親が
簡単に見つからない場所に隠したことは
わかっていた

それから
しばらく
見つけられなかった

あーあ
気持ちよくなりたいな

No.10 11/09/02 22:50
れいな ( ♀ jZsN )

「変なことってなぁに?」
私は
母の目を見ずに答えた

母は
何も言わなくて

父が
「もう
これを持ち出しちゃダメだ
子供が使うもんじゃない」
と言った

私と弟は部屋に戻った
「ばれちゃったね…
明日から
どうしよっか」

No.9 11/09/02 22:47
れいな ( ♀ jZsN )

「なんで
こんな所にあるの」
最初は何回かそう言って
定位置に戻していたけど

そのうち
父と母が揃って
私と弟を呼んだ

「ここに座りなさい」

「これ
いつも子供部屋にあるけど
これを何に使ってるの?」

私も弟も
何も言えない

「まさか
変なことに
使ってないよね?」

母は声が震えていた

No.8 11/09/02 22:42
れいな ( ♀ jZsN )

マッサージ機の定位置は
リビングだったから

いつも子供部屋に
こっそり持ち出して
親が戻ってくるまえに戻す

でも
だんだん
使う時間が長くなって
親の帰宅に間に合わなくなってきた

定位置に戻せないまま
子供部屋に置いたままになることが
何回かあって

そのうちに
親が怪しみだした

No.7 11/09/02 22:33
れいな ( ♀ jZsN )

>> 5 同じところに あて続けていたら 気分がおかしくなった 気持ちよすぎて 手から力が抜けた びくびく 痙攣みたいになる私を 弟がじーっと見て… 小学生にして
イクことを覚えた

イクなんて言葉すら
知らなかった

まだ
生理すら来ていなかった

だけど
「気持ちいい」を
続けていたら
もっと「気持ちいい」に行ける

日課みたいに
はまっていった

No.6 11/09/02 22:33
ジョーロデオ ( fcnYh )

>> 5 お尻かじり虫😁💓

No.5 11/09/02 22:31
れいな ( ♀ jZsN )

同じところに
あて続けていたら
気分がおかしくなった

気持ちよすぎて
手から力が抜けた

びくびく
痙攣みたいになる私を
弟がじーっと見てた

「やばいよ
これすごいよ
○○(弟)もやってみ」

  • << 7 小学生にして イクことを覚えた イクなんて言葉すら 知らなかった まだ 生理すら来ていなかった だけど 「気持ちいい」を 続けていたら もっと「気持ちいい」に行ける 日課みたいに はまっていった

No.4 11/09/02 21:59
れいな ( ♀ jZsN )

体じゅうに
つけて遊んでいたら

何とも言えない
体がびくびくする
そんな部分を見つけました

弟と
そこにあてて
「気持ちいいね」
と言いました

それから
親が仕事でいないとき
弟と交代であてていました

No.3 11/09/02 21:56
れいな ( ♀ jZsN )

電動マッサージ機でした

父や母が
疲れを取るのに
使っていました

リビングに置いてあった
そのマッサージ機を
子供部屋にこっそり持ち込みました

最初は
足の裏にあてて
くすぐったかったり
顔にあてて
弟とふざけあっていました

No.2 11/09/02 21:53
れいな ( ♀ jZsN )

小学生のとき
家を建て替えました

子供部屋が出来ました

秘密基地みたいに
自分の好きなものを
たくさん置きました

その中に
決して子供が遊ぶべきではないものがありました

No.1 11/09/02 21:51
れいな ( ♀ jZsN )

私は
自営業の家の
長女として育ちました

幼少期のことは
覚えていないけど
弟と2人
家で留守番していたことだけは
覚えています

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