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小学生が転校せずにのぞみで通学
立場と言い回しが噛み合わない。
もう期待させないでください。

妻として嫁として、そして母として・・

レス262 HIT数 217405 あ+ あ-

かいり( ♀ cKdKh )
11/04/06 13:29(更新日時)

『結婚しよう・・』

紆余曲折ありながらも3年付き合ってきた彼からのプロポーズ。 断る理由は無かった・・自然な流れ。

結婚て、タイミング。 あの時思い切ってなければ、違う人生あったのかな・・

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No.1162386 09/09/23 20:30(スレ作成日時)

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No.151 10/02/18 19:13
かいり ( ♀ cKdKh )

頭が麻痺しているのに身体の感覚はある・・・思考が追い付かないので何で痛いのか分からない・・・



その日から、私は食事を摂る事が出来なくなった・・・

No.152 10/02/18 19:22
かいり ( ♀ cKdKh )

夫は先手を打っていた・・

義両親とカナさんに、私達夫婦の問題を(自分の都合のいい様に)話していた

女が出来た事は自分から話したみたいだが、それがあたかも私が原因であるかの様に伝わっていた


夫の思惑とは裏腹に、ある日義母から呼ばれた私は思いがけない言葉を聞く事となった・・・

No.153 10/02/22 20:31
☆美月☆ ( BxdPh )

全部一気に読ませてもらいました。

私もバツイチなんですが別れた原因は旦那の浮気
義母は全く孫に興味の無い人でした

お互い色々大変な経験を乗り越えステップアップしていけたら良いですね
子供二人居ますが…
今春再婚する事になりました⤴😊

先が気になるのでこれからも読ませていただきます。

  • << 155 美月さん、有り難うございます😌 浮気が原因で離婚なさったのですね😢心中お察し致します😣 再婚との事、今度こそ幸せ掴んで下さいね👊 先日、感想スレを立ち上げました(遅くなってしまい、読者の皆様にはご迷惑お掛けしました💦) 今後もご意見・ご感想、どし②書きしてやって下さい😄

No.154 10/02/23 00:23
通行人 ( WAe9h )

>> 153 感想レスに書き込みして下さい。
文章が読み辛いです。

No.155 10/02/24 19:34
かいり ( ♀ cKdKh )

>> 153 全部一気に読ませてもらいました。 私もバツイチなんですが別れた原因は旦那の浮気 義母は全く孫に興味の無い人でした お互い色々大変な経験を… 美月さん、有り難うございます😌

浮気が原因で離婚なさったのですね😢心中お察し致します😣 再婚との事、今度こそ幸せ掴んで下さいね👊
先日、感想スレを立ち上げました(遅くなってしまい、読者の皆様にはご迷惑お掛けしました💦)


今後もご意見・ご感想、どし②書きしてやって下さい😄

No.156 10/02/24 19:44
かいり ( ♀ cKdKh )

気まずい雰囲気の中、義母からまず謝罪された


「優ちゃん、本当にご免なさい(泣) 貴嗣から話は聞いたわ・・・どんな理由があるにせよ、息子がした事が一番悪い・・(泣)」



思ってもみなかった言葉に、何て返したらいいのかしばし躊躇った・・・


私が言葉を探している間に、義母は話を続けた


「息子に全面的に非があるのは分かってる、分かっている上でお願い! 優ちゃん、離婚は思い留まってくれないかしら・・・ユウキの為にも!」

No.160 10/03/01 20:07
かいり ( ♀ cKdKh )

泣きながら別れないでくれと訴える義母・・義父は相変わらず、こんな時は口を挟まない・・カナさんですら、黙って私と義母の様子を伺っている


「いや、お義母さん・・私もどうしたらいいか、今は何も考えられないんです・・」


「そうよね、そうだと思うわ、だから、結論は急がなくてもいいじゃない?・・ユウキと離れるなんて・・辛過ぎるわ(泣) ユウキだって、両親揃ってる方がいいに決まってる!」


他にも色々言っていたが、正直良く覚えていない・・

一方的に自分の願望をまくし立てる義母から解放された頃、私のなけなしの気力も体力も絞り取られ、倒れそうになりながら2階へと戻った・・・

No.161 10/03/01 20:19
かいり ( ♀ cKdKh )

それから数日・・夫は家に帰って来なくなった


たまに着替えを取りに帰ってきたみたいだが、私とは顔を会わせない様にしていた様だ


義母とは携帯で連絡を取り合っていたみたいだが、義母から私に伝わる事は無かった・・


私は夫の不倫が発覚して以来、一切食べ物を受け付けなくなった

代わりに、ユウキを授かってから口にしていなかったアルコールを身体に流し込んでいた・・・

No.162 10/03/07 22:32
かいり ( ♀ cKdKh )

流石に、幼子がいる自覚と自制心は残っていたので、昼間から呑む事はしなかったが、夕方以降、夕飯の支度時になると当たり前の様に、お茶代わりに缶ビールを空けていた・・


いくら呑んでも酔わない・・酔えない・・

いや、それなりに酔ってはいたのだろうか・・アルコールの量に比例して、夫と『多香子』の情事が頭に浮かび、想像で一杯になる

気が狂いそうだった・・・

No.163 10/03/07 22:51
かいり ( ♀ cKdKh )

そんな生活が3カ月も過ぎた頃、ある日親友の麻里から携帯が鳴った


麻里は大学の時からの友達だが、私が出産してからは忙しいだろうと気を遣ってくれ、月イチくらいのペースで電話のやり取りをしていた


そんな中、私からの返信が途絶えて心配したらしく、大丈夫かと電話してきてくれた


『優!? 元気なの? チビ居るからあんま連絡しなかったけど、メールも返事ないし、身体でも壊してんじゃないかと思ってさっ?! 大丈夫?!」



久しぶりの親友の声に、私は只泣きじゃくった・・・

No.164 10/03/08 07:41
かいり ( ♀ cKdKh )

私が落ち着きを取り戻すまで、麻里は電話の向こうでずっと黙って聞いてくれていた


「麻里・・ごめんね・・色々あったんだ・・・」


私は少しずつ話し始めた・・

夫の事、カナさんが帰ってきてからの事・・とにかく親や友達に心配掛けたくなくて今まで自分の中に溜め込んできた事が、まるで堤防が決壊したかの様に次から次に溢れてきた


麻里は私が一通り話し終わるまで、ただ「うん・・うん・・」と相づちを打ちながら聞いていた・・

No.165 10/03/08 08:05
かいり ( ♀ cKdKh )

少しの沈黙の後、麻里が口を開いた・・


「優・・優、ごめんね、何にも気付いてあげられなくて・・そんなに辛い思いしてたなんて・・・もう我慢しなくていいんだよ・・何でも私に話してね・・」

「ううん、麻里にまで心配掛けてごめんね・・今話せた事で少し楽になったよ・・」


「そっか・・それならいいんだけど、優、これからどうするつもり? 今のままじゃ、優が壊れちゃうよ!? 」


「・・・・・」


正直、これからの事なんて何も考えられていなかった・・

そんな私の性格を熟知している麻里が先に口を開いた

「優、今のあんたに必要なのは外に出る事だよ!・・バイトでもしてみない?」

「バイト?」


「そうバイト!優は今、旦那に浮気されて女としての自信を無くしてるんでしょ?だったらその自信を取り戻すんだよ!」


「どうやって?・・」


突然の提案に面食らっている私をヨソに、麻里は話を続けた


「ちょっと待ってて!後でまたかけるから!」

麻里は一方的に電話を切った・・・

No.166 10/03/08 08:38
かいり ( ♀ cKdKh )

5分・・10分ぐらい経っただろうか、麻里から再び携帯が鳴った


「優?お待たせ! 単刀直入に言うけど、優、スナックでバイトする気ない?!」

「スナック!?・・えっ?!」


さっき電話を切った後、麻里はスグにスナックのママをしている知り合いに電話をかけ、バイトを募集していないか尋ねたらしい


「取り敢えず、週一でもいいって言ってたし、優はお酒も大丈夫だし何より見た目も全然OKだしさ、会員制のお店で身元の確かなお偉いさんばっかが来るお店だよ!」


「スナックかぁ・・・私に出来るんだろうか・・?」

「誰でも『初めて』はあるんだよ!出来るかどうかなんて、やってみなきゃ分かんないよ?」


麻里は昔から少々強引なところがある


慎重派の私の手をいつも引っ張ってくれ、だが決して無理強いはせず私の決断を待ち、尊重してくれる


「少し、考えさせて・・」

そう言ってその日は一旦通話を終了した・・・

No.167 10/03/08 08:50
かいり ( ♀ cKdKh )

その夜も相変わらず眠れない中、私は麻里の提案について考えていた


確かにこのままの状態でいい訳がない


夫と別れるにしてもユウキを抱えて生活していく為には仕事は必要だ・・かと言って自分に自信が無い今、就職できたとしてもバリバリ働ける自信は到底無い・・


夕方からのアルコールのせいもあってか、私は徐々に『やってみようか?!』と言う気になっていた・・

深夜、麻里にメールした・・


『私、やってみるよ!』

No.168 10/03/08 08:58
かいり ( ♀ cKdKh )

翌朝・・私は実家へと車を走らせていた


夜働きに出る為にはユウキを見てて貰わないといけない


義母にお願いするつもりは更々なかったが、実家の母に頼むとなるとこれまでのいきさつを話さなきゃいけない・・


心配掛けてしまうな・・

とても気が重い中、車は実家へ到着した・・・

No.169 10/03/08 09:19
かいり ( ♀ cKdKh )

母はいつも暖かい笑顔で迎えてくれる


その笑顔を崩してしまう事に罪悪感を感じながら、私は麻里に話した内容を両親にも話した・・


母は、たまに実家に帰る度にやつれて疲れた様子の私に気付いており、『何かある』とは思っていたが、私から話すまでは・・と敢えて聞かない様にしていたらしい


優の性格からして、こちらから追求しても優は答えないのは分かっていたから・・と


母は夜ユウキを預かる事を快諾してくれた


母は実家に戻ってこいと言ってくれたが、父は私がまだ先の事を考えられず決心がつかないのなら、時間を掛けて考えればいい・・いざ離婚となった時は、俺がキッチリ話をつけに行ってやる!・・と言ってくれた

No.170 10/03/08 11:20
かいり ( ♀ cKdKh )

自宅へ戻り、義母に夜バイトに行く事にしたと報告した


案の定、嫁が夜の仕事だなんて気に食わないと言わんばかりの反対・批判の嵐だったが、「もう決めましたから!」 ・・と、私にしては珍しく強い口調で言い切ったからか、義母も最後には諦めた様だった・・


その夜、夫が突然帰宅した

義母からバイトの件を聞いたのだろう・・が、夫は何も言わなかった・・


何も言われない方がかえって気持ち悪かったが、何か言われたところで私の気持ちが変わる事はないし、話もしたくなかったので私も何も言わなかった・・・

No.171 10/03/08 11:44
かいり ( ♀ cKdKh )

翌週から、取り敢えずは週一でお店に入る様になった

ユウキが実家に慣れ、数時間ママがいなくても大丈夫になるまではとそうさせて貰った


お店のママ・・真裕美さんはとても気さくな方で、40過ぎてるらしいがとてもそうは見えない


麻里から私の事情を少しは聞いているだろうが、その事には一切触れてこない

真裕美さんは若くしてご主人を事故で亡くし、当時3歳の双子の息子達を育てる為に夜の世界に入ったそうだ


「やってみるとこれが意外に楽しかったりしてね~、向いてたんだわね、きっと(笑)」


そう言って上品に笑う笑顔の裏には相当の苦労があったに違いないが、それを微塵も感じさせない接客業のプロ意識が真裕美さんから感じられ、私はひたすら尊敬するばかりだった・・・

No.173 10/03/17 18:39
かいり ( ♀ cKdKh )

お店に入って2カ月・・子供の順応性には脱帽だ


初めは愚図っていたユウキも今ではスッカリ実家の両親に慣れ、逆に預けない日は調子が狂って夜泣きする始末・・


そんな感じで私は安心して仕事に出る日を徐々に増やしていけた


お店には色んなタイプのお客様がいらっしゃる・・

基本、麻里が言っていた様に、お酒の席でのマナーを心得ている紳士的なお客様が多かったが、やはり中には悪酔い?されてか、女の子に絡んでくるお客様も居る・・


そんな時は、まだ不慣れな私に代わって、ママや経験豊富な先輩がフォローしてくれた


私は本当に、周りに恵まれてたんだと思う・・・

No.175 10/03/18 20:36
かいり ( ♀ cKdKh )

私が夜の仕事に入り始めてから、夫は毎日家に帰って来ている


だが私自身、気持ちの整理が付かず、夫に対してどう接して良いのか分からなかった


食事の支度や洗濯など、身の回りの世話はちゃんとやっていた・・・する事はきちんとやっている・・と、どこか意地にも似た感情があった

No.176 10/03/18 20:44
かいり ( ♀ cKdKh )

かなり後から知った事だが、夫が家に帰る様になった理由・・・


私が離婚を言い渡した事で、ふてくされた夫は不倫相手のアパートに転がり込んだ


だが一緒に生活していくうち、元々おいしいとこ取りの恋愛体質だった彼女が身の回りの世話をするのに飽きたらしく、体よく追い出された様だ・・

No.177 10/03/18 21:00
かいり ( ♀ cKdKh )

夫は勿論、自分からそんな話はしないし、私も聞かない・・


どうにかユウキを引き留めたい義母から聞かされた事だ


だが義母が話せば話す程、夫に対して私は冷めていくだけだった・・


時折、義母から『答え』を要求される


「優ちゃん、夜も大変でしょう?どうかしら?貴嗣も家に帰ってきてる事だし、前みたいに戻れないかしら?」


カナさんまでもが言ってくる


「そろそろ許してあげてよ~・・一回追い出したんだし、気が済んだ事ない?
そんな意地張ってると、ホントに夫婦ダメになるよ~(笑)」

No.178 10/03/19 07:42
かいり ( ♀ cKdKh )

あれだけ元夫の不貞に逆上し、周り(主に私)に迷惑を掛けまくって離婚したカナさんにまで言われるとは・・


義母もそれは分かっているはずだ


やはり血には勝てない


義家族のあまりの理不尽な言い様に、私は怒りを通り越して呆れた

No.181 10/03/24 04:54
かいり ( ♀ cKdKh )

♦♦お詫び♦♦

スレにレス下さった皆様、有り難うございます😌残念ながら削除されてしまい、不快に思われた方もいらっしゃるのではと危惧しております💦 また、続きを楽しみにして下さっている方々にも申し訳なく思います😣


感想スレもございますので、宜しければそちらにご意見・ご感想などお願い致します😌

No.182 10/03/24 05:07
かいり ( ♀ cKdKh )

反論しても無駄なのは分かりきっている


また、夫の事を義母や小姑と話す気も無かった


私はニッコリ微笑み、だがキッパリとした口調で言い切った・・


「貴嗣さんとは、もう無理だと思います。」

No.183 10/03/24 18:27
かいり ( ♀ cKdKh )

一瞬固まった様にも見えた義母とカナさんに軽く会釈して私は2階に戻った


義母とカナさんの間でどんな会話がなされたのかは知らない・・


ただ、私はもうそんな事はどうでもよかった・・


『好きに言えばいい・・』

今までの我慢が爆発した私は完全に開き直っていた・・・

No.184 10/04/03 20:23
かいり ( ♀ cKdKh )

それからは義母もカナさんも、私に対して何か言ってくることはなかった


ただ日々、私の様子を遠巻きに観察している感じだった


正直、居心地が悪かったが、すぐに夫と離婚して家を出て実家の両親に迷惑かけるよりは、自分の稼ぎの中から少しずつでも貯蓄して今後の生活の糧にしたかったので我慢した・・・

No.186 10/04/05 17:43
かいり ( ♀ cKdKh )

夫とはお互いに避けて生活していた


同じ屋根の下、たまに顔を合わせる事もあったが、私が開き直り堂々としていたのもあってか、夫の方がバツの悪そうな顔をしていた

そんな折・・ある日突然、義父が倒れた・・



脳梗塞だった・・・

No.189 10/04/12 21:32
かいり ( ♀ cKdKh )

義父は一命は取り留めたものの、後遺症で右半身不随となった・・


元々、世話好きで何でも自分のペースでこなす義母・・義父の介護も(義父には悪いが)意気揚々とこなしている様に見受けられた

何でも先回りして手を貸す、あれはダメ、これしちゃ危ない・・などと、義父の行動を全て管理していた・・

2階からその様子が伺えるので、義父が気の毒になった程だ


カナさんも流石に心配はしていたが、その心配が故のストレスの矛先は全て私に向けられた・・


『息子夫婦の事で心配し過ぎて・・』


私からしてみれば『はぁ?!』な言い草だ

No.190 10/04/12 21:44
かいり ( ♀ cKdKh )

この頃から夫も、私に対して話し掛けてきたり、ユウキのお世話を買って出る様になった


しかし私の中では『今更・・』と言う気持ちが強く、夫に対して他人行儀な冷めた態度だった様に思う・・

夫はバレてないと思ってるのだろうが、水面下で『多香子』と続いているのは知っている・・


夫が無造作に脱ぎ散らかしたズボンのポケットから、多香子からだと思われるメッセージカードが見つかった


『このままずっとラブ②でいたいな💕愛してるよ💕』

正直、鼻で笑ってしまった

『好きにすればいい・・』

No.192 10/04/16 21:01
かいり ( ♀ cKdKh )

♦♦スレをご覧下さっている皆様へ・・


私のつたない文章をご覧頂いて、誠に有り難うございます🐱


スレ本文に、ご意見・ご感想等頂けている様ですが、私も確認出来てないまま削除になっている傾向にあり、とても残念に思います😣

宜しければ、感想スレもありますので、そちらに書き込みして頂ければ幸いです😌

No.193 10/04/16 21:15
かいり ( ♀ cKdKh )

一度、夫とぶつかってみた

「相手の女性と、別れてないでしょう?」


「はぁ?!何言ってんの?!んな訳ないじゃん?!」

そう言う夫の目は完全にヨソを向いていた


「じゃあ、これは何?」

写メに撮ったメッセージカードを見せる


逆切れした夫がいう・・

「お前、何?!スパイしてんの?!サイテーだな!」
「お前のそう言う、相手追い詰めるとこキライだわ」

追い詰める・・・

へぇ、追い詰めてんだ、私・・・

No.194 10/04/19 07:34
かいり ( ♀ cKdKh )

>> 193 「私は只、事実を知りたかっただけ・・・このまま何も無かった事には出来ないし、今でも続いてるのならなおのこと・・・」


「どう言うつもりかは知らないけど、自分のしてる事が間違ってないと思うのなら、それはそれであなたの考えだから好きにすればいいと思います・・ただ、私にはこれ以上は耐えられないし、我慢するつもりもありません」


ピシャリと言い渡し、何を言おうか考えてる様子の夫に背を向け部屋を出た・・・

No.195 10/04/19 07:45
かいり ( ♀ cKdKh )

私が甘かったのだ・・


離婚を言い渡したあの日、即座に家を出るべきだった

色々な事を考え過ぎて、タイミングを誤った


私の中では自立の準備をしていたのだが、この家で暮らしている以上、夫は『どうせ出て行かない・出て行けないだろう』と、タカを括っていたに違いない・・

・・その夜、お店に出てママに事情を詳しく説明し、定休日以外の週6日、みっちり働かせて貰える様頼んだ・・・

No.196 10/04/19 08:07
かいり ( ♀ cKdKh )

少し考えた後、真裕美ママが口を開いた・・


「事情は分かったわ・・優ちゃんも仕事に慣れてきたし、お客様の評判もいいからお店としても逆に助かるわ」


「ただね、一つ約束して欲しいの・・・ある程度して生活が落ち着いたら、昼間の仕事で生計をたてる事を考えなさい?」


「昼間の仕事・・ですか?」


「そう・・・長くやってるとね~、色んな女の子達見てきたわ・・優ちゃんみたく、離婚して生活の為にやむなく・・とか、単に時給がいいから興味本位で・・とか」


「ただね、共通して言えるのが・・人間て、弱いのよ・・?」

No.197 10/04/19 08:29
かいり ( ♀ cKdKh )

「辛い時、寂しい時、誰かに頼りたくなるでしょう?そんな時、お酒の席で知り合った男性と勢いで・・なんて、この仕事ではよくある事・・勿論、それが悪いなんて言ってるんじゃないのよ?ただ、優ちゃんにはそんな風になって欲しくないの・・」


「それに小さい子供がいるんだし、夜はちゃんと寝ておかないと身体に毒よ?」

真裕美さんは自分の経験から、私が堕ちない様にブレーキをかけてくれているんだと思った・・


自分の身内でもない、単なるアルバイトの私の人生を、親身になって考えてくれる真裕美さんの優しさに心打たれた・・


「分かりました・・私、頑張ります!」

No.198 10/04/19 17:52
かいり ( ♀ cKdKh )

翌日、バイトはお休みを貰い、朝早くから荷物の整理を始めた


離婚を決意したあの日から少しずつ片付けてはいたものの、ユウキのお世話、カナさんの子供達のお世話の合間にだったので余りはかどってはいなかった


身の回りの物だけ荷造りして飛び出せばいいのだろうが、私物を義母やカナさんに見られるのはどうしても嫌だった


取り敢えず自分とユウキの物を片っ端から段ボールに詰め、あらかじめ連絡しておいた実家へと送った


荷物を引き取りに業者が来た事で、たまたま家にいたカナさんがビックリして聞いてきた


「何!?優ちゃんどうしたの突然!?出て行くの!?」


「はい。出て行きます。詳しくは貴嗣さんに聞いて下さい。」


「ちょっ、ちょっと待ってよ?!とにかく、話しよう?」

No.200 10/04/22 17:50
かいり ( ♀ cKdKh )

「すみません、昨日、貴嗣さんとは話しました・・私達夫婦の問題です、私の気持ちは変わりません」


それだけ言うと、足早に2階に上がり、残った荷物を手早く車に積み込み、ユウキを連れて「我が家」とは言えない家を後にした・・

呆然と見ているカナさんを後にして・・・

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